JP3422131B2 - 流量計測装置 - Google Patents

流量計測装置

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JP3422131B2 JP12098095A JP12098095A JP3422131B2 JP 3422131 B2 JP3422131 B2 JP 3422131B2 JP 12098095 A JP12098095 A JP 12098095A JP 12098095 A JP12098095 A JP 12098095A JP 3422131 B2 JP3422131 B2 JP 3422131B2
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行夫 長岡
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、超音波を利用してガス
などの流量を計測する流量計測装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の流量計測装置は、図7に
示すように、流体管路1の一部に超音波信号を発信受信
する振動子2と3を流れの方向に相対して設け、トリガ
回路4、発信回路5を介し振動子から流れ方向に超音
波を発生しこの超音波を振動子で受信し、増幅回路
6、比較回路7を介し再び振動子から超音波を発生さ
せ、繰り返し手段8でこの繰り返しを行ってその伝搬時
間を計時手段9で計測し、逆に切換手段10で振動子
から流れに逆らって超音波を発生し同様の繰り返し時間
を計測し、この時間の差から流量演算手段11で流体の
流量を演算していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の流量計測装置では振動子から振動子へ超音波を
発信する場合と振動子から振動子へ発信する場合と
で、時間に微少ながら差が生じる。
【0004】この時間的な差によって電子回路周辺の温
度が変化するときがあり、また間欠的に測定する場合に
は通電による発熱のために温度が時間的に変化する。
【0005】これらの温度変化の影響によって回路の信
号伝達速度が変化する。この伝達速度のの変化によって
超音波の伝搬時間の測定は誤差を生じ、精度を低下させ
ていた。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明の流量計測装置は、以下の構成とした。
【0007】すなわち、流体管路の上流と下流に設けら
れ超音波信号を発信受信する1対の振動子と、前記1対
の振動子の発信受信の切換手段と、前記振動子間の超音
波伝搬時間を計測する計時手段と、前記計時手段で計測
された伝搬時間にもとづき流量を算出する流量演算手段
とを備え、前記計時手段は、前記1対の振動子のうちの
第1の振動子から超音波を送信して第2の振動子で受信
した時の伝搬時間を計測した後に前記第2の振動子から
超音波を送信して第1の振動子で受信した時の伝搬時間
を計測し、次いで前記第2の振動子から超音波を送信し
て第1の振動子で受信した時の伝搬時間を計測した後に
前記第1の振動子から超音波を送信して第2の振動子で
受信した時の伝搬時間を計測するように構成したもので
ある。
【0008】また、流量演算手段は、計測された伝搬時
間の差を求め、この伝搬時間の差に 流体管路の大きさや
管内の流速分布に応じた補正係数が乗じられて流量を算
出するように構成したものである。
【0009】
【作用】本発明は上記構成によって、温度の影響をなく
し流量測定を行うものである。
【0010】
【実施例】以下、本発明の第1の実施例を図面にもとづ
いて説明する。図1において、流体管路12の途中に超
音波を発信する第1振動子13と受信する第2振動子1
4が流れ方向に配置されている。
【0011】15は発信を開始するトリガ回路で発信回
路16を介し第1振動子13から超音波信号を発信す
る。
【0012】この超音波信号は第2振動子14で受信さ
れ、増幅回路17でフィルタリングと増幅が行われ、こ
の増幅された信号は基準信号と比較回路18で比較さ
れ、基準信号以上の信号が検出されたときカウンタから
なる計時手段19でトリガから比較までの時間が計測さ
れる。
【0013】この計時手段19の値に基づいて補正係数
を乗じる流量演算手段20で流量値を求める。21は計
測を開始するスタート回路で、このスタート回路21で
上流先行計測手段22と下流先行計測手段23とが選択
される。
【0014】上流先行計測手段22は最初に振動子13
(上流側)から振動子14(下流側)へ超音波信号を発
信しその伝搬時間を求め、しかる後切換手段24で振動
子13と振動子14とを切り換え振動子14(下流側)
から振動子13(上流側)へ発信し伝搬時間を求めるも
のである。
【0015】次に動作を図1と図2で説明する。スター
ト回路から計測開始信号が発せられると、まず上流先行
計測手段が選択され、発信が第1振動子13になり受信
が第2振動子14になる。トリガ回路15計時手段19
がリセットされた後、発信回路16から信号が送出され
振動子13(上流側)から超音波信号が発生される。
【0016】この超音波は音速と流速の影響を受けた伝
搬時間の後、第2振動子14(下流側)で受信され、そ
の信号は増幅回路17を経て、比較回路18で判定さ
れ、計時手段19でトリガからの時間T1が計測され流
量演算手段20にそのデータが記憶される。次にスター
ト回路21で切換手段24が作動し、発信が第2振動子
14になり受信が第1振動子13になる。すなわち第2
振動子14から第1振動子13へ超音波信号が発信され
前述と同様にその伝搬時間T2が測定される。次にスタ
ート回路21によって下流先行計測手段23が選択さ
れ、まず第2振動子14から第1振動子13へ超音波信
号が発信されその伝搬時間T3が計測され、次に第1振
動子13から第2振動子14へ超音波信号が発信されそ
の伝搬時間T4が測定される。伝搬時間T1、T2、T
3、T4は流量演算手段20に記憶されており、流量演
算手段20では、 △T=(T2+T3)−(T1+T4) が演算され、この値に流体管路12の大きさや管内の流
速分布に応じた補正係数が乗じられて流量値が求められ
る。この一連の計測はミリ秒オーダーの短い時間で完了
するので、このとき回路の温度変化は直線的に変化する
と考えて差し支えない。△Tの演算では第1振動子13
から第2振動子14への伝搬時間(T1+T4)を測定
したときのスタートからの時間と、第2振動子14から
第1振動子13への伝搬時間(T2+T3)を測定した
ときのスタートからの時間はほぼ同一であり、温度変化
があったとしてもその平均温度はほぼ同一である。
【0017】図3は第2の実施例であり、計測を時間を
間欠的に行うサンプリング制御の場合を示したものであ
る。サンプリング制御計測は計測の休止中には電圧を低
くするかあるいは遮断し、計測開始と同時に電圧を高め
るもので、消費電力を低くして電池による駆動を可能に
するものである。サンプリング制御手段25は時間が経
過毎に計測を行うもので、計測が開始されると予備計測
手段26による動作が行われる。予備計測手段26は計
測開始から所定回数の超音波発信による計測、あるいは
所定時間の計測を行うが、その間の計測値を廃棄する。
予備計測が終了すると実際の計測を行う。予備計測の回
数および時間は計測開始時に通電電力が増し温度が急激
に上昇する大きさによってあらかじめ設定する。
【0018】図4は第3の実施例であり、前述のサンプ
リング制御に伴って行われるものである。第1振動子1
3から発信された超音波を第2振動子14により受信
し、この受信信号を増幅回路17と比較回路18で受信
信号を検出すると、繰り返し手段27からトリガ手段1
5に伝達され、再度発信回路16がトリガされる。この
繰り返し手段27の回数は繰り返し設定手段28によっ
て設定される。この繰り返し設定手段28によって設定
された回数だけ超音波の伝搬を繰り返し、この繰り返し
が終了すると、計時手段19によってこの間の累積時間
が測定される。図5に示すように、サンプリング制御手
段25により計測が開始されると、初期計測手段29に
よってトリガが開始されて所定回数の初期計測が行わ
れ、この計測値によって繰り返し設定手段28の回数が
設定される。
【0019】初期計測の流量値が大きいとき、すなわち
上流から下流と下流から上流との伝搬時間の差が大きい
ときには繰り返し設定回数を比較的小さくするが、流量
値が小さいとき上述の伝搬時間の差が小さくなって精度
確保が十分でなくなるので、繰り返し回数を比較的大き
くして伝搬の累積時間を大きくするものである。初期計
測手段29によって繰り返し回数が設定された後、実計
測手段30によって通常の計測が行われ流量が測定され
る。
【0020】図6は第4の実施例であり、第1振動子1
3から発信された超音波を第2振動子14により受信
し、この受信信号を増幅回路17と比較回路18で受信
信号を検出し計時手段19で時間を測定するまでの回
路、すなわちトリガから計時までの信号処理回路31に
正特性素子回路32と負特性素子回路33を含ませる。
正特性素子回路32は温度上昇と共に伝達速度が速くな
るもので通常の半導体素子ではこの傾向にある。負特性
素子回路33は温度上昇と共に伝達速度が遅くなるもの
で、コンデンサ容量Cと抵抗Rとで構成される遅延回路
で構成すると、この回路の時定数はその積(C*R)に
なり、このコンデンサ容量Cの温度特性を温度上昇と共
に容量が大きくなるものを選定すると時定数は温度上昇
によって大きくなるので伝達速度は遅くなる。正特性素
子回路32と負特性素子回路33を組み合わせることに
より、温度の影響に対し伝達速度の変化が相殺され影響
が小さくなる。
【0021】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように本発明の
流量計測装置によれば次の効果が得られる。
【0022】流体管路の上流と下流に設けられ超音波信
号を発信受信する1対の振動子と、前記1対の振動子の
発信受信の切換手段と、前記振動子間の超音波伝搬時間
を計測する計時手段と、前記計時手段で計測された伝搬
時間にもとづき流量を算出する流量演算手段とを備え、
前記計時手段は、前記1対の振動子のうちの第1の振動
子から超音波を送信して第2の振動子で受信した時の伝
搬時間を計測した後に前記第2の振動子から超音波を送
信して第1の振動子で受信した時の伝搬時間を計測し、
次いで前記第2の振動子から超音波を送信して第1の振
動子で受信した時の伝搬時間を計測した後に前記第1の
振動子から超音波を送信して第2の振動子で受信した時
の伝搬時間を計測する流量計測装置を有することによ
り、流体管路内の温度変化に対しての精度が向上する効
果をもつ。
【0023】すなわち、温度変化による誤差を生じない
ようにし、流量をより正確に測定することができる。こ
のため、流量が流れているときも流れていないときにも
上記のような効果が得られる。また、簡単な構成で温度
検出器のような部品を必要としない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例の流量計測装置の制御ブ
ロック図
【図2】同装置の制御を示すフローチャート
【図3】本発明の第2の実施例の流量計測装置の制御を
示すフローチャート
【図4】本発明の第3の実施例の流量計測装置の制御ブ
ロック図
【図5】同装置の制御を示すフローチャート
【図6】本発明の第4の実施例の流量計測装置の制御ブ
ロック図
【図7】従来の流量計測装置の制御ブロック図
【符号の説明】
12 流体管路 13 第1振動子 14 第2振動子 19 計時手段 20 流量演算手段 21 外部設定手段 22 上流先行計測手段 23 下流先行計測手段 24 切換手段 25 サンプリング制御手段 26 予備計測手段 27 繰り返し手段 28 繰り返し設定手段 29 初期計測手段 30 実計測手段 31 信号処理回路 32 正特性素子回路 33 負特性素子回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭63−131027(JP,A) 特開 昭60−107524(JP,A) 実開 昭60−25919(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01F 1/66 101

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 流体管路の上流と下流に設けられ超音波
    信号を発信受信する1対の振動子と、前記1対の振動子
    の発信受信の切換手段と、前記振動子間の超音波伝搬時
    間を計測する計時手段と、前記計時手段で計測された伝
    搬時間にもとづき流量を算出する流量演算手段とを備
    え、前記計時手段は、前記1対の振動子のうちの第1の
    振動子から超音波を送信して第2の振動子で受信した時
    の伝搬時間を計測した後に前記第2の振動子から超音波
    を送信して第1の振動子で受信した時の伝搬時間を計測
    し、次いで前記第2の振動子から超音波を送信して第1
    の振動子で受信した時の伝搬時間を計測した後に前記第
    1の振動子から超音波を送信して第2の振動子で受信し
    た時の伝搬時間を計測するように構成した流量計測装
    置。
  2. 【請求項2】 流量演算手段は、計測された伝搬時間の
    差を求め、この伝搬時間の差に流体管路の大きさや管内
    の流速分布に応じた補正係数が乗じられて流量を算出す
    るように構成した請求項1記載の流量計測装置。
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