JP2960278B2 - 移動通信システム - Google Patents

移動通信システム

Info

Publication number
JP2960278B2
JP2960278B2 JP5092266A JP9226693A JP2960278B2 JP 2960278 B2 JP2960278 B2 JP 2960278B2 JP 5092266 A JP5092266 A JP 5092266A JP 9226693 A JP9226693 A JP 9226693A JP 2960278 B2 JP2960278 B2 JP 2960278B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
unit
band
modulation
narrow
psk
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP5092266A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH06284077A (ja
Inventor
英彦 足立
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP5092266A priority Critical patent/JP2960278B2/ja
Publication of JPH06284077A publication Critical patent/JPH06284077A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2960278B2 publication Critical patent/JP2960278B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02DCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES [ICT], I.E. INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES AIMING AT THE REDUCTION OF THEIR OWN ENERGY USE
    • Y02D30/00Reducing energy consumption in communication networks
    • Y02D30/70Reducing energy consumption in communication networks in wireless communication networks

Landscapes

  • Digital Transmission Methods That Use Modulated Carrier Waves (AREA)
  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、基地局を介して複数
の移動無線局間で通信を行う移動通信システムに関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】図4は従来の移動通信システムを示す概
略構成図であり、図において、1は固定された基地局、
1 ,22 ,23 の各々は自動車電話機等の移動無線局
である。各移動無線局21 ,22 ,23 の各々は、基地
局1との間で制御信号(矢印104,107)の授受を
行った後、基地局1での接続処理により目的とする移動
無線局との間で双方向通信を行う。
【0003】この際、各移動無線局21 ,22 ,23
ら基地局1に対して上り音声信号(矢印102,10
6)が送信され、基地局1から各移動無線局21 ,2
2 ,23に対して下り音声信号(矢印103,105)
が送信される。すなわち、例えば移動無線局21 と移動
無線局22 との間で通信を行う場合には移動無線局21
から送信された音声信号は上り音声信号(矢印102)
として基地局1に受信された後、下り音声信号(矢印1
05)として移動無線局22 に対して送信される。他
方、移動無線局22 から送信された音声信号は上り音声
信号(矢印106)として基地局1に受信された後、下
り音声信号(矢印103)として移動無線局21 に対し
て送信される。
【0004】各移動無線局21 ,22 ,23 は全て同じ
変調方式を採用しているが、特に狭帯域のPSK(位相
シフトキーイング)変調方式を採用した場合は、位相平
面上の軌跡が円周上から外れている(定包絡性がない)
ために線形増幅器を使用することになる。ここで、図5
(a)は、π/4シフトQPSKの位相平面上の軌跡の
模式図であり、図5(b)は送信スペクトルとチャンネ
ル配置の模式図である。
【0005】なお、定包絡性を有するPSK変調方式を
採用した場合は非線形増幅器を用いることができるが、
広帯域になってしまう。ここで、図6(a)はπ/4シ
フトQPSKと位相変化を同じに定めた定包絡性を有す
るQPSKの位相平面上の軌跡の模式図であり、図6
(b)は送信スペクトルとチャンネル配置の模式図であ
る。
【0006】次に動作について説明する。例えば、移動
無線局21 と移動無線局22 との間で通信が行われるも
のとして、移動無線局21 が移動無線局22 に対して発
呼要求を行うと、基地局1は移動無線局22 に対して着
信をかける。着信を受けた移動無線局22 は基地局1に
対して応答すると、基地局1は移動無線局21 と移動無
線局22 との間で通話ができるように処理する。
【0007】この際、移動無線局21 から送信された上
り音声信号が基地局1にて一旦受信された後、下り音声
信号として移動無線局22 に対して送信され、移動無線
局22 から送信された上り音声信号が基地局1にて一旦
受信された後、下り音声信号として移動無線局21 に対
して送信される。このようにして移動無線局21 と移動
無線局22 との間で双方向通信が行われる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】従来の移動通信システ
ムは以上のように構成されているので、特に変調方式と
して狭帯域のPSK変調方式を採用した場合は、図5か
らも分かるように周波数の利用効率は高いが、線形増幅
器を必要とするので、非線形増幅器を用いた場合よりも
移動無線局の小形化および低消費電力化が困難になる。
これに対して、広帯域のPSK変調方式を採用した場合
は、非線形増幅器を用いることができるので、移動無線
局の小形化および低消費電力化が可能になる。しかしな
がら、広帯域であることからチャンネル間隔を広くとら
なければならないので、周波数の利用効率は悪いという
問題点があった。
【0009】この発明は上記のような問題点を解消する
ためになされたもので、システム全体としての周波数利
用効率が高く、かつ小形および低消費電力化を図ること
ができる移動通信システムを得ることを目的としてい
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明に係
る移動通信システムは、複数の移動無線局のうちの一部
を狭帯域PSK変調方式を採用したものとし、他の残り
のものを位相変化を狭帯域PSK変調と同じに定めた定
包絡性を有する広帯域PSK変調方式を採用したものと
する。そして、狭帯域PSK変調方式と広帯域PSK変
調方式に対応できるように、基地局の受信部の一部を受
信信号の変調方式に応じて切り替えるようにしたもので
ある。
【0011】請求項2記載の発明に係る移動通信システ
ムは、基地局にて狭帯域PSK変調波を送信するように
し、また、各移動無線局にて狭帯域PSK変調波を受信
できるようにしたものである。
【0012】請求項3記載の発明に係る移動通信システ
ムは、狭帯域IF部を備えた移動無線局に対して狭帯域
のPSK変調波を送信する場合には狭帯域変調部に切り
替え、広帯域IF部を備えた移動無線局に対して広帯域
のPSK変調波を送信する場合には広帯域変調部に切り
替えるようにしたものである。
【0013】請求項4記載の発明に係る移動通信システ
ムは、狭帯域PSK変調方式の場合には、狭帯域のチャ
ンネルのうちの1チャンネルを音声信号に割り当て、広
帯域PSK変調方式の場合には、狭帯域のチャンネルの
うち、必要とする数だけ隣接したチャンネルを音声信号
に割り当てるようにしたものである。
【0014】
【作用】請求項1記載の発明における移動通信システム
は、狭帯域PSK変調方式を採用した移動無線局にあっ
ては、その送信部の終段に線形増幅器を使用しなければ
ならず、小形化および低消費電力化が困難である反面、
周波数の利用効率が良い。他方、位相変化を狭帯域PS
K変調と同じに定めた定包絡性を有する広帯域PSK変
調方式を採用した移動無線局にあっては、広帯域であり
周波数の利用効率が良くない反面、その送信部の終段に
非線形増幅器を使用することができ、機器本体の形状の
小形化および低消費電力化が得られる。
【0015】基地局にあっては、狭帯域PSK変調方式
と広帯域PSK変調方式を受信して復調することがで
き、狭帯域PSK変調方式を採用した移動無線局と広帯
域PSK変調方式を採用した移動無線局の両方を扱うこ
とができる。
【0016】そして、基地局は、通話要求を受け取る
と、受信した制御信号等によって、移動無線局の変調の
種類を識別し、その受信部のIF部を狭帯域のPSK用
または広帯域のPSK用に切り替える。この場合、広帯
域PSK変調に位相変化を狭帯域PSK変調と同じに
めることで、受信部の復調部を狭帯域のPSK用と広帯
域のPSK用とに供用することができる。
【0017】請求項2記載の発明における移動通信シス
テムは、基地局から送信された狭帯域PSK変調波を各
移動無線局が受信できる。
【0018】請求項3記載の発明における移動通信シス
テムは、基地局にて狭帯域のPSK変調波を送信する場
合には狭帯域変調部に切り替え、広帯域のPSK変調波
を送信する場合には広帯域変調部に切り替える。
【0019】請求項4記載の発明における移動通信シス
テムは、基地局で、狭帯域PSK変調方式の場合には
狭帯域のチャンネルの1チャンネルを音声信号に割り当
て、広帯域PSK変調方式の場合には、狭帯域のチャン
ネルのうち、必要とする数だけ隣接したチャンネルを
声信号に割り当てる。
【0020】
【実施例】実施例1. 以下、この発明の実施例1を図について説明する。図1
(a)において、10は基地局であり、図示のように送
信部11と、受信部12と、制御部13と、切替器14
およびアンテナ15とを有して構成される。送信部11
は狭帯域PSK(π/4シフトQPSK)変調を行う狭
帯域変調部16と、この狭帯域変調部16にて狭帯域P
SK変調された送信信号を増幅し、出力する線形増幅部
17とを有して構成される。
【0021】上記受信部12は、受信信号を増幅および
中間周波に変換するRF部18と、このRF部18から
出力される受信信号を増幅およびフィルタにかける広帯
域IF部19および狭帯域IF部20と、これら広帯域
IF部19および狭帯域IF部20のいずれか一方に切
り替える切替部21と、狭帯域PSK信号および広帯域
PSK信号の両方を復調可能な復調部22と有して構成
される。
【0022】上記制御部13は装置本体の各部を制御す
るものであり、図示せぬCPU、ROMおよびRAM等
を有して構成され、そのROMにはCPUを制御するた
めのプログラムが書き込まれている。その制御の一例と
して制御部13は、受信信号の変調の種類を識別してそ
の結果を受信部12に供給する。
【0023】この場合、制御部13は、予めチャンネル
の周波数幅を狭帯域のPSK信号に基づいて規定してお
き、広帯域のPSK信号の場合に必要となる前記狭帯域
チャンネルの数を求めておく。
【0024】ここで、二つの移動無線局23,34(後
述する)が通話を行う場合、移動無線局23と基地局1
0との間の上り/下りと、移動無線局34と基地局10
との間の上り/下りの合計4つの音声チャンネルを使用
することになる。しかし、図6(b)に示すように広帯
域のPSK変調方式では、図5(b)に示す狭帯域のP
SK変調方式よりも伝送に必要な帯域が広いため、この
ままでは供用することができない。そこで、予め狭帯域
に基づいてチャンネル配置を行い、広帯域のPSKの場
合には必要な数のチャンネルを連続して確保して1チャ
ンネル分として割り当てれば良い。図2はその様子の一
例を示すもので、3チャンネル分の狭帯域チャンネルを
1つ広帯域チャンネルとして割り当てている。
【0025】図1(a)に戻り、制御部13は送信を行
うときに切替器14の切り替え制御を行ってアンテナ1
5を送信部11に接続し、受信を行うときは切替器14
の切り替え制御を行ってアンテナ15を受信部12に接
続する。上記狭帯域IF部19は狭帯域のPSK受信用
のフィルタを備えており、上記広帯域IF部20は広帯
域のPSK受信用のフィルタを備えている。
【0026】次に、図1(b)において、中形の移動無
線局23は図示のように送信部24と、受信部25と、
制御部26と、切替器27と、アンテナ28とを有して
構成される。送信部24は狭帯域PSK(π/4シフト
QPSK)変調を行う狭帯域変調部29と、この狭帯域
変調部29にて狭帯域PSK変調された送信信号を増幅
し、出力する線形増幅部30とを有して構成される。
【0027】上述したように狭帯域のPSK変調方式を
採用した場合は線形増幅器を使用する必要があるので、
この移動無線局23には線形増幅部30を使用してい
る。したがって、この移動無線局23は機器本体の小形
化が困難であることから、中形の移動無線局として以下
に示す小形の移動無線局34と区別している。また、線
形増幅器を使用した場合には低消費電力化が困難であり
電源部(図示略)も大形になることからも機器本体の小
形化が困難である。
【0028】上記受信部25は受信信号を増幅および
中間周波に変換するRF部31と、このRF部31から
出力される受信信号を増幅およびフィルタにかける狭帯
域IF部32と、狭帯域PSK(π/4シフトQPS
K)信号を復調する復調部33とから構成される。
【0029】上記制御部26は機器本体を制御するもの
であり、基地局10における制御部13と同様に図示せ
ぬCPU、ROMおよびRAMを有して構成され、その
ROMにはCPUを制御するためのプログラムが書き込
まれている。その制御の一例として制御部26は基地局
10により割り当てられたチャンネルに応じて使用チャ
ンネルの切り替えを行う。また、制御部26は送信を行
うときは切替器27の切り替え制御を行ってアンテナ2
8を送信部24に接続し、受信を行うときは切替器27
の切り替え制御を行ってアンテナ28を受信部25に接
続する。
【0030】次に、図1(c)において、小形の移動無
線局34は図示のように送信部35と、受信部36と、
制御部37と、切替器38と、アンテナ39とを有して
構成される。送信部35は、位相変化を狭帯域のPSK
(π/4シフトQPSK)変調と同じに定めた定包絡性
を有する広帯域のPSK変調を行う広帯域変調部40
と、この広帯域変調部40にて広帯域PSK変調された
送信信号を増幅し、出力する非線形増幅部41とを有し
て構成される。
【0031】上述したように定包絡性を有する広帯域の
PSK変調方式を採用した場合はC級パワーアンプのよ
うな非線形増幅器を使用することができるので、この移
動無線局34には非線形増幅部41を使用している。し
たがって、機器本体の小形化および低消費電力化が可能
になる。
【0032】また、上記広帯域変調部40において、位
相変化を狭帯域のPSK変調と同じに定めたことによ
り、基地局10の復調部22は広帯域PSKと狭帯域P
SKとを共通に扱うことができる。
【0033】上記受信部36は中形の移動無線局23と
同様に受信信号を増幅および中間周波に変換するRF部
42と、このRF部42から出力される受信信号を増幅
およびフィルタにかける狭帯域IF部43と、狭帯域P
SK(π/4シフトQPSK)信号を復調する復調部4
4とから構成される。
【0034】上記制御部37は機器本体を制御するもの
であり、上記基地局10の制御部13と同様に図示せぬ
CPU、ROMおよびRAMを有して構成され、そのR
OMにはCPUを制御するためのプログラムが書き込ま
れている。この場合、機能的には上記移動無線局23の
制御部26と同様であり、基地局10により割り当てら
れたチャンネルに応じて使用チャンネルの切り替えを行
う。また、制御部37は送信を行うときは切替器38の
切り替え制御を行ってアンテナ39を送信部35に接続
し、受信を行うときは切替器38の切り替え制御を行っ
てアンテナ39を受信部36に接続する。
【0035】次に動作について説明する。基地局10
は、予めチャンネルの周波数幅を狭帯域のPSKに基づ
いて規定しておき、広帯域のPSKの場合に必要となる
前記狭帯域チャンネルの数を求めておく(例えば3チャ
ンネルとする)。基地局10は移動無線局23または移
動無線局34から通話要求を受け取ると、その制御信号
中のデータを解読し、移動局の変調の種類を識別する。
【0036】その通話要求が中形の移動無線局23から
のものである場合には、基地局10は1チャンネルを上
り音声信号に割り当てる。次いで、受信部12のIF部
を狭帯域IF部19に設定する。そして、送信用として
1チャンネルを下り音声信号に割り当て、このチャンネ
ルを使用して呼び出しを行う。
【0037】他方、その通話要求が小形の移動局34か
らのものである場合には、基地局10は3チャンネルを
上り音声信号に割り当てる。次いで、広帯域IF部20
に設定する。そして、送信用として1チャンネルを下り
音声信号に割り当て、このチャンネルを使用して呼び出
しを行う。
【0038】このように、携帯用として持ち運ぶ用途に
は周波数の利用効率は悪い反面、小形および低消費電力
化が図れる定包絡性を有する広帯域のPSK変調方式を
採用し、自動車等に搭載する用途には、形状が大きく、
かつ電力効率が良くない反面、周波数の利用効率の良い
狭帯域のPSK変調方式を採用する。基地局では上記各
変調方式の違いを識別し、受信部内部を狭帯域のPSK
変調方式または広帯域のPSK変調方式に適宜切り替え
る。
【0039】したがって、用途に応じて変調方式の異な
る移動無線局を使い分けることにより周波数の利用効率
が高く、かつ小形および低消費電力を図ることができる
移動通信システムが得られる。
【0040】実施例2. 上記実施例1では、基地局10から各移動局23,34
への下り音声信号として狭帯域PSKに統一したが、こ
の実施例2では下り音声信号として狭帯域PSKと広帯
域PSKの双方を使用するものである。すなわち、上り
音声信号の場合と同様に移動無線局の種類(中形か小形
かの種類)を識別し、この結果に基づいてチャンネルの
割り当てと、送信部における変調部の切り替えを行い、
各移動無線局に対する上りと下りの音声信号の変調方式
が同じになるようにしたものである。
【0041】図3(a)において、基地局45の送信部
46は、狭帯域変調部48と、広帯域変調部49と、狭
帯域変調部48および広帯域変調部49のうちの一方に
切り替える変調方式切替部50と、線形増幅部51とを
有して構成される。制御部47は受信した上り音声信号
の変調方式を識別し、狭帯域PSK(π/4シフトQP
SK)の場合には変調方式切替部50を制御して狭帯域
変調部48に切り替えると共に切替部21を制御して狭
帯域IF部19に切り替える。次いで、チャンネルの割
り当てを行う。
【0042】他方、広帯域PSK(定包絡性を有し、位
相変化がπ/4シフトQPSKと同じに定めた)の場合
には変調方式切替部50を制御して広帯域変調部49に
切り替えると共に切替部21を制御して広帯域IF部2
0に切り替える。次いで、チャンネルの割り当てを行
う。なお、送信部46以外の他の部分は上述した図1
(a)の各部と共通であるので、同一の符号を付してあ
る。
【0043】図3(b)において、小形の移動無線局5
2の受信部53は、RF部54と、広帯域IF部55
と、広帯域PSK信号を復調する復調部56とを有して
構成される。なお、受信部52以外の他の部分は上述し
た図1(c)の各部と共通であるので、同一の符号を付
してある。また、中形の移動無線局は図1(b)に示す
ものと同様であるので図および説明は省略する。
【0044】一般的に従来の移動無線局では、送受信の
変調方式を同じにしている場合が多いので、この実施例
2の小形の移動無線局52および中形の移動無線局はこ
のような従来の移動無線局と互換性がある。
【0045】次に動作について説明する。基地局45
は、予めチャンネルの周波数幅を狭帯域のPSKに基づ
いて規定しておき、広帯域のPSKの場合に必要となる
前記狭帯域チャンネルの数を求めておく(例えば3チャ
ンネル)。基地局45は移動無線局23または移動無線
局52から通話要求を受け取ると、その制御信号中のデ
ータを解読し、移動局の変調の種類を識別する。
【0046】その通話要求が中形の移動無線局23から
のものである場合には、基地局45は1チャンネルを上
り音声信号に割り当てる。次いで、受信部12のIF部
を狭帯域IF部19に設定する。そして、呼び出し先が
例えば小形の移動無線局であれば、3チャンネルを下り
音声信号に割り当て、その後、送信部46の変調部を広
帯域変調部49に設定する。これに対して、呼び出し先
が中形の移動無線局であれば、1チャンネルを下り音声
信号に割り当て、その後、送信部46の変調部を狭帯域
変調部48に設定する。
【0047】他方、その通話要求が小形の移動局52か
らのものである場合には、基地局45は3チャンネルを
上り音声信号に割り当てる。次いで、受信部12のIF
部を広帯域IF部20に設定する。そして、呼び出し先
が例えば小形の移動無線局であれば、3チャンネルを下
り音声信号に割り当て、その後、送信部46の変調部を
広帯域変調部49に設定する。これに対して、呼び出し
先が中形の移動無線局であれば、1チャンネルを下り音
声信号に割り当て、その後、送信部46の変調部を狭帯
域変調部48に設定する。
【0048】
【発明の効果】以上のように、請求項1記載の発明によ
れば、複数の移動無線局のうちの一部を狭帯域PSK変
調方式を採用したものとし、他の残りのものを位相変化
を狭帯域PSK変調と同じに定めた定包絡性を有する広
帯域PSK変調方式を採用したものとし、基地局に対し
ては狭帯域PSK変調方式と広帯域PSK変調方式に対
応できるように、受信部の一部を受信信号の変調方式に
応じて切り替えるように構成したので、狭帯域PSK変
調方式を採用した移動無線局では周波数の利用効率を向
上することができ、広帯域PSK変調方式を採用した移
動無線局では、その送信部の終段に非線形増幅器を使用
することができることから、機器本体の形状の小形化お
よび低消費電力化を図ることができる。また、基地局に
あっては、広帯域PSK変調波が位相変化を狭帯域PS
K変調と同じに定めているので、狭帯域PSK変調波と
共通して復調することができる。などの効果がある。
【0049】また、請求項2記載の発明によれば、基地
局の送信系と各移動無線局の受信系の変調方式を共通に
するように構成したので、基地局において送信系の変調
方式を変更する必要がない分、基地局の制御部の負担を
少なくできるなどの効果がある。
【0050】また、請求項3記載の発明によれば、基地
局にて狭帯域のPSK変調波を送信する場合には狭帯域
変調部に切り替え、広帯域のPSK変調波を送信する場
合には広帯域変調部に切り替えるように構成したので、
狭帯域PSK変調方式を採用した移動無線局と狭帯域P
SK変調方式を採用した移動無線局の両方に対して送信
を行うことができるなどの効果がある。
【0051】また、請求項4記載の発明によれば、基地
局にて受信信号が狭帯域PSK変調方式であれば、狭帯
域のチャンネルのうちの1チャンネルを上り音声信号に
割り当て、広帯域PSK変調方式であれば、狭帯域のチ
ャンネルのうち、必要とする数だけ隣接したチャンネル
を上り音声信号に割り当てるように構成したので、いず
れの変調方式にでも各チャンネルを割り当てることがで
きることから、効率の良いチャンネル使用ができるなど
の効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例1による移動通信システムの
基地局および移動無線局を示すブロック図である。
【図2】この発明の実施例1による移動通信システムの
上り音声信号のチャンネル配置例を示す図である。
【図3】この発明の実施例2による移動通信システムの
基地局および移動無線局を示すブロック図である。
【図4】従来の移動通信システムの概略構成を示す
ある。
【図5】π/4シフトQPSKの位相平面上の軌跡およ
び送信スペクトルを示す図である。
【図6】定包絡性を有するQPSKの位相平面上の軌跡
および送信スペクトルを示す図である。
【符号の説明】
10,45 基地局 13,47 制御部 16,29,48 狭帯域変調部 19,23,43 狭帯域IF部 20,55 広帯域IF部 21 切替部 23,34,52 移動無線局 40,49 広帯域変調部 50 変調方式切替部

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基地局と、この基地局を介して互いに通
    信を行う複数の移動無線局とから構成される移動通信シ
    ステムにおいて、前記基地局は、狭帯域PSK変調され
    た受信信号を入力する狭帯域IF部と、広帯域PSK変
    調された受信信号を入力する広帯域IF部と、前記狭帯
    域IF部と前記広帯域IF部とを切り替える切替部と、
    受信信号の変調方式を識別し、その結果に基づいて前記
    切替部を制御する制御部とを備え、前記各移動無線局の
    うちの一部は、狭帯域PSK変調波を送信するための狭
    帯域変調部を備え、前記各移動無線局の他の残りのもの
    は、位相変化を狭帯域PSK変調と同じに定めた定包絡
    性を有する広帯域PSK変調波を送信するための広帯域
    変調部を備えたことを特徴とする移動通信システム。
  2. 【請求項2】 前記基地局は、狭帯域PSK変調波を送
    信するための狭帯域変調部を備え、前記各移動無線局
    は、狭帯域PSK変調波を受信するための狭帯域IF部
    を備えたことを特徴とする請求項1記載の移動通信シス
    テム。
  3. 【請求項3】 前記基地局は、狭帯域のPSK変調波を
    送信するための狭帯域変調部と、広帯域のPSK変調波
    を送信するための広帯域変調部と、前記制御部からの指
    令に基づいて前記狭帯域変調部と前記広帯域変調部とを
    切り替える変調方式切替部とを備え、前記各移動無線局
    のうち、狭帯域変調部を備えたものは、狭帯域PSK変
    調波を受信するための狭帯域IF部を備え、前記各移動
    無線局のうち、広帯域変調部を備えたものは、広帯域P
    SK変調波を受信するための広帯域IF部を備えたこと
    を特徴とする請求項1記載の移動通信システム。
  4. 【請求項4】 前記基地局の前記制御部は、狭帯域PS
    K変調の場合には狭帯域のチャンネルのうちの1チャン
    ネルを音声信号に割り当て、広帯域PSK変調の場合に
    は狭帯域のチャンネルのうち、必要とする数だけ隣接し
    たチャンネルを音声信号に割り当てることを特徴とする
    請求項1、請求項2又は請求項3いずれか1項記載の移
    動通信システム。
JP5092266A 1993-03-26 1993-03-26 移動通信システム Expired - Fee Related JP2960278B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5092266A JP2960278B2 (ja) 1993-03-26 1993-03-26 移動通信システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5092266A JP2960278B2 (ja) 1993-03-26 1993-03-26 移動通信システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH06284077A JPH06284077A (ja) 1994-10-07
JP2960278B2 true JP2960278B2 (ja) 1999-10-06

Family

ID=14049600

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5092266A Expired - Fee Related JP2960278B2 (ja) 1993-03-26 1993-03-26 移動通信システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2960278B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9955329B2 (en) 2014-07-28 2018-04-24 Nec Corporation Mobile wireless communication system

Also Published As

Publication number Publication date
JPH06284077A (ja) 1994-10-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP2175572B1 (en) Transmitting and receiving apparatus and method
CN1332510C (zh) 具有共用电路部件的多频带多模式无线电接收机及相关方法
US6473600B1 (en) Mobile phone with increased transmitter efficiency employing two transmit antennas
EP0797298B1 (en) Automatic gain control loop
KR20010112341A (ko) 무선 전기 통신 시스템, 그 기지국 및 빔형성 전기 통신방법
US6459905B1 (en) Mobile communication system
JP2960278B2 (ja) 移動通信システム
JPH09275356A (ja) 複数モード移動無線装置
JP2990145B2 (ja) 無線基地局装置
AU667140B2 (en) Booster for use in combination with radio apparatus
JP2003332940A (ja) 移動体通信装置
WO2002071648A1 (en) Sytem of mobile communication for in-building using frequence transfer method
JP2981259B2 (ja) 同一周波無線中継装置
JPH06216803A (ja) 無線装置
JP4805241B2 (ja) 無線中継機
KR100292989B1 (ko) 동적 채널 할당 이동통신 시스템 및 그 시스템에 사용되는채널카드 유닛
KR950016032A (ko) 이중 통신 모드용 주파수 대역 전환회로
JPH01286528A (ja) 送信出力製方法および送信出力制御装置
JPH04212529A (ja) 移動通信方式
JPH05347580A (ja) 移動通信システム
JPH11239077A (ja) ディジタル無線機
JP3420167B2 (ja) 送信装置、送信方法及び無線基地局装置
KR20020073878A (ko) 무선 데이터 통신용 주파수 변환 중계기
JPH01309527A (ja) 移動通信システム及び携帯端末及び車載中継器
JP2000236281A (ja) 単信式無線通信装置

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20070730

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080730

Year of fee payment: 9

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees