JPH0886446A - 加熱調理装置 - Google Patents

加熱調理装置

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JPH0886446A
JPH0886446A JP24851294A JP24851294A JPH0886446A JP H0886446 A JPH0886446 A JP H0886446A JP 24851294 A JP24851294 A JP 24851294A JP 24851294 A JP24851294 A JP 24851294A JP H0886446 A JPH0886446 A JP H0886446A
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JP
Japan
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food
cooking
cooked
heating
magnetron
Prior art date
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Application number
JP24851294A
Other languages
English (en)
Inventor
Teruya Tanaka
照也 田中
Hitoshi Takimoto
等 滝本
Ikuo Tsuyuki
育夫 露木
Toshio Kakizawa
俊夫 柿沢
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 粘性の高い食品についてラップをかけなくと
も周囲を汚すことなく的確な加熱調理を行なえるように
する。 【構成】 被調理食品が粘性の高い食品1のときには、
当該食品1を吹きこぼさないように加熱調理を行なうこ
とで、ラップがかけられていなくとも周囲を汚さず、常
に一定の調理の出来上がりとすることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば電子レンジ等の
加熱調理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】電子レンジにおいては、その加熱調理技
術の発展に伴い、種々の食品を対象に加熱調理をするこ
とができる。
【0003】ところで、被調理食品が例えば粘性の高い
ものである場合、加熱により沸騰状態になると、食品内
部の蒸気を包んでいた泡がはじけてそのまわりの食材が
周囲に散ることがよくある。具体的には、カレーやシチ
ュをあたためた場合はその典型である。このため、加熱
室内が汚れることを防止するため、通常、取扱い説明書
において、特定の被調理食品についてはラップをかけた
上で加熱調理を行なうことを勧めている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、利用者
にとっては、ラップをかけなければならない被調理食品
を覚えることは面倒である一方、加熱調理の都度、確認
することも面倒である。
【0005】本発明は、上記に鑑みてなされたもので、
その目的としては、粘性の高い被調理食品についてラッ
プをかけなくとも周囲を汚すことなく的確な加熱調理を
行なえるようにした加熱調理装置を提供することにあ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1記載の本発明は、指定された調理メニュに
応じて被調理食品をマグネトロンからのマイクロ波によ
り加熱調理する加熱調理装置において、被調理食品が粘
性の高い食品であるか否かを判別する食品判別手段と、
食品判別手段による判別により被調理食品が粘性の高い
食品であるときには、当該食品の吹きこぼれが発生しな
いように加熱調理を制御する制御手段とを有することを
要旨とする。
【0007】また、請求項2記載の本発明は、請求項1
記載の発明において、前記食品判別手段が、使用者によ
って操作されるスイッチであることを要旨とする。
【0008】また、請求項3記載の本発明は、請求項1
記載の発明において、前記制御手段が、加熱調理の時間
および/またはマグネトロンからのマイクロ波の出力を
制御することを要旨とする。
【0009】また、請求項4記載の本発明は、請求項3
記載の発明において、前記制御手段が、被調理食品が粘
性の高い食品であるときには、加熱調理の開始から所定
時間経過したときにマグネトロンからのマイクロ波の出
力を低下させることを要旨とする。
【0010】また、請求項5記載の本発明は、請求項3
記載の発明において、前記制御手段が、被調理食品が粘
性の高い食品であるときには、当該被調理食品の温度が
所定温度に達したときにマグネトロンからのマイクロ波
の出力を低下させることを要旨とする。
【0011】請求項6記載の本発明は、指定された調理
メニュに応じて被調理食品をマグネトロンからのマイク
ロ波により加熱調理する加熱調理装置において、被調理
食品が粘性の高い食品であるか否かを判別する食品判別
手段と、被調理食品が冷凍状態にあるか否かを判別する
冷凍判別手段と、この食品判別手段および冷凍判別手段
による判別結果に基づいて被調理食品が粘性の高い食品
であるときには、当該食品の吹きこぼれが発生しないよ
うに加熱調理を制御する制御手段とを有することを要旨
とする。
【0012】また、請求項7記載の本発明は、請求項6
記載の発明において、前記食品判別手段および冷凍判別
手段が、使用者によって操作されるスイッチであること
を要旨とする。
【0013】また、請求項8記載の本発明は、請求項6
記載の発明において、前記冷凍判別手段が、被調理食品
におけるマイクロ波の吸収度の大きさに基づいて判別す
ることを要旨とする。
【0014】また、請求項9記載の本発明は、請求項8
記載の発明において、前記冷凍判別手段が、マグネトロ
ンから被調理食品へのマイクロ波の進行波電力を検出す
る進行波電力検出手段と、当該被調理食品からのマイク
ロ波の反射波電力を検出する反射波電力検出手段とを有
し、進行波電力と反射波電力との差の変化に基づいて判
別することを要旨とする。
【0015】また、請求項10記載の本発明は、請求項
6記載の発明において、前記冷凍判別手段が、被調理食
品の加熱調理による温度上昇時間の長さに基づいて判別
することを要旨とする。
【0016】また、請求項11記載の本発明は、請求項
6記載の発明において、前記制御手段が、加熱調理の時
間および/またはマグネトロンからのマイクロ波の出力
を制御することを要旨とする。
【0017】また、請求項12記載の本発明は、請求項
11記載の発明において、前記制御手段が、被調理食品
が粘性の高い食品であるときには、加熱調理の開始から
所定時間経過したときにマグネトロンからのマイクロ波
の出力を低下させることを要旨とする。
【0018】また、請求項13記載の本発明は、請求項
11記載の発明において、前記制御手段が、被調理食品
が粘性の高い食品であるときには、当該被調理食品の温
度が所定温度に達したときにマグネトロンからのマイク
ロ波の出力を低下させることを要旨とする。
【0019】
【作用】請求項1記載の本発明にあっては、被調理食品
が粘性の高い食品のときには、当該食品を吹きこぼさな
いように加熱調理を行なうことで、ラップがかけられて
いなくとも周囲を汚さず、常に一定の調理の出来上がり
とすることができる。
【0020】請求項2記載の本発明にあっては、食品判
別手段を使用者によって操作されるスイッチで構成する
ことで、簡単なスイッチ操作のみによって、被調理食品
が粘性の高いものである場合でも、確実に周囲を汚さ
ず、一定の調理の出来上がりとすることができる。
【0021】請求項3記載の本発明にあっては、被調理
食品が粘性の高い食品であるか否かで、加熱調理の時間
および/またはマグネトロンからのマイクロ波の出力を
制御することで、被調理食品に応じた適切な調理を行な
うことができる。
【0022】請求項4記載の本発明にあっては、被調理
食品が粘性の高い食品であるときには、加熱調理の開始
から所定時間経過したときにマグネトロンからのマイク
ロ波の出力を低下させることで、吹きこぼれの発生を防
止しつつ、常に一定の調理の出来上がりとすることがで
きる。
【0023】請求項5記載の本発明にあっては、被調理
食品が粘性の高い食品であるときには、当該被調理食品
の温度が所定温度に達したときにマグネトロンからのマ
イクロ波の出力を低下させることで、吹きこぼれの発生
を防止しつつ、常に一定の調理の出来上がりとすること
ができる。
【0024】請求項6記載の本発明にあっては、被調理
食品が粘性の高い食品であるときには、当該食品が冷凍
状態にあるか否かを考慮しつつ、当該食品を吹きこぼさ
ないように加熱調理を行なうことで、ラップがかけられ
ていなくとも周囲を汚さず、常に一定の調理の出来上が
りとすることができる。
【0025】請求項7記載の本発明にあっては、食品判
別手段および冷凍判別手段を使用者によって操作される
スイッチで構成することで、簡単なスイッチ操作のみに
よって、被調理食品が粘性の高いものである場合でも、
被調理食品が冷凍されているかどうかに関係なく、確実
に周囲を汚さず、一定の調理の出来上がりとすることが
できる。
【0026】請求項8記載の本発明にあっては、被調理
食品が冷凍されているかどうかを、当該被調理食品にお
けるマイクロ波の吸収度の大きさに基づいて判別するこ
とで、冷凍状態にあるかどうかを、人手を介さず、自動
で判別することができる。
【0027】請求項9記載の本発明にあっては、被調理
食品が冷凍されているかどうかを、マグネトロンから当
該被調理食品へのマイクロ波の進行波電力と、当該被調
理食品からのマイクロ波の反射波電力との差の変化に基
づいて判別することで、冷凍状態にあるかどうかを、自
動で正確に判別することができる。
【0028】請求項10記載の本発明にあっては、被調
理食品が冷凍されているかどうかを、当該被調理食品の
加熱による温度上昇時間の長さに基づいて判別すること
で、冷凍状態にあるかどうかを、人手を介さず、自動で
判別することができる。
【0029】請求項11記載の本発明にあっては、被調
理食品が粘性の高い食品であるか否か、および被調理食
品が冷凍されているか否かで、加熱調理の時間および/
またはマグネトロンからのマイクロ波の出力を制御する
ことで、被調理食品が冷凍状態にあるかどうかに関係な
く被調理食品に応じた適切な調理を行なうことができ
る。
【0030】請求項12記載の本発明にあっては、被調
理食品が粘性の高い食品であるときには、加熱調理の開
始から所定時間経過したときにマグネトロンからのマイ
クロ波の出力を低下させることで、被調理食品が冷凍状
態にあるかどうかに関係なく吹きこぼれの発生を防止し
つつ、常に一定の調理の出来上がりとすることができ
る。
【0031】請求項13記載の本発明にあっては、被調
理食品が粘性の高い食品であるときには、当該被調理食
品の温度が所定温度に達したときにマグネトロンからの
マイクロ波の出力を低下させることで、被調理食品が冷
凍状態にあるかどうかに関係なく吹きこぼれの発生を防
止しつつ、常に一定の調理の出来上がりとすることがで
きる。
【0032】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。
【0033】図1乃至図10は、本発明の第1実施例を
示す図である。まず図1、図2を用いて加熱調理装置の
構成を説明する。これらの図において、2は食品1を加
熱調理するための調理室を構成する加熱室であり、加熱
室2の底面内部には食品1を載置して回転するターンテ
ーブル3が備えられ、加熱室2底面の外部下側には、タ
ーンテーブル3を回転するためのシャフトを介して、食
品1および容器の重量を検出するための重量検出手段と
しての重量センサ18が配設されている。食品1は加熱
室2に隣接したマグネトロン4からのマイクロ波により
あたためられ、水蒸気等のガスを発生する。加熱室2に
開口7を介して隣接する空間には、このガスを排気する
ためのファン5が設けてあり、ファン5が動作すると加
熱調理装置の側面の開口6より空気が吸引されて、開口
7を通過して加熱室2内に流入する。そこで食品1から
発生したガスと混合されて、加熱室2の開口8を通り、
加熱室2に隣接し開口8を介して通気が可能な排気室9
内の排気路10に流入する。排気路10内には水蒸気を
検出するための湿度センサ11が設けてあり、加熱室2
から排気路10に流入した空気の一部分はこの湿度セン
サ11に接触する構造になっている。排気路10に流入
した空気は加熱調理装置背面に設けた開口13から加熱
調理装置外に排気される。加熱室2の前面には食品1を
出し入れするために、回動可能な扉14が設けてある。
加熱室2に隣接した機械室15にはマグネトロン4等を
制御するための回路を含む制御手段としての制御回路1
6が設けてある。17はマグネトロン4を冷却するため
のファンである。また加熱調理装置前面には、使用者が
調理装置を操作するための操作部19が設けてある。
【0034】図3は、本実施例の回路構成ブロックを示
す図である。制御回路16は、商用電源20によって駆
動せしめられるもので、湿度センサ11、重量センサ1
8、操作部19および冷凍判別部51からの信号入力を
受けて、マグネトロン4およびファン5,17を駆動制
御する機能を有するものである。なお、操作部19は、
調理メニュスイッチ33およびスタートスイッチ35を
有する構成である。
【0035】湿度センサ11は、図4に示す如く、乾燥
した空気中に密封されたサーミスタ21を有する基準セ
ンサ部23と、貫通孔25が設けられた缶体内に配置さ
れたサーミスタ27を有する被検センサ部29とがセン
サケース31に一体的に構成されたものである。そし
て、両サーミスタ21,27は、通電により約200℃
程度の高温とされ、基準センサ部23は、内蔵するサー
ミスタ21が乾燥した空気中に密封されているので、外
気に関係なく一定の放熱を行ない、被検センサ部29
は、外気との空気の流通が保持されるので、外気に含ま
れる水分量(湿度)に応じて内蔵するサーミスタ27に
よる放熱量が変動することになる。これらサーミスタ2
1,27は、図5に示す如き、制御回路16に設けられ
た検出回路に接続されている。この検出回路は、サーミ
スタ21,27を発熱させるのに十分な容量を有する直
流電源39と、抵抗40,41と、増幅器42とを有す
る構成であり、サーミスタ21,27および抵抗40,
41がブリッジ状に接続され、それぞれの接続点が増幅
器42の入力端子に接続されている構成である。したが
って、増幅器42の出力(端子A)を監視することで、
加熱室2内の絶対湿度を検知することができる。
【0036】さて、食品1を加熱調理すると、食品別、
および食品が冷凍状態にあるか否かで差はあるものの、
所定時間経過後には食品1から温度上昇に伴う水蒸気が
発生する。湿度センサ11は、このときの水蒸気の上昇
変化を監視して、食品1の温度がほぼ一定温度に上昇し
たことを検知しているのである。
【0037】図7は、食品1が冷凍状態にあるか否かに
ついて判別する冷凍判別部51の構成を示すものであ
る。冷凍判別部51は、マグネトロン4と加熱室2を結
ぶ導波管53の途中に設けられた方向性結合器55に接
続されたマグネトロン4から食品1へのマイクロ波の進
行波電力を検出する進行波電力検出部57と、当該食品
1からのマイクロ波の反射波電力を検出する反射波電力
検出部59とを有する構成である。一般に、食材は水の
成分が多く、冷凍されている食材の誘電率は、ほぼ氷と
同等と考えられる。また、解凍された食材の誘電率は、
ほぼ水と同等と考えられる。処で、水と氷の誘電率は約
80倍異なり、水が方が遥かに電波を吸収し易い。すな
わち、冷凍された食材を解凍するため加熱し始めると食
材に吸収される電波は少なく、反射してくる電波が多
い。してみると、冷凍されていない食品を加熱調理した
場合には、進行波電力と反射波電力との電力差としては
ある程度大きい状態でほぼ一定であるのに対し、冷凍食
品を加熱調理した場合には、当該電力差としては当初小
さいながらも、解凍が進むに連れて大きくなるというこ
とができる。図8は、冷凍されている食品とそうでない
食品とを加熱調理した場合の調理時間経過に伴う電力差
の変化を示すもので、同図から明らかなように、冷凍食
品の方は、加熱され解凍が進み、部分的に解凍が始まる
と、電力差が大きくなる。そこで、本実施例では、後述
する制御回路16の処理において、加熱調理開始から所
定時間経過前に、加熱調理の開始時に対する電力差が所
定値(wh)以上、拡大変化しているときには、加熱調
理中の食品を冷凍状態にあると判別する。ここで、冷凍
判別部51および制御回路16は、冷凍判別手段を構成
するものである。
【0038】重量センサ18は、シャフトの中心に弾性
材の歪を利用する歪センサで構成されているものであ
る。なお、重量センサ18としては、他の構成でもよ
く、例えばターンテーブルの外周に当該ターンテーブル
を受けるローラを設け、このローラの回転軌道上にター
ンテーブルを含む食品の重量を弾性体の歪として検出す
るような構成でもよい。
【0039】制御回路16は、マイクロコンピュータお
よびマグネトロン用電源トランスを具備するものであ
る。そして、調理メニュスイッチ33における操作結果
に基づいて食品が粘性の高い所定のメニュであるか否か
を判別し、進行波電力検出部57および反射波電力検出
部59からの検出結果に基づいて食品1が冷凍状態にあ
るか否かを判別する機能を有し、さらに、この判別結果
と、重量センサ18からの検出結果とを踏まえて加熱調
理時間を決定する機能を有する。具体的には、制御回路
16は図9に示す如きデータテーブルを用いて加熱調理
時間を決定するのである。このデータテーブルは制御回
路16に予め記憶されているものである。同テーブルに
おいて、単位調理時間とは、調理メニュ別の単位重量当
たり(例えば100g)当たりの調理時間である。ま
た、重量係数とは、調理時間が食材の重量によって異な
ることは当然であるが、食材間で全て比例しているわけ
でもないことから、食材間での単位重量に関する単位調
理時間を補正するための係数である。したがって、例え
ば、非冷凍の状態であるカレーをXgをあたため調理す
る場合、単位調理時間はT21であり、調理される食材の
容器など重量を補正するための重量係数b1 、重量がX
であるから、調理時間としては、t2 =b1 *t21*X
で算出される。
【0040】次に、本実施例の作用を図10に示すカレ
ーのあたための場合の制御回路16の処理フローチャー
トを用いて説明する。
【0041】スタートスイッチ35が操作されると、制
御回路16は、ターンテーブル3を回転させると共に、
重量センサ18からの検出出力に基づいてカレーの重さ
を読み込む(ステップ100)。
【0042】そして、制御回路16は、ファン5,17
およびマグネトロン4を駆動させて所定のマイクロ波出
力であたためを開始させる(ステップ110,12
0)。このとき、加熱室2内の残留ガス等により湿度セ
ンサ11が誤検出することを防止するため、加熱室2内
を一定時間(Ts )だけ排気する(ステップ130〜1
50)。
【0043】この後、制御回路16は、調理時間を計数
するためのタイマ2をリセット後、計数動作を開始する
と共に、増幅器42の出力および冷凍判別部51におけ
る電力差の監視を開始し、増幅器42の出力電圧が食品
温度の上昇に伴う加熱室2内の湿度の上昇変化を判断す
るための基準電圧Vref に達するまでの間、冷凍判別部
51における電力差が拡大変化したか否か、すなわち食
品1が冷凍状態にあるものか否かを監視する(ステップ
160〜220)。この監視中において、当該電力差が
拡大変化したときには食品1が冷凍状態にあるとしてフ
ラグFをセットする(ステップ220)。ここで、加熱
調理開始後、食品1が一定温度に上昇し、食品1から水
蒸気等が発生する時点においては、冷凍状態にあった食
品1は既に少なくとも一部が解凍された状態となってい
るので、冷凍判別部51における電力差の監視により、
食品1が冷凍状態にあるかどうかを判別することができ
る。
【0044】制御回路16は、増幅器42の出力電圧が
基準電圧Vref に達したことを検知すると、フラグFの
状態を判別し、引き続いて調理メニュスイッチ33の操
作状態から食品1が粘性の高い所定のメニュか否かを判
別し、これらの判別結果に基づいて加熱調理時間Tss
図9に示すデータテーブルに基づいて決定する(ステッ
プ230〜310)。すなわち、加熱調理時間Tssは、
フラグFがセット状態、すなわち食品1が冷凍状態にあ
る場合、食品1が粘性の高い所定のメニュでなければt
3 に設定され、所定のメニュであればt4 に設定され
る。また、食品1が冷凍状態にない場合、食品1が所定
のメニュでなければt1 に設定され、所定のメニュであ
ればt2 に設定される。ここで、食品1が所定のメニュ
の場合には、マイクロ波の出力が所定レベルまで下げら
れ、以後の加熱調理において食品1の吹きこぼれが発生
しないように制御される(ステップ265,305)。
因みに、この実施例の場合には、カレーのあたためを行
なっているので、加熱調理時間Tssとしてはt2 または
4 に設定される。
【0045】次に、制御回路16は、これら決定された
調理時間Tssをタイマ2の計数値と比較し、タイマ2の
計数値が調理時間Tssに達した時点で、マグネトロン4
の駆動を停止させ、調理を終了する(ステップ320,
330)。この後、制御回路16は、引き続き所定時間
3 だけファン5,17を駆動させ、加熱室2内および
マグネトロン4を冷却する(ステップ340〜36
0)。
【0046】したがって、本実施例によれば、何ら人手
を介することなく、被調理食品が冷凍状態にあるかどう
かに関係なく、粘性の高い被調理食品について吹きこぼ
れを発生することなく、常に一定の出来上がりの調理を
行なうことができる。
【0047】なお、上記第1実施例においては、加熱調
理を時間で制御するようにしたが、湿度センサ11の検
出結果を出力する増幅器42の出力電圧に基づいて加熱
調理を制御するようにしてもよい。すなわち、制御回路
16に記憶される加熱調理時間を決定するためのデータ
テーブルを、図11に示す如く、調理メニュおよび冷凍
状態にあるかどうかによる単位調理時間が電圧値で設定
され、食品を入れる食器などの重量を考慮した重量係数
についても電圧値で設定された構成とすることで、調理
時間についても電圧値で算出するのである。処理として
は、図12に示す如く、ステップ250および290の
食品が粘性の高い所定のメニュかどうかの判別処理まで
は図10の処理と同様であるが、その後の加熱調理時間
を電圧値Vssで決定し(ステップ1260,1270,
1300,1310)、加熱調理の終了を増幅器42の
出力電圧が当該決定された電圧値Vssに達したことで判
断する点が図10の処理と異なる(ステップ132
0)。
【0048】したがって、本実施例においても、何ら人
手を介することなく、被調理食品が冷凍状態にあるかど
うかに関係なく、粘性の高い被調理食品について吹きこ
ぼれを発生することなく、常に一定の出来上がりの調理
を行なうことができる。
【0049】図13および図14は、本発明の第2実施
例を示す図である。その特徴としては、食品1が冷凍状
態にあるか否かの判別を湿度センサ11を用いて行なう
ようにしたことにある。すなわち、前出の図6に示す如
く、食品の種類に関係なく、冷凍された食品が一定温度
まで上昇することに伴う湿度の上昇時間は、冷凍されて
いない食品の上昇時間より遅い。そこで、所定の基準時
間Th を設定して、湿度の上昇時間がこの基準時間Th
よりも長いか否かで判別するのである。
【0050】図13は、本実施例の回路構成ブロックを
示す図である。制御回路60は、商用電源20によって
駆動せしめられるもので、湿度センサ11、重量センサ
18、および操作部19からの信号入力を受けて、マグ
ネトロン4およびファン5,17を駆動制御する機能を
有するものである。なお、操作部19は、調理メニュス
イッチ33およびスタートスイッチ35を有する構成で
ある。
【0051】次に、本実施例の作用を図14に示すカレ
ーのあたための場合の制御回路60の処理フローチャー
トを用いて説明する。
【0052】スタートスイッチ35が操作されると、制
御回路60は、ターンテーブル3を回転させると共に、
重量センサ18からの検出出力に基づいてカレーの重さ
を読み込む(ステップ500)。
【0053】そして、制御回路60は、ファン5,17
およびマグネトロン4を駆動させて所定のマイクロ波出
力であたためを開始させる(ステップ510,52
0)。このとき、加熱室2内の残留ガス等により湿度セ
ンサ11が誤検出することを防止するため、加熱室2内
を一定時間(Ts )だけ排気する(ステップ530〜5
50)。この後、制御回路60は、調理時間を計数する
ためのタイマ2をリセット後、計数動作を開始すると共
に、増幅器42の出力電圧の監視を開始する(ステップ
570〜600)。
【0054】制御回路60は、増幅器42の出力電圧が
基準電圧Vref に達したことを検知すると、そのときの
タイマ2の計数値、すなわち加熱調理開始から増幅器4
2の出力電圧が基準電圧Vref に達するまでの時間を基
準時間Th と比較して、食品1が冷凍状態にあるか否か
を判別し、引き続いて調理メニュスイッチ33の操作状
態から食品1が粘性の高い所定のメニュか否かを判別
し、これらの判別結果に基づいて加熱調理時間Tssを図
9に示すデータテーブルに基づいて決定する(ステップ
640〜720)。すなわち、加熱調理時間Tssは、基
準電圧Vref に達するまでの時間が基準時間Th より長
い状態、すなわち食品1が冷凍状態にある場合、食品1
が粘性の高い所定のメニュでなければt3 に設定され、
所定のメニュであればt4 に設定される。また、食品1
が冷凍状態にない場合、食品1が所定のメニュでなけれ
ばt1 に設定され、所定のメニュであればt2 に設定さ
れる。ここで、食品1が所定のメニュの場合には、マイ
クロ波の出力が所定レベルまで下げられ、以後の加熱調
理において食品1の吹きこぼれが発生しないように制御
される(ステップ670,710)。因みに、この実施
例の場合には、カレーのあたためを行なっているので、
加熱調理時間Tssとしてはt2 またはt4 に設定され
る。
【0055】次に、制御回路60は、これら決定された
調理時間Tssをタイマ2の計数値と比較し、タイマ2の
計数値が調理時間Tssに達した時点で、マグネトロン4
の駆動を停止させ、調理を終了する(ステップ730,
740)。この後、制御回路60は、引き続き所定時間
3 だけファン5,17を駆動させ、加熱室2内および
マグネトロン4を冷却する(ステップ750〜77
0)。
【0056】したがって、本実施例によれば、何ら人手
を介することなく、被調理食品が冷凍状態にあるかどう
かに関係なく、粘性の高い被調理食品について吹きこぼ
れを発生することなく常に一定の出来上がりの調理を行
なうことができる。加えて、冷凍判別を湿度センサを兼
用して行なうことができるので、小型化に寄与し得る。
【0057】なお、上記第2実施例においては、加熱調
理を時間で制御するようにしたが、湿度センサ11の検
出結果を出力する増幅器42の出力電圧に基づいて加熱
調理を制御するようにしてもよい。すなわち、制御回路
60に記憶される加熱調理時間を決定するためのデータ
テーブルを、図11に示す如く、調理メニュおよび冷凍
状態にあるかどうかによる単位調理時間が電圧値で設定
され、食品を入れる食器などの重量を考慮した重量係数
についても電圧値で設定された構成とすることで、調理
時間についても電圧値で算出するのである。処理として
は、図15に示す如く、ステップ650および690の
食品が粘性の高い所定のメニュかどうかの判別処理まで
は図14の処理と同様であるが、その後の加熱調理時間
を電圧値Vssで決定し(ステップ1660,1680,
1700,1720)、加熱調理の終了を増幅器42の
出力電圧が当該設定された電圧値Vssに達したことで判
断する点が図14の処理と異なる(ステップ173
0)。
【0058】したがって、本実施例においても、何ら人
手を介することなく、被調理食品が冷凍状態にあるかど
うかに関係なく、粘性の高い被調理食品について吹きこ
ぼれを発生することなく常に一定の出来上がりの調理を
行なうことができる。加えて、冷凍判別を湿度センサを
兼用して行なうことができるので、小型化に寄与し得
る。
【0059】図16乃至図19は、本発明の第3実施例
を示す図である。まず図16、図17を用いて加熱調理
装置の構成を説明する。これらの図において、62は食
品61を加熱調理するための調理室を構成する加熱室で
あり、加熱室62の底面内部には食品61を載置して回
転するターンテーブル63が備えられている。食品61
は加熱室62に隣接したマグネトロン64からのマイク
ロ波によりあたためられ、水蒸気等のガスを発生する。
加熱室62に開口67を介して隣接する空間には、この
ガスを排気するためのファン65が設けてあり、ファン
65が動作すると加熱調理装置の側面の開口66より空
気が吸引されて、開口67を通過して加熱室62内に流
入する。そこで食品61から発生したガスと混合され
て、加熱室62の開口68を通り、加熱室62に隣接し
開口68を介して通気が可能な排気室69内の排気路7
0に流入する。排気路70に流入した空気は加熱調理装
置背面に設けた開口73から加熱調理装置外に排気され
る。加熱室62の前面には食品61を出し入れするため
に、回動可能な扉74が設けてある。加熱室62に隣接
した機械室75にはマグネトロン64等を制御するため
の回路を含む制御手段としての制御回路76を設けてあ
る。77はマグネトロン64を冷却するためのファンで
ある。また加熱調理装置前面には、使用者が調理装置を
操作するための操作部79が設けてある。
【0060】図18は、本実施例の回路構成ブロックを
示す図である。制御回路76は、商用電源80によって
駆動せしめられるもので、操作部79に設けられている
各種スイッチの操作信号入力を受けて、マグネトロン6
4およびファン65,77を駆動制御する機能を有する
ものである。なお、操作部79は、調理メニュスイッチ
81、スタートスイッチ82、食品61の重さを入力す
るための重量入力キー84および食品61が冷凍状態に
あることを指示する冷凍スイッチ85を有する構成であ
る。
【0061】次に、本実施例の作用を図19に示すカレ
ーのあたための場合の制御回路76の処理フローチャー
トを用いて説明する。
【0062】調理メニュスイッチ81を介してカレーの
あたためが指示されると、制御回路76は、加熱調理対
象であるカレーについて重さ、冷凍状態にあるか否かを
判別するべく、それぞれ重量入力キー84および冷凍ス
イッチ85の状態を読み込む(ステップ1500〜15
30)。
【0063】そして、スタートスイッチ82が操作され
ると、制御回路76は、加熱調理時間を計時するための
タイマ2をリセット後、ターンテーブル63を回転させ
ると共に、マグネトロン64およびファン65,77を
駆動させて所定のマイクロ波出力であたためを開始させ
る(ステップ1540〜1560)。次に、制御回路7
6は、時間T1 だけ当該所定のマイクロ波出力で加熱を
行ない、食品を所定温度まで上昇させた後、調理メニュ
スイッチ81および先に読み込んだ冷凍スイッチ85の
状態に基づいて加熱調理時間t、すなわちあたため時間
を設定する(ステップ1562〜1640)。加熱調理
時間tは、具体的には、前記図9と同様に食品1が冷凍
状態にない場合、粘性の高い所定のメニュでなければt
1 に設定され、所定のメニュであればt2 に設定され
る。また、食品61が冷凍状態にある場合、粘性の高い
所定のメニュでなければt3 に設定され、所定のメニュ
であればt4 に設定される。ここで、食品61が所定の
メニュの場合には、マイクロ波の出力が所定レベルまで
下げられ、以後の加熱調理において食品61の吹きこぼ
れが発生しないようにする(ステップ1592,162
2)。
【0064】この後、制御回路76は、上記設定された
加熱調理時間tだけあたため制御を行なうことになる
(ステップ1660)。
【0065】したがって、本実施例によれば、食品につ
いて粘性の高い所定のメニュかどうか、あるいは冷凍状
態にあるかどうかについては、スイッチの簡単な操作を
するだけでよく、利用者が粘性の高い食品かどうか、あ
るいは冷凍状態にあるかどうかについて特別な補正操作
を行なったりする必要がなく、簡単な操作のみで吹きこ
ぼれを発生することなく常に一定の調理結果を得ること
ができる。
【0066】
【発明の効果】以上、説明したように本発明によれば、
粘性の高い被調理食品についてラップがかけられていな
くとも周囲を汚すことなく的確な加熱調理を行なうこと
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例の構成を示す図である。
【図2】本発明の第1実施例の構成を示す図である。
【図3】当該第1実施例の回路構成を示す図である。
【図4】当該第1実施例における湿度センサの構成を示
す図である。
【図5】当該湿度センサの出力回路の構成を示す図であ
る。
【図6】当該出力回路における出力特性を示す図であ
る。
【図7】当該第1実施例における冷凍判別部の構成を示
す図である。
【図8】当該冷凍判別部による出力特性を示す図であ
る。
【図9】当該第1実施例における制御回路に記憶されて
いるデータテーブルを示す図である。
【図10】当該第1実施例の処理フローチャートを示す
図である。
【図11】当該第1実施例についての変形例における制
御回路に記憶されているデータテーブルを示す図であ
る。
【図12】当該変形例の処理フローチャートを示す図で
ある。
【図13】本発明の第2実施例の回路構成を示す図であ
る。
【図14】当該第2実施例の処理フローチャートを示す
図である。
【図15】当該第2実施例の変形例の処理フローチャー
トを示す図である。
【図16】本発明の第3実施例の構成を示す図である。
【図17】本発明の第3実施例の構成を示す図である。
【図18】当該第3実施例の回路構成を示す図である。
【図19】当該第3実施例の処理フローチャートを示す
図である。
【符号の説明】
1,61 食品 2,62 加熱室 3,63 ターンテーブル 4,64 マグネトロン 5,17,65,77 ファン 6,7,8,13,66,67,68,73 開口 9,69 排気室 10,70 排気路 11 湿度センサ 12,72 ラップ 14,74 扉 15,75 機械室 16,76,80 制御回路 18 重量センサ 19,79 操作部 20,80 商用電源 21,27 サーミスタ 23 基準センサ部 25 貫通孔 29 被検センサ部 31 センサケース 33,81 調理メニュスイッチ 35,82 スタートスイッチ 39 直流電源 40,41 抵抗 42 増幅器 51 冷凍判別部 53 導波管 55 方向性結合器 57 進行波電力検出部 59 反射波電力検出部 84 重量入力キー 85 冷凍スイッチ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 柿沢 俊夫 神奈川県横浜市磯子区新杉田町8番地 株 式会社東芝住空間システム技術研究所内

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 指定された調理メニュに応じて被調理食
    品をマグネトロンからのマイクロ波により加熱調理する
    加熱調理装置において、 被調理食品が粘性の高い食品であるか否かを判別する食
    品判別手段と、 食品判別手段による判別により被調理食品が粘性の高い
    食品であるときには、当該食品の吹きこぼれが発生しな
    いように加熱調理を制御する制御手段と、 を有することを特徴とする加熱調理装置。
  2. 【請求項2】 前記食品判別手段は、使用者によって操
    作されるスイッチであることを特徴とする請求項1記載
    の加熱調理装置。
  3. 【請求項3】 前記制御手段は、加熱調理の時間および
    /またはマグネトロンからのマイクロ波の出力を制御す
    ることを特徴とする請求項1記載の加熱調理装置。
  4. 【請求項4】 前記制御手段は、被調理食品が粘性の高
    い食品であるときには、加熱調理の開始から所定時間経
    過したときにマグネトロンからのマイクロ波の出力を低
    下させることを特徴とする請求項3記載の加熱調理装
    置。
  5. 【請求項5】 前記制御手段は、被調理食品が粘性の高
    い食品であるときには、当該被調理食品の温度が所定温
    度に達したときにマグネトロンからのマイクロ波の出力
    を低下させることを特徴とする請求項3記載の加熱調理
    装置。
  6. 【請求項6】 指定された調理メニュに応じて被調理食
    品をマグネトロンからのマイクロ波により加熱調理する
    加熱調理装置において、 被調理食品が粘性の高い食品であるか否かを判別する食
    品判別手段と、 被調理食品が冷凍状態にあるか否かを判別する冷凍判別
    手段と、 この食品判別手段および冷凍判別手段による判別結果に
    基づいて被調理食品が粘性の高い食品であるときには、
    当該食品の吹きこぼれが発生しないように加熱調理を制
    御する制御手段と、 を有することを特徴とする加熱調理装置。
  7. 【請求項7】 前記食品判別手段および冷凍判別手段
    は、使用者によって操作されるスイッチであることを特
    徴とする請求項6記載の加熱調理装置。
  8. 【請求項8】 前記冷凍判別手段は、被調理食品におけ
    るマイクロ波の吸収度の大きさに基づいて判別すること
    を特徴とする請求項6記載の加熱調理装置。
  9. 【請求項9】 前記冷凍判別手段は、マグネトロンから
    被調理食品へのマイクロ波の進行波電力を検出する進行
    波電力検出手段と、当該被調理食品からのマイクロ波の
    反射波電力を検出する反射波電力検出手段とを有し、進
    行波電力と反射波電力との差の変化に基づいて判別する
    ことを特徴とする請求項8記載の加熱調理装置。
  10. 【請求項10】 前記冷凍判別手段は、被調理食品の加
    熱調理による温度上昇時間の長さに基づいて判別するこ
    とを特徴とする請求項6記載の加熱調理装置。
  11. 【請求項11】 前記制御手段は、加熱調理の時間およ
    び/またはマグネトロンからのマイクロ波の出力を制御
    することを特徴とする請求項6記載の加熱調理装置。
  12. 【請求項12】 前記制御手段は、被調理食品が粘性の
    高い食品であるときには、加熱調理の開始から所定時間
    経過したときにマグネトロンからのマイクロ波の出力を
    低下させることを特徴とする請求項11記載の加熱調理
    装置。
  13. 【請求項13】 前記制御手段は、被調理食品が粘性の
    高い食品であるときには、当該被調理食品の温度が所定
    温度に達したときにマグネトロンからのマイクロ波の出
    力を低下させることを特徴とする請求項11記載の加熱
    調理装置。
JP24851294A 1994-09-16 1994-09-16 加熱調理装置 Pending JPH0886446A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018078034A (ja) * 2016-11-10 2018-05-17 日立アプライアンス株式会社 加熱調理器

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2018078034A (ja) * 2016-11-10 2018-05-17 日立アプライアンス株式会社 加熱調理器

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