JP2959941B2 - 通信ネットワークの監視装置 - Google Patents

通信ネットワークの監視装置

Info

Publication number
JP2959941B2
JP2959941B2 JP5310092A JP31009293A JP2959941B2 JP 2959941 B2 JP2959941 B2 JP 2959941B2 JP 5310092 A JP5310092 A JP 5310092A JP 31009293 A JP31009293 A JP 31009293A JP 2959941 B2 JP2959941 B2 JP 2959941B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
point
communication
adapter
communication state
information
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP5310092A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH07162512A (ja
Inventor
光夫 佐藤
治幸 金子
正太郎 山下
郷司 大島
浩 竹内
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Anritsu Corp
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Original Assignee
Anritsu Corp
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Anritsu Corp, Nippon Telegraph and Telephone Corp filed Critical Anritsu Corp
Priority to JP5310092A priority Critical patent/JP2959941B2/ja
Publication of JPH07162512A publication Critical patent/JPH07162512A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2959941B2 publication Critical patent/JP2959941B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Data Exchanges In Wide-Area Networks (AREA)
  • Maintenance And Management Of Digital Transmission (AREA)
  • Use Of Switch Circuits For Exchanges And Methods Of Control Of Multiplex Exchanges (AREA)
  • Telephonic Communication Services (AREA)
  • Monitoring And Testing Of Exchanges (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はISDNやパケット通信
網等の通信ネットワークの各信号回線の通信状態を監視
する通信ネットワークの監視装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ISDN(サービス総合デジタル網)や
パケット通信網等は多数かつ多重のデータを高速でかつ
能率よく伝送する通信システムである。図10はこのよ
うな通信システムの概略構成を示すブロック図である。
【0003】多数のISDN交換機やこれら相互間を接
続する多数の信号回線等で構成された通信ネットワーク
1内の一つのISDN交換機に接続されたISDN信号
回線2aはユーザ宅内に配設されたDSU(回線終端装
置)3aに接続されている。このDSU3aに対して信
号回線を介して例えばG4ファクシミリ等のTE1 (I
SDN標準端末)4が接続されている。
【0004】他のISDN信号回線2bは同じくユーザ
宅内に配設されたDSU3b及びTA(端末アダプタ装
置)5を介してパーソナルコンピュータ等のTE2 (I
SDN非標準端末)6に接続されている。
【0005】さらに、通信ネットワーク1内のISDN
交換機に接続されたパケット信号回線7はDCE(デー
タ回線終端装置)8を介してDTE(パケット端末)9
に接続されていてる。また、場合によつては、前記IS
DN交換機にアナログの電話回線11を介して通常の電
話端末10が接続されている。
【0006】このような構成の通信システムにおいて、
ISDN交換機と各DSU3aとの間のインタフェース
は[2B+D]の基本インタフェース、又は、例えば
[23B+D]や[24B]等の一次群速度インタフェ
ースで構成されている。
【0007】また、DSU3aとTE1 4との間、及び
DSU3bとTA5との間のインタフェース、すなわ
ち、S/T点のインタフェースは基本インタフェース又
は一次群速度インタフェースで構成されている。
【0008】さらにTA5とTE2 6との間のインタフ
ェース、すなわちR点のインタフェースは例えばRS−
232C等のシリアルインタフェースである。また、D
CE8とDTE9との間のインタフェース、すなわち、
DDX−P点のインタフェースもV.35等のシリアル
インタフェースである。
【0009】このようにそれぞれ異なる点において、そ
れぞれ個別のインタフェース構成を有した通信システム
を新規に構築した場合や定期的な点検保守時に、各IS
DN信号回線2a,2bやパケット信号回線7におい
て、ケーブルの切断故障や,コネクタの接触不良,ま
た、交換機とDSUやDCEとの間の接続異常等のハー
ド的障害を検出する。また、ハード的障害のみならず、
伝送エラー等のソフト的障害も早期に発見して修理を実
施する必要がある。
【0010】さらに、伝送エラー等の回線品質は長期間
に亘って測定を行って統計的に評価する必要がある。従
来、このような試験を実施する場合には各信号回線にお
ける上述したS/T点.R点,DDX−P点等の各イン
タフェース点に信号測定装置を接続して、各点の通信状
態をブラウン管等によってモニタ表示して、その信号波
形又はデジタル値を分析して異常位置を推定していた。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ISD
N信号回線上におけるS/T点,R点、及びパケット信
号回線上のDDX−P点におけるインタフェースはそれ
ぞれ異なるので、各インタフェース点(S/T点,R
点、DDX−P点)の通信状態(プロトコル状態)をモ
ニタする各監視装置は、それぞれのインタフェースに整
合する仕様を有していた。
【0012】したがって、1つのユーザ宅内の複数のイ
ンタフェース点における通信状態(プロトコル情報)を
モニタする場合には、各インタフェース点のインタフェ
ースに整合する仕様を有した複数種類の監視装置を準備
する必要がある。
【0013】各インタフェース点の通信状態を同時に監
視するのではなくて、順番に調べて行けばよい場合等に
おいては、仕様が異なる多数の監視装置をユーザ宅内に
搬入したり、搬出する必要がある。その結果、通信シス
テム全体の保守点検作業や異常発生時における異常原因
究明が遅れる懸念がある。
【0014】さらに、監視装置を製造するメーカ側にと
っても、仕様が異なる複数種類の監視装置を製造しなけ
ればならないので、製造工程が複雑になり、生産性が低
下する懸念もある。
【0015】本発明はこのような事情に鑑みてなされた
ものであり、簡単な複数種類のアダプタ装置を装置本体
に対して着脱自在に設けることによって、それぞれ異な
るインタフェース点における通信状態をアダプタ装置を
交換するのみで簡単に監視しでき、必要に応じて、監視
結果を記憶保持でき、ユーザ宅内における監視,データ
採取作業の簡素化を図ることができ、かつ装置の製造時
の生産性を向上できる通信ネットワークの監視装置を提
供することを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記課題を解消するため
に本発明の通信ネットワークの監視装置は、通信ネット
ワークのISDN信号回線のS/T点の通信状態を検出
する通信状態検出部と、通信状態検出部にて検出された
S/T点の通信状態及びアダプタ端子から入力されたR
点の通信状態及びT点の通信状態をモニタ情報及びログ
情報としてデータファイルに書込む通信情報書込部と、
アダプタ端子に着脱自在に設けられ、通信ネットワーク
のISDN信号回線のR点の通信状態を検出してアダプ
タ端子へ送出するR点アダプタ装置と、アダプタ端子に
着脱自在に設けられ、通信ネットワークのパケット信号
回線のDDX−P点の通信状態を検出してR点の通信状
態に変換してアダプタ端子へ送出するDDX−P点アダ
プタ装置と、アダプタ端子に着脱自在に設けられ、通信
ネットワークにおける交換機内のV点の通信状態を検出
してT点の通信状態に変換してアダプタ端子へ送出する
V点アダプタ装置とを備えたものである。
【0017】
【作用】このように構成された通信ネットワークの監視
装置においては、例えば、ISDN信号回線のS/T点
の通信状態を検出する通信状態検出部と、各インタフェ
ース点で検出された通信状態をモニタ情報及びログ情報
としてデータファイルに書込む通信情報書込部とで監視
装置本体を構成する。
【0018】したがって、この監視装置本体は各インタ
フェース点のうちの主となるS/T点の通信状態を検出
する機能を有する。すなわち、S/T点の通信状態は監
視装置本体内の通信状態検出部で検出されて、S/T点
のモニタ情報及びS/T点のログ情報としてデータファ
イルに記録保持される。
【0019】そして、S/T点以外のR点,DDX−P
点,及びV点の各インタフェース点の通信状態は、それ
ぞれ専用のアダプタ装置で検出可能である。例えば、R
点アダプタ装置で検出されたR点の通信状態はそのまま
アダプタ端子を介して監視装置本体へ入力される。監視
装置本体へ入力されたR点の通信状態はR点のモニタ情
報及びR点のログ情報としてデータファイルに記録保持
される。
【0020】また、DDX−P点アダプタ装置で検出さ
れたDDX−P点の通信状態はR点の通信状態に変換さ
れてアダプタ端子を介して監視装置本体へ入力される。
監視装置本体へ入力されたR点の通信状態に変換された
DDX−P点の通信状態はR点のモニタ情報及びR点の
ログ情報と見做してデータファイルに記録保持される。
【0021】同様に、V点アダプタ装置で検出されたV
点の通信状態はT点の通信状態に変換されてアダプタ端
子を介して監視装置本体へ入力される。監視装置本体へ
入力されたT点の通信状態に変換されたV点の通信状態
はT点,すなわちS/T点のモニタ情報及びS/T点の
ログ情報と見做してデータファイルに記録保持される。
【0022】なお、通信ネットワークの交換機内のV点
とは、交換機内のインタフェース用信号装置と加入者線
端局装置との間のインタフェース点を示し、ユーザ宅内
に導入された信号回線を流れる交換機内の出力点と見做
すことが可能である。
【0023】なお、各アダプタ装置は比較的簡単な回路
構成で構成できるので、監視装置本体に比較して格段に
小型軽量にかつ安い製造費で製造可能である、したがっ
て、たとえ各インタフェース点毎に、個別のアダプタ装
置を備えたとしても、各インタフェース点毎に異なる仕
様を有する専用の監視装置を準備する場合に比較して、
1台の監視装置で複数インタフェース点の通信状態を監
視可能となる。
【0024】
【実施例】以下本発明の一実施例を図面を用いて説明す
る。図2は実施例の監視装置が接続された通信システム
を示すブロック図である。図10に示す通信システムと
同一部分には同一符号が付してある。したがって、重複
する部分の詳細説明は省略されている。
【0025】この通信システム内のS/T点,R点,D
DX−P点及びV点の合計4つのインタフェース点の各
通信状態を監視する3個の監視装置12,13,15が
配設されている。また、これらの各監視装置12,1
3,15を遠隔制御する遠隔制御装置16が組込まれて
いる。
【0026】すなわち、ISDN信号回線2bを介し通
信ネットワーク1内のISDN交換機に接続されたDS
U(回線終端装置)3bとTA(端末アダプタ装置)5
との間のS/T点と、TA5とTE2 (ISDN非標準
端末)6との間のR点とに監視装置12が接続されてい
る。
【0027】また、パケット信号回線7におけるDCE
(データ回線終端装置)8とDTE(パケット端末)9
との間のDDX−P点に監視装置13が接続されてい
る。この監視装置13はDSU3c及びISDN信号回
線2cを介して通信ネットワーク1内のISDN交換機
に接続されている。さらに、監視装置13はモデム14
a及び電話回線11aを介して通信ネットワーク1内の
ISDN交換機に接続されている。
【0028】また、通信ネットワーク1内のISDN交
換機内のV点に監視装置15が接続されている。この監
視装置15はDSU3d及びISDN信号回線2dを介
して通信ネットワーク1内のISDN交換機に接続され
ている。さらに、監視装置15はモデム14b及び電話
回線11bを介して通信ネットワーク1内のISDN交
換機に接続されている。
【0029】さらに、通信ネットワーク1のISDN交
換機に接続された他のISDN信号回線2eにはDSU
3eを介して遠隔制御装置16が接続されている。ま
た、この遠隔制御装置16はモデム14c及び電話回線
11cを介して通信ネットワーク1内のISDN交換機
に接続されている。なお、この遠隔制御装置16は例え
ば電話会社の管理センター内に配設されている。
【0030】図3は通信ネットワーク1内の1つのIS
DN交換機17における前述した監視装置15が接続さ
れるV点位置を示す図である。分配段通話路装置18に
対して、外部のISDN信号回線2に接続された加入者
系モジュール19と、外部の一般の電話回線11に接続
された集線装置20とが接続されている。また、加入者
系モジュール19内においては、通話路装置21に、送
信すべき情報を規定の伝送フォーマットに組込む基本イ
ンタフェース用信号装置22aと一次群速度インタフェ
ース用信号装置22bとが接続されている。基本インタ
フェース用信号装置22a及び一次群速度インタフェー
ス用信号装置22bから出力された信号はそれぞれI型
加入者線端局装置23a及び一次群速度インタフェース
用多重加入者線端局装置23bを介して各ISDN信号
回線2へ送出される。
【0031】そして、基本インタフェース用信号装置2
2aとI型加入者線端局装置23aとの間、及び、一次
群速度インタフェース用信号装置22bと一次群速度イ
ンタフェース用多重加入者線端局装置23bとの間にそ
れぞれV点が設定されており、監視装置15はこの各V
点における信号状態を検出する。
【0032】V点の通信状態を監視する監視装置15は
図示するように全ての監視装置12.13.15に共通
する仕様を有する監視装置本体24と、V点アダプタ装
置25aとで構成されている。
【0033】そして、前記各V点から入力された基本イ
ンタフェースに対応するインタフェースを有する通信状
態(プロトコル情報)、及び一次群速度インタフェース
に対応するインタフェースを有する通信状態(プロトコ
ル情報)はV点アタプタ装置25a内のプロトコル変換
部26へ入力される。プロトコル変換部26は取込んだ
V点の通信状態(プロトコル情報)をT点のインタフェ
ースに対応する通信状態(プロトコル情報)に変換し
て、アデプタ端子27を介して監視装置本体24へ送出
する。
【0034】図1は各監視装置12,13,15の概略
構成を示す機能ブロック図である。この監視装置12,
13,15は、前述したように、監視装置本体24と、
この監視装置本体24のアダプタ端子27に対して着脱
自在に設けられたアダプタ装置25とで構成されてい
る。
【0035】そして、アダプタ装置25として、前述し
たV点アダプタ装置25aと、図4に示すDDX−P点
アダプタ装置25bと、このDDX−P点アダプタ装置
25bと例えば回路定数のみが異なる図示しないR点ア
ダプタ装置25cとが準備されている。
【0036】図4に示すDDX−P点アダプタ装置25
bにおいては、シリアル通信におけるV.35インタフ
ェースが採用された場合に、パケット信号回線のパケッ
ト端末9側及びDCE8側に接続される接続端子28
a,28bにレベル変換器30a,30bが接続されて
いる。接続端子28a,28bは32ピンで構成されて
いる。各レベル変換器30a,30bは入力されたT線
及びR線の信号状態の信号レベルをコンピュータが判断
できるレベルに変換する。すなわち、この各レベル変換
器30a,30bはDDX−P点の通信状態をR点の通
信状態に変換する。
【0037】各レベル変換器30a,30bから出力さ
れるT線の通信状態(プロトコル情報),R線の通信状
態(プロトコル情報),信号情報が切換回路31を介し
てシリアル変換回路32へ送信される。シリアル変換回
路32は入力した直列の各通信状態(プロトコル情報)
を並列の通信状態(プロトコル情報)に変換して出力端
子33を介して監視装置本体24側のアダプタ端子27
へ送出する。
【0038】なお、このDDX−P点アダプタ装置25
b内には、シリアル変換回路32から出力されたシリア
ル信号を必要に応じて外部の表示装置へ表示させるため
の通信情報出力回路34が組込まれている。
【0039】同様に、V.24/V.28インタフェー
スが採用された場合に、パケット信号回線のパケット端
末9側及びDCE8側に接続される接続端子28c,2
8dにレベル変換器30c,30dが接続されている。
さらに、V.21/V.11インタフェースが採用され
た場合に、パケット信号回線のパケット端末9側及びD
CE8側に接続される接続端子28e,28fにレベル
変換器30e,30fが接続されている。
【0040】切換回路31は監視装置本体24からのい
ずれのインタフェースが採用されているかの、すなわち
DDX−P点に実際に接続されている接続端子に対応す
る各レベル変換器30a〜30fからの各通信状態(プ
ロトコル情報)を選択する。
【0041】このような構成のDDX−P点アダプタ装
置25bにおいて、このDDX−P点アダプタ装置25
bの出力端子33を図1に監視装置本体24のアダプタ
端子27へ接続し、パケット信号回線のDDX−P点に
必要な接続端子28a〜28fを接続するると、DDX
−P点の通信状態がR点の通信状態に変換されて監視装
置本体24に入力される。すなわち、図2の監視装置1
3となる。
【0042】R点アダプタ装置25cは、前述したよう
に、図4に示すDDX−P点アダプタ装置25bと同一
構成である。そして、このR点アダプタ装置25cを監
視装置本体24に接続して、必要な接続端子をISDN
信号回線のR点に接続すると、R点の通信状態がそのま
ま監視装置本体24に入力される。すなわち、図2の監
視装置12となる。
【0043】次に監視装置本体24の構成を説明する。
この監視装置本体24は例えばマイクロコンピュータ等
の一種の情報処理装置で構成されている。そして、図1
は監視装置本体24の概略の機能を示す例えばソフト的
手段で構成された機能ブロック図であり、図5はハード
構成図である。
【0044】監視装置本体24は、図1に示すように、
大きく分けて、制御部35,モニタ部36,ログ情報検
出部37,トリガ発生部38,通信部39等で構成され
ている。そして、モニタ部36にはモニタ情報ファイル
40が接続され、ログ情報検出部37にはログ情報ファ
イル41が接続されている。トリガ発生部38には操作
部42a及び外部トリガ端子42bが接続されている。
【0045】また、通信部39は切換部43を介して監
視対象のISDN信号回線のS/T点に接続される接続
端子44a,44b及び専用のISDN信号回線2c,
2dに接続された接続端子45に接続されている。さら
に、通信部39は電話回線11a,11bに接続される
接続端子46及び予備接続端子47に接続されている。
モニタ部36は前記S/T点に接続される接続端子44
a,44b及びアダプタ端子27に接続される。
【0046】次に、図1の機能ブロック図の各構成部3
5〜41と図5に示すハード構成図との関連性について
説明する。この監視装置本体24は、図5に示すよう
に、それぞれ個別のCPU35a,35b、プログラム
を記憶するROM35c,35d、データを記憶するR
AM35e,35f、及びバスライン48a,48bと
を有する2系統のマイクロコンピュータで構成されてい
る。そして、マイクロコンピュータ相互間を、両者間で
情報交換を実施するための2ポートメモリ49で接続し
ている。そして、前記制御部35は各CPU35a,3
5b及び各ROM35c.35dに相当する。
【0047】図5において、監視対象のISDN信号回
線のS/T点に接続される接続端子44a,44bは、
モニタ部36を構成する送受信回路39aを介して、T
線モニタ部36a,R線モニタ部36b及びノーマル雑
音検出回路37aに接続されている。さらに、バスライ
ン48bにはアダプタ端子27を介して図4に示すアダ
プタ装置25か接続される。
【0048】チャネル切換回路36eは、T線モニタ部
36a,R線モニタ部36bへ接続端子44a,44b
から入力されるS/T点の通信状態(プロトコル情報)
を、Dチャネル、B1 チャネル,B2 チャネルに順次切
換えて、それぞれR線及びT線に対応する一対のシリア
ル変換回路36f,36gを介してバスライン48bに
出力する。
【0049】T線モニタ部36a,R線モニタ部36b
は、接続端子44a.44bから入力されたS/T点及
びアダプタ端子27を介して入力されたR点,DDX−
P点及びV点の通信状態をモニタ(検出)する。そし
て、レイヤ1モニタ情報であるINFO状態(プロトコ
ル情報)をINFO出力回路36c,36dを介してバ
スライン48bへ出力する。バスライン48bに出力さ
れたモニタ情報はRAM35f内のモニタ情報ファイル
40に書込まれる。
【0050】具体的には、モニタ情報ファイル40には
モニタ情報としてのレイヤ1〜3のプロトコロ情報が時
系列的に書込まれる。例えば、図6に示すように、レイ
ヤ1〜3のモニタ情報にチャネル種別等が付加されて記
憶される。
【0051】また、ノーマル雑音検出回路37aはS/
T点における電源ノイズや外部ノイス等のノーマル雑音
を検出してバスライン48bを介してRAM35f内の
ログ情報ファイル41に書込む。
【0052】このログ情報ファイル41内には、図7に
示すように、S/T点及びR点において発生したログ情
報(事象発生情報)の発生回数を各事象(ログ)項目毎
に記憶するS/T点ログ情報ファイル41a,R点ログ
情報ファイル41bが形成されている。したがって、短
期間に繰返し同一異常が発生した場合は、該当するログ
情報項目の発生回数が飛躍的に増大する。
【0053】また、通信部39を構成する2台のRS−
232Cインタフェース39b,39cが組込まれてい
る。ISDN用通信回路50は、RAM35fに蓄積し
たモニタ情報およびログ情報を監視対象のISDN信号
回線2b又は専用のISDN信号回線2c.2dを介し
て遠隔制御装置16へ送信する回路である。そして、切
換部43はいずれのISDN信号回線で送信するかを選
択する回路である。
【0054】次に図1に示す各部の動作を順番に説明す
る。モニタ部28は前述したT線モニタ部36aとR線
モニタ部36bとで構成されており、ISDN信号回線
2bのS/T点に接続される接続端子44a,44bか
ら入力されるS/T点の通信状態およびアダプタ端子2
7に接続されたアダプタ装置25から送信された各イン
タフェース点における通信状態を監視する。具体的に
は、 (a) ISDN信号のレイヤ1のプロトコル情報 (b) Dチャンネル上のレイヤ2,3のプロトコル情報 (c) Bチャンネル上のレイヤ2,3のプロトコル情報 (d) R点又はDDX−P点上のレイヤ2,3のプロト
コル情報 を監視する。
【0055】そして、通信状態が変化すると、T線モニ
タ部36aとR線モニタ部36bを介してその変化時刻
と共にモニタ情報ファイル40内のアドレスを順次更新
し、モニタ情報として時系列的に書込む。なお、モニタ
情報ファイルの最終アドレスまでモニタ情報が書込まれ
ると、書込アドレスが先頭アドレスに戻る。すなわち、
このモニタ情報ファイル40内には常時最新の所定個数
のモニタ情報が発生時刻と共に記憶保持されている。
【0056】ログ情報検出部37は、モニタ部36で検
出されたレイヤ1,2,3のモニタ情報のうちの予め定
められたログ情報(事象発生情報)を検出してS/T点
ログ情報ファイル41aおよびR点ログ情報ファイル点
41bにその事象の発生回数を登録する。
【0057】すなわち、ログ情報検出部37内には、図
8,図9に示すように、それぞれのインタフェース点
(S/T点,R点)毎に、検出すべきログ情報がテーブ
ル形式で予め設定されている。具体的には、図5のRO
M35d内に設定されている。
【0058】例えば、図8は、S/T点におけるレイヤ
1における検出すべきログ情報が設定されているログ情
報設定テーブル37aを示す。このログ情報設定テーブ
ル37a内には端末から網(ネットワーク)方向及び網
から端末方向における「ノーマル雑音検出],「INF
O同期外れ」……等の多数の異常発生検出項目が設定さ
れている。
【0059】また、図9のログ情報設定テーブル37b
内には、R点における検出すべきログ情報の各異常発生
検出項目が設定されている。また、図示しないがR点の
ログ情報として、Iフレームの情報部の長さを検出する
項目が設定されている。
【0060】なお、DDX−P点のログ情報はR点のロ
グ情報に準じ、V点のログ情報はT点、すなわちS/T
点のログ情報に準ずる。ログ情報検出部37は図8,図
9の各ログ情報設定テーブル37a,37bに設定され
た各ログ情報が生じたか否かをモニタ部36で検出され
たモニタ情報から判断して、ログ情報が生じた場合は、
そのログ情報を図7に示す各ログ情報ファイル37a,
37bの該当項目の発生回数を増額更新する。
【0061】次に、図5のトリガ回路38aに対応する
トリカ発生部38について説明する。この「トリガ」と
は各監視装置12.13.15から遠隔制御装置16に
対して、モニタ情報ファイル40及びログ情報ファイル
41に記録されたモニタ情報及びログ情報の送信要求を
促すために送出する信号である。
【0062】そして、トリガ発生部38は、(a) 操作員
が重要な異常を発見して操作部42aにてトリガ出力操
作を行ったとき、(b) 図示しない外部装置からトリガ端
子42bを介してトリガ指令が入力されたとき、(c) ロ
グ情報ファイル41の各ログ情報ファイル41a,41
b内の予め指定されたログ情報の発生回数が予め設定さ
れた閥値を越えたとき、に通信部39を介して遠隔制御
装置16へトリガ信号を送出する。
【0063】通信部39は、監視対象のISDN信号回
線2b、又は専用のISDN信号回線2c,2d,2
e、又は電話回線11a,11b,11cを介して遠隔
制御装置16との間で各種の情報交換及びデータ転送を
実行する。いずれの伝送経路を使用するかは操作者が予
め選択設定しておく。
【0064】前記制御部35は、接続されたアダプタ装
置25の種類を判定して、モニタ部36へ指示すると共
に、通信部39を介して受信した遠隔制御装置16から
の送信要求に応じて、モニタ情報ファイル40及びログ
情報ファイル41に記憶されたモニタ情報及びログ情報
を遠隔制御装置16へ送信する機能を有する。さらに、
制御部35は、遠隔制御装置16からモニタ停止指令が
入力すると、モニタ部36にモニタ停止指令を指示す
る。
【0065】図2における遠隔制御装置16は、各イン
タフェース点に接続された各監視装置12,13,15
からトリガ信号が送信されると、送信元の監視装置1
2,13,15へモニタ停止指令を送出すると共に、送
信指令を送出して監視装置12,13,15に記録保持
された各モニタ情報およびログ情報を収集する。さら
に、遠隔制御装置16は、収集したモニタ情報およびロ
グ情報を用いて例えば異常発生位置判定等の異常解析処
理を実行する。
【0066】このように構成された通信ネットワークの
監視装置においては、図1に示すように、監視対象のI
SDN信号回線2bのS/T点の通信状態を検出する検
出機能と、S/T点およびR点でのモニタ情報およびロ
グ情報を記憶保持する記憶保持機能とが組込まれた監視
装置本体24と、この監視装置本体24に対して着脱自
在に設けられた複数種類のアダプタ装置25とで構成さ
れている。
【0067】そして、S/T点以外のV点.DDX−P
点,R点の各インタフェース点における通信状態を監視
(検出)する場合は、それぞれに対応するアダプタ装置
25a,25b,25cを監視装置本体24に取付けれ
ばよい。
【0068】すなわち、ISDN信号線2bのS/T点
とR点とを同時に監視する場合は、R点アダプタ装置2
5cを監視装置本体24に装着すればよい。この場合、
S/T点とR点との各モニタ情報およびログ情報は図
6,図7に示す各々の情報ファイルに記憶されていく。
【0069】また、通信ネットワーク1のISDN交換
機17内のV点を監視する場合は、V点アダプタ装置2
5aを監視装置本体24に装着すればよい。この場合、
ISDN信号回線に対する接続端子44a,44bは開
放する。よって、S/T点の通信状態は監視されなく
て、V点の通信状態のモニタ情報およびログ情報がT点
の各情報に変換されてS/T点のモニタ情報ファイルお
よびS/T点のログ情報ファイルに記憶されていく。こ
の場合、R点の各情報ファイルには何も記憶されない。
【0070】さらに、パケット信号回線7のDDX−P
点を監視する場合は、DDX−P点アダプタ装置25b
を監視装置本体24に装着すればよい。この場合、IS
DN信号回線に対する接続端子44a,44bは開放す
る。よって、S/T点の通信状態は監視されなくて、D
DX−P点の通信状態のモニタ情報およびログ情報がR
点の各情報に変換されてR点のモニタ情報ファイルおよ
びR点のログ情報ファイルに記憶されていく。この場
合、S/T点の各情報ファイルには何も記憶されない。
【0071】このように、それぞれ異なる各インタフェ
ース点における通信状態を監視する監視装置を、互いに
共通する基本的な回路構成を有する監視装置本体24
と、比較的簡単な回路構成を有する複数のアダプタ装置
25とで構成している。したがって、各インタフェース
点における通信状態を個別に監視する場合は、ユーザ宅
に1台の監視装置本体24と複数のアダプタ装置25を
搬入すればよい。
【0072】よって、各インタフェース点毎に異なる仕
様を有する監視装置を準備する必要があった従来装置に
比較して、通信システム全体の保守点検作業や異常発生
時における異常原因究明の能率が大幅に向上する。
【0073】また、監視装置を製造するメーカ側にとっ
ても、同一仕様の監視装置本体と簡単な構成の複数種類
のアダプタ装置を製造すればよいので、製造工程が簡素
化され、生産性が向上する。さらに、監視装置自体に、
表示装置やキーボード等の大掛かり操作部を設ける必要
がないので、装置全体を小型軽量に構成でき、かつ安価
に製造できる。
【0074】さらに、監視装置は監視したモニタ情報お
よびログ情報を記憶保持しているので、これらの情報を
後から解析することが可能となり、技術者がユーザ宅で
解析を実施する必要がない。
【0075】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の通信ネッ
トワークの監視装置によれば、簡単な複数種類のアダプ
タ装置を装置本体に対して着脱自在に設けている。した
がって、それぞれ異なるインタフェース点における通信
状態をアダプタ装置を交換するのみで簡単に監視でき、
必要に応じて、監視結果を記憶保持でき、ユーザ宅内に
おける監視,データ採取作業の簡素化を図ることがで
き、かつ装置の製造時の生産性を向上できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例に係わる通信ネットワーク
の監視装置の概略構成を示すブロック図。
【図2】 実施例監視装置が組込まれた通信システムを
示すブロック図。
【図3】 同通信システムのISDN交換機を示すブロ
ック図。
【図4】 実施例装置のアダプタ装置を示すブロック
図。
【図5】 同実施例装置のハード構成図。
【図6】 同実施例装置のモニタ情報ファイルを示す
図。
【図7】 同実施例装置のログ情報ファイルを示す図。
【図8】 同実施例装置のログ情報設定テーブルを示す
図。
【図9】 同じく同同実施例装置のログ情報設定テーブ
ルを示す図。
【図10】一般的な通信システムの構成を示すブロック
図。
【符号の説明】
1…通信ネットワーク、2a〜2e…ISDN信号回
線、7…パケット信号回線、12,13,15…監視装
置、16…遠隔制御装置、17…ISDN交換機、24
…監視装置本体、25…アダプタ装置、36…モニタ
部、27…ログ情報検出部、38…トリガ発生部、39
…通信部、40…モニタ情報ファイル、41…ログ情報
ファイル、42a…操作部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山下 正太郎 東京都港区南麻布五丁目10番27号 アン リツ株式会社内 (72)発明者 大島 郷司 東京都千代田区内幸町一丁目1番6号 日本電信電話株式会社内 (72)発明者 竹内 浩 東京都千代田区内幸町一丁目1番6号 日本電信電話株式会社内 (56)参考文献 特開 平4−98957(JP,A) 特開 昭63−204953(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H04M 3/22

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 通信ネットワーク(1) のISDN信号回
    線のS/T点の通信状態を検出する通信状態検出部(36)
    と、この通信状態検出部にて検出されたS/T点の通信
    状態及びアダプタ端子(27)から入力されたR点の通信状
    態及びT点の通信状態をモニタ情報及びログ情報として
    データファイル(40,41) に書込む通信情報書込部(36,3
    7) と、前記アダプタ端子に着脱自在に設けられ、通信
    ネットワークのISDN信号回線(2b)のR点の通信状態
    を検出して前記アダプタ端子へ送出するR点アダプタ装
    置(25c) と、前記アダプタ端子に着脱自在に設けられ、
    通信ネットワークのパケット信号回線(7) のDDX−P
    点の通信状態を検出してR点の通信状態に変換して前記
    アダプタ端子へ送出するDDX−P点アダプタ装置(25
    b) と、前記アダプタ端子に着脱自在に設けられ、前記
    通信ネットワークにおける交換機(17)内のV点の通信状
    態を検出してT点の通信状態に変換して前記アダプタ端
    子へ送出するV点アダプタ装置(25a) とを備えた通信ネ
    ットワークの監視装置。
JP5310092A 1993-12-10 1993-12-10 通信ネットワークの監視装置 Expired - Fee Related JP2959941B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5310092A JP2959941B2 (ja) 1993-12-10 1993-12-10 通信ネットワークの監視装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5310092A JP2959941B2 (ja) 1993-12-10 1993-12-10 通信ネットワークの監視装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH07162512A JPH07162512A (ja) 1995-06-23
JP2959941B2 true JP2959941B2 (ja) 1999-10-06

Family

ID=18001090

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5310092A Expired - Fee Related JP2959941B2 (ja) 1993-12-10 1993-12-10 通信ネットワークの監視装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2959941B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3564280B2 (ja) 1997-10-31 2004-09-08 日本電気株式会社 ネットワークトラフィック監視システム
JP3328179B2 (ja) 1997-11-26 2002-09-24 日本電気株式会社 ネットワークトラフィック監視システム

Also Published As

Publication number Publication date
JPH07162512A (ja) 1995-06-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN102457390B (zh) 一种基于qoe的故障定位方法和系统
US7349385B2 (en) Integrated access platform
CN109151082A (zh) 一种多连接建立方法、装置和系统
KR930009857B1 (ko) 송신 및 수신 경로를 상호 접속하는 채널 장치
JP2959941B2 (ja) 通信ネットワークの監視装置
US6400691B2 (en) ATM switching equipment and data editing system
JPH01156896A (ja) 障害情報収集処理方式
CN114816092A (zh) 一种基于kvm坐席的输出卡补偿器及补偿方法
CN111683142B (zh) 计量装置、计量方法和计算机可读存储介质
JP2959940B2 (ja) ネットワーク監視システム
JP2959943B2 (ja) ネットワーク監視システムの情報検索装置
JP3379860B2 (ja) ネットワーク監視システム
US20030229732A1 (en) Serial bus type configuration recognition and alarm apparatus
JPH07162423A (ja) ネットワーク監視システムの遠隔制御装置
KR100295236B1 (ko) 원격교환모듈접속 데이터링크의 자기진단방법
JPH07162513A (ja) ネットワーク監視システム
WO2023226477A1 (zh) 一种光模块、电子设备、通信系统及相关处理方法
US20120054377A1 (en) Method, apparatus and system for managing line between access device and terminal
CN2912119Y (zh) 通信线路自动监测倒换设备
US6438626B1 (en) System implementing a state transition having an interface storing a new next state of a self block and exchanging the state information with other block
JP2715137B2 (ja) 通信網制御方式
KR100236951B1 (ko) 대용량 통신처리시스템의 망접속 서브시스템과 운용관리장치간의 호 접속 제어 방법
KR100225737B1 (ko) 통신/영상 서비스 통합 접속 시스템 및 운영 방법
KR0152217B1 (ko) 전전자 교환기 시험장치에서의 제어기
JPH07162427A (ja) ネットワーク監視システム

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees