JP2966490B2 - 両軸受リール本体の製造方法 - Google Patents

両軸受リール本体の製造方法

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【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は一方のサイドケース部と、前記サイドケース
部に対向して配置される他方のサイドケースに対する取
付け面が形成されるフランジ体と、前記一方のサイドケ
ース部と前記フランジ体とを連結する連結フレームと、
前記一方のサイドケース部と前記フランジ体との一方に
設けられる軸受支持部とを一体形成する両軸受リール本
体に関する。
〔従来の技術〕
上記した両軸受リール本体は次のような特徴構成を有
する。
一方のサイドケース部、他方のサイドケース部に対
して連結フレームを“かしめ”や“ボルト止め”する従
来一般の両軸受リール本体においては、キャスティング
の回数が多くなる(例えば1日に数百回)と、“かし
め”部分に緩み或いは捩れ等が生じて、両サイドケース
部間に亘って架設されるスプールの鍔部(スカート部)
とサイドケース部とが干渉したり、大きく間隔を広げて
糸落ちの原因となるといったことが多くありがちである
が、サイドケース部と連結フレーム部とを一体化するこ
とによって、上記不都合を大幅に緩和できる。
上記リール本体の一体化によって、軸受支持部等の
仕上加工を行うにしても、他の部分との寸法関係におけ
る狂いが少ない。
上記のように一体化されたリール本体において、視覚
性の特徴を発揮して商品価値を高める上から、アルマイ
ト処理を施してリール本体表面に光輝性を持たせること
を行っているが、光輝性を発揮するリール本体を形成す
るに、従来は、光輝性を発揮するアルミニウム材料を使
用してリール本体に相当する塊状物を鍛造し、この塊状
の鍛造品より、一方のサイドケース部とフランジ体と連
結フレーム部とを切削加工によって削り出し、削り出し
後アルマイト加工を施して、光輝性を発揮するリール本
体を形成していた。
〔発明が解決しようとする課題〕
上記したようなリール本体の成形形態を採る場合に、
塊状の鍛造品より前記一方のサイドケース部等を切削に
よって削り出して行くので、その切削加工時間に多大の
時間を要し、量産向きの製造形態ではなかった。
本発明の目的は、一方のサイドケース部、フランジ
体、連結フレーム部を一体で形成する特徴を維持し乍
ら、光輝性ある仕上面によって商品価値を高めるリール
本体を、製造工程を短縮して製作できる両軸受リール本
体の製造方法を提案する点にある。
〔課題を解決するための手段〕
本第1発明による特徴構成は、一方のサイドケース部
と、前記サイドケース部に対向して配置される他方のサ
イドケース部に対する取付け面が形成されるフランジ体
とを設け、前記一方のサイドケース部と前記フランジ体
との何れか一方に軸受支持部を形成すると共に、前記一
方のサイドケース部と前記フランジ体とを連結する連結
フレームを設け、前記一方のサイドケース部、前記フラ
ンジ体、及び、連結フレームを光輝性を発揮するアルミ
ニウム材料で鋳造一体成形したリール本体における第1
切削仕上げ加工対象面に対して第1切削仕上加工処理を
施すと共に、第1切削仕上加工処理後の切削仕上加工品
に対してショット処理又はバレル処理を施した後にアル
マイト処理を施す点にあり、その作用効果は次の通りで
ある。
〔作 用〕
つまり、一方のサイドケース部、フランジ体、連結フ
レームを鋳造によって一体成形することによって、これ
ら一方のサイドケース部、フランジ体、連結フレームを
切削加工することなく形作ることができる。しかも、切
削工程は第1切削仕上げ加工対象面だけに限定して行う
ことができ、さらに、切削加工後においては、ショット
処理又はバレル処理を施すのである。したがって、この
ショット処理又はバレル処理によって、切削加工箇所に
対する“バリ取り作業”及び難切削箇所に対する仕上げ
処理を施すことができる。
〔発明の効果〕
従って、従来のように、一方のサイドケース部、フラ
ンジ体、連結フレームを塊から切り出して形作り、仕上
切削を行うものに比べて、鋳造工程分だけ製造時間を短
縮でき、それでいて、一方のサイドケース部、フランジ
体、連結フレームを一体成形でしきる良さを維持でき
る。
しかも、ショット処理等により切削では得にくい仕上
げを行うことができ、又は、アルマイト加工後において
はショット(バレル)処理面では淡輝性を発揮させるこ
とができるのである。
〔課題を解決するための手段〕
本第2発明による特徴構成は、第1発明による特徴構
成において、前記ショット処理又はバレル処理を行った
後であって前記アルマイト処理を行う前に、第2切削仕
上げ加工対象面に対して、第2切削仕上加工処理を施す
点にあり、その作用効果は次の通りである。
〔作 用〕
つまり、第2切削仕上加工処理後にアルマイト処理を
行うことによって、ショット(バレル)処理仕上げ面で
は得られない光輝性のある部分を形成することができる
のである。
〔発明の効果〕
これによって、アルマイト処理後のショット(バレ
ル)処理面と切削仕上処理面との光沢の違いをより鮮明
にして審美性を発揮させることもできる。
〔課題を解決するための手段〕
本第3発明による特徴構成は、光輝性を発揮する溶融
アルミニウム材料を前記リール本体成形用鋳造金型内に
流し込むと共に、前記溶融アルミニウム材料を湯路終端
部の吸引機構によって吸引する点にあり、その作用効果
は次の通りである。
〔作 用〕
つまり、リール本体の鋳造時において、溶融アルミニ
ウム材料を吸引することによって、流し込むだけに比べ
て、前記材料の鋳型内での流れを良好にできる。特に、
一方のサイドケース部とフランジ体とを連結する連結フ
レーム部位での湯流れ抵抗が大きくなるのを抑制でき
る。
〔発明の効果〕
従って、鋳造品の“巣”の発生等を効果的に抑制し、
湯流れの悪い材料であっても、前記リール本体材料とし
て採用できる。
〔実施例〕
第1実施例を説明する。
第3図に示すように、左右サイドケース部(1A),
(1B)、右サイドケース部(1B)に対する取付面(2a)
を有するフランジ体(2)、左サイドケース部(1A)と
フランジ体(2)とを連結すべく円周方向3箇所に配置
された3本の連結フレーム(3)を夫々配置する。左サ
イドケース部(1A)と、フランジ体(2)と、3本の連
結フレーム(3)とを一体形成したリール本体(A)に
対して右サイドケース部(1B)を着脱自在にボルト連結
してリールケースを形成する。左右サイドケース(1
A),(1B)に亘ってスプール軸(4)を架設し、この
スプール軸(4)にベアリング(5),(5)を介して
スプール(6)を遊逆可能に枢支する。前記スプール
(4)の右側面側にこのスプール(6)に作用するドラ
グ装置(7)を設け、ドラグ装置(7)を受け止める受
止体(8)及びこの受止体(8)に隣接する入力歯車
(9)をスプール軸(4)に遊嵌してある。一方、スプ
ール軸(4)と平行にハンドル軸(10)を配置して右サ
イドケース部(1B)に回転自在に枢支し、このハンドル
軸(4)の内側先端に出力歯車(11)を装着し、この出
力歯車(11)を常咬式に入力歯車(9)に咬合させ、ハ
ンドル(12)の回転によって入出力歯車(9),(1
1)、受止体(8)、ドラグ装置(7)を介してスプー
ル(6)を回転すべく構成する。
ドラグ装置(7)の調節構造について説明する。スプ
ール軸(4)の一端を右サイドケース部(1B)に、入力
歯車(9)に外嵌した軸受(13)を介して支承し、この
スプール軸(4)の一端を更に右サイドケース部(1B)
より突出させ、その突出端にプリセットドラグ調節具
(14)を螺着してある。このプリセットドラグ調節具
(14)と右サイドケース(1B)側壁との間に伝動体(1
5)を挟んで揺動式ドラグ調節具(16)を配置し、この
揺動式ドラグ調節具(16)をスプール軸心周りで揺動可
能に構成してある。前記揺動式ドラグ調節具(16)と右
サイドケース部(1B)側壁との間にカム機構(17)を介
在させてある。
以上のような構成により、プリセットドラグ調節具
(14)の螺進操作によって、スプール軸(4)とともに
スプール(6)を引張り移動させ、ドラグ力を強力にで
きる。又、揺動式ドラグ調節具(16)を揺動させること
によって前記カム機構(17)とカム作用により同じくス
プール(6)をスプール軸(4)とともに引張り移動さ
せ、ドラグ力を強力にできる。調節具(14),(16)を
反対向きに調節するとドラグ力を弱めることができる。
次に、細かい部分の特徴について説明する。
第3図及び第6図に示すように、竿のリールシートに
取付ける脚(18)の取付構造について説明する。前記連
結フレーム(3)より一体的に左右一対の脚柱(3A)を
突設し、この脚柱(3A)に脚(18)を嵌め込み脚柱(3
A),(3A)先端を“カシメ”処理することによって脚
(18)を固定する。脚柱(3A)を連結フレーム(3)と
一体成形することによって部品点数の削減化を図れる。
第4図に示すように、左サイドフレーム部(1A)等の
外周面における連結フレーム(3)との接続端面に面取
りR面(R)を形成し、外周面の切削過程で前記接続端
面に“バリ”が発生するのを抑制する構成としてある。
又、外周面と連結フレーム(3)とは面一でつながって
いるので、切削時に刃物の姿勢を変更せずに切削できる
利点を有する。又、リール本体(A)をサミング時に握
り込んだ場合に、握りの感覚の違和感を少ないといった
利点もある。
第3図に示すように、前記サイドケース部(1A)の側
壁面に内側より取付孔(a)を形成すると共に、この取
付孔(a)にスプール軸(4)の一端を内嵌し、この取
付孔内周面でスプール軸(4)を直接支持する構成を採
っている。ここに、この取付孔(a)を軸受支持部と称
する。図中(19)はスプール軸(4)の廻り止め機構で
ある。
又、第3図に示すように、スプール(6)の両外側壁
の鍔部(6a)に対して、前記サイドケース部(1A),
(1B)とフランジ体(2)より一体的にひさし状のスト
ッパ壁(20)を極く近接させて設け、釣り糸がストッパ
壁(20)と鍔部(6a)との間隙より抜け出すことのない
ようにしてある。つまり、サイドケース部(1A又は1B)
とフランジ体(2)との一体成形によって、軸受支持部
(a)と前記ストッパ壁(20)の内周面との切削仕上加
工を加工誤差の生じにくい状態で行うことができ、特に
厳密な隙間管理の要求される、ストッパ壁(20)とスプ
ール鍔部(6a)との取合関係を設定するのに、前記一体
形成することが有効である。又、サイドケース部(1A又
は1B)、フランジ体(2)、連結フレーム(3)とを一
体形成することによって、サイドケース部(1A又は1B)
と連結フレーム(3)とを“かしめ”連結するものに比
べて、前記リール本体(A)の変形が少なく、ストッパ
壁(20)と鍔部(6a)との接触現象、又は、ストッパ壁
(20)と鍔部(6a)との間隙が基準以上に広がることを
抑制できる。
〔第2実施例〕 第6図に示すように、次のリール本体(A)は、右サ
イドケース部(1B)と、左サイドケース部(1A)に対す
る取付面を有するフランジ体(2)と、右サイドケース
部(1B)及びフランジ体(2)とを連結する連結フレー
ム(3)とを一体で成形したリール本体であり、内部に
収納される機器及びリール本体(A)自体の形態は第1
実施例で示したものと同様である。ただ、軸受支持部
(a)は前記入力歯車(9)を支承する軸受(13)に対
する支承孔になる。
前記入力歯車(9)に隣接して逆転阻止用歯車(29)
を装着すると共に、右サイドケース部(1B)にストッパ
爪(30)を軸支して、ハンドル(12)の糸繰出し方向へ
の回転を阻止する逆転防止機構を形成する。上記のよう
にストッパ爪(30)を、一体成形したリール本体(A)
側に装着してあるので、逆転防止機構を効かす回数が多
くなっても、リール本体(A)で十分その逆転反力を受
け止め、リール本体(A)自体の変形は少ない。従って
スプール鍔部(6a)とストッパ壁(20)との間隔(L)
が変動することはない。
以上の構成によって、両軸受リールを形成する。
次に、リール本体(A)の製造方法について説明す
る。その前に、リール本体の仕様について説明する。
(a) 材質はADC3又は近似特性のものを原則として使
用する。この材料でアルマイト処理を行うと光輝性が出
易い。
(b) リール本体(A)の外周面形状は略円形であ
る。又、左右サイドケース部(1A),(1B)の外周面と
連結フレーム(3)面とは面一状態である。
製造工程を説明を行う。
鋳造(ダイキャスト)によってリール本体(A)を
一体形成する。第2図に示す鋳造機で行う。つまり、
(21)は溶融アルミニウム材(b)を押出す押出機であ
る。(22)はダイキャスト用金型であり、左右に分離可
能な合せ型(22A),(22B)である。合せ型(22A),
(22B)の合せ面に成型空間(B)を形成し、この成型
空間(B)より湯路下手側終端部にストップバルブ(2
3)を設けると共に、前記終端部に送風機(24a)を介装
した吸引機構(24)を接続してある。(25)は鋳造終了
後、金型より鋳造リール本体(A)を押出す押出機であ
る。
以上の構成になる鋳造機において、溶融アルミニウム
材(b)を金型(22)内に押し込むと共に、同時に吸引
機構(24)を作動させて溶融アルミニウム材(b)を負
圧によって引張り、流動性を高める。その状態でアルミ
ニウム材(b)がストップバルブ(23)の設置部位に到
ると、ストップバルブ(23)を閉塞して鋳造を行い、鋳
造後合せ型(22A),(22B)を分離し、押出聞(25)で
鋳造品を押出し取出す。
このようにして鋳造された成型品が第1図(a)で示
すリール本体(A)である。
第1図(b)に示すように、△で示す左サイドフレ
ーム部(1A)の横側面と前記ストッパ壁(20)の内径部
と、軸受支持部(a)等を切削仕上加工する。ここでの
切削仕上加工を第1切削仕上加工処理と称する。また、
左サイドフレーム部(1A)の横側面と前記ストッパ壁
(20)の内径部と、軸受支持部(a)等を、第1切削仕
上げ加工対象面という。
第1図(c)で示すように、切削仕上加工品に対し
てショット処理か又は振動バレル処理を行い、切削仕上
加工後の“バリ取り”処理と、左右ストッパ壁(20)の
内周面(20a)で代表される難切削箇所に対する仕上加
工処理を施す。ショット処理はショットピーニングかシ
ョットブラストで行う。
第1図(d)に示すように、リール本体(A)の外
周面等に切削仕上げを施す。ここでの切削仕上加工を第
2切削仕上加工処理と称する。また、ルール本体(A)
の外周面等を、第2切削仕上げ加工対象面という。
次に、第1図(e)に示すように、電解液供給パイ
プ(26)と電解液撹拌用空気パイプ(27)を備えた電解
槽(28)に仕上加工品を浸漬投入してアルマイト処理を
行う。このアルマイト処理によっ切削仕上加工面に光輝
性を与えることができ、黄金色等の艶を付与できる。光
輝性のある切削仕上加工面に対してショットピーニング
処理面は淡い艶を持ち、切削仕上加工面との明確な対比
をなす。
アルマイト処理における酸化皮膜の厚さは10μm以下
で理想としては2〜3μmである。そして、アルマイト
処理後に各種の染料によって好みの色に着色することも
可能である。
〔別実施例〕
(イ) アルミニウム材料(b)として光輝性を発揮す
るものであればADC3以外のものでもよい。
(ロ) リール本体(A)の外周面形状としては完全な
円形ではなく、円の一部が欠けたD型のようなものであ
ってもよい。
(ハ) 鋳造形態としては、“巣”等の発生を防止する
ために、第5図に示すように、溶融アルミニウム材
(b)を加圧して金型(22)の下方より押上げ注入する
鋳造形態を採ってもよい。
(ニ) 鋳造形態としてはダイキャスト以外に、ロスト
ワックス法等の鋳造方法が適用可能である。
(ホ) 左サイドケース部(1A)の横側面に蓋材(31)
を設けたリール本体(A)について説明する。第7図に
示すように、左サイドケース部(1A)の横側面に左サイ
ドケース部(1A)の内部空間と略等しい大きさの蓋材
(31)を設け、この蓋材(31)の内方側にスプール
(6)に対するマグネット型ブレーキ機構(M)を設け
ると共に、ブレーキ機構(M)をスプール(6)の横側
面に対して出退移動可能に左サイドケース部(1A)の内
壁に枢支し、このブレーキ機構(M)に作用して、この
ブレーキ機構(M)の出退移動を司る操作具(32)を、
蓋材(31)に回転自在に取付けてある。つまり、操作具
(32)内に形成したカム(33)によって、マグネットを
備えたロッド(34)を出退自在に構成する。
尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を便利にする
為に符号を記すが、該記入により本発明は添付図面の限
定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明に係る両軸受リール本体の製造方法の実施
例を示し、第1図の(a)〜(e)は、夫々、鋳造後の
仕上工程を示す工程図、第2図は鋳造工程を示す作用
図、第3図は両軸受リールを示す縦断面図、第4図は連
結フレームの断面を示す縦断側面図、第5図は第2図に
対する別実施例を示す作用図、第6図は第3図に対する
別実施例を示す縦断面図、第7図は左サイドケース部の
別形態を示す縦断側面図である。 (1A),(1B)……サイドケース部、(2)……フラン
ジ体、(3)……連結フレーム、(22)……鋳造金型、
(24)……吸引機構、(A)……リール本体、(a)…
…軸受支持部。

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一方のサイドケース部(1A又は1B)と、前
    記サイドケース部(1A又は1B)に対向して配置される他
    方のサイドケース部(1B又は1A)に対する取付け面が形
    成されるフランジ体(2)とを設け、前記一方のサイド
    ケース部(1A又は1B)と前記フランジ体(2)との何れ
    か一方に軸受支持部(a)を形成すると共に、前記一方
    のサイドケース部(1A又は1B)と前記フランジ体(2)
    とを連結する連結フレーム(3)を設け、前記一方のサ
    イドケース部(1A又は1B)、前記フランジ体(2)、及
    び、連結フレーム(3)を光輝性を発揮するアルミニウ
    ム材料で鋳造一体成形したリール本体(A)における第
    1切削仕上げ加工対象面に対して第1切削仕上加工処理
    を施すと共に、第1切削仕上加工処理後の切削仕上加工
    品に対してショット処理又はバレル処理を施した後にア
    ルマイト処理を施す両軸受リール本体の製造方法。
  2. 【請求項2】前記ショット処理又はバレル処理を行った
    後であって前記アルマイト処理を行う前に、第2切削仕
    上げ加工対象面に対して、第2切削仕上加工処理を施す
    請求項1記載の両軸受リール本体の製造方法。
  3. 【請求項3】光輝性を発揮する溶融アルミニウム材料を
    前記リール本体成形用鋳造金型(22)内に流し込むと共
    に、前記溶融アルミニウム材料を湯路終端部の吸引機構
    (24)によって吸引する請求項1記載の両側受リール本
    体の製造方法。
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