JP2959327B2 - 光モニター装置 - Google Patents

光モニター装置

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JP2959327B2
JP2959327B2 JP5121045A JP12104593A JP2959327B2 JP 2959327 B2 JP2959327 B2 JP 2959327B2 JP 5121045 A JP5121045 A JP 5121045A JP 12104593 A JP12104593 A JP 12104593A JP 2959327 B2 JP2959327 B2 JP 2959327B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、主光路中に透過光と反
射光とに所望の比率で分岐する分岐板を配置し、分岐板
の反射光を受光素子で受光し計測して、主光路の光強度
をモニターする光モニタ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図4は従来の光モニタ装置の構成図であ
る。図において、5は、例えばガラス板の表面に、屈折
率が異なる誘電体膜を交互に多層に形成した分岐板であ
る。
【0003】この分岐板5は、透過率と反射率との比
を、例えば9対1としたものである。一方、光強度をモ
ニタすべき主光路は、入力側光ファイバ1と出力側光フ
ァイバ2とを対向配置し、入力側光ファイバ1の出射端
面側に出射光を平行光にするレンズ3を配置し、一方出
力側光ファイバ2の入射端面側に、その平行光を出力側
光ファイバ2の入射端面に集光するレンズ4を設置して
構成されている。
【0004】そして、レンズ3とレンズ4との間に、主
光路の光軸に45度傾斜するよう分岐板5を設置し、分岐
板5の反射光の光軸上にレンズ6を設置し、さらにレン
ズ6の後方に受光素子7を設置している。
【0005】したがって、入力側光ファイバ1の出射光
の大部分は分岐板5を透過して出力側光ファイバ2に伝
達される。そして、入力側光ファイバ1の出射光の一部
が分岐板5により反射され、レンズ6により集光されて
受光素子7の受光面に投射され、光・電変換され受光素
子7の電気的出力となる。
【0006】したがって、受光素子7の出力を計測する
ことで、主光路の光強度をモニターすることができる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、偏光が屈折
率が異なる境界面に入射すると、透過率及び反射率がS
偏光とP偏光とでは異なることは、図5に図示したよう
に公知のことである。
【0008】図5において、実線で示すST はS偏光の
透過率、一点鎖線で示すPT はP偏光の透過率、実線で
示すSR はS偏光の反射率、一点鎖線で示すPR はP偏
光の反射率を示す。
【0009】したがって、従来構造の光モニター装置に
おいても、分岐板での反射光は、S偏光(入射光の電界
が入射面に垂直の偏光)とP偏光(入射光の電界が入射
面に平行の偏光)とでは異なり、S偏光の光強度がP偏
光の光強度よりも強い。
【0010】このように従来の光モニター装置は、偏光
依存性を有し、モニターの信頼度が低いという問題点が
あった。本発明はこのような点に鑑みて創作されたもの
で、偏光依存性が殆どなくて、信頼度が高い光モニター
装置を提供することを目的としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに本発明は、図1に例示したように、透過光と反射光
とに所望の比率で分岐する分岐板を主光路の光軸上に配
置し、分岐板の反射光を受光素子で受光する構成の光モ
ニター装置において、P偏光透過率とS偏光透過率の比
が、分岐板5のS偏光反射率とP偏光反射率の比に等し
いか又はほぼ等しいフィルタ板10を、分岐板5と受光素
子7との間に挿入配置した構成とする。
【0012】また、分岐板5の反射光の入射角を可変し
得るよう、フィルタ板10が揺動可能に装着された構成と
する。さらにまた、図2に例示したように、分岐板5の
反射光の入射面の入射面を変えることができるよう、フ
ィルタ板10が光軸を中心にして回動可能に装着された構
成とする。
【0013】或いはまた、図3に例示したように、フィ
ルタ板10,フィルタ板10の透過光を受光素子7に集光す
るレンズ6及び受光素子7が円筒体20内に装着され、円
筒体20が光軸を中心にして回動可能である構成とする。
【0014】さらに、フィルタ板が、面方向に対して異
方性を有する吸収性フィルタである構成とする。
【0015】
【作用】本発明によれば、フィルタ板のP偏光透過率と
S偏光透過率の比が、分岐板のS偏光反射率とP偏光反
射率との比に等しいかほぼ等しい。したがって、分岐板
の反射光の偏光依存性がフィルタ板により補償され、受
光素子の受光する光はP偏光の光強度とS偏光の光強度
がほぼ等しくなる。
【0016】即ち本発明の光モニター装置は、無偏光依
存性に富んでいる。また、フィルタ板のP偏光透過率と
S偏光透過率の比は、入射角或いは入射面を変えること
で加減できる。
【0017】したがって、分岐板の反射率の製造上のば
らつき、及びフィルタ板の透過率の製造上のばらつき
が、請求項2〜請求項4の発明によって補正される。ま
た一方、異方性を有する吸収性フィルタをフィルタ板と
して採用すると、分岐板の反射光の光軸に対してフィル
タ板を殆ど傾斜させる必要がない。
【0018】したがって,光モニター装置の小形化・無
調整化が推進される。
【0019】
【実施例】以下図を参照しながら、本発明を具体的に説
明する。なお、全図を通じて同一符号は同一対象物を示
す。
【0020】図1は本発明の実施例の構成図、図2は本
発明の他の実施例の構成図、図3は本発明のさらに他の
実施例の要所断面図である。図1乃至3において、10
は、入射角を所定に設定した時にP偏光透過率とS偏光
透過率の比が、分岐板5のS偏光反射率とP偏光反射率
との比に等しくなるように、例えばガラス板の表面に、
屈折率が異なる誘電体膜を交互に多層に形成したフィル
タ板である。
【0021】一方、光強度をモニタすべき主光路は、入
力側光ファイバ1と出力側光ファイバ2とを対向配置
し、入力側光ファイバ1の出射端面側に出射光を平行光
にするレンズ3を配置し、一方出力側光ファイバ2の入
射端面側に、その平行光を出力側光ファイバ2の入射端
面に集光するレンズ4を設置して構成されている。
【0022】そして、レンズ3とレンズ4との間に、主
光路の光軸に45度傾斜するよう分岐板5を設置し、分岐
板5の反射光の光軸上にレンズ6を設置し、さらにレン
ズ6の後方に受光素子7を設置している。
【0023】本発明においては、この分岐板5の反射光
の光軸上で分岐板5とレンズ6との間に、前述のフィル
タ板10を光軸に対して所定の角度傾斜して設置してい
る。この所定の角度とは、フィルタ板10のP偏光透過率
とS偏光透過率の比が、分岐板5のS偏光反射率とP偏
光反射率との比に等しくなるように、設計時に設定した
入射角である。
【0024】このような光モニター装置は、入力側光フ
ァイバ1の出射光の大部分は分岐板5を透過して出力側
光ファイバ2に伝達される。一方、入力側光ファイバ1
の出射光の一部が分岐板5により反射され、その反射光
の大半がフィルタ板10を透過してレンズ6に達し、レン
ズ6により集光されて受光素子7の受光面に投射され、
光・電変換され受光素子7の電気的出力となるのである
が、図5に示すS偏光の反射率曲線SR 、P偏光の反射
率曲線PR でも明らかのように、分岐板5の反射光はS
偏光の光強度がP偏光の光強度よりも強い。
【0025】この際フィルタ板10のP偏光透過率とS偏
光透過率の比が、分岐板5のS偏光反射率とP偏光反射
率との比に等しいので、分岐板5の反射光の偏光依存性
がフィルタ板10により補償される。
【0026】よって、受光素子7の受光する光はP偏光
の光強度とS偏光の光強度がほぼ等しくなり、偏光依存
性がほぼ解消される。一方、分岐板5のS偏光反射率と
P偏光反射率の比は、分岐板5の製造上のばらつき、及
び分岐板5の設置角度精度による主光線の入射角の変動
により、所定値との誤差は避けられない。
【0027】また、フィルタ板10のS偏光透過率とP偏
光透過率の比は、フィルタ板10の製造上のばらつきによ
り、所定値との誤差は避けられない。このために、分岐
板5の反射光に対して入射角を変えることができるよう
に、フィルタ板10は図1の矢印Aの方向に揺動可能とし
ている。
【0028】このことにより前述のフィルタ板10のP偏
光透過率とS偏光透過率の比が、分岐板5のS偏光反射
率とP偏光反射率との比に等しくなるように調整するこ
とかてきるので、分岐板5の反射光の偏光依存性がフィ
ルタ板10により補償される。
【0029】図2において、フィルタ板10を光軸に対し
て所定の角度傾斜させ、且つ分岐板5の反射光の入射面
の入射面を変えることができるよう、フィルタ板10が光
軸を中心にして矢印Bのように回動可能に装着されてい
る。
【0030】入射面が変わるとことに伴いP偏光,S偏
光のベクトルの方位が変わる。したがって、P偏光透過
率及びS偏光透過率の比を変えることができる。図3に
示す光モニター装置は、フィルタ板10,フィルタ板10の
透過光を受光素子7に集光するレンズ6及び受光素子7
を円筒体20内に装着し、この円筒体20を光軸即ち円筒体
20の軸心を中心にして回動可能の構造にしたものであ
る。
【0031】なお、フィルタ板10は光軸に対して所定の
角度傾斜され固定されている。円筒体20を回動すること
で、分岐板5の反射光の入射面を調整することができ、
偏光依存性がほぼ解消される。
【0032】図3に図示した円筒体20を回動するように
光モニター装置は、組立作業が容易であるという利点が
ある。また、一方図面は省略したが、フィルタ板を、面
方向に対して異方性を有する吸収性フィルタとすること
で、偏光依存性が解消される。
【0033】面方向に対して異方性を有する吸収性フィ
ルタは、誘電体膜の蒸着形成時に蒸着物の投射方向に対
してフィルタ基板を傾ける。或いは多層誘電体膜の表面
に微細な異方性の傷を付けて、ストライプ状の膜とする
こと等で形成することができる。
【0034】フィルタ板を異方性を有する吸収性フィル
タとすることで、フィルタ板を分岐板の反射光に対して
傾ける必要が必ずしも無くなる。よって、光モニター装
置の小形化・無調整化が推進される。
【0035】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、フィルタ
板のP偏光透過率とS偏光透過率の比を分岐板のS偏光
反射率とP偏光反射率との比に等しく光モニター装置で
あって、分岐板の反射光の偏光依存性がフィルタ板によ
り補償され、受光素子の受光する光はP偏光の光強度と
S偏光の光強度がほぼ等しくなり、無偏光依存性に富ん
でいるという効果を有する。
【0036】また、分岐板の反射光のフィルタ板への入
射角又は入射面を加減することで、分岐板の反射率の製
造上のばらつき、及びフィルタ板の透過率の製造上のば
らつきが補正でき、無偏光依存性がさらに向上するとい
う効果を有する。
【0037】また、異方性を有する吸収性フィルタをフ
ィルタ板として採用することで、光モニター装置の小形
化・無調整化が推進される。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例の構成図
【図2】 本発明の他の実施例の構成図
【図3】 本発明のさらに他の実施例の要所断面図
【図4】 従来例の構成図
【図5】 偏光の入射角と透過率・反射率との関係図
【符号の説明】
1 入力側光ファイバ 2 出力側光ファイバ 3,4,6 レンズ 5 分岐板 7 受光素子 10 フィルタ板 20 円筒体 ST S偏光の透過率 PT P偏光の透過率 SR S偏光の反射率 PR P偏光の反射率

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 透過光と反射光とに所望の比率で分岐す
    る分岐板を主光路の光軸上に配置し、該分岐板の反射光
    を受光素子で受光する構成の装置において、 P偏光透過率とS偏光透過率の比が、該分岐板(5) のS
    偏光反射率とP偏光反射率との比に等しいか又はほぼ等
    しいフィルタ板(10)が、該分岐板(5) と該受光素子(7)
    との間に挿入配置されてなることを特徴とする光モニタ
    ー装置。
  2. 【請求項2】 分岐板(5) の反射光の入射角を可変し得
    るよう、フィルタ板(10)が揺動可能に装着されてなるこ
    とを特徴とする請求項1記載の光モニター装置。
  3. 【請求項3】 分岐板(5) の反射光の入射面を変えるこ
    とができるよう、フィルタ板(10)が光軸を中心にして回
    動可能に装着されてなることを特徴とする請求項1記載
    の光モニター装置。
  4. 【請求項4】 フィルタ板(10), 該フィルタ板(10)の透
    過光を受光素子(7)に集光するレンズ(6) 及び該受光素
    子(7) が円筒体(20)内に装着され、該円筒体20が光軸を
    中心にして回動可能であることを特徴とする請求項1記
    載の光モニター装置。
  5. 【請求項5】 請求項1記載のフィルタ板が、面方向に
    対して異方性を有する吸収性フィルタであることを特徴
    とする光モニター装置。
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