JPH0884441A - 無停電電源装置 - Google Patents

無停電電源装置

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JPH0884441A
JPH0884441A JP21568394A JP21568394A JPH0884441A JP H0884441 A JPH0884441 A JP H0884441A JP 21568394 A JP21568394 A JP 21568394A JP 21568394 A JP21568394 A JP 21568394A JP H0884441 A JPH0884441 A JP H0884441A
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JP
Japan
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storage battery
voltage
charging
charge
cell
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JP21568394A
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Tomoyoshi Kitamura
智善 北村
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は無停電電源装置に関し、蓄電池セル
毎の状態を検出して各蓄電池セル間のばらつきを補正す
ることができる無停電電源装置を提供することを目的と
している。 【構成】 無停電の電力を負荷に供給する蓄電池を装備
した無停電電源装置において、蓄電池各セルの充放電深
度を検出する充放電検出手段と、該充放電検出手段の検
出結果を受けて、蓄電池各セル毎にその出力電圧の補正
を行なう電圧補正手段とを具備して構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は無停電電源装置に関す
る。情報化時代の発達に伴い、マルチメディア等の機器
は商用交流の障害等に拘らず常時安定動作することが必
須である。そのために、これらの機器の殆どはUPS
(Uninterrupted Power Sour
ce)やDC電源等の無停電電源から電力供給されてい
る。従って、これらの電源装置はいつ商用交流停電が発
生しても間違いなく蓄電池から電力を長期にわたって安
定的に供給する必要がある。
【0002】
【従来の技術】図3は従来装置の構成ブロック図で、負
荷に直流(DC)電圧を供給する無停電電源装置を示し
ている。交流電源1からの交流は整流器2に入り、直流
電圧に変換される。変換された直流電圧は、負荷5に直
流電圧を供給する。その一方で、蓄電池4を充電してい
る。つまり、交流電源1が整流器2により直流電圧に変
換されて負荷5にパワーが供給されている間は、蓄電池
4を充電している。この時、電圧検出部3は出力電圧を
モニタしている。この電圧検出部3の出力により、正常
な直流電圧が発生しているかどうかを確認することがで
きる。
【0003】ここで、交流電源1が何らかの理由により
断となった場合には、蓄電池4から負荷5にパワーが供
給される。蓄電池4は、複数の蓄電池セルSが直列に接
続されたものであり、蓄電池セルの数で必要な電圧を確
保している。つまり、各蓄電池セルSの出力電圧をVと
し蓄電池セルSの数をNすると、蓄電池4の出力電圧は
NVである。このNVは、整流器2の出力電圧とほぼ一
致するように設定される。この結果、交流電源が停電し
た場合でも、負荷5には同一の直流電圧が供給されるこ
とになる。
【0004】図4は従来装置の他の構成ブロック図で、
負荷に交流(AC)電圧を供給する無停電電源装置(U
PC)を示している。図3と同一のものは、同一の符号
を付して示す。交流電源1からの交流は整流器2に入
り、直流電圧に変換される。変換された直流電圧は、イ
ンバータ部6に入り、該インバータ部6で再度所定の周
波数の交流に変換され、負荷5に交流電圧を供給する。
一方、整流器2から出力される直流電圧で蓄電池4が充
電されている。
【0005】ここで、交流電源1が何らかの理由により
断となった場合には、蓄電池4からインバータ部6にパ
ワーが供給される。インバータ部6は、蓄電池4から供
給される直流電圧を交流電圧に変換し、負荷5にパワー
を供給する。この時、電圧検出部3は、整流器2の出力
をモニタしており、この電圧検出部3の出力により、正
常な直流電圧が発生しているかどうかを確認することが
できる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】前述した従来の装置で
は、蓄電池の電圧監視は行なっておらず、電圧を監視す
る場合でも、電圧検出部3で整流器2の出力である充電
電圧を監視しているだけであり、蓄電池セルS毎の個別
の電圧監視はしていなかった。従って、蓄電池の充放電
量にばらつきが発生した場合でも、それを検出して補正
することができなかった。このため、その状態が長く続
くことにより蓄電池に不具合が発生したり、いざという
時に規定の放電時間が保持できなくなる等といった問題
が生じていた。
【0007】本発明はこのような課題に鑑みてなされた
ものであって、蓄電池セル毎の状態を検出して各蓄電池
セル間のばらつきを補正することができる無停電電源装
置を提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】図1は本発明の原理ブロ
ック図である。図3と同一のものは、同一の符号を付し
て示す。更に、交流電源,整流器等は省略して示してい
る。図に示す装置は、無停電の電力を負荷に供給する蓄
電池を装備した無停電電源装置を構成している。図にお
いて、4は蓄電池で、Sは蓄電池4を構成する蓄電池セ
ルである。この蓄電池セルSの数は、発生させる電圧の
値に応じて任意の数に設定されるようになっている。
【0009】10は蓄電池各セルSの充放電深度を検出
する充放電検出手段、12は該充放電検出手段10の検
出結果を受けて、蓄電池各セルS毎にその出力電圧の補
正を行なう電圧補正手段である。11は充放電検出手段
10の出力を受けて、各蓄電池セルの電圧レベルを認識
し、充放電量を演算する充放電量演算回路である。この
充放電量演算回路11は、充放電量の演算結果に応じた
ぱらつき補正指示を電圧補正手段11に与える。該充放
電量演算回路11としては、例えばCPUが用いられ
る。なお、この充放電量演算回路11は、電圧補正手段
12内に設けることが可能である。
【0010】この場合において、前記充放電検出手段1
0で放電時の各蓄電池セルSの電圧を測定し、前記電圧
補正手段12はその放電深度に応じて各蓄電池セル毎に
補充電を行なうようにすれば、各蓄電池セルS間の電圧
のばらつきを補正することができるので好ましい。
【0011】また、前記充放電検出手段10で充電時の
各蓄電池セルSの電圧を測定し、前記電圧補正手段12
はその充電容量に応じて各蓄電池セル毎に補充電を行な
うようにすれば、各蓄電池セルS間の電圧のばらつきを
補正することができるので好ましい。
【0012】また、前記充放電検出手段10で放電時の
各蓄電池セルSの電圧を測定し、前記電圧補正手段12
は放電量の少ない蓄電池セルSを短絡して充電を抑制す
るようにすれば、他の放電量の多い蓄電池セルSのみ充
電することができ、各蓄電池セルS間の電圧のばらつき
を補正することができるので好ましい。
【0013】また、前記充放電検出手段10で充電時の
各蓄電池セルSの電圧を測定し、前記電圧補正手段12
は充電量の多い蓄電池セルSを短絡して充電を抑制する
ようにすれば、他の充電量の少ない蓄電池セルSのみ充
電することができ、各蓄電池セルS間の電圧のばらつき
を補正することができるので好ましい。
【0014】また、記充放電検出手段10で放電時の各
蓄電池セルSの電圧を測定し、前記電圧補正手段12は
その放電深度に応じて各蓄電池セルS毎に補充電を行な
い、かつ放電量の少ない蓄電池セルを短絡して充電を抑
制するようにすれば、より確実に各蓄電池セルS間の電
圧のばらつきを補正することができるので好ましい。
【0015】更に、前記充放電検出手段10で充電時の
各蓄電池セルSの電圧を測定し、前記電圧補正手段12
はその充電容量に応じて各蓄電池セルS毎に補充電を行
ない、かつ充電量の多い蓄電池セルを短絡して充電を抑
制するようにすれば、より確実に各蓄電池セルS間の電
圧のばらつきを補正することができるので好ましい。
【0016】
【作用】充放電検出手段10で蓄電池各セルの充放電深
度を検出し、該充放電検出手段10の検出結果を受け
て、電圧補正手段12で蓄電池各セルS毎にその出力電
圧の補正を行なうようにすれば、各蓄電池セルS間の電
圧のばらつきを補正することができる。
【0017】つまり、蓄電池4の放電時に、各蓄電池セ
ルSの電圧を充放電検出手段10で測定して商用交流が
復電するまでの各蓄電池セルの電圧を測定し放電深度を
検出する。また、蓄電池4の充電時に、各蓄電池セルS
の電圧を充放電検出手段10で測定して充電量を検出す
る。蓄電池セルSの容量は予め、分かっている。そし
て、その容量の蓄電池の出力電圧に対する充電容量は予
め知ることができる。つまり、ある容量の蓄電池セルの
出力電圧が所定電圧よりも低い場合、どの程度充電すれ
ば所定の性能を発揮することができるかは演算により求
めることができる。
【0018】充放電量演算回路11は、これにより各蓄
電池セル間のばらつきを検出することができるので、各
蓄電池セル間のばらつきがなくなるように電圧補正手段
12で各蓄電池セルSを充電する。従って蓄電池セル毎
の状態を検出して補正することができる。
【0019】この場合において、前記充放電検出手段1
0で放電時の各蓄電池セルSの電圧を測定し、前記電圧
補正手段12はその放電深度に応じて各蓄電池セル毎に
補充電を行なうようにすれば、各蓄電池セルS間の電圧
のばらつきを補正することができる。
【0020】また、前記充放電検出手段10で充電時の
各蓄電池セルSの電圧を測定し、前記電圧補正手段12
はその充電容量に応じて各蓄電池セル毎に補充電を行な
うようにすれば、各蓄電池セルS間の電圧のばらつきを
補正することができる。
【0021】また、前記充放電検出手段10で放電時の
各蓄電池セルSの電圧を測定し、前記電圧補正手段12
は放電量の少ない蓄電池セルSを短絡して充電を抑制す
るようにすれば、他の放電量の多い蓄電池セルSのみ充
電することができ、各蓄電池セルS間の電圧のばらつき
を補正することができる。
【0022】また、前記充放電検出手段10で充電時の
各蓄電池セルSの電圧を測定し、前記電圧補正手段12
は充電量の多い蓄電池セルSを短絡して充電を抑制する
ようにすれば、他の充電量の少ない蓄電池セルSのみ充
電することができ、各蓄電池セルS間の電圧のばらつき
を補正することができる。
【0023】また、記充放電検出手段10で放電時の各
蓄電池セルSの電圧を測定し、前記電圧補正手段12は
その放電深度に応じて各蓄電池セルS毎に補充電を行な
い、かつ放電量の少ない蓄電池セルを短絡して充電を抑
制するようにすれば、より確実に各蓄電池セルS間の電
圧のばらつきを補正することができる。
【0024】更に、前記充放電検出手段10で充電時の
各蓄電池セルSの電圧を測定し、前記電圧補正手段12
はその充電容量に応じて各蓄電池セルS毎に補充電を行
ない、かつ充電量の多い蓄電池セルを短絡して充電を抑
制するようにすれば、より確実に各蓄電池セルS間の電
圧のばらつきを補正することができる。
【0025】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を詳細
に説明する。図2は本発明の実施例の動作説明図であ
る。本発明の全体構成ブロック図としては、図1に示す
構成を用いる。先ず、(a)に示す補充電方式について
説明する。ばらつき補正を何もせずに放置された蓄電池
4は、その充放電量にばらつきが生じ、そのまま放置す
ると蓄電池セル間のばらつきが更に進行し、ついには過
放電や過充電となってしまう蓄電池セルが生じ、熱暴走
や寿命低下等の障害原因となる。
【0026】そこで、本発明では、充放電検出手段10
で各蓄電池セルSの電圧レベルを検出し、充放電演算回
路11に検出した各蓄電池セルSのレベルを送出してや
る。充放電演算回路11では、この情報を基に充放電量
の多い蓄電池セル又は少ない蓄電池セルを検出し、電圧
補正手段12にばらつき補正指示を行なう。電圧補正手
段12では、充放電量演算回路11から受け取ったばら
つき補正信号により、指定された各蓄電池セルSのぱら
つき補正を行なう。
【0027】以下、図2を用いてばらつき補正のやり方
について詳細に説明する。(a)は補充電方式の説明図
である。蓄電池セルSの両端からは端子Tが取り出され
ている。20はこの端子Tから蓄電池セルS個別に充電
を行なう補充電器である。該補充電器20は、パワー源
21とメータ22から構成されている。該パワー源21
は、蓄電池セルSに充電電流を供給するもので、例えば
電流源等が用いられる。メータ22としては、例えば電
圧計や電流計が用いられる。図では、電流計の場合を示
す。電圧計の場合には蓄電池セルSの両端に接続され
る。
【0028】今、蓄電池4が放電中であるものとする。
この時の各蓄電池セルの電圧を充放電検出手段10で測
定し、その電圧レベルを充放電量演算回路11が受け取
ると、該充放電量演算回路11は、その放電深度に応じ
て各蓄電池セル毎に補充電を行なうためのばらつき補正
指示を電圧補正手段12に対して出す。
【0029】電圧補正手段である補充電器20は、充放
電量演算回路11から与えられた蓄電池セル番号とその
補正指示量に応じて、当該蓄電池セルSを充電する。充
電の結果、メータ22で読み取った電圧値が指定の値に
なると、次の充電すべき蓄電池セルSに移り、充電を行
なう。以下、同様の処理を繰り返し、充放電量演算回路
11から指示される全ての蓄電池セルSに対して充電を
行なう。この結果、全ての蓄電池セルSの出力電圧がほ
ぼ補正されて同一の値になり、蓄電池セルS間のばらつ
きがなくなる。
【0030】次に、蓄電池4が充電中であるものとす
る。この時の各蓄電池セルの電圧を充放電検出手段10
で測定し、その電圧レベルを充放電量演算回路11が受
け取ると、該充放電量演算回路11は、その充電容量に
応じて各蓄電池セル毎に補充電を行なうためのばらつき
補正指示を電圧補正手段12に対して出す。
【0031】電圧補正手段である補充電器20は、充放
電量演算回路11から与えられた蓄電池セル番号とその
補正指示量に応じて、当該蓄電池セルSを充電する。充
電の結果、メータ22で読み取った電圧値が指定の値に
なると、次の充電すべき蓄電池セルSに移り、充電を行
なう。以下、同様の処理を繰り返し、充放電量演算回路
11から指示される全ての蓄電池セルSに対して充電を
行なう。この結果、全ての蓄電池セルSの出力電圧がほ
ぼ補正されて同一の値になり、蓄電池セルS間のばらつ
きがなくなる。
【0032】(b)は電流バイパス方式の説明図であ
る。蓄電池セルSの両端からは端子Tが取り出されてい
る。Qはこの端子Tに接続された電流バイパス用のトラ
ンジスタである。蓄電池セルSの両端にはトランジスタ
Qのエミッタとコレクタが接続され、そのベースに駆動
用の信号が入力されるようになっている。
【0033】今、蓄電池4が放電中であるものとする。
この時の各蓄電池セルの電圧を充放電検出手段10で測
定し、その電圧レベルを充放電量演算回路11が受け取
ると、該充放電量演算回路11は、その放電深度に応じ
て各蓄電池セル毎に補充電を行なうためのばらつき補正
指示を電圧補正手段12に対して出す。
【0034】電圧補正手段であるトランジスタQは、充
放電量演算回路11から与えられた蓄電池セル番号とそ
の補正指示量に応じて、放電量の少ない蓄電池セルを短
絡して充電を抑制する。つまり、放電量の少ない蓄電池
セルSは、まだエネルギーを十分持っているので、その
両端をトランジスタスイッチQにより短絡し、充電を行
わない。この結果、当該蓄電池セルSの両端は短絡され
るので、短絡電流が流れるおそれがある。そこで、実際
には逆阻止ダイオードを接続して、短絡電流が流れない
ようにしている。
【0035】そして、トランジスタQによりバイパスさ
れていない放電量の多い蓄電池セルSのみ充電される。
この結果、全ての蓄電池セルSの出力電圧がほぼ補正さ
れて同一の値になり、蓄電池セルS間のばらつきがなく
なる。
【0036】次に、蓄電池4が充電中であるものとす
る。この時の各蓄電池セルの電圧を充放電検出手段10
で測定し、その電圧レベルを充放電量演算回路11が受
け取ると、該充放電量演算回路11は、その充電容量に
応じて各蓄電池セル毎に補充電を行なうためのばらつき
補正指示を電圧補正手段12に対して出す。
【0037】電圧補正手段であるトランジスタQは、充
放電量演算回路11から与えられた蓄電池セル番号とそ
の補正指示量に応じて、充電量の多い蓄電池セルを短絡
して充電を抑制する。つまり、充電量の多い蓄電池セル
Sは、まだエネルギーを十分持っているので、その両端
をトランジスタスイッチQにより短絡し、充電を行わな
い。この結果、当該蓄電池セルSの両端は短絡されるの
で、短絡電流が流れるおそれがある。そこで、実際には
逆阻止ダイオードを接続して、短絡電流が流れないよう
にしている。
【0038】そして、トランジスタQによりバイパスさ
れていない充電量の少ない蓄電池セルSのみ充電され
る。この結果、全ての蓄電池セルSの出力電圧がほぼ補
正されて同一の値になり、蓄電池セルS間のばらつきが
なくなる。
【0039】(c)は補充電+電流バイパス方式の説明
図である。(a),(b)と同一のものは、同一の符号
を付して示す。蓄電池セルSの両端からは端子Tが取り
出されている。Qはこの端子Tに接続された電流バイパ
ス用のトランジスタである。蓄電池セルSの両端にはト
ランジスタQのエミッタとコレクタが接続され、そのベ
ースに駆動用の信号が入力されるようになっている。ま
た、トランジスタQのコレクタとエミッタ間に並列に補
充電器20が接続されている。
【0040】今、蓄電池4が放電中であるものとする。
この時の各蓄電池セルの電圧を充放電検出手段10で測
定し、その電圧レベルを充放電量演算回路11が受け取
ると、該充放電量演算回路11は、その放電深度に応じ
て各蓄電池セル毎に補充電を行なうためのばらつき補正
指示を電圧補正手段12に対して出す。
【0041】電圧補正手段である補充電器20は、充放
電量演算回路11から与えられた蓄電池セル番号とその
補正指示量に応じて、当該蓄電池セルSを充電する。充
電の結果、メータ22で読み取った電圧値が指定の値に
なると、次の充電すべき蓄電池セルSに移り、充電を行
なう。以下、同様の処理を繰り返し、充放電量演算回路
11から指示される全ての蓄電池セルSに対して充電を
行なう。また、電圧補正手段であるトランジスタQは、
充放電量演算回路11から与えられた蓄電池セル番号と
その補正指示量に応じて、放電量の少ない蓄電池セルを
短絡して充電を抑制する。つまり、放電量の少ない蓄電
池セルSは、まだエネルギーを十分持っているので、そ
の両端をトランジスタスイッチQにより短絡し、充電を
行わない。このようにして、充電を行なう結果、各蓄電
池セルS間の電圧のばらつきをなくすことができる。
【0042】次に、蓄電池4が充電中であるものとす
る。この時の各蓄電池セルの電圧を充放電検出手段10
で測定し、その電圧レベルを充放電量演算回路11が受
け取ると、該充放電量演算回路11は、その充電容量に
応じて各蓄電池セル毎に補充電を行なうためのばらつき
補正指示を電圧補正手段12に対して出す。
【0043】電圧補正手段である補充電器20は、充放
電量演算回路11から与えられた蓄電池セル番号とその
補正指示量に応じて、当該蓄電池セルSを充電する。充
電の結果、メータ22で読み取った電圧値が指定の値に
なると、次の充電すべき蓄電池セルSに移り、充電を行
なう。以下、同様の処理を繰り返し、充放電量演算回路
11から指示される全ての蓄電池セルSに対して充電を
行なう。また、電圧補正手段であるトランジスタQは、
充放電量演算回路11から与えられた蓄電池セル番号と
その補正指示量に応じて、充電量の多い蓄電池セルを短
絡して充電を抑制する。つまり、充電量の多い蓄電池セ
ルSは、まだエネルギーを十分持っているので、その両
端をトランジスタスイッチQにより短絡し、充電を行わ
ない。このようにして、充電を行なう結果、各蓄電池セ
ルS間の電圧のばらつきをなくすことができる。
【0044】上述の実施例では、蓄電池セルSをバイパ
スする手段としてトランジスタを用いた場合を例にとっ
たが、本発明はこれに限るものではない。大容量の電流
をスイッチングするためには、例えばリレーを用いた機
械的スイッチ等を用いることができる。
【0045】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように、本発明に
よれば無停電の電力を負荷に供給する蓄電池を装備した
無停電電源装置において、蓄電池各セルの充放電深度を
検出する充放電検出手段と、該充放電検出手段の検出結
果を受けて、蓄電池各セル毎にその出力電圧の補正を行
なう電圧補正手段とを具備することにより、各蓄電池セ
ル間の電圧のばらつきを補正することができる。とを具
備したことを特徴とする無停電電源装置。
【0046】この場合において、前記充放電検出手段1
0で放電時の各蓄電池セルSの電圧を測定し、前記電圧
補正手段12はその放電深度に応じて各蓄電池セル毎に
補充電を行なうようにすれば、各蓄電池セルS間の電圧
のばらつきを補正することができる。
【0047】また、前記充放電検出手段10で充電時の
各蓄電池セルSの電圧を測定し、前記電圧補正手段12
はその充電容量に応じて各蓄電池セル毎に補充電を行な
うようにすれば、各蓄電池セルS間の電圧のばらつきを
補正することができる。
【0048】また、前記充放電検出手段10で放電時の
各蓄電池セルSの電圧を測定し、前記電圧補正手段12
は放電量の少ない蓄電池セルSを短絡して充電を抑制す
るようにすれば、他の放電量の多い蓄電池セルSのみ充
電することができ、各蓄電池セルS間の電圧のばらつき
を補正することができる。
【0049】また、前記充放電検出手段10で充電時の
各蓄電池セルSの電圧を測定し、前記電圧補正手段12
は充電量の多い蓄電池セルSを短絡して充電を抑制する
ようにすれば、他の充電量の少ない蓄電池セルSのみ充
電することができ、各蓄電池セルS間の電圧のばらつき
を補正することができる。
【0050】また、記充放電検出手段10で放電時の各
蓄電池セルSの電圧を測定し、前記電圧補正手段12は
その放電深度に応じて各蓄電池セルS毎に補充電を行な
い、かつ放電量の少ない蓄電池セルを短絡して充電を抑
制するようにすれば、より確実に各蓄電池セルS間の電
圧のばらつきを補正することができる。
【0051】更に、前記充放電検出手段10で充電時の
各蓄電池セルSの電圧を測定し、前記電圧補正手段12
はその充電容量に応じて各蓄電池セルS毎に補充電を行
ない、かつ充電量の多い蓄電池セルを短絡して充電を抑
制するようにすれば、より確実に各蓄電池セルS間の電
圧のばらつきを補正することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理ブロック図である。
【図2】本発明の実施例の動作説明図である。
【図3】従来装置の構成ブロック図である。
【図4】従来装置の他の構成ブロック図である。
【符号の説明】
4 蓄電池 10 充放電検出手段 11 充放電量演算回路 12 電圧補正手段 S 蓄電池セル

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 無停電の電力を負荷に供給する蓄電池を
    装備した無停電電源装置において、 蓄電池各セルの充放電深度を検出する充放電検出手段
    と、 該充放電検出手段の検出結果を受けて、蓄電池各セル毎
    にその出力電圧の補正を行なう電圧補正手段と、 を具備したことを特徴とする無停電電源装置。
  2. 【請求項2】 前記充放電検出手段で放電時の各セルの
    電圧を測定し、前記電圧補正手段はその放電深度に応じ
    て各セル毎に補充電を行なうようにしたことを特徴とす
    る請求項1記載の無停電電源装置。
  3. 【請求項3】 前記充放電検出手段で充電時の各セルの
    電圧を測定し、前記電圧補正手段はその充電容量に応じ
    て各セル毎に補充電を行なうようにしたことを特徴とす
    る請求項1記載の無停電電源装置。
  4. 【請求項4】 前記充放電検出手段で放電時の各セルの
    電圧を測定し、前記電圧補正手段は放電量の少ないセル
    を短絡して充電を抑制するようにしたことを特徴とする
    請求項1記載の無停電電源装置。
  5. 【請求項5】 前記充放電検出手段で充電時の各セルの
    電圧を測定し、前記電圧補正手段は充電量の多いセルを
    短絡して充電を抑制するようにしたことを特徴とする請
    求項1記載の無停電電源装置。
  6. 【請求項6】 前記充放電検出手段で放電時の各セルの
    電圧を測定し、前記電圧補正手段はその放電深度に応じ
    て各セル毎に補充電を行ない、かつ放電量の少ないセル
    を短絡して充電を抑制するようにしたことを特徴とする
    請求項1記載の無停電電源装置。
  7. 【請求項7】 前記充放電検出手段で充電時の各セルの
    電圧を測定し、前記電圧補正手段はその充電容量に応じ
    て各セル毎に補充電を行ない、かつ充電量の多いセルを
    短絡して充電を抑制するようにしたことを特徴とする請
    求項1記載の無停電電源装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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