JP2963489B2 - 船舶推進機のプロペラ軸取付構造 - Google Patents

船舶推進機のプロペラ軸取付構造

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JP2963489B2 JP2125403A JP12540390A JP2963489B2 JP 2963489 B2 JP2963489 B2 JP 2963489B2 JP 2125403 A JP2125403 A JP 2125403A JP 12540390 A JP12540390 A JP 12540390A JP 2963489 B2 JP2963489 B2 JP 2963489B2
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
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    • B63HMARINE PROPULSION OR STEERING
    • B63H20/00Outboard propulsion units, e.g. outboard motors or Z-drives; Arrangements thereof on vessels
    • B63H20/14Transmission between propulsion power unit and propulsion element
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は船舶推進機のプロペラ軸取付構造に関する。
[従来の技術] 本出願人は、特願平1−4048号にて、「推進機ケーシ
ングに設けたプロペラ軸収容室の内外に配置され、該プ
ロペラ軸収容室の開口部から突出する部分にプロペラが
固定されるプロペラ軸と、プロペラ軸収容室内でエンジ
ン駆動軸に取付けられるピニオンと、プロペラ軸収容室
内でプロペラ軸に遊転自在に被嵌され、ピニオンにより
回転される前進用歯車と、プロペラ軸収容室内でピニオ
ンを挟んで前進用歯車の反対側に位置してプロペラ軸に
遊転自在に被嵌され、ピニオンにより前進用歯車とは逆
方向に回転される後進用歯車と、プロペラ軸収容室内で
前後進用歯車に選択的に噛合してその回転をプロペラ軸
に伝達するクラッチ体と、プロペラ軸収容室の奥部にて
推進機ケーシングに嵌着され、前進用歯車と後進用歯車
の一方を支持する軸受と、プロペラ軸収容室の開口部側
にて推進機ケーシングに嵌着され、プロペラ軸を支持す
る保持筒と、保持筒に嵌着され、前進用歯車と後進用歯
車の他方を支持する軸受と、を備えた船舶推進機」を提
案している。
この船舶推進機は、下記〜の如くにより組立てら
れる。
推進機ケーシングにおけるプロペラ軸収容室の奥部
に、前進用歯車と後進用歯車の一方を支持した軸受を嵌
着する。
ピニオンが上記の歯車に噛合う状態にて、エンジン
駆動軸に取付けられる。
保持筒にプロペラ軸を装入し、更に保持筒に前進用歯
車と後進用歯車の他方を支持する軸受を嵌着し、該軸受
に前進用歯車と後進用歯車の他方を嵌着することによ
り、それらの合体品をサブ組立てする。
上記の合体品をプロペラ軸収容室の開口部から装入
し、保持筒外径を推進ケーシングに装入させながら、該
合体品のプロペラ軸前端部を、上記にて既に推進機ケ
ーシング内に配設されている前進用歯車と後進用歯車の
一方である歯車の遊転内径部に合致させ装入する。
以上の組立て後のプロペラ軸は、前端部を前進用歯車
と後進用歯車の一方である歯車の遊転内径部に支持さ
れ、後端部を保持筒が備える支持部に支持され、回転可
能となる。
[発明が解決しようとする課題] 然しながら、従来技術では、前述の合体品を前述
にて推進機ケーシング内に組込むに際し、以下の問題点
がある。即ち、従来技術では、保持筒がプロペラ軸のた
めに唯一のラジアル支持部を備えるだけであるため、保
持筒外径に対してプロペラ軸の前端部がふらつき、該前
端部を前進用歯車と後進用歯車の一方である歯車の遊転
内径部にスムースに装入することに困難がある。
本発明は、保持筒にプロペラ軸、前進用歯車と後進用
歯車の他方を支持する軸受、及び該軸受に支持される前
進用歯車と後進用歯車の他方の歯車をサブ組立てした合
体品を、推進機ケーシング内に組込むに際し、ケーシン
グ内への保持筒外径の装入と、既に推進機ケーシング内
に配設されている前進用歯車と後進用歯車の一方の歯車
の遊転内径部へのプロペラ軸前端部の装入とを同時に容
易に達成できるようにすることを目的とする。
[課題を解決するための手段] 本発明は、推進機ケーシングに設けたプロペラ軸収容
室の内外に配置され、該プロペラ軸収容室の開口部から
突出する部分にプロペラが固定されるプロペラ軸と、プ
ロペラ軸収容室内でエンジン駆動軸に取付けられるピニ
オンと、プロペラ軸収容室内でプロペラ軸に遊転自在に
被嵌され、ピニオンにより回転される前進用歯車と、プ
ロペラ軸収容室内でピニオンを挟んで前進用歯車の反対
側に位置してプロペラ軸に遊転自在に被嵌され、ピニオ
ンにより前進用歯車とは逆方向に回転される後進用歯車
と、プロペラ軸収容室内で前後進用歯車に選択的に噛合
してその回転をプロペラ軸に伝達するクラッチ体と、プ
ロペラ軸収容室の奥部にて推進機ケーシングに嵌着さ
れ、前進用歯車と後進用歯車の一方を支持する軸受と、
プロペラ軸収容室の開口部側にて推進機ケーシングに嵌
着され、プロペラ軸を支持する保持筒と、保持筒に嵌着
され、前進用歯車と後進用歯車の他方を支持する軸受
と、を備えた船舶推進機のプロペラ軸取付構造におい
て、保持筒のプロペラ軸方向に離隔した少なくとも2位
置に、プロペラ軸のための第1と第2のラジアル支持部
を設け、第2ラジアル支持部は保持筒における、プロペ
ラ軸に設けたスラスト力伝達フランジ側の位置に形成さ
れ、プロペラ軸に近似する内径でプロペラ軸を直接支持
し、第2ラジアル支持部の内周には、プロペラ軸方向に
延在し、該第2ラジアル支持部の前後のオイル充填空間
を互いに連通するオイル溝が刻設されてなるようにした
ものである。
[作用] 本発明によれば、下記、の作用がある。
プロペラ軸は保持筒内の少なくとも2位置にて第1と
第2のラジアル支持部で支持されるから、保持筒外径の
中心に一致したプロペラ軸芯の支持が可能となる。この
ため、保持筒にプロペラ軸、前進用歯車と後進用歯車の
他方を支持する軸受、及び該軸受に支持される前進用歯
車と後進用歯車の他方の歯車をサブ組立てした合体品
を、推進機ケーシング内に組込むに際し、プロペラ軸の
前端部が保持筒外径に対してふらつくことがなくなり、
ケーシング内への保持筒外径の装入と、既に推進機ケー
シング内に配設されている前進用歯車と後進用歯車の一
方の歯車の遊転内径部へのプロペラ軸前端部の装入とを
同時に容易に達成できる。
第2ラジアル支持部は、プロペラ軸に近似する内径で
該プロペラ軸を直接支持するとともに、その内周にオイ
ル溝が刻設されているので、コンパクトな形状を保ちな
がら、潤滑性も確保できる。
[実施例] 第1図は本発明が適用される船舶推進機の全体構成を
示す模式図、第2図は本発明の一実施例を示す断面図、
第3図は第2図のIII−III線に沿う断面図である。
船外機10はケーシング11の上部にエンジン12を備え、
図示しない船体に取付けられる。船外機10は、船体内に
設置される遠隔操作装置14によってシフト操作及びスロ
ットル操作がなされる。15は遠隔操作装置14の操作ノ
ブ、16はシフトケーブル、17はスロットルケーブルであ
る。シフトケーブル16の端部はケーシング11に固定され
るガイド18の案内溝を摺動し得る摺動子20に連結され、
この摺動子20は又リンク21を介してシフトレバー22に連
結されている。シフトレバー22にケーシング11を上下に
貫通するシフト軸24が接続され、このシフト軸24の下部
に後述するカム25が取付けられている。
第2図に示す如く、26は、逆転仕様のためにねじれ方
向を左方向とする、即ち後方より見て左回転する時前進
となるプロペラであり、このプロペラ26はケーシング11
内に略水平に配置されたプロペラ軸28に取付けられる。
この時、プロペラ軸28はケーシング11に設けたプロペラ
軸収容室11Aの内外に配置され、該プロペラ軸収容室11A
の開口部から突出する部分にプロペラ26を固定してい
る。このプロペラ軸28は単一の部材からなる1本軸構成
であり、プロペラ軸収容室11Aに配置される前後進切換
用即ちシフト用の歯車機構30を介してエンジン12の駆動
軸29に連結されている。
歯車機構30は、プロペラ軸28に軸受メタル32A、33Aを
介して遊転可能に被嵌された前進用及び後進用の歯車3
2、33を備え、これら歯車は、エンジンにより上方より
見て右回転に駆動される駆動軸29に固定されたピニオン
34にともに噛合して互いに逆方向に回転される。ここ
で、船の前進方向の後側に配置される歯車32が前進用歯
車であり、前進方向の前側に配置される歯車33が後進用
歯車となっている。
プロペラ軸28には、前記両歯車32、33の間においてス
リーブ状のドッグ35がスプライン結合され、プロペラ軸
28の軸方向に摺動可能となっている。このドッグ35には
軸方向に突出する爪36A、36Bが、又両歯車32、33にはこ
の爪36A、36Bに対向する爪37A、37Bが形成され、これら
爪により噛合いクラッチが形成されている。
プロペラ軸28にはその軸方向に沿ってプロペラ26とは
反対側の端部からシフトスリーブ38が軸方向に進退可能
に挿入されている。シフトスリーブ38及びプロペラ軸28
には、互いに対向して軸方向に長い長孔39及び40がそれ
ぞれ形成され、これら長孔には軸と直角方向に充分な遊
びをもってクロスピン41が貫通するとともに、このクロ
スピン41の両端部はドッグ35に密かつスライド可能に挿
入され、ドッグ35の外周に設けられた環状溝に臨んでい
る。42はクロスピン41の脱落を防止するためのコイルば
ねである。
シフトスリーブ38には、シフトスリーブ38の半径方向
に進退する複数のボール43と、シフトスリーブ38内にあ
ってボール43を挟む略対称な円錐状のテーパ面を有する
一対のリテーナ44と、一方のリテーナ44の背面に装填さ
れて両リテーナ44を閉じる方向即ちボール43を半径方向
外側に突出させる方向に付勢するコイルばね45と、を備
えたディテント機構が設けられている。一方、プロペラ
軸28の内面には凹部46が形成され、ドッグ35の中立位置
においてボール43はこの凹部46に弾発嵌入する。
47はシフトスリーブ38に装填された圧縮コイルばねで
ある。このコイルばね47の一端はクロスピン41に当接
し、他端はシフトスリーブ38の後端(第2図で右端)に
貫通されたストッパ48に係止されている。よってクロス
ピン41はシフトスリーブ38の長孔39内の前端(第2図で
右端)に押圧されている。
シフトスリーブ38の前端部はプロペラ軸28から突出
し、ここにカムフォロア49が係止されている。このカム
フォロア49は、前述のシフト軸24の下端にスプライン結
合されたカム25を収納する状態で該カム25と摺接する。
シフト軸24の回転操作により、第2図の上方より見てカ
ム25が反時計方向に回動することによりカムフォロア49
は後方に移動し、これによってドッグ35が前進用歯車32
に噛合し、逆に前方に移動することによってドッグ35が
後進用歯車33に噛合するようになっている。
ケーシング11にて、プロペラ軸収容室11Aの奥部に
は、後進用歯車33を支持するボール軸受50が嵌着されて
いる。
又、ケーシング11にて、プロペラ軸収容室11Aの開口
部側には、プロペラ軸28を支持する保持筒51が嵌着され
ている。保持筒51は、プロペラ軸収容室11Aに設けた装
入孔11Bにその外径を装入し、ナット52によりケーシン
グ11に保持される。
保持筒51の前端部には、前進用歯車32を支持するテー
パ軸受53が嵌着されている。
保持筒51の後端部には、オイルシール54が嵌着されて
いる。
そして、保持筒51の中間部のプロペラ軸方向に離隔し
た2位置には、プロペラ軸28のための第1と第2のラジ
アル支持部55、56が設けられている。第1ラジアル支持
部55は、ニードル軸受57を備えてプロペラ軸28を支持す
る。第2ラジアル支持部56は、保持筒51のプロペラ軸28
の後述するフランジ62の側の位置に形成され、プロペラ
軸28の外径に近似する内径にてプロペラ軸28を直接支持
する。
この時、第2ラジアル支持部56の内周方向複数位置に
は、プロペラ軸方向に延在するオイル溝58が刻設されて
いる。オイル溝58は、第2ラジアル支持部56の前後のオ
イル充填空間を互いに連通する。
尚、プロペラ軸28に作用するスラスト力をケーシング
11に伝達してこれを支持するため、プロペラ軸28にはフ
ランジ62が設けられ、このフランジ62の前面(第2図の
左面)は前進スラスト伝達部63として機能し、後面は後
進スラスト伝達部64として機能する。前進スラスト伝達
部63は軸受53の内輪に当接し、軸受53の外輪はワッシャ
65を介してケーシング11に形成された段部66に当接して
いる。一方、フランジ62の後進スラスト伝達部64は軸受
68及びワッシャ69を介して保持筒51に当接せしめられて
いる。
次に、本実施例の動作を説明する。図に示すようにド
ッグ35が両歯車32、33のどちらにも噛合していない中立
位置(N)の状態から、第1図の遠隔操作装置14の操作
ノブ15を前進位置(F)に操作すると、シフト軸24を介
し、カムフォロワ49が後方に移動する。これにより、シ
フトスリーブ38は後方に移動し、クロスピン41を介して
ドッグ35を前進用の歯車32に噛合させる。これにより、
歯車32の回転がドッグ35を介してプロペラ軸28に伝達さ
れ、逆転仕様のプロペラ26が回転して船は前進する。こ
の時、プロペラ軸28に作用する前進スラスト力は、フラ
ンジ62の前進スラスト伝達部63、軸受53、ワッシャ65を
介し、ケーシング11に伝達されて確実に支持される。
遠隔操作装置14の操作ノブ15を逆に後進位置(R)に
操作すると、同様にしてドッグ35は後進用の歯車33に噛
合し、これによってプロペラ軸28は逆回転して船は後進
する。ここで、プロペラ軸28に作用する後進スラスト力
は、フランジ62の後進スラスト伝達部64、軸受68、アウ
ターレース69、保持筒51を介しケーシング11に伝達さ
れ、確実に支持される。
然るに、本実施例にあっては、上述の如くの構成によ
ったので、プロペラ軸28を以下の如くにより組立てるこ
とができる。
ケーシング11におけるプロペラ軸収容室11Aの奥部
に、後進用歯車33を圧入したボール軸受50を嵌着する。
後進用歯車33の内径部には、プロペラ軸28の前端部が遊
転可能に貫通する軸受メタル33Aが設けられている。
ピニオン34が上記の歯車33に噛合う状態にて、エン
ジン駆動軸29に取付けられる。
第1ラジアル支持部55を構成するニードル軸受57が圧
入された保持筒51、及び軸受68、アウターレース69にプ
ロペラ軸28を装入する。
保持筒51に前進用歯車32を支持するテーパ軸受53を圧
入し、該軸受53の外輪端面にアウターレース65を配置
後、前進用歯車32を軸受53の内輪に圧入する。これによ
り、合体品がサブ組立てされる。
上記の合体品をプロペラ軸収容室11Aの開口部より
装入し、保持筒51の外径を推進ケーシング11の装入孔11
Bに装入させながら、該合体品のプロペラ軸28前端部
を、上記にて既にケーシング11内に配設されている後
進用歯車33の軸受メタル33Aに合致させ装入する。
然るに、上記実施例によれば、以下の作用がある。
即ち、プロペラ軸28は保持筒51内の2位置(第1と第
2のラジアル支持部55、56)にてラジアル支持されるか
ら、保持筒51外径の中心に一致したプロペラ軸芯の支持
が可能となる。このため、保持筒51にプロペラ軸28、前
進用歯車32を支持するテーパ軸受53、及び前進用歯車32
をサブ組立てした合体品を、ケーシング11内に組込むに
際し、プロペラ軸28の前端部が保持筒51の外径に対して
ふらつくことがなくなり、ケーシング11内への保持筒51
外径の既にケーシング11内に配設されている後進用歯車
33の軸受メタル33Aへのプロペラ軸28前端部の装入とを
同時に容易に達成することができる。
また、第2ラジアル支持部56は、プロペラ軸28に近似
する内径で該プロペラ軸28を直接支持するとともに、そ
の内周にオイル溝58が刻設されているので、コンパクト
な形状を保ちながら、潤滑性も確保できる。
[発明の効果] 以上のように本発明によれば、保持筒にプロペラ軸、
前進用歯車と後進用歯車の他方を支持する軸受、及び該
軸受に支持される前進用歯車と後進用歯車の他方の歯車
をサブ組立てした合体品を、推進機ケーシング内に組込
むに際し、ケーシング内への保持筒外径の装入と、既に
推進機ケーシング内に配設されている前進用歯車と後進
用歯車の一方の歯車の遊転内径部へのプロペラ軸前端部
の装入とを同時に容易に達成できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明が適用される船舶推進機の全体構成を示
す模式図、第2図は本発明の一実施例を示す断面図、第
3図は第2図のIII−III線に沿う断面図である。 11……ケーシング、 11A……プロペラ軸収容室、 28……プロペラ軸、 29……駆動軸、 32、33……歯車、 35……ドッグ、 50、53……軸受、 51……保持筒、 55、56……ラジアル支持部、58……オイル溝、62……フ
ランジ。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】推進機ケーシングに設けたプロペラ軸収容
    室の内外に配置され、該プロペラ軸収容室の開口部から
    突出する部分にプロペラが固定されるプロペラ軸と、プ
    ロペラ軸収容室内でエンジン駆動軸に取付けられるピニ
    オンと、プロペラ軸収容室内でプロペラ軸に遊転自在に
    被嵌され、ピニオンにより回転される前進用歯車と、プ
    ロペラ軸収容室内でピニオンを挟んで前進用歯車の反対
    側に位置してプロペラ軸に遊転自在に被嵌され、ピニオ
    ンにより前進用歯車とは逆方向に回転される後進用歯車
    と、プロペラ軸収容室内で前後進用歯車に選択的に噛合
    してその回転をプロペラ軸に伝達するクラッチ体と、プ
    ロペラ軸収容室の奥部にて推進機ケーシングに嵌着さ
    れ、前進用歯車と後進用歯車の一方を支持する軸受と、
    プロペラ軸収容室の開口部側にて推進機ケーシングに嵌
    着され、プロペラ軸を支持する保持筒と、保持筒に嵌着
    され、前進用歯車と後進用歯車の他方を支持する軸受
    と、を備えた船舶推進機のプロペラ軸取付構造におい
    て、 保持筒のプロペラ軸方向に離隔した少なくとも2位置
    に、プロペラ軸のための第1と第2のラジアル支持部を
    設け、 第2ラジアル支持部は保持筒における、プロペラ軸に設
    けたスラスト力伝達フランジ側の位置に形成され、プロ
    ペラ軸に近似する内径でプロペラ軸を直接支持し、 第2ラジアル支持部の内周には、プロペラ軸方向に延在
    し、該第2ラジアル支持部の前後のオイル充填空間を互
    いに連通するオイル溝が刻設されてなることを特徴とす
    る船舶推進機のプロペラ軸取付構造。
JP2125403A 1990-05-17 1990-05-17 船舶推進機のプロペラ軸取付構造 Expired - Lifetime JP2963489B2 (ja)

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