JP2959175B2 - 台形コイルの製造方法 - Google Patents

台形コイルの製造方法

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JP2959175B2 JP11027591A JP11027591A JP2959175B2 JP 2959175 B2 JP2959175 B2 JP 2959175B2 JP 11027591 A JP11027591 A JP 11027591A JP 11027591 A JP11027591 A JP 11027591A JP 2959175 B2 JP2959175 B2 JP 2959175B2
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光夫 石田
芳樹 川渕
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Nissin Electric Co Ltd
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Nissin Electric Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、コイル層の層間にレヤ
ーフイルムを介在させながら台形コイルを製造する台形
コイルの製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば、ガス絶縁変成器においては、図
3に示すように、巻き枠1の外周にコイル層2をその層
間にレヤーフイルム3を介在させつつ積層させて形成さ
れた台形コイル4を用いている。この場合、レヤーフイ
ルム3は、幅の異なる複数のフイルムを使用し、コイル
層2の積層の中間で幅の広いものから幅の狭いものに変
えている。このため、レヤーフイルム3の層には、段部
3aが存在していた。図では、2段の例を示している。
【0003】なお、5は台形コイル4の外周に設けられ
ているシールド部材、6は電界、7は側面シールドであ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな台形コイル4では、次のような問題点がある。
【0005】(1)レヤーフイルム3の層の外形が不連
続となるため、電界の集中する箇所が生じ、電界が均一
化されなくなる。
【0006】(2)幅の広いレヤーフイルム3と側面シ
ールド7との距離が近く、ガス空間距離を多く必要とす
る。従って、台形コイル4の縮小化が困難となる。
【0007】(3)幅の異なるレヤーフイルム3を使用
するため、巻き線作業の途中でレヤーフイルム3を交換
する必要があり、多くの準備と段取り時間を必要とす
る。
【0008】本発明の目的は、電界均一化が図れ、形
状の縮小化が容易で、製造を容易に行うことができる台
形コイルの製造方法を提供することにある。
【0009】本発明の他の目的は、巻き姿が崩れ易いレ
ヤーフイルムロールを用いず、しかも能率よく台形コイ
ルの製造が行える台形コイルの製造方法を提供すること
にある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めの本発明の手段を説明すると、本発明はコイル層の層
間にレヤーフイルムを介在させながら台形コイルを製造
する台形コイルの製造方法において、前記コイル層の幅
が狭くなるにつれてレヤーフイルムロールから供給する
前記レヤーフイルムの幅を狭く切断しつつ前記コイル層
の表面に供給することを特徴とする。
【0011】
【作用】このように、コイル層の幅が狭くなるにつれて
レヤーフイルムロールから供給するレヤーフイルム幅を
狭く切断しつつ該コイル層の表面に供給すると、レヤー
フイルムの層の外形が不連続とならず、連続的に変化す
るようになる。このため、電界の集中する箇所が生じな
くなり、電界が均一化される。
【0012】また、高圧側のコイル層と低圧側の側面シ
ールドとのガス空間距離を小さく構成できる。従って、
台形コイルの縮小化が図れる。
【0013】また、巻き線作業の途中で幅の異なるレヤ
ーフイルムを交換する必要がなくなる。従って、能率良
く台形コイルを製造できる。
【0014】また、レヤーフイルムロールからレヤーフ
イルムをコイル層の表面に供給しつつある途中で該レヤ
ーフイルムの幅を狭く切断するので、例えば長手方向の
一方側から他方側に向かうにつれてレヤーフイルムの幅
を狭くしたものを予め製造してレヤーフイルムロールと
して巻き取っておいて、このレヤーフイルムロールから
加工済みのレヤーフイルムを台形コイルの製造時に供給
する場合に生ずる、加工済みのレヤーフイルムを幅の狭
い側から先に巻き取って幅の広い側が外周側になること
によりレヤーフイルムロールが非常に不安定な逆三角形
状の巻き姿になる問題点を回避することができる。
【0015】さらに、本発明によれば、長手方向の一方
側から他方側に向かうにつれてレヤーフイルムの幅を狭
くしたものを一旦巻き取る工程が不要になり、この面で
も台形コイルの製造を能率よく行うことができる。
【0016】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1及び図2を参
照して詳細に説明する。なお、前述した図3と対応する
部分には、同一符号を付けて示している。
【0017】本実施例では、コイル層2の層間にレヤー
フイルム3を介在させながら台形コイル4を製造するに
際し、レヤーフイルムロール3aから供給するレヤーフ
イルム3の幅を、コイル層2の幅が狭くなるにつれて狭
くなるようにカッター8a,8bで切断しつつコイル層
2の表面に逐次供給する。
【0018】なお、9はカッター8a,8bの切断位置
でレヤーフイルム3を支えているフイルム支え、10
a,10bはカッターホルダー11a,11bを支持し
てスライドするスライダー、12はスライダー10a,
10bのスライドをガイドするスライドガイドである。
【0019】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る台形
コイルの製造方法では、コイル層の幅が狭くなるにつれ
レヤーフイルムロールから供給するレヤーフイルム幅
を狭く切断しつつ該コイル層の表面に供給するので、下
記のような効果を得ることができる。
【0020】(イ)レヤーフイルムの層の外形が不連続
とならず、連続的に変化するようになる。このため、電
界の集中する箇所が生じなくなり、電界を均一化するこ
とができ、絶縁性能を向上させることができる。
【0021】(ロ)高圧側のコイル層と低圧側の側面シ
ールドとのガス空間距離を小さく構成することができ
る。従って、台形コイルの縮小化を図ることができる。
【0022】(ハ)巻き線作業の途中で幅の異なるレヤ
ーフイルムを交換する必要がなくなリ、能率良く、低コ
ストで台形コイルの製造を行うことができる。
【0023】(ニ)レヤーフイルムロールからレヤーフ
イルムをコイル層の表面に供給しつつある途中で該レヤ
ーフイルムの幅を狭く切断するので、例えば長手方向の
一方側から他方側に向かうにつれてレヤーフイルムの幅
を狭くしたものを予め製造してレヤーフイルムロールと
して巻き取っておいて、このレヤーフイルムロールから
加工済みのレヤーフイルムを台形コイルの製造時に供給
する場合に生ずる、加工済みのレヤーフイルムを幅の狭
い側から先に巻き取って幅の広い側が外周側になること
によりレヤーフイルムロールが非常に不安定な逆三角形
状の巻き姿になる 問題点を回避することができる。
【0024】(ホ)さらに、本発明によれば、長手方向
の一方側から他方側に向かうにつれてレヤーフイルムの
幅を狭くしたものを一旦巻き取る工程が不要になり、こ
の面でも台形コイルの製造を能率よく行うことができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る台形コイルの製造方法の一例を示
す斜視図である。
【図2】本発明の方法で製造された台形コイルの片半部
縦断面図である。
【図3】従来の台形コイルの片半部縦断面図である。
【符号の説明】 1…巻き枠、2…コイル層、3…レヤーフイルム、3a
…3…レヤーフイルムロール、4…台形コイル、5…シ
ールド部材、6…電界、7…側面シールド、8a,8b
…カッター。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H01F 27/28,27/32,40/04 H01F 41/04,41/12

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コイル層の層間にレヤーフイルムを介在
    させながら台形コイルを製造する台形コイルの製造方法
    において、 前記コイル層の幅が狭くなるにつれてレヤーフイルムロ
    ールから供給する前記レヤーフイルムの幅を狭く切断し
    つつ前記コイル層の表面に供給することを特徴とする台
    形コイルの製造方法。
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JP4722547B2 (ja) * 2005-05-02 2011-07-13 三菱電機株式会社 電圧変成器コイルの巻線装置
JP4515322B2 (ja) * 2005-05-02 2010-07-28 三菱電機株式会社 電圧変成器コイルの巻線装置

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