JP2963363B2 - ベランダ取付用タラップ - Google Patents

ベランダ取付用タラップ

Info

Publication number
JP2963363B2
JP2963363B2 JP11120695A JP11120695A JP2963363B2 JP 2963363 B2 JP2963363 B2 JP 2963363B2 JP 11120695 A JP11120695 A JP 11120695A JP 11120695 A JP11120695 A JP 11120695A JP 2963363 B2 JP2963363 B2 JP 2963363B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
veranda
fixing
fixed
main body
scaffold
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP11120695A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH08284396A (ja
Inventor
州治 高瀬
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Individual
Original Assignee
Individual
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Individual filed Critical Individual
Priority to JP11120695A priority Critical patent/JP2963363B2/ja
Publication of JPH08284396A publication Critical patent/JPH08284396A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2963363B2 publication Critical patent/JP2963363B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Ladders (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、マンション、団地等の
集合住宅、その他の中高層建築物等におけるベランダ、
バルコニーを備えた建築物の建築時において、仮設足
場、仮設足場に併設したエレベーター等の建築物外側の
仮設物に応じた通路をベランダとの間に架設する様にし
たベランダ取付用タラップに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、ベランダと足場、足場に併設され
たエレベーター等の仮設物間の通路は後述する様に個々
の問題があり、かかる問題に対処するために、個別の構
成を余儀なくされていたので、夫々のケースに対応する
異種タラップが必要であった。
【0003】例えば、躯体側のベランダと建築物の外側
の足場間における出入りは、踏み板を頂部中央部に有す
る脚立をベランダのスラブ上と足場構成枠から適宜選択
した枠管に固定することにより、又ベランダとエレベー
ター間の出入りは、ベランダの手摺上に水平な踏み板を
設けると共に、ベランダ側及び足場側に対して梯子部を
設けることにより、ベランダと架設物間に通路を形成し
て出入りしていた。
【0004】しかしながら、ベランダと足場の階層は一
致していないこと及びベランダの手摺の高さが現場によ
って異なるため、現場に応じた通路をその都度組み立
て、設置せねばならなかった。
【0005】具体的には、ベランダと足場間に通路を形
成する場合、伸縮自在な脚立を使用し、かかる脚立の伸
縮構造としては所定段数のステップ台を固設した一対の
両側杆に、若干幅の狭いステップ台を固設した両側杆を
スライド自在に取付け、両者の伸縮調整並びに固定に際
しては、上下の両側杆に所定間隔で貫設した差込孔にピ
ンを夫々差し込んで固定する形式のものが使用されてい
た。
【0006】しかし、脚立をベランダと足場間に単に架
設することは不安定であるために、足場側の枠管に対し
て梯子部の下端を固定する作業を必要とし、その結果、
上記の様に脚立の梯子部の伸縮量は段階的となることが
相俟って、足場側に対する梯子部の取り付けに際して、
脚立上部の踏み板が水平となる様に、足場側の枠管の上
下位置の慎重な設定作業が必要であり、しかも通例の脚
立は鉄製で相当の重量を有しているために、かかる脚立
の取り付け作業は困難となる欠点を有していた。
【0007】次に、ベランダとエレベーター間に通路を
形成するための梯子部においては、同一の治具、固定器
具を使用出来なかったり、固定元に適当な突出物がな
く、上記作業手段では固定が困難であると共に、梯子の
傾斜度合が一定でないために現場合わせを必要とする欠
点を有していた。
【0008】又、梯子をベランダに傾斜状に取付け出来
るとしても、手摺上方部でも梯子が傾斜した状態である
ために、簡易で堅固な固定が不可能で根本的な解決が不
可能であり、且つ手摺上方に傾斜した梯子の先端が位置
して、水平的な踊り場の設置が困難で、通路としての充
分な機能を果し得ない欠点を有していた。
【0009】又、梯子としては伸縮自在なものの使用も
可能であり、その伸縮構造としては上述の脚立と同構成
のものが使用されていたが、傾斜度の調整が可能である
としても、スラブに凹凸が存在する様な不陸の時には、
安定感が乏しく、根本的な解決とはなり得なかった。
【0010】又、ベランダとエレベーターの間には上方
突出状態の手摺が存在すると共に、相当な隙間が存在
し、両者間に危険な落下空間が生じ、伸縮梯子を使用し
たとしても、傾斜状態且つ所定ピッチであるために、エ
レベーターに対する梯子先端の最適な位置設定が出来な
い欠点を有していた。
【0011】又、梯子或いは伸縮梯子を使用した仮設通
路では固定方式及び水平部の問題を内存しているため
に、ベランダのスラブ上に脚立或いは別途足場を組み、
手摺と脚立等の頂端間に足場板を架設したものが使用さ
れているが、この場合にも手摺と脚立の頂端高さは一致
せず、上記と同様構造の伸縮脚立を使用しても完全な水
平度を得ることは不可能であったり、特に足場板とベラ
ンダの固定に際して困難を有することには変わりがなか
った。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、ベランダか
ら手摺を乗り越えるための1つの手段に対し、建物外側
の足場、エレベーター等の各仮設物に対応する固定、連
結手段を選択し装着して、仮設物に応じた通路を相互間
に架設出来る様にしたベランダ取付用タラップを提供せ
んとするものである。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記従来技術
に基づく、仮設物の種類、手摺の高さ等が現場によって
相違することにより、仮設物とベランダ間の通路は各現
場に則したものをその都度形成しなければならない課題
に鑑み、踏み板及び梯子部から成るベランダ側主体に、
足場への固定手段を有する足場用固定主体又は手摺への
固定手段を有する手摺用固定主体のどちらか一方を選
択、装着し、ベランダ側に設置する梯子部の下端に無段
階調節可能な調整装置を取り付けることによって、ベラ
ンダの手摺の上部に踏み板を固定すると共に、ベランダ
のスラブ上に調整装置のスライド棒を伸ばした状態で架
設し、その後、調整装置におけるスライド棒の伸縮量の
調整によって着地状態を安定化させると共に、踏み板を
水平状態と成す様にして、上記課題を解決せんとしたも
のである。
【0014】具体的には、足場用固定主体は下端部にク
ランプを設けた梯子部を踏み板に装着し、ベランダの手
摺部の上部に所定間隔を有する様に踏み板を設ける如
く、足場側の梯子部を足場の枠管に固定すると共に、調
整装置におけるスライド棒の伸縮量の調整によって踏み
板を水平にして通路を架設する。
【0015】又、手摺用固定主体はベランダの手摺に対
する嵌込固定部位を踏み板に装着して、ベランダの手摺
部の上部に踏み板を固定すると共に、調整装置における
スライド棒の伸縮量の調整によって踏み板を水平状態と
【0016】又、足場用固定主体と手摺用固定主体の上
部には、ベランダ側主体の固定部材に対応する形状のア
タッチメントを夫々設けている。
【0017】
【実施例】以下本発明の一実施例を図面に基づいて説明
すると、1は足場A又は該足場Aに併設されるエレベー
ターEとベランダB間に夫々架設可能なアルミニウム製
のタラップであり、ベランダBの手摺Cの上方部に水平
状に位置させる踏み板2、及び踏み板2の後縁部に設け
てベランダB側に着地する様にした梯子部4により構成
するベランダ側主体Xと、該ベランダ側主体Xにおける
踏み板2に適宜選択し装着する足場用固定主体Y又は手
摺用固定主体Zによりタラップ本体5を構成すると共
に、該タラップ本体5と後述するタラップ安全枠105 、
105a、135 、135aによりタラップ1と成し、又足場用固
定主体Yは足場Aと踏み板2を連結する梯子部3、手摺
用固定主体ZはベランダBの手摺C上への嵌込固定部位
6としている。
【0018】先ず第1に、共通部材であるベランダ側主
体Xについて説明すると、踏み板2は矩形状のフレーム
7に取付けると共に、踏み板2の上面には滑り止めの表
面凹凸(図示せず)を設け、又ベランダB側の梯子部4
は踏み板2に対して揺動式で折り畳み自在と成すと共に
適宜角度傾斜させている。
【0019】又、ベランダB側の梯子部4は一対の両側
杆9、9aの間に上下方向に所定段数のステップ台10、10
a …を固設し、又ベランダB側の梯子部4における両側
杆9、9aの下端方両側部に、後述する様に高さが無段階
調整可能であると共に、高さ調整作業を容易と成した独
立した一対の調整装置11、11a を設けている。
【0020】12はベランダB側の梯子部4の両側杆9、
9aの外側に固設した取付金具を兼用する調整装置11、11
a のベースプレートであり、該ベースプレート12の上下
両端は水平方向に直角折曲して支持プレート13、13a を
設けると共に、該支持プレート13、13a の中間に3枚目
の保護プレート14を同一方向に設け、かかる上下の支持
プレート13、13a 及び保護プレート14の略中央部に支持
孔15、15a 、16を夫々貫設形成し、又中間の保護プレー
ト14の外側縁には切欠凹部17を陥没形成している。
【0021】18は上記支持プレート13、13a 及び保護プ
レート14の支持孔15、15a 、16に挿通した円柱状のスラ
イド棒であり、該スライド棒18の上端にキャップ状のス
トッパー19を設けると共に、スライド棒18の下端に自在
継手20を介して下面にゴム板を有する接地部21を設けて
いる。
【0022】22は調整装置11、11a のベースプレート12
の内面で中間の保護プレート14と下方の支持プレート13
a の間で突出形成した係止部であり、該係止部22の傾斜
下面に接する様に3枚の摩擦ワッシャー23、23a 、23b
を配置し、該摩擦ワッシャー23、23a 、23b の略中央部
には支持孔24、24a 、24b を夫々貫設して上記スライド
棒18を挿通すると共に、軽く嵌合させている。
【0023】又、下方の支持プレート13a と3枚目の摩
擦ワッシャー23b 間におけるスライド棒18に圧縮スプリ
ング25を巻装して、該圧縮スプリング25で摩擦ワッシャ
ー23、23a 、23b を上方側に付勢すると共に、摩擦ワッ
シャー23、23a 、23b の基端は係止部22で位置保持さ
れ、且つ摩擦ワッシャー23、23a 、23b はスライド棒18
に軽く嵌合させているために、摩擦ワッシャー23、23a
、23b は傾斜した状態でスライド棒18を掛止してい
る。
【0024】次に、タラップ1上部の水平な踏み板2へ
の梯子部4の取付構造は、踏み板2の左右側板30、30a
の端縁外側に下方延出状態で基板31を固設すると共に、
梯子部4の側杆9、9aの上端外側に上方延出状態で揺動
板32を固設し、踏み板2側の基板31と梯子部4側の揺動
板32を枢軸33、33a で枢支して、踏み板2に対してベラ
ンダB側に取付けた梯子部4を揺動自在と成し、作業時
は主に梯子部4に対して踏み板2を揺動させる。
【0025】又、踏み板2の下面における梯子部4側の
側縁には位置固定部材34、34a を取付けており、踏み板
2の下面に円筒状の保持筒35を取付け、該保持筒35内に
スプリング(図示せず)で夫々外方へ付勢されたスライ
ドピン36、36a を内装すると共に、踏み板2に設けた基
板31を貫通している。
【0026】又、梯子部4の揺動板32には2箇所に位置
固定孔37、37a を貫設し、踏み板2の保持筒35内に配置
したスライドピン36、36a のピン頭部38、38a を嵌脱す
る様に成し、更に保持筒35の中央側の2箇所に長孔状の
スライド孔39、39a を開口すると共に、スライドピン3
6、36a の基端に、スライド孔39、39a から下方突出さ
せた操作棒40、40a を固設している。
【0027】第2に、足場用固定主体Yである梯子部3
について説明すると、梯子部3における一対の両側杆2
6、26a の間には上下方向に所定段数のステップ台27、2
7a を固定すると共に、両側杆26、26a の下端部には、
足場Aへの固定手段である一対のクランプ28、28a を固
設し、該クランプ28、28a を足場Aにおける足場構成枠
29の適宜箇所に固定する様に成しており、かかる梯子部
3は踏み板2に対して適宜角度傾斜させると共にベラン
ダB側の梯子部4より短く形成しており、踏み板2の左
右側板30、30a にその外側方向に引き出し自在な固定ピ
ン41、41a を夫々設けている。
【0028】上記左右側板30、30a には所定間隔で取付
孔42、42a 、42b を貫設し、該取付孔42、42a 、42b
に、ピン頭部43、43a 、連結部44及びスライド部45を一
体的に形成したピン棒46を左右側板30、30a の板厚方向
に進退自在に挿通配置し、ピン棒46のスライド部45を中
央の取付孔42a に、ピン棒46のピン頭部43、43a を端方
部の取付孔42、42b に夫々挿通すると共に、ピン棒46の
連結部44を左右側板30、30a の外側に配置している。
【0029】又、ベランダ側主体Xの固定部材である固
定ピン41、41a に対応する足場用固定主体Yのアタッチ
メントを梯子部3における側杆26、26a の上端部とし、
該側杆26、26a 上端部を踏み板2の左右側板30、30a に
内接させると共に、側杆26、26a の頂端部を天井板47に
内接する様に傾斜させ、又側杆26、26a の側板48及び該
側板48に固設した当板48a に、踏み板2の側板30、30a
に設けた一方の取付孔42と対応する位置に取付孔49、49
a を貫設して、ピン棒46のピン頭部43、43a を嵌入自在
と成し、踏み板2に対して側杆26、26a を傾斜状態で固
定自在と成している。
【0030】尚、踏み板2と天井板47の関係において
は、踏み板2の梯子部3方向端部は垂下状のリブ30b と
成すと共に、左右側板30、30a はリブ30b より延出さ
せ、かかる延出部上に天井板47を固設すると共に、該天
井板47の梯子部3方向端部は傾斜状の側壁板47a と成
し、該側壁板47a の内側に梯子部3の側杆26、26a にお
ける前面部である上下方向外側傾斜面を内接する様に成
している。
【0031】50は踏み板2の左右側板30、30a における
中央の取付孔42a の内方側に固設した案内筒であり、該
案内筒50内にピン棒46のスライド部45を内方側に突出状
態で挿通配置すると共に、スライド部45の先端に止めピ
ン51付きの円板状のストッパー52を設け、又案内筒50の
内部における踏み板2の左右側板30、30a の内方側とス
トッパー52の間でピン棒46のスライド部45にコイルスプ
リング53を巻装している。
【0032】54はピン棒46における連結部44とスライド
部45の結合部で若干スライド部45側に固設した円板状の
ストッパーであり、該ストッパー54は踏み板2の左右側
板30、30a の外側位置でスライド部45に固設することで
ピン棒46の連結部44を左右側板30、30a の外側に突出配
置し、又連結部44とスライド部45の結合部、連結部44の
中央部又は連結部44におけるピン頭部43、43a とスライ
ド部45間の部位の中間部には小孔55を介して指掛部材56
を設けている。
【0033】第3に、手摺用固定主体Zである嵌込固定
部位6について説明すると、踏み板2の両側部下方に配
置する一対の取付枠59、59a における前後端方の内縁側
に箱状の取付体60、60a を一体突設して、ベランダ側主
体Xの固定部材である固定ピン41、41a に対応する手摺
用固定主体Zのアタッチメントとし、取付体60、60a を
踏み板2の左右側板30、30a に内接させると共に、取付
体60、60a の頂端部を天井板47に内接させ、又取付体6
0、60a 及び該取付体60、60a 内側に固設した当板61、6
1a を貫通する取付孔62、62a を、踏み板2の側板30、3
0a に設けた取付孔42、42b と対応する位置に設け、そ
して左右側板30、30a の取付孔42、42b 及び取付体60、
60a の取付孔62、62a にピン棒46のピン頭部43、43a を
嵌入自在と成して、踏み板2に対して取付枠59、59a 、
即ち嵌込固定部位6を固定自在と成している。
【0034】又、図18に示す様に、前方側の取付体60
における前方側面を傾斜面として側壁板47a に内接する
様にしても良い。
【0035】又、取付枠59、59a の前端部に一対の固定
フレーム65、65a を、後端部にして踏み板2のフレーム
7の両側面中間部に相当する位置に一対の固定フレーム
66、66a を夫々垂下固定し、夫々の固定フレーム65、65
a 、66、66a 下端の横断方向に補強枠67、67a を固設し
ている。
【0036】そして、前方側と中間部(後方側)の一対
の固定フレーム65、65a 、66、66aの間を手摺Cの挿入
間隙68と成し、又前方側の固定フレーム65、65a の挿入
間隙68側における上方部に載置部69を架設し、他方中間
部の固定フレーム66、66a の挿入間隙68側における下方
部に固定部70、70a を設けている。
【0037】71は固定部70、70a の固定板であり、コ字
状の固定板71を中間部の固定フレーム66、66a に外嵌し
てボルト及びナットで固定すると共に、固定板71に取付
ナット73を固着し、前後方向に配置したネジ状のスライ
ド棒74は取付ナット73及び固定フレーム66、66a を貫通
し、スライド棒74の前縁部にゴム板75を設けた押圧板76
を取付けると共に、スライド棒74の後縁部に操作ハンド
ル77を取付けている。
【0038】又、本発明におけるエレベーター対応のタ
ラップ1の踏み板2においては、水平状に固定される踏
み板2に対して前方方向へ進退自在、即ちエレベーター
E方向へ突出自在な矩形状の伸縮踏み板80を装着してい
る。
【0039】即ち、前後左右夫々一対の固定フレーム6
5、65a 、66、66a の間に、伸縮踏み板80の厚さより大
きな間隙を持って踏み板2の下部にL字状の支持板81、
81a を固設すると共に、該支持板81、81a の両側方上面
に硬質ゴム製、合成樹脂製等の摺動当板82、82a …を固
設している。
【0040】そして、伸縮踏み板80を踏み板2の下面側
で摺動当板82、82a …の上面に載置し、伸縮踏み板80の
横幅は両側の固定フレーム65、65a 、66、66a 間に配置
可能な幅を成し、又伸縮踏み板80の後縁部に下方突出状
態で板状のストッパー83をボルト及びナットで取付けて
いる。
【0041】又、固定フレーム65、65a 、66、66a の上
方部で伸縮踏み板80の両側位置には、コ字状の固定板8
5、85a …を外嵌してボルト及びナットで取付けると共
に、固定板85、85a …に取付ナット87、87a …を固設
し、該取付ナット87、87a …に螺入して固定板85、85a
…、固定フレーム65、65a 、66、66a を貫通するネジ状
の固定棒88、88a …を進退自在に装着すると共に、固定
棒88、88a …の基端に摘み89、89a …を設けている。
【0042】かかる構成により、伸縮踏み板80を踏み板
2の下方部で進退自在と成すと共に、脱落防止及び固定
可能と成している。
【0043】尚、足場用固定主体又は手摺用固定主体の
具体例として梯子部3及び嵌込固定部位6を説明した
が、かかる形態だけに限定せず、要するにタラップ1を
足場A、エレベーターE等の仮設物又は手摺Cへの固定
手段を有し、且つ仮設物との連繋機能を具備したもの
で、踏み板2の固定部材(固定ピン41、41a )を利用し
て着脱可能としたものであれば良い。
【0044】次に、足場Aに対応するタラップ1両側部
に設置する安全枠について説明すると、100 、100a、10
1 、101aは一対の梯子部3、4の両側に夫々設けた枠管
保持具であり、円筒部102 の下方部直径方向にストッパ
ー103 を架設すると共に、円筒部102 の中間部にネジ孔
を設け、該ネジ孔に蝶螺子104 を螺着すると共に、該蝶
螺子104 の先端は円筒部102 の内部に突出自在と成して
いる。
【0045】105 、105aはタラップ1の踏み板2の上方
両外側部に設置したタラップ安全枠であり、該タラップ
安全枠105 、105a下方部の夫々2本の縦枠管106 、106a
の下端を梯子部3、4に設けた枠管保持具100 、100a…
内に嵌入固定自在と成し、又縦枠管106 、106a上部に一
体形成され踏み板2上部両側に位置する上方安全枠107
、107aの一端方は足場A側に延出させている。
【0046】又、上方安全枠107 、107aの足場A側端部
の側枠管108 、108aには、上下2箇所に連結ブラケット
109 、109a…を夫々取付けており、かかる連結ブラケッ
ト109 、109a…の夫々は2個の円筒保持部110 、110aを
連結固定すると共に、該円筒保持部110 、110aの内周側
に合成樹脂製のリング体111 、111aを嵌入し、かかるタ
ラップ安全枠105 、105aにおける一方の円筒保持部110
のリング体111 、111aの内部に側枠管108 、108aを回転
上下動自在に嵌入して防錆も行っている。
【0047】上記の様にタラップ安全枠105 、105aの側
枠管108 、108aに装着した連結ブラケット109 、109a…
の他方の円筒保持部110aにも、リング体111 、111aを嵌
入すると共に、その内部に足場安全枠112 、112aの側枠
管113 、113aを回転上下動自在に嵌入している。
【0048】又、かかるタラップ安全枠105 、105aに連
結する足場安全枠112 、112aの側枠管113 、113aの上下
端にはナット114 を夫々固設すると共に、足場安全枠11
2 、112aの横枠管115 、115aの基端に固設したL字状の
固定板116 、116aにおける水平板に挿通孔117 を貫設
し、該挿通孔117 にボルト118 、118aを挿通配置して側
枠管113 、113aのナット114 とボルト118 、118aの螺着
作用で足場安全枠112 、112aにおける側枠管113 、113a
と横枠管115 、115aを着脱自在と成している。
【0049】又、足場安全枠112 、112aの横枠管115 、
115aの先端には、突出位置を固定自在な伸縮管119 、11
9aをスライド自在に取付け、該伸縮管119 、119aの先端
に足場Aの足場構成枠29に対するクランプ120 、120aを
装着している。
【0050】尚、タラップ安全枠105 、105aの側枠管10
8 、108aと足場安全枠112 、112aの側枠管113 、113aを
連結ブラケット109 、109a…で連結するに際して、これ
らは相互に上下動自在であるために、上方の連結ブラケ
ット109 、109aの上下位置及び下方の連結ブラケット10
9bの下方位置において、タラップ安全枠105 、105aの側
枠管108 、108aに連結ブラケット109 、109a…の摺動量
を規制するストッパー121 、121a…を固設している。
【0051】次に、足場Aに併設されるエレベーターE
に対応するタラップ1両側部に設置する安全枠について
説明すると、130 、130a、131 、131aは嵌込固定部位6
の取付枠59、59a の前端部及び伸縮踏み板80の先端両側
に夫々設けた枠管保持具であり、円筒部132 の中間部に
ネジ孔を設け、該ネジ孔に蝶螺子134 を螺着すると共
に、該蝶螺子134 の先端は円筒部132 の内部に突出自在
と成している。
【0052】尚、ベランダB側の梯子部4及び取付枠5
9、59a に設けた枠管保持具101 、101a、130 、130a、
と伸縮踏み板80に設けた枠管保持具131 、131aにおい
て、梯子部4及び取付枠59、59a の枠管保持具101 、10
1a、130 、130aの内径を伸縮踏み板80の枠管保持具131
、131aの内径より大きく形成している。
【0053】135 、135aはタラップ1の踏み板2及び伸
縮踏み板80の上方両外側部に設置したタラップ安全枠で
あり、該タラップ安全枠135 、135aは2本の縦枠管136
、136aの上方部及び中間部に横枠管137 、137aを固設
した主安全枠138 と、該主安全枠138 の横枠管137 、13
7aの内部に挿通されて水平方向に進退自在な横枠管13
9、139aに縦枠管140 を固設した従安全枠141 とから構
成している。
【0054】そして、主従安全枠138 、141 の縦枠管13
6 、136a、140 の下端を梯子部4、取付枠59、59a 及び
伸縮踏み板80に設けた枠管保持具101 、101a、130 、13
0a、131 、131a内に嵌入固定自在と成し、踏み板2に対
する伸縮踏み板80の進退に応じて、主安全枠138 に対し
て従安全枠141 を進退自在と成している。
【0055】次に本発明に係るベランダ取付用タラップ
の作用について説明すると、本発明に係るタラップ1
は、一部部品の交換で足場A及びエレベーターEの両者
に対応可能となり、先ず足場AとベランダB間にタラッ
プ1を架設する場合、踏み板2に梯子部3を装着し、ベ
ランダB側の梯子部4の調整装置11、11a におけるスラ
イド棒18を適宜伸長させ、ベランダBの手摺Cの上部と
タラップ1における踏み板2の下面の間に適宜間隔を有
し、且つ踏み板2が略水平又は低角度の傾斜状態となる
様に、ベランダB側の梯子部4をベランダBのスラブ上
に着地させると共に、足場A側の梯子部3の下端に設け
たクランプ28、28a を足場Aにおける適宜位置の足場構
成枠29に固定する。
【0056】そして、ベランダB側の梯子部4の調整装
置11、11a を後述する様に適宜調整し、即ち、調整装置
11、11a におけるスライド棒18を短縮して、タラップ1
の踏み板2を手摺Cの上部で水平状態と成す。
【0057】尚、場合によっては、別途設けたり、位置
調整自在な足場構成枠29を、足場Aに対して適宜高さに
設定、固定した後、足場構成枠29にタラップ1の足場A
側の梯子部3を固定し、踏み板2を足場A側で支承した
状態でベランダB側の梯子部4に設けた調整装置11、11
a を操作し、スライド棒18を必要な突出量より長めに降
下、着地させ、その後、調整装置11、11a を微調整して
踏み板2を水平状態と成す。
【0058】その後、タラップ1の両側一対の梯子部
3、4に設けた枠管保持具100 、100a、101 、101aに、
上方からタラップ安全枠105 、105aの縦枠管106 、106a
を挿入し、蝶螺子104 で固定してタラップ1の踏み板2
の上方両側部に、タラップ安全枠105 、105aの上方安全
枠107 、107aを配置する。
【0059】又、タラップ安全枠105 、105aの足場A側
端部に可動状態で連結された足場安全枠112 、112aにお
いて、タラップ安全枠105 、105aに対して直角状に、即
ち、足場Aにおける躯体Dの壁面と平行方向に足場安全
枠112 、112aを回転させると共に、足場Aの階層高さ位
置に適合する様に、タラップ安全枠105 、105aに対して
足場安全枠112 、112aを上下動させる。
【0060】そして、足場安全枠112 、112aの横枠管11
5 、115a先端に設けた伸縮管119 、119aを適宜伸長させ
て、足場安全枠112 、112aのクランプ120 、120aを足場
Aの足場構成枠29に固定し、足場AとベランダB間にタ
ラップ1による通路を設置すると共に、タラップ1の通
路両側及びタラップ1近傍における足場Aの通路の躯体
D側にタラップ安全枠105 、105a及び足場安全枠112 、
112aを夫々設ける。
【0061】上記のタラップ1は足場Aに対応するもの
であるが、エレベーターEに対応するものは、梯子部3
に換えて嵌込固定部位6を装着し、ベランダB側の梯子
部4の調整装置11、11a におけるスライド棒18を適宜伸
長させると共に、押圧板76を適宜位置に進退して挿入間
隙68の幅を調整し、該挿入間隙68内に手摺Cを位置させ
て手摺Cの上方部からタラップ1を降下させ、載置部69
を手摺Cの上部に接触させて、載置部69及び押圧板76で
手摺Cにタラップ1を概略保持し、調整装置11、11a の
接地部21をベランダBのスラブ上に概略接地させる。
【0062】この状態ではタラップ1の重心は梯子部4
方向に存在して、タラップ1は若干の傾斜状態であり、
その後押圧板76を進行させて、手摺Cの外側面と外側の
固定フレーム65、65a を接面状態と成す如く、締め付け
てこれらを平行状態と成すと共に、タラップ1の傾斜状
態が補正されて、スラブから離陸する接地部21を調整装
置11、11a で接地状態と成す。
【0063】かかる押圧板76の締め付け完了後において
は、手摺Cの上方部にタラップ1の載置部69が載置状態
となると共に、調整装置11、11a の調整で接地部21をベ
ランダBのスラブ上に接地させ、これらでタラップ1を
保持する。
【0064】尚、ベランダBに対するタラップ1の取付
作業手順を上記の様に説明したが、現場の状況において
種々変更し、例えば接地部21をスラブ上に常時接地状態
と成して踏み板2等を降下させる様にしても良く、又押
圧板76の進退による挿入間隙68の調整で手摺Cに対する
タラップ1の傾斜状態を工夫したり、伸縮踏み板80を進
退させてバランスを取っても良く、又嵌込固定部位6だ
けを手摺Cに固定した後、かかる嵌込固定部位6にタラ
ップ本体5を装着する様にしても良い。
【0065】その後、エレベーターEと踏み板2の前縁
部との間隔調整、例えば40mm以下の間隔と成して落
下空間を減少させる様に、踏み板2下部の伸縮踏み板80
を進行させると、摺動当板82、82a …により金属と非金
属の摺接となって、伸縮踏み板80がスムーズ且つ伸縮踏
み板80等が損傷せずに進行し、そして固定棒88、88a…
の摘み89、89a …の操作で伸縮踏み板80を前方突出状態
で固定し、又伸縮踏み板80後縁部のストッパー83によ
り、伸縮踏み板80をエレベーターE側に進行させる時、
或いはタラップ1の設置作業中に伸縮踏み板80が脱落し
ない。
【0066】その後、タラップ1のベランダB側の梯子
部4、嵌込固定部位6の取付枠59、59a 及び伸縮踏み板
80に設けた枠管保持具101 、101a、130 、130a、131 、
131aに、上方から伸縮調整したタラップ安全枠135 、13
5aの縦枠管136 、136a、140を挿入し、蝶螺子104 、134
で固定してタラップ1の踏み板2及び伸縮踏み板80の
両側部に、タラップ安全枠135 、135aの主従安全枠138
、141 を配置する。
【0067】尚、上記した両方のタラップ1におけるベ
ランダB側の梯子部4に設けた調整装置11、11a の調整
作用は次の通りであり、通常の設置状態としては、接地
部21が着地してスライド棒18が位置固定されていると共
に、梯子部4の重量がベースプレート12及び調整装置1
1、11a を介して摩擦ワッシャー23、23a 、23b の基端
に作用し、且つ圧縮スプリング25の作用で摩擦ワッシャ
ー23、23a 、23b は傾斜させられてスライド棒18に掛止
され、スライド棒18の摺動を固定している。
【0068】他方、スライド棒18のスライド調整に際し
ては、摩擦ワッシャー23、23a 、23b のスライド棒18に
対する固定位置は無段階であり、保護プレート14の切欠
凹部17から例えば親指を差し入れ、摩擦ワッシャー23、
23a 、23b のスライド棒18の中心軸より外側部分を押し
下げることにより、摩擦ワッシャー23、23a 、23b をス
ライド棒18に対して垂直位置と成すことで、スライド棒
18の掛止解除を行い、スライド棒18を移動させて高さ調
整を行った後、親指を離してスライド棒18を摩擦ワッシ
ャー23、23a 、23b で掛止することで踏み板2を確実に
水平にする。
【0069】又、上記調整装置11、11a における保護プ
レート14の存在により、傾斜状態の摩擦ワッシャー23、
23a 、23b のスライド棒18の中心軸より外側部分に上方
からの落下物の衝突を防止してスライド棒18の摺動固定
状態の緩み、タラップ1のガタツキを防止して安定性、
安全性を確保する作用を有すると共に、保護プレート14
に設けた切欠凹部17は摩擦ワッシャー23、23a 、23b の
状態調整を容易と成す作用を有している。
【0070】又、タラップ1における踏み板2に対する
梯子部4の折り畳み作用は次の通りであり、先ず、踏み
板2とベランダB側の梯子部4の関係において、折り畳
み状態からは、位置固定部材34、34a におけるスライド
ピン36、36a の操作棒40、40a を例えば2本の指で内方
にスライドさせ、梯子部4の上端に固設した揺動板32の
位置固定孔37からピン頭部38、38a を離脱させ、踏み板
2に対する梯子部4を揺動可能状態と成す。
【0071】そして、踏み板2と梯子部4の枢軸33、33
a を支点として踏み板2を揺動させた後、スライドピン
36、36a の操作棒40、40a から手を離せば、スプリング
の作用でスライドピン36、36a は夫々外方へ移動し、位
置固定孔37a にピン頭部38、38a が嵌合して、踏み板2
と梯子部4の関係において、枢軸33、33a とピン頭部3
8、38a の2点で固定し、折り畳み時には、上記と同様
の操作で揺動方向を逆にして行う。
【0072】又、タラップ1における踏み板2に対する
梯子部3又は嵌込固定部位6の固定、分解作用は次の通
りであり、先ず、踏み板2と足場A側の梯子部3の関係
において、指掛部材56でコイルスプリング53に抗して止
めピン51を外側に引き出し、踏み板2に設けた天井板47
に梯子部3の側杆26、26a の上端を当接し、指掛部材56
の操作解除により、コイルスプリング53の作用でピン頭
部43、43a は踏み板2の左右側板30、30a の取付孔42、
42b 及び梯子部3の側杆26、26a の取付孔49、49a に嵌
合して、踏み板2の内面に側杆26、26a が接面状態で固
定し、分解時には上記と逆の操作で行う。
【0073】又、踏み板2と嵌込固定部位6の関係にお
いて、指掛部材56でコイルスプリング53に抗して止めピ
ン51を外側に引き出し、踏み板2に設けた天井板47に嵌
込固定部位6における取付枠59、59a の取付体60、60a
上端を当接し、指掛部材56の操作解除により、コイルス
プリング53の作用でピン頭部43、43a は踏み板2の左右
側板30、30a 及び嵌込固定部位6における取付枠59、59
a の取付体60、60a の取付孔42、62、42b 、62a に嵌合
して、踏み板2の内面に取付体60、60a が接面状態で固
定し、分解時には上記と逆の操作で行う。
【0074】
【発明の効果】要するに本発明は、矩形状の踏み板2の
後縁部にベランダBのスラブ上に着地する梯子部4を取
付けたベランダ側主体Xと、足場Aへの固定手段を有す
る梯子状の足場用固定主体Yと、ベランダBの手摺Cへ
の固定手段を有する手摺用固定主体Zを備え、ベランダ
側主体Xの踏み板2前縁部に足場用固定主体Y又は手摺
用固定主体Zを選択装着自在と成し、ベランダ側主体X
に固定部材を設けると共に、足場用固定主体Y又は手摺
用固定主体Zに固定部材に対するアタッチメントを設け
たので、ベランダBの手摺Cを跨ぐ様にタラップ1を架
設することで、ベランダBと足場A、足場Aに併設した
エレベーターE等の仮設物との間に通路を形成すること
が出来、且つ踏み板2及び梯子部4から成るベランダ側
主体Xと足場用固定主体Y又は手摺用固定主体Zを1セ
ットにすることによって、各現場で異なる仮設物に適合
するものを選択して取り替えるだけで、ベランダBと仮
設物間に通路を形成出来、而も踏み板2及び梯子部4に
は仮設物及びベランダBに対する固定、設置手段を有す
るために、手摺Cを挟んだ通路の架設作業を非常に容易
且つ確実に行うことが出来る。
【0075】又、手摺Cの上部に架設されるタラップ1
の踏み板2は水平状態と成すことが必要であることに対
し、梯子部4の一対の側杆9、9aの下部に接地部21を有
する一対のスライド棒18を夫々が独立して移動自在な様
に配置し、該スライド棒18の高さを無段階で調整可能且
つ固定自在と成す様に、梯子部4の側杆9、9aにスライ
ド棒18を固定する手段を有した調整装置11、11a を設け
たので、無段階でスライド棒18を伸縮調整出来るため
に、微小な調整も出来、踏み板2の水平状態の設定を容
易に行うことが出来、又一対のスライド棒18は独立して
いるために、ベランダBのスラブに不陸、凹凸が有った
としても対応することが出来る。
【0076】
【0077】又、ベランダ側主体Xの固定部材を踏み板
2の左右側板30、30a の内側面に対し出没自在とした固
定ピン41、41a とし、足場用固定主体Y又は手摺用固定
主体Zのアタッチメントに固定ピン41、41a の取付孔4
9、49a 、62、62a を設け、且つアタッチメントを踏み
板2の左右側板30、30a に内接させると共に、アタッチ
メント頂端部を天井板47に内接させたので、ベランダ側
主体Xと足場用固定主体Y又は手摺用固定主体Zは単な
るピン接続により連結しているが、アタッチメントの2
面が踏み板2に対し接面状態になるため、踏み板2に対
する足場用固定主体Y又は手摺用固定主体Zのガタつき
を抑止することが出来る。
【0078】又、ベランダ側主体Xに対する足場用固定
主体Y又は手摺用固定主体Zの接続に関して、足場用固
定主体Y又は手摺用固定主体Zの上部を同一状態と成す
ことにより、両者の連結状態が安定すると共に、選択装
着を容易化している。
【0079】又、天井板47の前縁部を傾斜状の側壁板47
a と成し、アタッチメントの前方側面を傾斜面として側
壁板47a と内接させたので、アタッチメントの3面が踏
み板2に対し接面状態になるため、踏み板2に対する足
場用固定主体Y又は手摺用固定主体Zのガタつきを更に
抑止することが出来、よってタラップ1の設置後、該タ
ラップ1を歩行してもガタつきに伴う揺れ等が発生せ
ず、作業員が安心してベランダBと仮設物間を往来出来
る。
【0080】又、固定ピン41、41a を2股状にしたの
で、例えばアタッチメントが前後両方の2個ある場合で
も、1つの固定ピン41、41a で両方のアタッチメントに
対応して固定することが出来るため、ベランダ側主体X
に足場用固定主体Y又は手摺用固定主体Zを確実にワン
タッチ装着出来、又アタッチメントが1個のものに対し
ても、2股部のどちらか一方だけを利用することにより
対応出来る等その実用的効果甚だ大なるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】足場用のベランダ取付用タラップの側面図であ
る。
【図2】タラップの足場側から見た正面図である。
【図3】タラップのベランダ側から見た正面図である。
【図4】図1の平面図である。
【図5】図1の底面図である。
【図6】エレベーター対応のベランダ取付用タラップの
側面図である。
【図7】図6のタラップにおいて、伸縮踏み板を前進さ
せた状態の側面図である。
【図8】タラップのエレベーター側から見た正面図であ
る。
【図9】タラップのベランダ側から見た正面図である。
【図10】図7の平面図である。
【図11】図7の底面図である。
【図12】調整装置の部分拡大断面図である。
【図13】調整装置の要部拡大斜視図である。
【図14】タラップの分解、組立、折畳状態を示す図で
ある。
【図15】踏み板と足場側における梯子部の連結構造を
示す拡大断面図である。
【図16】エレベーター対応のタラップにおける着脱自
在な固定部位の側面図である。
【図17】固定部位のアタッチメント部位を示す側面図
である。
【図18】図17の他の実施例の側面図である。
【図19】図16の正面図である。
【図20】図16の背面図である。
【図21】図16の平面図である。
【図22】図16の底面図である。
【図23】踏み板と固定部位の連結構造を示す拡大断面
図である。
【図24】踏み板とベランダ側における梯子部の連結構
造を示す拡大側面図である。
【図25】図24において、梯子部を揺動させた状態を
示す拡大側面図である。
【図26】図24のベランダ側から見た拡大背面図であ
る。
【図27】タラップ及び足場に対する安全枠を取付けた
ベランダ取付用タラップ全体の側面図である。
【図28】図27のベランダ側から見た背面図である。
【図29】躯体及び足場への安全枠を有したベランダ取
付用タラップの取付状態を示す側面図である。
【図30】図29のベランダ側から見た背面図である。
【図31】図29の要部拡大図である。
【図32】タラップの梯子部に取付けた枠管保持具の断
面図である。
【図33】タラップ安全枠と足場安全枠の連結部を示す
図である。
【図34】連結ブラケットの断面図である。
【図35】足場安全枠における側枠管と横枠管の連結構
造を示す断面図である。
【図36】タラップ安全枠を取付けたエレベーター対応
のベランダ取付用タラップ全体の側面図である。
【図37】図36のベランダ側から見た背面図である。
【図38】安全枠を有したエレベーター対応のベランダ
取付用タラップの取付状態を示す側面図である。
【符号の説明】
2 踏み板 4 梯子部 9、9a 側杆 11、11a 調整装置 18 スライド棒 21 接地部 30、30a 側板 41、41a 固定ピン 47 天井板 47a 側壁板 49、49a 取付孔 62、62a 取付孔 A 足場 B ベランダ C 手摺 X ベランダ側本体 Y 足場用固定主体 Z 手摺用固定主体

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 矩形状の踏み板の後縁部にベランダのス
    ラブ上に着地する梯子部を取付けたベランダ側主体と、
    足場への固定手段を有する梯子状の足場用固定主体と、
    ベランダの手摺への固定手段を有する手摺用固定主体を
    備え、ベランダ側主体の踏み板前縁部に足場用固定主体
    又は手摺用固定主体を選択装着自在と成し、ベランダ側
    主体に固定部材を設けると共に、足場用固定主体又は手
    摺用固定主体に固定部材に対するアタッチメントを設
    け、又ベランダ側主体の梯子部の一対の側杆の下部に接
    地部を有する一対のスライド棒を夫々が独立して移動自
    在な様に配置し、該スライド棒の高さを無段階で調整可
    能且つ固定自在と成す様に、梯子部の側杆にスライド棒
    を固定する手段を有した調整装置を設けたことを特徴と
    する取付用タラップ。
  2. 【請求項2】 ベランダ側主体の固定部材を踏み板の左
    右側板の内側面に対し出没自在とした固定ピンとし、足
    場用固定主体又は手摺用固定主体のアタッチメントに固
    定ピンの取付孔を設け、且つアタッチメントを踏み板の
    左右側板に内接させると共に、アタッチメント頂端部を
    天井板に内接させたことを特徴とする請求項1の取付用
    タラップ。
  3. 【請求項3】 天井板の前縁部を傾斜状の側壁板と成
    し、アタッチメントの前方側面を傾斜面として側壁板と
    内接させたことを特徴とする請求項のベランダ取付用
    タラップ。
  4. 【請求項4】 固定ピンを2股状にしたことを特徴とす
    る請求項2又は3のベランダ取付用タラップ。
JP11120695A 1995-04-11 1995-04-11 ベランダ取付用タラップ Expired - Lifetime JP2963363B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11120695A JP2963363B2 (ja) 1995-04-11 1995-04-11 ベランダ取付用タラップ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11120695A JP2963363B2 (ja) 1995-04-11 1995-04-11 ベランダ取付用タラップ

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP37847198A Division JPH11270124A (ja) 1998-12-25 1998-12-25 ベランダ取付用タラップ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH08284396A JPH08284396A (ja) 1996-10-29
JP2963363B2 true JP2963363B2 (ja) 1999-10-18

Family

ID=14555213

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11120695A Expired - Lifetime JP2963363B2 (ja) 1995-04-11 1995-04-11 ベランダ取付用タラップ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2963363B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB2455890A (en) * 2008-10-24 2009-07-01 Advanced Scaffold Products Ltd A scaffolding stand assembly
GB2486015A (en) * 2010-12-02 2012-06-06 Turner Access Ltd Folding platform safety unit
CN114809551B (zh) * 2021-01-28 2024-04-12 杭萧钢构(丽水)有限公司 一种用于室外建筑和室内装饰的建筑平台

Also Published As

Publication number Publication date
JPH08284396A (ja) 1996-10-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20050139422A1 (en) Hanging scaffold support
US5645272A (en) Lifting and positioning device for cabinets and construction panels
US8047330B1 (en) Telescoping ladder jack
US5215163A (en) Ladder support
US20020084141A1 (en) Scaffolding units and platforms for use with scaffolding units
JP2963363B2 (ja) ベランダ取付用タラップ
US4955592A (en) Lifting and positioning device for cabinets and construction panels
JPH11270124A (ja) ベランダ取付用タラップ
US5732527A (en) Panel lift apparatus
CN102677879A (zh) 建造面板定位及支撑系统和工具
KR102190118B1 (ko) 교량 점검로 및 그 설치 공법
JP2002089033A (ja) 屋根工事用作業足場及びその設置方法
JP2004124693A (ja) 二重床用の支柱構造及びこの支柱構造による二重床の施工方法
JP2000145166A (ja) 仮設足場用階段
US11280098B2 (en) Method for creating a wood platform on top of support brackets
JPH10273971A (ja) 汎用タラップ
JP7197226B1 (ja) 足場固定具
JPH08177226A (ja) エレベーター対応のベランダ取付用タラップ
JPH08158626A (ja) ベランダ取付用タラップにおける安全枠の連結構造
JP3240770U (ja) 足場構造
JPH09158467A (ja) 作業用足場
JP2690265B2 (ja) 柵用仮固定具
JPH08151785A (ja) ベランダ取付用タラップ
KR200173856Y1 (ko) 나사봉을 튜브에 고정시키기 위한 이중 너트 결속 구조
KR200386900Y1 (ko) 계단용 임시 난간대