JP2960833B2 - 苗植付装置 - Google Patents

苗植付装置

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JP2960833B2
JP2960833B2 JP10634793A JP10634793A JP2960833B2 JP 2960833 B2 JP2960833 B2 JP 2960833B2 JP 10634793 A JP10634793 A JP 10634793A JP 10634793 A JP10634793 A JP 10634793A JP 2960833 B2 JP2960833 B2 JP 2960833B2
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push rod
planting
seedling
planting arm
cushion rubber
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光夫 信田
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Kubota Corp
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、苗植付装置の作動に伴
う騒音、詳しくは、プッシュロッドの衝撃的な突出移動
に起因した打音を抑制させる技術に関する。
【0002】
【従来の技術】苗植付装置は、例えば、特開平4−82
11号公報の図面第1図に示されるように、植付爪に掴
まれた苗を押出すプッシュロッドを往復スライド自在に
植付アームに支持し、圃場に苗を植付ける押出し移動は
符号20で示されるバネの付勢力によって行い、その後
の戻し移動は符号21で示される回転カムを利用したカ
ム機構によって強制的に引戻す構造を採っている。そし
て、符号19で示されるクッションゴムをプッシュロッ
ドに嵌装することで、衝撃的に突出移動されるプッシュ
ロッドの突出限界を緩衝規制している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、クッション
ゴムと植付アーム内面との接当面が平であるためか衝突
時の打音が大きく、植付作動騒音を大きくする原因とな
っていた。そこで、前記公報の図面第2図に示されたよ
うにクッションゴムの接当面を、外径側から内径側に順
次接当する傾斜面として衝撃を緩和させることにより、
打音を軽減させること(前記公報での内容は、クッショ
ンゴムの時間差接当によってグリースをプッシュロッド
と植付アーム間の間隙に押込む作用が期待できる点であ
る)が考えられた。しかしながら、この手段ではクッシ
ョンゴムの接当に伴って空気を軸心側に封じ込めながら
圧縮する状態になり、その圧縮空気の逃げ音が依然とし
て大きいおそれがある。加えて、衝突時での接当及び離
間作動に起因する変形頻度は外周部分ほど多くなる傾向
にあり、尖った形状となる外周側部分が外径方向にヘタ
リ変形し易く、そこでの耐久性が他の部分に比べて低下
し易いといった面もある。本発明の目的は、弾性部材
(クッションゴム)の部分的な耐久性低下なく上記打音
を抑制させる点にある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的の達成のために
本発明は、植付爪に沿って往復移動可能なプッシュロッ
ドと、プッシュロッドを突出付勢する作動バネと、押出
されたプッシュロッドを作動バネの付勢力に抗して植付
アーム内方に向けて引込むカム機構とを備えた苗植付装
置において、プッシュロッドに、植付アーム内面との接
当によってプッシュロッドの突出限界を緩衝規制する弾
性部材を嵌装するとともに、この弾性部材の接当面を、
部材中間部分が最も盛り上がる凸曲面に形状設定してあ
ることを特徴とする。又、プッシュロッドに、植付アー
ム内面との接当によってプッシュロッドの突出限界を緩
衝規制する弾性リングを嵌装するとともに、弾性リング
を、これの接当面の軸方向高さレベルが周方向で異なる
波形リング形状に構成してあるものでも良い。
【0005】
【作用】請求項1の構成では、例えば、図2に示される
リング状のクッションゴム19の径方向中間部が盛り上
がり、クッションゴム19の圧縮変形に伴って接当箇所
が順次移行されて打音が軽減されるのであり、最初に接
当する部分が部材中間部分となり、かつ、鋭く尖った形
状でもないのでヘタリ変形し難く、部分的な耐久性低下
が生じ難いようになる。かつ、内径方向及び外形方向の
双方に膨らみ変形できて従来に比べて変形し易くなる。
そして、この構造では軸心側に封じ込められる空気量は
極僅かであり、逃げ音による騒音は問題とならない。請
求項2の構成では、図4に示される波形クッションゴム
10に形成され、この場合でも接当箇所が順次移行され
て打音が軽減されるとともに、圧縮された空気は容易に
外径方向に逃げることができて上記逃げ音も生じないよ
うになる。そして、最初に接当する部分も請求項1の構
成と同様にヘタリ変形し難いものとなり、部分的な耐久
性低下が起き難い。
【0006】
【発明の効果】従って、請求項1及び2のいずれの苗植
付装置でも、弾性部材の耐久性を向上しながら植付作動
に伴う打音を軽減でき、植付騒音が抑制される苗植付装
置として提供できた。
【0007】
【実施例】以下に本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図1に歩行型田植機における苗植付装置の要部が
示されている。すなわち、エンジンの動力受ける植付ケ
ース(図示せず)に、苗植付爪6を備えさせた植付アー
ム7を、駆動回動リンク8と揺動リンク9とを介して上
下に揺動駆動されるように連結してある。そして、植付
アーム7の揺動により、苗植付爪6は、この先端がルー
プ軌跡Tを描く状態で苗のせ台4の下端付近と圃場の間
を上下に往復動し、苗のせ台4に載置されたマット状苗
11の下端部から1株分のブロック状苗を切断取出し
し、マット状苗11及び苗のせ台4夫々の下端部を機体
横方向に摺動自在に支持するレール部材12に形成され
た苗取出し口13を通って圃場泥土に下降して植付ける
ようにしてある。
【0008】植付けアーム7に苗押出し用のプッシュロ
ッド14を介して苗植付爪6に沿ってこれの長手方向に
摺動するように苗押し具15を付設すると共に、プッシ
ュロッド14にリンク16を介して連動させた苗押し具
操作用のカムレバー17を、支軸18の周りで揺動自在
に植付アーム7に内装してある。そして、リンク16側
のワッシャ3が弾性部材としてのクッションゴム19に
接当して、アーム7のロッド支持端面5とワッシャ3と
で挟持圧縮されるまでプッシュロッド14を押圧操作し
て苗押出し具15を苗植付爪6の先端付近の作用位置に
押出し操作するように、カムレバー17に作動バネ20
を作用させてある。カムレバー17を作動バネ20に抗
して操作する回転カム21を、駆動回動リンク8を植付
アーム7に連結する軸部8aに一体回動可能に取付け
て、カム機構Aを構成してある。つまり、苗植付爪6の
苗取出し時及び下降時には苗植付爪6の基端側に位置
し、かつ、苗植付爪6が苗植付けする時には作用位置に
なって苗植付爪6から保持苗を押出しするように、苗押
出し具15が苗植付爪6の苗植え運動に連動して摺動操
作されるようにしてある。
【0009】図2に示すように、リンク16は一対のリ
ンクプレート1,1とピン2,2から成り、リンク16
を連結するプッシュロッド14の基端部は断面形状が小
判形となる状態に平面加工してある。そして、プッシュ
ロッド14にはリング状のクッションゴム19を嵌装す
るとともに、このクッションゴム19とリンク16との
間にワッシャ3を介在させてあり、リンク16の端面と
ロッド支持面5とをワッシャ3及びクッショッゴム19
を介して接当させることにより、プッシュロッド14の
突出限界を規制する構造である。
【0010】図2、図3に示すように、クッションゴム
19は、自由状態における内径をプッシュロッド14の
外径よりも若干大径にしてあり、常に自重によって接当
面であるロッド支持端面5側に存在するようにしてあ
る。これによって、プッシュロッド14の衝撃的な突出
移動にクッションゴム19が連れ移動せず、慣性を少し
でも減らすようにしてある。クッションゴム19の、ロ
ッド支持端面5との接当面22、及び反接当面23を、
半径方向の中央部分が大きな曲率半径で最も盛り上がる
凸曲面に形状設定してあるとともに、ワッシャ3に付着
して前述の慣性の増加を防止するため、反接当面23に
複数の突起23aを周方向に適当間隔をあけて形成して
ある。
【0011】又、図2に示すように、ワッシャ3は、金
属製でプッシュロッド14に遊嵌されるワッシャ本体3
aと、ゴム製でプッシュロッド14外径よりも小なる内
径を有した保持部3bとを固着一体化して構成され、保
持部3bのプッシュロッド14に対する保持作用によっ
てワッシャ3をリンク16側の位置に保持させるように
してある。
【0012】プッシュロッド14が突出されたときに
は、クッションゴム19が内径方向及び外径方向双方の
横方向に変形しての緩やかな荷重の立上がりによって衝
撃が円滑に吸収緩和されるようになるとともに、横方向
への変形が片方に偏りにくい部分である部材中間部分か
ら接当が開始されることにより、クッションゴム19の
部分的な劣化が少なく、耐久性が向上するようになる。
【0013】図4に示すように、接当面22の軸方向高
さレベルが周方向で異なる波形リング形状に構成された
クッヨンゴムで成る弾性リング10を装着してあるもの
でも良く、本実施例でのリングゴムの形状等を総称し
て、「部材中間部分が最も盛り上がる凸曲面に形状設定
してある」と表現するものである。
【0014】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
便利にするために符号を記すが、該記入により本発明は
添付図面の構成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】苗植付装置の要部を示す断面図
【図2】弾性部材の装着状態を示す拡大断面図
【図3】弾性部材単品の平面図
【図4】弾性部材の別構造を示す斜視図
【符号の説明】
6 植付爪 7 植付アーム 10 弾性リング 14 プッシュロッド 19 弾性部材 20 作動バネ 22 接当面 A カム機構

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 植付爪(6)に沿って往復移動可能なプ
    ッシュロッド(14)と、前記プッシュロッド(14)
    を突出付勢する作動バネ(20)と、押出されたプッシ
    ュロッド(14)を前記作動バネ(20)の付勢力に抗
    して植付アーム(7)内方に向けて引込むカム機構
    (A)とを備えた苗植付装置であって、前記プッシュロ
    ッド(14)に、前記植付アーム(7)内面との接当に
    よって該プッシュロッド(14)の突出限界を緩衝規制
    する弾性部材(19)を嵌装するとともに、この弾性部
    材(19)の接当面(22)を、部材中間部分が最も盛
    り上がる凸曲面に形状設定してある苗植付装置。
  2. 【請求項2】 植付爪(6)に沿って往復移動可能なプ
    ッシュロッド(14)と、前記プッシュロッド(14)
    を突出付勢する作動バネ(20)と、押出されたプッシ
    ュロッド(14)を前記作動バネ(20)の付勢力に抗
    して植付アーム(7)内方に向けて引込むカム機構
    (A)とを備えた苗植付装置であって、前記プッシュロ
    ッド(14)に、前記植付アーム(7)内面との接当に
    よって該プッシュロッド(14)の突出限界を緩衝規制
    する弾性リング(19)を嵌装するとともに、該弾性リ
    ング(10)を、これの接当面(22)の軸方向高さレ
    ベルが周方向で異なる波形リング形状に構成してある苗
    植付装置。
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