JP2965903B2 - 射出成形における計量方法 - Google Patents

射出成形における計量方法

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JP2965903B2
JP2965903B2 JP8042340A JP4234096A JP2965903B2 JP 2965903 B2 JP2965903 B2 JP 2965903B2 JP 8042340 A JP8042340 A JP 8042340A JP 4234096 A JP4234096 A JP 4234096A JP 2965903 B2 JP2965903 B2 JP 2965903B2
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貴勇 山崎
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29KINDEXING SCHEME ASSOCIATED WITH SUBCLASSES B29B, B29C OR B29D, RELATING TO MOULDING MATERIALS OR TO MATERIALS FOR MOULDS, REINFORCEMENTS, FILLERS OR PREFORMED PARTS, e.g. INSERTS
    • B29K2995/00Properties of moulding materials, reinforcements, fillers, preformed parts or moulds
    • B29K2995/0037Other properties
    • B29K2995/0063Density

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、樹脂替え或いは
滞留異常等により加熱筒内の滞留樹脂を排出した後の計
量に関するものである。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】射出成形では、少量多
品種生産に対応させるために、金型の交換とともに樹脂
替えも多く頻繁に行われている。また成形機の無人化に
伴って、成形途中のトラブル等により異常に滞留した樹
脂の排出を、自動的に行うことも採用されつつある。
【0003】樹脂替えの場合には、前の成形で使用され
ていた樹脂を、次の成形の新たな樹脂に替えるため、加
熱筒内に滞留した前の樹脂を完全に排出してから行うよ
うにしている。この滞留樹脂の排出は、射出装置のノズ
ルを金型から離した状態で、新たな成形樹脂を樹脂替え
用として供給しながら、スクリュの前進後退による射出
と計量とを設定回数だけ繰り返して行っている。異常滞
留した樹脂の排出の場合には、同一樹脂の供給のもとに
行っている。
【0004】また成形時の通常の計量では背圧を加えて
行っているが、滞留樹脂の排出時の計量は背圧により加
熱筒前部に可塑化されて計量された溶融状態の樹脂が、
ノズルから漏れて垂れ落ちるのを防止するために無背圧
で行っている。
【0005】無背圧の計量では、背圧力を加えた状態で
の計量に比較して可塑化された樹脂の密度が低くなる。
しかし、樹脂替えの目的で排出される樹脂は不良材料と
してそのまま廃棄されるので、密度が低下しても特に問
題は生じない。
【0006】滞留樹脂の排出が完了したのちに、ノズル
を金型にノズルタッチさせて通常のごとく背圧力を加え
て計量を行うと、可塑化された樹脂の一部が金型側へ流
入して固化するとともに、樹脂量が少なく計量されて成
形不良となる。この計量初期の現象を防止するために、
最初の計量を無背圧で行うと、可塑化された樹脂の密度
が減少して射出は必ずショートとなり、成形品は不良品
となる。
【0007】このような不良品が発生する事態は、一連
の成形工程を自動的に行う場合において好ましいもので
はなく、それが樹脂替え時あるいは異常滞留した樹脂を
排出したのちの現象であっても、成形システムの上では
不良品の発生として成形品が処理され、その処理が完了
した後でなければ、正常の射出成形に戻ることができな
いという不都合が生ずる。
【0008】この発明は上記事情から考えられたもので
あって、その目的は、無負圧による樹脂の計量であって
も射出がショートすることがなく、また成形機の自動化
にも採用することができる新たな射出成形の計量方法を
提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的によるこの発明
は、加熱筒内の滞留樹脂を無背圧により排出し、排出完
了後に新たに樹脂の計量を行うにあたり、最初の計量の
み無背圧により行うとともに、無背圧により生ずる樹脂
の密度減少分に相当する樹脂量を加えて計量する、とい
うものである。
【0010】上記樹脂量の増加分は成形条件や成形品ご
とに事前に試し打ちを行って設定する。この設定は射出
スクリュの後退移動距離、計量時間、スクリュ回転数な
どを検出して行うことができる。
【0011】この発明の計量では、無背圧により可塑化
された樹脂の密度が、背圧力を加えて計量した場合より
も減少しても、その減少分を予め見込んで計量が行われ
ているため、金型への射出充填量に不足が起こらず、し
たがって、樹脂替え後の新たな樹脂の成形、或いは異常
滞留した樹脂を排出した後の成形への移行に際して、不
良品として判断されるような事態を回避することができ
る。
【0012】
【発明の実施の形態】図1は、射出スクリュの後退移動
距離を検出して、密度減少分に相当する樹脂量を加えた
計量を行う場合の実施態様を示すものである。
【0013】図中1は加熱筒で、外周囲にバンドヒータ
(図は省略)などの加熱手段を備え、先端にノズル2が
設けてある。3は回転かつ進退自在に加熱筒1の内部に
設けた射出スクリュで、スクリュ先端と円錐形に形成さ
れたスクリュヘッド4との間にリングバルブ5が設けて
ある。またスクリュ後端には射出シリンダ(図は省略)
のプランジャ6が連結してある。
【0014】上記射出スクリュ3は加熱筒後部の供給口
7から粒状の樹脂の供給を受けながら射出シリンダの後
端に取付けた油圧モータ(図は省略)により、上記プラ
ンジャ6と共に回転する。この回転により樹脂は可塑化
されながら加熱筒1の前部へと送られ、また射出スクリ
ュ3はその樹脂圧により回転しながら退移動する。
【0015】通常の計量は、上記射出シリンダにより背
圧力を加えながら射出スクリュ3を、スクリュ最前進位
置Aから予め設定された計量停止位置(SM)まで後退
移動させて完了する。この計量では背圧力が加えられて
いるので、溶融による樹脂の密度の減少が防止され、成
形品に見合った樹脂の計量が行われる。
【0016】樹脂替えに際する滞留樹脂あるいは異常滞
留した樹脂の排出は、射出スクリュ3をスクリュ最前進
位置Aと計量停止位置SMとの間を進退移動し、射出を
何回か繰り返して行う。また排出は金型からノズル2を
離して行うので、計量のときと同様に背圧力を加えた状
態では、ノズル2から樹脂が漏れて垂れ落ちるので、こ
れを防止するために無背圧で行う。
【0017】排出が完了したのち、ノズル2の先端を金
型(図は省略)にノズルタッチさせて樹脂の計量を背圧
力を加えて行うと、金型側からの冷却により固化した樹
脂によるパッキングが生ずる前に、計量樹脂の一部が金
型側に漏れて不都合が生じ、またその分量だけ計量誤差
が生ずる。
【0018】このような事態を防止するため、背圧力を
加えないで最初の計量を行うと、金型側への樹脂漏れは
解消されるが、射出充填量の不足から射出がショートし
て不良品の発生となる。この射出ショートは背圧力を加
えない状態での計量によって、溶融した樹脂の密度が減
少することによるもので、計量停止位置(SM)に達し
たときの樹脂の体積は、背圧力を加えたときと見掛上は
同じであっても実質的には小さく、圧縮すると減少して
成形品を成形するに満たない量となる。
【0019】そこで、最初のみ無背圧の状態で計量を行
うとともに、計量樹脂Kの密度減少分に相当する樹脂量
αを補うように計量を行う。この実施態様では、計量停
止位置SMよりも後方の予め設定された増加計量停止位
置Bまで射出スクリュ3を後退して行う。このような計
量では、可塑化された樹脂に背圧力が加わらないので、
ノズル先端にパッキングが生じていなくとも、計量した
樹脂が金型側に流入することがなく、また樹脂量αによ
って計量樹脂Kの密度減少による樹脂量が補われること
から、射出ショートによる成形不良を起こすこともな
い。
【0020】最初の計量が完了したのち、計量は計量停
止位置SMに設定し直され、また次の射出から背圧力が
加えられるように射出シリンダ側も設定される。これに
より成形は次の樹脂替え或いは樹脂の異常滞留が生ずる
まで、通常の計量による射出の継続となる。
【0021】図2は、樹脂替えの場合のフローチャート
を示すもので、これによれば成形機の自動立ち上げから
自動成形開始までを、工程の途中に樹脂替え工程を加え
て無人で行うことができる。
【0022】図3は、自動インサートシステムと成形機
連動時の樹脂滞留防止として採用した場合を示すもので
ある。自動インサートシステムでは、ワークが無くなる
と、ワーク整列機からのワークの切り出しができなくな
るので、ロボットによる金型へのワークのインサートが
停止する。
【0023】成形機側ではインサート完了信号待ちとな
り、次の成形のための計量を行っている。しかし加熱筒
内に樹脂を計量したまま長時間待機させると、樹脂は過
熱されて不良状態となり、その樹脂を射出すると成形不
良を引き起こす。このような事態を防止とするために計
量後の時間をモニタし、その時間が設定時間を超えると
きには滞留異常として工程は樹脂の排出と新たな樹脂の
計量に切換わる。
【0024】この樹脂の排除及び計量は、ワーク整列機
に新たなワークが供給され、それにより金型へワークが
ロボットによりインサートされたのちに開始される。そ
して上記工程により最初の計量が行われたのちは、成形
工程は再び通常の計量に切換わり、再度ワーク切れが生
じない限り通常の計量による射出成形が行われることに
なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明に係る計量方法の一実施態様を示す
射出装置の要部縦断面図である。
【図2】 この発明の計量方法を採用した成形機自動立
ち上げシステムのフローチャート図である。
【図3】 この発明の計量方法を樹脂滞留防止手段とし
て採用した自動インサート成形システムのフローチャー
ト図である。
【符号の説明】
1 加熱筒 2 ノズル 3 射出スクリュ 4 スクリュヘッド
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B29C 45/17 B29C 45/50 - 45/52 B29C 45/76 - 45/82

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 加熱筒内の滞留樹脂を無背圧により排出
    し、排出完了後に新たに樹脂の計量を行うにあたり、最
    初の計量のみ無背圧により行うとともに、無背圧により
    生ずる樹脂の密度減少分に相当する樹脂量を加えて計量
    することを特徴とする射出成形における計量方法。
JP8042340A 1996-02-29 1996-02-29 射出成形における計量方法 Expired - Fee Related JP2965903B2 (ja)

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