JP2968018B2 - 水中用過酸化水素製剤とその用途 - Google Patents

水中用過酸化水素製剤とその用途

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【発明の詳細な説明】 (イ)産業上の利用分野 この発明は水中用過酸化水素製剤に関する。より詳し
くは、この発明は、たとえば、海水や淡水中にプランク
トンが異常に増殖して発生するいわゆる赤潮を防除する
ため、または、同じく海水、淡水中で養殖される魚類に
寄生する寄生虫、病原菌にもとづく皮膚疾患などの予
防、駆除もしくは治療のために簡便に用いうる過酸化水
素製剤とその用途に関する。
(ロ)従来の技術 赤潮の原因となっているプランクトンは、魚介類の飼
料になりうるものであるが、多量に増殖すると水中溶存
酵素を減少させて養殖魚の攝飼低下・成長不良あるいは
斃死をもたらし、水産業に多大な影響を与えている。こ
の対応策とし、15ppm以上の濃度の過酸化水素が赤潮原
因の代表的なプランクトンである、Chattonella marina
の細胞を破裂させる作用があり、赤潮防除剤として有望
である旨の報告(「日本海水学会誌)55(6)1989)が
なされており、さらには特開昭55−141142号公報には過
酸化水素のほか過酸化カルシウム、過炭酸ナトリウムも
赤潮防除に有効であるという報告もなされている。
しかしながら、かかる過酸化水素類を直接、赤潮発生
水域に散布した場合には、これらが短時間でその水域内
に沈降や分散して結果的に赤潮防除を効率良く行うこと
ができなかった。
そこで、ケイ酸コロイド類を上記過酸化水素と併用
し、このケイ酸コロイドのフロック形成によって過酸化
水素の逸散を防止しつつ赤潮プランクトンを補足沈降さ
せて防除を行う提案がなされている(特開平1−225430
号公報)。
また一方、海水系養殖魚のハマチ、ブリ等の体表寄生
虫であるBenedenia seriolaeと魚鰓葉寄生虫であるHete
raxine heterocerca等の寄生虫が寄生すると、それらの
成長が阻害され斃死するか斃死しないまでも魚体が変色
し商品価値が低下する。このため防止対策として古くか
ら淡水浴法、濃塩水法が知られているが、これらの処理
法は魚類の成長を阻害する危険を伴うため、この改良法
として過炭酸ナトリウム、過炭酸ピロリン酸ナトリウム
等によるいわゆる薬浴法と称せられる方法が検討されて
いる(静岡水産試験場、昭和40年魚病対策に対する研究
報告(1966)保科利−「Benedenia seriolaeに関する研
究」)等)。
(ハ)課題を解決するための手段 しかしながら、前記したフロック形成剤を用いた赤潮
防除法においては、散布により生成したフロックのプラ
ンクトン捕捉性が不充分であると共に、このフロックが
水面付近に長時間浮遊して迅速に沈降し難い。とくに、
赤潮プランクトンは、水面付近のみならず、深さ方向
に、例えば15m下程度迄のある一定の広がりを有して遊
泳しているため、上記方法では水面付近のプランクトン
の防除を行うことができても水中のプランクトンの防除
を迅速に行うことができないという不都合があり、防除
効率の点で大きな問題を有していた。
一方、前記海水系養殖魚の寄生虫の駆除法(薬浴法)
において薬効が認められている薬剤は、海水に難溶であ
るか、または海水中でアルカリ性を呈し海水の性状を変
化させるためその使用法について難点があった。
この発明はかかる状況下なされたものであり、ことに
赤潮の防除または養殖魚に寄生する寄生虫の駆除等のた
め従来の方法に比し実用技術として極めて容易、かつ操
作の簡便な方法によって効率良く防除及び駆除目的を達
成することのできる水中用過酸化水素製剤を提供しよう
とするものである。とくに本発明者らは赤潮または養殖
魚の水中における流動または遊泳の動態が、それぞれの
水深とひろがりをもつものであることに鑑み、そのよう
な赤潮または養殖魚と水中において有効に接触し同時に
防除・駆除剤である過酸化水素の薬効を作用させ得るよ
うな製剤とその用途を提供すべく鋭意検討の結果この発
明に至った。
(ニ)課題を解決するための手段 かくしてこの発明によれば、(a)過酸化水素水と、
(b)水中でフロックを形成しうる凝集剤と、(c)粒
径約1〜1000μmの水中沈降性無機粒子が配合調製され
てなる水中用過酸化水素製剤が提供される。
この発明の製剤において、過酸化水素は、この発明の
用途・目的に対する主たる薬効成分であるが、一般に過
酸化水素単独を水中に添加すると水中を速かに沈降して
しまい薬効を発揮させることができないためこの発明に
おいては、水溶液の形態で凝集剤(b)および水中沈降
性無機粒子(c)とからなる製剤として使用される。
この発明における水中でフロットを形成しうる凝集剤
(b)としては、たとえば平均分子量が2万〜20万のカ
ルボキシメチルセルロース(以下、CMCと記す。)、同
じく平均分子量2万〜20万のアルギン酸ナトリウム、ア
ラビアゴム、ロースカトビーンガム、カゼイン塩、グア
ールガム、動植物性グルテン、または澱粉等の天然高分
子化合物、平均分子量2万〜20万のヒドロキシメチルセ
ルロース、エトキシメチルセルロース、メチルセルロー
ス等のメチルセルロース類、平均分子量数十万〜数千万
のポリアクリルアミド、同じく数万〜数百万のポリエチ
レンイミン、同じく数十万〜数百万のポリエチレンアミ
ン等のカチオン性、アニオン性またはノニオン性の合成
高分子化合物、さらには、フライアッシュやポリ塩化ア
ルミニウムのような無機化合物である凝集剤が挙げられ
る。
このような凝集剤は、過酸化水素水(a)および水中
沈降性無機粒子(c)を水中において凝集させてフロッ
クを形成する作用を有するものであり、その製剤の調製
の容易性と当該、凝集・フロック化能の点より上記、凝
集剤のうちCMC、メチルセルロース類、ポリアクリルア
ミド、アルギン酸ナトリウムおよびフライアッシュがと
くに好ましい。
一般に赤潮は、水面から15mまでの水深部を遊泳・移
動;または、養殖魚は生簀内の水面下1mから5〜6mまで
の浅い水深部を遊泳するため、この発明の製剤はその用
途に応じて所望の水深部に沈降分散させ、その水域を流
動しまたは遊泳する赤潮または養殖魚と充分に接触させ
ることができるように適合化されるべきである。
このため、この発明の製剤に用いられる水中沈降性無
機粒子は、それ自体、淡水中、海水中で沈降性を呈する
比重(通常、真比重2〜5)を有するとともに、水中に
散布された製剤が、一様に形成したフロックを使用目的
に適した水深部に沈降させるような種類の多孔性又は無
孔性の無機粒子が選択される。
かかる観点からこの発明の製剤に用いられる水中沈降
性無機粒子としては粒径が1〜1000μmの粘土、石灰、
カキ殻、磔砂等いわゆる海底質改良剤として知られてい
る天然の無機鉱物ならびに水砕スラグなどの人工の無機
物が適している。
粒径が1〜1000μmの範囲にある水中沈降性無機粒子
は、凝集剤とよく混和し、水中において均一に分散して
沈降性を有する混合フロックを形成するが、粒径が1μ
m未満の極く微小の粉末であると形成したフロックは沈
降し難くしかも製剤を散布した水面を濁らせる傾向があ
り、また粒径が1000μmを越えると深い水深部に早く沈
降してしまい、したがって目的の水域に一定時間分散保
持させにくい傾向があって好ましくない。
粒径1〜1000μmで真比重2〜5の範囲内の無機粒子
を選択することにより、この発明の目的に応じて制御さ
れた沈降性フロックを生成させることができる。実際の
海域の海流等を考慮すれば、とくに粒径10〜600μmの
無機粒子を用いるのが好ましい。
なお、この発明者によれば、既に知られている過酸化
水素自体による赤潮プランクトンの防除効果に比してこ
の発明の製剤による過酸化水素の防除効果がより優れて
いることも見出された。この理由については定かではな
いが、この発明において使用する水中沈降性無機粒子に
含まれている2価金属の成分(例えば、鉄、カルシウ
ム、マグネシウム等)が、水中において浸出、放出さ
れ、これが、過酸化水素の薬効作用をより活性化するこ
とによるものではないかと推察される。従って、水中沈
降性無機粒子としては、かかる2価金属をとくに多く含
有する水砕スラグが最も好ましい。
この発明の過酸化水素製剤は、過酸化水素水(a)、
凝集剤(b)及び水中沈降性無機粒子(c)を適当な容
器中で混合して調製することができる。この際、過酸化
水素水の量ことに水の量を増減することにより、固形状
から流動ゲル状あるいは液状のこの発明の製剤が得られ
る。例えば、固形状の製剤は、適宜粉砕して使用するこ
とができるが、調製作業および製剤を水に散布するとき
の作業の容易性の点より、適度の液粘性を有する液状の
形態に調製されるのが好ましい。
かかる製剤中の過酸化水素濃度は、使用目的によって
事なるが、通常、液状製剤においては最終的に0.01〜10
重量%とするのが適している。このような濃度調整を含
めた具体的な調整方法は、とくに限定されないが、製剤
安定性、ことに過酸化水素の分解を防止すべく凝集剤と
水中沈降性無機粒子および水を先に均一に混和し、次い
で1〜10重量%、好ましくは5〜6重量%の過酸化水素
水を添加して行うのがよい。なお調製した製剤の保存期
間が長くなることが予想されるときは過酸化水素が分解
して効能が低下するのを防ぐ点から使用直前に過酸化水
素を添加して調製することが推奨される。
前にも述べたように、この発明の製剤は、これを水面
に散布したとき形成したフロックが、水面でいつまでも
浮遊することなく、フロック中に過酸化水素を包含し、
ゆっくり水中を沈降し、その間プランクトンを捕捉しか
つ徐々に過酸化水素を放出するものであるが、このよう
にフロック生成、水中沈下および過酸化水素の放出の機
能を保有するために、製剤各成分の配合割合は、まず凝
集剤と水中沈降性無機粒子の比が、約0.01〜30:99:99〜
70とするのが適しており、かつ製剤を水に散布する際、
取扱い易い液粘性とするため、上記、固形分合計量に対
し、水は98〜85重量%好ましくは95〜90重量%とするの
が適している。
この発明の製剤は、赤潮の発生した水域に使用して魚
類に対する被害を防除することができる。より具体的に
説明すれば、この発明の製剤を、赤潮が水域を移動する
か、または移動して養殖生簀に接近した際、空中または
船舶から散水ポンプ等により赤潮の全面または外縁表面
に一様に散布する。散布された製剤は水面付近にフロッ
クを形成するが、この発明者らの実験によれば、この
際、フロックは赤潮をも吸着し包み込んで水中を沈下す
ることが確かめられており、かくしてフロックが沈降す
る間、遊泳濃度の高い上層より遊泳区域の水深部まで赤
潮プランクトンと有効に接触し、その間プランクトンを
遊泳停止、丸型さらには破裂の状態に至らしめ防除す
る。
赤潮の防除のために添加する製剤の散布量は、予め確
認されている赤潮防除のための過酸化水素の有効濃度で
ある5〜100ppm、好ましくは10〜50ppmになるよう計算
し適当量を決定すべきである。
また、この発明の製剤は海水中における養殖魚(ハマ
チ、ブリ、シマアジ、カンパチ、ヒラマサ、タイ及びヒ
ラメなど)に寄生する寄生中の予防・駆除に有効であ
る。より具体的に説明すれば、この発明の製剤を生簀網
内の海面の概ね中心部に一様に散布することによりフロ
ック化し沈降した水深部において遊泳魚の体表と接触し
寄生虫の駆除を行う。その際の魚と接触せしめる過酸化
水素の添加量は、海水の温度に左右されるが、18〜25℃
においては、30〜500ppm(生簀又は遊泳海水容量に対し
て)、好ましくは50〜400ppm、この際、魚体とこの製剤
との接触時間は、駆除効果と魚体への影響を考慮して3
〜40分が好ましく、故に魚の種類、その遊泳状態を観察
し、この発明の製剤の調製時の過酸化水素濃度および製
剤の散布量を調製して実施せられるべきである。
次に実験例、実施例を挙げ、この発明をより具体的に
説明する。
(ホ)実施例 この発明の製剤を水面に散布した場合を想定し、下記
の試験を行った。ただし、実際の水域においては、赤潮
プランクトンは水面から15m付近までの水深部を遊泳し
ているが、下記の試験例の様な卓上試験では水面から2c
m付近に最も多く集合するため試験条件を下記の様に設
定した。
下記の組成よりなる培養液をフラスコ中で調製し、こ
れにC.marinaを接種して3週間培養増殖させ、これを内
径24mm、高さ300mmの10m目盛り付栓付試験管に10m
採取し、濾過海水80mを加え試験液を得た。
凝集剤として平均分子量1500万のポリアクリルアミ
ド、平均分子量20万のカルボキシメチルセルロース、平
均分子量2万のメチルセルロース、平均分子量2万のア
ルギン酸ナトリウム及び、フライアッシュ使用。
沈降性の無機化合物としてSiO232〜35%,Fe2O30.6〜
0.9%,CaO41〜44%を主成分として含む真比重2.9を有す
る、それぞれ粒径1〜80ミクロン(A型)、80〜200ミ
クロン(B型)、400〜1000ミクロン(C型)の各種水
砕スラグ使用。
表−1に示した組み合わせ、割合で配合した混合物0.
5gに濾過海水、5.85%濃度の過酸化水素を加え全量を10
mとし、撹拌混合して各種の本発明の製剤(粘度5〜7
00cp)を得た。
試験管中の試験液に各種の製剤を加え、濾過海水を加
えて全量を100mにした後、静かに10回転倒を繰り返し
た後、静置し15分、30分及び60分後に水面より2cm(C.m
arinaの生棲活力が旺盛な主な浮遊水深部)の所から採
水し、顕微鏡でC.marinaの生態状態、数を計測し駆除率
を求めた。
同時に試験液に本発明製剤を添加しないか、凝集剤、
無機化合物、又は過酸化水素の各1及び2成分を添加し
た各試験も実施し防除率の差を比較した。
表−1中の防除率の式は、 試験結果を表−1に示す。
考案 試験結果より明らかなように、過酸化水素単独で使用
した場合(試験番号No.2,No.3)には過酸化水素が容易
に沈降する為、C.marinaとの接触時間が短かくなりC.ma
rinaを充分に防除出来ないことがわかる。
また、水砕スラグと過酸化水素から成る製剤(試験番
号No.5,No.7,No.9)においては、C.marinaの防除率は若
干上昇するものの充分ではなく、粒径が小さい水砕スラ
グでは沈降性が不良と成ることがわかる。
また、水砕スラグや凝集剤の単独、及び両者併用した
製剤(試験番号No.4,No.6,No.8,No.10,No.12,No.14,No.
16,No.18,No.20)ではC.marinaの防除効果が不充分で実
使用において耐えられないもので有る事が分かる。
以上の製剤と比較して、本発明の製剤(試験番号No.1
1,No.13,No.15,No.17,No.19,No.21)においては、C.mar
inaの防除率が過酸化水素単独、水砕スラグと過酸化水
素を併用した製剤と比較して顕著に良好と成っており、
しかも、その沈降性も良好で有ることが分かる。実際の
海域において使用した場合にも、深水部までC.marinaを
吸着し包み込んで水中を沈下するため、充分に防除効果
が発揮されるものと考える。
(ヘ)発明の効果 この発明の水中用過酸化水素製剤によれば、その凝集
剤成分及び水中沈降性無機粒子の作用により過酸化水素
をフロックに包み込んだ形態で理想的に保持及び放出し
つつ水中へ沈降させることができる。そして、赤潮プラ
ンクトンについてフロックによる捕捉作用も呈される。
従って、この発明の製剤は赤潮プランクトンの防除
や、魚類の寄生虫の駆除のように水面のみならず、水中
の一定範囲内にかつ一定期間過酸化水素を作用させる必
要がある防除・駆動処理用の薬剤として極めて有用なも
のである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 竹中 恒 大阪府大阪市東淀川区東淡路2丁目10番 15号 株式会社片山化学工業研究所内 (72)発明者 片山 栄 大阪府大阪市東淀川区東淡路2丁目10番 15号 株式会社片山化学工業研究所内 (56)参考文献 特開 平1−225430(JP,A) 特開 昭56−97206(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) A01N 59/00

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(a)過酸化水素水と、 (b)水中でフロックを形成しうる凝集剤と、 (c)粒径1〜1000μmの水中沈降性無機粒子が配合調
    製されてなる水中用過酸化水素製剤。
  2. 【請求項2】凝集剤(b)が、カルボキシメチルセルロ
    ース、メチルセルロース、ポリアクリルアミドもしくは
    アルギン酸塩またはフライアッシュである請求項1記載
    の製剤。
  3. 【請求項3】水中沈降性無機粒子(c)が、粒径10〜60
    0μmに調整された水砕スラグである請求項1記載の製
    剤。
  4. 【請求項4】凝集剤(b)と水中沈降性無機粒子(c)
    とが重量比0.01〜30:99.99〜70で配合されてなる請求項
    1記載の製剤。
  5. 【請求項5】凝集剤(b)と水中沈降性無機粒子(c)
    の合計量1重量部に対する過酸化水素の含有量が0.05〜
    1重量部である請求項1記載の製剤。
  6. 【請求項6】赤潮の防除に用いられる請求項1記載の製
    剤。
  7. 【請求項7】請求項1記載の水中用過酸化水素製剤を、
    赤潮発生水域に散布して赤潮を防除することからなる赤
    潮の防除方法。
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