JP2963964B2 - 電動式エアーガン - Google Patents

電動式エアーガン

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JP2963964B2
JP2963964B2 JP8306330A JP30633096A JP2963964B2 JP 2963964 B2 JP2963964 B2 JP 2963964B2 JP 8306330 A JP8306330 A JP 8306330A JP 30633096 A JP30633096 A JP 30633096A JP 2963964 B2 JP2963964 B2 JP 2963964B2
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MARUSHIN KOGYO KK
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、弾倉の上方にギヤ
群を設けて成る電動式エアーガンの内部レイアウトを可
能にし、弾倉の出口と弾丸室とが離間した位置にあって
も、弾倉から供給される弾丸(プラスチック球)を弾丸
室に移送し得る構成とした電動式エアーガンに関する。
【0002】
【従来の技術】電動式エアーガンを構成するにあたり、
トリガの作動によって起動するモータと、該モータに連
結されたギヤ群と、該ギヤ群の欠歯ギヤに噛合するラッ
クを備えたピストン式のシリンダとが不可欠であり、欠
歯ギヤの回転により後方に移動したピストンのラックが
欠歯ギヤの噛合から開放されたとき、ピストンの後方に
設けられたバネ力によって該ピストンを前方へ弾発し、
これによってシリンダ内に吸引したエアーを弾丸室に噴
射して弾丸を発射するようにしてある。
【0003】ところが、このような電動式エアーガンを
実物通りの外装とするには、上記のモータとギヤ群とシ
リンダとをエアーガンのどの箇所に配置するかという内
部レイアウトの問題がある。
【0004】図7に、電動式エアーガンの一例として、
実物名が「ウージー」と称されるものの外観図が示して
ある。この電動式エアーガンは、グリップ50内に弾倉
を備えたマガジンアッシー51を装着するタイプである
ため、グリップ50内にモータ等を収納するスペースが
なく、モータをホアグリップ52内に収納すると、ギヤ
群は、モータの回転軸に連結するため、弾倉(マガジン
アッシー51)の上方53の位置に配置するのが適切と
なる。
【0005】また、ギヤ群の欠歯ギヤとピストンのラッ
クとを噛合させる必要があるため、シリンダはギヤ群の
上方に配置するのが適切となるが、弾倉(マガジンアッ
シー51)の上方にギヤ群を設けると、弾倉の出口部に
弾丸室を設けるスペースがなく、さらに弾丸室はシリン
ダの吸排口の前方に配置する必要があるため、弾倉の出
口と弾丸室とが相当離れた箇所に設けられることとな
り、このタイプのものを電動式エアーガンとしてモデル
化するのは不可能とされていたのである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、このような
事情に鑑みてなされたもので、弾倉の上方にギヤ群を設
けて成る電動式エアーガンの内部レイアウトを可能に
し、弾倉の出口と弾丸室とが離間した位置にあっても、
弾倉から供給される弾丸(プラスチック球)を弾丸室に
移送し得る構成とした電動式エアーガンを提供すること
を目的とする。
【0007】また、本発明の電動式エアーガンにおい
て、弾倉の上方にギヤ群を設けたことに伴って新たな問
題点が生じ、この問題点を解消することも本発明の課題
となるが、これらの問題点及びその解消手段については
後述する本発明の実施例で説明する。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明の電動式エアーガンは、トリガの作動によ
って回転するモータに連結されたギヤ群のうち欠歯ギヤ
の歯有部がシリンダのピストンに設けられたラックと噛
合することにより前記ピストンを後退させて前記シリン
ダ内へエアーを吸引し、前記ピストンのラックが前記欠
歯ギヤの歯有部から離脱することにより前記ピストンの
後方に設けられたバネの弾性力で該ピストンを前方へ弾
発して前記シリンダ内のエアーを弾丸室の方向へ噴射さ
せるようにした電動式エアーガンにおいて、前記エアー
ガンのグリップ内に設けられた弾倉の上方に前記ギヤ群
が配置されたことにより、前記弾丸室が前記弾倉の出口
から離間した位置に設けられ、これらの互いに離間した
前記弾丸室と前記弾倉の出口とが弾丸通路によって連結
されたことにより、前記弾倉内の弾丸が前記弾丸通路を
経て前記弾丸室に移送可能とされる一方、前記弾丸通路
の入口には該弾丸通路を開閉するストッパが設けられ、
前記弾丸通路に前記弾倉を連結したときに前記ストッパ
が開いて前記弾丸が通過可能とされ、前記弾丸通路から
前記弾倉を離脱したときに前記ストッパが閉じて前記弾
丸通路内に残留した弾丸の逆流による外方への流出を防
止するようにしたものである
【0009】また、前記弾丸通路から前記弾倉を離脱し
たときに前記弾丸通路の入口のストッパが閉じる動作に
連動して、該ストッパに連結されたロックプレートが前
記トリガの上部に設けられた突出片を係止することによ
り、該トリガがロック状態にされるように構成するのが
よい。
【0010】さらに、前記シリンダが前記ギヤ群の上方
に配置されたことにより、前記弾丸室と前記シリンダの
吸排口とが二つの角部を有する鉤の手形状のエアー通路
で連通され、該通路における前記シリンダの吸排口の前
方側の角部に吸込口が設けられると共に、該吸排口に
けられた開閉弁が前記欠歯ギヤの側面に設けられた突出
部の回転に伴って開閉されるようにしてもよい。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例について図
面を参照しながら説明する。
【0012】図1は本発明による電動式エアーガンの内
部構造を示す断面図である。図2は図1の弾倉と弾丸通
路の連結状態を示す断面図である。図3は図2の弾倉と
弾丸通路の離脱状態を示す断面図である。図4は図1の
吸込口における開閉弁を開放した状態を示す断面図であ
る。図5は図4の吸込口における開閉弁を閉塞した状態
を示す断面図である。図6は図1の背面図であり、トリ
ガの周辺を示す側面図である。図7は本発明による電動
式エアーガンの外観図である。
【0013】図1において、本発明の電動式エアーガン
の内部機構を概略的に説明すると、図7のグリップ50
内にマガジンアッシー51を着脱自在に設ける一方、モ
ータ4をホアグリップ52内に設けてあり、さらに、マ
ガジンアッシー51に内蔵した弾倉6の上方にギヤ群7
を設け、このギヤ群7をモータ4の回転軸4aと接続す
るようにしてある。そして、ギヤ群7の上方にはシリン
ダ8が設けられ、シリンダ8の前方にはエアー通路9を
介して弾丸室10及びこれに連通する銃孔11が設けて
ある。
【0014】上記の構成をより詳細に述べると、図1に
おいて、モータ4の回転軸4aには延長軸4bが連結金
具4cを介して接続してある。この延長軸4bの後端に
設けられたベベルギヤ(不図示)によって、モータ4の
回転軸4aがギヤ群7のうちの最前部のギヤ7aに連結
され、ギヤ群7を構成する種々のギヤによってモータ4
の回転速度を減速しつつ最後部の欠歯ギヤ12に至る。
【0015】なお、ギヤ群7はギヤシャーシ13に収納
され、このギヤシャーシ13の前方下部にはトリガ14
の支持軸14aを取り付けてあって、ギヤ群7及びトリ
ガ14共に一個のギヤシャーシ13によって一体化され
ている。
【0016】ギヤ群7の最後部の欠歯ギヤ12は、ギヤ
の全周の略四分の一程度の周囲にのみ歯有部12aを有
し、歯有部12aがシリンダ8に設けられたピストン1
5の下側に沿って形成されたラック16に噛合されてい
る。
【0017】シリンダ8及びピストン15はシリンダシ
ャーシ17内に収納され、シリンダシャーシ17の後方
の両側内壁には前後方向にピストンガイド18を突出し
てある。ピストン15の両側部には前後方向に不図示の
案内溝が形成してあり、この案内溝をピストンガイド1
8に摺動自在に嵌合することにより、ピストン15の前
後移動の案内を行うようにしてある。
【0018】また、ピストン15の後部にはスプリング
19が設けてある。このスプリング19の後端はシリン
ダシャーシ17の後端の凹溝17aに嵌合した鍔部20
に支持され、スプリング19は鍔部20から前方に固設
された筒状のスプリングガイド19a内を伸縮して、ピ
ストン15を前方に弾発するようにしてある。
【0019】上記の構成により、トリガ14の引き動作
によって図1の背後に設けられたマイクロスイッチ22
(図6参照)がONされるとモータ4が回転し、ギヤ群
7を介して欠歯ギヤ12が回転する。そして、欠歯ギヤ
12の歯有部12aと噛合するピストン15のラック1
6を介して該ピストン15をスプリング19のバネ力に
抗して後方へ移動し、この時、後述する吸込口30より
シリンダ8内へエアーを吸引する。
【0020】次いで、欠歯ギヤ12の歯有部12aの終
了に至ってラック16が解放されると、スプリング19
のバネ力が発揮されて、このスプリング19が前方へ一
挙に弾発され、シリンダ8内のエアーがエアー通路9を
経て弾丸室10へ送られ、後述するビュレットプレッシ
ャー23によって弾丸室10の前方のラバーチャンバー
21内へ移送された弾丸(プラスチック球)Bを銃孔1
1から発射する。
【0021】以下に、本発明における電動式エアーガン
の改善されるべき事項について述べる。
【0022】本発明の電動式エアーガンは、上記のよう
に、グリップ50内の弾倉6の上方にギヤ群7を配置し
たため、弾倉6の出口に弾丸室10を設けるスペースが
なく、さらに弾丸室10はシリンダ8の吸排口8aの前
方に配置する必要があるため、弾倉6の出口と弾丸室1
0とが相当離れた箇所に設けられることとなる。
【0023】本実施例においては、図1に示すように、
弾倉6の出口と弾丸室10とをパイプ形状から成る弾丸
通路20で連結することにより、弾倉6内の弾丸Bを弾
丸室10に移送することができるようにした。
【0024】なお、図示の弾丸通路20は途中を省略し
てあるが、この弾丸通路20は、例えばコイル状の可撓
性材料より形成し、ギヤ群7の隙間を通して弾倉6の出
口と弾丸室10とを連結すればよい。
【0025】ただし、本実施例のエアーガンは、マガジ
ンアッシー51をグリップ50に着脱自在に設けてある
ため、このマガジンアッシー51をグリップ50から取
り出したとき、弾倉6の出口は弾丸通路20の入口と離
脱する構成となる。従って、弾丸通路20の内部に弾丸
Bが充填された状態では、その入口を遮蔽して弾丸通路
20内の弾丸Bが入口から流れ出ないようにする必要が
ある。
【0026】一方、弾倉6の出口においても、マガジン
アッシー51をグリップ50から取り出したとき、弾倉
6内の弾丸Bが出口から外部に流出しないように、弾丸
の流出防止装置が必要となる。
【0027】また、上記のように、弾丸通路20の入口
を遮蔽した結果、弾丸通路20内には数十個の弾丸Bが
残留するが、この状態で過ってトリガ14を引くと、不
意に弾丸Bが発射するという危険性がある。従って、使
用上の安全性から、弾丸通路20に弾丸Bが残留した場
合であっても、トリガ14をロック状態にし得る残弾不
発射装置が必要となる。
【0028】なお、従来の通常のエアーガンにおいて
は、弾倉6の出口と弾丸室10は直結しているため、弾
倉6を弾丸室10から離脱すると、弾丸室10に弾丸B
が残留せず、弾倉6を離脱しても残弾の流出はなく、ま
たトリガ14を引いても空射となるのである。
【0029】さらに、シリンダ8内にてピストン15の
前方のエアー室に連通された吸排口8aは、その前方の
ビュレットプレッシャー23を介して弾丸室10に至る
エアー通路9に連通されるが、上記のように弾倉6の上
方にギヤ群7が設けられたため、シリンダ8はギヤ群7
の上方に配置せざるを得ず、このためエアー通路9は直
線状の通路ではなくて、二つの角部を有する鉤の手形状
のエアー通路9で連通される。 ところが、このような
エアー通路9において、従来は、弾丸室10の後方の直
線通路にエアーの吸込口(二点鎖線24で示す)を設け
ていたのであるが、この吸込口24からのエアーは二つ
の角部を曲りながらシリンダ8の吸排口8aに至るた
め、吸引効率が非常に悪くなり、従って、このエアー吸
込効率を向上する装置が必要となる。
【0030】以下、上記の事項を改善した装置について
述べる。
【0031】(残弾流出防止装置について)まず、弾丸
通路20に残留した弾丸Bの流出防止装置について、図
2および図3を参照しながら説明する。
【0032】ギヤ群7を収容したギヤシャーシ13の下
方にストッパベース26を固定する。このストッパベー
ス26には弾丸Bを通過し得る円筒状の入口27を形成
して、該入口27の内周にコイル材料等による可撓性パ
イプ形状の弾丸通路20を挿着する。また、ストッパベ
ース26の入口27の下面に弾丸Bを通過し得る円筒部
28を有するストッパ29を付設する。このストッパ2
9には円筒部28からやや離間して下面に傾斜辺を有す
る突出片31を形成し、その上面にはスライド片32を
形成してある。該スライド片32をストッパベース26
に設けた穿孔部33に隙間を有して挿着すると共に、ス
ライド片32の上端にネジ止めした座金34を穿孔部3
3の上面に係止し、さらにストッパ29のスライド片3
2とストッパベース26の穿孔部33間にストッパ29
を円筒部28の反対方向に付勢するスプリング35を設
けて、このバネ力に抗してストッパ29を横方向に移動
可能としてある。
【0033】このような構成により、弾倉6を離脱して
スプリング35が伸長した状態では、ストッパ29が図
3のように右方向に移動して、ストッパ29の円筒部2
8の縁部がストッパベース26の入口27を閉塞するた
め、ストッパベース26の入口27の上方の弾丸通路2
0内に残留した弾丸Bの流出を防止する。
【0034】なお、図3に示すように、弾倉6の出口に
は、横方向に移動して弾倉6の出口を開閉するシャッタ
ー36が設けられている。このシャッター36は弾倉6
の方向へ不図示のバネにより付勢されており、図2のよ
うにマガジンアッシー51を挿着する際、シャッター3
6の上方突出部に設けられた貫通溝37内に上記のスト
ッパ29の突出片31がその傾斜辺を案内として挿着さ
れると、シャッター29が図示の右方向へ移動して弾倉
6の出口を解放する。
【0035】また、この動作と同時に、上記のストッパ
29が図示の右方向に移動して、ストッパベース26の
入口27を解放することにより、弾倉6と弾丸通路20
とが連通状態にされる。
【0036】即ち、図2に示すように、マガジンアッシ
ー51をグリップ50内へ挿着する動作によって、スト
ッパ29と弾倉6のシャッター36が同時に解放して、
弾倉6と弾丸通路20とが連通状態にされるのである。
【0037】また、図3に示すように、マガジンアッシ
ー51をグリップ50から離脱することにより、ストッ
パ29と弾倉6のシャッター36が同時に閉塞して、弾
丸通路20内と弾倉6内に残留した弾丸Bの流出を防止
するのである。
【0038】なお、弾倉6はマガジンアッシー51の底
部に至ってU字形を描きつつ折曲され、弾倉6の内部に
設けられた不図示のスプリングにより弾倉6内の弾丸B
を出口の方向へ付勢するようにしてある。
【0039】(残弾不発射装置について)次に、弾丸通
路20内の残弾不発射装置について説明する。
【0040】図2及び図3において、ストッパベース2
6の側部に凹所41(図6参照)を形成してストッパ2
9の側部を露出し、このストッパ29の側部にロックプ
レート42の下端部をネジ止めする。このため、上記の
ようにストッパ29が左右に開閉移動するのに伴ってロ
ックプレート42も左右に移動する。このロックプレー
ト42の上方形状はトリガ14の方向に折曲すると共
に、その上辺にロック片43を突出してある。
【0041】一方、トリガ14の支承部14aの近傍に
は左右に突出片14bを形成してあり、このトリガ14
の支承部14aの右肩近傍にトリガロックプレート44
を回動自在に支承してある。このトリガロックプレート
44には、トリガ14の右方の突出片14bの上辺に係
止される下方片45と、ロックプレート42のロック片
43に係止する上方片46が形成してある。
【0042】そして、図2に示すように、弾倉6が弾丸
通路20と連通した状態のとき、ストッパ29の左方へ
の開放移動に伴ってロックプレート42のロック片43
がトリガロックプレート44の上方片45から離脱して
トリガ14の引き動作を自由に行うことができる。
【0043】また、図3に示すように、弾倉6を弾丸通
路20から離脱したとき、ストッパ29の右方への閉塞
移動に伴ってロックプレート42のロック片43がトリ
ガロックプレート44の上方片45に係止される箇所に
移動してトリガ14の引き動作をロック状態にする。
【0044】なお、トリガ14はバネ14cによって元
の状態に復帰するようにしてあり、トリガ14の復帰と
同時にマイクロスイッチ22がOFFされ、モータ4の
回転も停止する。
【0045】なお、本実施例の電動式エアーガンは、弾
倉6を内蔵したマガジンアッシー51をグリップ50か
ら着脱可能にしてあるが、弾倉6と弾丸通路20との連
通を固定状態にしたタイプのエアーガンにおいては、弾
丸通路20の入口にストッパを設ける必要はない。しか
しながら、上記の残弾不発射装置は安全性の上から装備
しておくのが望ましい。
【0046】(エアー吸引効率を向上する装置につい
て)図4及び図5において、上記のようにシリンダ8を
ギヤ群7の上方に配置し、シリンダ8の吸排口8aをバ
ルブガイドヘッド60内を貫通させ、二つの角部を有す
る鉤の手形状のエアー通路9で弾丸室10に連通してあ
る。
【0047】本実施例においては、このエアー通路9に
おけるシリンダ8の吸排口8aの前方側近傍に、外部に
開放された吸込口30を設け、該吸込口30に開閉弁4
0を設けてある。この開閉弁40は、欠歯ギヤ12の回
転に伴って開閉する。
【0048】これについて詳細に述べると、図6に示す
ように、欠歯ギヤ12の側面には、このギヤの四分の一
程度の面積で扇形の突出部56が形成されている。
【0049】さらに、ギヤシャーシ13の外面に形成さ
れた横長孔57を経て、ギヤシャーシ13の外側に前端
に押出片58を折曲形成した押出バー59が設けられ、
これに連結された傾斜辺を有する垂下片61が、ギヤシ
ャーシ13の内側に連結され、該垂下片61が欠歯ギヤ
12の突出部56の回転軌道上に垂設されている。
【0050】モータ4の回転によって欠歯ギヤ12が回
転するに伴い欠歯ギヤ12の突出部56が回転すると、
その側部が垂下片61の斜辺に当たって、この垂下片6
1を横長孔57に沿って前方へ移動する。これと同時に
押出バー59が前方へ移動すると、その前端の押出片5
8が、図4に示す押出棒62の後端の頭部63を押圧す
る。
【0051】図4に示すように、この押出棒62は、バ
ルブガイドヘッド60の下部に設けられた横方向の貫通
孔64を前後に摺動する案内部材65に対してスプリン
グ67を介して摺動自在に挿通されると共に、前方に押
圧プレート68を固定してあり、上記の押出バー59の
押出し動作に伴ってこの押圧プレート68を前方へ移動
する。
【0052】この押圧プレート68は、エアー通路9の
筒状ノズル70の外周に摺動自在に装着されたビュレッ
トプレッシャー23の後端に係止してあり、この押圧プ
レート68の前方への移動によってビュレットプレッシ
ャー23を前方へ移動して、弾丸室10を密閉状に閉塞
すると共に、ビュレットプレッシャー23の前位置の弾
丸室10内の弾丸Bをラバーチャンバー21内に送り出
して、ここで弾丸Bを密閉状に保持する。
【0053】また、ビュレットプレッシャー23の外周
には開閉弁40の弁保持体71の下部に形成された係止
リング72を遊嵌してある。弁保持体71の上部はバル
ブガイドヘッド60の前方下面に沿って前後移動を案内
される。
【0054】そこで、図5に示すように、押圧プレート
68が前方へ移動して係止リング72を押圧すると、弁
保持体71が前方に移動して開閉弁40の吸込口30を
閉塞する。なお、この開閉弁40の閉塞時に、欠歯ギヤ
12がさらに回転してその歯有部12aがラック16と
の噛合を離脱すると、ピストン15のスプリング19が
一挙に弾発して、シリンダ8内のエアーをエアー通路9
に送り込まれラバーチャンバー21内の弾丸Bを発射さ
せる。
【0055】即ち、上記の構成により、欠歯ギヤ12の
一回転によって吸込口30に対する開閉弁40による一
回の閉塞を行うもので、欠歯ギヤ12の突出部56が垂
下片61の斜辺に当たって押出プレート68が前方へ移
動すると、押出棒62を前方へ押出し、押出プレート6
8が前方へ移動すると、ビュレットプレッシャー23が
前方へ移動して弾丸Bをラバーチャンバー21へ移動す
ると共に、押出プレート68が弁保持体71の係止リン
グ72を前方へ移動して、開閉弁40の閉塞動作を行う
ようにしたのである。
【0056】このような開閉弁40によって開閉する吸
込口30は、シリンダ8の吸排口8aの近傍に設けてあ
るため、従来の位置に設けた吸込口24に比較すると吸
引効率が著しく向上する。なお、この従来の吸込口24
と本実施例の吸込口30を併用してもよい。
【0057】なお、図6に示すように、ギヤシャーシ1
3の側面にはネジの係止によるストレッチバー75が前
後移動可能に設けられている。このストレッチバー75
は、ギヤシャーシ13の側面に端部を固定したスプリン
グ76を掛止してあり、このバネ力によって後方(図示
の左方)へ付勢されている。さらに、ギヤシャーシ13
にはトリガ14の突出片14b(図2参照)から側方に
突出する突起77を案内する円弧状の案内孔78が形成
され、トリガ14を引くと突起77が円弧状に上がって
ストレッチバー75の下面を押上げ、ストレッチバー7
5の前端に上方に突出して形成された押上片75aがそ
の上方に設けられたマイクロスイッチ22を起動して、
モータ4を始動させる。
【0058】また、この図6において、ストレッチバー
75の後方近傍には、押出片79がギヤシャーシ13の
側面の横孔83に摺動自在に係止され、この押出片79
の内側に固設された係止片81が、上記の欠歯ギヤ12
の突出片56に設けられた突起82に当たると、押出片
79が前方(図示の右方)に移動して、ストレッチバー
75の後端を押圧する。そして、ストレッチバー75が
前方に移動すると、ストレッチバー75の押上片75a
がマイクロスイッチ22から外れる結果、欠歯ギヤ12
の突出片56が押出プレート68を前方へ移動して、上
記のように弾丸Bの発射を行った直後、マイクロスイッ
チ22が自動的にOFFされる。
【0059】なお、これは単発発射の際の挙動であっ
て、上記の押出片79が前方移動しても、この押出片7
9がストレッチバー75の後端に当たらないようにして
おけば、ストレッチバー75の前方への移動はなく、マ
イクロスイッチ22はトリガ14を引き続ける限りON
の状態を保ち、これによって連続発射を可能とする。
【0060】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の電動式エ
アーガンによれば、弾倉の出口と弾丸室をパイプ形状か
ら成る弾丸通路で連結することによって、弾倉の上方に
ギヤ群を設けて成る電動式エアーガンの内部レイアウト
を可能にし、弾倉の出口部と弾丸室とが離間した位置に
あっても、弾倉から供給される弾丸を弾丸室に移送する
ことができるようになった。
【0061】さらに、弾丸通路の入口にストッパを設
け、このストッパを弾倉の離脱に伴って弾丸通路の遮蔽
方向へ移動することにより、弾丸通路に残留した弾丸の
流出を防止し、さらに、このストッパの遮蔽方向への移
動に伴って、トリガをロック状態にして、弾丸通路に残
留した弾丸を発射できないようにすることができた。ま
た、本発明においては、シリンダの吸排口と弾丸室とを
連通するエアー通路が二つの角部を有する鉤の手形状で
構成されているが、このエアー通路におけるシリンダの
吸排口の直結する前方側の角部に吸込口を設け、該吸排
口に設けた開閉弁をギヤ群の欠歯ギヤの側面に設けられ
た突出部の回転に伴って開閉するようにして、シリンダ
の吸引効率を向上することができた。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による電動式エアーガンの内部構造を示
す断面図である。
【図2】図1の弾倉と弾丸通路の連結状態を示す断面図
である。
【図3】図2の弾倉と弾丸通路の離脱状態を示す断面図
である。
【図4】図1の吸込口における開閉弁を開放した状態を
示す断面図である。
【図5】図4の吸込口における開閉弁を閉塞した状態を
示す断面図である。
【図6】図1の背面図であり、トリガの周辺を示す側面
図である。
【図7】本発明による電動式エアーガンの外観図であ
る。
【符号の説明】
4…モータ、6…弾倉、7…ギヤ群、8…シリンダ、8
a…吸排口、9…エアー通路、10…弾丸室、11…銃
孔、12…欠歯ギヤ、12a…歯有部、13…ギヤシャ
ーシ、14…トリガ、15…ピストン、16…ラック、
17…シリンダシャーシ、18…ピストンガイド、19
…スプリング、20…弾丸通路、22…マイクロスイッ
チ、23…ビュレットプレッシャー、26…ストッパベ
ース、27…入口、28…円筒部、29…ストッパ、3
0…吸込口、31…突出片、32…スライド片、33…
穿孔部、34…座金、35…スプリング、36…シャッ
ター、37…貫通溝、40…開閉弁、41…凹所、42
…ロックプレート、43…ロック片、44…トリガロッ
クプレート、45…下方片、46…上方片、50…グリ
ップ、51…マガジンアッシー、52…ホアグリップ、
56…突出部、57…横長孔、58…押出片、59…押
出バー、60…バルブガイドヘッド、61…垂下片、6
4…貫通孔、65…案内部材、67…スプリング、68
…押圧プレート、70…筒状ノズル、71…弁保持体、
72…係止リング、75…ストレッチバー、76…スプ
リング、77…突起、78…案内孔、79…横孔、81
…係止片、82…突起。

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】トリガの作動によって回転するモータに連
    結されたギヤ群のうち欠歯ギヤの歯有部がシリンダのピ
    ストンに設けられたラックと噛合することにより前記ピ
    ストンを後退させて前記シリンダ内へエアーを吸引し、
    前記ピストンのラックが前記欠歯ギヤの歯有部から離脱
    することにより前記ピストンの後方に設けられたバネの
    弾性力で該ピストンを前方へ弾発して前記シリンダ内の
    エアーを弾丸室の方向へ噴射させるようにした電動式エ
    アーガンにおいて、前記エアーガンのグリップ内に設け
    られた弾倉の上方に前記ギヤ群が配置されたことによ
    り、前記弾丸室が前記弾含の出口から離間した位置に設
    けられ、これらの互いに離間した前記弾丸室と前記弾倉
    の出口とが弾丸通路によって連結されたことにより、前
    記弾倉内の弾丸が前記弾丸通路を経て前記弾丸室に移送
    可能とされる一方、前記弾丸通路の入口には該弾丸通路
    を開閉するストッパが設けられ、前記弾丸通路に前記弾
    倉を連結したときに前記ストッパが開いて前記弾丸が通
    過可能とされ、前記弾丸通路から前記弾倉を離脱したと
    きに前記ストッパが閉じて前記弾丸通路内に残留した弾
    丸の逆流による外方への流出を防止するようにしたこと
    を特徴とする電動式エアーガン。
  2. 【請求項2】前記弾丸通路から前記弾倉を離脱したとき
    前記弾丸通路の入口のストッパが閉じる動作に連動し
    て、該ストッパに連結されたロックプレートが前記トリ
    ガの上部に設けられた突出片を係止することにより、
    トリガがロック状態にされるようにしたことを特徴とす
    る請求項1記載の電動式エアーガン。
  3. 【請求項3】前記シリンダが前記ギヤ群の上方に配置さ
    れたことにより、前記弾丸室と前記シリンダの吸排口と
    が二つの角部を有する鉤の手形状のエアー通路で連通さ
    れ、該通路における前記シリンダの吸排口の前方側の角
    部に吸込口が設けられると共に、該吸排口に設けられた
    開閉弁が前記欠歯ギヤの側面に設けられた突出部の回転
    に伴って開閉されるようにしたことを特徴とする請求項
    1記載の電動式エアーガン。
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