JP2965868B2 - 距離測定装置 - Google Patents

距離測定装置

Info

Publication number
JP2965868B2
JP2965868B2 JP6222814A JP22281494A JP2965868B2 JP 2965868 B2 JP2965868 B2 JP 2965868B2 JP 6222814 A JP6222814 A JP 6222814A JP 22281494 A JP22281494 A JP 22281494A JP 2965868 B2 JP2965868 B2 JP 2965868B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pulse
distance
unit
measuring device
receiving
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP6222814A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0886871A (ja
Inventor
英樹 梶岡
契二 藤村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Ten Ltd
Original Assignee
Denso Ten Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Denso Ten Ltd filed Critical Denso Ten Ltd
Priority to JP6222814A priority Critical patent/JP2965868B2/ja
Publication of JPH0886871A publication Critical patent/JPH0886871A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2965868B2 publication Critical patent/JP2965868B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Optical Radar Systems And Details Thereof (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は距離測定装置に関し、よ
り詳細には、パルスレ−ザ装置を用いた距離測定装置で
あって車間距離の測定等に用いられ、距離測定誤差の低
減手段を備えた距離測定装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図6(a)は従来の距離測定装置の一部
を概略的に示したブロック図であり、図6(b)は送信
パルスと受信パルスと距離パルスとの関係を示したタイ
ミングチャ−トである。
【0003】図6(a)において、50は送信部、60
は受信部、70は距離パルス生成部を示している。距離
パルス生成部70は処理回路71、処理回路72及びR
Sフリップフロップ73等を含んで構成されている。送
信部50には送信部50を励起してレ−ザパルス51を
出力させるトリガ−信号TRGが入力されるようになっ
ており、送信部50は処理回路71を介してRSフリッ
プフロップ73のセット端子73S に接続されている。
一方、受信部60は処理回路72を介してRSフリップ
フロップ73のリセット端子73R に接続されている。
【0004】上記の如く構成された距離測定装置にあっ
ては、以下のようにして距離パルスDPが作成される。
送信部50にトリガ−信号TRGが入力されると、送信
部50からレ−ザパルス51が出力されると共に、送信
パルスTX0 が処理回路71に出力される。送信パルス
TX0 は処理回路71で波形整形されて送信パルスTX
となった後、RSフリップフロップ73のセット端子7
S に入力され、RSフリップフロップ73をセットす
る。一方、レ−ザパルス51が測定対象物で反射され、
レ−ザパルス61となって受信部60で受信される。レ
−ザパルス61を受信すると、受信部60から受信パル
スRX0 が出力される。受信パルスRX0 は処理回路7
2で波形整形等の処理を受けた後、RSフリップフロッ
プ73のリセット端子73R に入力され、RSフリップ
フロップ73をリセットし、距離パルスDPを出力させ
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記したように距離パ
ルスDPは、送信パルスTXと受信パルスRXとの時間
差に基づいて作成される。しかしながら送信パルスTX
は、図6(b)のタイミングチャ−トに示したように、
トリガ−信号TRGが入力されるのとほぼ同時に送信部
50から出力される送信パルスTX0 が処理回路71で
処理される時間Aだけ遅延された後、RSフリップフロ
ップ73に入力される信号である。また、受信パルスR
Xは、受信パルスレ−ザ61を受信するのとほぼ同時に
受信部60から出力される受信パルスRX0 が処理回路
72で処理される時間Bだけ遅延された後、RSフリッ
プフロップ73に入力される信号である。すなわち距離
パルスDPは、測定対象物までのほぼ実際の測定距離を
示す距離測定パルスDP0 に比べて、処理回路71にお
ける遅延時間A及び処理回路72における遅延時間Bに
関する距離測定誤差を含んだパルス信号となっている。
該距離測定誤差は装置の構成上避けることのできない測
定誤差で、バイアス誤差と呼ばれている。
【0006】前記バイアス誤差は各距離測定装置に固有
の誤差であり、各装置間でバラつく。前記バイアス誤差
がバラつくと、距離パルスDPのパルス幅もバラつき、
各装置における距離測定値がバラつく。距離パルスDP
のパルス幅約6.7nsで測定距離1mに相当するの
で、前記バイアス誤差のバラつきの大きさによっては、
各装置間で距離測定値に無視することができないバラツ
キが生じてしまう。
【0007】従来の距離測定装置の場合、上記バイアス
誤差のバラツキを低減させるために、送信系と受信系と
で同じ部品を使用したり、該部品の精度を向上させたり
して処理回路71の遅延時間Aと処理回路72の遅延時
間Bとの時間差をできるだけ小さくする対策がとられて
いた。しかし、前記部品精度の向上にはコストがかか
り、また、処理回路71と処理回路72との回路構成は
若干異なっているので、前記遅延時間Aと遅延時間Bと
の時間差を小さくするには限界がある。
【0008】本発明は上記課題に鑑みなされたものであ
り、部品精度の向上等を図らなくとも、簡単かつ確実に
バイアス誤差による距離測定値のバラツキを低減させる
ことができる距離測定装置を提供することを目的として
いる。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明に係る距離測定装置(1)は、送信信号として
送信パルスを出力する送信部、受信信号として受信パル
スを出力する受信部、前記送信パルスと前記受信パルス
との時間差に基づいて距離パルスを生成する距離パルス
生成部、該距離パルスをてい倍する距離パルスてい倍部
およびマイクロコンピュ−タ等を備えた距離測定装置に
おいて、前記距離パルスてい倍部と前記マイクロコンピ
ュ−タとの間に、パルス幅調整手段を備え、前記距離パ
ルスてい倍部でてい倍された距離パルスに基づいて任意
の時間幅を有するパルスを発生させるパルス発生手段
と、該パルス発生手段で発生されたパルスと前記定倍さ
れた距離パルスとの論理積をとる論理回路等で構成され
ていることを特徴としている。
【0010】また本発明に係る距離測定装置(2)は、
送信信号として送信パルスを出力する送信部、受信信号
として受信パルスを出力する受信部、前記送信パルスと
前記受信パルスとの時間差に基づいて距離パルスを生成
する距離パルス生成部、該距離パルスをてい倍する距離
パルスてい倍部およびマイクロコンピュ−タ等を備えた
距離測定装置において、前記距離パルスてい倍部と前記
マイクロコンピュ−タとの間に、時定数可変手段を備え
た積分回路および該積分回路からの出力信号の波形を整
形する波形整形回路等で構成された誤差補正部が介装さ
れていることを特徴としている。
【0011】また本発明に係る距離測定装置(3)は、
送信信号として送信パルスを出力する送信部、受信信号
として受信パルスを出力する受信部、前記送信パルスと
前記受信パルスとの時間差に基づいて距離パルスを生成
する距離パルス生成部、該距離パルスをてい倍する距離
パルスてい倍部およびマイクロコンピュ−タ等を備えた
距離測定装置において、前記距離パルス生成部が遅延時
間調整手段を備えた遅延回路およびRSフリップフロッ
プ等で構成され、前記受信部と前記RSフリップフロッ
プとの間に前記遅延回路が介装されていることを特徴と
している。
【0012】また本発明に係る距離測定装置(4)は、
送信信号として送信パルスを出力する送信部、受信信号
として受信パルスを出力する受信部、前記送信パルスと
前記受信パルスとの時間差に基づいて距離パルスを生成
する距離パルス生成部、該距離パルスをてい倍する距離
パルスてい倍部およびマイクロコンピュ−タ等を備えた
距離測定装置において、補正モ−ドスイッチを備えると
共に、前記マイクロコンピュ−タ内に、前記補正モ−ド
スイッチがオンされた場合の前記距離パルスのパルス幅
を基準とし、該基準のパルス幅と前記補正モ−ドスイッ
チがオフされている時の距離パルスのパルス幅との差に
基づいて距離値を算出する距離値算出手段を備えている
ことを特徴としている。
【0013】
【作用】
距離測定装置(1) 図2(b)に示したタイミングチャ−トに基づいて距離
測定装置(1)の作用を説明する。測定距離がゼロメ−
トルの時に前記距離パルスてい倍部から出力される生距
離パルスをNDP01とすると、NDP01パルスはほぼバ
イアス誤差そのものが前記てい倍されたものであるとい
える。このNDP01パルスに基づいて前記パルス発生手
段からパルスOSMが出力され、前記論理回路において
NDP01パルスとOSMパルスとの論理積がとられる。
そして、前記論理回路から距離ゼロメ−トルにおける補
正された距離パルスCDP01が出力され、該CDP01
ルスのパルス幅が所定値W1 となるように前記パルス幅
調整手段によりOSMパルスのパルス幅が所定値W2
調整される。
【0014】上記のようにCDP01パルスのパルス幅が
所定値W1 に設定された状態で前記距離パルスてい倍部
からバイアス誤差を含んだ実測の生距離パルスNDP1
が出力されると、前記論理回路においてNDP1 パルス
とOSMパルスとの論理積がとられ、補正された距離パ
ルスCDP1 (パルス幅W3 )が出力される。そして、
CDP1 パルスのパルス幅W3 から距離ゼロメ−トルの
時の補正された距離パルスCDP01のパルス幅W1 を差
し引いた値(W3 −W1 )に基づいて測定対象物までの
距離が算出される。
【0015】距離測定装置(2) 図3(b)に示したタイミングチャ−トに基づいて距離
測定装置(2)の作用を説明する。測定距離ゼロメ−ト
ルの時に前記距離パルスてい倍部から出力されるパルス
NDP02が前記積分回路に入力されると、前記積分回路
からはNDP02′の波形をした信号が出力される。該信
号NDP02′は前記波形整形回路でその波形が整形され
て距離ゼロメ−トルの時の補正された距離パルスCDP
02として出力され、距離パルスCDP02のパルス幅が所
定値W4 となるように、前記時定数可変手段により前記
積分回路の時定数が調整される。
【0016】上記のようにCDP02パルスのパルス幅が
所定値W4 に設定された状態で前記距離パルスてい倍部
からバイアス誤差を含んだ実測の生距離パルスNDP2
が出力されると、生距離パルスNDP2 は前記積分回路
によりNDP2 ′の波形をした信号となり、その後、前
記波形整形回路によりその波形が整形され、パルス幅が
5 の補正された距離パルスCDP2 として出力され
る。そして、CDP2 パルスのパルス幅W5 から距離ゼ
ロメ−トルの時の補正された距離パルスCDP02のパル
ス幅W4 を差し引いた値(W5 −W4 )に基づいて測定
対象物までの距離が算出される。
【0017】距離測定装置(3) 図4(b)に示したタイミングチャ−トに基づいて距離
測定装置(3)の作用を説明する。距離ゼロメ−トルの
時の受信パルスRX03が前記遅延回路により遅延されて
受信パルスRX03′が作成される。この受信パルスRX
03′により前記RSフリップフロップがリセットされ、
前記RSフリップフロップから距離ゼロメ−トルの時の
補正された距離パルスDP03が出力される。その場合、
距離パルスDP03のパルス幅が所定値W6 となるように
前記遅延時間調整手段により遅延時間が調整され、前記
遅延回路の遅延時間がDに設定される。
【0018】上記のように距離パルスDP03のパルス幅
が所定値W6 に設定された状態で、前記受信部から受信
パルスRX3 が出力されると、該受信パルスRX3 は前
記遅延回路においてDだけ遅延された後、前記RSフリ
ップフロップに入力されて前記RSフリップフロップを
リセットする。そうすると、前記RSフリップフロップ
からパルス幅W7 の補正された距離パルスDP3 が出力
される。そして、補正された距離パルスDP3 のパルス
幅W7 から距離ゼロメ−トルの時の補正された距離パル
スDP03のパルス幅W6 を差し引いた値(W7 −W6
に基づいて測定対象物までの距離が算出される。
【0019】距離測定装置(4) 前記補正モ−ドスイッチは測定距離がゼロメ−トルの時
にオンされ、それ以外の時はオフされる。したがって距
離測定装置(4)にあっては、前記距離値算出手段によ
り、実測の距離パルスでバイアス誤差を含んだ生距離パ
ルスのパルス幅から、測定距離がゼロメ−トルの時にお
ける生距離パルスのパルス幅を差し引いた値のパルス幅
に基づいて測定対象物までの距離が算出される。
【0020】
【実施例】以下、本発明に係る距離測定装置の実施例を
図面に基づいて説明する。図1は実施例1に係る距離測
定装置を概略的に示したブロック図である。図1におい
て50は送信部を示しており、送信部50にはマイクロ
コンピュ−タからトリガ−信号TRGが入力されるよう
になっている。送信部50はワンショットマルチバイブ
レ−タなどのパルス発生回路71a等を含んで構成され
た処理回路71を介してRSフリップフロップ73のセ
ット端子73S に接続されている。一方、60は受信部
を示しており、受信部60はコンパレ−タ72aおよび
ワンショットマルチバイブレ−タなどのパルス発生回路
72b等を含んで構成された処理回路72を介してRS
フリップフロップ73のリセット端子73R に接続され
ている。
【0021】RSフリップフロップ73の出力側は距離
パルスてい倍部11を介して誤差補正部12に接続さ
れ、誤差補正部12はパルス幅計数部13を介してマイ
クロコンピュ−タ14に接続されている。
【0022】上記の如く構成された距離測定装置の動作
を簡単に説明する。マイクロコンピュ−タ14から送信
部50にトリガ−信号TRGが入力されると、送信部5
0から測定対象物に向けてレ−ザパルス51が放射され
ると共に、送信パルスTX0 が出力される。送信パルス
TX0 は処理回路71において波形整形された後、RS
フリップフロップ73のセット端子73S に入力され、
RSフリップフロップ73をセットする。
【0023】レ−ザパルス51は測定対象物で反射され
てレ−ザパルス61となり、受信部60で受信される。
レ−ザパルス61を受信すると、受信部60からは受信
パルスRX0 が出力される。そして、処理回路72を構
成するコンパレ−タ72aで受信パルスRX0 のレベル
が所定値を超えているかどうかが判断され、受信パルス
RX0 のレベルが所定値を超えていると、次のパルス発
生回路72bで波形整形されて受信パルスRXとなった
後、RSフリップフロップ73のリセット端子73R
入力され、RSフリップフロップ73をリセットする。
【0024】送信パルスTXと受信パルスRXとに基づ
いてRSフリップフロップ73からは距離パルスDPが
出力される。距離パルスDPは距離パルスてい倍部11
でてい倍されて生距離パルスNDPとなった後、誤差補
正部12に入力される。誤差補正部12では、生距離パ
ルスNDPに対してバイアス誤差等の測定誤差にたいす
る補正が施され、補正された距離パルスCDPが作成さ
れる。そして、パルス幅計数部13において前記補正さ
れた距離パルスCDPのパルス幅が計数され、該計数値
がマイクロコンピュ−タ14に入力される。マイクロコ
ンピュ−タ14では前記計数値に基づいて測定対象物ま
での距離が算出される。
【0025】次に、図2に基づいて実施例1に係る距離
測定装置の誤差補正部の構成および動作を説明する。図
2(a)は実施例1に係る距離測定装置の誤差補正部1
2を概略的に示したブロック図であり、図2(b)は該
誤差補正部の動作を示したタイミングチャ−トである。
【0026】図2(a)において、12aはワンショッ
トマルチバイブレ−タ等のパルス発生回路を示してお
り、パルス発生回路12aにはパルス幅調整手段として
発っせられるパルスの時定数を調整するための可変抵抗
1 が接続されている。パルス発生回路12aには距離
パルスてい倍部11から出力される生距離パルスNDP
が入力されるようになっており、生距離パルスNDPに
基づいて任意のパルス幅を有するパルスOSMを発生さ
せることができるようになっている。パルス発生回路1
2aの出力側はNAND回路12cの一方の入力側に接
続されており、NAND回路12cの他方の入力側に
は、NAND回路12bで波形整形された後の生距離パ
ルスNDPが入力され、NAND回路12cにおいてパ
ルス発生回路12aから出力されるパルスOSMと生距
離パルスNDPとの論理積がとられて補正された距離パ
ルスCDPが作成されるようになっている。
【0027】図2(a)に示した構成の誤差補正部12
におけるバイアス誤差等の測定誤差の補正は以下のよう
にして行われる。最初に、測定距離がゼロメ−トルの時
にNAND回路12cから所定のパルス幅を有する補正
された距離パルスCDP01が出力されるように、パルス
発生回路12aにおける可変抵抗R1 の抵抗値が調整さ
れる。該調整は次のようにして行われる。
【0028】測定距離がゼロメ−トルの時に距離パルス
てい倍部11から出力される生距離パルスをNDP01
すると、生距離パルスNDP01のパルス幅は、処理回路
71および処理回路72での遅延時間により生ずるバイ
アス誤差を示している。NAND回路12cにおいて、
この生距離パルスNDP01に基づいてパルス発生回路1
2aから出力されるOSMパルスと生距離パルスNDP
01との論理積がとられ、NAND回路12cから所定の
パルス幅W1 を有する補正された距離パルスCDP01
出力されるように可変抵抗R1 の抵抗値が調整される。
すなわち、OSMパルスのパルス幅がW2 となるように
可変抵抗R1 の抵抗値が調整される。
【0029】測定距離がゼロメ−トルの時にNAND回
路12cから所定のパルス幅W1 を有する補正された距
離パルスCDP01が出力されるように可変抵抗R1 の抵
抗値が調整された状態で、距離パルスてい倍部11から
バイアス誤差を含んだ実測の生距離パルスNDP1 が入
力されると、NAND回路12cにおいて実測の生距離
パルスNDP1 とW2 のパルス幅を有するOSMパルス
との論理積がとられ、パルス幅がW3 の補正された距離
パルスCDP1 が作成される。マイクロコンピュ−タ1
4では、補正された距離パルスCDP1 のパルス幅W3
と前記距離パルスCDP0 のパルス幅W2 との差に基づ
いて測定対象物までの距離が算出される。
【0030】以上説明したことから分かるように実施例
1に係る距離測定装置にあっては、測定距離がゼロメ−
トルの時の生距離パルスNDP01のパルス幅が各距離測
定装置間で異なっていても、NAND回路12cから出
力される補正された距離パルスCDP01のパルス幅が所
定値W1 となるように各距離測定装置の可変抵抗R1
抵抗値を調整しておけば、実測の補正された距離パルス
CDP1 のパルス幅W3 は、距離ゼロメ−トの時の補正
された距離パルスCDP01のパルス幅W1 にバイアス誤
差を含まない実際の測定距離に相当する(W3 −W1
のパルス幅を加えた値となるので、各距離測定装置に固
有のバイアス誤差に影響されることがなくなり、各距離
測定装置間における距離測定値のバラツキを低減させる
ことができる。
【0031】次に、実施例2に係る距離測定装置を説明
する。実施例2に係る距離測定装置と実施例1に係る距
離測定装置とは、誤差補正部の構成が異なっているのみ
であり、実施例2に係る距離測定装置の全体的構成は図
1に示した実施例1に係る距離測定装置の全体的構成と
同じである。よって、ここでは主として、図3(a)に
基づいて実施例2に係る距離測定装置の誤差補正部の構
成について説明し、図3(b)に基づいてその動作につ
いて説明する。図3(a)は誤差補正部120を概略的
に示した回路構成図であり、図3(b)は誤差補正部1
20の動作を示したタイミングチャ−トである。
【0032】図3(a)において、12eは積分回路1
2dの入力側に配設されたNAND回路を示し、12f
は積分回路12dの出力側に配設されたNAND回路を
示している。積分回路12dは可変抵抗R2 とコンデン
サC2 とで構成されている。
【0033】上記のように構成された誤差補正部120
の動作を図3(b)に示したタイミングチャ−トに基づ
いて説明する。測定距離がゼロメ−トルの時の生距離パ
ルスNDP02を積分回路12dに入力する。すると、積
分回路12dからはNDP02′の波形をした信号が出力
される。該信号NDP02′は、立ち上がり側のスレッシ
ョルドと立ち下がり側のスレッショルドとにヒステリシ
ス特性を有するNAND回路12fによりその波形が整
形され、補正された距離パルスCDP02として出力され
る。その場合、距離パルスCDP02のパルス幅が所定値
4 となるように、積分回路12dにおける可変抵抗R
2 の抵抗値が調整される。
【0034】距離パルスCDP02のパルス幅が所定値W
4 となるように積分回路12dの時定数が調整された状
態で、バイアス誤差を含んだ実測の生距離パルスNDP
2 が入力されると、積分回路12dからはNDP2 ′の
波形をした信号が出力される。該信号NDP2 ′はNA
ND回路12fでその波形が整形された後、パルス幅が
5 の補正された距離パルスCDP2 として出力され
る。そして、マイクロコンピュ−タ14では補正された
距離パルスCDP2 のパルス幅W5 から測定距離ゼロメ
−トルの時の補正された距離パルスCDP02のパルス幅
4 を差し引いたパルス幅(W5 −W4 )に基づいて測
定対象物までの距離が算出される。
【0035】以上説明したことから分かるように実施例
2に係る距離測定装置にあっては、測定距離がゼロメ−
トルの時の生距離パルスNDP02のパルス幅が各距離測
定装置間で異なっていても、NAND回路12fから出
力される補正された距離パルスCDP02のパルス幅が所
定値W4 となるように各距離測定装置の積分回路12d
における可変抵抗R2 の抵抗値を調整しておけば、実測
の補正された距離パルスCDP2 のパルス幅W5 は、距
離ゼロメ−トルの時の補正された距離パルスCDP02
パルス幅W4 にバイアス誤差を含まない実測の測定距離
に相当するパルス幅(W5 −W4 )を加えた値となるの
で、各距離測定装置に固有のバイアス誤差に影響される
ことがなくなり、各距離測定装置間における距離測定値
のバラツキを低減させることができる。
【0036】次に図4に基づいて実施例3に係る距離測
定装置を説明する。図4(a)は実施例3に係る距離測
定装置を概略的に示したブロック図であり、図4(b)
は該距離測定装置を構成する遅延回路の動作を示したタ
イミングチャ−トである。
【0037】図4に示した実施例3に係る距離測定装置
は、処理回路72とRSフリップフロップ73との間に
遅延回路31が介装される一方で、距離パルスてい倍部
11とパルス幅計数部13との間に誤差補正部12が介
装されていない点が、図1に示した実施例1に係る距離
測定装置の構成と異なっており、その他の構成は同じで
ある。また遅延回路31としては、図3(a)に示した
回路構成を用いることができ、その場合、遅延時間調整
手段は、積分回路12dを構成する可変抵抗R2 とな
る。
【0038】次に、図4(b)に示したタイミングチャ
−トに基づいて遅延回路31の動作を説明する。測定距
離ゼロメ−トルの時に処理回路72から出力される受信
パルスをRX03とすると、受信パルスRX03は遅延回路
31により遅延されて受信パルスRX03′となってRS
フリップフロップ73のリセット端子73R に入力され
る。そうすると、RSフリップフロップ73から測定距
離ゼロメ−トルの時の距離パルスDP03が出力される。
その場合、距離パルスDP03のパルス幅が所定値W6
なるように遅延回路31の遅延時間がDに調整される。
【0039】測定距離ゼロメ−トルの時にRSフリップ
フロップ73から出力される距離パルスDP03のパルス
幅が所定値W6 となるように遅延回路31の遅延時間が
調整された状態で処理回路72から実測の受信パルスR
3 が出力されると、受信パルスRX3 は遅延回路31
でDだけ遅延されて受信パルスRX3 ′となった後、R
Sフリップフロップ73のリセット端子73R に入力さ
れる。そうすると、RSフリップフロップ73からパル
ス幅がW7 の距離パルスDP3 が出力される。距離パル
スDP3 は距離パルスてい倍部11で定倍され、次い
で、パルス幅計数部13でパルス幅が計数された後、マ
イクロコンピュ−タ14に入力される。マイクロコンピ
ュ−タ14では、距離パルスDP3 のパルス幅W7 から
測定距離ゼロメ−トルの時の距離パルスDP03のパルス
幅W6 を差し引いた値に基づいて測定対象物までの距離
が算出される。
【0040】以上説明したことから分かるように実施例
3に係る距離測定装置にあっては、測定距離がゼロメ−
トルの時にRSフリップフロップ73から所定のパルス
幅W6 を有する距離パルスDP03が出力されるように各
距離測定装置における遅延回路31の遅延時間を設定し
ておけば、実測の距離パルスDP3 のパルス幅W7 は、
測定距離ゼロメ−トルの時における距離パルスDP03
所定のパルス幅W6 にバイアス誤差を含まない実測の測
定距離に相当するパルス幅(W7 −W6 )を加えた値に
なるので、各距離測定装置に固有のバイアス誤差に影響
されることがなくなり、各距離測定装置における距離測
定のバラツキを低減させることができる。
【0041】次に、図5に基づいて実施例4に係る距離
測定装置を説明する。図5(a)は実施例4に係る距離
測定装置を概略的に示したブロック図であり、図5
(b)はマイクロコンピュ−タ41の動作を示したフロ
−チャ−トである。
【0042】図5(a)に示した実施例4に係る距離測
定装置の構成が図1に示した実施例1に係る距離測定装
置の構成と異なっているのは、マイクロコンピュ−タ1
4がマイクロコンピュ−タ41となり、マイクロコンピ
ュ−タ41には一端が抵抗43を介して電源に接続さ
れ、他端が接地された補正モ−ドスイッチ42が接続さ
れている点と、距離パルスてい倍部11とパルス幅計数
部13との間に誤差補正部12が介装されていない点で
あり、その他の構成は同じである。
【0043】上記のごとく構成された距離測定装置にお
いて、バイアス誤差等の距離測定誤差の補正はマイクロ
コンピュ−タ41で行われる。以下、図5(b)に示し
たフロ−チャ−トに基づいて上記構成に係る距離測定装
置の動作を説明する。
【0044】まず、ステップ1においてパルス幅計数部
13から入力される情報に基づいてパルス幅Pの演算が
行われる。次に、ステップ2において補正モ−ドスイッ
チ42がオンされているかどうかが判断される。補正モ
−ドスイッチ42がオンされている場合は、ステップ1
で演算されたパルス幅Pを測定距離ゼロメ−トルの時の
パルス幅P(0)とする(ステップ3)。一方、補正モ
−ドスイッチ42がオンされていない場合は、ステップ
4において補正された生距離パルスPW として{P−P
(0)}を求める。次に、ステップ5において補正され
た生距離パルスPW に基づいて測定対象物までの距離を
演算する。
【0045】以上説明したように実施例4に係る距離測
定装置にあっては、補正モ−ドスイッチ42をオンして
距離ゼロメ−トルの測定を行うと、求められたパルス幅
Pが測定距離ゼロメ−トルの時のパルス幅P(0)とし
て記憶される。該パルス幅P(0)は各距離測定装置に
固有のバイアス誤差に相当するパルス幅を示している。
そして、実測の生距離パルスのパルス幅Pから前記パル
ス幅P(0)を差し引いて補正された生距離パルスのパ
ルス幅PW を求め、該パルス幅PW に基づいて測定対象
物までの距離が算出される。これにより、各距離測定装
置に固有のバイアス誤差に影響されることがなくなる。
すなわち実施例4に係る距離測定装置にあっては、マイ
クロコンピュ−タ41により各距離測定装置における距
離測定値のバラツキを自動的かつ確実に低減させること
ができる。
【0046】
【発明の効果】以上詳述したように本発明に係る距離測
定装置(1)〜(4)のいずれの距離測定装置を用いて
も、部品精度の向上等を図らなくとも各距離測定装置に
固有のバイアス誤差による距離測定値のバラツキを簡単
かつ確実に低減させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1に係る距離測定装置を概略的
に示したブロック図である。
【図2】(a)図は実施例1に係る距離測定装置におけ
る誤差補正部を概略的に示したブロック図であり、
(b)図は前記誤差補正部の動作を示したタイミングチ
ャ−トである。
【図3】(a)図は実施例2に係る距離測定装置におけ
る誤差補正部を概略的に示した回路構成図であり、
(b)図は前記誤差補正部の動作を示したタイミングチ
ャ−トである。
【図4】(a)図は実施例3に係る距離測定装置を概略
的に示したブロック図であり、(b)図は前記距離測定
装置における遅延回路の動作を示したタイミングチャ−
トである。
【図5】(a)図は実施例4に係る距離測定装置を概略
的に示したブロック図であり、(b)図はマイクロコン
ピュ−タの動作を示したフロ−チャ−トである。
【図6】(a)図は従来の距離測定装置の一部を概略的
に示したブロック図であり、(b)図は送信パルスと受
信パルスと距離パルスとの関係を示したタイミングチャ
−トである。
【符号の説明】
11 距離パルスてい倍部 12 誤差補正部 12a パルス発生回路 12d 積分回路 31 遅延回路 14、41 マイクロコンピュ−タ 42 補正モ−ドスイッチ 50 送信部 60 受信部 R1 可変抵抗(パルス幅調整手段) R2 可変抵抗(時定数可変手段、遅延時間調整手段) TX 送信パルス RX 受信パルス DP 距離パルス NDP 生距離パルス CDP 補正された距離パルス
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平8−75854(JP,A) 特開 平6−109843(JP,A) 特開 平6−230128(JP,A) 実開 昭64−33094(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G01S 7/00 - 17/95 G04F 10/00 - 10/10

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 送信信号として送信パルスを出力する送
    信部、受信信号として受信パルスを出力する受信部、前
    記送信パルスと前記受信パルスとの時間差に基づいて距
    離パルスを生成する距離パルス生成部、該距離パルスを
    てい倍する距離パルスてい倍部およびマイクロコンピュ
    −タ等を備えた距離測定装置において、 前記距離パルスてい倍部と前記マイクロコンピュ−タと
    の間に、パルス幅調整手段を備え、前記距離パルスてい
    倍部でてい倍された距離パルスに基づいて任意の時間幅
    を有するパルスを発生させるパルス発生手段と、該パル
    ス発生手段で発生されたパルスと前記てい倍された距離
    パルスとの論理積をとる論理回路等で構成された誤差補
    正部が介装されていることを特徴とする距離測定装置。
  2. 【請求項2】 送信信号として送信パルスを出力する送
    信部、受信信号として受信パルスを出力する受信部、前
    記送信パルスと前記受信パルスとの時間差に基づいて距
    離パルスを生成する距離パルス生成部、該距離パルスを
    てい倍する距離パルスてい倍部およびマイクロコンピュ
    −タ等を備えた距離測定装置において、 前記距離パルスてい倍部と前記マイクロコンピュ−タと
    の間に、時定数可変手段を備えた積分回路および該積分
    回路からの出力信号の波形を整形する波形整形回路等で
    構成された誤差補正部が介装されていることを特徴とす
    る距離測定装置。
  3. 【請求項3】 送信信号として送信パルスを出力する送
    信部、受信信号として受信パルスを出力する受信部、前
    記送信パルスと前記受信パルスとの時間差に基づいて距
    離パルスを生成する距離パルス生成部、該距離パルスを
    てい倍する距離パルスてい倍部およびマイクロコンピュ
    −タ等を備えた距離測定装置において、 前記距離パルス生成部が遅延時間調整手段を備えた遅延
    回路およびRSフリップフロップ等で構成され、前記受
    信部と前記RSフリップフロップとの間に前記遅延回路
    が介装されていることを特徴とする距離測定装置。
  4. 【請求項4】 送信信号として送信パルスを出力する送
    信部、受信信号として受信パルスを出力する受信部、前
    記送信パルスと前記受信パルスとの時間差に基づいて距
    離パルスを生成する距離パルス生成部、該距離パルスを
    てい倍する距離パルスてい倍部およびマイクロコンピュ
    −タ等を備えた距離測定装置において、 補正モ−ドスイッチを備えると共に、前記マイクロコン
    ピュ−タ内に、前記補正モ−ドスイッチがオンされた場
    合の前記距離パルスのパルス幅を基準とし、該基準のパ
    ルス幅と前記補正モ−ドスイッチがオフされている時の
    距離パルスのパルス幅との差に基づいて距離値を算出す
    る距離値算出手段を備えていることを特徴とする距離測
    定装置。
JP6222814A 1994-09-19 1994-09-19 距離測定装置 Expired - Fee Related JP2965868B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6222814A JP2965868B2 (ja) 1994-09-19 1994-09-19 距離測定装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6222814A JP2965868B2 (ja) 1994-09-19 1994-09-19 距離測定装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0886871A JPH0886871A (ja) 1996-04-02
JP2965868B2 true JP2965868B2 (ja) 1999-10-18

Family

ID=16788332

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6222814A Expired - Fee Related JP2965868B2 (ja) 1994-09-19 1994-09-19 距離測定装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2965868B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1953567A3 (en) * 2007-01-25 2010-09-22 Yamatake Corporation Counting device, distance meter, counting method, and distance measuring method
CN108639040B (zh) * 2018-06-28 2019-08-30 中科安达(北京)科技有限公司 车辆制动系统复合测距的方法及系统

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0886871A (ja) 1996-04-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3224286B2 (ja) 超音波を用いた温度測定装置
US4570486A (en) Ultrasonic thickness gauge circuit with transit path correction
US4567766A (en) Piezoelectric ultrasonic apparatus and method for determining the distance from a predetermined point to a target
JP2965868B2 (ja) 距離測定装置
JP3456060B2 (ja) 流量計測装置
JPH07128438A (ja) レーダー測距装置の距離補正方法
JPH03503683A (ja) 工作物の諸元を測定するためのシステム
JP2853350B2 (ja) レーザ測距装置
JP3422131B2 (ja) 流量計測装置
JP3419341B2 (ja) 流量計測装置
JP2686963B2 (ja) 超音波検出装置
JPS6310793B2 (ja)
JP2790590B2 (ja) 距離測定装置
JP3821102B2 (ja) 流量計測装置
JP2771570B2 (ja) 超音波検知器
JP2003232663A (ja) 流量計測装置
JPH02276983A (ja) 超音波距離計
JPH11109023A (ja) 距離測定装置
JPH05215850A (ja) 超音波距離測定装置
JPH05100026A (ja) レーザ測距装置
SU1597583A2 (ru) Дистанционный уровнемер
JP3479145B2 (ja) 超音波計測装置
JPS60313A (ja) 超音波厚さ計
JP2000329596A (ja) 流量計測装置
JPH11211535A (ja) 三角波周期の調整方法

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 19990803

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090813

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100813

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100813

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110813

Year of fee payment: 12

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees