JP2959755B2 - 自動車車体の塗装方法 - Google Patents

自動車車体の塗装方法

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JP2959755B2 JP8136059A JP13605996A JP2959755B2 JP 2959755 B2 JP2959755 B2 JP 2959755B2 JP 8136059 A JP8136059 A JP 8136059A JP 13605996 A JP13605996 A JP 13605996A JP 2959755 B2 JP2959755 B2 JP 2959755B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車車体の塗装
方法に関するものであり、特に中塗り塗料と上塗り塗料
を2コート1ベーク方式で塗装し、塗装工程の短縮化と
省エネルギー化を可能とした自動車車体の塗装方法に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、自動車車体の塗装は、通常電着塗
装した自動車車体に、中塗り塗料塗装→焼付→上塗り塗
料塗装→焼付の2コート2ベーク方式が主流であった。
しかしながら近年、塗装工程の短縮化や省エネルギー
化、さらには省設備スペース化が望まれており、中塗り
塗料と上塗り塗料を2コート1ベーク方式で塗装する方
法が採用されつつある。
【0003】しかしながら中塗り塗料を塗装し、該中塗
塗膜が未乾燥状態にある間に上塗り塗料を塗装する、い
わゆるウエットオンウエット工法で塗装すると両塗膜間
で対流、反転現象が生じやすく、その結果、チリチリ肌
等が発生することがあり、平滑性等の塗膜外観上、しば
しば問題が発生することがあった。
【0004】そこで、中塗り塗料と上塗り塗料の結合剤
や顔料組成を極めて近似させ、対流、反転現象を生じに
くくする方法が取られていた。
【0005】しかしながら、中塗り塗料には、電着塗膜
との付着性、低温時における耐ストーンチッピング性等
の機能、また上塗り塗料には、耐候性、耐薬品性、鮮映
性等の機能を必要とし、中塗り塗料と上塗り塗料とは要
求性能が異なるため、両者の組成を近似のものとすると
対流、反転現象は防止出来、塗膜外観のよいものが得ら
れるものの、前述の中塗り塗料と上塗り塗料の両方の要
求性能を同時に満すことは困難であった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、従来の自動
車車体の塗装方法の問題点を解決するものであり、中塗
り塗料と上塗り塗料の組成を極めて近似させなくても、
ウエットオンウエット工法で対流、反転現象が生じない
自動車車体の塗装方法を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者等は、前記課題
を解決するために種々の研究を行った結果、中塗り塗料
と上塗り塗料の顔料重量濃度〔塗膜形成性固形分に対す
る顔料の重量割合(以下PWCと略称する)〕及び結合
剤であるメラミン樹脂を構成するメチロール・イミノ基
型メラミン樹脂とブチル化メラミン樹脂の重量混合比率
を変えることによりウエットオンウエット工法でも対
流、反転現象が生じない塗膜が形成されるという知見を
得て本発明を完成した。
【0008】本発明は、電着塗膜を形成させた自動車車
体表面に、PWCが10〜50%の着色顔料及びオイル
フリーアルキド樹脂とメラミン樹脂とからなる結合剤を
含有する中塗り塗料を塗布し、次いで該中塗り塗料の塗
膜が未乾燥状態にある間に、PWCが1〜50%の着色
顔料とPWCが5〜54%の、一次粒子の平均粒径が
0.1μm以下の透明顔料からなり、かつ合計PWCが
15〜55%の顔料及びアルキド樹脂とメラミン樹脂と
からなる結合剤を含有する上塗り塗料を塗り重ね、形成
された両塗膜を同時に焼付硬化させる2コート1ベーク
方式の自動車車体の塗装方法において、(i)上塗り塗
料の合計PWCが、中塗り塗料のPWCより高いこと、
(ii)中塗り塗料及び上塗り塗料で使用するメラミン樹
脂が、メチロール・イミノ基型メラミン樹脂とブチル化
メラミン樹脂からなる混合メラミン樹脂であり、かつメ
チロール・イミノ基型メラミン樹脂とブチル化メラミン
樹脂の重量混合比率において、中塗り塗料は、上塗り塗
料よりもメチロール・イミノ基型メラミン樹脂の重量混
合比率を高くすること、を特徴とする自動車車体の塗装
方法を提供する。
【0009】本発明において使用される中塗り塗料は、
オイルフリーアルキド樹脂とその架橋剤であるメラミン
樹脂とからなる結合剤、着色顔料及び有機溶剤を必須成
分とし、さらに必要に応じてレオロジーコントロール
剤、表面調整剤、紫外線吸収剤、可塑剤等の各種添加剤
を配合したものから構成される。
【0010】前記オイルフリーアルキド樹脂としては、
従来から自動車車体中塗り塗料用として通常利用されて
いるオイルフリーアルキド樹脂が使用出来る。
【0011】すなわち、エチレングリコール、ネオペン
チルグリコール、プロピレングリコール、トリメチロー
ルプロパン、ヘキサンジオール、グリセリン、ペンタエ
リスリトール、ブタンジオール等の多価アルコール成分
とイソフタル酸、テレフタル酸、アジピン酸、セバチン
酸、アゼライン酸、コハク酸、マレイン酸、あるいはこ
れらの無水物等の酸成分とを常法に従って重合した、酸
価約15以下、水酸基価約20〜200、数平均分子量
約1500〜5000のオイルフリーアルキド樹脂が適
当である。
【0012】前記メラミン樹脂は、メチロール・イミノ
基型メラミン樹脂とブチル化メラミン樹脂からなる混合
メラミン樹脂を使用する。
【0013】本発明においては、中塗り塗料と上塗り塗
料とをウエットオンウエット工法で塗装するため、両塗
膜を同時に焼付硬化させる際、硬化反応速度が速すぎた
り、遅すぎたりすると不具合が生じやすいので、反応性
の速いメチロール・イミノ基型メラミン樹脂と反応性の
遅いブチル化メラミン樹脂の混合メラミン樹脂を使用す
る。なお、メチロール・イミノ基型メラミン樹脂は、メ
ラミン該1個当り、平均メチロール基を0.5〜1.5
モル、イミノ基を0.5〜1.5モル含有し、その他メ
トキシ基、ブトキシ基等を含むメラミン樹脂であり、市
販品としてサイメル202(三井サイテック社製登録商
標)等がある。またブチル化メラミン樹脂の市販品とし
てメラン268A(日立化成工業社製登録商標)、ユー
バン128(三井東圧化学社製登録商標)等がある。メ
チロール・イミノ基型メラミン樹脂とブチル化メラミン
樹脂との重量混合比率は、(50:50)〜(90:1
0)、好ましくは(60:40)〜(80:20)が適
当である。
【0014】中塗り塗料の結合剤は、以上説明したオイ
ルフリーアルキド樹脂と前述の混合メラミン樹脂からな
り、両者の重量割合は、(60:40)〜(90:1
0)、好ましくは(65:35)〜(80:20)であ
る。混合メラミン樹脂の量が前記範囲より多過ぎるとメ
ラミン樹脂同志の反応が起りやすくなり、塗膜の可撓
性、耐薬品性等が低下し、逆に少な過ぎると架橋密度が
低いため耐薬品性等が低下する傾向にある。なお、架橋
剤としてメラミン樹脂を使用するが、本発明において
は、一部ブロックドポリイソシアネート化合物を併用す
ることも可能である。
【0015】前記着色顔料としては、酸化チタン、カー
ボンブラック、弁柄等の無機顔料やアゾ系顔料、フタロ
シアニン系顔料、キナクリドン系顔料等の有機顔料など
が代表的なものとして挙げられる。また一部タルク、硫
酸バリウム等の体質顔料を併用することも可能である。
着色顔料の配合量は、PWCが10〜50%、好ましく
は15〜40%になるような量が適当である。
【0016】なお、PWCが前記範囲より多過ぎると相
対的に結合剤の量が少なくなり、塗膜の各種物理的、化
学的特性が悪くなるので好ましくない。一方逆に少な過
ぎると隠蔽性等が悪くなるので好ましくない。
【0017】前記有機溶剤としては、キシレン、トルエ
ン等の炭化水素系、エタノール、ブタノール等のアルコ
ール系、メチルエチルケトン、アセトン等のケトン系、
エチレングリコールモノエチルエーテル、エチレングリ
コールモノブチルエーテル等のエーテル系、酢酸エチ
ル、酢酸ブチル等のエステル系などの有機溶剤が代表的
なものとして挙げられる。
【0018】有機溶剤の配合量は、中塗り塗料の塗装手
段により多少違うが、通常粘度が20〜30秒/20℃
(フォードカップ#4)になるような量が適当である。
【0019】本発明において使用される上塗り塗料は、
アルキド樹脂とその架橋剤であるメラミン樹脂とからな
る結合剤、着色顔料と透明顔料とからなる顔料及び有機
溶剤を必須成分とし、さらに必要に応じてレオロジーコ
ントロール剤、表面調整剤、紫外線吸収剤、可塑剤等の
各種添加剤を配合したものから構成される。前記アルキ
ド樹脂としては、前述のオイルフリーアルキド樹脂を大
豆油、サフラワー油、ヤシ油、ヒマシ油等の油や脂肪酸
にて変性させた、油長約3〜30%のアルキド樹脂が適
当である。
【0020】前記メラミン樹脂は、中塗り塗料のメラミ
ン樹脂と同様メチロール・イミノ基型メラミン樹脂とブ
チル化メラミン樹脂からなる混合メラミン樹脂を使用す
る。メチロール・イミノ基型メラミン樹脂とブチル化メ
ラミン樹脂との重量混合比率は(10:90)〜(4
8:52)、好ましくは(20:80)〜(40:6
0)が適当である。但し、本発明においては、メチロー
ル・イミノ基型メラミン樹脂とブチル化メラミン樹脂の
重量混合比率において、中塗り塗料は上塗り塗料よりも
メチロール基・イミノ基含有メラミン樹脂の重量混合比
率を高くする必要がある。
【0021】中塗り塗料を上塗り塗料よりもメチロール
・イミノ基型メラミン樹脂の重量混合比率を高くするこ
とにより、対流、反転現象が生じず、また中塗り塗膜の
方が上塗り塗膜より速く硬化が始まり、有機溶剤揮発に
伴うピンホール等の塗膜欠陥が生じにくい特徴を有して
いる。
【0022】上塗り塗料の結合剤は、以上説明したアル
キド樹脂と前述の混合メラミン樹脂からなり、両者の重
量割合は、中塗り塗料の場合と同様の範囲が適当であ
る。なお、架橋剤としてメラミン樹脂を使用するが、一
部ブロックドポリイソシアネート化合物を併用すること
も可能である。
【0023】前記顔料は、着色顔料と透明顔料からなる
混合顔料を使用する。着色顔料としては、中塗り塗料の
所で説明した同様の着色顔料が代表的なものとして使用
出来る。
【0024】透明顔料としては、一次粒子の平均粒径が
0.1μm以下の硫酸バリウム、炭酸カルシウム等が使
用出来るが、本発明においては、特に一次粒子の平均粒
径が0.05μm以下の超微粒子硫酸バリウムが好適で
ある。
【0025】このような透明顔料は、着色顔料粒子間に
存在して着色顔料の凝集等を防止するための分散安定性
向上に寄与し、鮮明で光沢のある塗膜を得ることが出来
る。
【0026】着色顔料のPWCは、1〜50%、好まし
くは5〜20%、透明顔料のPWCは5〜54%、特に
好ましくは10〜30%であり、かつ両者の合計PWC
は、15〜55%、特に好ましくは20〜50%になる
ような量が適当である。
【0027】なお、着色顔料のPWCが前記範囲より多
過ぎると相対的に結合剤の量が少なくなり、塗膜の各種
物理的、化学的特性が悪くなり、逆に少な過ぎると隠蔽
性等がなくなるので好ましくない。
【0028】また透明顔料のPWCが前記範囲より多過
ぎると、相対的に結合剤の量が少なくなり、塗膜の各種
物理的、化学的特性が悪くなり、逆に少な過ぎると鮮明
で光沢のある塗膜が得にくくなるので好ましくない。
【0029】また両者の合計PWCが前記範囲より多過
ぎると同様に塗膜の各種物理的、化学的特性が悪くな
り、逆に少な過ぎると、後述する通り中塗り塗料のPW
Cより高くする必要上、相対的に中塗り塗料のPWCを
低くしなければならず、隠蔽性等が悪くなるので好まし
くない。
【0030】さらに本発明においては、合計PWCが中
塗り塗料のPWCよりも高く、好ましくは5%〜20%
高くする必要がある。このように上塗り塗料の合計PW
Cを高くすることにより、対流、反転現象が生じず、平
滑で、塗膜外観の優れたものが得られる。
【0031】前記有機溶剤としては、中塗り塗料の所で
説明した同様の有機溶剤が代表的なものとして使用出来
る。
【0032】また有機溶剤の配合量も通常粘度が20〜
30秒/20℃(フォードカップ#4)になるような量
が適当である。
【0033】本発明の自動車車体の塗装方法において
は、常法に従って表面処理し、カチオン型又はアニオン
型電着塗料を電着塗装し、焼付硬化させ、電着塗膜を形
成させた自動車車体に、前述の中塗り塗料を、エアース
プレー、エアレススプレー、静電スプレー等の如き通常
の塗装手段により硬化膜厚が約10〜30μm、好まし
くは12〜20μmになるように塗布する。
【0034】次いで1〜10分間程度静置し、塗膜が未
硬化状態にある間に上塗り塗料を同様にして硬化膜厚が
約20〜40μm、好ましくは25〜35μmになるよ
うに塗布する。
【0035】次いで1〜10分間程度静置し、120〜
180℃で、10〜30分間焼付け、両塗膜を硬化させ
る。
【0036】
【発明の効果】本発明の自動車車体の塗装方法は、中塗
り塗料と上塗り塗料を2コート1ベーク方式で塗装する
ために塗装工程の短縮化、省エネルギー化、省設備スペ
ース化が可能となり、かつ得られる塗膜は、両塗膜間で
対流、反転現象が生じないため、平滑で、鮮明で光沢の
あるものが得られる。
【0037】
【実施例】以下本発明を実施例及び比較例により詳細に
説明する。なお実施例、比較例における「部」、「%」
は重量基準で示す。
【0038】<中塗り塗料>表1に示す成分からなる中
塗り塗料を実施例、比較例において使用した。なお、表
1中の数値は、特に断わらない限り、「部」で示した。
【0039】<上塗り塗料>表2に示す成分からなる上
塗り塗料を実施例、比較例において使用した。なお、表
2中の数値は、特に断わらない限り、「部」で示した。
【0040】 注1)「ベッコライト6003」(大日本インキ化学工業社製登録商標) NV60%[但し上記量は固形分換算量である。] 注2)「サイメル202」(三井サイテック社製登録商標) NV80%[但し上記量は固形分換算量である。] 注3)「メラン268A」(日立化成工業社製登録商標) NV60%[但し上記量は固形分換算量である。] 注4)「ソルベッソ#100」(エクソン化学社製登録商標) 注5)平均一次粒径0.05μmの硫酸バリウム 注6)「フタルキド133−60」(日立化成工業社製登録商標) NV60%[但し上記量は固形分換算量である。] 表1,表2で示す各中塗り塗料、上塗り塗料をソルベッ
ソ#100、エチレングリコールモノブチルエーテル及
びブタノールの(80:15:5)〔単位:部〕からな
る希釈剤で希釈し、粘度27秒/20℃(フォードカッ
プ#4)に調整した塗料を使用して実施例及び比較例に
供した。 <実施例1〜2及び比較例1〜3>電着塗膜を形成させ
た鋼板上に、表3で示す中塗り塗料を硬化膜厚15μm
になるようにエアースプレー塗装し、3分間フラッシュ
オフタイムをおいて、表3に示す上塗り塗料を硬化膜厚
30μmになるようにエアースプレー塗装にて塗り重ね
7分間セッティング後、150℃で20分間焼付けた。
【0041】得られた各塗装板につき、塗膜の光沢及び
平滑性試験をし、その結果を表3の下段に示した。
【0042】表3の結果より明らかの通り本発明の塗装
方法である実施例1,2においては、光沢があり、かつ
平滑性のある塗膜が得られた。
【0043】一方メチロール・イミノ基型メラミン樹脂
とブチル化メラミン樹脂の重量混合比率において、中塗
り塗料が上塗り塗料よりも、メチロール・イミノ基型メ
ラミン樹脂の重量混合比率を低くした比較例1、また中
塗り塗料と上塗り塗料のメチロール・イミノ基型メラミ
ン樹脂の重量混合比率を同じにした比較例2は、いずれ
も光沢、平滑性が悪くなった。
【0044】また上塗り塗料のPWCを中塗り塗料のP
WCよりも低くした比較例3も光沢、平滑性が悪くなっ
た。
【0045】 注7)60度鏡面光沢度 ○:90度以上、△:80〜89、×:80未満 注8)塗面に映る蛍光ランプ影を観察 ○:ゆがみなく映る、△:ややゆがんで映る、×:境界がボケて映る
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−94774(JP,A) 特開 平2−157068(JP,A) 特開 平6−228796(JP,A) 特開 平2−273579(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B05D 1/36,7/14 B05D 5/00,5/06 B05D 7/24 303 C09D 5/00 C09D 7/12 B62D 65/00

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電着塗膜を形成させた自動車車体表面
    に、顔料重量濃度(塗膜形成性固形成分に対する顔料の
    重量割合、以下同じ)が10〜50%の着色顔料及びオ
    イルフリーアルキド樹脂とメラミン樹脂とからなる結合
    剤を含有する中塗り塗料を塗布し、次いで該中塗り塗料
    の塗膜が未乾燥状態にある間に、顔料重量濃度が1〜5
    0%の着色顔料と顔料重量濃度が5〜54%の、一次粒
    子の平均粒径が0.1μm以下の透明顔料からなり、か
    つ両者の顔料の合計重量濃度が15〜55%の顔料及び
    アルキド樹脂とメラミン樹脂とからなる結合剤を含有す
    る上塗り塗料を塗り重ね、形成された両塗膜を同時に焼
    付硬化させる自動車車体の塗装方法において、(i)上
    塗り塗料の合計顔料重量濃度が、中塗り塗料の顔料重量
    濃度より高いこと、(ii)中塗り塗料及び上塗り塗料で
    使用するメラミン樹脂が、メチロール・イミノ基型メラ
    ミン樹脂とブチル化メラミン樹脂からなる混合メラミン
    樹脂であり、かつメチロール・イミノ基型メラミン樹脂
    とブチル化メラミン樹脂の重量混合比率において、中塗
    り塗料は、上塗り塗料よりもメチロール・イミノ基型メ
    ラミン樹脂の重量混合比率を高くすること、を特徴とす
    る自動車車体の塗装方法。
  2. 【請求項2】 透明顔料は、一次粒子の平均粒径が0.
    05μm以下の硫酸バリウムである、請求項1の自動車
    車体の塗装方法。
  3. 【請求項3】 上記上塗り塗料の合計顔料重量濃度が中
    塗り塗料の顔料重量濃度より5%以上高くする請求項1
    記載の自動車車体の塗装方法。
  4. 【請求項4】 上記中塗り塗料における混合メラミン樹
    脂のメチロール・イミノ基型メラミン樹脂とブチル化メ
    ラミン樹脂の重量混合比が50:50〜90:10であ
    り上記上塗り塗料におけるメチロール・イミノ基型メラ
    ミン樹脂とブチル化メラミン樹脂の重量混合比が10:
    90〜48:52である請求項1記載の自動車車体の塗
    装方法。
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