JP2961050B2 - 配管内の移動装置 - Google Patents

配管内の移動装置

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JP2961050B2
JP2961050B2 JP6046395A JP4639594A JP2961050B2 JP 2961050 B2 JP2961050 B2 JP 2961050B2 JP 6046395 A JP6046395 A JP 6046395A JP 4639594 A JP4639594 A JP 4639594A JP 2961050 B2 JP2961050 B2 JP 2961050B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は長尺多屈曲で熱交換
器用配管再処理機器用冷却配管及び気体輸送管等の配
管、特に内径50mm以下の細管内の点検・補修に好適
な配管内移動装置に関する。
【0002】
【従来の技術】第1従来例を図6によって説明する。図
6は第1従来例の構成図で車輪形管内自走車の代表的な
装置である。図において、この装置は、配管120内面
に車輪130を押し付ける機構と、駆動部140と、車
輪120回転用の原動機(モータ)110を搭載して居
り、適用される管は内径(50mm〜100mm)程度
が最小である。前記第1従来例の作用を説明する。配管
120の内面に車輪130を押し付け、駆動部140に
原動機(モータ)110の回転を伝えて車輪120を回
転させると、この超小物高速移動装置は配管120の内
面に沿って自走する。
【0003】第2従来例を図7によって説明する。第2
従来例は圧接伸縮駆動動力源として小形で高出力を狙う
ため油圧を用いたものである。この装置は2つのユニッ
ト160とこれらをつなぐ中央シリンダ170からな
る。前記第2従来例の作用を説明する。2つのユニット
160を交互に伸縮させるとともに、中央シリンダ17
0を伸縮させている。この装置は移動速度が極めて遅い
という欠点を有している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の配管内移動装置
は、車輪を管内面に押し付ける機構と、自走のための駆
動部(モータ)を搭載しているため、寸法が大きく重量
も大となる。又移動速度も極めて遅く且細管への適用が
むづかしい。本発明の目的は、細管に適用できるような
小形で高速の配管内移動装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明はかかる課題を解
決するもので、請求項1記載の発明は、配管内を管軸方
向に移動して該配管内部の点検、補修等の作業を行なう
ようにした配管内移動装置において、フレームに回転自
在に支持されて前記管内を移動する車輪と、前記管内に
おいて管軸方向に伸縮するピストンロッドを備えた移動
装置の前後に設けるとともに、前記車輪の中心部に軸支
されて該車輪の軸方向に往復動可能に延設されたロッド
と、該ロッドの往復動を軸の可逆回転運動に変換する変
換手段と、前記軸に連結されて可逆的に回転し、前記車
輪の一方向への回転を制止する制止手段とを有してなる
配管内移動装置にある。
【0006】請求項2記載の発明は、請求項1におい
て、前記変換手段が、前記ロッドに形成されたラックと
前記軸に設けられたピニオンとを備え、前記制止手段
が、前記軸に固着された板ばね状のレバーと、前記車輪
に取付けられ該レバーの先端に係合して前記車輪の一方
向への回転を制止するノッチ部とを備えてなる。
【0007】かかる発明によれば、車輪内に設けられた
ロッドの往復動を、変換手段のラックピニオン機構を介
して軸の回転に変換し、軸に固定された制止手段のばね
状のレバーの先端を前記車輪に設けられたノッチ部に係
合することにより、前記車輪は一方向への回転を制止さ
れるとともに他の一方向の回転は前記ばね状のレバーが
撓むことにより許容される。従って前記ロッドの移動方
向を変えることにより、前記変換手段及び制止手段を介
して車輪の定められた一方向への回転を制止することが
でき、車輪の回転方向の切り換えが可能となる。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明に係る第1実施例を図1〜
5によって説明する。図1は第1実施形態の構成図、図
2は第1実施形態の車輪の正面図、図3は第1実施形態
の車輪の側面図、図4は図2のA−A断面図、図5は図
2のB−B断面図である。図において、移動装置50
は、シリンダ5(空圧でも水圧、油圧何れでも可)と、
ピストンロッド3の各々に板ばね2を介して管100の
内面に押しつけられた複数の車輪1a,1bと、図示し
ない外部から供給される流体の切換えを行う電磁弁4
と、シリンダ5とピストンロッド3の相対回転を防止す
るバー6と、その摺動室内用ガイド7,8とで構成され
ている。前記車輪1a,1bは、最外周接触面部が摩擦
係数の大きい弾性体のゴム19と、該ゴム19を支持
し、両側全面に放射状V字形溝のノッチ20が多数設け
られた心金18を中空な車軸11上に回転自在に支持す
る軸受17と、車軸11の中空部内を、油圧により軸方
向に往復移動するロッド12と、車軸11を支持するフ
レーム10とで構成されている。
【0009】前記ロッド12の両端にはそれぞれ溝13
とラック15が設けられ、フレーム10に固定されたキ
ー14が溝13に嵌合してロッド12の回転を止め、軸
受21a,21bで回転自在に支持された軸22に取付
けられたピニオン16がラック15と噛み合い、油圧信
号によりロッド12が移動すると軸22の先端に固定さ
れたレバー23a,23bが軸22とともに回転するよ
うになっている。
【0010】レバー23a,23bの先端は板ばね形状
をして居り、図4、5に示すようにロッド12のストロ
ークエンドで車輪の両側に設けられたレバー23a,2
3bはその板ばね形状端がノッチ20と噛み合う位置及
び噛み合わない位置になるようになっている。図4にお
いて、ロッド12が下方へ移動したストロークエンドで
はレバー23bは図5に示すノッチ20と噛み合わない
位置に、レバー23aは逆にノッチ20と噛み合う位置
になっている。又レバー23a,23bは先端が板ばね
構造のため図5に示すようにレバー23aがノッチ20
と噛み合う状態ではゴム19は、θ+ 方向の回転(図2
においてはCW方向)を妨げるが、θ-方向の回転(図
2においてはCCW方向)はばね効果により妨げない。
【0011】これらの構成により車輪の回転自在の方向
を一方向のみにでき、且ロッド12の移動のみで前記回
転方向が切換えられる。前記構成による車輪1a,1b
は、複数の車輪のうちシリンダ5とピストンロッド3の
各々に少なくとも1個取付けられている。図に示された
車輪は全てCCW方向のみが回転自在となるよう設定さ
れている。
【0012】前記第1実施例の作用を説明する。移動装
置50は全車輪が板ばね2により管100の内面に押し
つけられて居り且その接触面が高摩擦係数のゴム19で
あるので、車輪は管内を辷ることなく回転し移動する。
ピストンロッド3をシリンダ5に対して突出させる方向
に電磁弁4で切換えて流体を流すとピストンロッド3に
取付けられた車輪1aはCCW方向(図2参照)が回転
自在なためZ+ (図1参照)方向へ回転移動するがシリ
ンダ5に取付けられた車輪1bは前記レバー23aとノ
ッチ20の係合により、CW方向(図2参照)回転が規
制されているため、その位置に停止している。続いてピ
ストンロッド3をシリンダ5へ引き込む方向に電磁弁4
で切換えて流体を流すと、ピストンロッド3に取付けら
れた車輪1aはCW方向の回転が規制されているため、
その位置に停止し、シリンダ5側の車輪1bがZ+ 方向
(図1参照)へ回転移動する。ピストンロッド3の前記
往復運動のみで、移動装置50はZ+方向(図1参照)
へ自走することができる。車輪1a,1bの回転自在方
向をCW方向に切換えることにより、同じピストンロッ
ド3の往復運動のみで移動装置50はZ- 方向(図1参
照)へ自走させることもできる。
【0013】
【発明の効果】出力が大きさ及び重さの点で最も優れて
いる流体力のみを利用したシリンダを細い配管軸方向に
一つ設けるとともに、該シリンダによりロッドを往復動
させ、この往復動を回転運動に変換し、さらにこの回転
を制止手段に伝達して車輪の一方向への回転を規制する
ようにし、さらにその規制方向も流体力で切換えられる
ようにしたので、装置の小径軽量化ができ、更に無駄な
動作を排除したので高速移動が可能となる。本発明で
は、電磁弁を別置き(例えばボギーの後続車に搭載)と
することも可能であるため、細管内径に接近した外径寸
法のシリンダが採用可能となり、電動モータ等に比べ高
出力が得られる。又同出力であれば大巾な小形軽量化が
可能である。更にここでは回転方向切換規制車輪と組合
せることにより無駄な時間をはぶき移動装置はピストン
ロッドの移動速度の1/2の自走速度が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る第1実施例の構成図。
【図2】本発明に係る第1実施例の車輪の正面図。
【図3】本発明に係る第1実施例の車輪の側面図。
【図4】図2のA−A断面図。
【図5】図2のB−B断面図。
【図6】第1の従来例の構成図。
【図7】第2の従来例の構成図。
【符号の説明】
1a,1b…車輪、2…板ばね、3…ピストンロッド、
4…電磁弁、5…シリンダ、6…バー、7…ガイド、8
…ガイド、10…フレーム、11…車輪、12…ロッ
ド、13…溝、14…キー、15…ラック、16…ピニ
オン、17…軸受、18…心金、19…ゴム、20…ノ
ッチ、21a,21b…軸受、22…軸、23a,23
b…レバー、50…移動装置。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 配管内を管軸方向に移動して該配管内部
    の点検、補修等の作業を行なうようにした配管内移動装
    置において、フレームに回転自在に支持されて前記管内
    を移動する車輪と、前記管内において管軸方向に伸縮す
    るピストンロッドを備えた移動装置の前後に設けるとと
    もに前記車輪の中心部に軸支されて該車輪の軸方向に往
    復動可能に延設されたロッドと、該ロッドの往復動を軸
    の可逆回転運動に変換する変換手段と、前記軸に連結さ
    れて可逆的に回転し、前記車輪の一方向への回転を制止
    する制止手段とを有してなる配管内移動装置。
  2. 【請求項2】 前記変換手段が、前記ロッドに形成され
    たラックと前記軸に設けられたピニオンとを備え、前記
    制止手段が、前記軸に固着された板ばね状のレバーと、
    前記車輪に取付けられ該レバーの先端に係合して前記車
    輪の一方向への回転を制止するノッチ部とを備えてなる
    請求項1記載の配管内移動装置。
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