JP2968214B2 - レーザ距離測定器受信機 - Google Patents

レーザ距離測定器受信機

Info

Publication number
JP2968214B2
JP2968214B2 JP8202209A JP20220996A JP2968214B2 JP 2968214 B2 JP2968214 B2 JP 2968214B2 JP 8202209 A JP8202209 A JP 8202209A JP 20220996 A JP20220996 A JP 20220996A JP 2968214 B2 JP2968214 B2 JP 2968214B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
signal
voltage
output
amplifier
receiver
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP8202209A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH09189768A (ja
Inventor
チャールズ・イー・ノーシアー・ジュニア
ロバート・クーン
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Raytheon Co
Original Assignee
Raytheon Co
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Raytheon Co filed Critical Raytheon Co
Publication of JPH09189768A publication Critical patent/JPH09189768A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2968214B2 publication Critical patent/JP2968214B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01SRADIO DIRECTION-FINDING; RADIO NAVIGATION; DETERMINING DISTANCE OR VELOCITY BY USE OF RADIO WAVES; LOCATING OR PRESENCE-DETECTING BY USE OF THE REFLECTION OR RERADIATION OF RADIO WAVES; ANALOGOUS ARRANGEMENTS USING OTHER WAVES
    • G01S7/00Details of systems according to groups G01S13/00, G01S15/00, G01S17/00
    • G01S7/48Details of systems according to groups G01S13/00, G01S15/00, G01S17/00 of systems according to group G01S17/00
    • G01S7/483Details of pulse systems
    • G01S7/486Receivers
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01SRADIO DIRECTION-FINDING; RADIO NAVIGATION; DETERMINING DISTANCE OR VELOCITY BY USE OF RADIO WAVES; LOCATING OR PRESENCE-DETECTING BY USE OF THE REFLECTION OR RERADIATION OF RADIO WAVES; ANALOGOUS ARRANGEMENTS USING OTHER WAVES
    • G01S17/00Systems using the reflection or reradiation of electromagnetic waves other than radio waves, e.g. lidar systems
    • G01S17/02Systems using the reflection of electromagnetic waves other than radio waves
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01SRADIO DIRECTION-FINDING; RADIO NAVIGATION; DETERMINING DISTANCE OR VELOCITY BY USE OF RADIO WAVES; LOCATING OR PRESENCE-DETECTING BY USE OF THE REFLECTION OR RERADIATION OF RADIO WAVES; ANALOGOUS ARRANGEMENTS USING OTHER WAVES
    • G01S7/00Details of systems according to groups G01S13/00, G01S15/00, G01S17/00
    • G01S7/48Details of systems according to groups G01S13/00, G01S15/00, G01S17/00 of systems according to group G01S17/00
    • G01S7/497Means for monitoring or calibrating

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Radar, Positioning & Navigation (AREA)
  • Remote Sensing (AREA)
  • Electromagnetism (AREA)
  • Optical Radar Systems And Details Thereof (AREA)
  • Radar Systems Or Details Thereof (AREA)
  • Lasers (AREA)
  • Photometry And Measurement Of Optical Pulse Characteristics (AREA)
  • Optical Communication System (AREA)
  • Measurement Of Optical Distance (AREA)
  • Optical Head (AREA)
  • Investigating Or Analysing Materials By Optical Means (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一般的にレーザ距
離測定器、特に低コストのレーザ距離測定器受信機に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、レーザ距離測定器受信機は、各々
の特定の応用に対して個々に設計されてきた。したがっ
て、ダイオードポンプレーザ、あるいは映像レーザレー
ダのためにフラッシュランプポンプレーザを使用する距
離測定器のために異なる受信機の設計が使用されてき
た。
【0003】このレーザ距離測定器受信機は、標的から
の反射波の検出のためのフォトダイードに依存してい
る。検出のための受信機のフォトダイオードにおいて2
つの主要な範疇がある。すなわち、アクセプタ真性ドナ
ー(“PIN”)ダイオードとアバランシェフォトダイ
オード(“APD”)である。何れの型式の装置も、砒
化インジウムガリウム(“InGaAs”)またはゲル
マニウムの技術の基いている。PINダイオードは最も
一般的に使用されているが、99%の検出確率のために
60乃至100ナノワットの信号を必要とする。現在使
用されている冷却しないAPD受信機は、約10ナノワ
ットの信号で99%の検出が可能である。APD検出器
の感度を一層高めることによって、システムの探知最大
距離が増加するので、それらは目に安全なレーザ距離測
定器のグループに応用可能な一般的な装置の形成に好ま
しい。
【0004】このAPD装置において、APDバイアス
は、雑音による2つの隣接する閾値の交差が、互いに3
マイクロセカンド以内で発生するまでAPD電圧をラン
プすることによって得られる。疑似警報率(“FA
R”)は、雑音による2つの隣接する閾値の交差が、互
いに2マイクロセカンド以下で発生するまで閾値をラン
プすることによって設定される。これらの測定は、ラン
ダムデータ“雑音”について行われ、実質的に部分的に
フィルタされる1つのイベントから構成されている。ラ
ンダムデータの1つのサンプルに基いて、誤った解答を
得る確率は高い。
【0005】このレーザ距離測定器受信機は、室温にお
いて最適化され、したがってその他の動作温度において
は実質的に最適ではない。したがって、広い温度範囲に
おけるシステムの感度を保証することはできない。また
このAPD増幅器の周波数応答をテストするために多数
の部品が必要とされる。
【0006】現在のレーザ受信機はさらに、1つの例に
おいて、40個のICおよびさらに多くのディスクリー
トな部品を含んでいる高価なハイブリッド回路を使用す
る。そのような回路は、不十分な生産効率、増幅器の不
安定性、および感度のアナログ回路に結合するデジタル
雑音を含む欠点を有する。そのような問題は、一定の技
術的支援を必要とする。一般的に、従来の技術の方法
は、かなりのハードウエアを必要とし、あまり丈夫では
なく、温度変化における感度に対する要求を満たしてい
ない。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】それ故本発明の目的
は、レーザ装置を改良することである。
【0008】本発明の別の目的は、種々のレーザ装置を
使用するために適した一般的な受信機構造を提供するこ
とである。
【0009】本発明の別の目的は、レーザ距離測定器受
信機を改良することである。
【0010】本発明の別の目的は、レーザ距離測定器受
信機の感度を高めることである。
【0011】本発明の別の目的は、従来のシステムより
も一層廉価で、一層電力要求が少なく、より良く機能す
るレーザ距離測定器受信機を提供することである。
【0012】本発明の別の目的は、システムの複雑性お
よびコストを著しく減少する一方で、−40乃至+85
°Cのような広い温度範囲においてレーザ距離測定器受
信機の感度を著しく高めることである。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明のレーザ距離測定
装置は、検出信号を生成する検出手段と、この検出信号
と較正信号とを合計して第1の出力信号を生成する合計
手段と、第1の出力信号からオフセット電圧信号を発生
させるオフセット電圧信号発生手段と、ターゲットから
の反射を示す第2の出力信号を生成する閾値検出手段
と、第2の出力信号を監視して誤警報を検出することの
できる第3の出力信号を供給する監視手段とを具備して
いる受信手段と、オフセット電圧信号および第3の出力
信号を供給されて較正信号を発生して受信手段に供給
し、選択された誤警報率が得られるまでオフセット電圧
信号および第3の出力信号を使用して前記較正信号の値
を調節するプログラムされたプロセッサとを具備してい
ることを特徴とする。
【0014】
【発明の実施の形態】以下の説明は、当業者が本発明を
構成し使用できるようにするために与えられ、本発明を
実施する発明者によって意図された最良の形態を示して
いる。しかしながら、本発明の一般的な原理は特に、比
較的に廉価で製造が容易であり、多様な形態が可能で自
動的に較正されるレーザ距離測定器受信機を提供するた
めに、種々の変形が当業者には容易に明白である。
【0015】レーザ距離測定器システムは、図1に示さ
れている。図1のシステムは、次のような多数の装置に
分割することができる。すなわち、電源装置17、タイミ
ングおよび制御装置11、受信機16、距離カウンタおよび
関連するデジタル回路を含む距離カウンタチップ25、お
よび制御パネル/ディスプレイ装置190 に分けることが
できる。図1に示されている残りの部品は、レーザビー
ムを発生するためのレーザモジュール115 、トランシー
バ光学装置119 、バッテリ37、およびEMIフィルタ35
を含んでいる。
【0016】タイミングおよび制御装置11は、マイクロ
制御装置13、非揮発性ランダムアクセスメモリ(NOV
RAM)191 、RS485システムI/Oまたはその他
のインテーフェイス29を含んでいる。RS485システ
ムI/O29は、マイクロ制御装置13と関連する射撃制御
システム111 との間の通信のために、I/Oバス118を
介してマイクロ制御装置13へ、およびバス12を介して関
連する射撃制御システム111 へ接続されている。
【0017】マイクロ処理装置13は、プログラムされた
プロセッサであり、フィリップス・セミコンダクタ社
(Sunnyvale, California )の部品番号87C552のような
市販の部品であるかも知れない。この部品は、“ブート
アップ”ソフトウエアを記憶する内部ROMを有してい
る。種々のその他のカスタム、または既製のプロセッ
サ、マイクロプロセッサ、コンピュータ、あるいはその
他のプログラムされたプロセッサベースの制御装置は、
本発明の実施形態に基いて使用される。
【0018】NOVRAM191 は、マイクロ制御装置13
によってアクセスされるように配置されており、表で駆
動される実行可能なシステムコードを含んでいる。種々
の動作パラメータは、NOVRAM191 (編集されたコ
ードの一部分ではない)内の表の中に配置され、実時間
で変更される。NOVRAMの表において記憶されるパ
ラメータは、以下のものを含んでいる。
【0019】 1.受信機オフセット電圧 2.閾値電圧 3.疑似警報率 4.APDバイアス電圧 5.PEN電圧 6.ディスプレイの輝度 7.プログラム可能な距離ゲート 8.武器の較正のためのスーパー高低角表 上記のパラメータの使用および重要性は、以下で説明さ
れる。
【0020】NOVRAM191 は、好ましくは2つの部
分に分割され、一方は表を含み、他方は実行可能なソフ
トウエア、例えばそれがハードウエアを動作させるため
に必要なパラメータで表を調べる編集された“C”コー
ドを含んでいる。表、それ自身を更新することもでき
る。したがって、所望であれば、ソフトウエアは、ハー
ドウエアを開放することなしに携帯可能なコンピュータ
へのプラグ差込み接続によってフィールド内で更新する
ことができる。
【0021】マイク制御装置13は、バス15を介して距離
カウンタチップ25と通信する。距離カウンタチップ25
は、レーザパルスの放射と、受信機16によるそのパルス
の反射波の検出との間の時間間隔をカウントするデジタ
ル距離カウンタを含んでおり、そのカウントは距離また
は標的への距離を表している。したがって、バス15の主
な機能は、距離データ(カウント)をマイクロ制御装置
13へ転送することであり、バス15は読取り、書込み、ア
ドレス、およびデータのラインを含む標準のバス構造を
具備している。距離カウンタチップ25は、米国特許出願
("High-Speed Synchronous Counter Circuitry"およ
び"High-Speed Data Register for Laser Range Finder
s")において開示されている高速デジタルカウンタおよ
び高速データレジスタを具備している。距離カウンタチ
ップは、さらにIFFカウンタ125 、遅延ライン微分装
置論理装置、プログラム可能な距離ゲート、およびデジ
タル状態レジスタを含むこともできる。
【0022】マイクロ制御装置13はさらに、距離測定器
レーザモジュール115 によってレーザまたは“光”パル
スを放射するために、信号ライン14においてフラッシュ
ランプ放射信号“F/L FIRE”を供給するように構成され
ている。マイクロ制御装置13は、レーザ距離測定器発射
命令スイッチ28の手動またはそれ以外の作動に応答して
発生されるレーザ発射命令信号FIRE LRFによって信号F/
L FIREを発生するように付勢される。レーザ発射命令信
号FIRE LRFはさらに、信号ライン129 を介してIFFカ
ウンタ125 へ供給され、カウンタ125 にカウントを開始
させる。
【0023】レーザモジュール115 によって発生される
光パルス117 の一部分18は、受信機16内の光検出器315
によって検出され、停止信号ライン123 を介して“停
止”信号を、好ましい実施形態において16ビットカウ
ンタであるIFFカウンタ125へ供給する。それによっ
て、IFFカウンタ125 は、カウントを停止し、マイク
ロ制御装置13へ通じている信号ライン27においてIFF
の時間間隔のカウントが行われる。このカウントは、本
発明の出願人による米国特許出願("Laser RengeFinder
IFF")において開示された識別フレンドまたはフォー
(Foe )のために使用される。
【0024】幾つかのレーザ距離測定器システムは、2
つの光受信機を有し、その一方は標的からの反射波を検
出し、他方は送信パルスの存在を検出して停止信号ライ
ン123 において供給される停止パルスを発生するための
光パルス監視機器(“OPM”)を具備している。その
ようなシステムは典型的に、OPMへ送信ビームの小部
分を導くためのビームスプリッタを使用している。その
他のシステムは、単一の受信機を使用し、その場合はO
PMまたはビームスプリッタはなく、送信パルスの存在
は、標的反射波と同じ方法で検出される。そのような場
合において、光の後方散乱は、システムヘ反射し、受信
機を照明して、停止パルスを発生する。
【0025】電源装置17は、バッテリ37および介在EM
Iフィルタ35によって電力を供給される。バッテリ37
は、第1および第2の端子19,20 およびLRF オン/オフ
スイッチ120 を介してEMIフィルタ35へ接続され、そ
れは信号路21によってフィルタされた電圧を電源装置17
へ出力する。LRF オン/オフスイッチ120 は、レーザ距
離測定器(LRF)への電力をオンおよびオフにする。
電源17は複数の一定の低電圧電力の出力23を具備してお
り、それは例えば本発明の出願人による米国特許出
願("Laser Renge Finder Power Management System")
において教示されている。
【0026】マイクロ処理装置13はさらに、受信機16を
監視し、それを再較正するように構成されている。この
目的のために、マイクロ処理装置は、受信機16から温度
電圧VTEMP、オフセット電圧VOFFSET、および信号ライ
ン126 における疑似警報率(FAR)信号を含む入力を
受取り、第1および第2の検出器バイアス制御信号
UP、IDN、較正電圧VCAL 、および信号ライン127 に
おけるFARリセット信号を含む制御信号を受信機16へ
出力する。マイクロ制御装置13と受信機16との間の相互
作用は、以下でさらに詳細に説明される。
【0027】図1に示されている好ましい実施形態にお
いて、受信機16は受信された光パルス部分18を電気信号
へ変換する光検出器315 、および光検出器315 によって
発生される電気信号を増幅するためのトランスインピー
ダンス増幅器(“TIA”)317 を含んでいる。検出器
バイアス制御回路311 は、以下で詳細に説明されるよう
に、電源装置17から130-ボルトのPEN電力を受取り、
機能を最適化するために検出器315 へ供給されるバイア
ス電圧を制御する。光検出器315 において使用される検
出素子は好ましくは、アバランシェフォトダイオード
(“APD”)である。温度センサ319 は、その温度を
監視するために光検出器315 と同じ基板上に装着され
る。温度センサ319 は、光検出器の温度を表す電圧V
TEMPをマイクロ制御装置13へ供給する。
【0028】トランスインピーダンス増幅器317 の出力
は、典型的に入力に対して“5”の利得ファクタを与え
る後段増幅器155 の第1の入力へ与えられる。後段増幅
器155 の出力は、整合フィルタ157 へ供給される。整合
フィルタ157 は低域通過フィルタ、好ましくは3次バタ
ーワースフィルタであり、その帯域幅は出力レーザパル
スの幅に基く信号対雑音比(SNR)、および光検出器
315 およびTIA増幅器317 の雑音特性を最適化にする
ように決定される。既知の技術において、整合フィルタ
は、波形および所望の性能が最適であるように設計され
たフィルタである。この場合、整合フィルタ157 は、簡
単な閾値検出システムに対する距離の正確さを最適化
し、雑音を最小にする(感度を最大にする)ように設計
されている。
【0029】整合フィルタ157 の出力は、バッファおよ
び合計増幅器161 に対して1つの入力を構成し、合計増
幅器161 は整合フィルタの出力と、疑似警報率およびオ
フセット較正に対するDC電圧VCAL と、閾値(“TP
T”)回路159 によって発生される時間でプログラムさ
れたTPT信号とを合計する。TPT回路159 は、距離
カウンタチップ25からのカウントエネーブル信号を入力
として受取る。
【0030】TPT信号は、“端部付近”の大気による
後方散乱の作用を阻止するための時間プログラム閾値を
与える。レーザが放射される時、それは孔から出て行く
ので、レーザエネルギが距離を移動することによって十
分に散逸するまで、粉塵が端部付近の反射波を起こす可
能性がある。したがって、“TPT”信号は、閾値比較
器171 へ供給される閾値電圧を増加し、例えばレーザ出
力が1km伝播した点において、その電圧を最大の感度
の閾値電圧へ減衰して設定し、それによって端部付近の
大気の後方散乱の作用を阻止することができる。
【0031】バッファおよび合計増幅器の出力161 は、
閾値検出回路を駆動し、入力として閾値比較器増幅器17
1 へ供給される。閾値比較器171 の1つの入力は、接地
点に接続されるので、閾値の設定は合計増幅器161 の入
力への較正電圧VCAL の印加に応答して、信号路172 に
おけるオフセット電圧を発生することによって達成され
る。したがって、例えば信号路172 における定常状態の
DC電圧が、15ミリボルトの一定のDC電圧によって
ゼロから駆動されるならば、システムの閾値は15ミリ
ボルトに実効的に設定される。閾値増幅器171 は、2つ
の増幅器出力ラインD-VID+およびD-VID-を横切る差動出
力信号(以下、単に“D-VID ”と記載される)を距離カ
ウンタチップ25へ供給する。この差動出力信号D-VID に
応答して、そのような出力信号が現れる瞬間における距
離カウンタのカウントは、距離カウンタチップ25におい
て含まれているデジタルレジスタ回路によって読み取ら
れラッチされる。このようにして信号D-VID は、反射波
パルスの検出を表す。
【0032】図2は、APDバイアス回路311 、APD
検出器315 、およびトランスインピーダンス増幅器回路
317 を一層詳細に示している。検出器315 は、好ましく
はAPD装置であり、PINのようなその他の検出器
は、本発明に基いて構成された種々の実施形態において
使用することができる。
【0033】APDバイス回路311 において、信号IUP
およびIDNは、システムのマイクロ制御装置13によって
各インバータ増幅器Ab1、Ab2の入力へ供給される。イ
ンバータAb1の出力は、第1のバイアス回路電界効果ト
ランジスタ(FET)Qb1のゲートおよび第2のインバ
ータ増幅器Ab3の入力へ供給される。第1のバイアス回
路FETQb1のゲートは、抵抗Rb1を介して基準電圧
(+5ボルト)へ接続される。第1のFETQb1のソー
スは、接地点へ接続され、一方そのドレインは抵抗Rb3
の第1の端子へ接続される。抵抗Rb3の第2の端子は、
抵抗Rb2の第1の端子および第2のバイアス回路FET
b2のゲートへ接続される。抵抗Rb2の第2の端子およ
び第2のバイアス回路FETQb2のソースは、一緒に13
0-ボルトのdc電源電圧に接続される。ツェナ−ダイオ
ードZb1は抵抗Rb2と並列に接続される。
【0034】第2のバイアス回路FETQb2のドレイン
は抵抗Rb4の第1の端子に接続され、その抵抗の第2の
端子はダイオードDb1のアノードおよび第3のバイアス
回路FETQb3のドレインへ接続される。第3のバイア
ス回路FETQb3のソースは接地点へ接続され、一方そ
のゲートは抵抗Rb5の1つの端子およびインバータ増幅
器Ab3の出力へ接続される。抵抗Rb5の第2の端子は、
5ボルトのdc基準電圧へ接続される。
【0035】ダイオードDb1のカソードは、バイアス電
圧蓄積キャパシタC1 の第1の端子およびソースが接地
されている第4のバイアス回路FETQb4のドレインに
接続される。第4のバイアス回路FETQb4のゲート
は、インバータ増幅器Ab2の出力および抵抗Rb6の一方
の端子に接続され、抵抗Rb6の第2の端子は5ボルトの
dc基準電圧に接続されている。
【0036】バイアス電圧蓄積キャパシタC1 におい
て、その第1の端子は抵抗R1 の一方の端子に接続さ
れ、その第2の端子は分路キャパシタC2 およびAPD
検出ダオードCR1 のカソードに接続されている。分路
キャパシタC2 の第2の端子は接地されている。APD
ダイオードCR1 のアノードは、PNダイオードCR3
のアノードに接続され、そのカソードも接地されてい
る。AC結合キャパシタC3は、APD検出器ダイオー
ドCR1 のアノードをトランスインピーダンス増幅器31
7 の入力へ接続する。
【0037】トランスインピーダンス増幅器317 の入力
部は、各抵抗R4 およびR5 の第1の端子の交差部を構
成しているノードで構成されている。抵抗R4 の第2の
端子は第1のFETQ1 のゲートに接続され、そのソー
スは接地点へ接続され、そのドレインは抵抗R12の第1
の端子およびNPNトランジスタQ2 のエミッタに接続
されている。さらに抵抗R12の第2の端子はキャパシタ
C5 の一方の端子、およびPNPトランジスタQ3 のコ
レクタに接続されて、キャパシタC5 の他方の端子は接
地されている。
【0038】第2のトランジスタQ2 のコレクタは、P
NダイオードCR4 のアノード、および抵抗R5 の第2
の端子と抵抗R6 の第1の端子の接続点に接続される。
PNダイオードCR4 のカソードはキャパシタC6 の一
方の端子に接続され、その第2の端子はトランジスタQ
2 のベースに接続されている。トランジスタQ2 のベー
スはさらに、抵抗R9 を介して抵抗R12の第2の端子お
よび抵抗R8 に接続され、抵抗R8 の第2の端子は5ボ
ルトのdc基準電圧に接続されている。
【0039】第3のトランジスタQ3 のベースは、抵抗
R5 の第2の端子に接続され、したがってこの抵抗R5
は増幅器317 の出力から入力へのフィードバック抵抗を
構成する。第3のトランジスタQ3 のエミッタは、トア
ンスインピーダンス増幅器回路317 の出力を構成し、さ
らに抵抗R11の第1の端子に接続されている。抵抗R11
の第2の端子は、抵抗R7 の第1の端子に接続され、抵
抗R7 の第2の端子は、−5ボルトのdc基準電圧に接
続されている。さらに抵抗R7 の第1の端子は、キャパ
シタC8 の第1の端子および抵抗R6 の第2の端子に接
続されている。キャパシタC8 の第2の端子は接地され
ている。図2の回路における典型的な部品の例は以下の
通りである。
【0040】
【数1】 上記の値は単なる例示であり、種々のレーザ距離測定器
システムにおける最適な機能は種々の実施形態において
変化する。
【0041】図2の回路の動作において、制御信号IUP
およびIDNは、マイクロ制御装置13によって選択的に供
給される。制御信号IUPは、FETQb1をオフにするこ
とによってFETQb2をオンにして、FETQb2のゲー
トを電圧においてフロートアップさせる。電圧を増加す
ることによって、電流が130-ボルトの電源から抵抗Rb4
およびダイオードDb1を通って流れ、制御信号IUPをオ
フにする時まで、バイアス電圧蓄積キャパシタC1 にお
ける電圧を増加する。開放コレクタ型の論理ゲートは特
に、FETQb1のようなFETを駆動するように設計さ
れている。
【0042】制御信号IUPがオフの時、FETQb3はオ
ンになり、抵抗Rb4が接地点へ短絡して、電流がキャパ
シタC1 をさらに充電するのを防ぐために、FETQb2
からの電流の漏洩をドレインオフする。IUPがオフであ
る時、ダイオードDb1はキャパシタC1 によって保持さ
れるバイアス電圧を維持するように機能する。すなわち
それはFETQb3を通る電流によってキャパシタの電圧
の放電を防ぐ。キャパシタC1 によって保持されるバイ
アス電圧は30乃至90ボルトの範囲であり、IUP
“オン”である時間の長さおよびAPD315 の絶縁破壊
電圧によって決定される。
【0043】制御信号IDNを供給して、FETQb4をオ
ンにし、抵抗Rb7を通って接地点へバイアス電圧蓄積キ
ャパシタC1 を放電する。回路が動作していない時、I
UPおよびIDNの両者はオフである。
【0044】バイアス電圧蓄積キャパシタC1 が充電さ
れると、検出器回路315 は、例えばレーザの放射後にレ
ーザパルスの反射波を検出する動作のためにバイアスさ
れる。先に説明されたように、レーザが最初に発射され
る時、大量のエネルギーがレーザ距離測定器光学装置へ
反射または“後方散乱”されて、TIA増幅器317 を飽
和させる。したがって、ダイオードCR3 が回路中で使
用されて、検出器電圧の増加によって順方向にバイアス
されて、電荷を接地へ急激に流すために使用される。す
なわちダイオードCR3 は、最初の過負荷に適応するた
めの保護回路を構成している。APD315 に接続されて
いるキャパシタC2 および抵抗R1 によって与えられる
回路は、ダイオードCR3 を通して流れることができる
エネルギ量を制限する。ダイオードCR3 が伝導を停止
した後、キャパシタC2 における電圧は、キャパシタC
1 および抵抗R1 を通る充電電流によって迅速に増加す
る。
【0045】TIA317 それ自身は、例示的実施形態に
おいて51KΩの値を有するフィードバック抵抗R5 が
その出力と反転入力との間に接続された典型的な演算増
幅器として示されている。
【0046】図1に示されている好ましいTIA増幅器
317 において、R4 とR5 とC3 の接続されたノードへ
流れる電流は、フィードバック抵抗R5の値によって乗
算されて、第3のトランジスタQ3 のエミッタにおいて
出力電圧を生成する。FETQ1 は、それに関連してい
る“gm”パラメータを有し、それは基本的に電圧対電
流変換係数である。電流は結合キャパシタC3 を通って
流れるので、FETQ1 におけるゲート電圧は増加し、
FETQ1 を通ってさらに多くの電流を流す。トランジ
スタQ2 は、一定の電圧にFETQ1 のドレインを保持
しようとする。したがって、FETQ1 は一層多くの電
流を“要求”するので、トランジスタQ2 はオフにな
る。トランジスタQ2 が停止すると、定常状態を保持す
るために、そのコレクタ電圧が減少され、フィードバッ
ク抵抗R5 を横切る電圧を生成する。51KΩのR5 の
選択された値において、この電圧は最後に、51KΩに
AC結合キャパシタC3 を流れる電流を乗算したものに
等しくなる。トランジスタQ3 はバッファフォロアであ
り、そのエミッタ電圧の側は、そのベースにおける電圧
(すなわち、フィードバック抵抗R5 を横切って生成さ
れる電圧)よりも0.7低い。
【0047】TIA増幅器抵抗R6 は、好ましい実施形
態に基く製造における利点を得るために使用される。こ
の増幅器の安定度は、FETQ1 の“gm”および抵抗
R6の値によって決定される開ループの利得の関数であ
る。したがって,gmが変化するならば、R6 の値はそ
れを補償するために調節される。したがって、製造にお
いて、FETQ1 の全ウエーハを形成することができ
る。R6 がウエーハからFETQ1 の1つを適切に補償
するように調節された後で、そのウエーハにおける全て
の装置は、同じR6 の値を使用することができる。
【0048】残りの部品において、抵抗R9 およびR10
はトランジスタQ2 をバイアスし、その動作ポイントを
設定する。キャパシタC6 はノードをAC的に短回路に
する。ダイオードCR4 は回路の過負荷を阻止する。抵
抗R7 およびR11はそれぞれ、電源を分離し、第2のト
ランジスタQ3 をバイアスするために使用される。
【0049】フィードバック抵抗R5 は、トランスイン
ピーダンスの利得、すなわち電流対電圧変換の量を決定
する。電流がC3 ×51Kを流れても、出力電圧の振動
に等しい。フィードバック抵抗R5 はさらに、システム
の最終的な帯域幅を決定する。R5 の値を下げることに
よって、帯域幅は一層大きくなり、システムは一層短い
レーザパルスで動作することができる。
【0050】検出器315 およびTIA増幅器317 は、ア
ルミナのような共通の基板上にハイブリッド回路として
形成されることが好ましい。温度センサ319 は、検出器
315の隣の基板上に装着され、温度の関数として受信機1
6を最適化することができる。したがって、マイクロ制
御装置13は、以下で一層詳細に説明されるように、温度
の関数として受信機16を連続的に監視し再較正すること
ができる。温度センサ319 は、市販のAD590 センサで
あり、基準電圧は第1の端子+TSに供給されて、第2
の端子−TSにおいて温度に関係している電流を生成す
る。この電流は、関連するマイクロ制御装置13が検出器
315 の温度を読み取ることができる電圧に変換される。
【0051】図2のシステムの周波数応答特性は、無変
調CW源によって検出器315 を照射し、増幅器317 の出
力TIA OUT において雑音スペクトルを観察することによ
って測定される。雑音スペクトルは、検出器/前置増幅
器の周波数応答特性を示す電力包絡線対周波数を有す
る。増幅器317 の周波数応答特性は、好ましいNEC71000
GaAs FET の“gm”パラメータによって部分ごとに変
化する。フィードバックループは、抵抗R5 およびR6
の値を調節することによってこの作用を補償することが
できる。セレクトインテストのみがNEC71000 FETの各ロ
ットバイごとに行われるので、これは重要なコストの節
約である。したがって、抵抗R6 の値は、第1の装置に
関して選択され、生産作業のバランスをとるように定め
られる。抵抗R5 の値は、それが出力電圧の量に影響を
与えるので、普通変化されない。
【0052】別の特徴は検出器/前置増幅器パッケージ
内の温度センサ319 の付加である。最適な検出器バイア
ス電圧は温度変化に関して著しく推移する。温度センサ
319は、以下で一層詳細に説明されるように、システム
がこの状態を監視することができ、受信機オフセット電
圧、疑似警報率、およびAPDバイアス電圧のような受
信器の動作パラメータを自己較正することができる。本
質的に、受信機16は全動作温度範囲における性能を最良
にすることができる。
【0053】当業者が認識するように、APD光検出器
315 は逆バイアスされ、その結果それは光がそれを照射
する時、すなわち過剰の光子が電子に変換する時のみそ
れを伝導状態にして、TIA317 への電流を生成する。
受信機の感度は、APD雑音が電子装置雑音よりも大き
くなるまで、APDバイアス電圧を増加する(これはA
PD利得を増加する)ことによって最適化される。AP
D雑音が前置増幅器317 の電子装置の雑音を支配し始め
ると、APD利得の増加がシステムNEP(雑音等価電
力)を減少する。前置増幅器の雑音に打勝つために、A
PD利得は低温度で高くなければならない。これは、低
温度でのAPD内の低い漏洩電流に因る。これらの状態
において、APD雑音は到達可能なAPD利得の限界の
ために、前置増幅器の雑音よりも大きい。これらの効果
の全ては、ここで説明されるように自己較正電子装置と
共にAPD温度を監視することによって最適化すること
ができる。
【0054】受信機16の後段TIA受信機回路は、図3
において一層詳細に示されている。TIA増幅器317 か
らの信号出力は、阻止キャパシタC31を通って、CLC
412演算増幅器U2Aを含む後段増幅器155 へ供給され
る。増幅器U2Aは、抵抗R14、R15、およびR16を介
してバイアスされる。フィードバック抵抗R16は、増幅
器U2Aの出力からその反転入力へ接続され、一方で抵
抗R15およびR14はそれぞれ接地点から増幅器U2Aの
反転および非反転入力へ接続される。増幅器U2Aの出
力は、抵抗R20を介して整合フィルタ157 へ供給され
る。
【0055】整合フィルタ157 は、第1および第2の端
子を有するインダクタL1 並びに第1および第2の端子
から接地点へ接続されている各キャパシタC7 、C8 を
含んでいる。フィルタ157 の出力は、抵抗R21を通っ
て、演算増幅器U2Bの反転入力を構成している合計ノ
ード6へ供給される。この合計ノード6はさらに、以下
で一層詳細に説明されるように、TPT信号およびV
CAL 信号の1形態を受信する。増幅器U2Bは、これら
の2つの信号TPTを、整合フィルタ157 からの検出さ
れ、フィルタされた信号と合計する。
【0056】図3の左側に示されているように、マイク
ロ制御装置13によって供給される較正信号VCAL は、デ
ジタルからアナログに変換され、低域通過フィルタ203
を通過し、その後演算増幅器U3Aを含む、演算増幅器
回路204 へ供給される。低域通過フィルタ203 は、第2
の端子が接地されているキャパシタC8 の第1の端子に
接続された接続点を有する第1および第2の抵抗R18お
よびR19を具備している。
【0057】増幅器U3Aは、各バイアス回路によって
バイアスされ、抵抗R39、R40の各第1の端子の接続点
に接続されている第1および第2の接地されたキャパシ
タの対C22およびC27、C23およびC28を具備してお
り、それらの抵抗R39、R40の第2の端子は、電源電圧
−5ボルトおよび+5ボルトに接続されている。増幅器
U3Aを含んでいる増幅器回路204 は、増幅器U3Aの
出力とその反転入力との間に並列接続されている抵抗R
17およびキャパシタC5 をさらに具備している。抵抗R
17およびキャパシタC5 の並列接続はさらに、雑音を減
少するために低域通過フィルタ処理を行う。増幅器U3
Aの利得は、R17/(R19+R18)に等しく、それは例
示的実施形態において値“1”に等しく設定されてい
る。増幅器U3Aを含む増幅器回路204 は、信号VCAL
をバッファし、それをフィルタ処理し、抵抗R41を通っ
て合計ノード6 に供給される出力信号の所望の利得距離
を設定する。+5電源電圧と合計ノード6 との間に接続
されている抵抗R8 はさらに、ノード6に供給されるV
CAL 信号が、所望のまたは選択された範囲、例えば−1
00ミリボルト乃至+50ミリボルト内に存することを
確実にするように配置されている。
【0058】TPT信号は、トランジスタQ5 を“オ
ン”または“オフ”にスイッチするために増幅器U1D を
介して供給される2進値信号である。トランジスタQ5
は+5ボルトの電源電圧に接続されているエミッタと、
抵抗R9 を介して増幅器U1D の出力に接続されているベ
ースと、およびキャパシタC17および抵抗R22の各第1
の端子に接続されているコレクタとを有しており、抵抗
R22の第2の端子は合計ノード6に接続され、キャパシ
タC17の第2の端子は接地されている。
【0059】レーザ距離測定器システムが動作していな
い時、増幅器U1D の出力は低レベルにあり、トランジス
タQ5 がオンであり、キャパシタC17は+5ボルトに充
電される。レーザが放射され、距離カウンタチップ25が
カウントエネーブル信号を発生する時、システムが動作
していることを示し、TPTはトランジスタQ5 をオフ
にするために状態を変化して、キャパシタC17を抵抗R
22を通って放電させる。この動作によって、増幅器U2
Bのノード6の電圧は時間を経てゼロに減少する。この
方法において、最初のオフセットは、信号路172 に存在
する閾値電圧に付加される(図1参照)。数マイクロ秒
後、この最初のオフセットはゼロに減少して、定常状態
の閾値電圧のみが残る。
【0060】したがって、増幅器U2Bは、検出された
信号、TPT信号、およびVCAL 信号のための合計接続
点を構成している。増幅器U2Bは、各接地されたキャ
パシタC15、C24および±5ボルトの電源電圧に接続さ
れている各抵抗R11およびR12によってバイアスされ、
その出力から反転入力に接続されるフィードバック抵抗
R25を有する。
【0061】増幅器U2Bの出力は、抵抗R26およびキ
ャパシタC9 を具備している低域通過フィルタ207 によ
って雑音を除去するように低域通過フィルタ処理され、
閾値比較器171 の非反転入力へ供給される。増幅器U2
Bの出力は、電圧分割器および演算増幅器U3Bへタッ
プで分路される。
【0062】電圧分割器は抵抗R27および抵抗R26を具
備し、例えばテストのためにオスシロスコープにおいて
実際のビデオ信号を観察することができる2個の抵抗で
バッファされた高帯域幅のテスト点を設けている。増幅
器U3Bは、オフセット電圧信号VOFFSETをマイクロ制
御装置13へ供給する低帯域幅のバッファ演算増幅器であ
る。
【0063】閾値比較器171 は、第1および第2の出力
端子211,212 間に差動エミッタ結合論理(ELC)電圧
を出力する。抵抗R45およびキャパシタC33は、フィー
ドバック路において閾値比較器171 の出力端子211 から
非反転入力へ接続され、その反転入力は接地されてい
る。これらのフィードバック部品C33、R45は、効果的
に利得を付加し、改良された出力パルス検出を発生する
ために、比較器171 への弱い入力信号の強化を助けるフ
ィードバックを行うことによってヒステリシス効果を与
える。検出されたパルスが通過した後で、回路は定常状
態に戻るように設定される。
【0064】閾値比較器171 のECL出力は、ラッチ回
路173 (図1参照)へ供給され、それは疑似警報FAR
信号をマイクロ制御装置13へ供給するために、第2の比
較器を含んでいる。ラッチ回路173 は、30乃至50ナ
ノセカンドの幅の閾値比較器171 からの出力パルスの幅
を検出し、それをマイクロ制御装置13によって読み取る
のに十分な時間の長さの間その出力をラッチする。マイ
クロ制御装置13がラッチ回路173 の出力を読み取った後
で、ラッチ回路173 は閾値比較器171 からの次の出力パ
ルスを待機するためにリセットされる。好ましいマイク
ロ制御装置13のTTL論理回路は、約1マイクロ秒以上
の時間しか継続して信号を検出することができないの
で、そのようなラッチ回路173 が具備されている。
【0065】好ましい実施形態の全体的な動作に関し
て、ここで図4を参照して一層詳細に説明される。図示
されているように、システムは最初にステップ203 にお
いて、バッテリ電力を供給することによって、LRF オン
/オフスイッチ120 を閉じることによってエネーブルさ
れる。それに応答して、図4のステップ205 において、
電力制御装置51は、PFN電力装置67においてキャパシ
タCPEN (図示されていない)を充電する。受信機16お
よび距離カウンタチップ25はこの時間中電力を供給され
ず、マイクロ制御装置13によって続いて起動されるまで
休止状態に維持される。ステップ205 の完了において、
マイクロ制御装置13は低電力の“休眠”状態であり、シ
ステムは10mA以下のバッテリ電流を使用している。
マイクロ制御装置13は、ステップ217 においてLRF 放射
ボタン28を押すことによって、またはステップ211 にお
いて内部監視タイマを作動することによってのみ起動す
ることができる。
【0066】監視タイマは、マイクロ制御装置13が、延
長された時間休眠状態であるならば、それを周期的に起
動させる。したがって、ステップ215 において、監視タ
イマは、主として距離測定器が作動していない時に、レ
ーザ距離測定器受信機16の較正を維持し続けるために、
マイクロ制御装置13に背景の診断および較正ルーチンを
行わせる割り込みを行なう。
【0067】LRF 放射信号はマイクロ制御装置13に対す
る割り込みを送り、マイクロ制御装置13に、図4のステ
ップ221 において始まるレーザ距離測定シーケンスを開
始させる。ステップ221 において、マイクロ制御装置13
は起動し、受信機回路16をオンにし、システムを作動す
る。これらの動作の後で、ステップ223 において、デジ
タル距離カウンタチップ25がオンにされる。その後、ス
テップ224 において、APD検出器バイアス最適化ルー
チンが実行される。
【0068】その後ステップ225 においてレーザが放射
される。放射を行うために、マイクロ制御装置13はPF
N電力装置67に対してF/L 発射信号を付勢し、それはC
PFNの電圧を放電して電流をレーザモジュール115 のフ
ラッシュランプへ供給することによってフラッシュラン
プトリガ信号を供給する。反射波パルスが検出された後
で、ステップ227 において、マイクロ制御装置13は、距
離カウンタの最大カウントに等しい時間間隔を遅延し
て、その後ステップ229 において距離カウンタの1つ以
上のカウントをラッチする。その後ステップ231 におい
て、カウントはシステムI/O29を通って関連する発射
制御回路111 へ出力される。その後ステップ233 におい
て、マイクロ制御装置13は受信機16および距離カウンタ
チップ25への電力をオフにし、“休眠”状態に再び入る
前に、次の放射動作の間PENキャパシタCPFN を再充
電するために復帰する。
【0069】上記で説明されたように、好ましい実施形
態に基いて、閾値検出は基準電圧に対して機能する比較
器171 の動作によって行われる。比較器171 の入力にお
ける基準電圧対雑音比は、受信機16によって検出が示さ
れる前の要求される信号帯雑音比である。
【0070】図5に示されるように、起動および較正ル
ーチン215 の最後のステップ547 として、受信機の較正
が行われる。較正の前に、ステップ531 においてマイク
ロ制御装置13は制御パネルの状態を確認し、ステップ53
5 においてシステムが適切に構成されていることを確認
し、ステップ539 においてディスプレイ190 を更新し、
ステップ543 において背景のビルトインテスト(BI
T)を行う。この最後のステップはビルトインテストを
行って、距離カウンタをオンにし、その動作を検査し、
例えばソフトウエアのバージョンおよび形態番号を示す
ために、種々のディスプレイをフラッシュする。ステッ
プ530 において、マイクロ制御装置13は、較正およびB
ITのために受信機に対して電力を付勢する。
【0071】マイクロ制御装置13によって適用される受
信機16の較正方法は、疑似警報率を監視することに集中
している。疑似警報率は、典型的に加入者からのスペシ
フィケイションであり、例えば100のレーザ放射に対
する1つの疑似警報である。システムは、最大の感度を
得て、所望の疑似警報率に合致させるために最適化され
る。
【0072】受信機16を較正するために、マイクロ制御
装置13は、オフセット電圧VOFFSETがゼロになるまで、
信号を入力せずに、すなわち検出器315 における光およ
びTPT電圧無しに、較正電圧VCAL を徐々に調整す
る。オフセット電圧VOFFSETがゼロに設定されると、多
数の疑似警報が発生される。その後マイクロ制御装置13
は、再び信号を入力せずにVCAL を調節し、一方で要求
される疑似警報数、例えば10ミリ秒に1回、が達成さ
れるまで、ラッチ回路173 を読み取ることによって疑似
警報率を監視する。この点において、オフセット電圧V
OFFSETはゼロから移動し、受信機16が較正されたと考え
られる。
【0073】APD光検出器315 は、それと関連する利
得を有し、検出器のバイアスの限界においてアバランシ
ェになる。検出器315 の光の利得は、一次近似値として
破壊電圧マイナス動作点(バイアス)電圧を55で除算
したものに等しい。検出器315 におけるバイアス電圧が
増加するのにしたがって、内部雑音も増加する。したが
って、マイクロ制御装置13は、検出器の雑音が電子装置
の雑音よりも大きくなって、最適な感度が達成される点
まで、検出器の雑音を増加するように動作する。この動
作は、高い疑似警報電圧レベルから約0.5ボルトのス
テップでAPD電圧を下げることによって実行される。
【0074】マイクロ制御装置において検出器のバイア
ス電圧を最適化または再較正するための手順は、図6の
フローチャートにおいて示されている。この手順は、V
CALの値を図5の受信機の較正手順中に決定し、閾値比
較器171 の接地されていない入力における電圧の値を、
例えばVCAL を増加することによって、受信機の較正中
に設定される4ミリボルト以上増加することにより開始
される。4ミリボルトという値は、APDバイアスの無
い受信機の雑音に対して閾値を高く設定するために経験
的に決定されたものである。
【0075】レーザ放射信号が受信された後で、ステッ
プ223 において、距離カウンタチップ25への電力がオン
にされる(図4参照)。その後ステップ505 において、
APDバイアス電圧は、制御信号IDNを付勢することに
よってゼロに設定される。その後ステップ507 におい
て、電源(例えば130ボルト)からのバイアス電圧の
値は、PFN電圧感知導線を介して決定され、APDバ
イアス電圧に予め決められた量の電圧を増加するため
に、IUPが付勢されなければならない時間量を決定す
る。
【0076】次にステップ509 において、APD電圧は
高い疑似警報率を発生する値に設定される。次のステッ
プ511 において、0.25ボルトの電圧降下またはAP
Dバイアス電圧のステップダウンを生じさせるために、
DNが“オン”でなければならない時間の期間が決定さ
れる。手順は、以下の式から理解できるであろう。
【0077】
【数2】 DNは、APDバイアス電圧をV1 からVNEW へ減少す
るためにΔt秒の間オンにされる。
【0078】
【数3】 式(1)の両側の自然対数を取ることによって以下の式
が導き出される。
【0079】
【数4】 上記の手順にしたがって、Δtを決定した後で、ステッ
プ513 およびテスト514 において、疑似警報率がNOV
RAMの表において記憶された疑似警報率のスペシフィ
ケイションに適合するまで、1以上の時間期間において
制御信号IDNを付勢することによって、APDバイアス
電圧の0.25ボルトのステップダウンが1回以上行わ
れる。検査514 を満足させると、マイクロ制御装置13は
図4のフローチャートに戻る。
【0080】マイクロ制御装置13は、さらに温度信号V
TEMPを監視するためにプログラムされ、温度が、選択さ
れた量、例えば1°C変化したか否かを決定するために
それをテストする。その後マイクロ制御装置13は受信機
の再較正およびAPDバイアス調節シーケンスを行う。
【0081】正確な動作点および温度は、典型的に放射
の間に変化するので、APDバイアス電圧は、レーザが
放射される度に最適化されることが好ましい。高いPR
F(>1Hz)を要求するシステムにおいて、レーザが
放射される度ごとに、受信機の較正およびAPDバイア
ス調節を達成することはできない。これらの条件のもと
で、温度が1°C以内で変化する時に必要に応じてシス
テムは最適化される。この最適化は普通,データのフレ
ーム間で行われるか、またはシステムコンピュータから
要求される。その後システムコンピュータは、受信機16
を再び最適化するために適切な時間を割り当てる。
【0082】説明されたように、図2に示されているT
IA317 において、51Kの抵抗R5が、例えば3−d
B点において35MHzであるようなTIA317 の帯域
幅を設定することが分かる。システムからシステムへ、
レーザおよび動作要求の型式に応じて、抵抗R5の値、
後段増幅器155 の利得、整合フィルタ157 の帯域幅が、
距離測定器によって放射されるレーザパルスのパルス
幅、抽出される重要な特徴、距離分解能、距離の正確
さ、多数の標的の識別、および感度に基いてシステムを
最適化するために変更することができる。
【0083】したがって、光受信機16は、マイクロ制御
装置13を中心に構成される。マイクロ制御装置13は、図
3の回路のノード6において閾値電圧を制御することに
よって疑似警報率(FAR)を最適化するために使用さ
れる。マイクロ制御装置13はさらに、検出器の温度を連
続的に監視し、検出器のバイアスを周期的に最適化また
は“再較正”して、全温度範囲において最適な感度をシ
ステムに与える。受信機16は、付勢大気の後方散乱から
の疑似反射波を最小にする時間プログラムの閾値(TP
T)を含む。
【0084】APDにバイアスをかけるための説明され
た概念は、APDバイアス電圧を充電および放電する簡
単な電流源を使用している。放電速度は、微量の電流が
APDを横切る寄生キャパシタンスを通過する程十分に
遅い。TIA増幅器317 は、小信号のダイナミック範囲
内において、電流源がディスエーブルされた後に非常に
迅速な設定を可能にする。これは、前置増幅器317 の入
力において、入力クランピングダイオードの1つの除去
を可能にすることによって回路を簡単にし、システムの
感度を効果的に増加する。
【0085】InGaAsAPDに対する利得対バイア
ス曲線は、一般的にNd:YAGの距離を測定器で使用
されるシリコンAPDよりも一層急峻であり、最小の雑
音で最大の利得を得るために一層精密な設定を要求す
る。したがって、単一チップコンピュータまたはマイク
ロ制御装置13は、検出器バイアスおよびシステムFAR
のような動作パラメータを最適化することを可能にする
ことによってそのようなAPDの使用を可能にする。
【0086】基板上の温度センサ319 を付加することに
よって、システムがすべての動作状態においてピークの
感度で動作することができる。システムの周波数応答特
性は、非変調CW源によってAPD検出器315 を照射
し、TIAの出力において雑音スペクトルを検出するこ
とによって測定される。雑音スペクトルは、検出器/前
置増幅器(TIA)周波数応答特性の特徴である電力包
絡線対周波数特性を有する。追加の寄生キャパシタンス
および従来の技術におけるテスト周波数特性に対して要
求される部品の全てが除去される。したがって、本発明
の純粋な効果は、コストを下げ、感度の範囲を増加し、
動作温度の端部における最適なシステムの機能によって
著しく高い生産効率を得ることである。
【0087】デジタルフィルタアルゴリズムを使用し
て、マイクロ制御装置13が後段増幅器の利得、整合フィ
ルタの帯域幅を変更し、さらに受信機をデジタル式に動
作することを可能にする。
【0088】当業者は、説明された好ましい実施形態の
種々の変更および別の実施形態が本発明の技術的範囲か
ら逸脱することなしに形成できることを理解するであろ
う。したがって、本発明は、特許請求の範囲内におい
て、本明細書中に特に説明された以外の方法で実行され
ることが理解されるであろう。
【図面の簡単な説明】
【図1】好ましい受信機の実施形態を使用したレーザ距
離測定器システムを例示するブロック図。
【図2】本発明の好ましい実施形態に基く光検出器バイ
アス回路およびトランスインピーダンス増幅器(TI
A)回路の電気回路図。
【図3】好ましい実施形態に基く後段TIA増幅器受信
機回路の電気回路図。
【図4】好ましい実施形態の構造および動作を示すのに
有効なフローチャート。
【図5】好ましい実施形態の構造および動作を示すのに
有効なフローチャート。
【図6】好ましい実施形態の構造および動作を示すのに
有効なフローチャート。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平7−167944(JP,A) 特公 平7−69425(JP,B2) 特公 昭50−26233(JP,B2) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G01S 7/00 - 7/66 G01S 13/00 - 17/95 G01J 1/10 - 1/46

Claims (10)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 検出信号を生成する検出手段と、前記検
    出信号と較正信号とを合計して第1の出力信号を生成す
    る合計手段と、前記第1の出力信号からオフセット電圧
    信号を発生させるオフセット電圧信号発生手段と、ター
    ゲットからの反射を示す第2の出力信号を生成する閾値
    検出手段と、第2の出力信号を監視して誤警報を検出す
    ることのできる第3の出力信号を供給する監視手段とを
    具備している受信手段と、 前記オフセット電圧信号および前記第3の出力信号を供
    給されて前記較正信号を発生して前記受信手段に供給
    し、選択された誤警報率が得られるまで前記オフセット
    電圧信号および前記第3の出力信号を使用して前記較正
    信号の値を調節するプログラムされたプロセッサとを具
    備していることを特徴とするレーザ距離測定装置
  2. 【請求項2】 射する光信号に応答して電気信号を発
    生する光検出器を具備し、特性を調節するために較正信
    号に応答する受信機と、 前記較正信号を生成してそれを受信機へ供給するプロセ
    ッサとを具備し、 前記 受信機が、 バイアス電圧を前記光検出器に供給し、前記バイアス電
    圧の値を調節するために第1および第2の制御信号に応
    答するバイアス制御回路と、 前記電気信号を増幅し、増幅された出力信号を発生する
    ために、前記電子信号を受取るために接続された第1の
    増幅器および第2の増幅器と、 前記増幅された出力信号を受取るように接続され、フィ
    ルタされた出力を発生するために前記増幅された出力信
    号をフィルタ処理する整合フィルタと、 前記フィルタされた出力と前記プロセッサから供給され
    較正電圧とを入力として合計された出力を発生する合
    計増幅器と、 前記合計された出力中のターゲットからの反射波を検出
    するために入力として前記合計された出力を受取る閾値
    検出回路とを具備し、前記プロセッサは、前記較正信号を発生し、前記受信機
    からの信号に基づいて前記較正信号の値を調節するよう
    にプログラムされていることを特徴とする レーザ距離測
    定装置。
  3. 【請求項3】 前記受信機が、前記光検出器の付近に配
    置されて前記付近における温度を表す温度電圧信号を生
    成する温度センサを備えている請求項2記載のレーザ距
    離測定装置
  4. 【請求項4】 前記閾値検出回路が、その第1および第
    2の入力へ供給される第1および第2の入力電圧を比較
    するための比較器回路を具備し、前記第1の入力電圧が
    前記合計増幅器の前記合計された出力からなり、前記第
    2の入力電圧が接地電位である請求項2記載のレーザ距
    離測定装置
  5. 【請求項5】 前記第1の入力に接続され、前記第1の
    入力電圧の値を表すオフセット電圧信号を供給する回路
    を備えている請求項4記載のレーザ距離測定装置
  6. 【請求項6】 選択された時間間隔においてゼロまで減
    少する電圧を生成する時間プログラム閾値信号発生
    回路をさらに含み、時間プログラム閾値信号はさら
    に、前記合計増幅器の入力に供給され、前記合計増幅器
    はさらに、前記時間プログラム閾値信号を前記フィルタ
    された出力と前記較正電圧の合計に加算する請求項5記
    載のレーザ距離測定装置
  7. 【請求項7】 疑似警報信号発生回路をさらに含む請求
    項1乃至6の何れか1項記載のレーザ距離測定装置
  8. 【請求項8】 前記受信機が、受信機の特性を調整する
    ために複数の較正信号に応答し、前記複数の較正信号が
    第1および第2の検出器バイアス制御信号を含んでいる
    請求項1乃至7の何れか1項記載のレーザ距離測定
  9. 【請求項9】 前記第1および第2の検出器バイアス制
    御信号が、第1の充電電流制御信号と第2の放電電流制
    御信号をそれぞれ構成している請求項8記載のレーザ距
    離測定装置
  10. 【請求項10】 前記出力信号が、温度電圧信号、オフ
    セット電圧信号、および疑似警報信号を含む請求項2、
    4、5、6、または7の何れか1項記載のレーザ距離測
    装置
JP8202209A 1995-07-31 1996-07-31 レーザ距離測定器受信機 Expired - Fee Related JP2968214B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US08/509,374 US5691808A (en) 1995-07-31 1995-07-31 Laser range finder receiver
US509374 1995-07-31

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH09189768A JPH09189768A (ja) 1997-07-22
JP2968214B2 true JP2968214B2 (ja) 1999-10-25

Family

ID=24026402

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8202209A Expired - Fee Related JP2968214B2 (ja) 1995-07-31 1996-07-31 レーザ距離測定器受信機

Country Status (8)

Country Link
US (1) US5691808A (ja)
EP (1) EP0757257B1 (ja)
JP (1) JP2968214B2 (ja)
KR (1) KR100186821B1 (ja)
CA (1) CA2180692C (ja)
DE (1) DE69621386T2 (ja)
IL (1) IL118876A (ja)
NO (1) NO316142B1 (ja)

Families Citing this family (70)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5790241A (en) * 1996-08-07 1998-08-04 The United States Of America As Represented By The Secretary Of The Army Laser rangefinder
US5946081A (en) * 1997-12-08 1999-08-31 Asia Optical Co., Inc. Method and apparatus for reducing the noise in the receiver of a laser range finder
US6476943B1 (en) 1999-02-23 2002-11-05 Virtual Pro, Inc. Distance measurement apparatus
JP4630413B2 (ja) * 1999-12-07 2011-02-09 株式会社トプコン 距離測定機及び距離測定機の受光部調整方法
US7009167B2 (en) * 2000-05-25 2006-03-07 Diehl Munitionssysteme Gmbh Method of adjusting an optronic fuse system
US7136171B2 (en) * 2001-12-19 2006-11-14 General Electric Company Method for the extraction of image features caused by structure light using template information
JP3946514B2 (ja) * 2001-12-26 2007-07-18 富士通株式会社 光学装置
KR100471223B1 (ko) * 2002-05-09 2005-03-08 현대자동차주식회사 엔진 아이들 회전수 제어방법 및 장치
EP1551917B1 (en) * 2002-10-04 2011-04-27 Finisar Corporation Method and apparatus for compensating a photo-detector
KR100464584B1 (ko) * 2003-07-10 2005-01-03 에이앤디엔지니어링 주식회사 레이저 거리 측정 장치 및 그 방법
US7603804B2 (en) 2003-11-04 2009-10-20 Leupold & Stevens, Inc. Ballistic reticle for projectile weapon aiming systems and method of aiming
TWI228586B (en) * 2003-12-19 2005-03-01 Asia Optical Co Inc A range finder with direction measurement and its measure method
US7239377B2 (en) 2004-10-13 2007-07-03 Bushnell Performance Optics Method, device, and computer program for determining a range to a target
US7654029B2 (en) 2005-11-01 2010-02-02 Leupold & Stevens, Inc. Ballistic ranging methods and systems for inclined shooting
US7658031B2 (en) * 2005-12-21 2010-02-09 Bushnell, Inc. Handheld rangefinder operable to determine hold over ballistic information
US8001714B2 (en) * 2006-08-14 2011-08-23 Aaron Davidson Ballistics systems and methods
US10161717B2 (en) 2006-08-14 2018-12-25 Huskemaw Optics, Llc Long range archery scope
CN1936617B (zh) * 2006-10-12 2010-04-21 中国地震局地震研究所 综合低噪声恒温激光接收系统
US7954358B2 (en) * 2007-03-15 2011-06-07 Finisar Corporation Laser driver bias current calibration
TWI333541B (en) * 2007-06-25 2010-11-21 Asia Optical Co Inc Laser range finder and related range measurement method
US9030651B2 (en) 2007-06-25 2015-05-12 Sintai Optical (Shenzhen) Co., Ltd. Laser range finding device and distance measurement method thereof
CN101349756B (zh) * 2007-07-19 2012-01-18 亚洲光学股份有限公司 激光测距仪及其信号处理方法
CN101349755B (zh) * 2007-07-19 2013-01-16 亚洲光学股份有限公司 一种激光测距装置及其测距方法
US8081298B1 (en) 2008-07-24 2011-12-20 Bushnell, Inc. Handheld rangefinder operable to determine hold-over ballistic information
US20110053541A1 (en) * 2009-08-26 2011-03-03 Bae Systems Informantion And Electronic Systems Integration Inc. Dynamic range on-demand for receiver applications
US11609336B1 (en) 2018-08-21 2023-03-21 Innovusion, Inc. Refraction compensation for use in LiDAR systems
US9151604B1 (en) 2011-10-06 2015-10-06 Laser Technology, Inc. Non-saturating receiver design and clamping structure for high power laser based rangefinding instruments
US9304203B1 (en) * 2013-03-13 2016-04-05 Google Inc. Methods, devices, and systems for improving dynamic range of signal receiver
US9851202B2 (en) 2013-11-27 2017-12-26 Bae Systems Information And Electronic Systems Integration Inc. Determining a return laser signal associated with a target in laser range finders
CN103852752A (zh) * 2014-03-14 2014-06-11 北京川速微波科技有限公司 一种调试测速雷达的装置及方法
US11300683B2 (en) 2016-12-30 2022-04-12 Innovusion Ireland Limited Multiwavelength LiDAR design
US10942257B2 (en) 2016-12-31 2021-03-09 Innovusion Ireland Limited 2D scanning high precision LiDAR using combination of rotating concave mirror and beam steering devices
US11009605B2 (en) 2017-01-05 2021-05-18 Innovusion Ireland Limited MEMS beam steering and fisheye receiving lens for LiDAR system
KR102569841B1 (ko) 2017-01-05 2023-08-24 이노뷰전, 인크. LiDAR를 인코딩 및 디코딩하기 위한 방법 및 시스템
KR102019382B1 (ko) * 2017-09-29 2019-09-06 현대오트론 주식회사 거리 검출 센서 및 그것의 동작 방법
EP3698168A4 (en) 2017-10-19 2021-07-21 Innovusion Ireland Limited LIDAR WITH LARGE DYNAMIC RANGE
US11493601B2 (en) 2017-12-22 2022-11-08 Innovusion, Inc. High density LIDAR scanning
WO2019139895A1 (en) 2018-01-09 2019-07-18 Innovusion Ireland Limited Lidar detection systems and methods that use multi-plane mirrors
US11675050B2 (en) 2018-01-09 2023-06-13 Innovusion, Inc. LiDAR detection systems and methods
US11927696B2 (en) 2018-02-21 2024-03-12 Innovusion, Inc. LiDAR systems with fiber optic coupling
US11391823B2 (en) 2018-02-21 2022-07-19 Innovusion, Inc. LiDAR detection systems and methods with high repetition rate to observe far objects
JP6891835B2 (ja) * 2018-02-22 2021-06-18 株式会社オートネットワーク技術研究所 制御装置
US20190265339A1 (en) 2018-02-23 2019-08-29 Innovusion Ireland Limited Distributed lidar systems
WO2019165294A1 (en) 2018-02-23 2019-08-29 Innovusion Ireland Limited 2-dimensional steering system for lidar systems
WO2020013890A2 (en) 2018-02-23 2020-01-16 Innovusion Ireland Limited Multi-wavelength pulse steering in lidar systems
US11567182B2 (en) 2018-03-09 2023-01-31 Innovusion, Inc. LiDAR safety systems and methods
WO2019199775A1 (en) 2018-04-09 2019-10-17 Innovusion Ireland Limited Lidar systems and methods for exercising precise control of a fiber laser
US11789132B2 (en) 2018-04-09 2023-10-17 Innovusion, Inc. Compensation circuitry for lidar receiver systems and method of use thereof
CN114114295A (zh) 2018-06-15 2022-03-01 图达通爱尔兰有限公司 用于聚焦感兴趣的范围的lidar系统和方法
US11860316B1 (en) 2018-08-21 2024-01-02 Innovusion, Inc. Systems and method for debris and water obfuscation compensation for use in LiDAR systems
US11579300B1 (en) 2018-08-21 2023-02-14 Innovusion, Inc. Dual lens receive path for LiDAR system
US11614526B1 (en) 2018-08-24 2023-03-28 Innovusion, Inc. Virtual windows for LIDAR safety systems and methods
US11796645B1 (en) 2018-08-24 2023-10-24 Innovusion, Inc. Systems and methods for tuning filters for use in lidar systems
US11579258B1 (en) 2018-08-30 2023-02-14 Innovusion, Inc. Solid state pulse steering in lidar systems
JP2020071124A (ja) * 2018-10-31 2020-05-07 オムロン株式会社 測距センサ
CN114114606A (zh) 2018-11-14 2022-03-01 图达通爱尔兰有限公司 使用多面镜的lidar系统和方法
CN113302515A (zh) 2019-01-10 2021-08-24 图达通爱尔兰有限公司 具有光束转向和广角信号检测的lidar系统和方法
US11486970B1 (en) 2019-02-11 2022-11-01 Innovusion, Inc. Multiple beam generation from a single source beam for use with a LiDAR system
US11977185B1 (en) 2019-04-04 2024-05-07 Seyond, Inc. Variable angle polygon for use with a LiDAR system
CN112782672A (zh) * 2019-11-07 2021-05-11 上海禾赛科技股份有限公司 激光雷达接收端组件、其故障诊断方法以及激光雷达
US11536812B2 (en) * 2020-06-23 2022-12-27 Aptiv Technologies Limited Increased dynamic range for time-of-flight (ToF) lidar systems
US11422267B1 (en) 2021-02-18 2022-08-23 Innovusion, Inc. Dual shaft axial flux motor for optical scanners
US11789128B2 (en) 2021-03-01 2023-10-17 Innovusion, Inc. Fiber-based transmitter and receiver channels of light detection and ranging systems
US11555895B2 (en) 2021-04-20 2023-01-17 Innovusion, Inc. Dynamic compensation to polygon and motor tolerance using galvo control profile
US11614521B2 (en) 2021-04-21 2023-03-28 Innovusion, Inc. LiDAR scanner with pivot prism and mirror
CN117178199A (zh) 2021-04-22 2023-12-05 图达通智能美国有限公司 具有高分辨率和超宽视场的紧凑型光检测和测距设计
CN117280242A (zh) 2021-05-12 2023-12-22 图达通智能美国有限公司 用于减轻LiDAR噪声、振动和声振粗糙度的系统和设备
EP4314884A1 (en) 2021-05-21 2024-02-07 Innovusion, Inc. Movement profiles for smart scanning using galvonometer mirror inside lidar scanner
US11768294B2 (en) 2021-07-09 2023-09-26 Innovusion, Inc. Compact lidar systems for vehicle contour fitting
US11871130B2 (en) 2022-03-25 2024-01-09 Innovusion, Inc. Compact perception device

Family Cites Families (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3644740A (en) * 1969-07-22 1972-02-22 Hughes Aircraft Co Control circuit for biasing a photodetector so as to maintain a selected false alarm rate
US4077718A (en) * 1976-03-01 1978-03-07 Raytheon Company Receiver for optical radar
CH634419A5 (de) * 1978-10-11 1983-01-31 Kern & Co Ag Verfahren zur elektrooptischen distanzmessung, sowie vorrichtung zur durchfuehrung des verfahrens.
US4464048A (en) * 1981-03-25 1984-08-07 Barr & Stroud Limited Laser rangefinders
CH662187A5 (de) * 1981-09-29 1987-09-15 Kern & Co Ag Verfahren zur elektrooptischen distanzmessung, sowie distanzmessgeraet zur durchfuehrung des verfahrens.
US5359404A (en) * 1989-03-27 1994-10-25 Laser Technology, Inc. Laser-based speed measuring device
US5291262A (en) * 1989-03-27 1994-03-01 Dunne Jeremy G Laser surveying instrument
US5491548A (en) * 1994-03-18 1996-02-13 Tektronix, Inc. Optical signal measurement instrument and wide dynamic range optical receiver for use therein
US5489981A (en) * 1994-05-27 1996-02-06 Honeywell Inc. Microprocessor controlled anglaser gyropower control system

Also Published As

Publication number Publication date
IL118876A0 (en) 1996-10-31
EP0757257A3 (en) 1998-10-14
KR970007393A (ko) 1997-02-21
US5691808A (en) 1997-11-25
EP0757257B1 (en) 2002-05-29
DE69621386D1 (de) 2002-07-04
NO963188D0 (no) 1996-07-30
NO963188L (no) 1997-02-03
EP0757257A2 (en) 1997-02-05
IL118876A (en) 2000-08-31
DE69621386T2 (de) 2003-01-23
NO316142B1 (no) 2003-12-15
CA2180692A1 (en) 1997-02-01
JPH09189768A (ja) 1997-07-22
KR100186821B1 (ko) 1999-04-15
CA2180692C (en) 2000-09-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2968214B2 (ja) レーザ距離測定器受信機
EP0747725B1 (en) Low cost laser range finder system architecture
US5696657A (en) Temperature compensated APD detector bias and transimpedance amplifier circuitry for laser range finders
US6310682B1 (en) System and method for laser range finder
US4464048A (en) Laser rangefinders
US5612779A (en) Automatic noise threshold determining circuit and method for a laser range finder
US6445444B2 (en) Self-calibrating precision timing circuit and method for a laser range finder
WO2020061967A1 (zh) 一种测距装置以及基于测距装置的时间测量方法
US6054927A (en) Apparatus and method for sensing an object within a monitored zone
JPH10227857A (ja) 光波測距装置
CN211505895U (zh) 激光发射装置、峰值保持电路、测距装置和移动平台
CN108732578A (zh) 测距仪系统及对其校准并确定到外部对象的距离的方法
Kurtti et al. A low-noise and wide dynamic range 15 MHz CMOS receiver for pulsed time-of-flight laser ranging
US3951549A (en) Transmitter-receiver system
US4939476A (en) Laser Rangefinder receiver preamplifier
US20230288538A1 (en) Laser receiving system and laser ranging system
WO2020113564A1 (zh) 一种激光接收电路及测距装置、移动平台
Pershin New generation of the portable backscatter lidar with eye-safe energy level for environmental sensing
JP4629823B2 (ja) 光波測距儀
Peltola et al. A receiver channel with a leading edge timing discriminator for a pulsed time-of-flight laser radar
JPH06214025A (ja) レーザレーダ
JPH06235765A (ja) レーザレーダ
JP3022987U (ja) 光電測距儀用の電子制御装置
CN114415150A (zh) 激光雷达apd保护方法、装置、存储介质及激光雷达系统
CN115728747A (zh) 激光接收模块、激光雷达和激光测距方法

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees