JP2962609B2 - 交換機におけるパッケージの接続構造 - Google Patents
交換機におけるパッケージの接続構造Info
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Description
実装するユニットをキャビネットに多段数収容すると共
に、これらのユニット間を互いに電気的に接続すること
で構成される交換機に関するものであり、この交換機に
おける前記各パッケージの接続構造に関するものであ
る。
成例を示した分解斜視図であり、図において、1は複数
枚の電子回路印刷配線板、つまり実装用のパッケージで
あり、一側辺に沿って上下2段のパッケージ側コネクタ
コネクタ2a,2bを有している。
で平行に収納実装するプラグインユニットであり、この
プラグインユニット3は前面側を開放した矩形の箱型の
構造となっており、裏面側に設けられたバックパネル4
には前記パッケージ側コネクタ2a,2bと嵌合接続す
るバックパネル側コネクタを有している。5はこのプラ
グインユニット3を前面の開口面から挿入して箱型の枠
内に収容するサブラックであり、該プラグインユニット
3を収容することで、後述するキャビネットに実装する
ためのユニットを構成している。
ネット、7はこのキャビネット6の左右両両側面に取り
付けられるユニット取付支柱であり、これにより前記ユ
ニットを実装するための架を構成している。上記構成に
よるパッケージ1の架への実装は、まず、パッケージ1
をプラグインユニット3内に挿入しパッケージ1のパッ
ケージ側コネクタ2a,2bと、バックパネル4の図示
せぬコネククに嵌合させて接続し、これを繰り返して所
定枚数の実装を行い、サブラック5に収納してユニット
を構成する、そしてこのユニットをユニット取付支柱7
を介してキャビネット6の前面側から該キャビネット6
内へと挿入し、これを複数回行ってユニットを多段状に
収容する。
容された各ユニット内における複数枚のパッケージ1間
の接続を、図3を用いて説明する。図3は前記図2に示
した従来の交換機における接続構造を示した概略側断面
図である。図において、7はバックパネル4側に取り付
けられたバックパネク側コネクタであり、これらバック
パネル側コネクタ7は前記キャビネット6内にすべての
ユニットが実装されると、垂直方向に一列に並ぶことに
なる。
をその裏面側で互いに接続しているユニット間接続用の
ケーブルコネクタであり、それぞれ上下に隣接している
バックパネル側コネクタ7同志を連結することでユニッ
ト間の接続を行っている。9はこれらバックパネル側コ
ネクタ7のうちの最上段及び最下段に位置するコネクタ
と接続している外部接続用ケーブルコネクタであり、図
示せぬ外部装置との接続を確保するようになっている。
に収納された各パッケージ間の接続は、各パッケージ1
のパッケージ側コネクタ2a,2bがバックパネル側コ
ネクタ7と嵌合することで、バックパネル側コネクタ7
間に形成されたパターンによって得られる。また、異な
るユニット間にわたって実装されている各パッケージ1
間の接続は、前記ケーブルコネクタ8を用い接続しよう
とするユニットのバックパネル側コネクタ7を連結する
ことにより、該バックパネル側コネクタ7のコネクタピ
ンと接続して得ていた。
従来の技術においては、異なるユニットのパッケージ間
の電気的接続を得る場合は、各ユニットの裏面側にて該
当するバックパネル側コネクタのコネクタピンに接続す
るようケーブルコネクタを介して行っていたことで、以
下に示すような問題があった。
芯線数は、バックパネル側コネクタの端子数が128〜
189であるのに対して、大幅に少ない24〜64芯で
あり、このため1枚のパッケージから別ユニットへ取り
出せる信号線数は、コネクタ端子数の5分の1から3分
の1程度と非常に少なくなってしまうという問題があっ
た。
ッケージの接続数が多くなれば多くなるほど、これに比
例してケーブルコネクタの数が増加するので、このケー
ブルのキャビネット内への収容技術、たとえば多数本の
ケーブルを他の部位に邪魔にならないように固定した
り、またこの固定領域を確保したりしなければならない
等の問題を生じていた。
ト間の接続をケーブルコネクタを用いて行うことで、こ
のケーブルの長さ分だけ信号の伝送距離が長くなってし
まい、伝送損失を大きくしてしまうという問題があっ
た。本発明は上述した問題点を解決するためになされた
ものであり、ユニット間接続をケーブルコネクタを用い
ないようにすることで、上述した種々の問題、つまりケ
ーブルコネクタの芯線数がバックパネル側コネクタの端
子数に比べて少ないこと、パッケージの接続枚数に対応
してケーブル本数が増加するので該ケーブルの処理技術
が必要になること、そして信号の伝送距離が長くなるこ
とで伝送損失を増大させること等の問題を解消して、確
実で容易なパッケージ間の接続を可能とし、伝送損失の
少ない優れた交換機におけるパッケージの接続構造を提
供することを目的とする。
ため本発明は、一側辺に沿って複数個のパッケージ側コ
ネクタを備えたパッケージを複数枚立てた状態でユニッ
トに実装し、このユニットをキャビネット内に複数個多
段状に実装すると共に、このユニット内に実装されたパ
ッケージ間を、他のユニットとの間にわたって接続する
ことで各ユニット間を電気的に接続してなる交換機にお
けるパッケージの接続構造において、前記キャビネット
内に、該キャビネットの正面側と裏面側とを仕切るよう
にしてバックパネルを固定し、かつこのバックパネルに
は正面及び裏面の両面側から前記パッケージ側コネクタ
と嵌合接続できるバックパネル側コネクタを正面及び裏
面の同一位置に複数取り付け、前記バックパネル側コネ
クタに対して前記複数枚のパッケージを、バックパネル
の両面から段違いに実装し、前記正面側パッケージと段
違いに配置された前記裏面側パッケージの間の対応する
前記パッケージ側コネクタ間で特定の電気信号を前記バ
ックパネル側コネクタを通して接続することを、複数の
段違いに配置されたパッケージ間で行い、前記特定の電
気信号を前記複数の段違いに配置されたパッケージを通
して接続することを特徴とする。
ユニットを、バックパネルの正面及び裏面の両面から段
違いにキャビネットに挿入実装する。
ジの下端側のパッケージ側コネクタと、裏面側から挿入
されたパッケージの上端側のパッケージ側コネクタと
が、互いに同一のバックパネル側コネクタに正面側と裏
面側とから嵌合接続するので、このバックパネル側コネ
クタを介して異なるユニット間のパッケージはケーブル
を介すことなく電気的に接続される。
する。図1は本実施例のパッケージ接続構造を示す交換
機の概略側断面図である。図において、1は多数の電子
部品等を搭載してなる複数枚の実装用のパッケージ、2
a,2bはこのパッケージ1の一側辺に沿って上下2段
に設けられた接続用のパッケージ側コネクタで、このパ
ッケージ1は、図示せぬユニット毎に後述するキャビネ
ットに多段状に実装されているものであり、図中上方か
ら第1のパッケージ1a,第2のパッケージ1b,第3
のパッケージ1c,第4のパッケージ1d,第5のパッ
ケージ1eの順で配置されている。
ているキャビネットであり、正面側及び裏面側を開放し
た構造となっていて、該キャビネット10の中央には、
前後方向を仕切るようにして、上側バックパネル11と
下側バックパネル12の2枚が、垂直方向に並べて2段
に配設されている。そしてこれら両上下バックパネル1
1と12の正面及び裏面側には所定の配列で上中下3段
に複数個のバックパネル側コネクタが取り付けられてお
り、上側バックパネル11の上段には外部装置との接続
を行う外部接続コネクタとしての第1の光コネクタ1
3、そして中段には前記各パッケージ間の接続を行う第
1の電気コネクタ14,下段に同第2の電気コネクタ1
5、そして下側バックパネル12には上段に前記第1及
び第2の電気コネクタ14,15と同様パッケージ間の
接続を行う第3の電気コネクタ16、中段に同第4の電
気コネクタ17が設けられ、最下段に前記第1の光コネ
クタ13と同様外部装置との接続を行う外部接続コネク
タとしての第2の光コネクタ18を配した構成としてい
る。
タに対して、前記第1〜第5のパッケージ1a〜1eを
ユニット毎にキャビネット10に挿入してパッケージ側
コネクタ2a,2bと嵌合接続させると、各ユニットの
段違いのパッケージ1a〜1e間の電気的接続が得られ
ることになる。また、19は上側バックパネル11の上
端に配置された第1の光コネクタ13に嵌合して図示せ
ぬ外部装置との接続を確保するための外部接続ケーブ
ル、20は同じく下端に配置された第2の光コネクタ1
8に嵌合接続する外部接続ケーブルである。
ケージ1a〜1eの実装は、まず前面側から第1のパッ
ケージ1aを挿入し、上側バックパネル11の上段の第
1の光コネクタ13と中段の第1の電気コネクタ14に
接続する。次に、この第1のパッケージ1aと電気的接
続を行うように、該第1のパッケージ1aが嵌合してい
る第1の電気コネクタ14に裏面側から嵌合するよう
に、第2のパッケージ1bをキャビネット10の裏面側
より挿入する。これにより第2のパッケージ1bは上側
バックパネル11の中段の第1の電気コネクタ14と、
そして下段の第2の電気コネクタ15とに嵌合接続す
る。
側より、前記第1のパッケージ1aの直下に挿入する
と、上側バックパネル11の下段の第2の電気コネクタ
15と、下側バックパネル12の上段の第3の電気コネ
クタ16に接続され、第4のパッケージ1dを裏面側よ
り前記第2のパッケージ1bの直下に挿入すると、この
第4のパッケージ1dは下側バックパネル12の上段の
第3の電気コネクタ16と中段の第4の電気コネクタ1
7に接続される。そして、第5のパッケージ1eを正面
側から、前記第3のパッケージ1cの直下に挿入する
と、下側バックパネル12の中段の第4の電気コネクタ
17と、下段の第2の光コネクタ18に接続されること
になる。
けられた全てのバックパネル側コネクタ、つまり上端の
第1の光コネクタ13から最下段の第2の光コネクタ1
8には、それぞれ正面側及び裏面側の両方から第1〜第
5のパッケージ1a〜1e及び外部接続ケーブル19と
20が、段違いに嵌合接続されることになり、これによ
り上下方向に多段状に実装される各パッケージ1は、ケ
ーブルを用いることなく互いに電気的に接続されること
になる。
〜1e間の信号の流れを説明するために、上述した交換
機のキャビネット10内をスイッチモジュールと想定す
る。通常スイッチモジュールは、図1に示すように、大
きく分けてインタフェースパッケージ(INF)と、ス
イッチパッケージ(SW)から構成される。まず、別モ
ジュール(加入者側)から送られてきた信号が、例えば
上端の外部接続ケーブル19を通って第1のパッケージ
1aに取り入れられると、この第1のパッケージ1aに
おいてスイッチング可能な信号に処理され、この第1の
パッケージ1aと嵌合している第1の電気コネクタ14
を通り、第2のパッケージ1bに取り入れられる。この
ようにしてスイッチングが3回行われる場合(つまり、
図1に示すような場合)、信号は第2のパッケージ1b
→第3のパッケージ1c→第4のパッケージ1dへと、
目的とする行先にスイッチングされる。この際、信号は
第2の電気コネクタ15→第3の電気コネクタ16→第
4の電気コネクタ17の端子を直接通って伝送されてい
き、そして、下端の外部接続ケーブル20を介して他の
モジュールへと送られる。従って、上述した交換機のキ
ャビネット10内における各ユニット間の伝送は同様に
して行われるものである。
側辺に沿って複数個のパッケージ側コネクタを備えたパ
ッケージを複数枚立てた状態でユニットに実装し、この
ユニットをキャビネット内に複数個多段状に実装すると
共に、このユニット内に実装されたパッケージ間を、他
のユニットとの間にわたって接続することで各ユニット
間を電気的に接続してなる交換機におけるパッケージの
接続構造において、前記キャビネット内に、該キャビネ
ットの正面側と裏面側とを仕切るようにしてバックパネ
ルを固定し、かつこのバックパネルには正面及び裏面の
両面側から前記パッケージ側コネクタと嵌合接続できる
バックパネル側コネクタを正面及び裏面の同一位置に複
数取り付け、前記バックパネル側コネクタに対して前記
複数枚のパッケージを、バックパネルの両面から段違い
に実装し、前記正面側パッケージと段違いに配置された
前記裏面側パッケージの間の対応する前記パッケージ側
コネクタ間で特定の電気信号を前記バックパネル側コネ
クタを通して接続することを、複数の段違いに配置され
たパッケージ間で行い、前記特定の電気信号を前記複数
の段違いに配置されたパッケージを通して接続するもの
としている。
ユニット間の電気的接続は、各ユニットのパッケージに
設けられたパッケージ側コネクタとバックパネル側コネ
クタを介してすべて行えることになるので、従来用いて
いたユニット間接続用のケーブルが不要となり、従来の
コネクタの端子数に比べてケーブルの芯線数が少ないと
いう問題を解消して、1枚のパッケージから別ユニット
へ取り出せる接続信号線数を従来に比べて大幅に増加す
ることができる。
るとこれに比例してケーブル本数が増加するので、その
増加したケーブルの処理のために多数本のケーブルを他
の部位に邪魔にならないように固定したり、かつこの固
定領域を確保したりする等の面倒な処理を行うという必
要があったが、本発明はパッケージ間の接続をコネクタ
のみで行うため、面倒なケーブルの処理を無くすことが
できる。さらに、ケーブルを不要としたことで、該ケー
ブルの長さ分だけ長くなっていた信号の伝送距離を短く
することができるので、信号の伝送損失を小さくするこ
とができることになり、このため信頼性ある優れた交換
機におけるバックパネル接続構造を得られる。
概略側断面図である。
分解斜視図である。
示した概略側断面図である。
Claims (1)
- 【請求項1】 一側辺に沿って複数個のパッケージ側コ
ネクタを備えたパッケージを複数枚立てた状態でユニッ
トに実装し、このユニットをキャビネット内に複数個多
段状に実装すると共に、このユニット内に実装されたパ
ッケージ間を、他のユニットとの間にわたって接続する
ことで各ユニット間を電気的に接続してなる交換機にお
けるパッケージの接続構造において、 前記キャビネット内に、該キャビネットの正面側と裏面
側とを仕切るようにしてバックパネルを固定し、かつこ
のバックパネルには正面及び裏面の両面側から前記パッ
ケージ側コネクタと嵌合接続できるバックパネル側コネ
クタを正面及び裏面の同一位置に複数取り付け、前記バ
ックパネル側コネクタに対して前記複数枚のパッケージ
を、バックパネルの両面から段違いに実装し、 前記正面側パッケージと段違いに配置された前記裏面側
パッケージの間の対応する前記パッケージ側コネクタ間
で特定の電気信号を前記バックパネル側コネクタを通し
て接続することを、複数の段違いに配置されたパッケー
ジ間で行い、前記特定の電気信号を前記複数の段違いに
配置されたパッケージを通して接続 することを特徴とす
る交換機におけるパッケージの接続構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP474392A JP2962609B2 (ja) | 1992-01-14 | 1992-01-14 | 交換機におけるパッケージの接続構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP474392A JP2962609B2 (ja) | 1992-01-14 | 1992-01-14 | 交換機におけるパッケージの接続構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05191066A JPH05191066A (ja) | 1993-07-30 |
JP2962609B2 true JP2962609B2 (ja) | 1999-10-12 |
Family
ID=11592398
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP474392A Expired - Lifetime JP2962609B2 (ja) | 1992-01-14 | 1992-01-14 | 交換機におけるパッケージの接続構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2962609B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6511139B2 (en) * | 2001-06-13 | 2003-01-28 | Cheng Kuo Liu | Modularized industrial console |
US7455375B2 (en) * | 2001-08-23 | 2008-11-25 | Hewlett-Packard Development Company, L.P. | Removable media storage method and device for a data storage system |
-
1992
- 1992-01-14 JP JP474392A patent/JP2962609B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH05191066A (ja) | 1993-07-30 |
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