JP2961265B1 - 受信感度調整回路 - Google Patents

受信感度調整回路

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JP2961265B1
JP2961265B1 JP10285539A JP28553998A JP2961265B1 JP 2961265 B1 JP2961265 B1 JP 2961265B1 JP 10285539 A JP10285539 A JP 10285539A JP 28553998 A JP28553998 A JP 28553998A JP 2961265 B1 JP2961265 B1 JP 2961265B1
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裕 真崎
貴之 大石
真樹 林
誠 森戸
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KENSETSUSHO DOBOKU KENKYU SHOCHO
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KENSETSUSHO DOBOKU KENKYU SHOCHO
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Abstract

【要約】 【課題】 オーバフロー及びアンダフローの発生を防止
すると供に、走行車両の位置検出精度の向上を図ること
ができる受信感度調整回路を提供する。 【解決手段】 第1のアンテナに接続された開閉器の変
化に応じて生じる第2のアンテナの両端のアンテナ電圧
の変動割合から、第1、第2のアンテナの距離を算出す
るレーンマーカシステムにおいて、アンテナ電圧を増幅
或は減衰させて、増幅減衰信号を出力する増幅減衰手段
と、増幅減衰信号から包絡信号を抽出する包絡抽出手段
と、包絡抽出信号をデジタル化してデジタル包絡抽出信
号を生成するA/D変換手段と、増幅減衰手段と包絡抽
出手段と、デジタル包絡抽出信号の格納手段と、最適デ
ジタル包絡抽出信号を選択する選択手段とを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この本発明は道路上を走行中
の車両位置を自動判定するためのレーンマーカシステム
に適用される受信感度調整回路に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、走行車両支援システムの1つ
として、走行車両の位置を判定し車線逸脱時に警報を発
して運転者に注意を促したり、自動運転制御を可能とす
るレーンマーカシステムが知られており、このレーンマ
ーカシステムとしては磁気や電波を用いる方式が周知で
ある。図5は従来の電波方式によるレーンマーカシステ
ムの構成図を示している。図5に示すように、このレー
ンマーカシステムは複数のレーンマーカ1が道路の車線
中央に一定間隔で配置され、車両3の所定位置(ナンバ
ープレートの下方)には車載質問器2が設けられてい
る。そして、この車載質問器2によりレーンマーカ1の
位置を検出すると共に、走行車両の走行位置を制御(車
線保持)している。
【0003】図6は車載質問器2の詳細な構成を示すブ
ロック図を、図7はレーンマーカ1の詳細な構成を示す
ブロック図である。図6,7において、車載質問器2は
レーンマーカ1側のマーカアンテナ90(第1のアンテ
ナ)へ受信信号を送出する検出アンテナ31(第2のアン
テナ)と、この検出アンテナ31からの受信信号(後述す
る、SW1のオン・オフによるマーカ情報信号の論理値
1,0に対応する電圧V1,V2)を検出する検出部30
と位置算出部60とを有している。検出アンテナ31はコイ
ル素子で構成され車両3のバンパー付近に取り付けられ
ている。
【0004】図6に示すように、検出部30は検出アンテ
ナ31からの受信信号を検波する検波器32と、この検波器
32からの検波出力信号における直流信号成分を抽出し、
かつ、高域信号成分を除去するローパスフィルタ(LP
F)33と、このLPF33からの検出信号をデジタル信号
化して出力するA/D変換器34とを有している。後述す
るように、検波器32によって検出アンテナ31の端子間
(両端)電圧が検波される。
【0005】位置算出部60は、メモリなどで構成され、
A/D変換器34からのデジタル信号(データ)を記憶
(格納)する記憶領域部61と判断機能を有するコントロ
ーラ63とテーブル62とを有している。このテーブル62に
は、電圧変化と距離との相対関係(距離値を算出するた
めのデータ)が予め格納されている。位置算出部60によ
って検出部30からの検出データに基づいて、レーンマー
カ1と車両3との位置関係を示す計測データが解析され
る。
【0006】一方、図7に示すように、レーンマーカ1
はマーカアンテナ90と、このマーカアンテナ90に接続さ
れる並列共振用のコンデンサ92(C2)と、この並列共
振回路をオン・オフするスイッチング素子(例えば、F
ETトランジスタ)を用いたスイッチ91(SW1)と、
このスイッチ91のオン・オフ駆動を行うマーカ情報信号
を送出するための制御回路93とを有している。マーカア
ンテナ90も検出アンテナ31と同様にコイル素子で構成さ
れ、互いのコイルに電流が流れると電磁誘導により磁気
的に結合する(電磁結合)。
【0007】この電磁結合について、図8に示すレーン
マーカ1及び車載質問器2の等価回路図を参照して説明
する。ここで、R1,R2は分布抵抗をC1,C2は共
振周波数を決めるためのマッチング用のコンデンサであ
る。L1は検出アンテナ31の自己インダクタンス、L2
はマーカアンテナ90の自己インダクタンス、Mは検出ア
ンテナ31とマーカアンテナ90の間の相互インダクタンス
である。相互インダクタンスMは検出アンテナ31とマー
カアンテナ90の距離が近くなるほど大きくなる。
【0008】この原理をさらに、図8を簡略化した図9
の等価回路図を参照して説明する。この図9は図8の破
線から右のレーンマーカ側を特定インピーダンスZに置
換したものである。図9に示すように、レーンマーカ1
側のスイッチ91がマーカ情報信号(論理値1,0)でオ
ン・オフすると相互誘導作用によって、特定インピーダ
ンスZがZ1,Z2に変化する。この特定インピーダン
スZ1,Z2の変化に対応して、検出アンテナ31の両端
に発生する電圧(起電力)がV1或はV2に変化する。
【0009】ここで、図10に示すように、検出アンテナ
31からの受信信号(起電力、電圧V1,V2)は、レー
ンマーカ1と車載質問器2との間の距離が遠い場合は、
図10(a)に示すように、マーカ情報信号の論理値1,0
に対応する電圧V1,V2の差(V2−V1)が小さく
なり、反対に距離が近い場合は、図10(b)に示すよう
に、電圧V1,V2の差が大きくなる。ここで、前述し
たように電圧V1,V2の電圧差は、検出アンテナ31、
マーカアンテナ90の電磁結合状態、すなわち、相互イン
ダクタンスMに依存するものであるため、検出アンテナ
31に発生する電圧V1,V2の電圧差(V2−V1)に
基づいて、レーンマーカ1と車両(車載質問器2)との
位置関係を検出することができる。
【0010】具体的には、このような検出アンテナ31の
両端の起電力(電圧V1,V2)は、検出部30(図6)
の検波器32によって検波される。そして、その後はLP
F33によって直流信号成分が抽出され、高域信号成分を
除去した後に直流成分の包絡信号(図10の破線)が検出
される。この包絡信号(電圧V1,V2)はA/D変換
器34によってデジタル信号に変換され、このデジタル信
号が一旦記憶領域部61で記憶される。次に、このデジタ
ル信号(図10(a),(b))がコントローラ63で取り込ま
れ、このコントローラ63によって電圧V1,V2との差
(V2−V1)が算出され、最後にテーブル62に格納さ
れている距離データからレーンマーカ1と車載質問器2
との間の適正な距離値が算出される。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述のよう
に検出部30での電圧変化(電圧差:V2−V1)により
位置算出を行う方式の場合には受信レベルの正確さが特
に重要となるが、検波器32、LPF33及びA/D変換器
34には、電圧動作範囲(ダイナミックレンジ)があるた
め、例えば、受信レベルがA/D変換器34の入力許容電
圧を越えるレベル値(オーバフロー)の場合には、出力
されるデジタル信号は最大値に固定されてしまう。その
ため、アナログ信号である入力とデジタル信号である出
力の間で線形性が保たれなくなり、受信信号に対応した
正確な電圧レベル差(V2−V1)の電圧値が得られな
くなる。
【0012】このような、オーバフローを防止するため
には自動利得制御(AGC)回路を設けることが考えら
れるが、このAGC回路はオーバフローを検出して、そ
の後の利得を調整する方式であるため、レーンマーカシ
ステムには適用できない。すなわち、自動利得制御にお
けるオーバフローが発生した後に利得制御を実行して
も、歪んだオーバフロー時のデータ修復はできないた
め、利得が途中で多様に変化してしまうという不具合が
生じでしまう。
【0013】信号レベルが非常に小さい場合には、その
電圧が例えば、A/D変換器の分解能以下の変化をして
も、その変化を検知することができなくなる。
【0014】そこでこの発明の目的は、前記のような従
来の技術における問題を解消し、位置検出信号に悪影響
を及ぼすオーバフロー及びアンダフローの発生を防止す
ると共に、走行車両の位置検出精度の向上を図ることが
できる受信感度調整回路の提供を目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記課題を達成するため
に、請求項1に記載の発明は、コイル状の第1のアンテ
ナに接続された開閉器の変化に応じて生じる第2のアン
テナの両端のアンテナ電圧の変動割合から、第1のアン
テナと第2のアンテナとの距離を算出するレーンマーカ
システムにおいて、アンテナ電圧を増幅或は減衰させ
て、増幅減衰信号を出力する増幅減衰手段と、増幅減衰
信号から包絡信号を抽出する包絡抽出手段と、包絡抽出
手段から出力される包絡抽出信号をデジタル化してデジ
タル包絡抽出信号を生成するA/D変換手段と、前記増
幅減衰手段、包絡抽出手段、A/D変換手段を増幅率或
は減衰率を変えて複数有し、更に、デジタル包絡抽出信
号を格納する格納手段と、複数の前記デジタル包絡抽出
信号のうち、オーバフローしていない最大レベルの最適
デジタル包絡抽出信号を選択する選択手段とを有し、選
択された前記デジタル包絡抽出信号に基づいて第1のア
ンテナと第2のアンテナとの距離を算出することを特徴
とするものである。
【0016】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の発明において包絡抽出手段は増幅減衰信号を全波或は
半波整流し、低域濾波器を通過させることを特徴とする
ものである。
【0017】請求項3に記載の発明は、コイル状の第1
のアンテナに接続された開閉器の変化に応じて生じる第
2のアンテナの両端のアンテナ電圧の変動割合から、第
1のアンテナと第2のアンテナとの距離を算出するレー
ンマーカシステムにおいて、アンテナ電圧を増幅或は減
衰させて、増幅減衰信号を出力する増幅減衰手段と、増
幅減衰信号をデジタル化してデジタル増幅減衰信号を生
成するA/D変換手段と、前記増幅減衰手段、A/D変
換手段を増幅率或は減衰率を変えて複数有し、複数の前
記デジタル増幅減衰信号を格納する格納手段と、複数の
デジタル増幅減衰信号から、複数のデジタル包絡抽出信
号を生成するデジタル包絡抽出手段と、複数のデジタル
包絡抽出信号のうちオーバフローしていない最大レベル
の最適デジタル包絡抽出信号を選択する選択手段とを有
し、選択された前記デジタル包絡抽出信号に基づいて第
1のアンテナと第2のアンテナとの距離を算出すること
を特徴とするものである。
【0018】請求項4に記載の発明は、請求項3に記載
の発明において、デジタル包絡抽出手段は、デジタル増
幅減衰信号をデジタル処理により、二乗するか正の値は
そのままで、負の値は0或は絶対値に変換し、デジタル
低域濾過フィルタ演算を行う手段であることを特徴とす
るものである。
【0019】請求項5に記載の発明は、コイル状の第1
のアンテナに接続された開閉器の変化に応じて生じる第
2のアンテナの両端のアンテナ電圧の変動割合から、第
1のアンテナと第2のアンテナとの距離を算出するレー
ンマーカシステムにおいて、路面と車体との間隔を測定
する測定手段と、前記間隔により、第2のアンテナの両
端のアンテナ電圧を増幅或は減衰させる割合を算出する
算出手段と、前記割合に応じて、アンテナ電圧の利得を
調整する利得調整手段と、利得調整手段の出力から包絡
信号を抽出する包絡抽出手段と、包絡抽出手段から出力
される包絡抽出信号をデジタル化してデジタル包絡抽出
信号を生成するA/D変換手段と、デジタル包絡抽出信
号を格納する格納手段とを有し、デジタル包絡抽出信号
に基づいて第1のアンテナと第2のアンテナとの距離を
算出することを特徴とするものである。
【0020】請求項6に記載の発明は、請求項5に記載
の発明において、包絡抽出手段は、調整手段の出力を全
波或は半波整流し、低域濾波器を通過させることを特徴
とするものである。
【0021】請求項7に記載の発明は、コイル状の第1
のアンテナに接続された開閉器の変化に応じて生じる第
2のアンテナの両端のアンテナ電圧の変動割合から、第
1のアンテナと第2のアンテナとの距離を算出するレー
ンマーカシステムにおいて、路面と車体との間隔を測定
する測定手段と、前記間隔により、第2のアンテナの両
端のアンテナ電圧を増幅或は減衰させる割合を算出する
算出手段と、前記割合に応じて、アンテナ電圧の利得を
調整する利得調整手段と、利得調整手段の出力をデジタ
ル化するA/D変換手段と、A/D変換手段の出力を格
納する格納手段と、前記格納された信号から、デジタル
包絡抽出信号を生成するデジタル包絡抽出手段とを有
し、前記デジタル包絡抽出信号に基づいて第1のアンテ
ナと第2のアンテナとの距離を算出することを特徴とす
るものである。
【0022】請求項8に記載の発明は、デジタル包絡抽
出手段は、デジタル増幅減衰信号をデジタル処理によ
り、二乗するか正の値はそのままで、負の値は0或は絶
対値に変換し、デジタル低域濾波フィルタ演算を行う手
段であることを特徴とするものである。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、図面に示すこの発明の各実
施形態において、前記従来のものと同様の部分には、同
一の符号を付して説明を省略し、主として異なる部分に
ついて説明する。図1は本発明の第1実施形態を示すブ
ロック図である。本発明の受信感度調整回路は従来と同
様に相互インダクタンスの変化を利用したものであっ
て、従来構成(図5)と同様のレーンマーカ1と車載質
問器2とを有し、異なる点としては検出アンテナ31によ
る信号を検出するための回路(検出部)を複数個設け、
それぞれの検出部によって入力信号を増幅及び減衰させ
る点にある。
【0024】すなわち、図1に示すように、車載質問器
2は検出部30の他、検出アンテナ31の受信信号を増幅し
て包絡信号を検出する検出部40と、検出アンテナ31の受
信信号を減衰して包絡信号を検出する検出部50とを有し
ている。これら検出部40,50は検出部30と同様に増幅或
は減衰された信号から包絡成分を抽出し、デジタル信号
に変換する機能を有するもので、検出部40は、検出アン
テナ31からの受信信号をアンダフローが発生しない正常
レベルに増幅して出力する増幅器41と、検出部30と同様
に動作する検波器42と、LPF43と、A/D変換器44と
を有している。
【0025】検出部50は、検出アンテナ31からの受信信
号をオーバフローが発生しない正常レベルに減衰して出
力する減衰器51と、検波器52、LPF53及びA/D変換
器54とを有している。また、検出部30,40,50での検出
に基づいて、レーンマーカ1と検出アンテナ31との位置
関係を解析する計測データを送出する位置算出部60とを
有している。レーンマーカ1は図7に示した従来構成と
同一でマーカアンテナ90、コンデンサ92(C2)、スイ
ッチ91及び制御回路93とを有している。
【0026】次に、この第1実施形態の動作について説
明する。ここでの動作原理は、図8及び図9で説明した
レーンマーカ1及び車載質問器2の等価回路図の場合と
ほぼ同様である。また、マーカ情報信号の検出状態も図
10を参照して行った説明と同様である。なお、これらの
動作原理は、以下に説明する第2から第4実施形態も同
様である。すなわち、検出部30では、検出アンテナ31の
起電力(電圧V1,V2)を検波器32で検波し、この後
にLPF33が直流信号成分を抽出し、高域信号成分を除
去して包絡信号を検出する。この包絡信号をA/D変換
器34でデジタル信号に変換して位置算出部60に送出す
る。そして、付加された検出部40においては、増幅器41
によって検出アンテナ31からの受信信号を処理不能に低
下するアンダフローが発生しない正常な線形動作が得ら
れるレベルに増幅(例えば、10倍)して出力する。ここ
で、この増幅倍率は、増幅しない場合に不十分であった
分解能を確保する倍率に設定するもので、必要であれ
ば、例えば100倍の増幅率を有する系統をもう1段増加
させても良い。
【0027】また、検出部50においては、減衰器51によ
って検出アンテナ31からの受信信号をオーバフローが発
生しない正常な線形動作が得られるレベルに減衰(1/1
0程度)して出力する。ここで、この減衰率はオーバフ
ローを効果的に回避できる減衰率に設定するもので、例
えば1/100倍の減衰率を有する系統をもう1段増加させ
ても良い。
【0028】次に、これら検出部30,40,50からの出力
(電圧V1,V2)は、位置算出部60の記憶領域部61に
記憶される。そして、この出力された電圧V1,V2と
の差(V2−V1)をコントローラ63が算出し、検出部
30,40,50でオーバフローが発生していない最大レベル
の検出部のデータ(マーカ情報信号)を選択し、テーブ
ル62に格納しているデータに基づいてレーンマーカ1と
車載質問器2との間の距離値を算出する。ただし、この
場合のテーブル62は使用する検出部、すなわち増幅率及
び減衰率ごとに用意しておくものである。
【0029】以上のように、この第1実施形態によれば
複数個設けた検出部30,40,50による検出出力をオーバ
フローやアンダフローが発生しない正常な値として得る
ことができるため、レーンマーカの正確な検出が出来る
ようになって、道路上の車両の走行位置を正確に判断す
ることが可能になる。更に、位置検出誤差による影響が
なくなるため、従来のレーンマーカシステムの手法もそ
のまま採用することもできる。
【0030】図2は本発明の第2実施形態の構成を示す
ブロック図である。この第2実施形態は検波器とLPF
(ローパスフィルタ)が設けられていない点で、その構
成が第1実施形態と相違し、その他は構成上相違する点
はない。検波器とLPFとの処理機能(判断機能)は高
速処理用の信号処理プロセッサ64により行われる。すな
わち、図2に示すように、位置算出部60Aは、各検出部
30A,40,50Aごとに検出した出力信号(電圧V1,V
2)を記憶する記憶領域部61aと、A/D変換器34a,
44a,54aからのデジタル信号(マーカ情報信号)を以
降で説明するように高速処理するための信号処理プロセ
ッサ64とを有している。
【0031】次に、この第2実施形態の動作原理につい
て説明する。検出部30Aでは、検出アンテナ31からの受
信信号をA/D変換器34aでデジタル信号に変換して位
置算出部60Aに送出する。また、検出部40Aでは増幅器
41が検出アンテナ31からの受信信号を前述と同様に増幅
して出力し、A/D変換器44aで受信信号をデジタル信
号に変換して位置算出部60Aに送出する。また、検出部
50Aでは減衰器51が検出アンテナ31からの受信信号を減
衰して出力し、同様にA/D変換器54aで受信信号をデ
ジタル信号に変換して位置算出部60Aに送出する。そし
て、位置算出部60Aでは、信号処理プロセッサ64が検出
部30A,40A,50Aから送出されるデジタル受信信号に
対して、第1実施形態と同様の検波処理、及び、同様の
絶対値化、正値のみの抽出又は二乗処理等を行う。すな
わち、それぞれの検出部30A,40A,50Aからの出力値
をデジタル的に検波し、ローパスフィルタ処理し、その
結果を記憶領域部61aに蓄積させる。
【0032】そして、信号処理プロセッサ64によって第
1実施形態と同様に電圧V1,V2との差(V2−V
1)を算出し、オーバフローが発生していない正常な線
形動作による電圧V1,V2との差の受信信号(マーカ
情報信号)を選択し、テーブル62aに格納しているデー
タからレーンマーカ1と車載質問器2との間の距離値を
算出する。このように第2実施形態では、第1実施形態
と同様の処理を信号処理プロセッサ64で行っている。そ
して、このような高速処理用の信号処理プロセッサ64を
採用し共用化することによって、レーンマーカシステム
としての回路構成を簡素化することができ、この1つの
信号処理プロセッサ64により位置検出を誤差なく正確に
実現することが可能となる。
【0033】図3は本発明の第3実施形態を示すブロッ
ク図である。この第3実施形態は図3に示すように、従
来構成に利得調整器36と距離センサ70が付加されている
点で第1実施形態と相違している。すなわち、図3に示
すように、車載質問器2Bには、赤外線などを利用して
レーンマーカ1を配置した路面と車載質問器2Bにおけ
る検出アンテナ31との間の距離を計測する距離センサ70
と、検出アンテナ31の受信信号を検出する検出部30Bと
を有している。距離センサ70は車両の下部に設置され、
この距離センサ70によって路面との距離を測定される。
テーブル71には距離センサ70からの距離情報に対応する
利得情報が予め格納されている。テーブル71の作成にあ
たっては、まず、検出アンテナ31の真下にレーンマーカ
を設置し、検出アンテナ31とレーンマーカ1の距離を測
定する。次に、最大電圧を受信するように利得調整器36
の倍率を調整し、テーブル71に格納する。同様の作業
を、検出アンテナ31とレーンマーカ1の距離を変えて行
いテーブル71を作成する。また、検出部30Bでの検出に
基づいて、レーンマーカ1と車両との位置関係を示す計
測データを送出する位置算出部60Bが設けられている。
検出部30Bは、検出アンテナ31からの受信信号を、位置
算出部60Bからの利得制御信号でそのまま、増幅又は減
衰して出力する利得調整器36と、第1実施形態と同様に
機能する検波器32、LPF33及びA/D変換器34とを有
している。位置算出部60Bも、第1実施形態と同様に機
能する記憶領域部61b、コントローラ63b及びテーブル
62とを有している。
【0034】次に、この第3実施形態の動作原理につい
て説明する。距離センサ70は、赤外線を利用してレーン
マーカ1を配置した路面と車載質問器2Bとの間の距離
を計測する。コントローラ63bは距離センサ70からの距
離情報により、テーブル71を参照して、その利得情報を
利得調整器36に送出する。これにより、検出アンテナ31
の両端電圧は利得調整器36によって増幅或は減衰され、
飽和のない信号として得ることができ、その包絡成分が
検波器32により抽出され、LPF33、A/D変換器34に
よってデジタル信号として変換される。
【0035】位置算出部60Bでは検出部30Bからの包絡
信号(電圧V1,V2)を記憶領域部61bで記憶すると
供に、電圧V1,V2との差の受信信号(マーカ情報信
号)を選択し、テーブル62に格納しているデータからレ
ーンマーカ1と車載質問器2Bとの間の距離値を算出す
る。この結果、本実施形態では距離センサ70から得られ
る情報に基づいて、利得を決定できるため簡単な回路構
成でオーバフロー及びアンダフローが発生することのな
い信号を得ることができ、その結果、正確な距離算出
(演算)を実行することができる。
【0036】図4は本発明の第4実施形態を示すブロッ
ク図である。この第4実施形態において、車載質問器2
Cには距離センサ70と検出アンテナ31からの受信信号
を、そのまま、増幅又は減衰し、デジタル信号に変換し
て出力する検出部30Cと、位置算出部60Cとが設けられ
ている。検出部30Cは、検出アンテナ31からの受信信号
を位置算出部60Cからの利得制御信号で、そのまま、増
幅又は減衰して出力する利得調整器36cと、この利得調
整器36cからの受信信号をデジタル信号に変換して位置
算出部60Cに送出するA/D変換器34cとを有してい
る。位置算出部60Cは、第2実施形態(図2)と基本的
に同様に動作する記憶領域部61c、信号処理プロセッサ
64及びテーブル62cとを有している。
【0037】次に、この第4実施形態の動作について説
明する。距離センサ70は、第3実施形態と同様にレーン
マーカ1を配置した路面と検出アンテナ31との間が直下
距離情報を信号処理プロセッサ64に送出する。信号処理
プロセッサ64は、距離情報に基づいて予め作成しておい
たテーブル71を参照して利得制御信号を利得調整器36c
に送出する。検出部30Cでは、そのまま、減衰又は増幅
した利得調整器36cからの受信信号を、A/D変換器34
cでデジタル信号に変換して、位置算出部60C中の信号
処理プロセッサ64cに送出する。信号処理プロセッサ64
cが検出部30Cからのデジタル受信信号に対して、第1
実施形態と同様の検波処理、及び、絶対値化、正値のみ
の抽出又は二乗処理、デジタルフィルタ処理等を行う。
この検波処理及びデジタルローパスフィルタ処理を行っ
た検出部30Cからのデジタル受信信号である包絡信号
(電圧V1,V2)を記憶領域部61cに記憶する。その
後、デジタル化された包絡信号に基づいて信号処理プロ
セッサ64によってレーンマーカ1と車載質問器2との距
離が算出される。
【0038】このように第4実施形態では、距離センサ
70から得られる距離データを基に利得が決定されると供
に、その後の処理は高速処理用の信号処理プロセッサ64
によって行われるため、簡単な回路構成(小さな回路)
でオーバフロー及びアンダフローが発生することのない
信号を得ることができ、その結果、正確な距離算出(演
算)を実行することができる。
【0039】
【発明の効果】この発明は上記のようであって、上記課
題を達成するために、請求項1に記載の発明は、コイル
状の第1のアンテナに接続された開閉器の変化に応じて
生じる第2のアンテナの両端のアンテナ電圧の変動割合
から、第1のアンテナと第2のアンテナとの距離を算出
するレーンマーカシステムにおいて、アンテナ電圧を増
幅或は減衰させて、増幅減衰信号を出力する増幅減衰手
段と、増幅減衰信号から包絡信号を抽出する包絡抽出手
段と、包絡抽出手段から出力される包絡抽出信号をデジ
タル化してデジタル包絡抽出信号を生成するA/D変換
手段と、前記増幅減衰手段、包絡抽出手段、A/D変換
手段を増幅率或は減衰率を変えて複数有し、更に、デジ
タル包絡抽出信号を格納する格納手段と、複数の前記デ
ジタル包絡抽出信号のうち、オーバフローしていない最
大レベルの最適デジタル包絡抽出信号を選択する選択手
段とを有し、選択された前記デジタル包絡抽出信号に基
づいて第1のアンテナと第2のアンテナとの距離を算出
するので、検出出力をオーバフローやアンダフローが発
生しない正常値として得ることができるため、位置検出
誤差による影響が解消されレーンマーカによる正確な検
出ができ、道路上の車両の走行位置を正確に判断するこ
とが可能になるという効果がある。更に、位置検出誤差
による影響がなくなるため、従来のレーンマーカシステ
ムの手法もそのまま採用することもできる。
【0040】請求項3に記載の発明は、コイル状の第1
のアンテナに接続された開閉器の変化に応じて生じる第
2のアンテナの両端のアンテナ電圧の変動割合から、第
1のアンテナと第2のアンテナとの距離を算出するレー
ンマーカシステムにおいて、アンテナ電圧を増幅或は減
衰させて、増幅減衰信号を出力する増幅減衰手段と、増
幅減衰信号をデジタル化してデジタル増幅減衰信号を生
成するA/D変換手段と、前記増幅減衰手段、A/D変
換手段を増幅率或は減衰率を変えて複数有し、複数の前
記デジタル増幅減衰信号を格納する格納手段と、複数の
デジタル増幅減衰信号から、複数のデジタル包絡抽出信
号を生成するデジタル包絡抽出手段と、複数のデジタル
包絡抽出信号のうちオーバフローしていない最大レベル
の最適デジタル包絡抽出信号を選択する選択手段とを有
し、選択された前記デジタル包絡抽出信号に基づいて第
1のアンテナと第2のアンテナとの距離を算出するの
で、高速処理用の信号処理プロセッサ64を採用し共用化
することによって、レーンマーカシステムとしての回路
構成を簡素化することができ、この信号処理プロセッサ
64により位置検出を正確に誤差なく実現することが可能
になるという効果がある。
【0041】請求項5に記載の発明は、コイル状の第1
のアンテナに接続された開閉器の変化に応じて生じる第
2のアンテナの両端のアンテナ電圧の変動割合から、第
1のアンテナと第2のアンテナとの距離を算出するレー
ンマーカシステムにおいて、路面と車体との間隔を測定
する測定手段と、前記間隔により、第2のアンテナの両
端のアンテナ電圧を増幅或は減衰させる割合を算出する
算出手段と、前記割合に応じて、アンテナ電圧の利得を
調整する利得調整手段と、利得調整手段の出力から包絡
信号を抽出する包絡抽出手段と、包絡抽出手段から出力
される包絡抽出信号をデジタル化してデジタル包絡抽出
信号を生成するA/D変換手段と、デジタル包絡抽出信
号を格納する格納手段とを有し、デジタル包絡抽出信号
に基づいて第1のアンテナと第2のアンテナとの距離を
算出するので、距離センサ70から得られる距離データを
基に利得が決定されると供に、その後の処理は高速処理
用の信号処理プロセッサ64によって行うことができるた
め、簡単な回路構成でオーバフロー及びアンダフローが
発生することのない信号を得ることができ、その結果、
正確な距離算出(演算)を実行することができるという
効果がある。
【0042】請求項7に記載の発明は、コイル状の第1
のアンテナに接続された開閉器の変化に応じて生じる第
2のアンテナの両端のアンテナ電圧の変動割合から、第
1のアンテナと第2のアンテナとの距離を算出するレー
ンマーカシステムにおいて、路面と車体との間隔を測定
する測定手段と、前記間隔により、第2のアンテナの両
端のアンテナ電圧を増幅或は減衰させる割合を算出する
算出手段と、前記割合に応じて、アンテナ電圧の利得を
調整する利得調整手段と、利得調整手段の出力をデジタ
ル化するA/D変換手段と、A/D変換手段の出力を格
納する格納手段と、前記格納された信号から、デジタル
包絡抽出信号を生成するデジタル包絡抽出手段とを有
し、前記デジタル包絡抽出信号に基づいて第1のアンテ
ナと第2のアンテナとの距離を算出するので、距離セン
サ70から得られる距離データを基に利得が決定されると
供に、その後の処理は高速処理用の信号処理プロセッサ
64によって行うことができるため、簡単な回路構成でオ
ーバフロー及びアンダフローが発生することのない信号
を得ることができ、その結果、正確な距離算出(演算)
を実行することができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態の構成を示すブロック図
である。
【図2】同第2実施形態の構成を示すブロック図であ
る。
【図3】同第3実施形態の構成を示すブロック図であ
る。
【図4】同第4実施形態の構成を示すブロック図であ
る。
【図5】従来のレーンマーカシステムの構成を示すブロ
ック図である。
【図6】同従来の車載質問器の構成を示すブロック図で
ある。
【図7】同従来のレーンマーカの構成を示すブロック図
である。
【図8】レーンマーカ及び車載質問器の等価回路図であ
る。
【図9】車載質問器の他の等価回路図である。
【図10】(a)は距離が遠い時の、(b)は距離が近い時
のマーカ情報信号の検出状態を示す波形図である。
【符号の説明】
1 レーンマーカ 2,2A〜2C 車載質問器 31 検出アンテナ 30,30A〜30C,40,40A,50,50A 検出部 32,42,52 検波器 33,43,53 LPF 34,34a,34c,44,44a,54,54a A/D変換器 36,36c 利得調整器 41 増幅器 51 減衰器 60,60A〜60C 位置算出部 61,61a〜61c 記憶領域部 62,62a,62c,71 テーブル 63,63b コントローラ 64 信号処理プロセッサ 70 距離センサ
フロントページの続き (72)発明者 森戸 誠 東京都港区虎ノ門1丁目7番12号 沖電 気工業株式会社内 (56)参考文献 特開 平10−104346(JP,A) 特開 平10−103965(JP,A) 特開 平7−244788(JP,A) 特開 平7−198843(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G01S 13/91 G01S 7/285 G01S 13/74 - 13/78 G05D 1/02 G08G 1/09

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コイル状の第1のアンテナに接続された
    開閉器の変化に応じて生じる第2のアンテナの両端のア
    ンテナ電圧の変動割合から、第1のアンテナと第2のア
    ンテナとの距離を算出するレーンマーカシステムにおい
    て、アンテナ電圧を増幅或は減衰させて、増幅減衰信号
    を出力する増幅減衰手段と、増幅減衰信号から包絡信号
    を抽出する包絡抽出手段と、包絡抽出手段から出力され
    る包絡抽出信号をデジタル化してデジタル包絡抽出信号
    を生成するA/D変換手段と、前記増幅減衰手段、包絡
    抽出手段、A/D変換手段を増幅率或は減衰率を変えて
    複数有し、更に、デジタル包絡抽出信号を格納する格納
    手段と、複数の前記デジタル包絡抽出信号のうち、オー
    バフローしていない最大レベルの最適デジタル包絡抽出
    信号を選択する選択手段とを有し、選択された前記デジ
    タル包絡抽出信号に基づいて第1のアンテナと第2のア
    ンテナとの距離を算出することを特徴とする受信感度調
    整回路。
  2. 【請求項2】 包絡抽出手段は増幅減衰信号を全波或は
    半波整流し、低域濾波器を通過させることを特徴とする
    請求項1に記載の受信感度調整回路。
  3. 【請求項3】 コイル状の第1のアンテナに接続された
    開閉器の変化に応じて生じる第2のアンテナの両端のア
    ンテナ電圧の変動割合から、第1のアンテナと第2のア
    ンテナとの距離を算出するレーンマーカシステムにおい
    て、アンテナ電圧を増幅或は減衰させて、増幅減衰信号
    を出力する増幅減衰手段と、増幅減衰信号をデジタル化
    してデジタル増幅減衰信号を生成するA/D変換手段
    と、前記増幅減衰手段、A/D変換手段を増幅率或は減
    衰率を変えて複数有し、複数の前記デジタル増幅減衰信
    号を格納する格納手段と、複数のデジタル増幅減衰信号
    から、複数のデジタル包絡抽出信号を生成するデジタル
    包絡抽出手段と、複数のデジタル包絡抽出信号のうちオ
    ーバフローしていない最大レベルの最適デジタル包絡抽
    出信号を選択する選択手段とを有し、選択された前記デ
    ジタル包絡抽出信号に基づいて第1のアンテナと第2の
    アンテナとの距離を算出することを特徴とする受信感度
    調整回路。
  4. 【請求項4】 デジタル包絡抽出手段は、デジタル増幅
    減衰信号をデジタル処理により、二乗するか正の値はそ
    のままで、負の値は0或は絶対値に変換し、デジタル低
    域濾過フィルタ演算を行う手段であることを特徴とする
    請求項3に記載の受信感度調整回路。
  5. 【請求項5】 コイル状の第1のアンテナに接続された
    開閉器の変化に応じて生じる第2のアンテナの両端のア
    ンテナ電圧の変動割合から、第1のアンテナと第2のア
    ンテナとの距離を算出するレーンマーカシステムにおい
    て、路面と車体との間隔を測定する測定手段と、前記間
    隔により、第2のアンテナの両端のアンテナ電圧を増幅
    或は減衰させる割合を算出する算出手段と、前記割合に
    応じて、アンテナ電圧の利得を調整する利得調整手段
    と、利得調整手段の出力から包絡信号を抽出する包絡抽
    出手段と、包絡抽出手段から出力される包絡抽出信号を
    デジタル化してデジタル包絡抽出信号を生成するA/D
    変換手段と、デジタル包絡抽出信号を格納する格納手段
    とを有し、デジタル包絡抽出信号に基づいて第1のアン
    テナと第2のアンテナとの距離を算出することを特徴と
    する受信感度調整回路。
  6. 【請求項6】 包絡抽出手段は、調整手段の出力を全波
    或は半波整流し、低域濾波器を通過させることを特徴と
    する請求項5に記載の受信感度調整回路。
  7. 【請求項7】 コイル状の第1のアンテナに接続された
    開閉器の変化に応じて生じる第2のアンテナの両端のア
    ンテナ電圧の変動割合から、第1のアンテナと第2のア
    ンテナとの距離を算出するレーンマーカシステムにおい
    て、路面と車体との間隔を測定する測定手段と、前記間
    隔により、第2のアンテナの両端のアンテナ電圧を増幅
    或は減衰させる割合を算出する算出手段と、前記割合に
    応じて、アンテナ電圧の利得を調整する利得調整手段
    と、利得調整手段の出力をデジタル化するA/D変換手
    段と、A/D変換手段の出力を格納する格納手段と、前
    記格納された信号から、デジタル包絡抽出信号を生成す
    るデジタル包絡抽出手段とを有し、前記デジタル包絡抽
    出信号に基づいて第1のアンテナと第2のアンテナとの
    距離を算出することを特徴とする受信感度調整回路。
  8. 【請求項8】 デジタル包絡抽出手段は、デジタル増幅
    減衰信号をデジタル処理により、二乗するか正の値はそ
    のままで、負の値は0或は絶対値に変換し、デジタル低
    域濾波フィルタ演算を行う手段であることを特徴とする
    請求項7に記載の受信感度調整回路。
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DE102005007803A1 (de) * 2005-02-21 2006-08-24 Robert Bosch Gmbh Verfahren zur Detektion von in einem Medium eingeschlossenen Objekten sowie Messgerät zur Durchführung des Verfahrens
DE102005032145A1 (de) * 2005-07-07 2007-01-11 Zf Friedrichshafen Ag Gelenk für ein Kraftfahrzeug
ATE519048T1 (de) * 2008-01-14 2011-08-15 Sila Holding Ind Spa Steuereinrichtung für ein getriebe, insbesondere für ein kraftfahrzeuggetriebe, mit einem system zur erkennung des eingelegten getriebeganges

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