JP2959922B2 - 電動式射出成形機の射出制御方法 - Google Patents
電動式射出成形機の射出制御方法Info
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- JP2959922B2 JP2959922B2 JP5301993A JP5301993A JP2959922B2 JP 2959922 B2 JP2959922 B2 JP 2959922B2 JP 5301993 A JP5301993 A JP 5301993A JP 5301993 A JP5301993 A JP 5301993A JP 2959922 B2 JP2959922 B2 JP 2959922B2
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- output torque
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、射出充填圧力が所定の
圧力制限値を越えないようにしながら射出を行う電動式
射出成形機の射出制御方法に関する。
圧力制限値を越えないようにしながら射出を行う電動式
射出成形機の射出制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、射出充填圧力が所定の圧力を
越えないように制限しながら射出を行う射出制御方法が
見られた。油圧駆動式の射出成形機であれば射出用リリ
ーフ弁の設定圧力を、電動式射出成形機では射出用サー
ボモータの出力トルクをそれぞれ所望する射出速度が得
られるように意図しながら設定する。射出速度は射出充
填圧力制限によって、結果として成り行き的に制御され
る。そして、かかる射出制御方法を実現するために、電
動式射出成形機にあっては例えば図3に示すような手段
が採用されていた。図3により、従来の射出制御方法を
説明する。射出制御が開始されると、演算増幅器1A、
入力抵抗1B及びフィードバック抵抗1Cからなる反転
器1に、制御装置の図示しない部分から出力トルク制限
値指令Vtがプラスの電圧信号、例えば5ボルトで入力
される。この出力トルク制限値指令Vtは、射出用サー
ボモータ2の出力トルクを所望の大きさに決定するため
にオペレータが設定するもので、射出時のスクリュの推
進力惹いては射出充填圧力を、その電圧値に見合った大
きさに規制する。同時に、減算器3には射出指令Vs
が、出力トルク制限値指令Vtを保証する値のプラスの
電圧信号として、制御装置から自動演算されて入力され
る。例えば、射出指令Vsが4ボルトで減算器3に入力
されたとする。4ボルトの射出指令Vsは、PID演算
により入力値を補償増幅し極性を変換して出力する補償
器4にそのまま入力され、補償偏差信号Vdとして出力
される。未だ負荷に相当する射出充填圧力が制限値(図
4におけるPs)に達していない状態であれば、補償偏
差信号Vdは例えば−3ボルトで出力される。−3ボル
トの補償偏差信号Vdは、演算増幅器5A、入力抵抗5
B及びフィードバック抵抗5Cからなる反転器5に入力
され、制御信号Vcとして3Vで出力される。制御信号
Vcを補償偏差信号Vdで除したVc/Vdの絶対値、
即ち制御ゲインが従来にあっては固定比率(本例では
1)となっているのである。反転器5の出力側は、分岐
して減算器6及び電圧制限器7に接続されている。尚、
電圧制限器7は図3から明らかなように、演算増幅器7
A、入力抵抗7B、フィードバック抵抗7C及びダイオ
ード7Dから構成されており、該入力抵抗7Bと反転器
1の出力側とが接続されている。前記3ボルトで出力さ
れた制御信号Vcは減算器6に入力され、補償器8をへ
て電力増幅器9に入力される。そして、射出用サーボモ
ータ2を駆動するための電流出力に増幅変換される。電
力増幅器9と射出用サーボモータ2との間には、該電力
増幅器9からの出力電流をフィードバック制御するため
の電流検出器10が設けられている。射出用サーボモー
タ2の回転数は、パルスジェネレータ11によってパル
スの状態で実測され、F/V変換器12で電圧信号に変
換されることによりフィードバック電圧信号として減算
器3に入力される。やがて、射出充填圧力が制限値Ps
に達すると制御信号Vcは5ボルト若しくは5ボルトを
越えるようになるが、電圧制限器7の作用により出力ト
ルク制限値指令Vtを越えることができない(越える分
はダイオード7Dから電圧制限器7側へ吸収される)の
で、5ボルトに規制される。以後、出力トルク制限値V
tに基づく射出制御が続行される。尚、射出充填圧力の
降下についても同様であり説明は省略する。又、出力ト
ルク制限値Vtをプログラムコントロールすることによ
り、射出充填制限圧力の多段階プログラムコントロール
も行われる。
越えないように制限しながら射出を行う射出制御方法が
見られた。油圧駆動式の射出成形機であれば射出用リリ
ーフ弁の設定圧力を、電動式射出成形機では射出用サー
ボモータの出力トルクをそれぞれ所望する射出速度が得
られるように意図しながら設定する。射出速度は射出充
填圧力制限によって、結果として成り行き的に制御され
る。そして、かかる射出制御方法を実現するために、電
動式射出成形機にあっては例えば図3に示すような手段
が採用されていた。図3により、従来の射出制御方法を
説明する。射出制御が開始されると、演算増幅器1A、
入力抵抗1B及びフィードバック抵抗1Cからなる反転
器1に、制御装置の図示しない部分から出力トルク制限
値指令Vtがプラスの電圧信号、例えば5ボルトで入力
される。この出力トルク制限値指令Vtは、射出用サー
ボモータ2の出力トルクを所望の大きさに決定するため
にオペレータが設定するもので、射出時のスクリュの推
進力惹いては射出充填圧力を、その電圧値に見合った大
きさに規制する。同時に、減算器3には射出指令Vs
が、出力トルク制限値指令Vtを保証する値のプラスの
電圧信号として、制御装置から自動演算されて入力され
る。例えば、射出指令Vsが4ボルトで減算器3に入力
されたとする。4ボルトの射出指令Vsは、PID演算
により入力値を補償増幅し極性を変換して出力する補償
器4にそのまま入力され、補償偏差信号Vdとして出力
される。未だ負荷に相当する射出充填圧力が制限値(図
4におけるPs)に達していない状態であれば、補償偏
差信号Vdは例えば−3ボルトで出力される。−3ボル
トの補償偏差信号Vdは、演算増幅器5A、入力抵抗5
B及びフィードバック抵抗5Cからなる反転器5に入力
され、制御信号Vcとして3Vで出力される。制御信号
Vcを補償偏差信号Vdで除したVc/Vdの絶対値、
即ち制御ゲインが従来にあっては固定比率(本例では
1)となっているのである。反転器5の出力側は、分岐
して減算器6及び電圧制限器7に接続されている。尚、
電圧制限器7は図3から明らかなように、演算増幅器7
A、入力抵抗7B、フィードバック抵抗7C及びダイオ
ード7Dから構成されており、該入力抵抗7Bと反転器
1の出力側とが接続されている。前記3ボルトで出力さ
れた制御信号Vcは減算器6に入力され、補償器8をへ
て電力増幅器9に入力される。そして、射出用サーボモ
ータ2を駆動するための電流出力に増幅変換される。電
力増幅器9と射出用サーボモータ2との間には、該電力
増幅器9からの出力電流をフィードバック制御するため
の電流検出器10が設けられている。射出用サーボモー
タ2の回転数は、パルスジェネレータ11によってパル
スの状態で実測され、F/V変換器12で電圧信号に変
換されることによりフィードバック電圧信号として減算
器3に入力される。やがて、射出充填圧力が制限値Ps
に達すると制御信号Vcは5ボルト若しくは5ボルトを
越えるようになるが、電圧制限器7の作用により出力ト
ルク制限値指令Vtを越えることができない(越える分
はダイオード7Dから電圧制限器7側へ吸収される)の
で、5ボルトに規制される。以後、出力トルク制限値V
tに基づく射出制御が続行される。尚、射出充填圧力の
降下についても同様であり説明は省略する。又、出力ト
ルク制限値Vtをプログラムコントロールすることによ
り、射出充填制限圧力の多段階プログラムコントロール
も行われる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、かかる
従来の射出制御方法にあっては、射出充填圧力が射出用
サーボモータの出力トルク制限に基づく制限値Psにか
かり始める時点(図4のA点)又は制限圧力から降下し
始める時点(図4のB点)において、射出充填圧力の急
激な変動(ピークやオーバシュート)がみられることが
あった。その結果、特に低圧成形などにおいて、成形品
に歪みを生じるなどの不具合が発生した。本発明はかか
る不具合を解決可能な電動式射出成形機の射出制御方法
を得ることを課題とする。
従来の射出制御方法にあっては、射出充填圧力が射出用
サーボモータの出力トルク制限に基づく制限値Psにか
かり始める時点(図4のA点)又は制限圧力から降下し
始める時点(図4のB点)において、射出充填圧力の急
激な変動(ピークやオーバシュート)がみられることが
あった。その結果、特に低圧成形などにおいて、成形品
に歪みを生じるなどの不具合が発生した。本発明はかか
る不具合を解決可能な電動式射出成形機の射出制御方法
を得ることを課題とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】サーボモータの出力トル
ク制限値の所定値手前から又は手前にかけて、該サーボ
モータの出力トルクを変化させる制御ゲインを所定量低
下させることにより、該サーボモータの出力トルク惹い
ては前記射出充填圧力の増加又は減少比率を減少させ、
もって該サーボモータの出力トルク惹いては前記射出充
填圧力を所定の制限値に到達又は所定の制限値から降下
させるように制御することを特徴とする電動式射出成形
機の射出制御方法とした。
ク制限値の所定値手前から又は手前にかけて、該サーボ
モータの出力トルクを変化させる制御ゲインを所定量低
下させることにより、該サーボモータの出力トルク惹い
ては前記射出充填圧力の増加又は減少比率を減少させ、
もって該サーボモータの出力トルク惹いては前記射出充
填圧力を所定の制限値に到達又は所定の制限値から降下
させるように制御することを特徴とする電動式射出成形
機の射出制御方法とした。
【0005】
【作用】サーボモータの出力トルク制限値の所定値手前
から又は手前にかけて、該サーボモータの出力トルクを
変化させる制御ゲインを所定量低下させることにより、
該サーボモータの出力トルク惹いては前記射出充填圧力
の増加又は減少比率を減少させ、もって該サーボモータ
の出力トルク惹いては前記射出充填圧力を所定の制限値
に到達又は所定の制限値から降下させるように制御する
ことにより、射出充填圧力の切り換わり時のピークやオ
ーバシュートを未然に防止する。
から又は手前にかけて、該サーボモータの出力トルクを
変化させる制御ゲインを所定量低下させることにより、
該サーボモータの出力トルク惹いては前記射出充填圧力
の増加又は減少比率を減少させ、もって該サーボモータ
の出力トルク惹いては前記射出充填圧力を所定の制限値
に到達又は所定の制限値から降下させるように制御する
ことにより、射出充填圧力の切り換わり時のピークやオ
ーバシュートを未然に防止する。
【0006】
【実施例】図1及び図2に従って、本発明の1実施例を
説明する。
説明する。
【0007】図1は本発明を実施するための電動式射出
成形機の制御装置の要部回路構成の一例を示す図であ
り、図2は射出成形における射出充填圧力曲線の一例を
示す図である。尚、従来の技術例を説明するために用い
た図2及び図4と同一又は相当する部分には同一符号を
付した。
成形機の制御装置の要部回路構成の一例を示す図であ
り、図2は射出成形における射出充填圧力曲線の一例を
示す図である。尚、従来の技術例を説明するために用い
た図2及び図4と同一又は相当する部分には同一符号を
付した。
【0008】本発明に係る射出制御方法を実施するため
の要部回路構成は、従来例を示す図3に対して図1にお
いてそれぞれ二点鎖線で囲って示すように、制御ゲイン
調整手段13、制御ゲイン切換点設定手段14及び制御
ゲイン切換手段15を新たに有している。
の要部回路構成は、従来例を示す図3に対して図1にお
いてそれぞれ二点鎖線で囲って示すように、制御ゲイン
調整手段13、制御ゲイン切換点設定手段14及び制御
ゲイン切換手段15を新たに有している。
【0009】制御ゲイン調整手段13は固定抵抗13
A、可変抵抗13B、常開のリレー接点13C、ダイオ
ード13Dから構成され、フィードバック5Cと並行し
て設けられている。このため、従来固定比率となってい
た制御ゲインを、可変抵抗13Bを調整することによ
り、調整可能となっている。尚、制御ゲイン調整手段1
3は補償器4内部の比例制御ゲインを調整可能なものと
してその中に含めて設けてもよい。
A、可変抵抗13B、常開のリレー接点13C、ダイオ
ード13Dから構成され、フィードバック5Cと並行し
て設けられている。このため、従来固定比率となってい
た制御ゲインを、可変抵抗13Bを調整することによ
り、調整可能となっている。尚、制御ゲイン調整手段1
3は補償器4内部の比例制御ゲインを調整可能なものと
してその中に含めて設けてもよい。
【0010】制御ゲイン切換点設定手段14は可変抵抗
器であって、ゲイン切換点設定指令を電圧の状態で設定
するものである。
器であって、ゲイン切換点設定指令を電圧の状態で設定
するものである。
【0011】制御ゲイン切換手段15は、減算器16、
反転器17、比較器18、リレードライバ19及びリレ
ー20より構成されている。そして、減算器16は演算
増幅器16A、入力抵抗16B、入力抵抗16C及びフ
ィードバック抵抗16Dから、反転器17は演算増幅器
17A、入力抵抗17B及びフィードバック抵抗17C
から、比較器18は演算増幅器18A、入力抵抗18
B、入力抵抗18C、フィードバック抵抗18D、接地
抵抗18E及びダイオード18Fからそれぞれ成り立っ
ており、図1に示すように配置せしめられている。尚、
リレー20の常開接点13Cが前記制御ゲイン調整手段
13に設けられている。
反転器17、比較器18、リレードライバ19及びリレ
ー20より構成されている。そして、減算器16は演算
増幅器16A、入力抵抗16B、入力抵抗16C及びフ
ィードバック抵抗16Dから、反転器17は演算増幅器
17A、入力抵抗17B及びフィードバック抵抗17C
から、比較器18は演算増幅器18A、入力抵抗18
B、入力抵抗18C、フィードバック抵抗18D、接地
抵抗18E及びダイオード18Fからそれぞれ成り立っ
ており、図1に示すように配置せしめられている。尚、
リレー20の常開接点13Cが前記制御ゲイン調整手段
13に設けられている。
【0012】かかる手段を用いて実施する、本発明の射
出制御方法について説明する。
出制御方法について説明する。
【0013】制御ゲイン調整手段13により、制御ゲイ
ンを所望の値に減少させ得るようにオペレータが可変抵
抗13Bを調整する。又、制御ゲイン切換点設定手段1
4において、制御ゲイン切換点設定信号Vgをオペレー
タが例えば0.5ボルトに設定する。この制御ゲイン切
換点設定信号Vgは出力トルク制限値指令Vtに対して
どの程度手前(図2におけるC点に相当)から又は手前
(図2におけるD点に相当)にかけて制御ゲインを減少
させるかを決定するものである。
ンを所望の値に減少させ得るようにオペレータが可変抵
抗13Bを調整する。又、制御ゲイン切換点設定手段1
4において、制御ゲイン切換点設定信号Vgをオペレー
タが例えば0.5ボルトに設定する。この制御ゲイン切
換点設定信号Vgは出力トルク制限値指令Vtに対して
どの程度手前(図2におけるC点に相当)から又は手前
(図2におけるD点に相当)にかけて制御ゲインを減少
させるかを決定するものである。
【0014】反転器1において−5ボルトに極性反転さ
れた出力トルク制限値指令Vtと、0.5ボルトの制御
ゲイン切換点設定信号Vgとが減算器16で減算演算さ
れ、4.5ボルトの電圧で出力されて比較器18に入力
されるとともに、制御信号Vcが、反転器17で極性変
換されて同じく比較器18に入力され、両者が該比較器
18において比較演算される。
れた出力トルク制限値指令Vtと、0.5ボルトの制御
ゲイン切換点設定信号Vgとが減算器16で減算演算さ
れ、4.5ボルトの電圧で出力されて比較器18に入力
されるとともに、制御信号Vcが、反転器17で極性変
換されて同じく比較器18に入力され、両者が該比較器
18において比較演算される。
【0015】制御信号Vcが4.5ボルトを僅かに越え
るC点に達すると、比較器18から出力される電圧がプ
ラス信号となり、リレードライバ19に入力される。リ
レードライバ19で極性変換されて出力されたマイナス
電圧と、リレー20に常時供給されているプラスの電圧
との電位差によってリレー20が作動する。その結果、
制御ゲイン調整手段13に設けたリレー20の常開接点
13Cが作動し、制御ゲイン調整手段13が反転器5に
対して並列に作用し、もってオペレータが調整した所望
の値に制御ゲインが減少せしめられる。図2におけるC
点から射出用サーボモータ2の出力トルク惹いては射出
充填圧力の増加比率を減少させ、所定の射出充填圧力P
sに到達させる。尚、射出充填圧力を制限値から降下さ
せる場合においても、図2におけるB点からD点のよう
に、オペレータが調整した所望の値に制御ゲインを減少
せしめることにより射出用サーボモータ2の出力トルク
惹いては射出充填圧力の減少比率を減少させて降下させ
ることができる。その他、高い射出充填圧力から低い射
出充填圧力制限値に移行する場合や、低い射出充填圧力
制限値から高い射出充填圧力に移行する場合等、いずれ
の場合においても制御ゲイン減少区間を設け同様の制御
が可能であるが説明は省略する。
るC点に達すると、比較器18から出力される電圧がプ
ラス信号となり、リレードライバ19に入力される。リ
レードライバ19で極性変換されて出力されたマイナス
電圧と、リレー20に常時供給されているプラスの電圧
との電位差によってリレー20が作動する。その結果、
制御ゲイン調整手段13に設けたリレー20の常開接点
13Cが作動し、制御ゲイン調整手段13が反転器5に
対して並列に作用し、もってオペレータが調整した所望
の値に制御ゲインが減少せしめられる。図2におけるC
点から射出用サーボモータ2の出力トルク惹いては射出
充填圧力の増加比率を減少させ、所定の射出充填圧力P
sに到達させる。尚、射出充填圧力を制限値から降下さ
せる場合においても、図2におけるB点からD点のよう
に、オペレータが調整した所望の値に制御ゲインを減少
せしめることにより射出用サーボモータ2の出力トルク
惹いては射出充填圧力の減少比率を減少させて降下させ
ることができる。その他、高い射出充填圧力から低い射
出充填圧力制限値に移行する場合や、低い射出充填圧力
制限値から高い射出充填圧力に移行する場合等、いずれ
の場合においても制御ゲイン減少区間を設け同様の制御
が可能であるが説明は省略する。
【0016】
【発明の効果】本発明に従えば、射出充填圧力が制限圧
力にかかりはじめる時点又は制限圧力から降下する時点
において発生しがちなピークやオーバシュートといった
該射出充填圧力の急激な変動を未然に防止することがで
きる。その結果、成形時における不具合、例えば成形歪
みの発生等を良好に回避することが可能となった。
力にかかりはじめる時点又は制限圧力から降下する時点
において発生しがちなピークやオーバシュートといった
該射出充填圧力の急激な変動を未然に防止することがで
きる。その結果、成形時における不具合、例えば成形歪
みの発生等を良好に回避することが可能となった。
【図1】本発明を実施するための電動式射出成形機の制
御装置の要部回路構成の1例を示す図である。
御装置の要部回路構成の1例を示す図である。
【図2】本発明による射出制御方法を射出成形に適用し
た場合の、射出充填圧力曲線の1例を示す図である。
た場合の、射出充填圧力曲線の1例を示す図である。
【図3】図1に相当する従来例を示す図である。
【図4】図2に相当する従来例を示す図である。
1 反転器 2 射出用サーボモータ 3 減算器 4 補償器 5 反転器 6 減算器 7 電圧制限器 8 補償器 9 電力増幅器 10 電流検出器 11 パルスジェネレータ 12 F/V変換器 13 制御ゲイン調整手段 14 制御ゲイン切換点設定手段 15 制御ゲイン切換手段 A 射出充填圧力制限開始点 B 射出充填圧力制限終了点 C 制御ゲイン切換点(上昇時の開始点) D 制御ゲイン切換点(降下時の終了点) Ps 射出充填圧力制限値
Claims (1)
- 【請求項1】 サーボモータの出力トルクを所定の値に
制限することにより、射出充填圧力が所定の圧力制限値
を越えないようにしながら射出を行う電動式射出成形機
の射出制御方法において、前記サーボモータの出力トル
ク制限値の所定値手前から又は手前にかけて、該サーボ
モータの出力トルクを変化させる制御ゲインを所定量低
下させることにより、該サーボモータの出力トルク惹い
ては前記射出充填圧力の増加又は減少比率を減少させ、
もって該サーボモータの出力トルク惹いては前記射出充
填圧力を所定の制限値に到達又は所定の制限値から降下
させるように制御することを特徴とする電動式射出成形
機の射出制御方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5301993A JP2959922B2 (ja) | 1993-02-17 | 1993-02-17 | 電動式射出成形機の射出制御方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5301993A JP2959922B2 (ja) | 1993-02-17 | 1993-02-17 | 電動式射出成形機の射出制御方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06238719A JPH06238719A (ja) | 1994-08-30 |
JP2959922B2 true JP2959922B2 (ja) | 1999-10-06 |
Family
ID=12931196
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5301993A Expired - Lifetime JP2959922B2 (ja) | 1993-02-17 | 1993-02-17 | 電動式射出成形機の射出制御方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2959922B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4627250B2 (ja) * | 2005-11-14 | 2011-02-09 | 住友重機械工業株式会社 | 射出成形機の制御方法 |
-
1993
- 1993-02-17 JP JP5301993A patent/JP2959922B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH06238719A (ja) | 1994-08-30 |
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