JP2966798B2 - 薬剤包装システムの制御方法 - Google Patents

薬剤包装システムの制御方法

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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明は病院等に於いて、患者毎
に異る処方箋に基づき一種類または数種類の薬剤を選択
的に包装できる薬剤包装システムの制御方法に関する。 【0002】 【従来の技術】薬剤包装機は、例えば特公昭56−48
362号公報や特開昭54−38887号公報で開示さ
れているように予め薬品種及び薬数をキー入力すること
でこの入力データに基づく分包を連続して作成する構成
である。したがって処方箋に基づき薬品種及び薬数を入
力するために、薬剤包装機の制御装置は薬品の在庫管理
各患者の薬歴管理にも適用されるのであるが、斯る機
能を有した薬剤包装機は末だ存在しない。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】しかして多種類の薬品
を選択的に分包する薬剤包装機は、現在のところ錠剤が
主で水剤及び散剤等は分包できず、そのため病院の薬局
オペレータは各診療科より送られてくる処方箋から薬剤
包装機で分包可能な薬品のみを選別して入力することで
分包を行っている。よって従来の薬剤包装機では、処方
箋にて服用が指示される全ての薬品種を入力することが
できないために、薬局における全薬品の在庫管理や各患
者の薬歴管理を行うのは現状のままでは不可能である。 【0004】本発明は、薬剤包装機で分包不可能な種類
を含めた薬局の全薬品種の管理を成し得る薬剤包装シス
テムの制御方法を提供するものである。 【0005】 【課題を解決するための手段】本発明は、投薬すべき薬
剤の薬品種、薬数及び薬品種毎に指定された分包の要否
情報により、分包不要な薬品種と分包する薬品種とを判
別し、分包不要な薬品種を除いて投薬すべき薬剤を分包
する薬剤包装システムの制御方法であり、薬品種毎に分
包の要否を指定するために、分包機内における該当薬品
の収納の有無だけにとどまらず、収納されている薬品種
についても適宜包装不要に設定することができ、本来で
あれば包装機で包装可能な薬品であっても品切れやタブ
レットケースの故障により包装できない薬品が生じた場
合に、暫定的に包装できる薬品だけを包装することがで
きる。 【0006】 【発明の実施の形態】図1は薬剤包装機の外観図を示
し、操作器(10)と包装機(11)とから構成されて
いる。操作器(10)はキー入力部(12)のキー操作
により処方データを作成して包装機(11)に転送し、
包装機(11)は転送された処方データにより包装動作
を行う。 【0007】図2は包装機(11)の構成を示し、上部
にタブレットケース収納部(1)が形成されており、そ
の下方にホッパ(2)及びシャッタ(3)と薬剤包装機
構(4)が配置されている。タブレットケース収納部
(1)には錠剤の種類に応じてタブレットケース(5)
…(5)が載置されており、タブレットケース(5)…
(5)は所定の摘出信号の入力により駆動して錠剤を摘
出し、図示しない落下通路を通してホッパ(2)へ導入
するように構成されている。薬剤包装機構(4)は、熱
溶着が可能で予め二つ折りにされた包装紙(6)を巻回
したローラ(7)、テンションローラ(8)、そして包
装紙(6)を縦にヒートシールして連続した小袋を形成
する縦ヒートシール機構(9)、更に錠剤が投入された
小袋の上部開口を密封する横ヒートシール機構(1
0)、及び送りローラ(11)とから構成されている。
そして送りローラ(11)は間欠的に駆動して包装紙
(6)を搬送し、搬送停止時に縦ヒートシールによる分
包袋の形成・シャッタ(3)の開放による分包袋への錠
剤投入・横ヒートシールによる分包袋の密封の各動作が
成される。 【0008】図3は本発明による薬剤包装機の制御装置
を示し、(13)は操作器(10)側の制御装置、(1
4)は包装機(11)側の制御装置で、送信データをシ
リアル変換して且つ受信データをパラレル変換するイン
ターフェイス(15)(16)を介し伝送線(17)に
よって接続されている。制御装置(13)は、中央処理
装置(18)と、操作器(10)側の制御手順をプログ
ラムしたシステムメモリ(19)と、キー入力部(1
2)の操作を検出してキー入力信号を発生するキーボー
ドインターフェイス(20)と、CRT(22)の表示
制御を行なうコントローラ(21)と、薬品種毎に対応
する薬品ファイルメモリM11〜M1n及び処方データメモ
リM21〜M2nと、制御データメモリM3と、レジスタR3
・R4とを具備している。そして制御装置(14)は、
包装機(11)側の制御手順をプログラムしたシステム
メモリ(25)と、包装機(11)の包装動作を制御す
る包装機コントローラ(28)と、中央処理装置(2
4)と、メモリM4と、制御カウンタ(27)と、レジ
スタR1・R2とを具備している。 【0009】図4は、制御装置(13)が薬品ファイル
メモリM11〜M1nに薬局で扱う全ての薬品の名称・略称
コード及びコード番号を登録するときの動作を示すフロ
ーチャートで、キー入力部(12)の登録開始を表わす
ファンクションキーの操作にて処理が開始される。この
登録動作では、登録する薬品種が水剤や散剤であった
り、または錠剤であってもタブレットケース(5)…
(5)に収納されていない場合は包装機(11)で包装
不能なために、コード番号を設定しないことを示すファ
ンクションキーを操作するものである。したがってN0
ステップでキー入力部(12)にキー入力があると、N
1ステップでは、このキー入力内容が設定コード番号を
示すテンキーの操作による数値データか、或いはファン
クションキーの操作によるコード番号の不要を示すもの
であるかを判定する。数値データの場合、N2ステップ
でこの数値が示すコード番号を薬品ファイルメモリM11
〜M1nにストアする。薬品種毎に対応する薬品ファイル
メモリM11〜M1nは、図5に示すように記憶領域m7
8・m9・m10を有しており、薬品毎のコード番号デー
タは記憶領域m7にストアする。一方、テンキーの操作
によるコード番号データの入力に代って、コード番号を
設定しないことを示すファンクションキーが操作される
と、N1ステップからN3ステップとなる。N3ステップ
で当該薬品種に関しての略称がキー入力されると、N4
ステップではこの略称が既に登録されている他の薬品の
略称と重複しないかを判定して、重複しない場合にはN
5ステップで略称コードを対応する記憶部M11〜M1n
記憶領域m8にストアする。例えば「A錠」という名称
の薬品について略称として「A」が入力されたとする
と、文字「A」を表わすキャラクタコードが記憶領域m
8にストアされる。一方重複している場合にはN4ステッ
プからN3ステップとなってコードが再度キー入力され
るのを待機する。しかしてN6ステップで当該薬品種の
薬品名がキー入力されると、N7ステップで薬品名を構
成する各文字を夫々キャラクタコードによって記憶領域
9にストアする。斯る処理を薬品種毎に繰り返して薬
品ファイルメモリM11〜M1nにコード番号データ・略称
コード及び薬品名を登録し、N8ステップでキー入力部
(12)の登録終了を表わすファンクションキーが操作
されたことを検出すると登録動作を終了する。 【0010】制御装置(14)は制御装置(13)より
送信される制御データに基づき包装制御を行うが、制御
装置(13)(14)間の転送モードは制御装置(1
4)が制御装置(13)へ転送要求信号を送信すること
で始まる。このとき制御装置(14)は包装制御を行っ
ていない状態で定期的にこの転送要求信号を出力するも
のである。図6は制御装置(13)の通常の動作を示す
フローチャートで、薬品ファイルメモリM11〜M1nへの
登録動作以外では常にこのフローチャートに基づく処理
を実行している。N10ステップはレジスタR3には
「1」をストアして転送番号を1にセットし、且つレジ
スタR4には「0」をストアし、N11ステップでは制御
装置(14)からの転送要求信号の有無を判定し、転送
要求信号が出力されていないとN12ステップでキー入力
の有無を判定する。キー入力部(12)が操作されて、
朝・昼・夕・就寝前毎に投薬する薬品の略称及び薬数と
服用する日数がキー入力されると、N13ステップでは図
7のフォーマットにしたがってこのキー入力内容に基づ
く処方データを作成して何れかの処方データメモリM21
〜M2nに記憶するが、以下、処方データメモリM21に記
憶するものとする。 【0011】図8はN13ステップでの動作を説明するフ
ローチャートである。n0ステップで薬品の略称がキー
入力されると、n1ステップでは薬品ファイルメモリM
11〜M1nを索引して何れの薬品がキー入力されたかを判
定してn2ステップとなる。しかしながら何れの薬品フ
ァイルメモリM11〜M1nにもキー入力された略称と同じ
略称がストアされていないと、n0ステップに復帰して
再度の略称入力を待機する。n2ステップは、キー入力
された略称に一致する薬品のコード番号及び薬品名を薬
品ファイルメモリM11〜M1nより読み取って、夫々処方
データメモリM 21の記憶領域m5・m6にストアする。し
かして入力された薬品種が水剤や散剤であったり、また
は錠剤でもタブレットケース(5)…(5)に収納され
ていない種類であったりして分包不能であると、キー入
力部(12)の分包不要キーが操作される。したがって
分包不要キーが操作されるとn3ステップからn4ステッ
プとなって、処方データメモリM21の記憶領域m5には
「0」が書込まれる。そしてn5ステップでその薬品の
朝・昼・夕・就寝前毎の薬数が入力されると、n6ステ
ップでは処方データメモリM21の記憶領域m2の0〜3
までの各アドレスに朝・昼・夕・就寝前毎の薬数データ
を書込み、n7ステップでキー入力があると、n8ステッ
プではキー入力の内容が薬品に関する略称であるか或い
は服用日数であるかを判定する。1分包中に複数種の錠
剤を包装する場合には略称が再度入力されるために、n
1ステップに復帰して同様な処理が繰り返されて、処方
データメモリM21にはこの略称に一致する薬品のコード
番号・薬品名及び薬数がストアされる。しかして1分包
中に包装すべき薬品及びその薬数の設定が終了して、服
用日数がn7ステップで入力されると、n8ステップから
9ステップとなって処方データメモリM21の記憶領域
1に日数データをストアする。n10ステップは、日数
データの入力により朝・昼・夕・就寝前毎の総分包数を
演算して、処方データメモリM21の記憶領域m3の各ア
ドレス0〜3までにストアする。n11ステップでは、レ
ジスタR3にてストアしている転送番号を処方データメ
モリM21の記憶領域m4に書込み、n12ステップではレ
ジスタR3の内容を1加算計数して転送番号を1つ進め
てN11ステップに移行する。そして転送要求信号が送信
されていない状態で再び処方データのキー入力がある
と、メモリM22に処方データをストアするが、このとき
処方データメモリM22の記憶領域m4にはレジスタR3
内容が1加算されているために、1つ進められた転送番
号がストアされる。 【0012】図9はかかるキー入力時におけるCRT
(22)の表示内容を示しており、オペレータのキー入
力にて指定される薬品名及びこの薬品の朝・昼・夕・就
寝前毎の薬数と日数は表示部(31)(32)(33)
で夫々表示し、そして略称に基づき薬品ファイルメモリ
11〜M1nより読取ったコード番号は表示部(34)で
表示する。この図9に示す入力例では、朝・昼・夕毎に
A錠・B錠・C錠を一錠づつ7日分分包し、朝・昼・夕
・就寝前毎にE散剤を一単位づつ7日分分包することが
キー入力されたことを示している。尚、散薬であるE散
剤は、包装機(11)にては分包不可能で他の散薬専用
の包装機或いは手作業により分包されるが、在庫管理の
ために入力される。したがって処方データメモリM21
No.1からNo.4までの各記憶領域m5には夫々A
・B・C・Eの各薬品のコード番号データが書込まれ、
且つNo.1からNo.3までの薬数データをストアす
る各記憶領域m2の朝・昼・夕・就寝前に対応するアド
レス0〜2には夫々薬数データ「1」が書込まれると共
にアドレス3には「0」が書込まれ、No.4の記憶領
域m2の各アドレス0〜3には夫々「1」が書込まれ、
記憶領域m1には日数データ「7」が書込まれる。そし
て薬数データと日数データの入力により、朝・昼・夕・
就寝前毎の総分包数を演算して記憶領域m3の各アドレ
ス0〜3までにストアすると共に、CRT(22)の表
示部(35)に表示する。またE散剤は、包装機(1
1)で分包不可能なためコード番号としては「0」が処
方データメモリM21にストアされているが、CRT(2
2)の表示部(34)はE散剤については「…」を表示
して分包不能であることを示している。 【0013】このようにして処方データを作成してN11
ステップに復帰し、制御装置(14)から転送要求信号
が送信されているのを検出すると、N14ステップとなっ
てレジスタR4の内容が「0」以外の値であるかを判定
する。レジスタR4は、包装機(11)が包装動作中で
あると、このときの包装動作の基となる処方データの転
送番号をストアしている。したがって現在、包装機(1
1)が包装動作を停止しているとレジスタR4の内容が
「0」のために、N19ステップに移行して処方データの
有無を判定する。そして前述のN13ステップの処理によ
り処方データメモリM21に処方データをストアしている
と、N20ステップとなって処方データメモリM2の記憶
領域m4にストアされている転送番号をレジスタR4に書
込み、N21ステップで制御装置(14)に転送する処方
データを図11のフォーマットにしたがって制御データ
に変換する。尚、何れか二つ以上の処方データメモリM
21〜M2nに処方データがストアされていると、記憶領域
4にストアされている転送番号の小さい処方データを
選定する。 【0014】図10は制御データ作成のフローチャート
を示しており、n20ステップは処方データをストアして
いるメモリM21〜M2nを選定し、且つ選定したメモリM
21の各記憶領域m5・m2で先頭の記憶領域m5・m2を指
定する。n21ステップは、処方データメモリM21の記憶
領域m5にストアしている薬品のコード番号データを制
御データメモリM3の記憶領域m5’に書込む。制御デー
タメモリM3は、処方データメモリM21〜M2nの記憶領
域m2・m3・m5に対応して記憶領域m2’・m 3’・
5’を具備している。n22ステップは、記憶領域m5
にストアしたコード番号データが「0」かを判定し、
「0」以外の場合はn23ステップとなって、処方データ
メモリM21の記憶領域m2の各アドレス0〜3にストア
している朝・昼・夕・就寝前毎の薬数データを、制御デ
ータメモリM3の記憶領域m2’の各アドレス0〜3にス
トアする。また「0」の場合は、n24ステップで制御デ
ータメモリM3の記憶領域m2’の各アドレス0〜3には
夫々「0」を書込む。n25ステップは、処方データメモ
リM21の記憶領域m5・m2を夫々シフトし、n26ステッ
プは処方データメモリM21の全ての記憶領域m5を指定
したかを判定する。かかるn21ステップからn26ステッ
プまでの処理を繰り返して、n20ステップで選定した処
方データメモリM21の記憶領域m5にストアされている
薬品のコード番号データを制御データメモリM3に移し
換えると共に、コード番号データが「0」以外の場合は
その薬品種の薬数データをそのまま制御データメモリM
3に書込み、「0」の場合はその薬品種の薬数データを
「0」に修正して制御データメモリM3に書込む。した
がって図9に示す入力例では、制御データメモリM3
No.1からNo.3までの記憶領域m5’にはA・B
・C各錠剤のコード番号データ、No.4の記憶領域m
5’にはE散剤に対応して「0」が夫々書込まれ、また
制御データメモリM3のNo.1からNo.3までの各
記憶領域m2’のアドレス0〜2までには「1」そして
アドレス3には「0」が書込まれるとともに、No.4
の記憶領域m2’の0〜3までの各アドレスには「0」
が夫々書込まれる。 【0015】n27ステップは、n20ステップで選定した
処方データメモリM21の記憶部の記憶領域m3における
先頭のアドレス0を指定するとともに、制御データメモ
リM3の各記憶領域m2’のうちのアドレス0を夫々指定
する。n28ステップは、各記憶領域m2’のアドレス0
に夫々ストアしている薬品種毎の薬数データの論理和が
「0」であるかを判定する。このとき各記憶領域m2
のアドレス0にストアしている薬数データの少なくとも
一つが「0」以外であると、n29ステップで記憶領域m
3のアドレス0にストアしている朝についての総分包数
データを、制御データメモリM3の記憶領域m3’のアド
レス0に書込む。また各記憶領域m2’のアドレス0に
ストアしている薬数データが全て「0」であると、n30
ステップで制御データメモリM3の記憶領域m3’のアド
レス0に「0」を書込む。n31ステップは、n27ステッ
プで選定した処方データメモリM2の記憶部の記憶領域
3におけるアドレスを0から1にシフトするととも
に、制御データメモリM3の各記憶領域m2’のアドレス
を全て0から1にシフトし、n32ステップは処方データ
メモリM2の記憶領域m3のアドレスがオーバーしたかを
判定して、アドレスが3以内のうちはn28ステップに移
行する。そしてn28ステップからn32ステップまでの処
理にて、制御データメモリM3の各記憶領域m2’の各ア
ドレス1にストアしている薬品種毎の薬数データの論理
和が「0」であるかで昼の総分包数データの修正の要否
を判定し、「0」以外の場合は修正の要なしとして記憶
領域m3のアドレス1にストアしているデータを記憶領
域m3’のアドレス1に書込み、「0」の場合は記憶領
域m3’のアドレス1に「0」を書込んで総分包数デー
タを修正する。同様に、夕及び就寝前についての総分包
数も夫々n28ステップからn32ステップまでの処理によ
り修正が判定されて、制御データメモリM3の記憶領域
3’のアドレス2及び3には夫々所定のデータが書込
まれる。そして処方データメモリM2のアドレスが記憶
領域m3を越えると、n32ステップからN22ステップと
なる。したがって本例の処方入力に依れば、就寝前の服
用はE散剤のみであり、制御データメモリM3における
各記憶領域m2’のアドレス3にストアされているデー
タの論理和は「0」のために、記憶領域m3’のアドレ
ス3には修正値である「0」が書込まれる。 【0016】N22ステップは、制御データメモリM3
記憶領域m3’のアドレス0〜3までにストアされてい
る朝・昼・夕・就寝前毎の総分包数が全て「0」かを判
定し、「0」の場合には包装機(11)で分包する必要
がないためN11ステップに復帰する。しかして朝・昼・
夕・就寝前の少なくとも何れか一つの総分包数が「0」
以外であると、包装機(11)で分包する必要があっ
て、N23ステップで制御データを制御装置(14)に転
送するが、このとき制御データはインターフェイス(1
5)でシリアル変換されて送信される。しかして転送終
了後、N11ステップに復帰するが、制御装置(14)は
制御データの受信により包装機(11)の包装制御を行
なっているために転送要求信号を出力しない。したがっ
て制御装置(13)はN12ステップでキー入力の有無を
繰り返し判定し、キー入力があるとN 13ステップとな
り、処方データをストアしていない何れかの処方データ
メモリM 21〜M2nにキー入力データをストアする。 【0017】制御装置(14)の動作を図12のフロー
チャートによって説明する。N0’ステップで転送要求
信号を出力して制御データを受信すると、N1’ステッ
プからN2’ステップとなり制御データをメモリM4にス
トアする。メモリM4は、メモリM3の各記憶領域m2
・m3’・m5’に対応して記憶領域m2”・m3”・
5”を具備して、夫々薬数データ・総分包数データ・
薬品種のコード番号データをストアする。N3’ステッ
プは、1が加算されるごとに順次「0」から「3」まで
を繰り返し計数する3進の制御カウンタ(27)を
「0」にセットする。N 4’ステップは、メモリM4の記
憶領域m3”の内容が「0」かを判定する。記憶領域
3”は朝・昼・夕・就寝前に対応する0から3までの
4つのアドレスに夫々総分包数をストアしているが、こ
の場合、制御カウンタ(27)の内容CNは「0」のた
めにアドレス0が指定されて、朝の総分包数データが
「0」であるかが判定される。本例では朝服用の分包数
は7日分でありN5’ステップに移行する。N5’ステッ
プは、メモリM4の記憶領域m5”にストアしているコー
ド番号データをレジスタR1にストアし、記憶領域m2
にストアしている薬数データをレジスタR2にストアす
る。このとき記憶領域m2”に関しては、制御カウンタ
(27)の内容CNが「0」のために先ず各記憶領域m
2”のアドレス0にストアされている薬数データが読出
されてレジスタR2にストアされる。したがってレジス
タR1にはA・B・C各錠剤のコード番号データが書込
まれ、レジスタR2にはこれら錠剤種について朝の分包
分の薬数データが書込まれる。N6’ステップはレジス
タR2の内容が「0」かを判定するが、A・B・Cの各
錠剤種について少なくとも一つの錠剤種の薬数データが
「0」以外にあるとN7’ステップとなって錠剤の摘出
動作となる。N7’ステップに於いて、包装機コントロ
ーラ(28)には薬数データが「0」以外にある錠剤種
についてのコード番号データがレジスタR1より読出さ
れて導入される。そして包装機コントローラ(28)は
A・B・Cの各種錠剤を収納したタブレットケース
(5)…(5)に対して摘出信号を出力する。したがっ
て摘出信号が導入されたタブレットケース(5)…
(5)は駆動して一錠の錠剤を摘出する。N8’ステッ
プでは、摘出動作を行なった錠剤種についてその薬数デ
ータより「1」を減算してN6’ステップに復帰する。
本例では、朝の分包にはA・B・Cの各種薬剤を一錠づ
つ包装するためにレジスタR2にストアされているA・
B・Cの各種薬剤の薬数データは「0」となる。したが
って朝の1分包分の錠剤が摘出されてホッパー(2)に
導入され、次のN9’ステップで包装動作が成される。
9’ステップで包装機コントローラ(28)はシャッ
タ(3)・横ヒートシール機構(10)・縦ヒートシー
ル機構(9)に夫々制御信号を与えて錠剤投入・分包袋
密封・分包袋形成の各動作を制御し、しかる後、送りロ
ーラ(11)の駆動装置へ制御信号を与え包装紙(6)
を長手方向へ所定寸法移送させて朝服用分の分包の包装
動作を終了する。N10’ステップは、制御カウンタ(2
7)の内容「0」によりメモリM4の記憶領域m3”のア
ドレス0を指定して、そこにストアしているデータより
「1」を減算し、N11’ステップでは記憶領域m3”の
0〜3までの全てのアドレスのデータが「0」であるか
を判定する。この場合、朝服用分の分包が一つ終了して
記憶領域m3”のアドレス0のデータより「1」を減算
した段階であり、N12’ステップで制御カウンタ(2
7)の内容CNを「0」から「1」に進めてN4’ステ
ップに復帰する。そしてN4’ステップでは、制御カウ
ンタ(27)の内容が「1」のためにm3”のアドレス
1を指定してその内容が「0」かを判定するが、このと
きアドレス1の内容は「7」のためにN5’ステップに
移行して昼服用分の分包動作となる。 【0018】N5’ステップでは、記憶領域m5”にスト
アしているコード番号データをレジスタR1にストア
し、各記憶領域m2”のアドレス1にストアしている薬
数データをレジスタR2にストアする。そしてN6’ステ
ップからN7’ステップとなると、レジスタR2にストア
されている薬数データが「0」以外にある錠剤種につい
てタブレットケース(5)…(5)より錠剤を摘出し、
8’ステップではレジスタR2の薬数データより「1」
を減算する。本例では、昼服用分の分包もA・B・Cの
各種薬剤を一錠づつ包装するために、レジスタR2の剤
数データは全て「0」となりN6’ステップからN9’ス
テップとなる。N9’ステップでは、ホッパー(2)に
取り出した昼の一分包分の錠剤の包装動作を行ない、N
10’ステップでは、記憶領域m3”のアドレス1にスト
アしているデータから「1」を減算して、昼の一分包動
作が終了したことを記憶する。そしてN11’ステップか
らN12’ステップとなると、制御カウンタ(27)の内
容CNを「1」から「2」に進める。したがって次のN
4’ステップからは、制御カウンタ(27)の内容が
「2」のため記憶領域m5”・m2”はアドレス2が指定
されて夕の一分包動作についての処理となり、しかる
後、夕の分包についての処理を終了すると制御カウンタ
(27)の内容CNを「2」から「3」に進めてN4
ステップに復帰する。このとき記憶領域m3”のアドレ
ス3の内容は「0」であり、N4’ステップからN11
ステップとなる。即ち、本例の入力処方では、就寝前に
は包装機(11)で包装不能なE散剤を分包するため
に、就寝前の服用分についての包装動作は省略されたこ
とになる。そしてN12’ステップで制御カウンタ(2
7)の内容を「3」から「0」に進めて、再度、朝の分
包についての処理を行う。このようにしてメモリM4
記憶領域m3’のアドレス0〜3にストアされているデ
ータが全て「0」になるまで、朝・昼・夕の順序で分包
動作を繰返す。しかして朝・昼・夕の7日分の7分包づ
つの包装が終了すると、1入力処方についての包装が終
了したとしてN11’ステップからN0’ステップに復帰
する。そしてN0’ステップでは、次の包装動作に関す
る処方データの転送要求信号を制御装置(13)に送信
する。 【0019】そして制御装置(14)が転送要求信号を
出力しているのを、制御装置(13)がN11ステップで
検出すると、このときは処方データを制御装置(14)
に転送してレジスタR4には転送番号をストアしている
ためにN14ステップとなる。N15ステップは、処方デー
タメモリM21にストアしている薬品名より対応する薬品
ファイルメモリM11〜M1nを索引し、N16ステップで該
メモリの薬数記憶領域m10に薬数の累積を記憶する。N
17ステップでは処方データメモリM21をクリアし、N18
ステップではレジスタR4を「0」にしてN19ステップ
となる。このように制御装置(13)は、転送した制御
データに基づく包装動作が終了したことを、N11ステッ
プでの転送要求信号の有無及びN14ステップでのレジス
タR4の内容にて判断すると、包装の終了した処方デー
タに示される薬品種に対応した薬品ファイルメモリM11
〜M1nを指定して、その記憶領域m10にストアしている
累積薬数に当該薬品種の薬数データを加算するものであ
る。そして何れかの処方データメモリM22〜M2nに処方
データがストアされていると、再び制御データを作成し
且つ包装機(11)で包装可能な薬品種の場合にこの制
御データを制御装置(14)に転送する。また薬品ファ
イルメモリM11〜M1nにストアしているデータは、キー
入力部(12)の所定キーを操作してかかるデータの表
示を指示する表示指令を中央処理装置(18)に入力す
ることで、CRT(22)において表示される。即ち、
図6のフローチャートで、制御装置(14)より転送要
求信号が送信されておらず、そしてキー入力部(12)
に処方入力が成されていない状態で表示指令が発生した
ことをN24ステップで検出すると、N25ステップとなっ
て薬品ファイルメモリM11〜M1nにストアしているデー
タをCRTコントローラ(21)へ導入し、CRT(2
2)は各薬品種毎のコード番号・略称コード・薬品名・
累積薬数を表示する。 【0020】 【発明の効果】本発明に依ると、包装機で包装不可能な
薬品を含め薬局で扱う全ての薬品種を処方箋に沿って入
力することが可能となり、薬剤管理機能を備えた薬剤包
装システムを提供することができる。しかも、薬品種毎
に分包の要否を指定するために、包装機内における該当
薬品の収納の有無だけにとどまらず、収納されている薬
品種についても適宜包装不要に設定することができ、本
来であれば包装機で包装可能な薬品であっても品切れや
タブレットケースの故障により包装できない薬品が生じ
た場合に、暫定的に包装できる薬品だけを包装すること
ができる。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明に依る薬剤包装機の外観図である。 【図2】包装機の構成図である。 【図3】本発明に依る制御装置の構成図である。 【図4】薬品ファイルメモリM11〜M1nへの登録動作を
示すフローチャートである。 【図5】薬品ファイルメモリM11〜M1nの記憶フォーマ
ットを示す図である。 【図6】制御装置(13)の動作を示すフローチャート
である。 【図7】処方データのフォーマットを示す図である。 【図8】処方データ作成処理を示すフローチャートであ
る。 【図9】一処方の入力例を示す図である。 【図10】制御データ作成処理を示すフローチャートで
ある。 【図11】制御データメモリM3の記憶フォーマットを
示す図である。 【図12】制御装置(14)の動作を示すフローチャー
トである。 【符号の説明】 (10) 制御器 (11) 包装機 (12) キー入力部 (13)(14) 制御装置 M11〜M1n 薬品ファイルメモリ M21〜M2n 処方データメモリ M3 制御データメモリ

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 1.投薬すべき薬剤の薬品種、薬数及び薬品種毎に指定
    された分包の要否情報により、分包不要な薬品種と分包
    する薬品種とを判別し、分包不要な薬品種を除いて投薬
    すべき薬剤を分包する薬剤包装システムの制御方法
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