JP2957997B1 - 歯車の打痕検知装置 - Google Patents

歯車の打痕検知装置

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JP2957997B1
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Abstract

【要約】 【課題】 コンパクトで、被検査歯車個々の検査データ
が得られる打痕検知装置を得る。 【解決手段】 マスタ歯車33を被検査歯車9に噛み合
わせて回転させ、両歯車の軸間距離の変動量に基づい
て、被検査歯車9の打痕を検知する打痕検知装置であっ
て、ボックス2の内部に、前記被検査歯車9にノズル1
4から洗浄用流体を吹き付けて洗浄するワーク洗浄機1
7と、洗浄された被検査歯車9をワーク洗浄機17から
打痕検知機19のワーク支持台24に移送するワーク移
送機18と、ワーク支持台24に支持された被検査歯車
9に前記マスタ歯車33を噛み合わせる噛合せ機構39
とを備え、前記ワーク洗浄機17は、洗浄中に被検査歯
車9およびノズル14を覆って洗浄用流体および異物が
前記マスタ歯車33およびワーク支持台24に飛散する
のを防止するカバー12を備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、歯車の歯面につい
ている打痕の有無を検出する打痕検知装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の歯車の打痕検知装置として、マス
タ歯車と被検査歯車とを噛み合わせて回転させ、そのと
きの両歯車の軸間距離の変動を、図8に示す変位センサ
(測定器)71で検出し、電子マイクロメータ72に内
蔵された増幅器と、A/D変換器と、被検査歯車の良否
を判断するCPUからなるOK/NG判別器で打痕の有
無によるワークの良否を判断し、シーケンサ73に良否
の判断結果のみを出力するものがある。シーケンサ73
は装置全体を制御するコントローラであり、押釦式操作
盤74に判断結果を出力してOK/NGランプを点灯し
て作業者に報知するとともに、押釦式操作盤74から入
力される操作信号に基づいて、打痕検知装置全体の動作
を制御するように構成されている。
【0003】ここで、前記変位センサ71と電子マイク
ロメータ72とは一組の打痕検知装置として市販されて
いる。なお、これに近い技術は、特開昭58−1690
03号公報に開示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記市販されている打
痕検知装置によれば、シーケンサ73に内蔵されたCP
Uとは別に、電子マイクロメータ72にもCPUが使用
されているので、検知装置が全体としてコンパクトにな
らない。また、使用者が得られる検査データは、個々の
歯車についての使用の可否の判定結果だけであるため、
打痕の大小、打痕の位置などから打痕の発生原因を追求
して打痕発生原因を除去するなどの対策が取れないな
ど、使用者の要請に合ったカスタマイズ化が難しい。し
かも、電子マイクロメータはCPUを含むため、高価と
なり、打痕検知装置が高価となる。
【0005】また、被検査歯車の検査前の洗浄、打痕検
知装置への着脱等をすべて作業者の手作業によらなけれ
ばならないので、作業能率が低く、これらを自動化しよ
うとしても、打痕検知装置の内部で被検査歯車にエアー
を吹き付けて洗浄すると、異物が飛散してマスタ歯車に
付着するおそれがあるので、洗浄機を一体に組み込んで
コンパクト化するのは難しい。
【0006】本発明は前記課題に鑑みてなされたもの
で、打痕検知装置をコンパクト化することを主な目的と
する。さらに、打痕の大きさ、打痕の位置等の所望のデ
ータを得ること、および被検査歯車の洗浄、打痕検知動
作を自動化することを他の目的とする。
【0007】
【0008】
【0009】
【0010】
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明に係る歯車の打痕
検知装置は、マスタ歯車を被検査歯車に噛み合わせて回
転させ、両歯車の軸間距離の変動量に基づいて、被検査
歯車の打痕を検知する打痕検知装置であって、ボックス
の内部に、前記被検査歯車にノズルから洗浄用流体を吹
き付けて洗浄するワーク洗浄機と、洗浄された被検査歯
車をワーク洗浄機からワーク支持台に移送するワーク移
送機と、ワーク支持台に支持された被検査歯車に前記マ
スタ歯車を噛み合わせる噛合せ機構とを備え、前記噛合
せ機構は、前記マスタ歯車を支持する第1の支持台およ
び第1の支持台をワーク支持台の方向に進退自在に支持
する第2の支持台と、第2の支持台をワーク支持台の方
向に進退させる進退手段と、第1の支持台をワーク支持
台の方向に押してマスタ歯車を被検査歯車に噛み合わせ
る弾性押圧部材とを備え、前記ワーク洗浄機は、洗浄中
に被検査歯車およびノズルを覆って洗浄用流体または異
物が前記マスタ歯車およびワーク支持台に飛散するのを
防止するカバーを備えている。
【0012】上記構成によれば、ボックス内で、被検査
歯車を洗浄し、洗浄された被検査歯車をワーク支持台に
移送し、被検査歯車にマスタ歯車を噛み合わせて被検査
歯車の打痕の大きさを検知する作業を自動的に行うこと
ができ、その際、洗浄中の被検査歯車がワーク洗浄機の
カバーにより覆われて、周囲の機器に洗浄用流体または
異物が飛散しないから、これら機器とワーク洗浄機をボ
ックス内で相互に近接させて配置できるので、装置全体
がコンパクト化される。
【0013】前記ワーク洗浄機は、さらに、洗浄中に前
記カバーをカバー位置へ進出させて被検査歯車およびノ
ズルを覆い、洗浄終了後にカバーを退避位置へ移動させ
て被検査歯車をボックス内に露出させるカバー駆動機を
備えるのが好ましい。上記構成によれば、カバーの開閉
も自動的に行うことができる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて説明する。図1に本実施形態の打痕検知装置の
正面図を示す。打痕検知装置は基台1の上壁からなるベ
ースB上に搭載されており、後述するワーク洗浄機およ
び洗浄された被検査歯車(ワーク)を打痕検知装置に装
着するためのワーク移送機が収容されている作業ボック
ス2と、この作業ボックス2の横に配設されているタッ
チパネル式操作盤3と、作業ボックス2の背面に配設さ
れているコントローラ(図2)7とを有している。さら
に、作業ボックス2の前面には、エアシリンダ4によっ
て上下方向に開閉する扉5が設けられ、作業ボックス2
の側面にタッチパネル式操作盤3に設けられており、解
放ボタン6と図示しないスタートボタンとにより扉5を
開閉するようになっている。
【0015】図2は作業ボックス2内に配設されている
ワーク洗浄機17とワーク移送機18の位置関係を示す
右側面図、図3は作業ボックス2内のワーク洗浄機17
とワーク移送機18と打痕検知機19の位置関係を示す
平面図、図4はワーク洗浄機17とワーク移送機18の
位置関係を示す正面図、図5は打痕検知機19を示す左
側面図である。図3に示すように、ワーク洗浄機17は
作業ボックス2内の扉5に近い右側の位置に、打痕検知
機19はその左側に、ワーク移送機18は作業ボックス
2内の奥の方に、それぞれ配置されている。
【0016】ワーク洗浄機17は、図2に示すように、
ワーク(被検査歯車)9が装着される洗浄台8と、洗浄
台8に装着されたワーク9を検出するワーク検知センサ
10(図3)と、洗浄台8の下方と側方を覆うケース5
2と、カバー駆動機11によって昇降するカバー12
と、洗浄台8を駆動軸53を介して回転させるモータの
ような洗浄台駆動機13と、ワーク9の歯面にエアーを
吹きつけるノズル14と、ケース52に接続された排気
ダクト16と、ケース52およびカバー12内のエアー
をダクト16を介して吸引し排気する排気ファン15と
を備えている。前記カバー12は、下降して前記ケース
52の上部開口縁を覆い、これによって、被検査歯車9
およびノズル14を覆う。
【0017】ワーク移送機18は、図4に示すように、
ワーク9を把持するハンド機構20と、ハンド機構20
を昇降させるエアシリンダからなる昇降手段21と、昇
降手段21を介してハンド機構20を支持し、レール2
2上を左右方向に移動してワーク9を洗浄台8から打痕
検知機19のワーク支持台24へ移送する架台23と、
この架台23を左右に移動させるモータ駆動の送りねじ
54を備えた送り手段55とを有している。
【0018】打痕検知機19は、ベースB上の取付台6
1(図5)に取り付けられたワーク支持台24と、図5
に示すマスタ歯車33が装着されるマスタ装着台34
と、このマスタ装着台34を回転させるモータのような
マスタ駆動機25と、図3に示すワーク支持台24に装
着されたワーク9を検出するワーク検知センサ35と、
マスタ装着台34を回転自由に支持する第1の支持台3
6Aとを備えており、前記マスタ装着台34は、図5に
示す第1の支持台36Aに、これに固定された軸受ボッ
クス50を介して回転自在に支持されており、ベースB
にブラケット51を介して支持された前記マスタ駆動機
25が、図示しないユニバーサル継手を介してマスタ装
着台34に連結されている。
【0019】図3に示すように、前記打痕検知機19
はさらに、第1の支持台36Aをワーク支持台24の方
向に進退自在に支持する第2の支持台36Bと、第2の
支持台36Bをワーク支持台24の方向に進退させるエ
アシリンダのような進退手段37と、第1の支持台36
Aをワーク支持台24の方向に押してマスタ歯車33を
ワーク9に噛み合わせるコイルスプリングのような弾性
押圧部材38と、第1の支持台36Aの第2の支持台3
6Bに対する変位を検出する変位センサ(測定器)40
とが設けられている。前記要素36〜38により、噛合
せ機構39が構成されている。
【0020】図5に示すように、前記第1の支持台36
Aは、その下面に設けた第1のリニア軸受62を介し
て、支持台36B上に設けられた1対のレール63,6
4に沿って進退自在に設定されている。第2の支持台3
6Bは、その下面に設けた第2のリニア軸受66を介し
て、取付台61上に設けた1対のレール67,68に沿
って進退自在に設定されている。
【0021】図2に示すコントローラ7は、図1に示す
タッチパネル式操作盤3からの作業者による動作設定、
および操作信号に基づいて扉5の開閉、図2のワーク洗
浄機17、ワーク移送機18および図3の打痕検知機1
9の動作のシーケンス制御を行うとともに、変位センサ
40の検出信号を処理してOK/NGの判定、検査デー
タの解析、各ワークの検査データの記録を行うように構
成されている。
【0022】次に、動作について説明する。装置全体の
動作を制御する図2のコントローラ7は、作業者が図1
の開放ボタン6を押すと、エアシリンダ4が作動して、
図2中に破線Aで示す位置まで扉5を上方に引き上げて
開く。
【0023】扉5が開くと、作業者は、ワーク洗浄機1
7の洗浄台8の上に、図3に示すようにワーク9を装着
する。投光器10aと受光器10bからなる検知センサ
10がワーク9を検知する。ワーク9を検知した状態
で、作業者が図示しないスタートボタンを押すと、図2
に示すエアシリンダ4が作動して扉5を閉じ、扉5が閉
じられるとカバー駆動機11が作動して、カバー12を
一点鎖線で示す位置に進出させてワーク9を覆う。次に
洗浄駆動機13が回転してワーク9を遅い速度で回転さ
せ、エアーノズル14から高圧エアーをワーク9の歯面
に吹き付けるとともに、排気ファン15を作動させて、
排気ダクト16を通してエアーを吸引して排気する動作
を、予め設定された時間続行させたのち、エアーの吹
付、および排気ファン15を停止させ、カバー12を引
き上げて、上方の元の位置に退避させ、洗浄動作を終了
する。この洗浄動作により、ワーク9の歯面に付着して
いる切削屑や塵埃などの異物が除去される。
【0024】次に、コントローラ7は、ワーク移送機1
8を動作させて、洗浄台8上のワーク9を図4に示す打
痕検知機19のワーク支持台24に装着する。以下、そ
の動作を説明する。ワーク移送機18のハンド機構20
は、ワーク9の洗浄時には、図4中に一点鎖線で示した
位置に退避しており、前記洗浄動作が終了すると、昇降
手段21および送り手段55の動作により、図4中に実
線で示す位置に移動して、ワーク9を両側から把持す
る。
【0025】次に、昇降手段21によってY軸方向に上
昇し、送り手段55により駆動されてレール22上を移
動する架台23により、一点鎖線で示す位置に移動し、
昇降手段21により下降して、打痕検知機19のワーク
支持台24上にワーク9を載置し、昇降手段21によっ
て一点鎖線で示す位置に移動して、移送動作を終了す
る。
【0026】ここで前記ワーク9の洗浄動作に先立っ
て、タッチパネル式操作盤3(図1)から、検査するワ
ーク9の機種、外径、歯数、その他のデータが、図3に
示すコントローラ7に与えられており、作業者はそのワ
ーク9に適合するマスタ歯車33をマスタ装着台34に
取り付けておく。
【0027】前記ワーク移送機18によってワーク支持
台24にワーク9が装着されると、ワーク検知センサ3
5a,35bがワーク9を検出し、この検出信号をうけ
て、第2の支持台36Bがエアシリンダ37によって押
し出され、マスタ歯車33がワーク9に噛み合わされ
る。この状態で、マスタ装着台34が取り付けられてい
る第1の支持台36Aが、弾性押圧部材38により、一
定の弾性力でワーク9の方向に押し付けられる。
【0028】次に、図5のマスタ駆動機25によりマス
タ装着台34が回転して、マスタ歯車33がワーク9と
噛み合って回転駆動される。変位センサ40は、マスタ
歯車33とワーク9の回転に伴って生じる両歯車の軸間
距離の変動量、すなわち第1の支持台36AのZ軸方向
(図3)の振動を検出して、電気信号として出力する。
【0029】図6は本実施形態の信号処理系の構成を示
す図である。同図において、変位センサ40で検出され
た振動信号は増幅器41で増幅され、コントローラ7内
に設けられたA/D変換器42でデジタルデータに変換
されてデータ処理手段43に入力され、打痕による振幅
成分とワーク9の芯振れによる振れ成分とに分離され、
打痕の大きさと打痕の位置データが、記憶手段44に記
憶されるとともに判定手段45に入力され、打痕による
振幅成分がタッチパネル式操作盤3によって予め設定さ
れた閾値と比較されて、良否が判定され、判定結果がコ
ントローラ7のタッチパネル式操作盤3に出力されて、
OK/NG表示灯46a,46bの点灯によって表示さ
れる。
【0030】図5の打痕検知機19による打痕検知動作
が終了すると、モータ25の回転が停止され、エアシリ
ンダ37によって第2の支持台36Bが後退してマスタ
歯車33とワーク9の噛合いが解除される。作業者は、
図1の開放ボタン6を押して扉5を開き、図4のワーク
支持台24からワーク9を取り外し、次に検査するワー
ク9を洗浄台8上に装着し、図示しないスタートボタン
を押して扉5(図2)を閉じることで、次のワーク9の
洗浄作業が開始され、以下、前記の動作手順で打痕検出
動作が実行される。
【0031】図7は、タッチパネル式操作盤3に設けら
れている表示パネル26の表示の一例を示す図で、表示
パネル26の下段に動作条件を設定するためのタッチボ
タン27、上段にアラームの内容を示すアラーム画面2
8、その下に打痕の測定グラフを示す打痕表示部29、
その下にワーク9の振れを示す振れ表示部30、左端に
設定されたワークの種類を示すワーク表示部31、その
下にワークの検査累計を示すカウンタ32が表示されて
いる。作業者はタッチボタン27で打痕検知装置の動作
条件の設定、検査結果の認知、操作誤りなど、検査に必
要な作業画面を選択表示させる。打痕表示部29,振れ
表示部30に表示された実線はOK(良品)と判定され
たデータを、破線はNG(不良品)と判定されたデータ
をそれぞれ示し、アラーム画面28は不良品であった場
合のメッセージを示す。打痕表示部29および振れ表示
部30の横軸は、ワーク支持台24の回転方向の基準点
からの歯数、つまり各歯の位置を示しているので、例え
ば打痕表示部29の縦軸に示された変動量のピーク点が
位置する横軸上の歯数を読み取って、打痕の存在する歯
を特定することができる。
【0032】前記のように構成された本実施形態の打痕
検知装置では、図4に示すワーク9を洗浄台8上に装着
すると、洗浄、搬送、打痕検査の各工程が順次実行さ
れ、図6に示す変位センサ40から出力されるアナログ
電気信号をコントローラ7に内蔵されたA/D変換手段
42でデジタル信号に変換し、さらに、このデジタル信
号をデータ処理手段43で処理して被検査歯車の打痕の
大きさを検知できる。したがって、従来の電子マイクロ
メータが不要になるので、打痕検知装置がコンパクト
で、かつ安価になる。また、変位センサ40からコント
ローラ7に前記変動量を示す測定データを取り込むの
で、この測定データから、打痕の位置など、所望のデー
タを得るようにカスタマイズ化できる。さらに、被検査
歯車の良否の判定結果が自動的に得られ、作業者は良否
の判定結果を容易に認識できる。
【0033】また、図4に示すボックス2内でワーク9
を洗浄し、洗浄されたワーク9をワーク支持台24に移
送して、ワーク9の打痕の大きさを検知する作業を自動
的に行うことができる。しかも、その際、洗浄中のワー
ク9が、図2のワーク洗浄機17のカバー12により覆
われて、周囲の機器にエアー(洗浄用流体)および異物
が飛散しないから、これら機器とワーク洗浄機17をボ
ックス2内で近接させて配置できるので、装置全体がコ
ンパクト化される。また、カバー12の開閉も自動的に
行うことができる。
【0034】
【0035】
【発明の効果】以上説明したとおり、本発明に係る歯車
の打痕検知装置は、ボックスの内部に、前記被検査歯車
にノズルから洗浄用流体を吹き付けて洗浄するワーク洗
浄機と、洗浄された被検査歯車をワーク洗浄機からワー
ク支持台に移送するワーク移送機と、ワーク支持台に支
持された被検査歯車に前記マスタ歯車を噛み合わせる噛
合せ機構とを備え、前記噛合せ機構は、前記マスタ歯車
を支持する第1の支持台および第1の支持台をワーク支
持台の方向に進退自在に支持する第2の支持台と、第2
の支持台をワーク支持台の方向に進退させる進退手段
と、第1の支持台をワーク支持台の方向に押してマスタ
歯車を被検査歯車に噛み合わせる弾性押圧部材とを備
え、前記ワーク洗浄機は、洗浄中に被検査歯車およびノ
ズルを覆って洗浄用流体および異物が前記マスタ歯車お
よびワーク支持台に飛散するのを防止するカバーを備え
ている。したがって、ボックス内で、被検査歯車を洗浄
し、洗浄された被検査歯車をワーク支持台に移送し、被
検査歯車にマスタ歯車を噛み合わせて被検査歯車の打痕
の大きさを検知する作業を自動的に行うことができる。
しかも、その際、洗浄中の被検査歯車がワーク洗浄機の
カバーにより覆われて、周囲の機器に洗浄用流体および
異物が飛散しないから、これら機器とワーク洗浄機をボ
ックス内で近接させて配置できるので、装置全体がコン
パクト化される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態である打痕検知装置の正面
図である。
【図2】同実施形態の内部構造を示す右側面図である。
【図3】同実施形態の各機構部の配置を示す平面図であ
る。
【図4】同実施形態のワーク移送機を示す平面図であ
る。
【図5】同実施形態の打痕検知機を示す左側面図であ
る。
【図6】同実施形態の打痕検知装置の信号処理系の構成
を示す図である。
【図7】同実施形態のタッチパネル式操作盤の表示パネ
ルを示す図である。
【図8】従来の打痕検知装置の信号処理系の構成を示す
図である。
【符号の説明】 1…基台、2…作業ボックス、3…タッチパネル式操作
盤、4,21,37…エアシリンダ、5…扉、6…解放
ボタン、7…コントローラ、8…洗浄台、9…被検査歯
車(ワーク)、10,35…ワーク検知センサ、11…
カバー駆動機、12…カバー、13,25…モータ、1
4…ノズル、15…排気ファン、16…ダクト、17…
ワーク洗浄機、18…ワーク移送機、19…打痕検知
機、20…ハンド機構、22…レール、23…移動機
構、24…ワーク支持台、26…表示パネル、27…タ
ッチボタン、28…アラーム画面、29…打痕表示部、
30…振れ表示部、31…ワーク表示部、32…カウン
タ、33…マスタ歯車、34…マスタ装着台、36…支
持台、38…ばね、39…噛合せ機構、40…変位セン
サ(測定器)、42…A/D変換手段、43…データ処
理手段、44…記憶手段、45…判定手段、46a,4
6b…表示灯。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭58−169003(JP,A) 特開 平7−294383(JP,A) 特開 平10−15506(JP,A) 実開 平3−19944(JP,U) 実公 平3−1801(JP,Y2) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G01M 13/00 - 13/04

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 マスタ歯車を被検査歯車に噛み合わせて
    回転させ、両歯車の軸間距離の変動量に基づいて、被検
    査歯車の打痕を検知する打痕検知装置であって、 ボックスの内部に、前記被検査歯車にノズルから洗浄用
    流体を吹き付けて洗浄するワーク洗浄機と、洗浄された
    被検査歯車をワーク洗浄機からワーク支持台に移送する
    ワーク移送機と、ワーク支持台に支持された被検査歯車
    に前記マスタ歯車を噛み合わせる噛合せ機構とを備え、前記噛合せ機構は、前記マスタ歯車を支持する第1の支
    持台および第1の支持台をワーク支持台の方向に進退自
    在に支持する第2の支持台と、第2の支持台をワーク支
    持台の方向に進退させる進退手段と、第1の支持台をワ
    ーク支持台の方向に押してマスタ歯車を被検査歯車に噛
    み合わせる弾性押圧部材とを備え、 前記ワーク洗浄機は、洗浄中に被検査歯車およびノズル
    を覆って洗浄用流体または異物が前記マスタ歯車および
    ワーク支持台に飛散するのを防止するカバーを備えてい
    る歯車の打痕検知装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記ワーク洗浄機
    は、さらに、洗浄中に前記カバーをカバー位置へ進出さ
    せて被検査歯車およびノズルを覆い、洗浄終了後にカバ
    ーを退避位置へ移動させて被検査歯車をボックス内に露
    出させるカバー駆動機を備えている歯車の打痕検知装
    置。
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