JP2963985B2 - 2−シリルアルケニルボラン化合物およびその製造方法 - Google Patents

2−シリルアルケニルボラン化合物およびその製造方法

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JP2963985B2
JP2963985B2 JP9162175A JP16217597A JP2963985B2 JP 2963985 B2 JP2963985 B2 JP 2963985B2 JP 9162175 A JP9162175 A JP 9162175A JP 16217597 A JP16217597 A JP 16217597A JP 2963985 B2 JP2963985 B2 JP 2963985B2
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俊也 小野澤
康夫 畠中
正人 田中
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  • Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、二種の異なる典型
金属元素を一分子内に含む化合物である、新規な2−シ
リルアルケニルボラン化合物およびそれらの製造方法に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、2−メタロアルケニルメタル化合
物の合成法としては、ケイ素−ケイ素結合、スズ−スズ
結合、ケイ素−スズ結合、ホウ素−ホウ素結合等を有す
る化合物をアルキン類に付加させる方法が知られている
(例えば、『Organometallic Reagents in Organic Syn
thesis』129-160ページ、Academic出版、1994年)。し
かしながらこれらの方法で得られる2−メタロアルケニ
ルメタル化合物はいずれの場合も導入される二つの典型
金属は同じ族に属する元素であり、二つの反応活性点の
反応性は類似している。そこでより反応性の異なる反応
活性点を有する有用な類似化合物を合成するために、そ
の構造中に他の族に属する典型金属元素を含む化合物、
およびその効率的合成法の確立が求められていた。
【0003】また、近年になってケイ素−ホウ素結合、
スズ−ホウ素結合を有するアート化合物を反応剤に用い
た2−メタロアルケニルメタラート化合物の合成法がい
くつか報告されているが(例えば、Tetrahedron Lett.
誌、第27巻、第2007-2010頁、1986年、Tetrahedron Let
t.誌、第29巻、第261-264頁、1988年)、これらの化合
物は一般に単離生成が困難であるという難点があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、医薬、農薬
等の有機合成における極めて有用な試剤である、異なる
二種の典型金属元素を一分子内に有する、新規な2−シ
リルアルケニルボラン化合物およびそれらの効率的な製
造方法を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記課題
を解決すべく鋭意検討を行った結果、第10族遷移金属
触媒の存在下、アルキン化合物にシリルボラン化合物を
作用させすることにより、一分子内にホウ素とケイ素の
二種類の典型金属元素を有する2−シリルアルケニルボ
ラン化合物が位置選択的かつ立体選択的に得られること
を見いだし、本発明を完成するに至った。
【0006】即ち、本発明によれば、下記一般式(1)
【化5】 (式中、R、RおよびRは、脂肪族基または芳香
族基を表し、 およびR は、互いに結合して環を形
成する脂肪族系のジアミノ基を表し、およびR
は、水素原子、脂肪族基、芳香族基またはシリル基を
表す。)で表される2−シリルアルケニルボラン化合物
が提供される。また、本発明によれば、下記一般式
(2)
【化6】 RSi−BR (2) (式中、R、RおよびRは、脂肪族基または芳香
族基を表し、 およびR は、互いに結合して環を形
成する脂肪族系のジアミノ基を表す。)で表されるシリ
ルボラン化合物と、下記一般式(3)
【化7】 (式中、RおよびRは、水素原子、脂肪族基、芳香
族基またはシリル基を表す。)で表されるアルキン化合
物を第10族金属、その金属錯体または金属塩からなる
触媒の存在下で反応させ、次いで、得られた下記一般式
(1)
【化8】 (式中、R、RおよびRは、脂肪族基または芳香
族基を表し、 およびR は、互いに結合して環を形
成する脂肪族系のジアミノ基を表し、およびR
は、水素原子、脂肪族基、芳香族基またはシリル基を
表す。)で表される2−シリルアルケニルボラン化合物
を単離することを特徴とする該2−シリルアルケニルボ
ラン化合物の製造方法が提供される。
【0007】本発明の2−シリルアルケニルボラン化合
物は、分子内に全く反応性の異なるホウ素−炭素結合お
よびケイ素−炭素結合を有する化合物であり、有機合成
試剤として非常に有用な化合物である。即ち、本発明の
2−シリルアルケニルボラン化合物はビニルボラン構造
とビニルシラン構造とを有し、ビニルボラン構造を有す
る化合物は、例えばパラジウム錯体を触媒に用いた場
合、ビニルハライド、アリルハライド等と位置選択的お
よび立体選択的にカップリング反応を生起させることが
できること(例えば、Chem. Rev. 誌、第95巻、第2457-
2483頁、1995年)、また塩基性条件下過酸化水素水で酸
化させると効率的にアルデヒドまたはケトンを得ること
ができること(例えば、J. Am. Chem. Soc.誌、第83
巻、第3834頁、1961年)等が知られている。一方ビニル
シラン構造を有する化合物は、塩化アルミニウムの存在
下、酸クロライドやアルコキシメチルクロライドと反応
させるとシリル基がついた位置での置換生成物を得るこ
とができること(例えば、J. Chem. Soc., Perkin Tran
s. 1 誌、第2485頁、1980年)、テトラブチルアンモニ
ウムフルオリド共存下パラジウム錯体を触媒に用いるこ
とにより、ビニルハライド、アリルハライド等とのカッ
プリング生成物を得ることができること(例えば、Synl
ett誌、第845-853頁、1991年)等が知られている。した
がって、本発明の2−シリルアルケニルボラン化合物
は、上記ビニルボラン構造に基づく反応活性と、上記ビ
ニルシラン構造に基づく反応活性との両方を合わせ持
つ、新規で有用な化合物である。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明において反応原料として用
いられるシリルボラン化合物は、前記一般式(2)で表
される。前記一般式(2)においてR1、R2およびR3
は、脂肪族基または芳香族基を表す。脂肪族基には、鎖
状もしくは環状のアルキル基またはアルケニル基が包含
される。脂肪族基の炭素数は1〜18、好ましくは1〜
8である。脂肪族基の具体例としては、例えば、メチル
基、エチル基、プロピル基、ブチル基、t−ブチル基、
ヘキシル基、オクチル基、シクロヘキシル基、ビニル
基、アリル基等が挙げられる。
【0009】芳香族基には、炭素環からなる芳香族基お
よび複素環からなる芳香族基の両方が包含される。芳香
族基の具体的例としては、例えばフェニル基、トリル
基、ナフチル基、ピリジル基、チエニル基、フリル基等
が挙げられる。
【0010】また、R およびR は、互いに結合して
環を形成する脂肪族系のジアミノ基を表す。この場合の
環は、ホウ素と窒素を含む環である。このような環を形
成する基の具体例としては、N,N−ジメチルジメチレ
ンジアミノ基、N,N−ジメチルトリメチレンジアミノ
基、シクロヘキシレンジアミノ基等が挙げられる。
【0011】前記一般式(2)で表されるシリルボラン
化合物の具体例を挙げると、以下の通りである。1,3−ジメチル−2−(トリメチルシリル)−1,3
−ジアザ−2−ボラシクロペンタン、1,3−ジメチル
−2−(t−ブチルジメチルシリル)−1,3−ジアザ
−2−ボラシクロペンタン、1,3−ジメチル−2−
(トリフェニルシリル)−1,3−ジアザ−2−ボラシ
クロペンタン、1,3−ジメチル−2−(ジメチルフェ
ニルシリル)−1,3−ジアザ−2−ボラシクロペンタ
ン、1,3−ジメチル−2−(トリフェニルシリル)−
1,3−ジアザ−2−ボラシクロヘキサン等、が挙げら
れる。 また、本発明で用いるシリルボラン化合物は合成
後精製せずにそのまま用いることができる。
【0012】本発明において反応原料として用いるアル
キン化合物は、前記一般式(3)で表される。前記一般
式(3)においてR6およびR7は、水素原子、脂肪族
基、芳香族基またはシリル基を表す。脂肪族基には、鎖
状もしくは環状のアルキル基、アルケニル基およびアル
キニル基が包含される。脂肪族基の炭素数は1〜18、
好ましくは1〜12である。
【0013】また、この脂肪族基は各種の置換基を有し
ていてもよい。このような置換基としては、酸素原子、
硫黄原子、窒素原子、ケイ素原子、ホウ素原子等のヘテ
ロ原子を含む各種のもの、例えば脂肪族オキシ基、芳香
族オキシ基、シロキシ基、脂肪族オキシカルボニル基、
芳香族オキシカルボニル基、アシル基、アミノ基、ニト
ロ基、シアノ基、チオニル基、シリル基、ジアミノボリ
ル基、ジオキシボリル基、ハロゲン等が挙げられる。脂
肪族基の具体例としては、例えば、メチル基、エチル
基、プロピル基、ブチル基、t−ブチル基、ヘキシル
基、オクチル基、シクロヘキシルメチル基、7−オクテ
ニル基、5−ヘキシニル基、4−ペンテニル基、4−ペ
ンチニル基、トリメチルシロキシヘキシル基、2−クロ
ロエチル基、ジメチルアミノメチル、ジメチルフェニル
シリルメチル基、2,2−ジ(エトキシカルボニル)−
エチル基、5−ビス(ジエチルアミノ)ボリル−4−ジ
メチルフェニルシリル−4−ペンテン−1−イル基、6
−(1,3−ジメチル−1,3−ジアザ−2−ボラシク
ロペンタン−2−イル)−5−ジメチルフェニルシリル
−5−ペンテン−1−イル基、6−(3,3,4,4−
テトラメチル−2,5−ジオキサ−1−ボラシクロペン
タン−1−イル)−5−ジメチルフェニルシリル−5−
ペンテン−1−イル基等が挙げられる。また、脂肪族基
の他の具体例としては以下のものが挙げられる。
【化4】 (式中、R1、R2、R3、R4、R5は前記と同じ。R9
二価の炭化水素基を、R10及びR11は水素原子、脂肪族
基、芳香族基を表す。)
【0014】芳香族基には、炭素環からなる芳香族基お
よび複素環からなる芳香族基の両方が包含される。この
場合、炭素環としては、ベンゼン環やビフェニル環およ
びビス(フェニル)アルカンの他、ナフタレン環、イン
デン環、アントラセン環、フェナントレン環等の縮合環
が挙げられる。一方複素環としては、フラン、チオフェ
ン、ピロール、オキサゾール、チアゾール、イミダゾー
ル、ピラゾール等の五員環;ピラン、ピロン、ピリジ
ン、ピリダジン、ピリミジン、ピラジン等の六員環;イ
ンドール、カルバゾール、クマリン、ベンゾピロン、キ
ノリン、イソキノリン、アクリジン、フタラジン、キナ
ゾリン、キノキサリン等の縮合環等が挙げられる。芳香
族基の具体的例としては、例えばフェニル基、トリル
基、ナフチル基、ピリジル基、チエニル基、フリル基等
が挙げられる。
【0015】また、この芳香族環は、各種の置換基を有
していてもよい。このような置換基としては、アルキル
基やアルケニル基等の炭化水素基の他、前記脂肪族基の
置換基に関して示した各種の置換基が挙げられる。
【0016】シリル基としては、脂肪族基、芳香族基、
脂肪族オキシ基、芳香族オキシ基、シリル基、ハロゲン
基等を有するものがあげられる。このようなシリル基の
具体例としては、トリメチルシリル基、ジメチルフェニ
ルシリル基、t−ブチルジメチルシリル基、トリエトキ
シシリル基、クロロジメチルシリル基、トリス(トリメ
チルシリル)シリル基、ジメチルフェノキシシリル基、
クロロジフェニルシリル基等が挙げられる。
【0017】前記一般式(3)で表されるアルキン化合
物としては、モノイン化合物、ジイン化合物、エンイン
化合物等が挙げられ、それらの具体例を示すと以下の通
りである。アセチレン、1−オクチン、エチニルベンゼ
ン、1−プロピニルベンゼン、4−オクチン、トラン、
トリメチルシリルアセチレン、1,7−オクタジイン、
1,6−ヘプタジイン、6−ヘプテン−1−イン、プロ
パルギルマロン酸ジエチルエステル、ジメチルプロパル
ギルアミン、4−クロロブチン、4−トリメチルシロキ
シ−1−オクチン等があげられる。
【0018】本発明に用いられる第10族金属触媒に
は、ニッケル、パラジウム、白金の金属、金属錯体また
は金属塩が包含される。これらの錯体および塩を具体的
に例示すると、以下の通りである。
【0019】テトラカルボニルニッケル、ジカルボニル
ビス(トリフェニルホスフィン)ニッケル、ビス(1,
5−シクロオクタジエン)ニッケル、(η2−エチレ
ン)ビス(トリエチルホスフィン)ニッケル、テトラキ
ス(トリシクロヘキシルホスフィン)ニッケル、ジメチ
ルビス(トリメチルホスフィン)ニッケル、クロロ(η
−シクロペンタジエニル)(トリフェニルホスフィン)
ニッケル。
【0020】酢酸パラジウム、テトラキス(トリフェニ
ルホスフィン)パラジウム、テトラキス(トリメチルホ
スフィン)パラジウム、トリス(トリエチルホスフィ
ン)パラジウム、ビス(トリシクロヘキシルホスフィ
ン)パラジウム、テトラキス(トリエチルホスフィト)
パラジウム、テトラキス(トリフェニラシン)パラジウ
ム、カルボニルトリス(トリフェニルホスフィン)パラ
ジウム、(μ2−エチレン)ビス(トリフェニルホスフ
ィン)パラジウム、(μ2−無水マレイン酸)[1,2
−ビス(ジフェニルホスフィノ)エタン] パラジウ
ム、ビス(シクロオクタ−1,5−ジエン)パラジウ
ム、トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム、
ビス(ジベンジリデンアセトン)パラジウム、クロロ
(メチル)(1,5−シクロオクタジエン)パラジウ
ム、ジエチルビス(トリフェニルフォスフィト)パラジ
ウム、ジエチルビス(トリメチルフォスフィト)パラジ
ウム、ジエチルビス(トリ−i−プロピルフォスフィ
ト)パラジウム、ジメチル[1,2−ビス(ジメチルホ
スフィノ)エタン]パラジウム、ジメチル[1,3−ビ
ス(ジメチルホスフィノ)プロパン]パラジウム、ジメ
チル[1,2−ビス(ジメチルアミノ)エタン]パラジ
ウム、ジメチルビス(4−エチル−1−ホスファ−2,
6,7−トリオキサビシクロ[2,2,2]オクタン)
パラジウム、ジフェニルビス(メチルジフェニルホスフ
ィニト)パラジウム、ジベンジルビス(トリメチルホス
フィン)パラジウム、ジエチニルビス(トリエチルホス
フィン)パラジウム、ジネオペンチル(2,2’−ビピ
リジル)パラジウム、ブロモ(メチル)ビス(トリエチ
ルホスフィン)パラジウム、ベンゾイル(クロロ)ビス
(トリメチルホスフィン)パラジウム、シクロペンタジ
エニル(フェニル)(トリエチルホスフィン)パラジウ
ム、η−アリル(シクロペンタジエル)パラジウム、η
−アリル(ペンタメチルシクロペンタジエニル)パラジ
ウム、η−アリル(1,5−シクロオクタジエン)パラ
ジウムテトラフルオロほう酸塩、ビス(η−アリル)パ
ラジウム、ビス(アセチルアセトナト)パラジウム、ジ
クロロエチレンジアミンパラジウム、塩化パラジウム、
パラジウム炭素などの担持パラジウム金属。
【0021】テトラキス(トリフェニルホスフィン)白
金、トリス(トリエチルフホスフィン)白金、ビス
(1,5−シクロオクタジエン)白金、ビス(ジベンジ
リデンアセトン)白金、白金ブラック等の金属白金触媒
等。
【0022】これらの第10族金属触媒には、テトラヒ
ドロフラン,ベンゼン等の汎用溶媒と溶媒和した錯体も
含まれる。これらの触媒は、反応系中で合成したものを
精製せずそのまま用いてもよく、また二種以上の触媒混
合系触媒として用いてもよい。さらに、上記錯体と各種
配位子を系中で混合してそのまま用いてもよく、例えば
トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウムと(4
−エチル−1−ホスファ−2,6,7−トリオキサビシ
クロ[2,2,2]オクタン)の混合系、トリス(ジベ
ンジリデンアセトン)ジパラジウムとトリメチルホスフ
ィンの混合系、η−アリル(シクロペンタジエニル)パ
ラジウムと(4−エチル−1−ホスファ−2,6,7−
トリオキサビシクロ[2,2,2]オクタン)の混合
系、酢酸パラジウムとトリフェニルフォスフィトの混合
系等としても使用可能である。この反応の触媒にリン配
位子を持つものを用いる場合、系中の触媒金属原子と配
位子中のリン原子の当量比は金属原子1に対しリン原子
10以下、望ましくは2〜4がよく、またリン配位子と
しては、立体的に小さなホスフィンまたはホスファイト
配位子が望ましい。
【0023】本発明の方法により前記一般式(1)で表
される2−シリルアルケニルボラン化合物を製造するに
は、前記一般式(2)で表されるシリルボラン化合物と
前記一般式(3)で表されるアルキン化合物を、前記触
媒の存在下で各々反応させる。反応温度は0〜250
℃、好ましくは50〜150℃である。また、シリルボ
ラン化合物とアルキン化合物の量比は特に制限されない
が、シリルボラン化合物は、炭素−炭素三重結合1モル
当り、0.3〜3.0モル、好ましくは0.5〜2.0
モル、より好ましくは0.6〜1.3モルの割合にする
のがよい。さらにまた、触媒の使用量は、シリルボラン
化合物1モル当り、0.00001〜0.1モル、好ま
しくは0.001〜0.05モルの割合にするのがよ
い。
【0024】前記反応を実施する場合、反応溶媒は必ず
しも必要ないが、溶媒を用いる場合には、トルエン、ベ
ンゼン等の芳香族炭化水素類、ジエチルエーテル、ジブ
チルエーテル、テトラヒドロフラン等のエーテル類、ア
セトニトリル、プロピオニトリル等のニトリル類、ペン
タン、ヘキサン、デカン等の脂肪族飽和炭化水素類等が
挙げられる。反応後の生成物の分離は、蒸留・再結晶、
カラム精製等の通常の精製単離法によって容易に実施さ
れる。
【0025】本発明の、前記一般式(1)で表される2
−シリルアルケニルボラン化合物は新規化合物であり、
該化合物を具体的に例示すると以下の通りである。1,3−ジメチル−2−[(Z)−2−(ジメチルフェ
ニルシリル)エテニル]−1,3−ジアザ−2−ボラシ
クロペンタン、1,3−ジメチル−2−[(Z)−2−
(ジメチルフェニルシリル)−1−オクテニル]−1,
3−ジアザ−2−ボラシクロペンタン、1,3−ジメチ
ル−2−[(Z)−2−(トリメチルシリル)−1−オ
クテニル]−1,3−ジアザ−2−ボラシクロペンタ
ン、1,3−ジメチル−2−[(Z)−2−(t−ブチ
ルジメチルシリル)−1−オクテニル]−1,3−ジア
ザ−2−ボラシクロペンタン、1,3−ジメチル−2−
[(Z)−2−(トリフェニルシリル)−1−オクテニ
ル]−1,3−ジアザ−2−ボラシクロペンタン、1,
3−ジメチル−2−[(Z)−2−(トリフェニルシリ
ル)−1−オクテニル]−1,3−ジアザ−2−ボラシ
クロヘキサン、1,3−ジメチル−2−[(E)−1−
メチル−2−フェニル−2−(ジメチルフェニルシリ
ル)エテニル]−1,3−ジアザ−2−ボラシクロペン
タン、1,3−ジメチル−2−[(Z)−2−(ジメチ
ルフェニルシリル)−2−フェニル−エテニル]−1,
3−ジアザ−2−ボラシクロペンタン、1,3−ジメチ
ル−2−[(Z)−2−(ジメチルフェニルシリル)−
1,2−ジフェニル−エテニル]−1,3−ジアザ−2
−ボラシクロペンタン、1,3−ジメチル−2−[2、
2−ビス(トリメチルシリル)エテニル]−1,3−ジ
アザ−2−ボラシクロペンタン、1,3−ジメチル−2
−[(Z)−2−(トリメチルシリル)−4−トリメチ
ルシロキシ−1−オクテニル]−1,3−ジアザ−2−
ボラシクロペンタン、1,3−ジメチル−2−[(Z)
−2−(ジメチルフェニルシリル)−1−オクテン−7
−イン−1−イル]1、3−ジアザ−2−ボラシクロペ
ンタン、1,3−ジメチル−2−[(Z)−2−(ジメ
チルフェニルシリル)−1−ヘプテン−6−イン−1−
イル]−1,3−ジアザ−2−ボラシクロペンタン、
1,3−ジメチル−2−[(Z)−2−(ジメチルフェ
ニルシリル)−1,6−ヘプタジエン−1−イル]−
1,3−ジアザ−2−ボラシクロペンタン、1,8−ビ
ス(1,3−ジメチル−1,3−ジアザ−2−ボラシク
ロペンタン−2−イル)−2,7 −ビス(ジメチルフェ
ニルシリル)−1,7(Z、Z)−オクタジエン等。
【0026】
【実施例】次に本発明を実施例によってさらに具体的に
説明する。
【0027】実施例1 トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(0.00
5 mmol)と(4−エチル−1−ホスファ−2,6,7−
トリオキサビシクロ[2,2,2]オクタン)(0.02 m
mol)のベンゼン (0.2 ml)溶液を80℃で5分間加熱
する。その後、窒素雰囲気下、1−オクチン(0.3 mmo
l)および1,3−ジメチル−2−(ジメチルフェニル
シリル)−1,3−ジアザ−2−ボラシクロペンタン
(0.2 mmol)を加え、80℃で2時間反応を行なうと、
下記式で示される1,3−ジメチル−2−[(Z)−2
−(ジメチルフェニルシリル)−1−オクテニル]−
1,3−ジアザ−2−ボラシクロペンタン(化合物A)
が92%収率で得られた。
【化5】 (式中、Me;メチル基、n−Hex;n−ヘキシル
基、Ph;フェニル基)
【0028】次に、化合物Aのスペクトルを示す。 bp135-140℃/2.3x10-3mmHg. 1H-NMR (C6D6):δ0.43 (s, 6H, SiCH3), 0.86 (t,J =
6.8 Hz, 3H, CH2(CH2) 4CH3 ), 1.14-1.53 (m, 8H, CH 2(C
H2)4 CH3), 2.28 (t,J = 7.2 Hz, CH2 (CH2)4CH3), 2.51
(s, 6H, NCH3), 2.89 (s, 4H, NCH2), 6.36(s, 1H, =C
H), 7.10-7.33 (m, 3H, aromatic), 7.50-7.65 (m, 2H,
aromatic).13 C-NMR (C6D6) -1.8, 14.3, 23.0, 29.5, 30.3, 32.1,
34.4, 40.8, 51.5, 127.7, 128.9, 134.3, 138.6 (bro
ad), 139.7, 154.4. 29Si-NMR (C6D6) -9.9.
【0029】実施例2 実施例1の1−オクチンの代わりに、エチニルベンゼン
を用いて110℃で反応を行なうと、下記式で示される
1,3−ジメチル−2−[(Z)−2−(ジメチルフェ
ニルシリル)−2−フェニル−エテニル]−1,3−ジ
アザ−2−ボラシクロペンタン(化合物B)が97%収
率で得られた。
【化6】 (式中、Me;メチル基、Ph;フェニル基)
【0030】次に、化合物Bのスペクトルを示す。1 H-NMR (C6D6): 0.40 (s, 6H, SiCH
), 2.49 (s, 6H, NCH),
2.84 (m, 4H, NCH), 6.56
(s, 1H, =CH), 6.95−7.35
(m, 8H, aromatic), 7.50−
7.60 (m, 2H, aromatic).
13C−NMR (C) −1.3, 34.
4, 51.5, 126.2, 127.4, 12
7.7, 128.2, 129.0, 134.6,
139.4, 142.7, 143.5 (bro
ad), 149.1, 156.4.
【0031】実施例3 実施例1の(4−エチル−1−ホスファ−2,6,7−
トリオキサビシクロ[2,2,2]オクタン)の代わり
に、トリメチルホスフィンを用いて同様に反応を行なう
と、1,3−ジメチル−2−[(Z)−2−(ジメチル
フェニルシリル)−1−オクテニル]−1,3−ジアザ
−2−ボラシクロペンタンが70%収率で得られた。得
られた化合物のスペクトルは実施例1で得られたものと
一致した。
【0032】実施例4 テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム
(0.01 mmol)のベンゼン(0.2 ml)溶液に窒
素雰囲気下、1−オクチン(0.3 mmol)および1,3−
ジメチル−2−(ジメチルフェニルシリル)−1,3−
ジアザ−2−ボラシクロペンタン(0.2 mmol)を加え、
110℃で24時間反応を行なうと、1,3−ジメチル
−2−[(Z)−2−(ジメチルフェニルシリル)−1
−オクテニル]−1,3−ジアザ−2−ボラシクロペン
タンが78%収率で得られた。得られた化合物のスペク
トルは実施例1で得られたものと一致した。
【0033】実施例5 トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(0.00
5 mmol)と(4−エチル−1−ホスファ−2,6,7−
トリオキサビシクロ[2,2,2]オクタン)(0.02 m
mol)のベンゼン (0.2 ml)溶液を80℃で5分間加熱
する。その後、窒素雰囲気下、1,7−オクタジイン
(0.3 mmol)および1,3−ジメチル−2−(ジメチル
フェニルシリル)−1,3−ジアザ−2−ボラシクロペ
ンタン(0.2 mmol)を加え、110℃で2時間反応を行
なうと、下記式で示される1,3−ジメチル−2−
[(Z)−2−(ジメチルフェニルシリル)−1−オク
テン−7−イン−1−イル]1,3−ジアザ−2−ボラ
シクロペンタン(化合物C)が62%収率で得られた
【化7】
【0034】次に、化合物Cのスペクトルを示す。1 H-NMR (C6D6): 0.42 (s, 6H, SiCH3), 1.28-1.53 (m,
4H), 1.76 (t, J = 2.6Hz, 1H, ≡CH), 1.92 (dt, J =
2.6, 6.9 Hz, 2H), 2.17 (t, J = 7.0 Hz, 2H), 2.50
(s, 6H, NCH3), 2.88 (s, 4H, NCH2), 6.32 (s, 1H, =C
H), 7.13-7.30 (m, 3H, aromatic), 7.51-7.62 (m, 2H,
aromatic). 13C-NMR (C6D6) -1.9, 18.5, 28.5, 29.2, 34.4, 40.
0, 51.5, 68.8, 84.4, 127.8, 128.9, 134.3, 138.5 (b
road), 139.6, 153.9. 29Si-NMR (C6D6) -14.0.
【0035】実施例6 トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(0.00
5 mmol)とトリフェニルホスフィン(0.02 mmol)のベ
ンゼン (0.2 ml)溶液を80℃で5分間加熱する。そ
の後、窒素雰囲気下、1,6−ヘプタジイン(0.3 mmo
l)および1,3−ジメチル−2−(ジメチルフェニル
シリル)−1,3−ジアザ−2−ボラシクロペンタン
(0.2 mmol)を加え、110度で7時間反応を行なう
と、下記式で示される1,3−ジメチル−2−[(Z)
−2−(ジメチルフェニルシリル)−1−ヘプテン−6
−イン−1−イル]1,3−ジアザ−2−ボラシクロペ
ンタン(化合物D)が65%収率で得られた
【化8】
【0036】次に、化合物Dのスペクトルを示す。1 H-NMR (C6D6): 0.38 (s, 6H, SiCH3), 1.49-1.63 (m,
2H), 1.80 (t, J = 2.6Hz, 1H, ≡CH), 1.97 (dt, J =
2.6, 7.1 Hz, 2H), 2.28 (t, J = 1.1, 7.7 Hz, 2H),
2.44 (s, 6H, NCH3), 2.86 (s, 4H, NCH2), 6.29 (s, 1
H, =CH), 7.13-7.26 (m, 3H, aromatic), 7.49-7.55
(m, 2H, aromatic). 13C-NMR (C6D6) -1.9,18.2, 29.0, 34.3, 49.4, 51.4,
69.0, 84.4, 127.8, 129.0, 134.3, 139.4, (broad),
139.5 153.3, 29Si-NMR (C6D6) -14.1.
【0037】実施例7 トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(0.00
5 mmol)と4−エチル−1−ホスファ−2,6,7−ト
リオキサビシクロ[2,2,2]オクタン(0.02 mmo
l)のベンゼン (0.2 ml)溶液を80℃で5分間加熱す
る。その後、窒素雰囲気下、1,6−ヘプタジイン(0.
3 mmol)および1,3−ジメチル−2−(ジメチルフェ
ニルシリル)−1,3−ジアザ−2−ボラシクロペンタ
ン(0.2 mmol)を加え、110℃で2時間反応を行なう
と、下記式で示される1,3−ジメチル−2−[(Z)
−2−(ジメチルフェニルシリル)−1,6−ヘプタジ
エン−1−イル]1,3−ジアザ−2−ボラシクロペン
タン(化合物E)が9%収率で得られた
【化9】
【0038】実施例8 トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(0.00
5 mmol)と4−エチル−1−ホスファ−2,6,7−ト
リオキサビシクロ[2,2,2]オクタン(0.02 mmo
l)のベンゼン (0.2 ml)溶液を80℃で5分間加熱す
る。その後、窒素雰囲気下、1,7−オクタジイン(0.
2 mmol)および1,3−ジメチル−2−(ジメチルフェ
ニルシリル)−1,3−ジアザ−2−ボラシクロペンタ
ン(0.5 mmol)を加え、110℃で10時間反応を行な
うと、下記式で示される1,8−ビス(1,3−ジメチ
ル−1,3−ジアザ−2−ボラシクロペンタン−2−イ
ル−2,7−ビス(ジメチルフェニルシリル)−(Z,
Z)−1,7−オクタジエン)(化合物F)が80%収
率で得られた
【化10】
【0039】
【発明の効果】本発明の前記一般式(1)で表される2
−シリルアルケニルボラン化合物は、ビニルボラン構造
とビニルシラン構造とを有し異なる反応活性を合わせ持
つ、医薬、農薬の有機合成における中間体として極めて
有用な新規化合物である。そして、本発明の方法によれ
ば、第10族金属、その金属錯体または金属塩からなる
触媒の存在下、アルキン化合物にシリルボラン化合物を
作用させることにより、一分子内にケイ素とホウ素の二
種の典型金属元素を有する上記2−シリルアルケニルボ
ラン化合物を有利に製造することができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) C07F 7/08 - 7/10 CA(STN) REGISTRY(STN)

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記一般式(1) 【化1】 (式中、R、RおよびRは、脂肪族基または芳香
    族基を表し、 およびR は、互いに結合して環を形
    成する脂肪族系のジアミノ基を表し、およびR
    は、水素原子、脂肪族基、芳香族基またはシリル基を
    表す。)で表される2−シリルアルケニルボラン化合
    物。
  2. 【請求項2】 下記一般式(2) 【化2】 RSi−BR (2) (式中、R、RおよびRは、脂肪族基または芳香
    族基を表し、 およびR は、互いに結合して環を形
    成する脂肪族系のジアミノ基を表す。)で表されるシリ
    ルボラン化合物と、下記一般式(3) 【化3】 (式中、RおよびRは、水素原子、脂肪族基、芳香
    族基またはシリル基を表す。)で表されるアルキン化合
    物を第10族金属、その金属錯体または金属塩からなる
    触媒の存在下で反応させ、次いで、得られた下記一般式
    (1) 【化4】 (式中、R、RおよびRは、脂肪族基または芳香
    族基を表し、 およびR は、互いに結合して環を形
    成する脂肪族系のジアミノ基を表し、およびR
    は、水素原子、脂肪族基、芳香族基またはシリル基を
    表す。)で表される2−シリルアルケニルボラン化合物
    を単離することを特徴とする該2−シリルアルケニルボ
    ラン化合物の製造方法。
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