JP2965238B2 - パワー分配検知器 - Google Patents

パワー分配検知器

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JP2965238B2
JP2965238B2 JP3506094A JP3506094A JP2965238B2 JP 2965238 B2 JP2965238 B2 JP 2965238B2 JP 3506094 A JP3506094 A JP 3506094A JP 3506094 A JP3506094 A JP 3506094A JP 2965238 B2 JP2965238 B2 JP 2965238B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、効率的なパワーの分配
を与えるためにパワーの要求を検知するパワー分配検知
器に関するものである。本発明は、それのみに制限され
るものではないが、特に、コンピュータの使用と同時的
に電池の充電を行なうことを必要とする小型のコンピュ
ータにおいて使用するパワー分配検知器を提供する技術
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図1は電池充電システムを示したブロッ
ク図である。それは、ブロック図の形態で小型コンピュ
ータ用のスイッチモード電源及び電池充電器の基本的な
構成を示している。メインのパワーが供給源Y8におけ
るACの形態から定電流充電器Y2を介して電池へ供給
され且つコンピュータへ接続するための補助出力AOへ
供給すべくラインY7によってDC形態へ変換される。
【0003】充電器Y2へ接続されているバッテリパッ
クY4を充電するために充電器Y2によってパワーが必
要とされ且つ同時に補助出力AOを介してコンピュータ
へパワーを供給することが必要とされる場合には、必要
とされる全体的なパワーが電源変換器構成要素Y1,Y
6,Y17,Y5を介して電源Y8から供給されねばな
らない。従って、その結果、電源変換器構成要素は要求
される可及的に最大のパワーと一致するように構成され
ねばならない。
【0004】例えば、コンピュータが、その動作のピー
クにおいて25Wを使用し且つ最も速い速度で電池を充
電する場合に必要とされる最大のパワーが20Wである
とすると、パワーサプライコンバータ即ち電源変換器
は、パワー変換において損失がないものと仮定すると、
45Wに対して設計されねばならない。然しながら、コ
ンピュータが使用されていない状態で充電が行なわれる
と、電源変換器は余り使用されなくなる。
【0005】パワー分配概念が使用されると電源変換器
は、単に35Wに対して設計しそれでも尚両方のパワー
要求を充足することが可能である。例えば、充電器は2
つの充電速度、即ち20Wを必要とする元の速度と10
Wでのより遅い速度の2つの速度を実行すべく構成する
ことが可能である。このように、20Wのより速い速度
を使用して充電する期間中に、コンピュータが急激にタ
ーンオンされると、そのことが充電制御器によって検知
され、且つ充電器は10Wのより遅い充電速度へスイッ
チされ、その際にコンピュータが使用するためのエキス
トラなパワーの10Wを解放する。従って、電池充電動
作のために10Wが使用され且つ25Wは尚且つコンピ
ュータ動作のために使用可能である。電力分配を実行す
るためにコンピュータのオン/オフ状態を検知するため
の1つの公知な態様はコンピュータオン/オフスイッチ
の状態を検知することである。この検知方法は2つの欠
点を有している。第一に、充電制御器はコンピュータオ
ン/オフスイッチの状態を読取ることが必要であるの
で、それらは互いに密接していなければならず、従って
充電器制御器をコンピュータ内に設けるという制限を課
す可能性がある。第二に、コンピュータがターンオンさ
れる度に、実際的にどれほどのパワーがコンピュータに
よって要求されているかということに拘らず充電速度は
半分にされる。例えば、コンピュータは単に4乃至5W
のパワーを使用しているに過ぎない場合があり、そのよ
うなパワーはより速い電池充電速度でパワー変換器が容
易に取扱うことの可能なものである。このことは、パワ
ー変換器が常にその最適な能力で使用されていないこと
を意味している。
【0006】別の公知の方法は、コンピュータの中央プ
ロセサから来る信号をしてコンピュータ動作を表示させ
ることである。然しながら、このことは、中央プロセス
サから充電器へラインが走行せねばならないことを意味
しており、そのことは、充電器制御器の位置を中央プロ
セサユニット近くとすることに制限する。それは、更
に、前の方法と同一の非効率性に関する問題を有してお
り且つ中央プロセサがエキストラな作業を実行すること
を必要とする。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、効率的なパ
ワー分配を行なうためにパワーの要求を検知するパワー
分配検知器を提供することを目的とする。特に、本発明
は、コンピュータを使用すると同時に電池を充電するこ
とを必要とする小型のコンピュータにおいて使用する改
良したパワー分配検知器を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、電池充
電器及び補助装置へパワーを供給すべく接続されている
電源を有する回路において使用するパワー分配検知器が
提供され、それは、補助装置へ供給されるパワーを表わ
す電圧を受取り且つそれから補助装置の状態を決定する
べく接続されている電圧検知回路と前記電圧検知器回路
によって検知された電圧に依存して電池を充電するため
の2つの充電速度のうちの一方を選択する手段とを有し
ている。該補助装置は、例えば、コンピュータ又は二次
電池充電器とすることが可能である。
【0009】従って、電源へ接続されている電源変換器
は、その最大の能力で動作することが可能とされる。更
に、補助装置へ供給されるパワーを表わす電圧を検知す
ることによって、該電圧検知回路は補助装置への電源ラ
インに沿って任意の点に位置させることが可能であり、
且つ補助装置に近接して位置させることは必要ではな
い。
【0010】本発明は充電器が動作している間に補助装
置がターンオンされることに起因する電圧における減少
を検知すべく動作することが可能である。更に、より速
い速度で充電を開始する前にコンピュータが既にスイッ
チオンされる場合には、本発明は、その結果発生する電
圧降下を検知して該充電器をより遅い速度にスイッチさ
せるべく構成することが可能である。従って、好適実施
例においては、2つの条件のうちのいずれか一方を検知
することによって、充電動作をより遅い速度へスイッチ
させることが可能である。
【0011】
【実施例】図1は、基本的な高速(1時間又はそれ以
下)電池充電器を実現するための、AC/DC変換器Y
1、定電流充電回路Y2、NICD又はNIMHバッテ
リパックY4と共に使用されている電池充電器制御器Y
3を示している。
【0012】AC/DC変換器Y1はスイッチモード電
源の一部を形成しており且つトランジスタY6の形態で
のスイッチング要素を介して変圧器Y17の一次側へ接
続している。変圧器Y17の一次側は、ブリッジ整流器
Y5の出力へ接続されており、該ブリッジ整流器Y5を
横断して90乃至270Vの間の範囲を有するAC電源
Y8が接続されている。AC/DC変換器Y1は、電源
Y8からのAC電力をブリッジ整流器Y5及びスイッチ
ング要素Y6を介して変圧器Y17の二次側におけるラ
インY7上においてDC電力へ変換する。電源ラインY
7は、補助出力A0を介してポータブルコンピュータへ
電力を供給することに加えて、定電流充電器回路Y2を
介して電池を充電するための電力を供給する。この定電
流充電器回路はパワーコンバータ即ち電力変換器であっ
て、それはその出力Qcを介して定電流を供給しバッテ
リパックY4を充電する。充電終了検知として電圧降下
(−dV)方法を使用する場合には、電池を充電するた
めに比較的一定の電流が必要とされる。何故ならば、充
電期間中においての電圧レベルにおける変動は電池の容
量に起因するものでなければならないからである。参照
番号Y9はサーミスタを表わしており、それは、以下に
説明する理由からバッテリパックY4に設けることが可
能である。
【0013】図2は電池充電器制御器Y3(点線で示し
た境界の内部)の構成を示している。図2においては、
太く黒いラインは8ビットバスを表わしており、且つ細
いラインは単一ビットラインを表わしている。充電器制
御器Y3への入力は、補助出力A0(端子AUX)上の
電圧、電池電圧(端子Vbatt)、セル温度信号(端子T
emp)、パワーオン信号(端子Power−on)を
有している。充電器制御器Y3からの出力は、ドライバ
M20,M21,M22によって供給され、外部充電器
回路Y2において超高速充電、高速充電又はトクリル充
電(細流充電)を実行する。
【0014】パワーアップされると、Aux端子におけ
る補助出力の電圧レベルはアナログ・デジタル変換器
(ADC)及びデジタルフィルタM1の1つのチャンネ
ルを介してサンプルされる。パワー分配検知器M2は、
Aux端子に接続されたラインAOへ接続したコンピュ
ータのオン/オフ状態に拘わらずに、超高速充電動作を
実行する。補助電圧レベルにおける変動をモニタするこ
とによって、パワーアップの後所定の時間において、補
助出力へ接続されているコンピュータが過剰なパワーを
要求しており、その際にオーバーロード即ち過剰負荷条
件を発生させるか否かをブロックM2が告知することが
可能である。コンピュータがより多くのパワーを要求し
ている場合には、パワー分配検知器M2はその結果発生
する電圧降下によりオーバーロード条件を検知し且つ高
速モードが選択される。このことは、ドライバM20及
びM21を制御するゲートM18及びM19を介してパ
ワー分配検知器M2のQ_及びQ出力2,4からの適宜
の信号によって行なわれる。ゲートM18はその一方の
入力がパワー分配検知器M2のQ_出力2へ接続してお
り且つその他方の入力は以下に説明するフリップフロッ
プM17のQ_出力22へ接続している。ゲートM19
は、その一方の入力をパワー分配検知器M2のQ出力4
へ接続しており、且つその他方の入力をフリップフロッ
プM17のQ_出力20へ接続している。コンピュータ
がオフである場合には、充電動作は超高速モードにあ
る。充電速度の実際の実現は、ドライバM20,M2
1,M22によって制御される外部充電器回路Y2によ
るものである。どのようにして測定及び判定がなされる
かを包含し、パワー分配検知器装置M2については以下
に詳細に説明する。
【0015】サーミスタY9(図1)から読取られたセ
ルの温度はTemp端子へ供給され、且つADCチャン
ネル+フィルタM4を介してサーミスタ検知器回路M6
へ供給される。サーミスタY9がバッテリパックY4内
において使用されており且つ充電器制御器へ接続されて
いる場合には、dT/dt検知器M7がサーミスタ検知
器M6のQ出力6によってイネーブル即ち動作可能状態
とされる。サーミスタが使用されていない場合には、d
V/dt検知器M5は、サーミスタ検知器M6のQ_出
力8によってイネーブルされる。
【0016】dT/dt検知器M7がイネーブルされる
と、セル温度の変化率が測定される。この率がある限界
を超えると、dT/dtフラッグがセットされ、高速上
昇セル温度を表示し、それは通常電池の充電終了直前の
場合である。dT/dtフラッグのセット状態は、ブロ
ックM7のdT/dtのQ出力10における「高」レベ
ルによって表示される。
【0017】dV/dt検知器M5がイネーブルされる
と、電池電圧の変化割合が測定される。所定の率以上で
上昇していることが判明すると、dV/dtフラッグが
セットされる。これも、充電終了が近づいていることを
表わし、通常の通り、充電終了点に近づくと(容量点の
90%)、電池電圧はそのピークにおいて平坦状態とな
る前に急激に上昇し且つ後に降下(NICD電池の場
合)するか、又は平坦状態(NIMH電池の場合)とな
る。
【0018】dV/dt又はdT/dtフラッグのいず
れかがセットされると、−dV検知器M9及びゼロdV
/dt検知器M10の両方がゲートM8を介してのdV
/dt及びdT/dt検知器M5及びM7からのQ出力
12,10によってイネーブルされる。−dV検知器M
9において、dT/dt又はdV/dtフラッグのセッ
トされた後の電圧降下が検知され且つ検証される。真正
なる電圧降下検知の確認は、−dVフラッグをセット
し、−dV検知器M9のQ出力14を「高」レベルとす
ることによって表わされる。−dV検知器の詳細な説明
は後述する。
【0019】同時的に、ゼロdV/dt検知器M10
が、ある時間フレーム内において平坦な勾配が検知され
るまで、電池電圧の勾配を測定する。この平坦な勾配
は、電池のピーク電圧に到達したことを表わし、特に完
全に充電された状態において何等顕著な電圧降下を発生
することのないNIMH電池の場合において充電終了表
示として使用することが可能である。そのQ出力16は
この状態において高状態へセットされる。
【0020】−dV及びゼロdV/dt検知器M9,M
10は同時的に動作するので、どちらが先に検知される
かに依存して、電圧降下又は平坦な勾配のいずれかを検
知することによって充電終了を表示することが可能であ
る。従って、どの種類の電池を使用しているかというこ
とをシステムに告げる必要性なしに、同一のシステムに
よってNICD電池及びNIMH電池の両方を充電させ
ることが可能である。検知器M9のQ出力14又は検知
器M10のQ出力16において「高」状態が存在するこ
とによって表示される−dVフラッグ又はゼロdV/d
tフラッグをセットすることにより、ゲートM16を介
してフリップフロップM17がセットされる。フリップ
フロップM17がそのD入力18が「高」状態であるこ
とによってセットされると、そのQ出力20は「高」状
態へ移行し、トリクル充電をイネーブル即ち動作可能状
態とさせ、且つそのQ_出力22が「低」状態へ移行
し、ドライバM20,M21へ接続されているゲートM
18,M19を介して超高速又は高速充電をディスエー
ブル即ち動作不能状態とさせる。
【0021】回路M3,M4,M5,M6,M7,M
8,M9,M10は、電池充電器モニタBCMを構成し
ており、該モニタについては図4を参照してより詳細に
説明する。
【0022】フリップフロップM17は、以下に説明す
る如く、M9及びM10以外のその他の回路によってセ
ットさせることも可能である。
【0023】ADCチャンネル及びフィルタM3を介し
て端子Vbattにおける電池電圧をサンプルすべく接続さ
れている電池存在検知器M15は、Vbatt端子に電池が
存在するか否かを判別することが可能である。何故なら
ば、図1における定電流充電器Y2のQc 出力1が、電
池Y4が接続されていない場合には、プリセットされた
電圧値をとり、その電圧値は、電池が完全に充電された
状態においてとることのできる最大電圧よりも明確に一
層高いものだからである。従って、電池存在検知器M1
5が定電流充電器Y2のプリセットされた出力レベルに
近い値を検知すると、それは、電池が存在していないも
のと解釈し、且つフリップフロップM17のQ出力24
を「高」レベルとさせることによってゲートM16を介
してフリップフロップM17をセットさせる。
【0024】然しながら、該電池端子に対してその後に
電池が再度接続されると、電池存在検知器M15は電池
が存在していることを検知し且つそのQ出力24を
「低」レベルへリセットさせる。この負向遷移はリセッ
ト回路M26をトリガし、新たな検知サイクルとするた
めに、その出力における信号RADによって検知充電器
制御器Y3における全ての検知器をリセットさせる。こ
のことは、パワーリセットに対する必要性なしに、交換
を行なった後に新たなバッテリパックを充電させること
を可能とする。
【0025】充電開始前におけるバッテリパックY4に
おける周囲温度が所定の温度窓範囲内のものである場合
には、フリップフロップM17は、通常、リセットされ
て超高速又は高速の充電をイネーブル即ち動作可能状態
とさせ、パワーアップと共にドライバM20及びM21
をイネーブルさせ且つドライバM22をディスエーブル
させる。この温度窓は、例えば0℃及び40℃等の最低
値と最高値とによって夫々定義される範囲によって設定
される。その理由は、バッテリパックY4の周りの周囲
温度がこの範囲の外側にある場合には、充電効率及び安
全性の点から電池の超高速充電又は高速充電を行なうこ
とが望ましくないからである。この周囲温度比較は、入
力28において温度範囲Rtを受取る周囲温度検知器M
24によって行なわれる。検知器M24は、そのイネー
ブル入力30における信号によってパワーアップ時にイ
ネーブルされる。周囲温度が範囲内にある場合には、検
知器M24はそのQ出力32を介してフリップフロップ
M17のセットピン34へ「高」信号を出力する。この
後に、フリップフロップM17のQ及びQ_出力20,
22は、8個の検知回路M9,M10,M11,M1
3,M14,M15,M25,M28のいずれか1つの
状態によって決定され、即ち、これらの回路のうちのい
ずれかの1つの出力からの「高」信号は超高速充電又は
高速充電を禁止し且つトリクル充電をイネーブルさせ
る。
【0026】検知回路M9,M10,M15について上
に説明した。M11は最大温度検知器を表わしており、
それはADCチャンネル及びフィルタM4を介してTe
mp入力から充電期間中にセル温度のデジタル形態のデ
ータをサンプルする。最大温度検知器M11は、その入
力が内部的に設定されているある最大値Tmaxを超え
る場合に、そのQ出力38においてTempフラッグを
セットする。この最大値Tmaxは、50℃乃至60℃
の範囲内のものとすることが可能である。この温度を超
えると(1℃以上)、充電効率及び安全性の理由から高
電流を使用して電池を充電することは望ましくない。ラ
イン38上においてTempフラッグをセットすると、
フリップフロップM17がセットされ、その際に充電モ
ードをトリクル充電モードへスイッチングさせる。
【0027】充電サイクルの最初の3乃至5分の期間
中、端子Vbattにおける電池電圧の変化割合はフル(満
杯)セル検知器回路M25によってモニタされる。既に
充電されている電池の場合には、再充電の最初の数分間
でその電圧は迅速に上昇するので、このことの発生は回
路M25によって検知することが可能であり、「フル
(満杯)」の電池であることが表示される。従って、Q
出力40において「高」信号が発生され、それはゲート
M16を介してフリップフロップM17をセットする。
この「フル」セル検知に対する初期的な期間をセットす
るために使用される時間フレームは、パワーオン端子か
らのパワーオン信号によってトリガされるワンショット
タイマM12によって発生される。
【0028】更に、最大電圧検知器M28が設けられて
おり、それは、充電サイクルの最初の数分間の期間中に
電池電圧を測定し且つその値が最大基準電圧Vmax を超
えるものである場合に充電動作を遮断する。何故なら
ば、その電池は「フル(満杯)」の状態である蓋然性が
高いからである。このことは、Q出力44を高状態へ移
行させ且つゲートM29を介してゲートM16へ供給す
ることによって行なわれる。この検知のために使用され
る時間フレームも、最大電圧検知器M28のイネーブル
入力42へ接続されているワンショットタイマM12か
らとられる。検知器M25及びM28によって充電サイ
クルの初期部分の期間中に完全に充電されている電池で
あることを検知することによって、不必要な充電動作を
回避することが可能であり、更に、電池が過剰に充電さ
れることからより良く保護することが可能である。
【0029】上述したワンショットタイマM12によっ
て設定されるのと同一の時間フレーム期間中に、欠陥セ
ル検知器M13も動作を行なう。超高速充電又は高速充
電が進行中の期間であるこのプリセットされた時間フレ
ームの後に、検知器M13は電池電圧を測定し、且つそ
れがある最小レベルVmin より低い場合には、そのQ出
力46が「高」状態へ移行し且つフリップフロップM1
7がセットされる。
【0030】最後に、カウントダウンタイマM14が設
けられており、それは、その入力48においてパワーオ
ン信号を受取った後にカウントダウン動作を開始し、且
つそのカウントの内容がゼロへデクリメントされると、
ゲートM16を介してそのQ出力50を介しフリップフ
ロップM17をセットさせる。このタイマM14及び最
大温度検知器M11の両方は、高い充電電流においてバ
ッテリパックが損傷を受けることがないことを確保する
ために、メインの検知方法(dV/dt M5、dT/
dt M7、−dV M9、ゼロdV/dt M10)
が機能しなかった場合に充電動作を終了させるために重
要なものである。
【0031】M27は各充電サイクルに対してクロック
信号を発生させるクロック回路を表わしている。充電サ
イクル毎に一度全ての読取りが行なわれる。図3は上述
した電池充電器回路内部における動作を示したフローチ
ャートである。
【0032】パワーオンの後であるが充電が開始する前
に、周囲温度検知器回路M24においてセル温度が測定
される。その温度が温度窓Rt(上述した如く、例えば
0℃乃至40℃)の範囲外のものであると、その範囲内
に入るまでトリクル充電M22が行なわれる。セル温度
がその範囲に内に入ると、超高速充電M20が行なわれ
る。
【0033】ワンショットタイマM12によって設定さ
れる充電動作の最初の数分間の期間中、電池電圧は回路
M28によって測定される。それがセル当たりのあるレ
ベルを超えると、電池は既に完全に充電されており満杯
であることを表わし、従って高電流充電動作は不必要で
あることが表わされる。超高速充電動作が終了され且つ
トリクル充電と置換される(「バースト」モードにおい
て)。更に、電池電圧の充電割合も同一の時間フレーム
内においてフルセル検知器M25によってモニタされ
る。あるスレッシュホールドを超えると、「フル(満
杯)」セル条件が表示され、超高速充電動作が停止さ
れ、トリクル充電「バースト」モードに入る。電池レベ
ルは、更に、欠陥状態に対してM13によって同一の期
間中にチェックされる。電池が欠陥性のものであると判
別されると超高速充電動作は停止され、且つトリクル充
電「バースト」モードに入る。ワンショットタイマM1
2によって決定される最初の数分間の後に、最大電圧レ
ベル、欠陥性電圧レベル及び「フル(満杯)」セル検知
に対してのチェックが行なわれることはない。
【0034】次に、A0ラインに接続されているコンピ
ュータ(図1)が、パワー分配検知器M2によってその
オン/オフステータスについてチェックが行なわれ、超
高速充電動作を継続して行なうか又は高速充電動作へス
イッチするか否かを決定する。ついで、電池は、ブロッ
クM6におけるサーミスタY9が設けられていることに
ついてチェックを行なう。サーミスタが使用されている
場合には、ブロックM7においてdT/dt(セル温度
の変化割合)が測定される。サーミスタが使用されてい
ない場合には、ブロックM5においてdV/dt(電池
電圧の変化割合)が測定される。これら2つのブロック
において、dT/dt又はdV/dtが測定前のフェー
ズに対しモニタされ且つ検知が行なわれる場合に夫々の
フラッグがセットされる。
【0035】dT/dt又はdV/dtのいずれかのフ
ラッグがセットされると、測定前フェーズが完了し、且
つM9(−dVフラッグのセット状態の検知のため)及
びM10(ゼロdV/dtフラッグのセット状態の検知
のため)における最終的な充電終了検知に対して同時的
にゲートが開放される。−dVフラッグ又はゼロdV/
dtフラッグのいずれかがセットされると充電終了検知
が完了し、その後に、充電動作は「バースト」モード
(トリクル充電)と置換される。
【0036】電池がいまだに充電終了点近くにない場合
には、スキャン時間となり、その期間中に、電池存在検
知(M15による)、セル温度検知(M11による)、
充電時間検知(M14による)が行なわれる。電池が取
除かれると、充電動作が停止され且つ「バースト」モー
ド(トリクル充電)となる。「バースト」モードにおい
ては、電池のコンタクトが継続してスキャンされ、且つ
電池が再度接続されると、全体的な充電サイクルが繰返
し行なわれる。
【0037】セル温度が最大値Tmaxを超えると、高
電流充電動作が停止され且つ「バースト」モードと置換
される。同様に、内部的にセットされたタイマM14が
その他の検知がなされる前にゼロへカウントダウンする
と、超高速/高速充電動作も停止される。そうでない場
合には、全体的な充電サイクルが、点「A」から「バー
スト」モードによって終了されるまでそれ自身繰返し行
なわれる。
【0038】「バースト」モードにおいては、トリクル
充電電流がセットされる(M22)。電池存在検知器M
15は、「フル(満杯)」電池が除去され且つ別のバッ
テリパックと置換されているか否かを検知する。交換さ
れている場合には、何等のパワーダウン及びパワーアッ
プ手順を再度必要とすることなしに、最初から充電動作
が再開始される。そうでない場合には、一度「バース
ト」モードになると、パワーオンリセットが再度印加さ
れるまで、充電サイクルはそのモードにとどまる。
【0039】図4は電池充電器モニタBCMのブロック
線図である。電池充電器モニタBCMは、電池電圧入力
端子Vbattへ接続されているADCチャンネル及びフィ
ルタM3と、セル温度入力Tempへ接続しているAD
Cチャンネル及びフィルタM4と、dV/dt検知器M
5と、サーミスタ検知器M6と、dT/dt検知器M7
と、ゲートM8と、更なるゲートB4と、−dV検知器
M9と、ゼロdV/dt検知器M10とを有している。
ゲートM16を図4に示してあるが、その入力のうちの
2つのみを示してある。ゲートM16は、フリップフロ
ップM17へ接続した状態が示されている。図4は、更
に、タイマB11を示しており、該タイマは、図2にお
けるクロックM27からのクロック信号Clockを受
取り且つ出力Tclk及びVclkを発生する。次に、
電池充電器モニタBCMの動作についてより詳細に説明
する。尚、図4では、ADCチャンネル及びフィルタM
3及びM4の各々を2つの部品、即ちADCチャンネル
B1,B7及びデジタルフィルタB2,B8として示し
てあることに注意すべきである。
【0040】電池電圧は、Vbatt端子において測定され
且つアナログ・デジタル変換器B1の1チャンネルによ
ってアナログ形態からデジタル形態へ変換される。次い
で、そのデジタル値を簡単なデジタルフィルタB2に供
給し、8ビットバス60を介してフィルタ処理を行な
う。
【0041】同様に、セル温度がTemp端子を介して
測定され且つアナログ・デジタル変換器B7の別のチャ
ンネルへ供給され且つデジタルフィルタB8によってフ
ィルタ処理される。サーミスタ検知器M6がフィルタB
8から8ビット情報をサンプルし且つサーミスタY9が
使用されているか否かを判別する。使用されている場合
には、dT/dt検知器M7がイネーブルされ且つdV
/dt検知器M5がディスエーブルされる。そうでない
場合には、検知器M5がイネーブルされ且つ検知器M7
がディスエーブルされる。
【0042】dV/dt検知器M5がイネーブルされる
と、それは図5に示した如く、電圧充電曲線の勾配(d
V/dt)をモニタする。図5から理解される如く、点
P1と点P2との間の勾配には著しい増加があり、これ
はdV/dtフラッグをセットさせる。dT/dt検知
器M7がイネーブルされると、それは、dT/dtフラ
ッグをセットする、NICD電池の場合の曲線c上の点
P6と点P7との間又はNIMH電池の場合の曲線d上
の点P8と点P9との間のシャープな勾配の増加を検知
するまで、図6に示した如く温度曲線の勾配(dT/d
t)を同様にモニタする。この勾配はタイマB11によ
って発生される間隔(例えば、図5における点P1と点
P2との間の間隔)において電圧又は温度を逐次的に測
定することによってモニタされる。Tclk はdT/dt
測定に対する間隔を設定し且つVclk はdV/dt測定
に対する間隔を設定する。
【0043】dV/dtフラッグ及びdT/dtフラッ
グの一方がセットされると、−dV検知器M9及びゼロ
dV/dt検知器M10が同時的にゲートM8を介して
活性化され、−dV(電圧降下)及びゼロdV/dt
(電圧レベル)測定を同時的に行なうことを可能とす
る。この段階において、電池電圧測定(フィルタB2か
ら8ビットバスを介して)が1秒間隔で−dV検知器M
9によって行なわれ、負の電圧降下をモニタする。この
電圧降下が検知されると(図5bにおける点P3と点P
4)、−dVフラッグがセットされる。これはNICD
電池における充電終了条件を表わしている。
【0044】同時に、クロック信号Zclk によって設定
される間隔の点と点との間において電池電圧勾配がモニ
タされる。クロック信号Zclk はゲートB4から派生さ
れるクロック信号であり、該ゲートの入力はいずれが予
備測定のためにイネーブルされるかに依存してdV/d
t検知器M5(Vclk )又はdT/dt検知器M7(T
clk )から供給される。図5における点P3と点P5と
の間において電圧変化が検知されない場合には、この領
域における平坦な電圧勾配に起因してゼロdV/dtフ
ラッグがセットされる。このことは、NIMH電池にお
ける充電終了条件を表わしている。
【0045】−dVフラッグ又はゼロdV/dtフラッ
グがセットされると、ゲートM16を介してフリップフ
ロップM17のD入力18において「高」レベルが得ら
れる。この「高」レベルは次のクロックパルスにおいて
フリップフロップM17のQ出力20へ転送され、トリ
クル充電をイネーブルさせる。フリップフロップM17
のQ_出力22は「低」状態に保持され超高速充電又は
高速充電をディスエーブルさせる。この時点において、
バッテリパックはフル即ち満杯に充電されたものとみな
され、セルの自己放電を補充するためにメインテナンス
のための低容量のトリクル電荷が必要とされるに過ぎな
い。
【0046】スタートアップ即ち始動時において、フリ
ップフロップM17のセットピン34は「低」状態に保
持され且つクリアピン35は「高」状態に保持され(常
に)、D入力18においてどのような信号が与えられよ
うとも超高速充電又は高速充電をディスエーブルさせる
(Q_出力22において「低」状態及びQ出力20にお
いて「高」状態)。イネーブル信号(「高」レベル)が
セットピン34に到達すると、−dV検知器M9又はゼ
ロdV/dt検知器M10によって検知が行なわれるま
で高電流充電(超高速モード又は高速モード)が活性化
され(Q_出力において「高」状態及びQ出力において
「低」状態)、その検知がなされた後はトリクル充電が
行なわれる。
【0047】図7は負(−dV)検知器M9に対する回
路図である。図4を参照して上述した如く、端子Vbatt
におけるバッテリ電圧はアナログ・デジタル変換器(A
DC)B1へ供給される。このADCにおいて、バッテ
リ電圧はアナログ形態からデジタル形態へ変換され且つ
デジタルフィルタB2内へ供給される。フィルタ処理の
後に、8ビット情報がVaverレジスタB3内に格納され
る。複数個のレジスタB5,B6,B17が接続されて
おりフィルタ処理された電圧値を逐次的に受取る。V
averレジスタB3はVmax レジスタB5へ接続されてお
り、該レジスタB5はVaver1 レジスタB6へ接続され
ており、レジスタB6はVaver2 レジスタB17へ接続
している。
【0048】図2におけるクロックM27から入力を受
取るタイマB18からの信号clkによってレジスタB
3,B5,B6,B17の全てがクロック動作される。
信号clkは測定サイクルと同一の周波数を有している
(その周波数において電池電圧の測定が行なわれる)。
最初のクロックパルスにおいて、レジスタB3内のデー
タがジレスタB5内へシフトされ、最も最近の電池電圧
データがレジスタB3内に格納される。次のサイクルに
おいて、該データはクロック動作され、従ってレジスタ
B5の内容はレジスタB6内へシフトされ、レジスタB
3内の内容はレジスタB5内へシフトされ、以後同様で
ある。従って、4サイクルの後に、レジスタVaver(B
3)、Vmax (B5)、Vaver1 (B6)、Vaver2
(B17)の全てはその中にデータを有することとな
る。
【0049】参照番号B14はピーク電圧検知器を表わ
しており、該検知器は入力50におけるレジスタB3か
らのデータを継続して入力52におけるレジスタB5か
らのデータと比較する。入力50が入力52と等しいか
又はそれより大きい場合には、イネーブル信号がレジス
タB5へ供給され、従ってより高い値(レジスタB3の
内容)が次のクロックサイクルにおいてレジスタB5内
へロードされる。そうでない場合には、ピーク検知器B
14からのイネーブル信号はアクティブ即ち活性状態で
はなく、且つレジスタB5の内容は次のサイクルにおい
て変更されることはない。従って、Vmax レジスタB5
は常にこれら全てのレジスタの中において最も高い電圧
レベルを有している。
【0050】−dV検知器B9は読取られた最も新しい
ものであるレジスタB3の内容と、最も高い値を保持し
ているレジスタB5からの内容と比較する。レジスタB
3内の内容が所定の値(例えば、50mV)だけレジス
タB5内の内容よりも低く且つ−dV検知器B9によっ
て検知されると、そのQ出力56は「高」状態へ移行す
る。
【0051】レジスタB6及びB17は電圧降下を検知
する前の以前の電圧データを有している。それらのデー
タは、レジスタB5からのデータと共に、レベル検知器
B10へ供給される。これら3つのデータ入力が等しい
場合にのみ、レベル検知器B10のQ出力58が「高」
状態へ移行する。
【0052】−dV検知器B9及びレベル検知器B10
からの両方のQ出力が「高」状態であるとゲートB11
によって検知されると、nビットシフトレジスタB12
がイネーブルされる。「高」信号が次のクロックパルス
においてそのQ0 ピンへ転送される。この「高」信号は
Q1ピンへ転送され且つシフトレジスタB12の入力に
おける信号は更なるクロックパルスによってQ0 ピンへ
転送される。従って、検知器B9及びB10からの両方
の出力が「高」状態へ移行した時からnクロックパルス
の後、元の「高」レベルがQn ピンへ転送されることと
なる。従って、シフトレジスタB12の全てのQピンを
「高」状態とさせるためには検知器B9及びB10によ
るn回の相次ぐ検証が必要である。このシステムは任意
の可能な−dV検知の再有効化のために使用することが
可能であり、その回数はシフトレジスタが提供可能な出
力数に依存する。シフトレジスタB12の全てのQピン
が「高」状態となった時に始めて、出力回路B13がそ
の検知の有効性を確認する。それは、出力60において
「高」信号を出力し、外部充電器回路Y2においての超
高速充電又は高速充電をディスエーブルさせる。
【0053】レジスタB6及びB17の内容がレジスタ
B5の内容と等しくない誤った検知の場合には、「スパ
イク」電圧の振幅に対応した値がレジスタB5内に格納
された蓋然性が高い。この状態が発生すると、−dV検
知器B9のQ出力が「高」状態となり且つレベル検知器
B10のQ出力が「低」状態となる。これにより、AN
DゲートBB1の出力が「高」状態へ移行される。何故
ならば、ANDゲートBB1は、その入力の1つとし
て、−dV検知器B9のQ出力を有しており、且つその
他方の入力として、インバータゲートBB3を介して反
転されたレベル検知器B10のQ出力を有しているから
である。従って、ORゲートBB2を介して、ピーク検
知器B14の状態に拘らずレジスタB5がイネーブルさ
れる。従って、レジスタB3の内容はレジスタB5内へ
クロック入力され、レジスタB5内の誤ったデータはレ
ジスタB6内へクロック入力され、且つレジスタB6内
のデータはレジスタB17内へクロック入力される。次
のクロックパルス乃至はサイクルによって、別の誤った
検知が発生する。何故ならば、その誤ったデータは現在
レジスタB6内にあるからであり、その結果誤ったデー
タがレジスタB17内へクロック入力される。従って、
次のクロックパルス乃至はサイクルにおいて、更なる誤
った検知が発生するが、その誤ったデータはレジスタB
17から消去され且つ図7の回路は別の測定を再開する
ことが可能となる。理解される如く、−dV比較器B9
及びレベル検知器B10のQ出力が高状態である場合に
は、ANDゲートBB1の出力は低状態であり、且つピ
ーク検知器B14はORゲートBB2を介してレジスタ
B5をイネーブルさせるか又はディスエーブルさせる。
【0054】どのような−dV検知が存在しようとも、
進行中のプロセスにおいて全ての電池電圧測定期間中に
格納されている全ての読みがアップデートされる。全て
の測定及び再チェックは、充電動作を中断することなし
に且つ非常に短い時間フレーム(数秒)内において行な
われて、従って何等精度に対して妥協することなしにモ
ニタ動作に対して非常に迅速な応答を与え且つ過剰充電
を回避することを可能としている。更に、フィルタ処理
の必要性は最小とされており、従ってコストを低減させ
ている。
【0055】図7を参照して上述した−dV検知回路
は、数百kHzの範囲内にあるスイッチングノイズと異
なり、電池電圧は非常にゆっくりと変化するという事実
を利用する検知方法を使用している。−dVが発生した
ことが疑われる時より前の測定値を維持することによ
り、且つ又その時以後の測定値を採取することにより、
スイッチングノイズを除去し且つ真正なる電圧降下に関
してのみ動作することが可能である。
【0056】図8aを参照すると、V3における振幅が
スレッシュホールド(例えば、50mV)を超えてV2
における振幅よりも低い場合には、V1における読みは
V2における読みと比較される。V1及びV2における
読みが同一でない場合には、その検知はノイズとして拒
否される。何故ならば、測定間の間の短い時間期間(典
型的には1秒間隔)に起因してV1及びV2における電
圧が異なるものとは予測されないからである。
【0057】V4からV5へかけて50mV(−dV検
知スレッシュホールド)を超える電圧降下が検知される
と、V6における電圧が採取され且つV4における電圧
と比較される。それが先の電圧降下(V4からV5へか
けての)と一致しない場合には、その検知は同一の理由
によりノイズとして無視される。
【0058】図8bに示したような(V8からV9へか
けて)50mVを超える真正なる電圧降下のみが真正な
る−dV検知として取扱われる。何故ならば、V7及び
V8は同一の振幅を有しており且つV10はV8におけ
るものよりも50mVを超える分だけ低いレベルを有し
ているからである。
【0059】図9(a)乃至(c)は、コンピュータが
出力AOへ出力されている場合に、パワー分配検知器M
2によって使用されるパワー分配技術の概念を示してい
る。パワー分配用の本発明において使用される方法は、
コンピュータへ供給される補助出力AOの電圧をみるこ
とによって負荷条件を検知する。図9(a)は時間t2
において「低」状態から「高」状態への論理遷移によっ
て表わされるコンピュータの「オフ」条件からコンピュ
ータの「オン」条件(通常のロード乃至オーバーロード
条件)への遷移を示している。
【0060】図9(b)は、充電器がスイッチオンされ
るが未だに充電を行なっておらず且つ補助出力がロード
されていない(即ち、コンピュータがスイッチオフされ
ている)状態における点から開始するラインAO上で得
られる補助出力パワーを表わす電圧の遷移を示してい
る。この点において、ラインAO上で得られる補助出力
パワーを表わす電圧はVAである。その後に、超高速充
電動作が開始する。注意すべきことであるが、充電動作
は常にリセットから超高速モードで開始し、そのことに
ついては、図10を参照して更に詳細に後述する。超高
速充電動作が開始すると、ラインAO上で得られる補助
出力パワーを表わす電圧は時間t1 において図9(b)
に示した如くVAからVBへ降下する。図9(a)に示
した時点t2 において、コンピュータがターンオンされ
その際に補助出力にロード即ち負荷を与える。従って、
ラインAO上で得られる補助出力パワーを表わす電圧は
更に図9(b)に示した如く、電圧VCへ降下し、オー
バーロード条件を表わす。このオーバーロードが検知さ
れ且つ充電動作が超高速モードから高速モードへスイッ
チされ、その結果ラインAO上で得られる補助出力パワ
ーを表わす電圧は、図9(b)に示した如く、VDの電
圧へ上昇する。このオーバーロード条件を検知するため
に使用される技術については図10を参照して後に詳細
に説明する。
【0061】図9(c)は充電器がスイッチオンされて
いるが未だに充電動作を行なっておらず且つ補助出力が
既にロードされている(即ちコンピュータがスイッチオ
ンされ且つその電池電源からパワーを受けている)点t
0から開始するラインAO上で得られる補助出力パワー
を表す電圧の遷移を示している。この点において、ライ
ンAO上で得られる補助出力パワーを表わす電圧はVA
Aである。補助出力は既にロードされているので、図9
(c)における電圧VAAは図9(b)における電圧V
Aよりも著しく低い。その後に、超高速充電動作が開始
し且つラインAO上で得られる補助出力パワーを表わす
電圧は、t’1において図9(c)に示した如く、電圧
レベルVBBへ降下し、オーバーロード条件を表わす。
このオーバーロードが検知され且つ充電動作が超高速モ
ードから高速モードへスイッチされ、その結果ラインA
O上で得られる補助出力パワーを表わす補助出力電圧
は、図9(c)に示した如く、時間t’2において電圧
VDDへ上昇する。従って、オーバーロード(過剰負
荷)検知回路は、図9(b)の状態において電圧VAか
ら電圧VCへの大きな電圧降下を検知することが可能で
あることが要求され、更に、図9(c)の状態において
は、電圧VAAから電圧VBBへ小さな電圧降下を検知
することが可能であることを要求される。これを行うた
めの技術については図10を参照して説明する。
【0062】従って、パワー変換器Y1は、超高速充電
動作及びコンピュータ動作の両方と共にその最大能力
(即ち、35W)に達するまで動作することを許容する
ことが可能であり、従って最適な変換器の利用を可能と
すると共にAC/DCパワー変換器に対するオーバーロ
ード保護を与えている。別の利点としては、補助出力レ
ベルを検知することによって、充電器モニタは何等特定
の場所に位置させるように制限されるものではなく、従
って設計におけるエキストラな柔軟性を与えている。
【0063】図10はパワー分配技術を実行するための
回路M2の1つの実施例を示している。補助出力レベル
AOがAux端子を介してアナログ・デジタル変換器C
1によって読取られる。ラインAO上の電圧は、クロッ
ク信号clkの周波数でサンプルされ、それはアナログ
・デジタル変換器C1への入力を形成する。変換器C1
はラインAO上で得られるパワーを表わすラインAO上
の電圧をその電圧を表わす8ビットのデジタルデータへ
変換し且つそれをデジタルフィルタC2へ供給する。次
いで、このフィルタ処理された電圧データはクロック信
号clkの制御下において「A」レジスタC3内に格納
され、次いで加算器C4において予め定められた値Xn
へ加算される。Xn は、図9(b)を参照して説明した
如く、充電器が最初にスイッチオンされる場合に補助出
力がロードされていない状態においてオーバーロードと
して解釈される前にどれほどの電圧降下が許容されるか
ということによって決定され、且つそれはVDROP1
の値に等しい。次いで、その和は比較器C7へ供給され
る。
【0064】「A」レジスタC3からの同一のデータが
別の加算器C11へ供給され別の所定の値Ynと加算さ
れる。Ynは、充電器が最初にスイッチオンされ且つ図
9(c)のVDROP2の値に等しい場合に補助出力が
ロードされる状態においてオーバーロードとして決定さ
れる前にどれほど小さな電圧降下が許容されるかによっ
て決定される。加算器C11からの出力も比較器C12
へ供給される。この加算器C11及び比較器C12は図
9(c)を参照して上述したオーバーロード条件を検知
することを可能とする。
【0065】注意すべきことであるが、図9(b)の電
圧VA又は図9(c)の電圧VAAが記録された時間t
0 の後所定の時間が経過するまで比較演算が行なわれる
ことはない。このことは、図9(b)に示した状態にお
いては、図9(c)に示したタイプのオーバーロード条
件は電圧VAを格納した直後に誤って検知されることは
ないことを意味している。この一定の待機期間は、レジ
スタC3への入力上におけるクロックclkの周波数に
よって決定される。
【0066】一方、デジタルフィルタC2からの同一の
フィルタ処理されたデータがピーク検知器C5内へ供給
され、且つクロック信号clkの制御下において格納す
るために「B」レジスタC6へ供給される。レジスタC
6内のデータは、ピーク検知器C5がレジスタC6内の
古い値と比較してフィルタC2から来るより高い値を検
知する場合にのみアップデートされる。従って、レジス
タC6は、常に、パワーアップ以後の補助出力ラインA
O上で記録される最も高い電圧値を有している。
【0067】レジスタC6の内容が比較器C7において
加算器C4からの加算値と比較される。最初の待機期間
の後の任意の時間においてレジスタC6の出力が加算器
C4よりも大きい場合には、補助出力AOの電圧降下が
超高速モードから高速モードへの充電モード変換のため
に必要な値に達したので、それはオーバーロード条件と
して認識される。比較器C7はORゲートC13を介し
てそのキャリィピン66からフリップフロップC8の入
力Dへ信号を出力する。
【0068】同様に、レジスタC6の内容が比較器C1
2において加算器C11からの加算値と比較される。最
初の待機時間の後の任意の時刻においてレジスタC6の
出力が加算器C11の出力よりも大きい場合には、補助
出力AOの電圧降下が超高速モードから高速モードへの
充電モード変換のために必要な範囲内に該当することと
なったので、それはオーバーロード条件として認識され
る。比較器C12はORゲートC13を介してそのキャ
リイピン67からフリップフロップC8の入力Dへ信号
を出力する。
【0069】従って、初期的な負荷から通常の充電動作
条件への補助出力AOの電圧降下がYnを超えると、充
電動作は高速充電モードへスイッチされる。無負荷から
通常の充電動作条件への電圧降下がXnとYnとの間にと
どまる場合には、充電動作は超高速モードにとどまり且
つ電圧降下がXnを超えると、充電動作は高速動作モー
ドへ減少される。
【0070】フリップフロップC8は正エッジトリガ型
フリップフロップであり、そのセットピン68は排他的
NORゲートMMを介してパワーオンリセット信号へ接
続されており、クリアピン70は「高」状態へ接続され
ており、Q_出力72は超高速モード充電動作のために
ドライバM20のイネーブルピンへ接続されており、且
つQ出力74は高速モード充電動作のためにドライバM
21のイネーブルピンEnへ接続されている。Q_出力
は、更に、排他的NORゲートMMの第二入力へ接続さ
れている。パワーオンリセット信号が「高」状態へ移行
すると、D入力において得られるレベル(オーバーロー
ドが存在しない場合には「低」状態)がQ出力74へ転
送され且つその補元がQ_出力72へ転送され、次の正
向クロックパルスの後に超高速充電動作をイネーブル即
ち動作可能状態とさせると共に高速充電動作をディスエ
ーブル即ち動作不能状態とさせる。従って、超高速充電
動作は、パワーオンリセット信号によってフリップフロ
ップC8をリセットした場合にのみイネーブル即ち動作
可能状態とされる。尚、説明の便宜上ゲートM18,M
19は図10から省略してある。
【0071】補助出力AOにおいてオーバーロードを検
知すると、フリップフロップC8のD入力における
「高」信号(ORゲートC13を介して比較器C7又は
比較器C12から)がドライバM21へ転送され、高速
モード充電動作をイネーブルさせると共に超高速モード
充電動作をディスエーブルさせる。
【0072】フリップフロップC8及び排他的NORゲ
ートMMの動作について次により詳細に説明する。図1
0の回路へパワーが印加されると、パワーオンリセット
信号は初期的には低状態である。ライン72上の出力Q
_の状態はこの段階においては未知である。それが高状
態である場合には、排他的NORゲートMMの出力は低
状態である。従って、フリップフロップC8のセットピ
ンには低信号が表われる。次のクロック信号において、
Qは高状態となり且つQ_は低状態となる。
【0073】パワーオンリセット信号が、通常のパワー
オン遅延の後に、高レベルに到達する場合であって、且
つ何等オーバーロード条件が発生しない場合には、超高
速モードに入り且つQ出力は高状態であり且つQ_出力
は低状態である。この後にオーバーロードが発生する
と、それはフリップフロップC8のD入力を高レベルへ
スイッチさせ且つQ出力及びQ_出力を夫々高状態及び
低状態へスイッチさせる。このことは、排他的NORゲ
ートMMの出力を低状態とさせる。従って、Q出力及び
Q_出力の状態は、夫々、高状態及び低状態へロックさ
れる。
【0074】パワーオン直後の(即ち、パワーオンリセ
ット信号が未だに低状態である場合)Q_の状態が低状
態であると、ゲートMMの出力、従ってフリップフロッ
プC8のセットピンは高状態にある。この場合には、Q
ピン及びQ_ピンの状態はD入力の状態に依存する(そ
れが通常モードにあるか又はオーバーロードモードにあ
るかに依存する)。Dが低状態にあると、Q_は高状態
であり、且つパワーオンリセット信号が高レベルに到達
すると、セット入力は高状態となる。従って、通常モー
ドにエンターする。オーバーロードが存在する場合に
は、Dは高状態であり、Q_は低状態であり、且つパワ
ーオンリセット信号が高状態へ移行すると、セットはゲ
ートMMに起因して低状態をとる。従って、オーバーロ
ードモードにエンターし、且つパワーオンリセット信号
を受取った後はフリップフロップは超高速充電動作のみ
が再度開始することを許容する。
【0075】充電器がスイッチオンされた場合に、補助
出力が既にロードされているがオーバーロード条件が発
生しない程度に軽度にロードされているに過ぎない場合
に別の状態が発生する場合がある。図9(b)及び
(c)を参照すると、ラインAO上で得られる補助出力
パワーを表わす電圧はVAとVAAとの間の値を有して
いる。然しながら、後に補助出力はより強くロードされ
オーバーロード条件が発生するが、補助出力上の電圧降
下がXn を超えるのに充分に大きなものではないがYn
を超えるのには充分に大きなものとなる場合があり、従
って、図9(b)及び(c)におけるオーバーロード条
件が検知されない場合がある。この場合には、オーバー
ロード検知器がオーバーロードを検知し損ない且つ電池
充電器へ供給されるパワーを減少させるので、電池充電
器及びコンピュータのパワー(電力)消費は、スイッチ
モード電源が実際に供給することの可能な定格パワーを
超えることとなる。従って、電流モード変換器であるス
イッチモード電源はその出力電圧を著しく降下させる。
出力電流が継続して上昇するので、出力電圧は継続して
降下するが、出力電圧と出力電流との積はほぼ一定の状
態を維持し、従ってスイッチモード電源は一定のパワー
即ち電力を発生する。スイッチモード電源の出力電圧が
継続して減少すると、スレッシュホールド電圧Xn は究
極的に超過され且つオーバーロードが最終的に検知され
る。最悪の場合においては、スイッチモード電源の出力
電圧はオーバーロードを検知するのに充分に降下するこ
とがなく、且つスイッチモード電源が充電動作の終了ま
で完全なるロード状態にとどまる。この測定方法は、オ
ーバーロードの前後において比較データを使用し、従っ
て、パワー変換器構成の電圧調整が劣っているか又は測
定において使用される部品の公差が大きい等のために異
なった条件に従って変化する場合のある絶対値に依存す
ることがない。
【0076】このパワー分配検知概念は、小型のコンピ
ュータ適用場面にとって効果的なものであるのみならず
単一の充電器が2つの電池に対して同時的に充電を行な
うダブル充電器適用場面において使用する場合にも有用
なものである。この適用例は図11に示したブロック図
に図示したような形態をとることが可能である。回路K
1及びK4はパワー変換器及び充電器制御器であり、一
方K2,K5は1つの充電チャンネルを形成し且つK
3,K6は別の充電チャンネルを形成している。例え
ば、1つのバッテリパックのみを充電することが必要な
場合には(例えば、電池K5)、パワー変換器K1の最
大能力に基づいてより速い速度で(K2のみによって)
充電動作を行なうことが可能である。2組の電池を同時
に充電することが必要である場合には、K1からのDC
出力の初期的な電圧低下はK4によってオーバーロード
条件であるとして解釈され且つ充電動作は両方の電池に
対してより遅い速度にスイッチされ(その全体的なパワ
ーはK1の定格パワーを超えるものであってはならな
い)、従って同一のパワー変換器構成を使用することを
可能としている。
【0077】以上、本発明の具体的実施の態様について
詳細に説明したが、本発明は、これら具体例にのみ限定
されるべきものではなく、本発明の技術的範囲を逸脱す
ることなしに種々の変形が可能であることは勿論であ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 電池充電システムを示したブロック図。
【図2】 電池充電器制御器を示した回路図。
【図3】 電池充電器制御器の動作シーケンスを示した
フローチャート図。
【図4】 電池充電器モニタを形成する構成部品のブロ
ック図。
【図5】 NIMH(a)及びNICD(b)セルの特
性を示した電圧と容量との関係を示したグラフ図。
【図6】 NIMH(d)及びNICD(c)セルの特
性を表わした温度と容量との関係を示したグラフ図。
【図7】 負(−dV)電圧検知器のブロック図。
【図8a】 どのようにして−dVを検知し且つノイズ
スパイクの問題を解消するかを示した説明図。
【図8b】 どのようにして−dVを検知し且つノイズ
スパイクの問題を解消するかを示した説明図。
【図9】 (a)〜(c)はパワー分配概念を示した各
タイムチャート図。
【図10】 パワー分配検知器の回路図。
【図11】 パワー分配機能で2つのバッテリパックを
充電する状態を示したブロック図。
【符号の説明】
Y1 AC/DC変換器 Y2 定電流充電器回路 Y3 電池充電器制御器 Y4 バッテリパック(NICD又はNIMH) Y5 ブリッジ整流器 Y6 スイッチング要素 Y7 ライン Y8 AC電源 Y9 サーミスタ Y17 変圧器
フロントページの続き (73)特許権者 593209954 STMicroelectronics Pte Ltd. (56)参考文献 実開 平1−166441(JP,U) 実開 昭61−199128(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G06F 1/26 - 1/32 H02J 7/00 - 7/36

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電池充電器及び補助装置へDC形態のパ
    ワーを供給すべく接続した電源を有しており且つ前記電
    池充電器が必要とする最大パワーと前記補助装置が必要
    とする最大パワーとの和が前記電源が供給可能な最大パ
    ワーを超える回路において使用するパワー分配検知器に
    おいて、前記補助装置へ供給されるパワーを表す電圧を
    受け取り且つそれから前記補助装置の状態を判別すべく
    接続されている電圧検知回路、及び前記電圧検知回路に
    よって検知された電圧に依存して電池を充電するための
    2つの充電速度のうちの一方を選択する選択手段、を有
    しており、前記補助装置と前記電池充電器とによって必
    要とされる全パワーが前記電源が供給可能な最大パワー
    を超えることがないように前記補助装置がオン状態にあ
    ることが判別される場合には前記電池を充電するために
    低い方の充電速度が選択されることを特徴とするパワー
    分配検知器。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記補助装置がコン
    ピュータであることを特徴とするパワー分配検知器。
  3. 【請求項3】 請求項1において、前記補助装置が別の
    電池充電器であることを特徴とするパワー分配検知器。
  4. 【請求項4】 請求項1又は2の内のいずれか1項にお
    いて、前記受け取った電圧における第一電圧降下を検知
    することによって前記電池充電器が電池を充電している
    間に前記電圧検知回路が前記補助装置の状態における変
    化を検知すべく動作可能であることを特徴とするパワー
    分配検知器。
  5. 【請求項5】 請求項4において、前記電圧検知回路
    が、前記受け取った電圧を格納する手段と、最大検知電
    圧を判別し且つ格納する手段と、前記第一電圧降下を表
    す第一所定値を前記格納されている受け取った電圧
    へ加算する手段と、その結果得られる第一の値と前記最
    大検知電圧とを比較する手段と、を有することを特徴と
    するパワー分配検知器。
  6. 【請求項6】 請求項5において、前記補助装置がオン
    された後の所定時間期間の後に前記結果的に得られる第
    一の値が前記最大検知電圧より小さい場合には、前記2
    つの充電速度のうちの低い方の速度を選択すべく前記選
    択手段が制御されることを特徴とするパワー分配検知
    器。
  7. 【請求項7】 請求項6において、前記電圧における第
    二電圧降下を検知することによって前記補助装置が既に
    パワーを消費している場合に、前記電圧検知回路が電池
    の充電動作の開始を検知すべく動作可能であることを特
    徴とするパワー分配検知回路。
  8. 【請求項8】 請求項7において、前記電圧検知回路
    が、更に、前記第二電圧降下を表す第二所定値を前記格
    納されている受け取った電圧値へ加算する手段と、そ
    の結果得られる第二の値を前記最大検知電圧と比較する
    手段とが設けられていることを特徴とするパワー分配検
    知器。
  9. 【請求項9】 請求項8において、前記選択手段が、充
    電動作開始後の所定時間期間の後に前記結果的に得られ
    る第二の値が前記最大検知電圧よりも大きい場合には前
    記2つの充電速度のうちの低い方の速度を選択すべく制
    御されることを特徴とするパワー分配検知器。
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