JP2966116B2 - フロッピーディスクジャケット用ライナー - Google Patents
フロッピーディスクジャケット用ライナーInfo
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Classifications
-
- D—TEXTILES; PAPER
- D04—BRAIDING; LACE-MAKING; KNITTING; TRIMMINGS; NON-WOVEN FABRICS
- D04H—MAKING TEXTILE FABRICS, e.g. FROM FIBRES OR FILAMENTARY MATERIAL; FABRICS MADE BY SUCH PROCESSES OR APPARATUS, e.g. FELTS, NON-WOVEN FABRICS; COTTON-WOOL; WADDING ; NON-WOVEN FABRICS FROM STAPLE FIBRES, FILAMENTS OR YARNS, BONDED WITH AT LEAST ONE WEB-LIKE MATERIAL DURING THEIR CONSOLIDATION
- D04H1/00—Non-woven fabrics formed wholly or mainly of staple fibres or like relatively short fibres
- D04H1/40—Non-woven fabrics formed wholly or mainly of staple fibres or like relatively short fibres from fleeces or layers composed of fibres without existing or potential cohesive properties
- D04H1/54—Non-woven fabrics formed wholly or mainly of staple fibres or like relatively short fibres from fleeces or layers composed of fibres without existing or potential cohesive properties by welding together the fibres, e.g. by partially melting or dissolving
-
- G—PHYSICS
- G11—INFORMATION STORAGE
- G11B—INFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
- G11B23/00—Record carriers not specific to the method of recording or reproducing; Accessories, e.g. containers, specially adapted for co-operation with the recording or reproducing apparatus ; Intermediate mediums; Apparatus or processes specially adapted for their manufacture
- G11B23/02—Containers; Storing means both adapted to cooperate with the recording or reproducing means
- G11B23/03—Containers for flat record carriers
- G11B23/033—Containers for flat record carriers for flexible discs
- G11B23/0332—Containers for flat record carriers for flexible discs for single discs, e.g. envelopes
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Textile Engineering (AREA)
- Nonwoven Fabrics (AREA)
- Laminated Bodies (AREA)
- Details Of Garments (AREA)
- Multicomponent Fibers (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、あらゆる環境下におけ
る形態安定性に特に優れたフロッピーディスクジャケッ
ト用ライナーに関する。
る形態安定性に特に優れたフロッピーディスクジャケッ
ト用ライナーに関する。
【０００２】
【従来の技術】コンピューターのデータ処理に用いるフ
ロッピーディスクは、内側にライナーが付設してある塩
化ビニル系樹脂からなるジャケットやＡＢＳ系樹脂など
で成形されたハードケースジャケットにより保護されて
いる。
ロッピーディスクは、内側にライナーが付設してある塩
化ビニル系樹脂からなるジャケットやＡＢＳ系樹脂など
で成形されたハードケースジャケットにより保護されて
いる。
【０００３】特にライナーの重要性はディスク表面の摩
耗あるいは損傷を回避すると共にディスク表面をクリー
ニングする点で極めて大きな役割をもつものであり、そ
のため従来より数多くの各種ライナーが提案されてい
る。
耗あるいは損傷を回避すると共にディスク表面をクリー
ニングする点で極めて大きな役割をもつものであり、そ
のため従来より数多くの各種ライナーが提案されてい
る。
【０００４】例えば米国特許第４，５８６，６０６号明
細書、米国特許第４，６１０，３５２号明細書、特開昭
６１−２５８０５７号公報などには、ディスクに対する
摩耗性の少ないライナー構成とするために、ディスク接
触面にレーヨン、コットンなどの非熱可塑性繊維を配
し、ライナーの布帛強度を維持すべく低融点ポリエステ
ル繊維やナイロン６繊維などの熱可塑性繊維を中間層に
配し、部分的に熱圧着したライナーが提案されている。
細書、米国特許第４，６１０，３５２号明細書、特開昭
６１−２５８０５７号公報などには、ディスクに対する
摩耗性の少ないライナー構成とするために、ディスク接
触面にレーヨン、コットンなどの非熱可塑性繊維を配
し、ライナーの布帛強度を維持すべく低融点ポリエステ
ル繊維やナイロン６繊維などの熱可塑性繊維を中間層に
配し、部分的に熱圧着したライナーが提案されている。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術の基本思
想はディスクとの接触によるライナーの摩耗塵の発生を
防止し、コンピュータのディスクドライブの読取り／書
込みヘッドにおける情報の伝達の妨害を除去しようとす
るものであり、そのためにディスクに対し摩耗性の少な
いライナー構成としてディスク接触面に非熱可塑性繊維
を配しているものであるが、従来技術の決定的問題点は
形態安定性に乏しいことである。
想はディスクとの接触によるライナーの摩耗塵の発生を
防止し、コンピュータのディスクドライブの読取り／書
込みヘッドにおける情報の伝達の妨害を除去しようとす
るものであり、そのためにディスクに対し摩耗性の少な
いライナー構成としてディスク接触面に非熱可塑性繊維
を配しているものであるが、従来技術の決定的問題点は
形態安定性に乏しいことである。
【０００６】ここで言う形態安定性とは、ライナーを塩
化ビニル又はＡＢＳ樹脂からなるジャケットに付設する
際に必要とされる引張り強度を維持できるというだけで
はなく、フロッピーディスクが実際に使用される際の種
々の環境（温湿度）における形態安定性、不織布が張力
下で切断され張力が不織布から開放されたときの寸法ク
リープに対する形態安定性をも抱含した意味を有する。
化ビニル又はＡＢＳ樹脂からなるジャケットに付設する
際に必要とされる引張り強度を維持できるというだけで
はなく、フロッピーディスクが実際に使用される際の種
々の環境（温湿度）における形態安定性、不織布が張力
下で切断され張力が不織布から開放されたときの寸法ク
リープに対する形態安定性をも抱含した意味を有する。
【０００７】上記観点から従来技術をみたとき、種々の
環境下における形態安定性が極めて乏しいものである。
環境（温湿度）による形態変化は具体的にはライナーの
経緯方向の収縮、あるいは伸長、厚さの増大、減少とい
った物理的変化をさす。
環境下における形態安定性が極めて乏しいものである。
環境（温湿度）による形態変化は具体的にはライナーの
経緯方向の収縮、あるいは伸長、厚さの増大、減少とい
った物理的変化をさす。
【０００８】ライナーの経緯方向の収縮が発生すると、
例えば３．５インチフロッピーディスクのジャケットに
装置されたリフター（回転トルクの維持、クリーニング
の際の極めて重要なパーツである。）を押え込み、トル
クの異常低下、ライナーの重要な機能であるクリーニン
グ効果の低下を引き起こし、フロッピーディスクの機能
を著しく損なうこととなる。逆にライナーの伸長が生じ
ると、リフター部以外の箇所において、ディスクとライ
ナーとの接触を引き起こしトルクの異常上昇を招く。
（８インチ又は５．２５インチフロッピーディスクの場
合は、塩化ビニールジャケットとライナーとの収縮差
（又は伸長差）によってジャケットのヘコミやベコツキ
などが発生する。） ライナーの厚さ変化も同様であり、ライナーの耐環境安
定性は極めて重要であるにもかかわらず、従来技術にお
いてはこの点を考慮したライナー設計がなされたものが
皆無である。
例えば３．５インチフロッピーディスクのジャケットに
装置されたリフター（回転トルクの維持、クリーニング
の際の極めて重要なパーツである。）を押え込み、トル
クの異常低下、ライナーの重要な機能であるクリーニン
グ効果の低下を引き起こし、フロッピーディスクの機能
を著しく損なうこととなる。逆にライナーの伸長が生じ
ると、リフター部以外の箇所において、ディスクとライ
ナーとの接触を引き起こしトルクの異常上昇を招く。
（８インチ又は５．２５インチフロッピーディスクの場
合は、塩化ビニールジャケットとライナーとの収縮差
（又は伸長差）によってジャケットのヘコミやベコツキ
などが発生する。） ライナーの厚さ変化も同様であり、ライナーの耐環境安
定性は極めて重要であるにもかかわらず、従来技術にお
いてはこの点を考慮したライナー設計がなされたものが
皆無である。
【０００９】本発明はディスクに対し、耐環境安定性を
有するライナーを提供しようとするものである。
有するライナーを提供しようとするものである。
【００１０】
【課題を解決するための手段及び作用】本発明の要旨
は、最外層がセルロース系繊維から構成され、内層がナ
イロン６を鞘成分とし、ポリエステルを芯成分とする芯
鞘型複合繊維とセルロース系繊維とから構成され、部分
的に熱圧着された不織布からなることを特徴とするフロ
ッピーディスクジャケット用ライナーにある。
は、最外層がセルロース系繊維から構成され、内層がナ
イロン６を鞘成分とし、ポリエステルを芯成分とする芯
鞘型複合繊維とセルロース系繊維とから構成され、部分
的に熱圧着された不織布からなることを特徴とするフロ
ッピーディスクジャケット用ライナーにある。
【００１１】これを作用と共に更に詳細に説明すると、
本発明の最も注目すべき重要な要件は、バインダー繊維
にナイロン６を鞘成分としポリエステルを芯成分とする
芯鞘型複合繊維を採用することにある。バインダー繊維
として、米国特許第４，６１０，３５２号明細書に開示
されているようなナイロン６だけの単一成分からなる繊
維を用いる場合は、セルロース系繊維との熱接着性には
優れているが、ナイロン６繊維は水による膨潤度がセル
ロース系繊維と同等レベルにあるので、ライナーの温湿
度による形態安定性が非常に劣ったものとなる。
本発明の最も注目すべき重要な要件は、バインダー繊維
にナイロン６を鞘成分としポリエステルを芯成分とする
芯鞘型複合繊維を採用することにある。バインダー繊維
として、米国特許第４，６１０，３５２号明細書に開示
されているようなナイロン６だけの単一成分からなる繊
維を用いる場合は、セルロース系繊維との熱接着性には
優れているが、ナイロン６繊維は水による膨潤度がセル
ロース系繊維と同等レベルにあるので、ライナーの温湿
度による形態安定性が非常に劣ったものとなる。
【００１２】一方、温湿度に依存せず且つセルロース系
繊維との接着性を有する繊維としては、低融点ポリエス
テル繊維やポリプロピレン繊維などがあるが、これらの
繊維は非熱可塑性繊維と熱接着する状態において溶融玉
状になり易く、脱落が生じる危険があるので好ましくな
い。
繊維との接着性を有する繊維としては、低融点ポリエス
テル繊維やポリプロピレン繊維などがあるが、これらの
繊維は非熱可塑性繊維と熱接着する状態において溶融玉
状になり易く、脱落が生じる危険があるので好ましくな
い。
【００１３】また、鞘部の融点が芯部の融点より低いポ
リエステル系芯鞘型複合繊維は、上述の如き溶融玉状に
なることは少ないが、セルロース系繊維との接着性がナ
イロン６に比べて劣っている。
リエステル系芯鞘型複合繊維は、上述の如き溶融玉状に
なることは少ないが、セルロース系繊維との接着性がナ
イロン６に比べて劣っている。
【００１４】これらに対して本発明で使用する複合繊維
は、セルロース系繊維との接着性に優れたナイロン６が
鞘部に配置され、形態安定性に優れたポリエステルが芯
部に配置された芯鞘型複合繊維であるため、熱接着性と
形態安定性に共に優れたものとなる。
は、セルロース系繊維との接着性に優れたナイロン６が
鞘部に配置され、形態安定性に優れたポリエステルが芯
部に配置された芯鞘型複合繊維であるため、熱接着性と
形態安定性に共に優れたものとなる。
【００１５】本発明で用いる芯鞘型複合繊維の芯部と鞘
部との割合は目的に応じて適宜設定することが可能であ
るが、本発明においては熱融着用（ライナーの部分熱圧
着部及び非熱圧着部の熱接着に供する。）として用いる
と同時に融着後においても繊維としての形態を併せ持た
せるようにするものであり、この様な観点から芯部と鞘
部の割合は１：３から３：１の範囲が好ましい。
部との割合は目的に応じて適宜設定することが可能であ
るが、本発明においては熱融着用（ライナーの部分熱圧
着部及び非熱圧着部の熱接着に供する。）として用いる
と同時に融着後においても繊維としての形態を併せ持た
せるようにするものであり、この様な観点から芯部と鞘
部の割合は１：３から３：１の範囲が好ましい。
【００１６】本発明において前記複合繊維と混合して用
いる繊維及び最外層に配される繊維としては、ディスク
面をクリーニングする機能に優れ、ディスク面に損傷を
与えず、しかもディスク面に付着しないことが必要であ
り、これらの観点からセルロース系繊維が適している
が、中でもレーヨン系繊維が好ましい。レーヨン系繊維
としては酸化チタン含有レーヨン繊維、酸化チタンを含
まないブライトレーヨン繊維、強力レーヨン繊維、ポリ
ノジック繊維などディスクとの関連において選定され
る。
いる繊維及び最外層に配される繊維としては、ディスク
面をクリーニングする機能に優れ、ディスク面に損傷を
与えず、しかもディスク面に付着しないことが必要であ
り、これらの観点からセルロース系繊維が適している
が、中でもレーヨン系繊維が好ましい。レーヨン系繊維
としては酸化チタン含有レーヨン繊維、酸化チタンを含
まないブライトレーヨン繊維、強力レーヨン繊維、ポリ
ノジック繊維などディスクとの関連において選定され
る。
【００１７】なお、本発明のライナーは米国特許第４，
６１０，３５２号明細書に記載の如き３層構造であって
もよいが、形態安定性をより高めるために内部から外部
に向けてバインダー繊維（芯鞘型複合繊維）の混用率が
漸減状態となる如く多層構造とすることが好ましい。
６１０，３５２号明細書に記載の如き３層構造であって
もよいが、形態安定性をより高めるために内部から外部
に向けてバインダー繊維（芯鞘型複合繊維）の混用率が
漸減状態となる如く多層構造とすることが好ましい。
【００１８】
【実施例】以下実施例により本発明を更に具体的に説明
する。セルロース系繊維として酸化チタン含有レーヨン
繊維１．５ｄ×５１mm、複合繊維としてポリエステルが
芯でナイロン６が鞘の芯鞘型複合繊維２．０ｄ×５１mm
（芯部／鞘部＝１／１、芯部融点２６５°Ｃ、鞘部融点
２２０°Ｃ）を用い、カードを７台用意し、第１番目と
第７番目のカードにはレーヨン繊維１００％綿、第２番
目と第６番目のカードにはレーヨン繊維９０％芯鞘型複
合繊維１０％の混合綿、第３番目と第５番目のカードに
はレーヨン繊維７０％芯鞘型複合繊維３０％の混合綿、
第４番目のカードにはレーヨン繊維５０％芯鞘型複合繊
維５０％の混合綿を供給し、各カードより送出されたウ
エブを順次重ね合わせ、引き続き熱圧着ローラー（表面
凹凸を有するロールと、表面フラットなロール）にてロ
ーラ温度２２０°Ｃで熱圧着を行い、しかる後テンター
にて１８０°Ｃ（滞在時間１分）で処理を行ってライナ
ー用不織布を得た。
する。セルロース系繊維として酸化チタン含有レーヨン
繊維１．５ｄ×５１mm、複合繊維としてポリエステルが
芯でナイロン６が鞘の芯鞘型複合繊維２．０ｄ×５１mm
（芯部／鞘部＝１／１、芯部融点２６５°Ｃ、鞘部融点
２２０°Ｃ）を用い、カードを７台用意し、第１番目と
第７番目のカードにはレーヨン繊維１００％綿、第２番
目と第６番目のカードにはレーヨン繊維９０％芯鞘型複
合繊維１０％の混合綿、第３番目と第５番目のカードに
はレーヨン繊維７０％芯鞘型複合繊維３０％の混合綿、
第４番目のカードにはレーヨン繊維５０％芯鞘型複合繊
維５０％の混合綿を供給し、各カードより送出されたウ
エブを順次重ね合わせ、引き続き熱圧着ローラー（表面
凹凸を有するロールと、表面フラットなロール）にてロ
ーラ温度２２０°Ｃで熱圧着を行い、しかる後テンター
にて１８０°Ｃ（滞在時間１分）で処理を行ってライナ
ー用不織布を得た。
【００１９】この不織布を用いて環境変化による形態安
定性試験をした結果は表１に示す如くであった。
定性試験をした結果は表１に示す如くであった。
【００２０】
【表１】
【００２１】〔形態安定性試験〕２３°Ｃ×６０％ＲＨ
×３時間放置後、更に６０°Ｃ×９０％ＲＨ×３時間放
置した際の形態安定性 形態安定性試験と同一の環境条件下において、トルクテ
スト〔（註１）参照〕を３．５インチフロッピーディス
クを用いて実験した結果、トルク変化は初期設定１２ｇ
・cmに対し０．８ｇ・cm程度の増大にとどまった。更
に、同３．５インチフロッピーディスクを用いて実走１
０００万パステスト〔（註２）参照〕を行い、ディスク
面を観察したところ損傷、付着物がなく、初期状態と同
様の外観を呈していた。
×３時間放置後、更に６０°Ｃ×９０％ＲＨ×３時間放
置した際の形態安定性 形態安定性試験と同一の環境条件下において、トルクテ
スト〔（註１）参照〕を３．５インチフロッピーディス
クを用いて実験した結果、トルク変化は初期設定１２ｇ
・cmに対し０．８ｇ・cm程度の増大にとどまった。更
に、同３．５インチフロッピーディスクを用いて実走１
０００万パステスト〔（註２）参照〕を行い、ディスク
面を観察したところ損傷、付着物がなく、初期状態と同
様の外観を呈していた。
【００２２】（註１）トルクテスト：３．５インチフロ
ッピーディスクにライナーを装着し、ジャケットを組立
て、回転トルクメーターを用いて回転数３６０r.p.m.に
て測定開始後５分後の値を読み取る。 （註２）実走１０００万パステスト：耐久性を把握する
ための試験であり、回転数３６０r.p.m.、設定トルク１
２ｇ・cm、環境２３°Ｃ×６０％ＲＨ、の条件下で回転
数が１０００万回に達するまでの連続テストである。
ッピーディスクにライナーを装着し、ジャケットを組立
て、回転トルクメーターを用いて回転数３６０r.p.m.に
て測定開始後５分後の値を読み取る。 （註２）実走１０００万パステスト：耐久性を把握する
ための試験であり、回転数３６０r.p.m.、設定トルク１
２ｇ・cm、環境２３°Ｃ×６０％ＲＨ、の条件下で回転
数が１０００万回に達するまでの連続テストである。
【００２３】
【比較例】バインダー繊維として、ポリエステルが芯で
ナイロン６が鞘である芯鞘型複合繊維の代わりに、ナイ
ロン６繊維（２ｄ×５１mm）を用いる以外は全て実施例
と同じ条件でライナー用不織布を形成した。得られた不
織布を用いて、実施例１と同様にトルクテストを行った
ところ、初期設定１２ｇ・cmに対し、８ｇ・cmも上昇し
ていた。トルクテスト後の不織布には不織布の伸長に基
因する多数の凹凸のシワが発生していた。
ナイロン６が鞘である芯鞘型複合繊維の代わりに、ナイ
ロン６繊維（２ｄ×５１mm）を用いる以外は全て実施例
と同じ条件でライナー用不織布を形成した。得られた不
織布を用いて、実施例１と同様にトルクテストを行った
ところ、初期設定１２ｇ・cmに対し、８ｇ・cmも上昇し
ていた。トルクテスト後の不織布には不織布の伸長に基
因する多数の凹凸のシワが発生していた。
【００２４】
【発明の効果】上述の如く構成された本発明によれば、
バインダー繊維として用いる芯がポリエステル、鞘がナ
イロン６の芯鞘型複合繊維は、熱処理後も繊維形態が保
持されており、環境（温湿度）変化による形態安定性が
非常に優れていると共に、単一成分からなるバインダー
繊維を用いた場合に生ずる溶融玉の発生が皆無であり、
更にはセルロース系繊維との接着性に優れているなどの
多大な工業的効果を奏するものである。
バインダー繊維として用いる芯がポリエステル、鞘がナ
イロン６の芯鞘型複合繊維は、熱処理後も繊維形態が保
持されており、環境（温湿度）変化による形態安定性が
非常に優れていると共に、単一成分からなるバインダー
繊維を用いた場合に生ずる溶融玉の発生が皆無であり、
更にはセルロース系繊維との接着性に優れているなどの
多大な工業的効果を奏するものである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭61−258057（ＪＰ，Ａ) 実開 昭63−157876（ＪＰ，Ｕ) 実開 昭62−186279（ＪＰ，Ｕ) (58)調査した分野(Int.Cl.6，ＤＢ名) G11B 23/033
Claims (1)
- 【請求項１】最外層がセルロース系繊維から構成され、
内層がナイロン６を鞘成分とし、ポリエステルを芯成分
とする芯鞘型複合繊維とセルロース系繊維とから構成さ
れ、部分的に熱圧着された不織布からなることを特徴と
するフロッピーディスクジャケット用ライナー。
Priority Applications (4)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP458191A JP2966116B2 (ja) | 1991-01-18 | 1991-01-18 | フロッピーディスクジャケット用ライナー |
| ES91121992T ES2087226T3 (es) | 1991-01-18 | 1991-12-20 | Funda para camisa de disco flexible. |
| DE1991619740 DE69119740T2 (de) | 1991-01-18 | 1991-12-20 | Einlagestoff für Datenträgertasche |
| EP19910121992 EP0495235B1 (en) | 1991-01-18 | 1991-12-20 | Liner for floppy disk jacket |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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| JP458191A JP2966116B2 (ja) | 1991-01-18 | 1991-01-18 | フロッピーディスクジャケット用ライナー |
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Family Applications (1)
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