JP2966295B2 - 加熱調理装置 - Google Patents

加熱調理装置

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JP2966295B2
JP2966295B2 JP24852094A JP24852094A JP2966295B2 JP 2966295 B2 JP2966295 B2 JP 2966295B2 JP 24852094 A JP24852094 A JP 24852094A JP 24852094 A JP24852094 A JP 24852094A JP 2966295 B2 JP2966295 B2 JP 2966295B2
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cooked
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば電子レンジ等の
加熱調理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】電子レンジによる調理においては、ラッ
プがかけられた状態の被調理食品を調理することがよく
ある。例えば、ラップをかけて冷蔵庫に保存しておいた
残りご飯のあたためなどは、その典型である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、被調理食品
にラップがかけられているかどうかでは、当然のことな
がら、調理結果に差が出る。この点、従来は、取扱い説
明書において、ラップがかけられている場合での調理に
関する時間等の設定についての補正方法について指示を
していたにすぎない。このため、ラップがかけられてい
るにも拘らず、何ら補正をせず、ラップがかけられてい
ない場合と同様の調理を行なったときには、出来上がり
が希望していた状態と異なってしまうおそれがある。こ
の一方で、ラップの有無を気にして補正操作をしつつ調
理を行なうことは煩しい。
【0004】そこで、従来より、ラップの有無に関係な
く、常に一定の出来上がりとなるような調理制御の出現
が切望されていた。
【0005】本発明は、上記に鑑みてなされたもので、
その目的としては、被調理食品にラップがかけられてい
るかどうかに関係なく、常に一定の調理結果を確実に得
られるようにした加熱調理装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1記載の本発明は、指定された調理メニュに
応じて被調理食品を高周波発振手段からのマイクロ波に
より加熱調理する加熱調理装置において、被調理食品が
冷凍状態にあるか否かを判別する冷凍判別手段と、この
冷凍判別手段の判別結果に応じて、被調理食品にラップ
がかけられているか否かを判別するラッピング判別手段
と、前記冷凍判別手段及びラッピング判別手段による判
別結果に基づいて加熱調理を制御する制御手段と、を有
することを特徴とする加熱調理装置をもって解決手段と
する。
【0007】 また、請求項2記載の本発明によれば、指
定された調理メニュに応じて被調理食品を高周波発振手
段からのマイクロ波により加熱調理する加熱調理装置に
おいて、被調理食品が冷凍状態にあるか否かを判別する
冷凍判別手段と、この冷凍判別手段の判別結果に応じ
て、被調理食品にラップがかけられているか否かを判別
するラッピング判別手段と、被調理重量の重さを検出す
る重量検出手段と、前記冷凍判別手段及びラッピング判
別手段による判別結果と重量検出手段による検出結果と
に基づいて加熱調理を制御する制御手段と、を有するこ
とを特徴とする加熱調理装置をもって解決手段とする。
【0008】 また、請求項3記載の本発明によれば、前
記ラッピング判別手段は、調理室内の湿度を検出する湿
度センサを具備して構成されていることを特徴とする請
求項1または2記載の加熱調理装置をもって解決手段と
する。
【0009】 また、請求項4記載の本発明によれば、前
記ラッピング判別手段は、加熱調理の開始から湿度セン
サの検出出力が変化するまでの時間の長さに基づいてラ
ップがかけられているか否かの判別を行なうことを特徴
とする請求項3記載の加熱調理装置をもって解決手段と
する。
【0010】 また、請求項5記載の本発明によれば、前
記ラッピング判別手段は、加熱調理の開始から湿度セン
サの検出出力が変化するまでの時間と冷凍判別手段によ
る判別結果に応じて設定された基準判定時間との比較結
果に基づいて、ラップがかけられているか否かの判別を
行なうことを特徴とする請求項3記載の加熱調理装置を
もって解決手段とする。
【0011】 また、請求項6記載の本発明によれば、前
記ラッピング判別手段における基準判定時間は、冷凍判
別手段による判別結果および被調理食品の重さに応じて
設定されることを特徴とする請求項5記載の加熱調理装
置をもって解決手段とする。
【0012】 また、請求項7記載の本発明によれば、前
記ラッピング判別手段は、調理室内のガス量あるいは気
体を検出するセンサを具備して構成されていることを特
徴とする請求項1または2記載の加熱調理装置をもって
解決手段とする。
【0013】 また、請求項8記載の本発明によれば、前
記冷凍判別手段は、被調理食品におけるマイクロ波の吸
収度の大きさに基づいて判別することを特徴とする請求
項1または2記載の加熱調理装置をもって解決手段とす
る。
【0014】 また、請求項9記載の本発明によれば、前
記冷凍判別手段は、高周波発振手段から被調理食品への
マイクロ波の進行波電力を検出する進行波電力検出手段
と、当該被調理食品からのマイクロ波の反射波電力を検
出する反射波電力検出手段とを有し、進行波電力と反射
波電力との差の変化に基づいて判別することを特徴とす
る請求項1または2記載の加熱調理装置をもって解決手
段とする。
【0015】 また、請求項10記載の本発明によれば、
前記制御手段は、加熱調理の時間および/または高周波
発振手段からのマイクロ波の出力を制御することを特徴
とする請求項1または2記載の加熱調理装置をもって解
決手段とする。
【0016】 また、請求項11記載の本発明によれば、
前記制御手段は、加熱調理の時間を、被調理食品のメニ
ュ、ラッピング判別手段および冷凍判別手段による判別
結果、重量検出手段による検出結果、および当該被調理
食品に関する所定の係数に基づいて決定することを特徴
とする請求項2記載の加熱調理装置をもって解決手段と
する。
【0017】 また、請求項12記載の本発明によれば、
前記制御手段は、被調理食品が加熱により飛び散るおそ
れがあるものであるときに、少なくともラッピング判別
手段によりラップがかけられていないと判別されたとき
には、高周波発振手段の出力を飛び散らない程度に低下
させることを特徴とする請求項1または2記載の加熱調
理装置をもって解決手段とする。
【0018】
【0019】
【0020】
【0021】
【0022】
【0023】
【0024】
【0025】
【0026】
【0027】
【0028】 また、請求項13記載の本発明によれば、
前記ラッピング判別手段は、使用者によって操作される
スイッチであることを特徴とする請求項12記載の加熱
調理装置をもって解決手段とする。
【0029】 また、請求項14記載の本発明によれば、
前記ラッピング判別手段は、調理室内の湿度を検出する
湿度センサを具備して構成されていることを特徴とする
請求項12記載の加熱調理装置をもって解決手段とす
る。
【0030】 また、請求項15記載の本発明によれば、
前記ラッピング判別手段は、加熱調理の開始から湿度セ
ンサの検出出力が変化するまでの時間の長さに基づいて
ラップがかけられているか否かの判別を行なうことを特
徴とする請求項12記載の加熱調理装置をもって解決手
段とする。
【0031】 また、請求項16記載の本発明によれば、
前記ラッピング判別手段は、加熱調理の開始から湿度セ
ンサの検出出力が変化するまでの時間と重量検出手段に
よって検出された被調理食品の重さに応じて設定される
基準判定時間との比較結果に基づいて、ラップがかけら
れているか否かの判別を行なうことを特徴とする請求項
14記載の加熱調理装置をもって解決手段とする。
【0032】 また、請求項17記載の本発明によれば、
前記ラッピング判別手段は、調理室内のガス量あるいは
気体を検出するセンサを具備して構成されていることを
特徴とする請求項12記載の加熱調理装置をもつて解決
手段とする。
【0033】 また、請求項18記載の本発明によれば、
前記重量検出手段は、使用者によって操作される数値入
力キーであることを特徴とする請求項12記載の加熱調
理装置をもって解決手段とする。
【0034】 また、請求項19記載の本発明によれば、
前記重量検出手段は、被調理食品が載置されるターンテ
ーブルの回転軸の下部に設けられた歪センサであること
を特徴とする請求項12記載の加熱調理装置をもって解
決手段とする。
【0035】 また、請求項20記載の本発明によれば、
前記制御手段は、加熱調理の時間および/またはマグネ
トロンからのマイクロ波の出力を制御することを特徴と
する請求項12記載の加熱調理装置をもって解決手段と
する。
【0036】
【0037】
【0038】
【0039】
【0040】
【0041】
【0042】
【0043】
【0044】
【0045】
【0046】
【作用】請求項1記載の本発明にあっては、被調理食品
にラップがかけられているかどうかのラッピング判別手
段を調理室内の湿度を検出する湿度センサを用いて構成
することで、人手を介さず、自動で判別でき、さらに、
ラップがかけられているかどうかおよび冷凍状態かどう
かに関係なく、加熱調理の開始から湿度センサの検出出
力が変化するまでの時間と被調理食品が冷凍状態にある
かどうか、とに応じて設定された基準判定時間との比較
結果に基づいて加熱調理の制御を行なうことで、常に一
定の調理の出来上がりとすることができる。
【0047】 請求項2記載の本発明にあっては、被調理
食品にラップがかけられているかどうか、当該被調理食
品が冷凍状態にあるかどうか、および被調理食品の重さ
で加熱調理の制御を行なうことで、ラップがかけられて
いるかどうか、および冷凍状態かどうかに関係なく、被
調理食品の重さに応じた常に一定の調理の出来上がりと
することができる。
【0048】 請求項3記載の本発明にあっては、ラッピ
ング判別手段を調理室内の湿度を検出する湿度センサを
用いて構成することで、ラップがかけられているかどう
かを、人手を介さず、自動で判別することができる。
【0049】 請求項4記載の本発明にあっては、ラップ
がかけられているかどうかを、加熱調理の開始から湿度
センサの検出出力が変化するまでの時間の長さに基づい
て判別することで、人手を介さず、確実に判別すること
ができる。
【0050】 請求項5記載の本発明にあっては、ラップ
がかけられているかどうかを、加熱調理の開始から湿度
センサの検出出力が変化するまでの時間と被調理食品が
冷凍状態にあるかどうかに応じて設定された基準判定時
間との比較結果に基づいて判別することで、人手を介さ
ず、正確に判別することができる。
【0051】 請求項6記載の本発明にあっては、ラップ
がかけられているかどうかを、加熱調理の開始から湿度
センサの検出出力が変化するまでの時間と被調理食品が
冷凍状態にあるかどうかおよび被調理食品の重さに応じ
て設定された基準判定時間との比較結果に基づいて判別
することで、人手を介さず、正確に判別することができ
る。
【0052】 請求項7記載の本発明にあっては、ラッピ
ング判別手段を、調理室内のガス量を検出するガスセン
サを用いて構成することで、ラップがかけられているか
どうかを人手を介さず、自動で判別することができる。
【0053】 請求項8記載の本発明にあっては、被調理
食品が冷凍されているかどうかを、当該被調理食品にお
けるマイクロ波の吸収度の大きさに基づいて判別するこ
とで、冷凍状態にあるかどうかを、人手を介さず、自動
で判別することができる。
【0054】 請求項9記載の本発明にあっては、被調理
食品が冷凍されているかどうかを、マグネトロンから当
該被調理食品へのマイクロ波の進行波電力と、当該被調
理食品からのマイクロ波の反射波電力との差の変化に基
づいて判別することで、冷凍状態にあるかどうかを、自
動で正確に判別することができる。
【0055】 請求項10記載の本発明にあっては、被調
理食品にラップがかけられているか否か、および被調理
食品が冷凍されているか否かで、および被調理食品の重
さで、加熱調理の時間および/またはマグネトロンから
のマイクロ波の出力を制御することで、ラップがかけら
れているかどうか、および被調理食品が冷凍状態にある
かどうかに関係なく、被調理食品の重さに応じた適切な
調理を行なうことができる。
【0056】 請求項11記載の本発明にあっては、加熱
調理の時間を、被調理食品のメニュ、ラッピング判別手
段および冷凍判別手段による判別結果、重量検出手段に
よる検出結果、および被調理食品に関する所定の係数に
基づいて決定することで、ラップがかけられているかど
うか、および被調理食品が冷凍状態にあるかどうかに関
係なく被調理食品のメニュ並びにその重さに応じた適切
な調理を行なうことができる。
【0057】 請求項12記載の本発明にあっては、少な
くともラップがかけられていないときに、被調理食品が
加熱により飛び散るおそれがあるものであるときには、
マグネトロンの出力を飛び散らない程度に低下させるこ
とで、例えばカレーのような食品でもラップがかけられ
ているかどうか、および冷凍状態にあるかどうかに関係
なく、且つ飛び散ることなく、その重さに応じた適切な
調理を行なうことができる。
【0058】
【0059】
【0060】
【0061】
【0062】
【0063】
【0064】
【0065】
【0066】
【0067】
【0068】 請求項13記載の本発明にあっては、ラッ
ピング判別手段を使用者によって操作されるスイッチで
構成することで、簡単なスイッチ操作のみによって、ラ
ップがかけられている場合でも、かけられていない場合
でも、一定の調理の出来上がりとすることができる。
【0069】 請求項14記載の本発明にあっては、ラッ
ピング判別手段を調理室内の湿度を検出する湿度センサ
を用いて構成することで、ラップがかけられているかど
うかを、人手を介さず、自動で判別することができる。
【0070】 請求項15記載の本発明にあっては、ラッ
プがかけられているかどうかを、加熱調理の開始から湿
度センサの検出出力が変化するまでの時間の長さに基づ
いて判別することで、人手を介さず、確実に判別するこ
とができる。
【0071】 請求項16記載の本発明にあっては、ラッ
プがかけられているかどうかを、加熱調理の開始から湿
度センサの検出出力が変化するまでの時間と被調理食品
の重さに応じて設定される基準判定時間との比較結果に
基づいて判別することで、人手を介さず、正確に判別す
ることができる。
【0072】 請求項17記載の本発明にあっては、ラッ
ピング判別手段を、調理室内のガス量を検出するガスセ
ンサを用いて構成することで、ラップがかけられている
かどうかを、人手を介さず、自動で判別することができ
る。
【0073】 請求項18記載の本発明にあっては、重量
検出手段を使用者によって操作される数値入力キーで構
成することで、簡単なキー操作のみによって、ラップが
かけられている場合でも、かけられていない場合でも、
並びに被調理食品が冷凍されている場合でも、されてい
ない場合でも、被調理食品の重さに応じた一定の調理の
出来上がりとすることができる。
【0074】 請求項19記載の本発明にあっては、重量
検出手段を被調理食品が載置されるターンテーブルの回
転軸の下部に設けられた歪センサで構成することで、被
調理食品の重さを、人手を介さず、自動で検出すること
ができる。
【0075】 請求項20記載の本発明にあっては、被調
理食品にラップがかけられているか否か、被調理食品が
冷凍されているか否か、および被調理食品の重さで、加
熱調理の時間および/またはマグネトロンからのマイク
ロ波の出力を制御することで、ラップがかけられている
かどうか、および被調理食品が冷凍状態にあるかどうか
に関係なく被調理食品の重さに応じた適切な調理を行な
うことができる。
【0076】
【0077】
【0078】
【0079】
【0080】
【0081】
【0082】
【0083】
【0084】
【0085】
【0086】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。
【0087】図1乃至図10は、本発明の第1実施例を
示す図である。まず図1、図2を用いて加熱調理装置の
構成を説明する。これらの図において、2は食品1を加
熱調理するための調理室を構成する加熱室であり、加熱
室2の底面内部には食品1を載置して回転するターンテ
ーブル3が備えられ、加熱室2底面の外部下側には、タ
ーンテーブル3を回転するためのシャフトを介して、食
品1および容器の重量を検出するための重量検出手段と
しての重量センサ18が配設されている。食品1は加熱
室2に隣接したマグネトロン4からのマイクロ波により
あたためられ、水蒸気等のガスを発生する。加熱室2に
開口7を介して隣接する空間には、このガスを排気する
ためのファン5が設けてあり、ファン5が動作すると加
熱調理装置の側面の開口6より空気が吸引されて、開口
7を通過して加熱室2内に流入する。そこで食品1から
発生したガスと混合されて、加熱室2の開口8を通り、
加熱室2に隣接し開口8を介して通気が可能な排気室9
内の排気路10に流入する。排気路10内には水蒸気を
検出するための湿度センサ11が設けてあり、加熱室2
から排気路10に流入した空気の一部分はこの湿度セン
サ11に接触する構造になっている。排気路10に流入
した空気は加熱調理装置背面に設けた開口13から加熱
調理装置外に排気される。加熱室2の前面には食品1を
出し入れするために、回動可能な扉14が設けてある。
加熱室2に隣接した機械室15にはマグネトロン4等を
制御するための回路を含む制御手段としての制御回路1
6が設けてある。17はマグネトロン4を冷却するため
のファンである。また加熱調理装置前面には、使用者が
調理装置を操作するための操作部19が設けてある。
【0088】図3は、本実施例の回路構成ブロックを示
す図である。制御回路16は、商用電源20によって駆
動せしめられるもので、湿度センサ11、重量センサ1
8、操作部19および冷凍判別部51からの信号入力を
受けて、マグネトロン4およびファン5,17を駆動制
御する機能を有するものである。なお、操作部19は、
調理メニュスイッチ33およびスタートスイッチ35を
有する構成である。
【0089】湿度センサ11は、図4に示す如く、乾燥
した空気中に密封されたサーミスタ21を有する基準セ
ンサ部23と、貫通孔25が設けられた缶体内に配置さ
れたサーミスタ27を有する被検センサ部29とがセン
サケース31に一体的に構成されたものである。そし
て、両サーミスタ21,27は、通電により約200℃
程度の高温とされ、基準センサ部23は、内蔵するサー
ミスタ21が乾燥した空気中に密封されているので、外
気に関係なく一定の放熱を行ない、被検センサ部29
は、外気との空気の流通が保持されるので、外気に含ま
れる水分量(湿度)に応じて内蔵するサーミスタ27に
よる放熱量が変動することになる。これらサーミスタ2
1,27は、図5に示す如き、制御回路16に設けられ
た検出回路に接続されている。この検出回路は、サーミ
スタ21,27を発熱させるのに十分な容量を有する直
流電源39と、抵抗40,41と、増幅器42とを有す
る構成であり、サーミスタ21,27および抵抗40,
41がブリッジ状に接続され、それぞれの接続点が増幅
器42の入力端子に接続されている構成である。したが
って、増幅器42の出力(端子A)を監視することで、
加熱室2内の絶対湿度を検知することができる。
【0090】さて、食品1を加熱調理すると、所定時間
経過後から食品1から水蒸気が発せられるが、この水蒸
気の発生開始時間は、食品1にラップ12がかけられて
いるか否かで異なる。してみると、上述した湿度センサ
11を用いて加熱室2内の湿度の変化を監視すること
で、食品1にラップがかけられているかどうかを判別で
きるということができる。図6は、食品1にラップがか
けられている場合とかけられていない場合における加熱
調理時間の経過に伴う増幅器42の出力電圧の変化、す
なわち加熱室2内の湿度の上昇変化を示したものであ
る。同図から明らかなように、食品1が冷凍されている
か否かに関係なく、ラップがかけられている場合は、ラ
ップがかけられていない場合に比べて、湿度の上昇変化
の開始が遅い。そこで、本実施例では、後述する制御回
路16の処理において、食品1が冷凍されている場合と
冷凍されていない場合とで個別にそれぞれ基準判定時間
0 ,T1 を設定し、湿度の上昇変化開始時間をこの基
準判定時間T0 ,T1 と比較することで、食品1にラッ
プ12がかけられているか否かを判別するようにしてい
る。なお、この基準判定時間T0 ,T1 は、食品1の重
さによって変化する値で、食品1の重さが重くなれば、
これに比例して長くなる値である。具体的には、例えば
食品1の重さをW、標準の基準判定時間をT0A,T1A
すると、 T0 =T0A・W・y T1 =T1A・W・y で算出されるものである。なお、上式においてyは調理
される食材の容器など重量を補正するための重量係数で
ある。ここで、湿度センサ11および制御回路16は、
ラッピング判別手段を構成するものである。
【0091】食品1が冷凍状態にあるか否かについて、
本実施例では次のように判別している。図7は、冷凍判
別部51の構成を示すものである。冷凍判別部51は、
マグネトロン4と加熱室2を結ぶ導波管53の途中に設
けられた方向性結合器55に接続されたマグネトロン4
から食品1へのマイクロ波の進行波電力を検出する進行
波電力検出部57と、当該食品1からのマイクロ波の反
射波電力を検出する反射波電力検出部59とを有する構
成である。一般に、食材は水の成分が多く、冷凍されて
いる食材の誘電率は、ほぼ氷と同等と考えられる。ま
た、解凍された食材の誘電率は、ほぼ水と同等と考えら
れる。処で、水と氷の誘電率は約80倍異なり、水の方
が遥かに電波を吸収し易い。すなわち、冷凍された食材
を解凍するため加熱し始めると食材に吸収される電波は
少なく、反射してくる電波が多い。してみると、冷凍さ
れていない食品を加熱調理した場合には、進行波電力と
反射波電力との電力差としてはある程度大きい状態でほ
ぼ一定であるのに対し、冷凍食品を加熱調理した場合に
は、当該電力差としては当初小さいながらも、解凍が進
むに連れて大きくなるということができる。図8は、冷
凍されている食品とそうでない食品とを加熱調理した場
合の調理時間経過に伴う電力差の変化を示すもので、同
図から明らかなように、冷凍食品の方は、加熱され解凍
が進み、部分的に解凍が始まると、電力差が大きくな
る。そこで、本実施例では、後述する制御回路16の処
理において、加熱調理開始から所定時間経過前に、加熱
調理の開始時に対する電力差が所定値(wh)以上、拡
大変化しているときには、加熱調理中の食品を冷凍状態
にあると判別する。ここで、冷凍判別部51および制御
回路16は、冷凍判別手段を構成するものである。
【0092】重量センサ18は、シャフトの中心に弾性
材の歪を利用する歪センサで構成されているものであ
る。なお、重量センサ18としては、他の構成でもよ
く、例えばターンテーブルの外周に当該ターンテーブル
を受けるローラを設け、このローラの回転軌道上にター
ンテーブルを含む食品の重量を弾性体の歪として検出す
るような構成でもよい。
【0093】制御回路16は、マイクロコンピュータお
よびマグネトロン用電源トランスを具備するものであ
る。そして、湿度センサ11からの検出結果に基づいて
食品1にラップ12がかけられているか否かを判別し、
進行波電力検出部57および反射波電力検出部59から
の検出結果に基づいて食品1が冷凍状態にあるか否かを
判別する機能を有し、さらに、この判別結果と、重量セ
ンサ18からの検出結果および操作部19における調理
メニュスイッチ33の操作状態とを踏まえて加熱調理時
間を決定する機能を有する。具体的には、制御回路16
は図9に示す如きデータテーブルを用いて加熱調理時間
を決定するのである。このデータテーブルは制御回路1
6に予め記憶されいるものである。同テーブルにおい
て、単位調理時間とは、調理メニュ別の単位重量当たり
(例えば100g)当たりの調理時間である。また、重
量係数とは、調理時間が食材の重量によって異なること
は当然であるが、食材間で全て比例しているわけでもな
いことから、食材間での単位重量に関する単位調理時間
を補正するための係数である。したがって、例えば、ラ
ップがかけてなく、非冷凍の状態であるご飯をXgをあ
たため調理する場合、単位調理時間はt11であり、調理
される食材の容器など重量を補正するための重量係数a
1 、重量がXであるから、調理時間としては、t1 =a
1 *t11*Xで算出される。
【0094】次に、本実施例の作用を図10に示すご飯
のあたための場合の制御回路16の処理フローチャート
を用いて説明する。
【0095】スタートスイッチ35が操作されると、制
御回路16は、ターンテーブル3を回転させると共に、
重量センサ18からの検出出力に基づいてご飯の重さを
読み込む(ステップ100)。
【0096】そして、制御回路16は、ファン5,17
およびマグネトロン4を駆動させてあたためを開始させ
る(ステップ110,120)。このとき、加熱室2内
の残留ガス等により湿度センサ11が誤検出することを
防止するため、加熱室2内を一定時間(Ts )だけ排気
する(ステップ130〜150)。
【0097】この後、制御回路16は、調理時間を計数
するためのタイマ2をリセット後、計数動作を開始する
と共に、増幅器42の出力および冷凍判別部51におけ
る電力差の監視を開始し、増幅器42の出力電圧が加熱
室2内の湿度の上昇変化を判断するための基準電圧V
ref に達するまでの間、冷凍判別部51における電力差
が拡大変化したか否か、すなわち食品1が冷凍状態にあ
るものか否かを監視する(ステップ160〜220)。
この監視中において、当該電力差が拡大変化したときに
は食品1が冷凍状態にあるとしてフラグFをセットする
(ステップ220)。ここで、加熱調理開始後、食品1
から水蒸気等が発生し始める時点においては、冷凍状態
にあった食品1は既に一部が解凍された状態となってい
るので、冷凍判別部51における電力差の監視により、
食品1が冷凍状態にあるかどうかを判別することができ
る。
【0098】制御回路16は、増幅器42の出力電圧が
基準電圧Vref に達したことを検知すると、ステップ2
30に進み、フラグFの状態を判別する。フラグFがセ
ット状態にあれば、ステップ240に進んで、冷凍状態
にある食品1についてラップがかけられているか否かを
判別するための基準判定時間T1 を先に読み込んだ食品
1の重さから求め、タイマ2の計数値と比較する(ステ
ップ250)。この比較の結果、タイマ2の計数値が基
準判定時間T1 より短いときには、制御回路16は、現
在加熱調理中の食品1がラップがかけられていない冷凍
状態にあるご飯であると判断して、図9に示すデータテ
ーブルに基づき調理時間Tssをt2 に決定する(ステッ
プ260)。逆に、タイマ2の計数値が基準判定時間T
1 より長いときには、現在加熱調理中の食品1がラップ
がかけられた冷凍状態にあるご飯であると判断して、や
はりデータテーブルに基づき調理時間Tssをt4 に決定
する(ステップ270)。一方、ステップ230におい
て、フラグFがセット状態になければ、ステップ280
に進んで、冷凍状態にない食品1についてラップがかけ
られているか否かを判別するための基準判定時間T0
先に読み込んだ食品1の重さから求め、タイマ2の計数
値と比較する(ステップ290)。この比較の結果、タ
イマ2の計数値が基準判定時間T0 より短いときには、
制御回路16は、現在加熱調理中の食品1がラップがか
けられていない冷凍状態にないご飯であると判断して、
図9に示すデータテーブルに基づき調理時間Tssをt1
に決定する(ステップ300)。逆に、タイマ2の計数
値が基準判定時間T0 より長いときには、現在加熱調理
中の食品1がラップがかけられた冷凍状態にないご飯で
あると判断して、やはりデータテーブルに基づき調理時
間Tssをt3 に決定する(ステップ310)。
【0099】次に、制御回路16は、これら決定された
調理時間Tssをタイマ2の計数値と比較し、タイマ2の
計数値が調理時間Tssに達した時点で、マグネトロン4
の駆動を停止させ、調理を終了する(ステップ320,
330)。この後、制御回路16は、引き続き所定時間
3 だけファン5,17を駆動させ、加熱室2内および
マグネトロン4を冷却する(ステップ340〜36
0)。
【0100】したがって、本実施例によれば、何ら人手
を介することなく、被調理食品にラップがかけられてい
るかどうか、および冷凍状態にあるかどうかに関係な
く、常に一定の出来上がりの調理を行なうことができ
る。
【0101】なお、上記第1実施例においては、加熱調
理を時間で制御するようにしたが、湿度センサ11の検
出結果を出力する増幅器42の出力電圧に基づいて加熱
調理を制御するようにしてもよい。すなわち、制御回路
16に記憶される加熱調理時間を決定するためのデータ
テーブルを、図11に示す如く、調理メニュ、食品にラ
ップがかけられているかどうか、および冷凍状態にある
かどうかによる単位調理時間が電圧値で設定され、食品
を入れる食器などの重量を考慮した重量係数についても
電圧値で設定された構成とすることで、調理時間につい
ても電圧値で算出するのである。この単位調理時間を示
す電圧値は、水蒸気等が多量に発生するラップがかけら
れていない場合には高く設定され、逆にラップがかけら
れている場合には低く設定される。処理としては、図1
2に示す如く、ステップ250および290のラップが
かけられているかどうかの判別処理までは図10の処理
と同様であるが、その後の加熱調理時間を電圧値Vss
決定し(ステップ1260,1270,1300,13
10)、加熱調理の終了を増幅器42の出力電圧が当該
決定された電圧値Vssに達したことで判断する点が図1
0の処理と異なる(ステップ1320)。
【0102】したがって、本実施例においても、何ら人
手を介することなく、被調理食品にラップがかけられて
いるかどうか、および冷凍状態にあるかどうかに関係な
く、常に一定の出来上がりの調理を行なうことができ
る。
【0103】なお、上記実施例では、マイクロ波の状態
によって冷凍状態を判別するようにしたが、これに限定
されるものではなく、例えば湿度センサ11を用いても
判別することができる。すなわち、湿度センサ11の出
力特性は図6に示すように基準時間Tで冷凍食品か冷凍
されていない食品かを判別することができるのである。
この基準時間Tは調理される食品の重量、調理メニュに
関係する値であり、前記調理時間の算出と同様にT=T
11*a11*Wで算出される。ここで、T11は食品毎に決
定されている単位基準時間、a11は重量計数、Wは重量
センサにより測定された重量である。
【0104】図13は、本発明の第2実施例の処理フロ
ーチャートを示す図である。その特徴としては、調理メ
ニュによっては、マグネトロンの出力を調整すること
で、ラップがかけられていない食品を加熱調理する場合
でも、加熱室内に食品が飛び散らないようにしたことを
特徴とする。すなわち、例えばカレーのように粘性の高
い食品にあっては、特にラップがかけられていない場
合、部分的に極度に加熱されて沸騰し飛び散るおそれが
あるので、マグネトロンの出力を飛び散らない程度に下
げることで、飛散の発生を防止したのである。なお、本
実施例においては、加熱調理装置の構成については、第
1実施例と同じであり、処理についても図10と同一符
号を付したステップ番号の処理は同じである。
【0105】マグネトロンの出力を低下させる方法とし
ては、ON−OFF制御、インバータ制御などが考えら
れる。特に、インバータ制御による場合には、出力を連
続的に低下状態とすることができるので、食品の沸騰が
少なく飛散を確実に防止できる点で好ましい。
【0106】したがって、本実施例においては、加熱調
理時間が決定された後(ステップ100〜310)、調
理メニュスイッチにおいて設定されたメニュが予め定め
られた飛び散るおそれがあるものである場合にはマグネ
トロンの出力を低下させるようにしている(ステップ4
00〜420)。ここで、本実施例においては、食品に
ラップがかけられているかどうかに関係なく、メニュが
予め定められた飛び散るおそれのあるものであるときに
はマグネトロンの出力を低下させるようにしたので、ラ
ップを破って食品が飛散することがなく、確実に食品の
飛散を防止することができる。また、本実施例の処理に
ついては、タイマ2の計数値が加熱調理時間Tssに達し
たか否かで調理を終了する方式のものに適用したが、図
12に示す如き、増幅器の出力電圧が所定の電圧値Vss
に達したか否かで調理を終了する方式のものにも適用す
ることができる。
【0107】なお、上記各実施例においては、ラップの
有無について湿度センサを用いた場合について説明した
が、本発明は、これに限定されるものではなく、従来使
用されているガスセンサなどの食品の状態を検出できる
センサであればよい。
【0108】図14乃至図17は、本発明の第4実施例
を示す図である。まず図14、図15を用いて加熱調理
装置の構成を説明する。これらの図において、62は食
品61を加熱調理するための調理室を構成する加熱室で
あり、加熱室62の底面内部には食品61を載置して回
転するターンテーブル63が備えられている。食品61
は加熱室62に隣接したマグネトロン64からのマイク
ロ波によりあたためられ、水蒸気等のガスを発生する。
加熱室62に開口67を介して隣接する空間には、この
ガスを排気するためのファン65が設けてあり、ファン
65が動作すると加熱調理装置の側面の開口66より空
気が吸引されて、開口67を通過して加熱室62内に流
入する。そこで食品61から発生したガスと混合され
て、加熱室62の開口68を通り、加熱室62に隣接し
開口68を介して通気が可能な排気室69内の排気路7
0に流入する。排気路70に流入した空気は加熱調理装
置背面に設けた開口73から加熱調理装置外に排気され
る。加熱室62の前面には食品61を出し入れするため
に、回動可能な扉74が設けてある。加熱室62に隣接
した機械室75にはマグネトロン64等を制御するため
の回路を含む制御手段としての制御回路76が設けてあ
る。77はマグネトロン64を冷却するためのファンで
ある。また加熱調理装置前面には、使用者が調理装置を
操作するための操作部79が設けてある。
【0109】図16は、本実施例の回路構成ブロックを
示す図である。制御回路76は、商用電源80によって
駆動せしめられるもので、操作部79に設けられている
各種スイッチの操作信号入力を受けて、マグネトロン6
4およびファン65,77を駆動制御する機能を有する
ものである。なお、操作部79は、調理メニュスイッチ
81、スタートスイッチ82、食品61にラップがかけ
られていることを指示するラップスイッチ83、食品6
1の重さを入力するための重量入力キー84および食品
61が冷凍状態にあることを指示する冷凍スイッチ85
を有する構成である。
【0110】次に、本実施例の作用を図17に示すご飯
のあたための場合の制御回路76の処理フローチャート
を用いて説明する。
【0111】調理メニュスイッチ81を介してご飯のあ
たためが指示されると、制御回路76は、加熱調理対象
であるご飯について重さ、ラップ72がかけられている
か否か、冷凍状態にあるか否かを判別するべく、それぞ
れ重量入力キー84、ラップスイッチ83および冷凍ス
イッチ85の状態を読み込む(ステップ500〜53
0)。
【0112】そして、スタートスイッチ82が操作され
ると、制御回路76は、ターンテーブル63を回転させ
ると共に、マグネトロン64およびファン65,77を
駆動させてあたためを開始させる(ステップ540〜5
60)。このとき、制御回路76は、加熱調理時間を計
時するためのタイマ2をリセットする一方、先に読み込
んだラップスイッチ83および冷凍スイッチ85の状態
に基づいて加熱調理時間t、すなわちあたため時間を設
定した上で、タイマ2による計時動作を開始させる(ス
テップ570〜650)。加熱調理時間tは、具体的に
は、前記図9と同様に食品1にラップ72がかけられて
いない場合、冷凍状態になければt1 に設定され、冷凍
状態にあればt2 に設定される。また、食品61にラッ
プ72がかけられている場合、冷凍状態になければt3
に設定され、冷凍状態にあればt4 に設定される。
【0113】この後、制御回路76は、上記設定された
加熱調理時間tだけあたため制御を行なうことになる
(ステップ660)。
【0114】したがって、本実施例によれば、食品につ
いてラップがかけられているかどうか、あるいは冷凍状
態にあるかどうかについては、単にスイッチのオン・オ
フ操作をするだけでよく、利用者がラップがかけられて
いるかどうか、あるいは冷凍状態にあるかどうかについ
て特別な補正操作を行なったりする必要がなく、簡単な
操作のみで常に一定の調理結果を得ることができる。
【0115】
【発明の効果】以上、説明したように本発明によれば、
加熱調理において、被調理食品についてラップがかけら
れているかどうかおよび冷凍状態かどうかに関係なく、
被調理食品の重さに応じた常に一定の調理の出来上がり
を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例の構成を示す図である。
【図2】本発明の第1実施例の構成を示す図である。
【図3】当該第1実施例の回路構成を示す図である。
【図4】当該第1実施例における湿度センサの構成を示
す図である。
【図5】当該湿度センサの出力回路の構成を示す図であ
る。
【図6】当該出力回路における出力特性を示す図であ
る。
【図7】当該第1実施例における冷凍判別部の構成を示
す図である。
【図8】当該冷凍判別部による出力特性を示す図であ
る。
【図9】当該第1実施例における制御回路に記憶されて
いるデータテーブルを示す図である。
【図10】当該第1実施例の処理フローチャートを示す
図である。
【図11】当該第1実施例についての変形例における制
御回路に記憶されているデータテーブルを示す図であ
る。
【図12】当該変形例の処理フローチャートを示す図で
ある。
【図13】本発明の第2実施例の処理フローチャートを
示す図である。
【図14】本発明の第3実施例の構成を示す図である。
【図15】本発明の第3実施例の構成を示す図である。
【図16】当該第3実施例の回路構成を示す図である。
【図17】当該第3実施例の処理フローチャートを示す
図である。
【符号の説明】
1,61 食品 2,62 加熱室 3,63 ターンテーブル 4,64 マグネトロン 5,17,65,77 ファン 6,7,8,13,66,67,68,73 開口 9,69 排気室 10,70 排気路 11 湿度センサ 12,72 ラップ 14,74 扉 15,75 機械室 16,76 制御回路 18 重量センサ 19,79 操作部 20,80 商用電源 21,27 サーミスタ 23 基準センサ部 25 貫通孔 29 被検センサ部 31 センサケース 33,81 調理メニュスイッチ 35,82 スタートスイッチ 39 直流電源 40,41 抵抗 42 増幅器 51 冷凍判別部 53 導波管 55 方向性結合器 57 進行波電力検出部 59 反射波電力検出部 83 ラップスイッチ 84 重量入力キー 85 冷凍スイッチ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI G01N 22/04 G01N 22/04 A (72)発明者 柿沢 俊夫 神奈川県横浜市磯子区新杉田町8番地 株式会社東芝 住空間システム技術研究 所内 (56)参考文献 特開 昭59−221525(JP,A) 特開 平2−146417(JP,A) 特開 平4−196087(JP,A) 特開 平4−206497(JP,A) 実開 昭57−104495(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F24C 7/02 310 F24C 7/02 315 F24C 7/02 325 F24C 7/02 340

Claims (20)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 指定された調理メニュに応じて被調理食
    品を高周波発振手段からのマイクロ波により加熱調理す
    る加熱調理装置において、 被調理食品が冷凍状態にあるか否かを判別する冷凍判別
    手段と、 この冷凍判別手段の判別結果に応じて、被調理食品にラ
    ップがかけられているか否かを判別するラッピング判別
    手段と、 前記冷凍判別手段及びラッピング判別手段による判別結
    果に基づいて加熱調理を制御する制御手段と、 を有することを特徴とする加熱調理装置。
  2. 【請求項2】 指定された調理メニュに応じて被調理食
    品を高周波発振手段からのマイクロ波により加熱調理す
    る加熱調理装置において、 被調理食品が冷凍状態にあるか否かを判別する冷凍判別
    手段と、 この冷凍判別手段の判別結果に応じて、被調理食品にラ
    ップがかけられているか否かを判別するラッピング判別
    手段と、 被調理重量の重さを検出する重量検出手段と、 前記冷凍判別手段及びラッピング判別手段による判別結
    果と重量検出手段による検出結果とに基づいて加熱調理
    を制御する制御手段と、 を有することを特徴とする加熱調理装置。
  3. 【請求項3】 前記ラッピング判別手段は、調理室内の
    湿度を検出する湿度センサを具備して構成されているこ
    とを特徴とする請求項1または2記載の加熱調理装置。
  4. 【請求項4】 前記ラッピング判別手段は、加熱調理の
    開始から湿度センサの検出出力が変化するまでの時間の
    長さに基づいてラップがかけられているか否かの判別を
    行なうことを特徴とする請求項3記載の加熱調理装置。
  5. 【請求項5】 前記ラッピング判別手段は、加熱調理の
    開始から湿度センサの検出出力が変化するまでの時間と
    冷凍判別手段による判別結果に応じて設定された基準判
    定時間との比較結果に基づいて、ラップがかけられてい
    るか否かの判別を行なうことを特徴とする請求項3記載
    の加熱調理装置。
  6. 【請求項6】 前記ラッピング判別手段における基準判
    定時間は、冷凍判別手段による判別結果および被調理食
    品の重さに応じて設定されることを特徴とする請求項5
    記載の加熱調理装置。
  7. 【請求項7】 前記ラッピング判別手段は、調理室内の
    ガス量あるいは気体を検出するセンサを具備して構成さ
    れていることを特徴とする請求項1または2記載の加熱
    調理装置。
  8. 【請求項8】 前記冷凍判別手段は、被調理食品におけ
    るマイクロ波の吸収度の大きさに基づいて判別すること
    を特徴とする請求項1または2記載の加熱調理装置。
  9. 【請求項9】 前記冷凍判別手段は、高周波発振手段か
    ら被調理食品へのマイクロ波の進行波電力を検出する進
    行波電力検出手段と、当該被調理食品からのマイクロ波
    の反射波電力を検出する反射波電力検出手段とを有し、
    進行波電力と反射波電力との差の変化に基づいて判別す
    ることを特徴とする請求項1または2記載の加熱調理装
    置。
  10. 【請求項10】 前記制御手段は、加熱調理の時間およ
    び/または高周波発振手段からのマイクロ波の出力を制
    御することを特徴とする請求項1または2記載の加熱調
    理装置。
  11. 【請求項11】 前記制御手段は、加熱調理の時間を、
    被調理食品のメニュ、ラッピング判別手段および冷凍判
    別手段による判別結果、重量検出手段による検出結果、
    および当該被調理食品に関する所定の係数に基づいて決
    定することを特徴とする請求項2記載の加熱調理装置。
  12. 【請求項12】 前記制御手段は、被調理食品が加熱に
    より飛び散るおそれがあるものであるときに、少なくと
    もラッピング判別手段によりラップがかけられていない
    と判別されたときには、高周波発振手段の出力を飛び散
    らない程度に低下させることを特徴とする請求項1また
    は2記載の加熱調理装置。
  13. 【請求項13】 前記ラッピング判別手段は、使用者に
    よって操作されるスイッチであることを特徴とする請求
    項12記載の加熱調理装置。
  14. 【請求項14】 前記ラッピング判別手段は、調理室内
    の湿度を検出する湿度センサを具備して構成されている
    ことを特徴とする請求項12記載の加熱調理装置。
  15. 【請求項15】 前記ラッピング判別手段は、加熱調理
    の開始から湿度センサの検出出力が変化するまでの時間
    の長さに基づいてラップがかけられているか否かの判別
    を行なうことを特徴とする請求項12記載の加熱調理装
    置。
  16. 【請求項16】 前記ラッピング判別手段は、加熱調理
    の開始から湿度センサの検出出力が変化するまでの時間
    と重量検出手段によって検出された被調理食品の重さに
    応じて設定される基準判定時間との比較結果に基づい
    て、ラップがかけられているか否かの判別を行なうこと
    を特徴とする請求項14記載の加熱調理装置。
  17. 【請求項17】 前記ラッピング判別手段は、調理室内
    のガス量あるいは気体を検出するセンサを具備して構成
    されていることを特徴とする請求項12記載の加熱調理
    装置。
  18. 【請求項18】 前記重量検出手段は、使用者によって
    操作される数値入力キーであることを特徴とする請求項
    12記載の加熱調理装置。
  19. 【請求項19】 前記重量検出手段は、被調理食品が載
    置されるターンテーブルの回転軸の下部に設けられた歪
    センサであることを特徴とする請求項12記載の加熱調
    理装置。
  20. 【請求項20】 前記制御手段は、加熱調理の時間およ
    び/またはマグネトロンからのマイクロ波の出力を制御
    することを特徴とする請求項12記載の加熱調理装置。
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