JP2965640B2 - 端末線の巻付方法 - Google Patents
端末線の巻付方法Info
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- 238000000034 method Methods 0.000 title claims description 7
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- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 1
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- Coil Winding Methods And Apparatuses (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明はコイル線などの端末線をトラッキングコイル
用ボビンなどの端子に巻付ける端末線の巻付方法に関す
るものである。
用ボビンなどの端子に巻付ける端末線の巻付方法に関す
るものである。
従来の技術 トラッキングコイルの製造時にコイル部を有するコイ
ル線をトラッキングコイル用ボビンに組付ける際、コイ
ル線の端末線を前記ボビンの端子に巻付けなければなら
ないが、従来は第6図及び第7図に示すように、先端部
に所定端子aの外径寸法よりも大きい内径寸法の孔bが
形成され且つ先端周面部に螺旋状の引掛部cを備えた治
具dを用い、この治具dを端子aが前記孔b内に位置す
るように端子aに被せ、端子aの軸線まわりに前記治具
dを回転させることにより、端末線eを前記引掛部cに
引掛け前記端子aに巻付けている。引掛部cに引掛けら
れるまでの間は端末線eの端部側部位をクランプしてお
いても良いが、巻付時の端部側部位は自由端となってお
り、再びクランプして引張って切断することは困難であ
るため、端末線を全て端子に巻付けている。
ル線をトラッキングコイル用ボビンに組付ける際、コイ
ル線の端末線を前記ボビンの端子に巻付けなければなら
ないが、従来は第6図及び第7図に示すように、先端部
に所定端子aの外径寸法よりも大きい内径寸法の孔bが
形成され且つ先端周面部に螺旋状の引掛部cを備えた治
具dを用い、この治具dを端子aが前記孔b内に位置す
るように端子aに被せ、端子aの軸線まわりに前記治具
dを回転させることにより、端末線eを前記引掛部cに
引掛け前記端子aに巻付けている。引掛部cに引掛けら
れるまでの間は端末線eの端部側部位をクランプしてお
いても良いが、巻付時の端部側部位は自由端となってお
り、再びクランプして引張って切断することは困難であ
るため、端末線を全て端子に巻付けている。
発明が解決しようとする課題 しかし上記従来例では、巻付時の端末線は引掛部に引
掛けられた状態で端子に巻付けられるため、端末線を十
分な力で巻付けることが困難で、しかも予め所定長さに
設定された端末線は巻付時に端末線の引掛代が徐々に少
なくなるため、端末線に対する巻締力が端部で一層弱く
なるという問題がある。
掛けられた状態で端子に巻付けられるため、端末線を十
分な力で巻付けることが困難で、しかも予め所定長さに
設定された端末線は巻付時に端末線の引掛代が徐々に少
なくなるため、端末線に対する巻締力が端部で一層弱く
なるという問題がある。
又従来の治具は螺旋状に突出した引掛部を備えている
ため、端子まわりに前記引掛部の動作空間が必要とな
り、従って端子まわりの空間に余裕がない場合は前記治
具を用いての巻付作業が困難であるという問題もある。
ため、端子まわりに前記引掛部の動作空間が必要とな
り、従って端子まわりの空間に余裕がない場合は前記治
具を用いての巻付作業が困難であるという問題もある。
課題を解決するための手段 本願の第1発明は上記問題点を解消するため、端末線
に当接してその位置規制を行うための規制面とこの規制
面から出没可能な出没子とを備えたピン状治具を用い、
ループ部形成に必要な長さよりも長い端末線を前記出没
子に所定回数巻付けてループ部を形成し、前記端末線の
端部側部位を保持した状態で所定端子の端部によって前
記出没子の先端部を押動してこの出没子を前記規制面か
ら没入させることにより出没子まわりのループ部を前記
規制面に当接させて前記端子に移替え、次いで前記端部
側部位を引張って前記ループ部を増締めすることにより
端子に端末線を巻付けた後、前記端末線の前記ループ部
より端部側に延出する部分を前記端子の近傍位置で切断
することを特徴とする。
に当接してその位置規制を行うための規制面とこの規制
面から出没可能な出没子とを備えたピン状治具を用い、
ループ部形成に必要な長さよりも長い端末線を前記出没
子に所定回数巻付けてループ部を形成し、前記端末線の
端部側部位を保持した状態で所定端子の端部によって前
記出没子の先端部を押動してこの出没子を前記規制面か
ら没入させることにより出没子まわりのループ部を前記
規制面に当接させて前記端子に移替え、次いで前記端部
側部位を引張って前記ループ部を増締めすることにより
端子に端末線を巻付けた後、前記端末線の前記ループ部
より端部側に延出する部分を前記端子の近傍位置で切断
することを特徴とする。
本願の第2発明は上記問題点を解消するため、端末線
を挿通保持するためのノズル状治具とこのノズル状治具
に前記端末線を押込んで挿通保持させるための棒状治具
とを用い、ループ部形成に必要な長さよりも長い端末線
の端部側部位を保持した状態で前記端末線を前記棒状治
具により前記ノズル状治具の先端開口部から内部に押込
んで挿通保持させ、この保持状態で前記ノズル状治具の
先端開口部を所定端子の長さ方向の所定位置で前記端子
まわりに所定回数回動させつつ前記端部側部位を繰出す
ことにより端子に端末線を巻付けた後、前記端末線の前
記ループ部より端部側に延出する部分を前記端子の近傍
位置で切断することを特徴とする。
を挿通保持するためのノズル状治具とこのノズル状治具
に前記端末線を押込んで挿通保持させるための棒状治具
とを用い、ループ部形成に必要な長さよりも長い端末線
の端部側部位を保持した状態で前記端末線を前記棒状治
具により前記ノズル状治具の先端開口部から内部に押込
んで挿通保持させ、この保持状態で前記ノズル状治具の
先端開口部を所定端子の長さ方向の所定位置で前記端子
まわりに所定回数回動させつつ前記端部側部位を繰出す
ことにより端子に端末線を巻付けた後、前記端末線の前
記ループ部より端部側に延出する部分を前記端子の近傍
位置で切断することを特徴とする。
作 用 第1発明によれば、端末線をループ部形成に必要な長
さよりも長くしてその端部側部位を保持した状態で、こ
の端末線にピン状治具を用いて形成したループ部を端子
に移替え、前記端部側部位を引張って前記ループ部を増
締めして端末線を巻き付けることにより、端末線を十分
な力で巻付けることができる。端末線の前記ループ部よ
り端部側に延出する部分は巻付作業後、前記端末線の端
部側部位を保持したまま端子の近傍位置で切断すること
ができる。
さよりも長くしてその端部側部位を保持した状態で、こ
の端末線にピン状治具を用いて形成したループ部を端子
に移替え、前記端部側部位を引張って前記ループ部を増
締めして端末線を巻き付けることにより、端末線を十分
な力で巻付けることができる。端末線の前記ループ部よ
り端部側に延出する部分は巻付作業後、前記端末線の端
部側部位を保持したまま端子の近傍位置で切断すること
ができる。
又前記ループ部の形成は前記ピン状治具の出没子に端
末線を所定回数巻付けることにより、端子まわりの空間
条件の制約を受けずに行うことができるので、治具を用
いた作業を行うための空間が端子まわりにない場合でも
端末線の巻付を行うことができる。
末線を所定回数巻付けることにより、端子まわりの空間
条件の制約を受けずに行うことができるので、治具を用
いた作業を行うための空間が端子まわりにない場合でも
端末線の巻付を行うことができる。
第2発明によれば、端末線をループ形成に必要な長さ
よりも長くしてその端部側部位をノズル状治具に挿通保
持させた状態で、前記ノズル状治具の先端開口部を所定
端子まわりに回動させることにより、前記端部側部位を
保持した状態で端末線の巻付を行うことができるので、
端末線を十分な力で端子に巻付けることができる。端末
線の前記ループ部より端部側に延出する部分は巻付作業
後、前記端末線の端部側部位を保持したまま端子の近傍
位置で切断することができる。尚、本発明ではノズル状
治具の回動動作に応じて端末線を繰出すように前記端末
線の端部側部位を保持することにより、巻付と同時に巻
締めを行うことができるので、第1発明のような増締動
作は不要である。
よりも長くしてその端部側部位をノズル状治具に挿通保
持させた状態で、前記ノズル状治具の先端開口部を所定
端子まわりに回動させることにより、前記端部側部位を
保持した状態で端末線の巻付を行うことができるので、
端末線を十分な力で端子に巻付けることができる。端末
線の前記ループ部より端部側に延出する部分は巻付作業
後、前記端末線の端部側部位を保持したまま端子の近傍
位置で切断することができる。尚、本発明ではノズル状
治具の回動動作に応じて端末線を繰出すように前記端末
線の端部側部位を保持することにより、巻付と同時に巻
締めを行うことができるので、第1発明のような増締動
作は不要である。
端子まわりの空間については、前記先端開口部を端子
まわりに回動させるための空間が必要であるが、前記先
端開口部は従来例のような螺旋状の突出部が要らず小さ
くて済むので、従来の治具が使用困難な場合でも端末線
の巻付を行うことができる。
まわりに回動させるための空間が必要であるが、前記先
端開口部は従来例のような螺旋状の突出部が要らず小さ
くて済むので、従来の治具が使用困難な場合でも端末線
の巻付を行うことができる。
実施例 第1図及び第2図は、複数のコイル部を備えたコイル
線をトラッキング用ボビン3の側周部に巻付ける際に前
記コイル線の端末線2を前記ボビン3の端子4に巻付け
る端末線の巻付方法に適用した本発明の第1実施例を示
している。
線をトラッキング用ボビン3の側周部に巻付ける際に前
記コイル線の端末線2を前記ボビン3の端子4に巻付け
る端末線の巻付方法に適用した本発明の第1実施例を示
している。
本実施例で用いるピン状治具1は、出没子5をハウジ
ング6内から出没可能に備えており、前記出没子5はハ
ウジング6内に配した圧縮コイルバネ7によって進出方
向に常時付勢されている。ハウジング6の上面は前記端
末線2の位置を規制する規制面6aとなっている。ハウジ
ング6と出没子5との間の隙間は、前記端末線2の径寸
法よりも小さく形成されている。
ング6内から出没可能に備えており、前記出没子5はハ
ウジング6内に配した圧縮コイルバネ7によって進出方
向に常時付勢されている。ハウジング6の上面は前記端
末線2の位置を規制する規制面6aとなっている。ハウジ
ング6と出没子5との間の隙間は、前記端末線2の径寸
法よりも小さく形成されている。
次に、本実施例における端末線の巻付方法を説明す
る。
る。
先ず、第1図に示すように、端末線2の端部をチャッ
ク9に保持させ、このチャック9に出没子5のまわりで
所定回数の巻回動作を行わせるなどしてループ部8を形
成した後、前記チャック9に前記端部をそのまま保持さ
せておく。このとき、端末線2の出没子5の長さ方向に
おける巻付幅について前記端子4の長さの制約は特にな
く、前記出没子5からはみ出さなければ良い。尚、本実
施例に用いる端子4は断面矩形状をなし、その稜線部4a
は巻付作業後に端末線2を切断するためのエッジとして
利用される。
ク9に保持させ、このチャック9に出没子5のまわりで
所定回数の巻回動作を行わせるなどしてループ部8を形
成した後、前記チャック9に前記端部をそのまま保持さ
せておく。このとき、端末線2の出没子5の長さ方向に
おける巻付幅について前記端子4の長さの制約は特にな
く、前記出没子5からはみ出さなければ良い。尚、本実
施例に用いる端子4は断面矩形状をなし、その稜線部4a
は巻付作業後に端末線2を切断するためのエッジとして
利用される。
次にボビン3を端子4が下向きとなる姿勢で前記端子
4を前記出没子5と同一直線上に位置させ、下降させ
る。端子4の端面が出没子5の上端面に当接した状態で
更にボビン3を下降させ、第2図に示すように、前記端
子4によって前記出没子5をハウジング6内に押込め
る。これにより、出没子5のまわりに位置していたルー
プ部8をハウジング6の規制面6aに当接させてその巻付
幅を小さくすることができ、且つ前記出没子5から端子
4に移替えることができる。
4を前記出没子5と同一直線上に位置させ、下降させ
る。端子4の端面が出没子5の上端面に当接した状態で
更にボビン3を下降させ、第2図に示すように、前記端
子4によって前記出没子5をハウジング6内に押込め
る。これにより、出没子5のまわりに位置していたルー
プ部8をハウジング6の規制面6aに当接させてその巻付
幅を小さくすることができ、且つ前記出没子5から端子
4に移替えることができる。
次にチャック9を端子4から遠ざかる方向に移動させ
て端末線2の端部を引張り、ループ部8を端子4まわり
で増締めすることにより、端末線2を端子4に十分な力
で巻付けることができる。
て端末線2の端部を引張り、ループ部8を端子4まわり
で増締めすることにより、端末線2を端子4に十分な力
で巻付けることができる。
更に前記端部を引張ると、端末線2は端子4の稜線部
4aによって前記端子4の近傍位置で切断される。これに
より、端末線2の余剰部を除去することができる。
4aによって前記端子4の近傍位置で切断される。これに
より、端末線2の余剰部を除去することができる。
第3図ないし第5図は、本発明の第2実施例を示して
いる。
いる。
本実施例では回転治具10と棒状治具17とを用いる。回
転治具10は、図示しない駆動手段により回転させられる
回転軸11の軸芯から偏心した位置に前記軸芯と平行な上
下両端開口のノズル部(ノズル状治具)12を備えると共
に、このノズル部12の下端部近傍に対向配置された1対
の挟圧子13、13を水平方向離接可能に備え、前記回転軸
11内に設けられたエア供給孔14を通して供給されるエア
圧によって一方の挟圧子13を他方の挟圧子13に押付ける
ように構成し、且つ他方の挟圧子13の背面側には圧縮コ
イルバネ15を介装している。尚、本実施例の端子4は断
面円形状をなしており、端末線2の余剰部を前記端子4
の近傍位置で切断するため、前記ノズル部12の上端開口
部(先端開口部)12a内周面から開口周縁面にかけて前
記端子4の周面よりも大きいアールを形成している。一
方、棒状治具17は前記ノズル部12の内径よりも小径で且
つその上端開口部12aから下端開口部12の下方に挿通可
能な棒状部17aを備えている。
転治具10は、図示しない駆動手段により回転させられる
回転軸11の軸芯から偏心した位置に前記軸芯と平行な上
下両端開口のノズル部(ノズル状治具)12を備えると共
に、このノズル部12の下端部近傍に対向配置された1対
の挟圧子13、13を水平方向離接可能に備え、前記回転軸
11内に設けられたエア供給孔14を通して供給されるエア
圧によって一方の挟圧子13を他方の挟圧子13に押付ける
ように構成し、且つ他方の挟圧子13の背面側には圧縮コ
イルバネ15を介装している。尚、本実施例の端子4は断
面円形状をなしており、端末線2の余剰部を前記端子4
の近傍位置で切断するため、前記ノズル部12の上端開口
部(先端開口部)12a内周面から開口周縁面にかけて前
記端子4の周面よりも大きいアールを形成している。一
方、棒状治具17は前記ノズル部12の内径よりも小径で且
つその上端開口部12aから下端開口部12の下方に挿通可
能な棒状部17aを備えている。
又本実施例では、コイル線形成用治具18上で形成され
たコイル線19の端末線2をコイル線19が前記治具18から
離型されない状態でボビン3の端子4に巻付けている。
第3図ないし第5図において、20はコイル線19のコイル
部、21は前記コイル部20を形成するためのコイル形成部
である。
たコイル線19の端末線2をコイル線19が前記治具18から
離型されない状態でボビン3の端子4に巻付けている。
第3図ないし第5図において、20はコイル線19のコイル
部、21は前記コイル部20を形成するためのコイル形成部
である。
次に、本実施例における端末線の巻付方法を説明す
る。
る。
端末線2の端部をコイル線形成用治具18のクランプ16
に保持させた状態で回転治具10のノズル部12の先端開口
部12aを下方から端末線2に当接させる一方、第4図に
示すように、棒状治具17の棒状部17aの先端部によって
端末線2を前記回転治具10のノズル部12内に押込む。前
記棒状部17aは端末線2を両挟圧子13、13を互いに離反
させながら端末線2の端部側部位をノズル部12の下端開
口部12bから下方に導出した後、上方に退避して端末線
2を両挟圧子13、13によって挟圧保持させる。このと
き、両挟圧子13、13が端末線2所定の挟圧力で保持でき
るようエア圧供給孔14を通して一定エア圧を供給してお
く。
に保持させた状態で回転治具10のノズル部12の先端開口
部12aを下方から端末線2に当接させる一方、第4図に
示すように、棒状治具17の棒状部17aの先端部によって
端末線2を前記回転治具10のノズル部12内に押込む。前
記棒状部17aは端末線2を両挟圧子13、13を互いに離反
させながら端末線2の端部側部位をノズル部12の下端開
口部12bから下方に導出した後、上方に退避して端末線
2を両挟圧子13、13によって挟圧保持させる。このと
き、両挟圧子13、13が端末線2所定の挟圧力で保持でき
るようエア圧供給孔14を通して一定エア圧を供給してお
く。
この状態で、第5図に示すように、ボビン3を端子4
が下向きとなる姿勢で位置させると共に、回転治具10を
端末線2が前記端子4の側周面に当接し且つ回転軸11の
軸芯が前記端子4と同一直線上に並ぶよう位置させる。
次に回転治具10を前記軸芯を中心に回転させ、端末線2
を前記端子4に所定回数巻付ける。このとき端末線2
は、両挟圧子13、13によって所定挟圧力で保持されてい
るので端子4に強く巻締められながら両挟圧子供13、13
間を上方に挿通移動する。
が下向きとなる姿勢で位置させると共に、回転治具10を
端末線2が前記端子4の側周面に当接し且つ回転軸11の
軸芯が前記端子4と同一直線上に並ぶよう位置させる。
次に回転治具10を前記軸芯を中心に回転させ、端末線2
を前記端子4に所定回数巻付ける。このとき端末線2
は、両挟圧子13、13によって所定挟圧力で保持されてい
るので端子4に強く巻締められながら両挟圧子供13、13
間を上方に挿通移動する。
所定回数の巻付が終了するとエア圧供給孔14を通して
エア圧を高め、端末線2に対する保持力を強め更に巻付
動作を続ける。これにより端末線2の余剰部はノズル部
12の先端開口部12aのアール面よりも小さい端子4の周
面に接する部位において切断させる。切断後、エア圧を
緩めて前記余剰部を下方に落下させる。
エア圧を高め、端末線2に対する保持力を強め更に巻付
動作を続ける。これにより端末線2の余剰部はノズル部
12の先端開口部12aのアール面よりも小さい端子4の周
面に接する部位において切断させる。切断後、エア圧を
緩めて前記余剰部を下方に落下させる。
発明の効果 本願の第1発明によれば、端末線にピン状治具を用い
て形成したループ部を前記端末線の端部側部位を保持し
た状態で所定端子に移替え、前記端部側部位を引張って
増締めすることにより、端末線を十分な力で端子に巻付
けることができる。又前記ループ部は所定端子まわりの
空間条件に制約されずに形成することができるので、端
子まわりで治具を用いて作業を行う空間がない場合で
も、端末線の巻付作業を行うことができる。
て形成したループ部を前記端末線の端部側部位を保持し
た状態で所定端子に移替え、前記端部側部位を引張って
増締めすることにより、端末線を十分な力で端子に巻付
けることができる。又前記ループ部は所定端子まわりの
空間条件に制約されずに形成することができるので、端
子まわりで治具を用いて作業を行う空間がない場合で
も、端末線の巻付作業を行うことができる。
本願の第2発明によれば、ノズル状治具を用いて端末
線の端部側部を保持しつつ巻付作業を行うことができる
ので、端末線を十分な力で端子に巻付けることができ
る。又ノズル状治具の先端開口部は従来の治具の先端部
に比べて小さいので、端子まわりの空間が比較的小さい
場合でも、端末線の巻付作業の行うことができる。
線の端部側部を保持しつつ巻付作業を行うことができる
ので、端末線を十分な力で端子に巻付けることができ
る。又ノズル状治具の先端開口部は従来の治具の先端部
に比べて小さいので、端子まわりの空間が比較的小さい
場合でも、端末線の巻付作業の行うことができる。
第1図は本発明の第1実施例の要部を断面して示す側面
図、第2図はその作用説明の側面図、第3図は本発明の
第2実施例の縦断側面図、第4図及び第5図はその作用
説明の縦断側面図、第6図は従来例の部分縦断側面図、
第7図はその下から見た斜視図である。 1……ピン状治具 2……端末線 4……端子 5……出没子 6……ハウジング 6a……規制面 8……ループ部 12……ノズル状治具 12a……先端開口部 13……挟圧子 17……棒状治具
図、第2図はその作用説明の側面図、第3図は本発明の
第2実施例の縦断側面図、第4図及び第5図はその作用
説明の縦断側面図、第6図は従来例の部分縦断側面図、
第7図はその下から見た斜視図である。 1……ピン状治具 2……端末線 4……端子 5……出没子 6……ハウジング 6a……規制面 8……ループ部 12……ノズル状治具 12a……先端開口部 13……挟圧子 17……棒状治具
フロントページの続き (72)発明者 徳永 昌孝 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 器産業株式会社内 (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H01F 41/06 - 41/10
Claims (2)
- 【請求項1】端末線に当接してその位置規制を行うため
の規制面とこの規制面から出没可能な出没子とを備えた
ピン状治具を用い、ループ部形成に必要な長さよりも長
い端末線を前記出没子に所定回数巻付けてループ部を形
成し、前記端末線の端部側部位を保持した状態で所定端
子の端部によって前記出没子の先端部を押動してこの出
没子を前記規制面から没入させることにより出没子まわ
りのループ部を前記規制面に当接させて前記端子に移替
え、次いで前記端部側部位を引張って前記ループ部を増
締めすることにより端子に端末線を巻付けた後、前記端
末線の前記ループ部より端部側に延出する部分を前記端
子の近傍位置で切断することを特徴とする端末線の巻付
方法。 - 【請求項2】端末線を挿通保持するためのノズル状治具
とこのノズル状治具に前記端末線を押込んで挿通保持さ
せるための棒状治具とを用い、ループ部形成に必要な長
さよりも長い端末線の端部側部位を保持した状態で前記
端末線を前記棒状治具により前記ノズル状治具の先端開
口部から内部に押込んで挿通保持させ、この保持状態で
前記ノズル状治具の先端開口部を所定端子の長さ方向の
所定位置で前記端子まわりに所定回数回動させつつ前記
端部側部位を繰出すことにより端子に端末線を巻付けた
後、前記端末線の前記ループ部より端部側に延出する部
分を前記端子の近傍位置で切断することを特徴とする端
末線の巻付方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2216615A JP2965640B2 (ja) | 1990-08-16 | 1990-08-16 | 端末線の巻付方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2216615A JP2965640B2 (ja) | 1990-08-16 | 1990-08-16 | 端末線の巻付方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0498808A JPH0498808A (ja) | 1992-03-31 |
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