JP2968659B2 - 集合電池の保温構造 - Google Patents

集合電池の保温構造

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ナトリウム−硫黄電
池等の高温2次電池よりなる集合電池に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】高温2次電池より構成される集合電池は
一定温度以上(ナトリウム−硫黄電池では300度C〜
350度C)の高温で稼働する。この稼働温度は集合電
池の各モジュール電池毎に配設されたヒータを発熱させ
て得るようになっている。そして、一旦稼働し始めると
自らの放電により稼働温度を維持しつつ充放電を繰り返
すことができるようになっている。ここに、前もってモ
ジュール電池を稼働温度に加熱し、高温雰囲気中で集合
電池として組み立れば、直ちに使用できるため以後は
らの放電により稼働温度が維持できるためヒータは必ず
しも配設する必要はないはずである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のように集合電池
が稼働状態にある場合は、電池の内部発熱により稼働温
度が維持できるためヒータは必ずしも使用しなくともよ
い。ところが、電力使用量が取り立てて多くない日曜日
等の休日には集合電池の充放電は行わないこととなって
いる。このように日曜日等集合電池を長期間稼働させな
い場合は集合電池の放電がないために集合電池の温度が
低下してしまい、休日明けに稼働温度まで昇温させるた
めにヒータにより再び発熱させる必要がある。このた
め、集合電池へのヒータの設置を廃止するわけにはいか
なかった。したがって、単に保温だけのためにヒータを
配設し、またヒータを発熱するための別途諸設備をも用
意しなければならなかった。かつ保温だけのために電力
を使用する結果となるためエネルギー効率の点からみて
も非合理的であった。
【0004】この発明は、このような従来の技術に存在
する問題点に着目してなされたものであって、その目的
とするところは、集合電池自らの充放電で集合電池の稼
働温度を維持できる集合電池の保温構造を提供すること
にある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに第1の発明では、高温2次電池より構成される集合
電池から放電される直流電流及び集合電池に充電される
交流電流の交直変換をする第1の交直変換手段と、
集合電池の温度を検出する温度検出手段と、同温度検出
手段により検出された温度データに基づき前記交直流変
換手段を介して自らの放電により集合電池の稼働温度を
所定範囲に維持するための充放電を制御する充放電制御
手段とを備えた構成とした。また、第2の発明では前記
集合電池から放電された電力を充電する蓄電手段と、同
蓄電手段からの放電電流を受けてその放電電流を交流に
変換する第2の交直流変換手段とを有し、前記温度検出
手段により検出された温度データに基づいて前記充放電
制御手段により、前記第1又は第2の交直流変換手段を
介して集合電池の充放電を制御する構成とした。
【0006】
【作用】上記のような構成によれば、第1の発明では、
高温2次電池より構成される集合電池は温度検出手段に
より温度が検出され、その検出データが充放電制御手段
により判断されて集合電池を放電するか充電するかどう
かの制御がされる。そして、昇温する必要があると判断
された場合には集合電池を放電させて稼働温度を所定範
囲に維持するとともに、第1の交直流変換手段を介して
交流に変換された電流が商用ラインに供給される。
【0007】また、第2の発明では集合電池は温度検出
手段により温度が検出され、その検出データが充放電制
御手段により判断されて、集合電池を放電するか充電す
るかどうかの制御がされる。そして、昇温する必要があ
ると判断された場合には集合電池を放電させ、蓄電手段
に蓄電される。そして、充放電制御手段の制御下で第1
又は第2の交直流変換手段を介して交流に変換された電
流が商用ラインに供給される。
【0008】
【実施例】以下、第1及び第2の発明を具体化した集合
電池の実施例を、図1〜図4に基づいて詳細に説明す
る。 (第1の発明)図1に示すように集合電池1は複数のユ
ニット2が直列に接続されて構成されたサブモジュール
3が並列に6基接続された構成とされている。各ユニッ
ト2内には複数の単電池が直並列に接続されて配置され
ている。単電池は、ナトリウム−硫黄電池の高温2次電
池であり、300度C〜350度Cにおいて稼働するよ
うになっている。集合電池1には交直流変換手段たるイ
ンバータ5が接続されている。インバータ5は集合電池
1が放電する際に直流電流を交流に変換して交流商用ラ
イン側に供給し、逆に集合電池1に充電する際には交流
商用ラインより取り出した交流電流を直流電流に変換す
るようになっている。
【0009】複数配設された各ユニット2のうちの1つ
のユニット2が選択され、その内部に熱電対よりなる温
度センサ6が配設されている。ここに各ユニット2の温
度はほぼ均一であるため温度センサ6は1つ設けるだけ
でよい。温度センサ6は充放電制御手段たる充放電制御
装置7に接続されており、集合電池1の内部温度を検出
して検出信号を送出するようになっている。
【0010】充放電制御装置7は前記インバータ5に接
続されており、温度センサ6からの検出信号に基づいて
インバータ5を介して集合電池の充放電を制御する。充
放電制御装置7の主要な電気的構成部分を図5に基づい
て説明する。
【0011】CPU10には充放電制御装置7の充放電
の制御をするためのプログラムが記憶されたメモリ11
が接続されている。また、CPU10は時計回路21を
有し集合電池1の充放電時期について常時監視してい
る。CPU10は予め記憶されたプログラムを時計回路
21の設定時限に従ってメモリ11より取り出して充放
電の制御をする。また、CPU10に温度センサ6から
の検出信号が入力されると、CPU10はその信号に基
づいてメモリ11のプログラムを取り出し集合電池1の
放電を制御する。また温度調節運転中において、温度セ
ンサ6の検出信号に基づいてメモリ11のプログラムを
取り出しドライバ12を制御してインバータ5を駆動す
る。
【0012】次に前記のように構成された集合電池1に
ついてその内部温度と充放電の関係について図3のグラ
フに基づいて説明する。充放電制御装置7は集合電池1
が稼働温度に達すると時刻t1 より充放電を開始させ
る。本実施例では基準温度を310度Cに設定し、この
基準温度近辺で充放電を繰り返し推移するようにしてい
る。また、季節毎の電力使用量の変動により電力供給の
ための充放電時間は設定変更が可能である。尚、充放電
制御装置7は商用ラインの電圧を常に監視している。
【0013】まず、電力使用量の多い昼間に時刻t1
り時刻t2 まで放電させる。すると集合電池1の温度は
徐々に上昇し、放電終了の時刻t2 の直後においてピー
クに達する。放電終了とピークとが一致しないのは放電
終了しても余熱があるためしばらくは温度が上昇するか
らである。次に電力使用量の少ない夜間において時刻t
3 より時刻t4 まで充電をさせる。時刻t2 から時刻t
4 にかけて集合電池1の温度は放電終了後の温度をピー
クとして徐々に降下してくる。そして、次の放電の開始
直前(時刻t5 〜時刻t6 )に最も温度は低くなる。こ
の時、直ちに再度の放電動作に移行せず、時刻t5 にお
いて丁度温度降下が基準温度の310度Cに達した点a
において温度センサ6の検出信号に基づいて充放電制御
装置7は集合電池1に温度調節用放電bをさせ、集合電
池1の温度を基準温度に戻す。尚、温度調節用放電bの
出力は温度の微調節のための放電であるため通常運転時
の定格出力に比較して小出力とされている。
【0014】温度調節用放電bにより集合電池1の温度
が基準温度に戻されると再び時刻t 6 から時刻t7 まで
放電させ、時刻t8 より時刻t9 まで充電させる。この
間、時刻t6 から時刻t9 までの温度グラフの推移及び
充放電の時間は前記時刻t1から時刻t4 までの設定時
間と同じであり、通常運転を続ける限りこのサイクルが
繰り返される。
【0015】一方、集合電池1への充電が終了した段階
で時刻t9 において集合電池1を使用しない休日(温度
調節運転)にかかる。すると、充放電制御装置7は内蔵
された時計回路21により休日となったことを認識し、
かつ先ず時刻t10において集合電池1の温度が降下して
基準温度の310度Cに達したことを温度センサ6の検
出信号に基づいて判断する。さらに温度が降下して温度
センサ6が300度Cを検出すると、その検出信号が充
放電制御装置7に送出される。充放電制御装置7はその
信号に基づいてインバータ5を介して集合電池1に温度
調節用放電cをさせる。すると集合電池1の温度が上昇
する。一方、温度センサ6が基準温度の310度Cに対
して、320度Cを検出するとその検出信号が充放電制
御装置7に送出されてインバータ5を遮断する。すると
温度調節用放電cが停止されて、集合電池1の温度が降
下する。
【0016】このように集合電池1の放電と放電停止が
繰り返されることで集合電池1の温度はほぼ基準温度の
310度C前後を推移させられる。尚、温度調節用放電
cの出力は温度の微調節のための放電であるため通常運
転時の定格出力に比較して小出力とされている。時刻t
11において充放電制御装置7は次の通常運転時期が近づ
いたと判断すると、温度調節用放電cで消費した電力を
補填するための充電dをさせる。そして、充電dの終了
後次の通常運転となる。
【0017】このような構成とすれば、前もって高温雰
囲気中で集合電池1を組み立れば、以後は常に自らの放
電により稼働温度を維持できる。すなわち例え休日があ
ったとしても、その間、稼働温度以下に温度が下がって
しまいそうな場合には集合電池1は放電して発熱するこ
とができる。従って、温度が低下してしまうことはな
く、休日明けにヒータで再加熱をする必要がなくなる。
当然ヒータのための周辺設備も不要となる。また、集合
電池1の発熱のためだけに電力を消費することがないの
でエネルギーロスがなくなる。また、充放電制御装置7
の制御下、温度調節用放電cも集合電池1の放電で行え
ヒータのような発熱手段を使用しなくともよくなるため
制御システムも簡略化される。
【0018】以上本発明の実施例について説明したが、
本発明は他の態様に変更して実施することも可能であ
る。例えば、上記実施例では温度センサ6は熱電対で構
成されていたが、金属温度計や熱放射温度計を使用す
ことも自由である。また、ナトリウム−硫黄電池以外の
二次電池に応用することもできる等本発明はその主旨を
逸脱しない範囲にいて自由に変更して実施することが
可能である。 (第2の発明) 第2の発明においても集合電池1の構成は第1の発明と
同様であるためその説明は省略する。図2に示すよう
に、第2の発明においても複数配設された各ユニット2
のうちの1つのユニット2が選択され、その内部に温度
センサ6が配設されて集合電池1の温度の検出がされる
ようになっている。温度センサ6は充放電制御装置7に
接続されている。
【0019】充放電制御装置7には交直流変換手段たる
メインインバータ8,交直流変換手段たるサブインバー
タ9、ヒータ14及び放電スイッチ13が接続されてい
る。充放電制御装置7は温度センサ6からの検出信号に
基づいてこれらメインインバータ8,サブインバータ
9、ヒータ14及び放電スイッチ13を制御し、その結
果集合電池1の充放電を制御する。
【0020】集合電池1にはメインインバータ8が接続
されている。メインインバータ8は通常運転時に集合電
池1が放電する際には直流電流を交流に変換して交流商
用ライン側に供給し、逆に集合電池1に充電する際には
交流商用ラインより取り出した交流電流を直流電流に変
換するようになっている。
【0021】集合電池1には放電スイッチ13を介して
温度調節用集合電池4が接続されている。温度調節用集
合電池4は内部に配設されたヒータ14の発熱により保
温されるようになっており、集合電池1からの放電電力
は一旦この温度調節用集合電池4に蓄積される。温度調
節用集合電池4は温度調節用のために設置される補助バ
ッテリーであるため、主バッテリーたる集合電池1に比
べて容量はそれほど大きく設定しなくともよい。本実施
例では定格出力1MW(メガワット)に対して5パーセ
ントの出力である50KW(キロワット)に設定されて
いる。放電スイッチ13は前記した充放電制御装置7の
制御により集合電池1と温度調節用集合電池4の接続の
入切を行う。
【0022】温度調節用集合電池4にはサブインバータ
9が接続されている。サブインバータ9は温度調節用集
合電池4に充電した直流電流を交流電流に変換し前記し
た充放電制御装置7の制御により交流商用ラインに送出
する。
【0023】次いで、前記充放電制御装置7の主要な電
気的構成部分を図6に基づいて説明する。CPU15に
は充放電制御装置7の充放電の制御をするためのプログ
ラムが記憶されたメモリ16が接続されている。また、
CPU15は時計回路22を有し集合電池1の充放電時
期について常時監視ている。CPU15は予め記憶さ
れたプログラムを時計回路21の設定時限に従ってメモ
リ16より取り出して充放電の制御をする。また、CP
U15に温度センサ6からの検出信号が入力されると、
CPU15はその信号に基づいてメモリ16のプログラ
ムを取り出し各ドライバ17〜20を制御してメインイ
ンバータ8、サブインバータ9、放電スイッチ13及び
ヒータ14を駆動させる。
【0024】次に前記のように構成された集合電池1に
ついてその内部温度と充放電の関係及び温度調節用集合
電池4の充放電の関係について図4のグラフに基づいて
その作用を説明する。
【0025】充放電制御装置7は集合電池1が稼働温度
に達すると時刻t1 より充放電を開始させる。本実施例
でも第1の発明と同様に基準温度を310度Cに設定
し、この基準温度近辺で充放電を繰り返し推移するよう
にしている。また、季節毎の電力使用量の変動により電
力供給のための充放電時間は設定変更が可能である点も
第1の発明と同様である。尚、充放電制御装置7は商用
ラインの電圧を常に監視している。また、通常運転にお
ける温度と集合電池1の充放電の推移についての関係は
第1の発明と同様であるため省略する。
【0026】充放電制御装置7は時刻t1 より時刻t2
まで温度調節用集合電池4を放電させる。これは、時刻
1 以前に充電された電力を放出するものであり、集合
電池1の放電時間に対応して放電させ放電末状態とさせ
る。温度調節用集合電池4は放電末状態とされたため時
刻t2 以後は次の充電(温度調節運転)までは放電する
ことはない。次いで、時刻t3 において集合電池1の温
度調節用放電電力g1に対応して充電g2 をさせるため
に充放電制御装置7は放電スイッチ13を入力させる。
尚、グラフ上放電g1 量よりも充電g2 量のほうが多い
のは放電g1 は集合電池1のサブモジュール3毎の放電
量を示しており、充電g2 量は集合電池1としての電力
を示しているからである。
【0027】一方、集合電池1への充電が時刻t4 にお
いて終了すると充放電制御装置7は時計回路22により
集合電池1を使用しない休日(温度調節運転)にかかっ
たことを認識する。更に、時刻t5 において温度が降下
して温度センサ6が300度Cを検出すると、その検出
信号が充放電制御装置7に送出される。充放電制御装置
7はその信号に基づいて放電スイッチ13をオン状態と
し、集合電池1に温度調整用放電h1 をさせる。すると
集合電池1の温度が上昇する。同時に温度調整用放電h
1 による電力は温度調節用集合電池4に充電h2 として
蓄積される。ここに、グラフ上温度調整用放電電力h1
量よりも充電h2 量のほうが多いのは温度調整用放電電
力h1 はサブモジュール3毎の放電量を示しているのに
対し、充電h2 量は集合電池1全体の電力を示している
からである。
【0028】次いで、温度センサ6が基準温度の310
度Cに対して、320度Cを検出するとその検出信号が
充放電制御装置7に送出されて放電スイッチ13をオフ
状態とする。すると温度調整用放電h1 が停止されて、
集合電池1の温度は降下する。同時に温度調節用集合電
池4への充電も途切れる。
【0029】時刻t5 から時刻t6 までこのように集合
電池1の放電と放電停止が繰り返されることで集合電池
1の温度はほぼ基準温度の310度C前後を推移させら
れる。そして、温度調節用集合電池4へは集合電池1か
ら放電された温度調整用放電h1 による電力の総量が充
電h2 として蓄積される。尚、温度調整用放電h1 の出
力は温度の微調節のための放電であるため通常運転時の
定格出力に比較して小出力とされている。
【0030】このような構成とすれば、発明1と同様前
もって高温雰囲気中で集合電池1を組み立れば、以後は
常に自らの放電により稼働温度を維持できるためヒータ
は不要となる。更に集合電池1を放電させて休日の際の
集合電池1の温度維持を図る場合に、温度調節用集合電
池4へ放電して直接商用ラインにインバータを介して放
電することがないため、直交流変換時のエネルギーロス
が少なくてすむ。また温度調節用集合電池4へ一旦充電
した電力を通常放電と一緒に放電できるため、電力使用
量の多い時のサブバッテリーとして活用できる。
【0031】以上本発明の実施例について説明したが、
本発明は他の態様に変更して実施することも可能であ
る。例えば、上記実施例では温度センサ6は熱電対で構
成されていたが、金属温度計や熱放射温度計を使用にす
ることも自由である。また、ナトリウム−硫黄電池以外
の二次電池に応用することもできる等本発明はその主旨
を逸脱しない範囲において自由に変更して実施すること
が可能である。
【0032】
【発明の効果】以上説明したように第1の発明は、昇温
する必要があると判断された場合には集合電池を放電さ
せることにより稼働温度を所定範囲に維持することがで
きるため、集合電池におけるヒータの設置を廃止するこ
とができる。また、ヒータで再発熱をさせる必要がなく
なるため集合電池の保温のためだけに電力を消費するこ
とがないのでエネルギーロスがなくなる。
【0033】第2の発明は、第1の発明の効果に加え、
稼働温度を維持するための集合電池の放電において直接
商用ラインに第1の交直流変換手段たるインバータを介
して放電することがないため、交直流変換時のエネルギ
ーロスが少なくてすむ。また、蓄電手段としての温度調
節用集合電池へ一旦充電した電力を通常放電と一緒に放
電できるため、電力使用量の多い時のザブバッテリーと
して活用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の発明を具体化した一実施例である集合電
池の保温構造を説明する概略図である。
【図2】第2の発明を具体化した一実施例である集合電
池の保温構造を説明する概略図である。
【図3】第1の発明の実施例において集合電池の温度と
充放電の関係を説明するグラフである。
【図4】第2の発明の実施例において集合電池の温度と
充放電の関係及びそれらと温度調節用集合電池の充放電
との関係を説明するグラフである。
【図5】第1の発明の実施例における充放電制御装置の
主要な電気的構成を説明するブロック図である。
【図6】第2の発明の実施例における充放電制御装置の
主要な電気的構成を説明するブロック図である。
【符号の説明】
1…集合電池、4…蓄電手段としての温度調節用集合電
池、,8第1の交直流変換手段たるインバータ、6
…温度検出手段たる温度センサ、7…充放電制御手段た
る充放電制御装置、9…第2の交直流変換手段たるサブ
インバータ。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 高温2次電池より構成される集合電池か
    ら放電される直流電流及び集合電池に充電される交流電
    流の交直変換をする第1の交直変換手段と、集合電
    池の温度を検出する温度検出手段と、同温度検出手段に
    より検出された温度データに基づき前記交直流変換手段
    を介して自らの放電により集合電池の稼働温度を所定範
    囲に維持するための充放電を制御する充放電制御手段と
    を備えた集合電池の保温構造。
  2. 【請求項2】 前記集合電池から放電された電力を充電
    する蓄電手段と、同蓄電手段からの放電電流を受けてそ
    の放電電流を交流に変換する第2の交直流変換手段と
    し、前記温度検出手段により検出された温度データに
    基づいて前記充放電制御手段により、前記第1又は第2
    の交直流変換手段を介して集合電池の充放電を制御する
    ようにした請求項1に記載の集合電池の保温構造。
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