JP2958210B2 - 加熱調理器 - Google Patents
加熱調理器Info
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- JP2958210B2 JP2958210B2 JP9405593A JP9405593A JP2958210B2 JP 2958210 B2 JP2958210 B2 JP 2958210B2 JP 9405593 A JP9405593 A JP 9405593A JP 9405593 A JP9405593 A JP 9405593A JP 2958210 B2 JP2958210 B2 JP 2958210B2
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- heated
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、被加熱物を庫内に挿入
可能な複数個の開口部が調理器本体に設けられ、この各
開口部に開閉可能な扉が設けられた加熱調理器に係り、
より詳細には、調理器としての利便性の向上を図った加
熱調理器に関する。
可能な複数個の開口部が調理器本体に設けられ、この各
開口部に開閉可能な扉が設けられた加熱調理器に係り、
より詳細には、調理器としての利便性の向上を図った加
熱調理器に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に普及している電子レンジは、水分
を含む食品等にマイクロ波を照射し、これによって起こ
る誘電加熱によって食品等の被加熱物を加熱調理するも
のである。また、最近ではこのような誘電加熱の単機能
だけでなく、ヒータ等を付加して食品を熱で調理できる
ようにして、調理器としての機能を一層高めた加熱調理
器も提供されている。
を含む食品等にマイクロ波を照射し、これによって起こ
る誘電加熱によって食品等の被加熱物を加熱調理するも
のである。また、最近ではこのような誘電加熱の単機能
だけでなく、ヒータ等を付加して食品を熱で調理できる
ようにして、調理器としての機能を一層高めた加熱調理
器も提供されている。
【0003】ところで、最近では冷凍食品の普及に伴
い、その食品を解凍、加熱して顧客に提供するといった
システムが一般化しつつあることから、このようなシス
テムに適した業務用の電子レンジが急速に普及しつつあ
る。
い、その食品を解凍、加熱して顧客に提供するといった
システムが一般化しつつあることから、このようなシス
テムに適した業務用の電子レンジが急速に普及しつつあ
る。
【0004】このような業務用の電子レンジは、その使
い勝手の面から、被加熱物を庫内に挿入及び排出可能な
複数個の開口部が加熱庫に設けられており、この各開口
部に開閉可能な扉が設けられた構造となっている。
い勝手の面から、被加熱物を庫内に挿入及び排出可能な
複数個の開口部が加熱庫に設けられており、この各開口
部に開閉可能な扉が設けられた構造となっている。
【0005】例えば、店員が店舗側の扉を開けて食品等
の被加熱物を庫内に挿入し、解凍や加熱を行った後、反
対側の扉を開けて客に調理済の食品等を渡すといったシ
ステムに利用される。
の被加熱物を庫内に挿入し、解凍や加熱を行った後、反
対側の扉を開けて客に調理済の食品等を渡すといったシ
ステムに利用される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】このように、業務用に
提供される電子レンジ等は、被加熱物を庫内に挿入及び
排出可能な複数個の開口部を調理器本体に設け、この各
開口部に開閉可能な扉を設けた構造としていることか
ら、使い勝手の面で種々の問題を生じていた。
提供される電子レンジ等は、被加熱物を庫内に挿入及び
排出可能な複数個の開口部を調理器本体に設け、この各
開口部に開閉可能な扉を設けた構造としていることか
ら、使い勝手の面で種々の問題を生じていた。
【0007】例えば、複数個の開口部が同時に開いた場
合、一方の側から他方の側を覗き込むことが可能とな
り、客に調理場内を覗かれるといった問題がある。ま
た、相対する両側の扉に庫内確認用の窓を設けた場合も
同様に、一方の側の窓から他方の側の窓を通して客に調
理場内を覗かれるといった問題がある。
合、一方の側から他方の側を覗き込むことが可能とな
り、客に調理場内を覗かれるといった問題がある。ま
た、相対する両側の扉に庫内確認用の窓を設けた場合も
同様に、一方の側の窓から他方の側の窓を通して客に調
理場内を覗かれるといった問題がある。
【0008】また、扉の開閉を全て手動操作とすると、
加熱終了後の被加熱物を操作の不慣れな人が取り出す場
合、誤って操作したり、また勝手に扉を開かれて庫内の
物にいたずらをされたりするといった問題がある。ま
た、取り出し時にのみ扉を開くようにしても、その時に
庫内に不必要なものを挿入されたり、塵やごみ等が侵入
する可能性があるといった問題がある。
加熱終了後の被加熱物を操作の不慣れな人が取り出す場
合、誤って操作したり、また勝手に扉を開かれて庫内の
物にいたずらをされたりするといった問題がある。ま
た、取り出し時にのみ扉を開くようにしても、その時に
庫内に不必要なものを挿入されたり、塵やごみ等が侵入
する可能性があるといった問題がある。
【0009】また、排出側では庫内でいま何が加熱され
ているのか、あとどのぐらい待てば良いのかといったこ
とがわからず、いらいらするといった問題がある。
ているのか、あとどのぐらい待てば良いのかといったこ
とがわからず、いらいらするといった問題がある。
【0010】また、加熱の終了した被加熱物を庫内から
取り出す場合、客が庫内に手を入れて被加熱物を取り出
す必要があることから、取り出しが不便であるといった
問題がある。
取り出す場合、客が庫内に手を入れて被加熱物を取り出
す必要があることから、取り出しが不便であるといった
問題がある。
【0011】本発明はかかる種々の問題点に鑑みてなさ
れたもので、その目的は、調理器としての利便性の向上
を図った加熱調理器を提供することにある。
れたもので、その目的は、調理器としての利便性の向上
を図った加熱調理器を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明の加熱調理器は、被加熱物を加熱調理する庫
内に対して開口する複数個の開口部が調理器本体に設け
られ、この各開口部に開閉可能な扉が設けられた加熱調
理器に適用し、前記各扉のうち庫内の被加熱物を排出す
る側の扉を自動開閉のみ可能とし、この自動開閉のみ可
能な扉の開閉操作手段が前記各扉のうち庫内に被加熱物
を挿入する側の扉の近傍に設けられたものである。
め、本発明の加熱調理器は、被加熱物を加熱調理する庫
内に対して開口する複数個の開口部が調理器本体に設け
られ、この各開口部に開閉可能な扉が設けられた加熱調
理器に適用し、前記各扉のうち庫内の被加熱物を排出す
る側の扉を自動開閉のみ可能とし、この自動開閉のみ可
能な扉の開閉操作手段が前記各扉のうち庫内に被加熱物
を挿入する側の扉の近傍に設けられたものである。
【0013】また、本発明の加熱調理器は、被加熱物を
庫内に挿入可能な複数個の開口部が調理器本体に設けら
れ、この各開口部に開閉可能な扉が設けられた加熱調理
器に適用し、前記各扉に開閉駆動を行う駆動手段と、前
記各扉のうち1つの扉が開いている状態を検知して検知
信号を出力する検知手段と、この検知手段からの検知信
号に基づいて、他の扉が開かないように規制する規制手
段とを備えたものである。
庫内に挿入可能な複数個の開口部が調理器本体に設けら
れ、この各開口部に開閉可能な扉が設けられた加熱調理
器に適用し、前記各扉に開閉駆動を行う駆動手段と、前
記各扉のうち1つの扉が開いている状態を検知して検知
信号を出力する検知手段と、この検知手段からの検知信
号に基づいて、他の扉が開かないように規制する規制手
段とを備えたものである。
【0014】また、本発明の加熱調理器は、被加熱物を
庫内に挿入可能な複数個の開口部が調理器本体に設けら
れ、この各開口部に開閉可能な扉が設けられた加熱調理
器に適用し、1つの扉に庫内確認用の窓を設けるととも
に、この窓が設けられた扉に対向する扉には庫内確認用
の窓を設けないようにしたものである。
庫内に挿入可能な複数個の開口部が調理器本体に設けら
れ、この各開口部に開閉可能な扉が設けられた加熱調理
器に適用し、1つの扉に庫内確認用の窓を設けるととも
に、この窓が設けられた扉に対向する扉には庫内確認用
の窓を設けないようにしたものである。
【0015】また、本発明の加熱調理器は、被加熱物を
庫内に挿入可能な複数個の開口部が調理器本体に設けら
れ、この各開口部に開閉可能な扉が設けられた加熱調理
器に適用し、互いに対向する扉の位置をずらせて設けた
ものである。
庫内に挿入可能な複数個の開口部が調理器本体に設けら
れ、この各開口部に開閉可能な扉が設けられた加熱調理
器に適用し、互いに対向する扉の位置をずらせて設けた
ものである。
【0016】また、本発明の加熱調理器は、被加熱物を
庫内に挿入可能な2つの開口部が調理器本体の相対向す
る側壁にそれぞれ設けられた加熱調理器に適用し、被加
熱物の排出側である開口部の開口面積を被加熱物の挿入
側である開口部の開口面積よりも小さくしたものであ
る。
庫内に挿入可能な2つの開口部が調理器本体の相対向す
る側壁にそれぞれ設けられた加熱調理器に適用し、被加
熱物の排出側である開口部の開口面積を被加熱物の挿入
側である開口部の開口面積よりも小さくしたものであ
る。
【0017】また、本発明の加熱調理器は、被加熱物の
排出側である開口部の開口面積を被加熱物の挿入側であ
る開口部の開口面積よりも小さくし、かつ挿入側の開口
部と排出側の開口部との間を往復動作可能な仕切板を庫
内に設け、この仕切板の形状を排出側の開口部の形状と
同等もしくは大きな形状に形成したものである。
排出側である開口部の開口面積を被加熱物の挿入側であ
る開口部の開口面積よりも小さくし、かつ挿入側の開口
部と排出側の開口部との間を往復動作可能な仕切板を庫
内に設け、この仕切板の形状を排出側の開口部の形状と
同等もしくは大きな形状に形成したものである。
【0018】また、本発明の加熱調理器は、被加熱物を
庫内に挿入可能な2つの開口部が調理器本体の相対向す
る側壁にそれぞれ設けられた加熱調理器に適用し、少な
くとも排出側の開口部の近傍に庫内の被加熱物の情報を
表示する表示部を設けたものである。
庫内に挿入可能な2つの開口部が調理器本体の相対向す
る側壁にそれぞれ設けられた加熱調理器に適用し、少な
くとも排出側の開口部の近傍に庫内の被加熱物の情報を
表示する表示部を設けたものである。
【0019】また、本発明の加熱調理器は、被加熱物を
庫内に挿入可能な2つの開口部が調理器本体の相対向す
る側壁にそれぞれ設けられた加熱調理器に適用し、庫内
に被加熱物を載置する載置板を設けるとともに、この載
置板を、排出側の開口部に位置する側を挿入側の開口部
に位置する側より低くして、被加熱物が挿入側から排出
側へ滑落するように配置したものである。
庫内に挿入可能な2つの開口部が調理器本体の相対向す
る側壁にそれぞれ設けられた加熱調理器に適用し、庫内
に被加熱物を載置する載置板を設けるとともに、この載
置板を、排出側の開口部に位置する側を挿入側の開口部
に位置する側より低くして、被加熱物が挿入側から排出
側へ滑落するように配置したものである。
【0020】
【作用】各扉のうち庫内の被加熱物を排出する側の扉を
自動開閉のみ可能とし、この自動開閉のみ可能な扉の開
閉操作手段が、各扉のうち庫内に被加熱物を挿入する側
の扉の近傍に設けられた構成とする。これにより、客は
勝手に扉を開くことができないので、加熱終了後の被加
熱物を取り出すために、取り出し側の扉を操作の不慣れ
な客が扱う必要が無くなり、また誤って操作をするとい
ったことも防止される。また、勝手に扉を開かれて庫内
の物にいたずらをされるといったことも防止される。
自動開閉のみ可能とし、この自動開閉のみ可能な扉の開
閉操作手段が、各扉のうち庫内に被加熱物を挿入する側
の扉の近傍に設けられた構成とする。これにより、客は
勝手に扉を開くことができないので、加熱終了後の被加
熱物を取り出すために、取り出し側の扉を操作の不慣れ
な客が扱う必要が無くなり、また誤って操作をするとい
ったことも防止される。また、勝手に扉を開かれて庫内
の物にいたずらをされるといったことも防止される。
【0021】また、各扉に開閉駆動を行う駆動手段と、
各扉のうち1つの扉が開いている状態を検知して検知信
号を出力する検知手段と、この検知手段からの検知信号
に基づいて、他の扉が開かないように規制する規制手段
とを備えたことにより、一方の側から他方の側を覗き込
まれるといったことがなく、また一方の側から他方の側
に塵や埃等が侵入するといったことも防止される。
各扉のうち1つの扉が開いている状態を検知して検知信
号を出力する検知手段と、この検知手段からの検知信号
に基づいて、他の扉が開かないように規制する規制手段
とを備えたことにより、一方の側から他方の側を覗き込
まれるといったことがなく、また一方の側から他方の側
に塵や埃等が侵入するといったことも防止される。
【0022】また、1つの扉に庫内確認用の窓を設ける
とともに、この窓が設けられた扉に対向する扉には庫内
確認用の窓を設けないようにすると、上記と同様窓のあ
る一方の側から他方の側が覗き込まれるといったことが
防止される。
とともに、この窓が設けられた扉に対向する扉には庫内
確認用の窓を設けないようにすると、上記と同様窓のあ
る一方の側から他方の側が覗き込まれるといったことが
防止される。
【0023】また、互いに対向する扉の位置をずらせて
設けたことにより、両方の扉が同時に開いた場合でも、
一方の側から他方の側が見通しにくくなり、客に即調理
場内部を見られるといった心配がない。
設けたことにより、両方の扉が同時に開いた場合でも、
一方の側から他方の側が見通しにくくなり、客に即調理
場内部を見られるといった心配がない。
【0024】また、被加熱物の排出側である開口部の開
口面積を被加熱物の挿入側である開口部の開口面積より
も小さくすることにより、排出側からの異物の侵入を低
減することができる。
口面積を被加熱物の挿入側である開口部の開口面積より
も小さくすることにより、排出側からの異物の侵入を低
減することができる。
【0025】また、被加熱物の排出側である開口部の開
口面積を被加熱物の挿入側である開口部の開口面積より
も小さくし、かつ挿入側の開口部と排出側の開口部との
間を往復動作可能な仕切板を庫内に設け、この仕切板の
形状を排出側の開口部の形状と同等もしくは大きな形状
に形成する。これにより、排出側からの異物の侵入を低
減することができるとともに、排出側から庫内を汚され
たり、きづ付けられたりすることがない。
口面積を被加熱物の挿入側である開口部の開口面積より
も小さくし、かつ挿入側の開口部と排出側の開口部との
間を往復動作可能な仕切板を庫内に設け、この仕切板の
形状を排出側の開口部の形状と同等もしくは大きな形状
に形成する。これにより、排出側からの異物の侵入を低
減することができるとともに、排出側から庫内を汚され
たり、きづ付けられたりすることがない。
【0026】また、少なくとも排出側の開口部の近傍に
庫内の被加熱物の情報を表示する表示部を設けることに
より、排出側でも庫内でいま何が加熱されているのか、
あとどのぐらい待てば良いのかといったことを知ること
ができる。
庫内の被加熱物の情報を表示する表示部を設けることに
より、排出側でも庫内でいま何が加熱されているのか、
あとどのぐらい待てば良いのかといったことを知ること
ができる。
【0027】また、庫内に被加熱物を載置する載置板を
設けるとともに、この載置板を、排出側の開口部に位置
する側を挿入側の開口部に位置する側より低くして、被
加熱物が挿入側から排出側へ滑落するように配置する。
これにより、加熱の終了した被加熱物を庫内から取り出
す場合、客が庫内に手を入れて被加熱物を取り出す必要
がなくなり、取り出しの不便が解消される。
設けるとともに、この載置板を、排出側の開口部に位置
する側を挿入側の開口部に位置する側より低くして、被
加熱物が挿入側から排出側へ滑落するように配置する。
これにより、加熱の終了した被加熱物を庫内から取り出
す場合、客が庫内に手を入れて被加熱物を取り出す必要
がなくなり、取り出しの不便が解消される。
【0028】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。
する。
【0029】図1乃至図3は、本発明の加熱調理器の一
実施例を示す側面より見た断面の概略構成図及び電気回
路図であって、請求項1及び請求項2に対応している。
実施例を示す側面より見た断面の概略構成図及び電気回
路図であって、請求項1及び請求項2に対応している。
【0030】図1において、調理器本体1には、加熱調
理室である庫内2の上面に導波管3が設けられており、
この導波管3の一端部には、高周波加熱を行うマグネト
ロン4と、このマグネトロン4を冷却する冷却ファン5
とが設けられている。
理室である庫内2の上面に導波管3が設けられており、
この導波管3の一端部には、高周波加熱を行うマグネト
ロン4と、このマグネトロン4を冷却する冷却ファン5
とが設けられている。
【0031】また、庫内2の上部にはスタラーアンテア
7が配設されており、このスタラーアンテナ7は、導波
管3の上部に取り付けられたスタラーモータ6によって
回転駆動されるようになっている。スタラーアンテナ7
は、高周波加熱時に庫内2の加熱性能を均一に保つため
に設けられている。また、このスタラーアンテナ7は、
スタラーカバー8により被覆されており、庫内2を掃除
するときに、使用者が誤ってスタラーアンテナ7に触れ
ないようになっている。
7が配設されており、このスタラーアンテナ7は、導波
管3の上部に取り付けられたスタラーモータ6によって
回転駆動されるようになっている。スタラーアンテナ7
は、高周波加熱時に庫内2の加熱性能を均一に保つため
に設けられている。また、このスタラーアンテナ7は、
スタラーカバー8により被覆されており、庫内2を掃除
するときに、使用者が誤ってスタラーアンテナ7に触れ
ないようになっている。
【0032】また、庫内2には、その対向する一対の壁
面にそれぞれ開口部11,12が設けられており、各開
口部11,12には、開閉可能な扉13,14が取り付
けられている。このうち一方の開口部11を閉塞する扉
13には、調理器本体1の上部に配置された左右一対の
プーリ15,16(図面には手前の1個のみが記載され
ている)に巻回されて支持された各ワイヤー17の先端
部が取り付けられており、このプーリ15,16の回転
によりワイヤー17を巻き上げることによって、扉13
を上方に引き上げ、開口部11を開くようになってい
る。一方、他方の開口部12の扉14は、手動による開
閉動作となっている。ただし、この扉14も扉13と同
様の構成とすることにより、自動的に開閉できるように
することが可能である。
面にそれぞれ開口部11,12が設けられており、各開
口部11,12には、開閉可能な扉13,14が取り付
けられている。このうち一方の開口部11を閉塞する扉
13には、調理器本体1の上部に配置された左右一対の
プーリ15,16(図面には手前の1個のみが記載され
ている)に巻回されて支持された各ワイヤー17の先端
部が取り付けられており、このプーリ15,16の回転
によりワイヤー17を巻き上げることによって、扉13
を上方に引き上げ、開口部11を開くようになってい
る。一方、他方の開口部12の扉14は、手動による開
閉動作となっている。ただし、この扉14も扉13と同
様の構成とすることにより、自動的に開閉できるように
することが可能である。
【0033】図2及び図3は、上記構成の加熱調理器の
電気的構成の一例を示している。
電気的構成の一例を示している。
【0034】すなわち、スタラーモータ6とマグネトロ
ン4とがリレーL1を介して電源Bに接続されている。
また、扉13の開閉を行う扉モータ(駆動手段)16の
プラス端子がリレーL2を介して電源Bのプラス端子に
接続されるとともに、リレーL3を介して電源Bのマイ
ナス端子に接続されており、扉モータ16のマイナス端
子がリレーL4を介して電源Bのマイナス端子に接続さ
れるとともに、リレーL5を介して電源Bのプラス端子
に接続されている。
ン4とがリレーL1を介して電源Bに接続されている。
また、扉13の開閉を行う扉モータ(駆動手段)16の
プラス端子がリレーL2を介して電源Bのプラス端子に
接続されるとともに、リレーL3を介して電源Bのマイ
ナス端子に接続されており、扉モータ16のマイナス端
子がリレーL4を介して電源Bのマイナス端子に接続さ
れるとともに、リレーL5を介して電源Bのプラス端子
に接続されている。
【0035】これら各リレーL1〜L5、及び扉14の
開閉によりオン/オフされるストップスイッチ20は、
内蔵されたソフトウエアを実行するマイクロコンピュー
タ(制御手段)18により制御されており、このマイク
ロコンピュータ18には、操作パネル19からの各種操
作信号が入力されるようになっている。
開閉によりオン/オフされるストップスイッチ20は、
内蔵されたソフトウエアを実行するマイクロコンピュー
タ(制御手段)18により制御されており、このマイク
ロコンピュータ18には、操作パネル19からの各種操
作信号が入力されるようになっている。
【0036】操作パネル19には、例えば扉13を開動
作させる扉開キー191、閉動作させる扉閉キー192
等が設けられている。
作させる扉開キー191、閉動作させる扉閉キー192
等が設けられている。
【0037】そして、例えば操作パネル19上の扉開キ
ー191が押されると、マイクロコンピュータ18はリ
レーL2,L4を共にオンとする。そのため、この場合
には扉モータ16が正転してワイヤー17がプーリ1
5,16に巻き上げられ、扉13が上昇して開口部11
が開かれることになる。また、操作パネル19上の扉閉
キー192が押されると、マイクロコンピュータ18は
リレーL3,L5を共にオンとする。そのため、この場
合には扉モータ16が逆転してワイヤー17がプーリ1
5,16から引き出され、扉13が降下して開口部11
が閉じられることになる。
ー191が押されると、マイクロコンピュータ18はリ
レーL2,L4を共にオンとする。そのため、この場合
には扉モータ16が正転してワイヤー17がプーリ1
5,16に巻き上げられ、扉13が上昇して開口部11
が開かれることになる。また、操作パネル19上の扉閉
キー192が押されると、マイクロコンピュータ18は
リレーL3,L5を共にオンとする。そのため、この場
合には扉モータ16が逆転してワイヤー17がプーリ1
5,16から引き出され、扉13が降下して開口部11
が閉じられることになる。
【0038】ここで、扉14が上昇して開口部12が開
かれるとストップスイッチ20がオンとなるが、このと
き操作パネル19上の扉開キー191が押されても、マ
イクロコンピュータ18ではこの信号を受け付けず、リ
レーL2,L4を共にオフ状態に維持するようにソフト
ウエア部分を構成する。これにより、両扉13,14が
同時に開放されることが無くなるから、開口部11,1
2を通して扉13の内側(調理場等)を覗き込まれると
いったことが無い。また、塵や埃等が外部から侵入する
といったことも防止される。
かれるとストップスイッチ20がオンとなるが、このと
き操作パネル19上の扉開キー191が押されても、マ
イクロコンピュータ18ではこの信号を受け付けず、リ
レーL2,L4を共にオフ状態に維持するようにソフト
ウエア部分を構成する。これにより、両扉13,14が
同時に開放されることが無くなるから、開口部11,1
2を通して扉13の内側(調理場等)を覗き込まれると
いったことが無い。また、塵や埃等が外部から侵入する
といったことも防止される。
【0039】なお、上記実施例では、扉13を自動、扉
14を手動として説明しているが、もちろん両方の扉1
3,14を共に自動とした場合には、操作パネル19上
に扉14用の扉開キー193及び扉閉キー194を設け
るとともに、両方の扉13,14のそれぞれにストップ
スイッチ20,20を設ける。そして、これらストップ
スイッチ20,20のオン/オフを検出することによ
り、例えば一方の扉13が開かれているときには、他方
の扉14の扉開キー193が押されても、マイクロコン
ピュータ18ではこの信号を受け付けず、扉14を開け
るためのリレー(図示省略)をオフ状態に維持するよう
にソフトウエア部分を構成する。これにより、両方の扉
13,14が同時に開くといったことがなく、上記と同
様の効果が得られるものである。
14を手動として説明しているが、もちろん両方の扉1
3,14を共に自動とした場合には、操作パネル19上
に扉14用の扉開キー193及び扉閉キー194を設け
るとともに、両方の扉13,14のそれぞれにストップ
スイッチ20,20を設ける。そして、これらストップ
スイッチ20,20のオン/オフを検出することによ
り、例えば一方の扉13が開かれているときには、他方
の扉14の扉開キー193が押されても、マイクロコン
ピュータ18ではこの信号を受け付けず、扉14を開け
るためのリレー(図示省略)をオフ状態に維持するよう
にソフトウエア部分を構成する。これにより、両方の扉
13,14が同時に開くといったことがなく、上記と同
様の効果が得られるものである。
【0040】また、庫内2の被加熱物を排出する側の扉
14を自動開閉のみ可能とし、この自動開閉のみ可能な
扉の開閉操作を行う操作パネル(図3に示す操作パネル
19と同様)を、庫内2に被加熱物を挿入する側の扉1
3の近傍に設けることにより、排出側で待機している客
は勝手に扉14を開くことができないので、加熱終了後
の被加熱物を取り出すために、扉14を操作の不慣れな
客が扱う必要が無くなり、また誤って操作をするといっ
たことも防止される。また、勝手に扉14を開かれて庫
内2の被加熱物等にいたずらをされるといったことも防
止される。
14を自動開閉のみ可能とし、この自動開閉のみ可能な
扉の開閉操作を行う操作パネル(図3に示す操作パネル
19と同様)を、庫内2に被加熱物を挿入する側の扉1
3の近傍に設けることにより、排出側で待機している客
は勝手に扉14を開くことができないので、加熱終了後
の被加熱物を取り出すために、扉14を操作の不慣れな
客が扱う必要が無くなり、また誤って操作をするといっ
たことも防止される。また、勝手に扉14を開かれて庫
内2の被加熱物等にいたずらをされるといったことも防
止される。
【0041】図4は、本発明の加熱調理器の一実施例を
示す側面より見た断面の概略構成図であって、請求項3
に対応している。
示す側面より見た断面の概略構成図であって、請求項3
に対応している。
【0042】この加熱調理器の基本的な構成は、図1に
示すものと同様であるので、同部材には同符号を付する
こととして、ここでは詳細な説明を省略する。
示すものと同様であるので、同部材には同符号を付する
こととして、ここでは詳細な説明を省略する。
【0043】本実施例の加熱調理器は、一方の扉13に
のみ庫内2の被加熱物(図示省略)を確認するための透
視窓25を設け、反対側の扉14には庫内確認用の透視
窓を設けないようにしたものである。これにより、扉1
3の外側から透視窓25を通じて反対側の扉14の外側
が覗き込まれる恐れが軽減される。なお、扉14にも透
視窓(図示省略)を設けたときには、この透視窓にマジ
ックミラー等のフィルタを取り付けることにより、同様
の目的を達成できる。
のみ庫内2の被加熱物(図示省略)を確認するための透
視窓25を設け、反対側の扉14には庫内確認用の透視
窓を設けないようにしたものである。これにより、扉1
3の外側から透視窓25を通じて反対側の扉14の外側
が覗き込まれる恐れが軽減される。なお、扉14にも透
視窓(図示省略)を設けたときには、この透視窓にマジ
ックミラー等のフィルタを取り付けることにより、同様
の目的を達成できる。
【0044】図5は、本発明の加熱調理器の一実施例を
示す側面より見た断面の概略構成図であって、請求項4
に対応している。
示す側面より見た断面の概略構成図であって、請求項4
に対応している。
【0045】この加熱調理器の基本的な構成は、図1に
示すものと同様であるので、同部材には同符号を付する
こととして、ここでは詳細な説明を省略する。
示すものと同様であるので、同部材には同符号を付する
こととして、ここでは詳細な説明を省略する。
【0046】本実施例の加熱調理器は、互いに対向する
開口部31,32の形成位置を上下方向にずらせたもの
であり、この開口部31,32を閉塞する扉13,14
もその位置が上下方向にずれた位置となっている。本実
施例では、開口部31が庫内2の一壁面(図面では左側
の壁面)の上半分に形成され、開口部32が庫内2の対
向する他の壁面(図面では右側の壁面)の下半分に形成
されている。このような構成とすると、各開口部31,
32から庫内2を直視したときには、反対側の開口部3
2,31が見えにくくなる。そのため、両方の扉13,
14が同時に開かれたときでも、相手側が見えにくく、
互いに覗き込まれるといったことが防止される。
開口部31,32の形成位置を上下方向にずらせたもの
であり、この開口部31,32を閉塞する扉13,14
もその位置が上下方向にずれた位置となっている。本実
施例では、開口部31が庫内2の一壁面(図面では左側
の壁面)の上半分に形成され、開口部32が庫内2の対
向する他の壁面(図面では右側の壁面)の下半分に形成
されている。このような構成とすると、各開口部31,
32から庫内2を直視したときには、反対側の開口部3
2,31が見えにくくなる。そのため、両方の扉13,
14が同時に開かれたときでも、相手側が見えにくく、
互いに覗き込まれるといったことが防止される。
【0047】なお、上記実施例では、両開口部31,3
2を上下にずらせているが、左右にずらせて形成するこ
とも可能である。また、上記実施例では、両開口部3
1,32の位置が、直視したときには完全にシフトする
ように構成しているが、一部分が重なり合うようにし
て、各開口部31,32をより広く形成することが可能
である。
2を上下にずらせているが、左右にずらせて形成するこ
とも可能である。また、上記実施例では、両開口部3
1,32の位置が、直視したときには完全にシフトする
ように構成しているが、一部分が重なり合うようにし
て、各開口部31,32をより広く形成することが可能
である。
【0048】図6及び図7は、本発明の加熱調理器の一
実施例を示す側面より見た断面の概略構成図及び正面よ
り見た概略構成図であって、請求項5に対応している。
実施例を示す側面より見た断面の概略構成図及び正面よ
り見た概略構成図であって、請求項5に対応している。
【0049】この加熱調理器の基本的な構成は、図1に
示すものと同様であるので、同部材には同符号を付する
こととして、ここでは詳細な説明を省略する。
示すものと同様であるので、同部材には同符号を付する
こととして、ここでは詳細な説明を省略する。
【0050】本実施例の加熱調理器は、被加熱物(図示
省略)の排出側である開口部42の開口面積を被加熱物
の挿入側である開口部41の開口面積よりも小さくした
ものである。ここで、開口面積を小さくするとはいって
も、その大きさは被加熱物が取り出せる程度の大きさが
必要である。本実施例では、開口部42を庫内2の壁面
(図面では左側の壁面)の下半分に形成することによ
り、開口部42を開口部41の開口面積のほぼ1/2の
面積としている。これにより、排出側の開口部42から
の異物の侵入を低減することができる。
省略)の排出側である開口部42の開口面積を被加熱物
の挿入側である開口部41の開口面積よりも小さくした
ものである。ここで、開口面積を小さくするとはいって
も、その大きさは被加熱物が取り出せる程度の大きさが
必要である。本実施例では、開口部42を庫内2の壁面
(図面では左側の壁面)の下半分に形成することによ
り、開口部42を開口部41の開口面積のほぼ1/2の
面積としている。これにより、排出側の開口部42から
の異物の侵入を低減することができる。
【0051】図8及び図9は、本発明の加熱調理器の一
実施例を示す側面より見た断面の概略構成図であって、
請求項6に対応している。
実施例を示す側面より見た断面の概略構成図であって、
請求項6に対応している。
【0052】この加熱調理器の基本的な構成は、図1に
示すものと同様であるので、同部材には同符号を付する
こととして、ここでは詳細な説明を省略する。
示すものと同様であるので、同部材には同符号を付する
こととして、ここでは詳細な説明を省略する。
【0053】本実施例の加熱調理器は、被加熱物(図示
省略)の排出側である開口部52の開口面積を被加熱物
の挿入側である開口部51の開口面積よりも小さくし、
かつ庫内2に、被加熱物を挿入側から排出側へ搬送する
搬送ベルト55が設けられたものである。この搬送ベル
ト55は、挿入側と排出側とに配置された一対のローラ
56,56に巻回された無端ベルトとなっており、図示
しない駆動機構部により一方のローラ(又は両方のロー
ラ)56が回転駆動されることによって、被加熱物を挿
入側から排出側へ搬送するようになっている。
省略)の排出側である開口部52の開口面積を被加熱物
の挿入側である開口部51の開口面積よりも小さくし、
かつ庫内2に、被加熱物を挿入側から排出側へ搬送する
搬送ベルト55が設けられたものである。この搬送ベル
ト55は、挿入側と排出側とに配置された一対のローラ
56,56に巻回された無端ベルトとなっており、図示
しない駆動機構部により一方のローラ(又は両方のロー
ラ)56が回転駆動されることによって、被加熱物を挿
入側から排出側へ搬送するようになっている。
【0054】そして、この搬送ベルト55の搬送面上に
立設する形で仕切板57が取り付けられている。この仕
切板57は、その形状が排出側の開口部52の形状とほ
ぼ一致する形状、もしくは排出側の開口部52を覆い塞
ぐ形状に形成されており、仕切板57が排出側の開口部
52まで移動したときには(図9に示す状態)、この仕
切板57によって開口部52がほぼ塞がれるようになっ
ている。
立設する形で仕切板57が取り付けられている。この仕
切板57は、その形状が排出側の開口部52の形状とほ
ぼ一致する形状、もしくは排出側の開口部52を覆い塞
ぐ形状に形成されており、仕切板57が排出側の開口部
52まで移動したときには(図9に示す状態)、この仕
切板57によって開口部52がほぼ塞がれるようになっ
ている。
【0055】これにより、排出側の扉14が開いて被加
熱物が排出されたとき、仕切板57が開口部52を塞ぐ
ように位置するので、開口部52からの異物の侵入等を
低減することができるとともに、排出側から庫内2を汚
されたり、きづ付けられたりする心配も無い。
熱物が排出されたとき、仕切板57が開口部52を塞ぐ
ように位置するので、開口部52からの異物の侵入等を
低減することができるとともに、排出側から庫内2を汚
されたり、きづ付けられたりする心配も無い。
【0056】なお、仕切板57を取り付けたことによ
り、搬送ベルト55は、仕切板57が挿入側の開口部5
1と排出側の開口部52との間を往復移動するように動
作制御されることになる。
り、搬送ベルト55は、仕切板57が挿入側の開口部5
1と排出側の開口部52との間を往復移動するように動
作制御されることになる。
【0057】図10及び図11は、本発明の加熱調理器
の一実施例を示す正面より見た概略構成図であって、請
求項7に対応している。
の一実施例を示す正面より見た概略構成図であって、請
求項7に対応している。
【0058】この加熱調理器の基本的な構成は、図1に
示すものと同様であるので、同部材には同符号を付する
こととして、ここでは詳細な説明を省略する。
示すものと同様であるので、同部材には同符号を付する
こととして、ここでは詳細な説明を省略する。
【0059】本実施例の加熱調理器は、挿入側の扉13
が設けられた調理器本体1の前壁上部に、各種操作キー
を備えた操作部65と、庫内2の被加熱物(図示省略)
の情報を表示する表示部66とが設けられ、排出側の扉
14が設けられた調理器本体1の側壁上部に、庫内2の
被加熱物の情報を表示する表示部66(図示省略)が設
けられたものである。表示部66には、庫内2で加熱さ
れている被加熱物の種類や、調理時間等が表示されるよ
うになっている。
が設けられた調理器本体1の前壁上部に、各種操作キー
を備えた操作部65と、庫内2の被加熱物(図示省略)
の情報を表示する表示部66とが設けられ、排出側の扉
14が設けられた調理器本体1の側壁上部に、庫内2の
被加熱物の情報を表示する表示部66(図示省略)が設
けられたものである。表示部66には、庫内2で加熱さ
れている被加熱物の種類や、調理時間等が表示されるよ
うになっている。
【0060】これにより、庫内2でいま何が加熱されて
いるのか、あとどのぐらい待てば良いのかといったこと
を、排出側でも知ることができる。
いるのか、あとどのぐらい待てば良いのかといったこと
を、排出側でも知ることができる。
【0061】なお、挿入側の扉13が設けられた調理器
本体1の側壁上部には操作部65のみを設ける構成(図
11に示す構成)とすることが可能である。
本体1の側壁上部には操作部65のみを設ける構成(図
11に示す構成)とすることが可能である。
【0062】図12及び図13は、本発明の加熱調理器
の一実施例を示す側面より見た断面の概略構成図であっ
て、請求項8に対応している。
の一実施例を示す側面より見た断面の概略構成図であっ
て、請求項8に対応している。
【0063】この加熱調理器の基本的な構成は、図1に
示すものと同様であるので、同部材には同符号を付する
こととして、ここでは詳細な説明を省略する。
示すものと同様であるので、同部材には同符号を付する
こととして、ここでは詳細な説明を省略する。
【0064】本実施例の加熱調理器は、挿入された被加
熱物Aを載置する庫内2の載置板75を、排出側の開口
部72に位置する側752を挿入側の開口部71に位置
する側751より低くして、被加熱物Aが挿入側から排
出側へ滑落(実線の矢符で示す)するように配置する。
熱物Aを載置する庫内2の載置板75を、排出側の開口
部72に位置する側752を挿入側の開口部71に位置
する側751より低くして、被加熱物Aが挿入側から排
出側へ滑落(実線の矢符で示す)するように配置する。
【0065】これにより、挿入側の開口部71から挿入
された被加熱物Aは、その自重により載置板75上を滑
落し、排出側の扉14に当たって停止する。そして、こ
の状態で加熱処理された後、排出側の扉14を開けると
(図13に示す状態)、被加熱物Aは開口部72から自
然に排出されることになる。つまり、加熱の終了した被
加熱物Aを庫内2から取り出すとき、客が庫内2に手を
入れて被加熱物Aを取り出す必要がなくなることから、
取り出しの不便が解消される。
された被加熱物Aは、その自重により載置板75上を滑
落し、排出側の扉14に当たって停止する。そして、こ
の状態で加熱処理された後、排出側の扉14を開けると
(図13に示す状態)、被加熱物Aは開口部72から自
然に排出されることになる。つまり、加熱の終了した被
加熱物Aを庫内2から取り出すとき、客が庫内2に手を
入れて被加熱物Aを取り出す必要がなくなることから、
取り出しの不便が解消される。
【0066】なお、上記実施例では、載置板75上を滑
落した被加熱物Aを扉14により受け止めるようにして
いるが、例えば被加熱物Aが載置板75の中央部で停止
するようにストッパ(図示省略)を設け、排出側の扉1
4を開けたとき、ストッパを解除するように構成しても
よい。
落した被加熱物Aを扉14により受け止めるようにして
いるが、例えば被加熱物Aが載置板75の中央部で停止
するようにストッパ(図示省略)を設け、排出側の扉1
4を開けたとき、ストッパを解除するように構成しても
よい。
【0067】また、請求項1〜8に対応する上記各実施
例において、各扉は上下方向にスライドする方式として
いるが、このような方式に限定されるものではなく、一
端縁を回動中心として回動させることにより、扉を開く
ように構成することが可能である。
例において、各扉は上下方向にスライドする方式として
いるが、このような方式に限定されるものではなく、一
端縁を回動中心として回動させることにより、扉を開く
ように構成することが可能である。
【0068】
【発明の効果】本発明の加熱調理器は、庫内の被加熱物
を排出する側の扉を自動開閉のみ可能とし、この自動開
閉のみ可能な扉の開閉操作手段を、庫内に被加熱物を挿
入する側の扉の近傍に設けた構成とすることにより、客
は勝手に扉を開くことができないので、加熱終了後の被
加熱物を取り出すために、扉を操作の不慣れな客が扱う
必要が無くなり、また誤って操作をするといったことが
防止できる。また、勝手に扉を開かれて庫内の被加熱物
等にいたずらをされるといったことも防止できる。
を排出する側の扉を自動開閉のみ可能とし、この自動開
閉のみ可能な扉の開閉操作手段を、庫内に被加熱物を挿
入する側の扉の近傍に設けた構成とすることにより、客
は勝手に扉を開くことができないので、加熱終了後の被
加熱物を取り出すために、扉を操作の不慣れな客が扱う
必要が無くなり、また誤って操作をするといったことが
防止できる。また、勝手に扉を開かれて庫内の被加熱物
等にいたずらをされるといったことも防止できる。
【0069】また、本発明の加熱調理器は、各扉に開閉
駆動を行う駆動手段と、各扉のうち1つの扉が開いてい
る状態を検知して検知信号を出力する検知手段と、この
検知手段からの検知信号に基づいて、他の扉が開かない
ように規制する規制手段とを備えた構成としたので、両
方の扉が同時に開くことがないので、一方の側から他方
の側を覗き込まれるといったことがなく、また一方の側
から他方の側に塵や埃等が直接侵入するといったことも
防止できる。
駆動を行う駆動手段と、各扉のうち1つの扉が開いてい
る状態を検知して検知信号を出力する検知手段と、この
検知手段からの検知信号に基づいて、他の扉が開かない
ように規制する規制手段とを備えた構成としたので、両
方の扉が同時に開くことがないので、一方の側から他方
の側を覗き込まれるといったことがなく、また一方の側
から他方の側に塵や埃等が直接侵入するといったことも
防止できる。
【0070】また、本発明の加熱調理器は、1つの扉に
庫内確認用の窓を設けるとともに、この窓が設けられた
扉に対向する扉には庫内確認用の窓を設けないように構
成したので、窓のある一方の側から他方の側が覗き込ま
れるといったことが防止できる。
庫内確認用の窓を設けるとともに、この窓が設けられた
扉に対向する扉には庫内確認用の窓を設けないように構
成したので、窓のある一方の側から他方の側が覗き込ま
れるといったことが防止できる。
【0071】また、本発明の加熱調理器は、互いに対向
する扉の位置をずらせて設けた構成としたので、両方の
扉が同時に開いた場合でも、一方の側から他方の側が見
通しにくくなり、例えば客に調理場内部を見られるとい
った心配がなくなる。
する扉の位置をずらせて設けた構成としたので、両方の
扉が同時に開いた場合でも、一方の側から他方の側が見
通しにくくなり、例えば客に調理場内部を見られるとい
った心配がなくなる。
【0072】また、本発明の加熱調理器は、被加熱物の
排出側である開口部の開口面積を被加熱物の挿入側であ
る開口部の開口面積よりも小さくなるように構成したの
で、排出側からの異物の侵入を低減することができる。
排出側である開口部の開口面積を被加熱物の挿入側であ
る開口部の開口面積よりも小さくなるように構成したの
で、排出側からの異物の侵入を低減することができる。
【0073】また、本発明の加熱調理器は、被加熱物の
排出側である開口部の開口面積を被加熱物の挿入側であ
る開口部の開口面積よりも小さくし、かつ挿入側の開口
部と排出側の開口部との間を往復動作可能な仕切板を庫
内に設け、この仕切板の形状を排出側の開口部の形状と
ほぼ等しく形成したので、排出側からの異物の侵入を低
減することができるとともに、排出側から庫内を汚され
たり、きづ付けられたりすることがない。
排出側である開口部の開口面積を被加熱物の挿入側であ
る開口部の開口面積よりも小さくし、かつ挿入側の開口
部と排出側の開口部との間を往復動作可能な仕切板を庫
内に設け、この仕切板の形状を排出側の開口部の形状と
ほぼ等しく形成したので、排出側からの異物の侵入を低
減することができるとともに、排出側から庫内を汚され
たり、きづ付けられたりすることがない。
【0074】また、本発明の加熱調理器は、少なくとも
排出側の開口部の近傍に庫内の被加熱物の情報を表示す
る表示部を設けた構成としたので、排出側でも庫内でい
ま何が加熱されているのか、あとどのぐらい待てば良い
のかといったことを知ることができる。
排出側の開口部の近傍に庫内の被加熱物の情報を表示す
る表示部を設けた構成としたので、排出側でも庫内でい
ま何が加熱されているのか、あとどのぐらい待てば良い
のかといったことを知ることができる。
【0075】また、本発明の加熱調理器は、庫内に被加
熱物を載置する載置板を設けるとともに、この載置板
を、排出側の開口部に位置する側を挿入側の開口部に位
置する側より低くして、被加熱物が挿入側から排出側へ
滑落するように配置したので、加熱の終了した被加熱物
を庫内から取り出す場合、客が庫内に手を入れて被加熱
物を取り出す必要がなくなり、取り出しの不便が解消さ
れる。
熱物を載置する載置板を設けるとともに、この載置板
を、排出側の開口部に位置する側を挿入側の開口部に位
置する側より低くして、被加熱物が挿入側から排出側へ
滑落するように配置したので、加熱の終了した被加熱物
を庫内から取り出す場合、客が庫内に手を入れて被加熱
物を取り出す必要がなくなり、取り出しの不便が解消さ
れる。
【図1】本発明の加熱調理器の請求項1及び2に対応す
る一実施例を示す側面より見た断面の概略構成図であ
る。
る一実施例を示す側面より見た断面の概略構成図であ
る。
【図2】本発明の加熱調理器の電気回路図である。
【図3】本発明の加熱調理器の電気回路図である。
【図4】本発明の加熱調理器の請求項3に対応する一実
施例を示す側面より見た断面の概略構成図である。
施例を示す側面より見た断面の概略構成図である。
【図5】本発明の加熱調理器の請求項4に対応する一実
施例を示す側面より見た断面の概略構成図である。
施例を示す側面より見た断面の概略構成図である。
【図6】本発明の加熱調理器の請求項5に対応する一実
施例を示す側面より見た断面の概略構成図である。
施例を示す側面より見た断面の概略構成図である。
【図7】本発明の加熱調理器の請求項5に対応する一実
施例を示す正面より見た概略構成図である。
施例を示す正面より見た概略構成図である。
【図8】本発明の加熱調理器の請求項6に対応する一実
施例を示す側面より見た断面の概略構成図である。
施例を示す側面より見た断面の概略構成図である。
【図9】本発明の加熱調理器の請求項6に対応する一実
施例を示す側面より見た断面の概略構成図である。
施例を示す側面より見た断面の概略構成図である。
【図10】本発明の加熱調理器の請求項7に対応する一
実施例を示す正面より見た概略構成図である。
実施例を示す正面より見た概略構成図である。
【図11】本発明の加熱調理器の請求項7に対応する他
の実施例を示す正面より見た概略構成図である。
の実施例を示す正面より見た概略構成図である。
【図12】本発明の加熱調理器の請求項8に対応する一
実施例を示す側面より見た断面の概略構成図である。
実施例を示す側面より見た断面の概略構成図である。
【図13】本発明の加熱調理器の請求項8に対応する一
実施例を示す側面より見た断面の概略構成図である。
実施例を示す側面より見た断面の概略構成図である。
2 庫内 11,31,41,51,71 開口部 12,32,42,52,72 開口部 13,14 扉 16 扉モータ(駆動手段) 18 マイクロコンピュータ(規制手段) 25 透視窓 55 搬送ベルト 57 仕切板 66 表示部 75 載置板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平3−99124(JP,A) 特開 昭57−188939(JP,A) 実開 平3−31208(JP,U) 実開 昭56−122006(JP,U) 実公 昭49−15327(JP,Y1) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F24C 7/02 521 F24C 15/02
Claims (8)
- 【請求項1】 被加熱物を加熱調理する庫内に対して開
口する複数個の開口部が調理器本体に設けられ、この各
開口部に開閉可能な扉が設けられた加熱調理器におい
て、前記各扉のうち庫内の被加熱物を排出する側の扉を
自動開閉のみ可能とし、この自動開閉のみ可能な扉の開
閉操作手段が前記各扉のうち庫内に被加熱物を挿入する
側の扉の近傍に設けられたことを特徴とする加熱調理
器。 - 【請求項2】 被加熱物を庫内に挿入可能な複数個の開
口部が調理器本体に設けられ、この各開口部に開閉可能
な扉が設けられた加熱調理器において、前記各扉に開閉
駆動を行う駆動手段と、前記各扉のうち1つの扉が開い
ている状態を検知して検知信号を出力する検知手段と、
この検知手段からの検知信号に基づいて、他の扉が開か
ないように規制する規制手段とを備えたことを特徴とす
る加熱調理器。 - 【請求項3】 1つの扉に庫内確認用の窓を設けるとと
もに、この窓が設けられた扉に対向する扉には庫内確認
用の窓を設けないことを特徴とする請求項1又は2に記
載の加熱調理器。 - 【請求項4】 被加熱物を庫内に挿入可能な複数個の開
口部が調理器本体に設けられ、この各開口部に開閉可能
な扉が設けられた加熱調理器において、互いに対向する
扉の位置をずらせて設けたことを特徴とする加熱調理
器。 - 【請求項5】 被加熱物を庫内に挿入可能な2つの開口
部が調理器本体の相対向する側壁にそれぞれ設けられた
加熱調理器において、被加熱物の排出側である開口部の
開口面積を被加熱物の挿入側である開口部の開口面積よ
りも小さくしたことを特徴とする加熱調理器。 - 【請求項6】 請求項5の加熱調理器において、挿入側
の開口部と排出側の開口部との間を往復動作可能な仕切
板が庫内に設けられ、この仕切板の形状は排出側の開口
部の形状とほぼ等しく形成されたことを特徴とする加熱
調理器。 - 【請求項7】 被加熱物を庫内に挿入可能な2つの開口
部が調理器本体の相対向する側壁にそれぞれ設けられた
加熱調理器において、少なくとも排出側の開口部の近傍
に庫内の被加熱物の情報を表示する表示部が設けられた
ことを特徴とする加熱調理器。 - 【請求項8】 被加熱物を庫内に挿入可能な2つの開口
部が調理器本体の相対向する側壁にそれぞれ設けられた
加熱調理器において、庫内に被加熱物を載置する載置板
が設けられ、この載置板は、排出側の開口部に位置する
側を挿入側の開口部に位置する側より低くして、被加熱
物が挿入側から排出側へ滑落するように配置したことを
特徴とする加熱調理器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9405593A JP2958210B2 (ja) | 1993-04-21 | 1993-04-21 | 加熱調理器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9405593A JP2958210B2 (ja) | 1993-04-21 | 1993-04-21 | 加熱調理器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06307649A JPH06307649A (ja) | 1994-11-01 |
JP2958210B2 true JP2958210B2 (ja) | 1999-10-06 |
Family
ID=14099865
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9405593A Expired - Fee Related JP2958210B2 (ja) | 1993-04-21 | 1993-04-21 | 加熱調理器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2958210B2 (ja) |
-
1993
- 1993-04-21 JP JP9405593A patent/JP2958210B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH06307649A (ja) | 1994-11-01 |
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