JP2957098B2 - 部品供給装置 - Google Patents
部品供給装置Info
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- JP2957098B2 JP2957098B2 JP27935094A JP27935094A JP2957098B2 JP 2957098 B2 JP2957098 B2 JP 2957098B2 JP 27935094 A JP27935094 A JP 27935094A JP 27935094 A JP27935094 A JP 27935094A JP 2957098 B2 JP2957098 B2 JP 2957098B2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、部品箱収納棚から供
給される部品箱に収容された部品を、作業者が取出し組
付けることで製品を完成させるための部品供給装置に関
する。
給される部品箱に収容された部品を、作業者が取出し組
付けることで製品を完成させるための部品供給装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】一般に、自動車用スピードメータや回転
計などの製品を組付ライン上で完成させるには、その製
品を構成する配線板や文字板などの部品それぞれが個別
に複数収容された部品箱を、製品の生産計画に基づいて
部品箱収納棚に必要数投入しておき、作業者は部品箱収
納棚から作業台に部品箱を取出し、収容されている部品
を製品に組付けるようにしている。部品箱収容棚は、作
業台に向けて下がるように傾斜しており、この傾斜に沿
って部品箱は作業台に向けて供給される。作業台にて一
つの部品箱内の部品をすべて使い切ったら、空箱となっ
た部品箱を上記部品箱収納棚とは逆に作業台から離れる
にしたがって下がるよう傾斜している空箱返却棚に返却
する。
計などの製品を組付ライン上で完成させるには、その製
品を構成する配線板や文字板などの部品それぞれが個別
に複数収容された部品箱を、製品の生産計画に基づいて
部品箱収納棚に必要数投入しておき、作業者は部品箱収
納棚から作業台に部品箱を取出し、収容されている部品
を製品に組付けるようにしている。部品箱収容棚は、作
業台に向けて下がるように傾斜しており、この傾斜に沿
って部品箱は作業台に向けて供給される。作業台にて一
つの部品箱内の部品をすべて使い切ったら、空箱となっ
た部品箱を上記部品箱収納棚とは逆に作業台から離れる
にしたがって下がるよう傾斜している空箱返却棚に返却
する。
【0003】ところで、近年では上記したような自動車
用回転計などの製品は、例えば配線板について複数種の
ものが必要となるなど多品種を必要としており、このよ
うな多品種の製品を同一の組付ラインで連続して完成さ
せるには、作業者は、各品種による製品の生産計画に基
づいた部品の部品箱収納棚への必要数投入に加えて、各
品種の生産順に対応して各部品箱を部品箱収納棚に投入
する必要がある。
用回転計などの製品は、例えば配線板について複数種の
ものが必要となるなど多品種を必要としており、このよ
うな多品種の製品を同一の組付ラインで連続して完成さ
せるには、作業者は、各品種による製品の生産計画に基
づいた部品の部品箱収納棚への必要数投入に加えて、各
品種の生産順に対応して各部品箱を部品箱収納棚に投入
する必要がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来では、上記したよ
うに、多品種の製品を同一の組付ラインで連続して完成
させるには、作業者は、製品の品種により異なる各部品
の必要数を部品箱収納棚に部品箱の単位で投入するとと
もに、各品種の生産順に対応して各部品箱を部品箱収納
棚に投入する必要があるので、生産品種の切り替え時に
おける段取作業に手間がかかり、生産性の低下を招いて
いた。
うに、多品種の製品を同一の組付ラインで連続して完成
させるには、作業者は、製品の品種により異なる各部品
の必要数を部品箱収納棚に部品箱の単位で投入するとと
もに、各品種の生産順に対応して各部品箱を部品箱収納
棚に投入する必要があるので、生産品種の切り替え時に
おける段取作業に手間がかかり、生産性の低下を招いて
いた。
【0005】そこで、この発明は、生産品種の切り替え
時における段取作業を容易にし、生産性の向上を図るこ
とを目的としている。
時における段取作業を容易にし、生産性の向上を図るこ
とを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、この発明は、投入された部品箱を移動搬送する複数
の部品箱収納棚と、部品箱の空箱を移動搬送する少なく
とも一つの空箱返却棚とを上下方向に積層して配置し、
前記一つの部品箱収納棚に収納された部品箱には同一の
部品が規定数収容され、かつ複数の部品箱収納棚相互間
では少なくとも二つ以上の異なる部品が存在するよう部
品箱に収容され、前記複数の部品箱収納棚の搬送方向前
方側には、部品箱収納棚から送り出された部品箱を受け
る供給リフタおよび、この供給リフタから引き出した部
品箱内の部品を製品の組み付けに使用した後、部品箱が
返却されて前記部品箱収納棚または空箱返却棚に移送す
る返却リフタを、上下方向に移動可能に設け、前記部品
箱内の部品を組み付ける製品に対する生産計画数量デー
タがあらかじめ設定入力される記憶部と、前記製品の完
成品を検出する完成品検出部が検出した完成品の数量デ
ータをカウントする計数部とをそれぞれ備え、この計数
部がカウントした完成品数量データと前記記憶部に記憶
された生産計画数量データとに基づいて、部品箱収納
棚、空箱返却棚、供給リフタおよび返却リフタを動作さ
せる制御部を設け、部品箱収納棚には箱センサを設け、
前記制御部は、この箱センサの検出値と前記計数部がカ
ウントした完成品数量データとに基づいて、部品箱収納
棚に収納された各部品箱内の部品の在庫数量を、内蔵す
る演算部により演算するとともに、この演算部によって
算出された各部品箱内の部品の在庫数量を、前記部品箱
収納棚および、この部品箱収納棚の適宜位置に収納され
た状態のそれぞれの部品箱とともに、各部品箱に対応し
た位置に表示する表示部を設けた構成としてある。
に、この発明は、投入された部品箱を移動搬送する複数
の部品箱収納棚と、部品箱の空箱を移動搬送する少なく
とも一つの空箱返却棚とを上下方向に積層して配置し、
前記一つの部品箱収納棚に収納された部品箱には同一の
部品が規定数収容され、かつ複数の部品箱収納棚相互間
では少なくとも二つ以上の異なる部品が存在するよう部
品箱に収容され、前記複数の部品箱収納棚の搬送方向前
方側には、部品箱収納棚から送り出された部品箱を受け
る供給リフタおよび、この供給リフタから引き出した部
品箱内の部品を製品の組み付けに使用した後、部品箱が
返却されて前記部品箱収納棚または空箱返却棚に移送す
る返却リフタを、上下方向に移動可能に設け、前記部品
箱内の部品を組み付ける製品に対する生産計画数量デー
タがあらかじめ設定入力される記憶部と、前記製品の完
成品を検出する完成品検出部が検出した完成品の数量デ
ータをカウントする計数部とをそれぞれ備え、この計数
部がカウントした完成品数量データと前記記憶部に記憶
された生産計画数量データとに基づいて、部品箱収納
棚、空箱返却棚、供給リフタおよび返却リフタを動作さ
せる制御部を設け、部品箱収納棚には箱センサを設け、
前記制御部は、この箱センサの検出値と前記計数部がカ
ウントした完成品数量データとに基づいて、部品箱収納
棚に収納された各部品箱内の部品の在庫数量を、内蔵す
る演算部により演算するとともに、この演算部によって
算出された各部品箱内の部品の在庫数量を、前記部品箱
収納棚および、この部品箱収納棚の適宜位置に収納され
た状態のそれぞれの部品箱とともに、各部品箱に対応し
た位置に表示する表示部を設けた構成としてある。
【0007】
【作用】このような構成の部品供給装置によれば、各部
品箱収納棚に規定数の部品を収容した部品箱を投入し、
あらかじめ設定された製品の生産計画に基づいて、組付
けを行う製品の部品が収容された部品箱が部品箱収納棚
から供給リフタに送り出され、供給リフタに送り出され
た部品箱は、作業者が作業台に引き出して、部品箱内の
部品を製品に組付ける。生産計画数の製品の組付けが完
了したら、部品箱を返却リフタに返却し、部品箱内に部
品がまだ残っている場合には、返却リフタ上の部品箱を
元の部品箱収納棚に移送する一方、部品箱内の部品をす
べて使い切った場合には返却リフタ上の部品箱を空箱返
却棚に移送する。上記した製品の生産計画数量データ
は、あらかじめ記憶部に設定入力されるとともに、完成
品検出部が検出した完成品の数量データは計数部により
カウントされ、制御部は、この計数部がカウントした完
成品数量データと前記記憶部に記憶された生産計画数量
データとに基づいて、部品箱収納棚、空箱返却棚、供給
リフタおよび返却リフタを動作させる。また、制御部
は、箱センサの検出値と前記計数部がカウントした完成
品数量データとに基づいて、部品箱収納棚に収納された
各部品箱内の部品の在庫数量を、演算部により演算して
求め、この求めた各部品箱内の部品の在庫数量を、前記
部品箱収納棚および、この部品箱収納棚の適宜位置に収
納された状態のそれぞれの部品箱とともに、各部品箱に
対応した位置にて表示部に表示させる。
品箱収納棚に規定数の部品を収容した部品箱を投入し、
あらかじめ設定された製品の生産計画に基づいて、組付
けを行う製品の部品が収容された部品箱が部品箱収納棚
から供給リフタに送り出され、供給リフタに送り出され
た部品箱は、作業者が作業台に引き出して、部品箱内の
部品を製品に組付ける。生産計画数の製品の組付けが完
了したら、部品箱を返却リフタに返却し、部品箱内に部
品がまだ残っている場合には、返却リフタ上の部品箱を
元の部品箱収納棚に移送する一方、部品箱内の部品をす
べて使い切った場合には返却リフタ上の部品箱を空箱返
却棚に移送する。上記した製品の生産計画数量データ
は、あらかじめ記憶部に設定入力されるとともに、完成
品検出部が検出した完成品の数量データは計数部により
カウントされ、制御部は、この計数部がカウントした完
成品数量データと前記記憶部に記憶された生産計画数量
データとに基づいて、部品箱収納棚、空箱返却棚、供給
リフタおよび返却リフタを動作させる。また、制御部
は、箱センサの検出値と前記計数部がカウントした完成
品数量データとに基づいて、部品箱収納棚に収納された
各部品箱内の部品の在庫数量を、演算部により演算して
求め、この求めた各部品箱内の部品の在庫数量を、前記
部品箱収納棚および、この部品箱収納棚の適宜位置に収
納された状態のそれぞれの部品箱とともに、各部品箱に
対応した位置にて表示部に表示させる。
【0008】
【実施例】以下、この発明の実施例を図面に基づき説明
する。
する。
【0009】図1は、この発明の一実施例を示す部品供
給装置の部品供給ラック1の斜視図である。この部品供
給ラック1は、本体フレーム2内に、上下方向に複数段
(ここでは7段)の部品箱収納棚3が設けられるととも
に、最下段の部品箱収納棚3のさらに下方には、一つの
空箱返却棚5が設けられている。部品箱収納棚3に対し
て図1中で右側が部品箱7の投入口9であり、この投入
口9と反対側の本体フレーム2内には、部品箱収納棚3
から送り出される部品箱7を受ける供給リフタ11およ
び、作業者がこの供給リフタ11から引き出した部品箱
7内の部品を製品の組み付けに使用した後、部品箱7が
返却されて前記部品箱収納棚3または空箱返却棚5に移
送される返却リフタ13が、上下方向に移動可能に設け
られている。
給装置の部品供給ラック1の斜視図である。この部品供
給ラック1は、本体フレーム2内に、上下方向に複数段
(ここでは7段)の部品箱収納棚3が設けられるととも
に、最下段の部品箱収納棚3のさらに下方には、一つの
空箱返却棚5が設けられている。部品箱収納棚3に対し
て図1中で右側が部品箱7の投入口9であり、この投入
口9と反対側の本体フレーム2内には、部品箱収納棚3
から送り出される部品箱7を受ける供給リフタ11およ
び、作業者がこの供給リフタ11から引き出した部品箱
7内の部品を製品の組み付けに使用した後、部品箱7が
返却されて前記部品箱収納棚3または空箱返却棚5に移
送される返却リフタ13が、上下方向に移動可能に設け
られている。
【0010】各部品箱収納棚3には、部品箱7がそれぞ
れ三つ収納でき、一つの部品箱収納棚3に収納される部
品箱7内の部品(例えば自動車用回転計における配線
板)は同一であり、各部品箱7に収容される部品数は規
定数に定められている。また、7つの部品箱収納棚3相
互間では、少なくとも二つ以上の異なる部品が存在する
よう設定されており、製品(例えば自動車用回転計)の
多品種化に対応している。空箱返却棚5についても、部
品箱7が三つ収納できる。
れ三つ収納でき、一つの部品箱収納棚3に収納される部
品箱7内の部品(例えば自動車用回転計における配線
板)は同一であり、各部品箱7に収容される部品数は規
定数に定められている。また、7つの部品箱収納棚3相
互間では、少なくとも二つ以上の異なる部品が存在する
よう設定されており、製品(例えば自動車用回転計)の
多品種化に対応している。空箱返却棚5についても、部
品箱7が三つ収納できる。
【0011】部品箱収納棚3および空箱返却棚5は、一
対の長尺な支持部材15間に回転可能な搬送ローラ17
が複数設けられ、この搬送ローラ17の回転によって部
品箱7が支持部材15の長手方向に移動搬送可能となっ
ている。一つの部品箱収納棚3における各搬送ローラ1
7は、支持部材15の外部に突出した各搬送ローラ17
の端部に装着されたプーリ19と、隣接する搬送ローラ
17の各プーリ19相互を連結するベルト21とにより
連動している。
対の長尺な支持部材15間に回転可能な搬送ローラ17
が複数設けられ、この搬送ローラ17の回転によって部
品箱7が支持部材15の長手方向に移動搬送可能となっ
ている。一つの部品箱収納棚3における各搬送ローラ1
7は、支持部材15の外部に突出した各搬送ローラ17
の端部に装着されたプーリ19と、隣接する搬送ローラ
17の各プーリ19相互を連結するベルト21とにより
連動している。
【0012】7つの部品箱収納棚3相互間においては、
供給リフタ11および返却リフタ13側最端部の搬送ロ
ーラ17相互が、搬送ローラ17におけるプーリ19と
は反対側の端部に設けられたスプロケット23と、スプ
ロケット23相互を連結するチェーン25とにより連動
している。最下段の部品箱収納棚3における搬送ローラ
17に装着されたスプロケット23には、チェーン27
を介して本体フレーム2の最下部に配置された正逆回転
可能なモータ29に連動連結されている。したがって、
モータ29が駆動することで、7つの部品箱収納棚3の
搬送ローラ17すべてが同時に、投入口9側から供給リ
フタ11(返却リフタ13)側に部品箱7を移動させる
ように正方向に、または供給リフタ11(返却リフタ1
3)側から投入口9側に部品箱7を移動させるよう逆方
向に回転することになる。
供給リフタ11および返却リフタ13側最端部の搬送ロ
ーラ17相互が、搬送ローラ17におけるプーリ19と
は反対側の端部に設けられたスプロケット23と、スプ
ロケット23相互を連結するチェーン25とにより連動
している。最下段の部品箱収納棚3における搬送ローラ
17に装着されたスプロケット23には、チェーン27
を介して本体フレーム2の最下部に配置された正逆回転
可能なモータ29に連動連結されている。したがって、
モータ29が駆動することで、7つの部品箱収納棚3の
搬送ローラ17すべてが同時に、投入口9側から供給リ
フタ11(返却リフタ13)側に部品箱7を移動させる
ように正方向に、または供給リフタ11(返却リフタ1
3)側から投入口9側に部品箱7を移動させるよう逆方
向に回転することになる。
【0013】一方、空箱返却棚5の搬送ローラ17につ
いては、上記モータ29とは別のモータ31により回転
し、このモータ31には、投入口9側の端部の搬送ロー
ラ17の一方の端部に装着されたスプロケット33にチ
ェーン35を介して連動連結されている。モータ31
は、空箱返却棚5上の部品箱7を供給リフタ11および
返却リフタ13側から投入口9の後方側に向けて移動さ
せるように駆動する。
いては、上記モータ29とは別のモータ31により回転
し、このモータ31には、投入口9側の端部の搬送ロー
ラ17の一方の端部に装着されたスプロケット33にチ
ェーン35を介して連動連結されている。モータ31
は、空箱返却棚5上の部品箱7を供給リフタ11および
返却リフタ13側から投入口9の後方側に向けて移動さ
せるように駆動する。
【0014】搬送ローラ17は、図2に示すように、プ
ーリ19が取付けられる駆動軸17aに対し、円筒状の
樹脂パイプ17bが、適度な摩擦抵抗を有して嵌め込ま
れている。樹脂パイプ17b上に部品箱7が乗せられた
状態で、モータ29の駆動力により駆動軸17aが回転
すると、上記摩擦抵抗により樹脂パイプ17bも回転し
て部品箱7が搬送され、一方この搬送状態の部品箱7の
移動を規制した状態では駆動軸17aが樹脂パイプ17
bに対して空転し、駆動モータ29にかかる負荷を軽減
している。
ーリ19が取付けられる駆動軸17aに対し、円筒状の
樹脂パイプ17bが、適度な摩擦抵抗を有して嵌め込ま
れている。樹脂パイプ17b上に部品箱7が乗せられた
状態で、モータ29の駆動力により駆動軸17aが回転
すると、上記摩擦抵抗により樹脂パイプ17bも回転し
て部品箱7が搬送され、一方この搬送状態の部品箱7の
移動を規制した状態では駆動軸17aが樹脂パイプ17
bに対して空転し、駆動モータ29にかかる負荷を軽減
している。
【0015】供給リフタ11および返却リフタ13は、
一対のガイド棒37にガイドされ、かつ本体フレーム2
の上部に設けた供給リフタ用モータ39と返却リフタ用
モータ41とにより、それぞれ上下方向に相対移動可能
となっている。各モータ39,41には、歯車機構4
3,45を介して駆動軸47,49がそれぞれ連結さ
れ、駆動軸47、49の両端にはスプロケット51,5
3がそれぞれ装着されている。各スプロケット51,5
3には、チェーン55,57がそれぞれ巻き回され、一
対のチェーン55それぞれの一端は供給リフタ11の側
部に連結され、他端には供給リフタ11とほぼ同程度の
重量の錘59が取り付けられている。一方、一対のチェ
ーン57のそれぞれの一端は返却リフタ13の側部に連
結され、他端には返却リフタ13とほぼ同程度の重量の
錘61が取り付けられている。
一対のガイド棒37にガイドされ、かつ本体フレーム2
の上部に設けた供給リフタ用モータ39と返却リフタ用
モータ41とにより、それぞれ上下方向に相対移動可能
となっている。各モータ39,41には、歯車機構4
3,45を介して駆動軸47,49がそれぞれ連結さ
れ、駆動軸47、49の両端にはスプロケット51,5
3がそれぞれ装着されている。各スプロケット51,5
3には、チェーン55,57がそれぞれ巻き回され、一
対のチェーン55それぞれの一端は供給リフタ11の側
部に連結され、他端には供給リフタ11とほぼ同程度の
重量の錘59が取り付けられている。一方、一対のチェ
ーン57のそれぞれの一端は返却リフタ13の側部に連
結され、他端には返却リフタ13とほぼ同程度の重量の
錘61が取り付けられている。
【0016】各部品箱収納棚3の供給リフタ11および
返却リフタ13側の端部上方には、部品箱7の供給リフ
タ11および返却リフタ13側への移動を規制するスト
ッパ63が配置されている。このストッパ63は、電磁
ソレノイドにより駆動するもので、部品箱7の供給リフ
タ11および返却リフタ13側への移動を規制する状態
と、この規制状態からほぼ90度回動して規制を解除す
る解放状態とに変位する。各ストッパ63のうち、最上
段の部品箱収納棚3のものについては、本体フレーム2
に装着された取付部材65に取り付けられ、2段目から
最下段の部品箱収納棚3については、隣接する上段側の
一対の支持部材15相互間に装着された取付部材67に
取り付けられる。
返却リフタ13側の端部上方には、部品箱7の供給リフ
タ11および返却リフタ13側への移動を規制するスト
ッパ63が配置されている。このストッパ63は、電磁
ソレノイドにより駆動するもので、部品箱7の供給リフ
タ11および返却リフタ13側への移動を規制する状態
と、この規制状態からほぼ90度回動して規制を解除す
る解放状態とに変位する。各ストッパ63のうち、最上
段の部品箱収納棚3のものについては、本体フレーム2
に装着された取付部材65に取り付けられ、2段目から
最下段の部品箱収納棚3については、隣接する上段側の
一対の支持部材15相互間に装着された取付部材67に
取り付けられる。
【0017】上記ストッパ63は、図3に示す本部品供
給装置の制御ブロック図における制御部69による、あ
らかじめ設定された製品の生産計画に基づいて必要とす
る部品が収められた部品箱収納棚3に対応するものが解
放され、これに対応して供給リフタ11がその部品箱収
納棚3に整合するまで移動して、部品箱収納棚3から供
給リフタ11に部品箱7が送り出される。供給リフタ1
1に送り出された部品箱7は、作業者が図示しない作業
台に引き出して部品箱7内の部品を製品に組付ける。
給装置の制御ブロック図における制御部69による、あ
らかじめ設定された製品の生産計画に基づいて必要とす
る部品が収められた部品箱収納棚3に対応するものが解
放され、これに対応して供給リフタ11がその部品箱収
納棚3に整合するまで移動して、部品箱収納棚3から供
給リフタ11に部品箱7が送り出される。供給リフタ1
1に送り出された部品箱7は、作業者が図示しない作業
台に引き出して部品箱7内の部品を製品に組付ける。
【0018】供給リフタ11には、部品箱収納棚3から
送り込まれた部品箱7を供給リフタ11内に取り込むよ
うに、図示しないモータにより回転可能な三つのローラ
11aが設けられている。返却リフタ13にも、返却リ
フタ13から部品箱収納棚3または空箱返却棚5に部品
箱7を移送できるように、図示しないモータにより回転
可能な三つのローラ13aが設けられている。
送り込まれた部品箱7を供給リフタ11内に取り込むよ
うに、図示しないモータにより回転可能な三つのローラ
11aが設けられている。返却リフタ13にも、返却リ
フタ13から部品箱収納棚3または空箱返却棚5に部品
箱7を移送できるように、図示しないモータにより回転
可能な三つのローラ13aが設けられている。
【0019】前記図3に示した制御部69は、部品箱7
内の部品を組み付ける製品に対する生産計画数量データ
が入力部70からあらかじめ設定入力されて、その入力
データが記憶される記憶部71と、前記製品に対する部
品の組み付け完了を検出する完成品検出部72が検出し
た完成品の数量データをカウントする計数部73とを備
え、この計数部73がカウントした完成品数量データと
前記記憶部71に記憶された生産計画数量データとに基
づいて、駆動回路75を介してモータ29,31,3
9,41を駆動し、部品箱収納棚3および空箱返却棚5
の搬送ローラ17,供給リフタ11,返却リフタ13を
それぞれ動作させる。
内の部品を組み付ける製品に対する生産計画数量データ
が入力部70からあらかじめ設定入力されて、その入力
データが記憶される記憶部71と、前記製品に対する部
品の組み付け完了を検出する完成品検出部72が検出し
た完成品の数量データをカウントする計数部73とを備
え、この計数部73がカウントした完成品数量データと
前記記憶部71に記憶された生産計画数量データとに基
づいて、駆動回路75を介してモータ29,31,3
9,41を駆動し、部品箱収納棚3および空箱返却棚5
の搬送ローラ17,供給リフタ11,返却リフタ13を
それぞれ動作させる。
【0020】制御部69は、完成品検知部72の検知信
号入力を受けることで、一つの部品を製品の組み付けに
使用したとして、規定数の部品が収容される部品箱7内
の部品の数を管理できることになる。完成品検知部72
は、例えば部品の組み付けにおける最後のねじ締めを検
知するようなものでもよく、また組み付け完了後、作業
者が作業完了を知らせるスイッチを操作するような構成
でもよい。
号入力を受けることで、一つの部品を製品の組み付けに
使用したとして、規定数の部品が収容される部品箱7内
の部品の数を管理できることになる。完成品検知部72
は、例えば部品の組み付けにおける最後のねじ締めを検
知するようなものでもよく、また組み付け完了後、作業
者が作業完了を知らせるスイッチを操作するような構成
でもよい。
【0021】各部品箱収納棚3の支持部材15の側部に
は、それぞれの部品箱収納棚3に収納され得る三つの部
品箱7を検知可能な棚内箱センサ77が設けられてい
る。棚内箱センサ77の検出信号は制御部69に入力さ
れ、制御部69はこの入力信号と前記完成品検知部72
の検知信号とに基づいて、内蔵する演算部79にて部品
の在庫数を演算する。演算した在庫数は、CRTディス
プレイからなる表示部81により、例えば図4に示すよ
うに表示される。供給リフタ11および返却リフタ13
には、部品箱7を検知する図示しないリフタ内箱センサ
83が設けられている。リフタ内箱センサ83の検出信
号も制御部69に入力され、制御部69はこの入力信号
に基づいて、各リフタ11,13を上下方向に移動させ
る。
は、それぞれの部品箱収納棚3に収納され得る三つの部
品箱7を検知可能な棚内箱センサ77が設けられてい
る。棚内箱センサ77の検出信号は制御部69に入力さ
れ、制御部69はこの入力信号と前記完成品検知部72
の検知信号とに基づいて、内蔵する演算部79にて部品
の在庫数を演算する。演算した在庫数は、CRTディス
プレイからなる表示部81により、例えば図4に示すよ
うに表示される。供給リフタ11および返却リフタ13
には、部品箱7を検知する図示しないリフタ内箱センサ
83が設けられている。リフタ内箱センサ83の検出信
号も制御部69に入力され、制御部69はこの入力信号
に基づいて、各リフタ11,13を上下方向に移動させ
る。
【0022】図4における各部品箱7の表示内容では、
最上部の部品箱収納棚3から順に、品番467,46
8,348,349,392,368の部品が部品箱7
内に収容され、各部品箱7内にはそれぞれ25個の部品
が収容可能で、「25」より少ない数値が示される部品
箱7、例えば「21」の部品箱7は、4個の部品が使用
されたことを示している。部品が25個収容されて満杯
となっている状態では、水色表示し、部品が1個でも使
用された端数状態では青色表示とする。作業台85上の
部品箱7内の部品は、現在製品への組み付けを行ってい
る部品であり、部品番号が「468」、在庫は「12」
である。また、供給リフタ11上の部品箱7内の部品は
次に必要な部品であり、部品番号が「468」、在庫は
「14」である。現在組み付け部品については黄色表
示、次の組み付け部品については白色表示とする。
最上部の部品箱収納棚3から順に、品番467,46
8,348,349,392,368の部品が部品箱7
内に収容され、各部品箱7内にはそれぞれ25個の部品
が収容可能で、「25」より少ない数値が示される部品
箱7、例えば「21」の部品箱7は、4個の部品が使用
されたことを示している。部品が25個収容されて満杯
となっている状態では、水色表示し、部品が1個でも使
用された端数状態では青色表示とする。作業台85上の
部品箱7内の部品は、現在製品への組み付けを行ってい
る部品であり、部品番号が「468」、在庫は「12」
である。また、供給リフタ11上の部品箱7内の部品は
次に必要な部品であり、部品番号が「468」、在庫は
「14」である。現在組み付け部品については黄色表
示、次の組み付け部品については白色表示とする。
【0023】次に、上記したような組付ラインにおける
部品供給装置の動作を図5に示すフローチャートに基づ
き説明する。まず、入力部70から各品番の部品の組み
付けに使用する製品の生産計画入力をそれぞれ行い(ス
テップS1)、この入力データは記憶部71に記憶され
る。このとき、各部品箱収納棚3には、上記入力された
データの品番の各部品が規定数(25個)収容されて満
杯となった部品箱7が収納される。部品箱7が部品箱収
納棚3に収納されることで、棚内箱センサ77がこれを
検知し、収納された箱数から各部品箱収納棚3単位で部
品の数が、記憶部71に格納されるとともに、表示部8
1に表示される。
部品供給装置の動作を図5に示すフローチャートに基づ
き説明する。まず、入力部70から各品番の部品の組み
付けに使用する製品の生産計画入力をそれぞれ行い(ス
テップS1)、この入力データは記憶部71に記憶され
る。このとき、各部品箱収納棚3には、上記入力された
データの品番の各部品が規定数(25個)収容されて満
杯となった部品箱7が収納される。部品箱7が部品箱収
納棚3に収納されることで、棚内箱センサ77がこれを
検知し、収納された箱数から各部品箱収納棚3単位で部
品の数が、記憶部71に格納されるとともに、表示部8
1に表示される。
【0024】図4の表示内容では、上から2段目の部品
箱収納棚3の部品番号「468」の部品の組み付けを行
っている状態を示しているが、作業台85での上記一つ
の部品の製品への組み付けが完了すると、完成品検出部
72がこれを検出して計数部73が部品使用数をカウン
トする(ステップS3)。この部品使用数と記憶部71
に記憶されている一つの部品箱7内の初期の部品数(2
5個)とから、作業台85上の部品箱7内の部品の残数
があるかどうかを判断する(ステップS5)。
箱収納棚3の部品番号「468」の部品の組み付けを行
っている状態を示しているが、作業台85での上記一つ
の部品の製品への組み付けが完了すると、完成品検出部
72がこれを検出して計数部73が部品使用数をカウン
トする(ステップS3)。この部品使用数と記憶部71
に記憶されている一つの部品箱7内の初期の部品数(2
5個)とから、作業台85上の部品箱7内の部品の残数
があるかどうかを判断する(ステップS5)。
【0025】ここで残数がない場合は、その部品を使用
した製品の生産計画が終了したかどうかが判断され(ス
テップS7)、生産計画が終了していないときには、同
品番「468」の部品が収容された部品箱7が収納され
た部品箱収納棚3の位置まで供給リフタ11を移動させ
た後、その部品箱収納棚3の部品箱7の供給リフタ11
側への移動を規制しているストッパ63を解放させる。
この状態で、モータ29の駆動による搬送ローラ17の
回転により、供給リフタ11に同品番の部品の部品箱7
を供給し(ステップS9)、同品番の部品の組み付けを
継続して行えるようにした後、返却リフタ13を作業台
85に整合する位置まで移動させ、作業者はこの返却リ
フタ13に空箱となった部品箱7を返却する(ステップ
S11)。
した製品の生産計画が終了したかどうかが判断され(ス
テップS7)、生産計画が終了していないときには、同
品番「468」の部品が収容された部品箱7が収納され
た部品箱収納棚3の位置まで供給リフタ11を移動させ
た後、その部品箱収納棚3の部品箱7の供給リフタ11
側への移動を規制しているストッパ63を解放させる。
この状態で、モータ29の駆動による搬送ローラ17の
回転により、供給リフタ11に同品番の部品の部品箱7
を供給し(ステップS9)、同品番の部品の組み付けを
継続して行えるようにした後、返却リフタ13を作業台
85に整合する位置まで移動させ、作業者はこの返却リ
フタ13に空箱となった部品箱7を返却する(ステップ
S11)。
【0026】返却リフタ13に返却された部品箱7は、
リフタ内箱センサ83が検知した後、返却リフタ13に
よって最下段の空箱返却棚5に整合する位置まで運ば
れ、返却リフタ13内の三つのローラ13aの回転によ
って空箱返却棚5側に移動し、搬送ローラ17の回転に
より空箱返却棚5内を搬送される。一方、部品箱7が供
給された供給リフタ11は、作業台85に整合する位置
まで移動し、この状態で作業者は供給リフタ11上の部
品箱7を作業台85に引き出した後、同部品の組み付け
を継続して行い、前記と同様にステップS3にて部品使
用数のカウントを行う。
リフタ内箱センサ83が検知した後、返却リフタ13に
よって最下段の空箱返却棚5に整合する位置まで運ば
れ、返却リフタ13内の三つのローラ13aの回転によ
って空箱返却棚5側に移動し、搬送ローラ17の回転に
より空箱返却棚5内を搬送される。一方、部品箱7が供
給された供給リフタ11は、作業台85に整合する位置
まで移動し、この状態で作業者は供給リフタ11上の部
品箱7を作業台85に引き出した後、同部品の組み付け
を継続して行い、前記と同様にステップS3にて部品使
用数のカウントを行う。
【0027】前記ステップS7で生産計画が終了してい
るときには、返却リフタ13を作業台85に整合する位
置まで移動させ、この返却リフタ13に空箱となった部
品箱7を返却する、という前記ステップS11と同様の
動作がなされる(ステップS13)。
るときには、返却リフタ13を作業台85に整合する位
置まで移動させ、この返却リフタ13に空箱となった部
品箱7を返却する、という前記ステップS11と同様の
動作がなされる(ステップS13)。
【0028】前記ステップS5で、現在組み付け中の部
品が作業台85上の部品箱7内にあると判断された場合
にも、その部品を使用した製品の生産計画が終了したか
どうかが判断され(ステップS15)、生産計画が終了
していないときには、ステップS3に戻って部品使用数
のカウントを行う。一方、生産計画が終了している場合
には、あらかじめ設定された生産計画における次の品番
の部品を使用した組み付けを行うべく、その品番の部品
が収納された部品箱7を供給リフタ11に供給しておく
(ステップS17)。なお、上記した部品箱7内に部品
の残数がある状態で計画終了した場合には、ブザーなど
の音声出力を行うことで、残数のある状態での計画終了
時を作業者に知らせ、次品番の部品の供給が行われるこ
とを認識させる。
品が作業台85上の部品箱7内にあると判断された場合
にも、その部品を使用した製品の生産計画が終了したか
どうかが判断され(ステップS15)、生産計画が終了
していないときには、ステップS3に戻って部品使用数
のカウントを行う。一方、生産計画が終了している場合
には、あらかじめ設定された生産計画における次の品番
の部品を使用した組み付けを行うべく、その品番の部品
が収納された部品箱7を供給リフタ11に供給しておく
(ステップS17)。なお、上記した部品箱7内に部品
の残数がある状態で計画終了した場合には、ブザーなど
の音声出力を行うことで、残数のある状態での計画終了
時を作業者に知らせ、次品番の部品の供給が行われるこ
とを認識させる。
【0029】次に、ステップS15で生産計画が終了し
た時点での作業台85上の部品箱7内の部品の数を確認
し(ステップS19)、全部品25個を使い切った状態
であれば前記ステップS13の空箱返却動作に移行し、
逆に部品の残数がある場合には、返却リフタ13を作業
台85に整合する位置まで移動させて、作業者は残数の
ある部品箱7である、いわゆる端数箱を返却リフタ13
に返却する(ステップS21)。その後、返却リフタ1
3を端数箱に残った部品と同品番の部品が収納されてい
る部品箱収納棚3に整合する位置まで移動させ、ストッ
パ63を解放させることで端数箱は部品箱収納棚3内に
搬送される。
た時点での作業台85上の部品箱7内の部品の数を確認
し(ステップS19)、全部品25個を使い切った状態
であれば前記ステップS13の空箱返却動作に移行し、
逆に部品の残数がある場合には、返却リフタ13を作業
台85に整合する位置まで移動させて、作業者は残数の
ある部品箱7である、いわゆる端数箱を返却リフタ13
に返却する(ステップS21)。その後、返却リフタ1
3を端数箱に残った部品と同品番の部品が収納されてい
る部品箱収納棚3に整合する位置まで移動させ、ストッ
パ63を解放させることで端数箱は部品箱収納棚3内に
搬送される。
【0030】部品箱収納棚3に戻された端数箱は、他の
部品箱とともに棚内箱センサ79により検知されること
で、部品供給ラック1内全体の部品の在庫数が管理され
ることになる(ステップS23)。
部品箱とともに棚内箱センサ79により検知されること
で、部品供給ラック1内全体の部品の在庫数が管理され
ることになる(ステップS23)。
【0031】このように、あらかじめ設定された生産計
画に基づいて、必要とされる部品が収容された部品箱7
が、部品箱収納棚3から供給リフタ11に供給されて、
作業者の手元に供給されるので、作業者は生産計画に基
づいた各品番の部品の供給、すなわち生産品種の切り替
え時での段取り作業が不要となり、生産効率が著しく向
上することになる。また、一つの部品の製品への組み付
け作業の完了を完成品検出部72が検出することで、部
品の使用個数が把握でき、この使用個数と、棚内箱セン
サ77が検出する部品箱7の数とに基づいて、表示部8
1には、図4に示すように部品箱7内の部品の在庫数
を、部品箱収納棚3および、この部品箱収納棚3の適宜
位置に収納された状態のそれぞれの部品箱7とともに、
各部品箱7に対応した位置に表示でき、部品供給ラック
1内における部品の在庫管理が、組み立てラインサイド
で容易となり、部品の運搬工数も削減されることにな
る。
画に基づいて、必要とされる部品が収容された部品箱7
が、部品箱収納棚3から供給リフタ11に供給されて、
作業者の手元に供給されるので、作業者は生産計画に基
づいた各品番の部品の供給、すなわち生産品種の切り替
え時での段取り作業が不要となり、生産効率が著しく向
上することになる。また、一つの部品の製品への組み付
け作業の完了を完成品検出部72が検出することで、部
品の使用個数が把握でき、この使用個数と、棚内箱セン
サ77が検出する部品箱7の数とに基づいて、表示部8
1には、図4に示すように部品箱7内の部品の在庫数
を、部品箱収納棚3および、この部品箱収納棚3の適宜
位置に収納された状態のそれぞれの部品箱7とともに、
各部品箱7に対応した位置に表示でき、部品供給ラック
1内における部品の在庫管理が、組み立てラインサイド
で容易となり、部品の運搬工数も削減されることにな
る。
【0032】図6および図7は、この発明の他の実施例
を示す部品供給ラック1の斜視図である。図6の例は、
供給リフタ11と返却リフタ13とが一体となって上下
動する構成である。すなわち、両リフタ11,13相互
は、相互に対向して配置される一対の連結板87により
一体化しており、一体化した両リフタ11,13は本体
フレーム2の上部に設けた一つのモータ89によって上
下動する。モータ89には、歯車機構91を介して駆動
軸93が連結され、駆動軸93の両端にはスプロケット
95がそれぞれ装着されている。各スプロケット95に
は、チェーン97が巻き回され、チェーン97の一端は
返却リフタ13の底部に取り付けられ、チェーン97の
他端には錘99が取り付けられている。その他の構成
は、前記図1のものと同様である。
を示す部品供給ラック1の斜視図である。図6の例は、
供給リフタ11と返却リフタ13とが一体となって上下
動する構成である。すなわち、両リフタ11,13相互
は、相互に対向して配置される一対の連結板87により
一体化しており、一体化した両リフタ11,13は本体
フレーム2の上部に設けた一つのモータ89によって上
下動する。モータ89には、歯車機構91を介して駆動
軸93が連結され、駆動軸93の両端にはスプロケット
95がそれぞれ装着されている。各スプロケット95に
は、チェーン97が巻き回され、チェーン97の一端は
返却リフタ13の底部に取り付けられ、チェーン97の
他端には錘99が取り付けられている。その他の構成
は、前記図1のものと同様である。
【0033】図7の例は、供給リフタ11と返却リフタ
13とが1枚の固定板101上に並列に固定配置され、
固定板101が、支持板103に対して一対のレール1
05上を、油圧シリンダ107の駆動により、部品箱収
納棚3における部品箱7の搬送方向と直交する方向にス
ライド移動する構成としたものである。支持板103
は、一対のガイド棒37にガイドされて両リフタ11,
13とともに上下動するが、その駆動は、本体フレーム
2の上部に設けた二つのモータ109によってそれぞれ
回転する一対のねじ棒111が支持板103にねじ込ま
れる構成のボールねじ機構によってなされる。その他の
構成は、前記図1のものと同様である。なお、上記図7
では、部品箱収納棚3など本体フレーム2内の他の構成
要素は省略してある。
13とが1枚の固定板101上に並列に固定配置され、
固定板101が、支持板103に対して一対のレール1
05上を、油圧シリンダ107の駆動により、部品箱収
納棚3における部品箱7の搬送方向と直交する方向にス
ライド移動する構成としたものである。支持板103
は、一対のガイド棒37にガイドされて両リフタ11,
13とともに上下動するが、その駆動は、本体フレーム
2の上部に設けた二つのモータ109によってそれぞれ
回転する一対のねじ棒111が支持板103にねじ込ま
れる構成のボールねじ機構によってなされる。その他の
構成は、前記図1のものと同様である。なお、上記図7
では、部品箱収納棚3など本体フレーム2内の他の構成
要素は省略してある。
【0034】
【発明の効果】以上説明してきたように、この発明によ
れば、あらかじめ設定された生産計画に基づいて、必要
とされる部品が収容された部品箱が、部品箱収納棚から
供給リフタに供給されて作業者の手元に供給されるの
で、作業者は生産計画に基づいた各品番の部品の供給、
すなわち生産品種の切り替え時での段取り作業が不要と
なり、生産効率を著しく向上させることができる。ま
た、一つの部品の製品への組み付け作業の完了を完成品
検出部が検出することで、部品の使用個数が把握でき、
この使用個数と、箱センサが検出する部品箱の数とに基
づいて、表示部には、部品箱内の部品の在庫数を、部品
箱収納棚および、この部品箱収納棚の適宜位置に収納さ
れた状態のそれぞれの部品箱とともに、各部品箱に対応
した位置に表示でき、部品箱収容棚における部品の在庫
管理が、組み立てラインサイドで容易となり、部品の運
搬工数も削減することができる。
れば、あらかじめ設定された生産計画に基づいて、必要
とされる部品が収容された部品箱が、部品箱収納棚から
供給リフタに供給されて作業者の手元に供給されるの
で、作業者は生産計画に基づいた各品番の部品の供給、
すなわち生産品種の切り替え時での段取り作業が不要と
なり、生産効率を著しく向上させることができる。ま
た、一つの部品の製品への組み付け作業の完了を完成品
検出部が検出することで、部品の使用個数が把握でき、
この使用個数と、箱センサが検出する部品箱の数とに基
づいて、表示部には、部品箱内の部品の在庫数を、部品
箱収納棚および、この部品箱収納棚の適宜位置に収納さ
れた状態のそれぞれの部品箱とともに、各部品箱に対応
した位置に表示でき、部品箱収容棚における部品の在庫
管理が、組み立てラインサイドで容易となり、部品の運
搬工数も削減することができる。
【図1】この発明の一実施例を示す部品供給装置におけ
る部品供給ラックの斜視図である。
る部品供給ラックの斜視図である。
【図2】図1の部品供給ラックにおける搬送ローラの斜
視図である。
視図である。
【図3】図1の部品供給装置の制御ブロック図である。
【図4】図3の制御ブロック図における表示部による表
示例を示す説明図である。
示例を示す説明図である。
【図5】図1の部品供給装置の制御動作を示すフローチ
ャートである。
ャートである。
【図6】この発明の他の実施例を示す部品供給ラックの
斜視図である。
斜視図である。
【図7】この発明のさらに他の実施例を示す部品供給ラ
ックの斜視図である。
ックの斜視図である。
3 部品箱収納棚 5 空箱返却棚 7 部品箱 11 供給リフタ 13 返却リフタ 69 制御部 71 記憶部 72 完成品検出部 73 計数部 77 棚内箱センサ 79 演算部 81 表示部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B65G 1/00 - 1/20 B23P 19/00
Claims (1)
- 【請求項1】 投入された部品箱を移動搬送する複数の
部品箱収納棚と、部品箱の空箱を移動搬送する少なくと
も一つの空箱返却棚とを上下方向に積層して配置し、前
記一つの部品箱収納棚に収納された部品箱には同一の部
品が規定数収容され、かつ複数の部品箱収納棚相互間で
は少なくとも二つ以上の異なる部品が存在するよう部品
箱に収容され、前記複数の部品箱収納棚の搬送方向前方
側には、部品箱収納棚から送り出された部品箱を受ける
供給リフタおよび、この供給リフタから引き出した部品
箱内の部品を製品の組み付けに使用した後、部品箱が返
却されて前記部品箱収納棚または空箱返却棚に移送する
返却リフタを、上下方向に移動可能に設け、前記部品箱
内の部品を組み付ける製品に対する生産計画数量データ
があらかじめ設定入力される記憶部と、前記製品の完成
品を検出する完成品検出部が検出した完成品の数量デー
タをカウントする計数部とをそれぞれ備え、この計数部
がカウントした完成品数量データと前記記憶部に記憶さ
れた生産計画数量データとに基づいて、部品箱収納棚、
空箱返却棚、供給リフタおよび返却リフタを動作させる
制御部を設け、部品箱収納棚には箱センサを設け、前記
制御部は、この箱センサの検出値と前記計数部がカウン
トした完成品数量データとに基づいて、部品箱収納棚に
収納された各部品箱内の部品の在庫数量を、内蔵する演
算部により演算するとともに、この演算部によって算出
された各部品箱内の部品の在庫数量を、前記部品箱収納
棚および、この部品箱収納棚の適宜位置に収納された状
態のそれぞれの部品箱とともに、各部品箱に対応した位
置に表示する表示部を設けたことを特徴とする部品供給
装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27935094A JP2957098B2 (ja) | 1994-11-14 | 1994-11-14 | 部品供給装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27935094A JP2957098B2 (ja) | 1994-11-14 | 1994-11-14 | 部品供給装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08133420A JPH08133420A (ja) | 1996-05-28 |
JP2957098B2 true JP2957098B2 (ja) | 1999-10-04 |
Family
ID=17609953
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP27935094A Expired - Fee Related JP2957098B2 (ja) | 1994-11-14 | 1994-11-14 | 部品供給装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2957098B2 (ja) |
Families Citing this family (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6031072B2 (ja) * | 2014-08-08 | 2016-11-24 | グローリー株式会社 | 景品払出装置 |
CN105035678A (zh) * | 2015-08-14 | 2015-11-11 | 苏州迪夫伦物流设备有限公司 | 一种多层自动输送系统 |
JP6436954B2 (ja) * | 2016-10-20 | 2018-12-12 | グローリー株式会社 | 景品払出システム |
CN111791040B (zh) * | 2020-03-23 | 2022-02-18 | 苏州东大贝普包装技术有限公司 | 一种物料储存输送系统 |
CN114683231B (zh) * | 2020-12-25 | 2024-05-14 | 合肥格瑞塑胶有限公司 | 一种轻质泡塑件的放置架 |
-
1994
- 1994-11-14 JP JP27935094A patent/JP2957098B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH08133420A (ja) | 1996-05-28 |
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Legal Events
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---|---|---|---|
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