JP2956302B2 - 内燃機関の異常診断装置 - Google Patents

内燃機関の異常診断装置

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JP2956302B2 JP22721191A JP22721191A JP2956302B2 JP 2956302 B2 JP2956302 B2 JP 2956302B2 JP 22721191 A JP22721191 A JP 22721191A JP 22721191 A JP22721191 A JP 22721191A JP 2956302 B2 JP2956302 B2 JP 2956302B2
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  • Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は内燃機関の異常診断装置
に係わり、特に内燃機関の燃料噴射弁の閉弁状態の異常
を検出する内燃機関の異常診断装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から内燃機関の負荷に基づいて決定
される基本燃料供給量を排気通路に設置され排気ガス中
の残存酸素量を検出する空燃比センサの検出値に応じて
補正することによりエミッションを正常状態に維持する
空燃比制御装置は公知である。このような空燃比制御装
置にあっては、燃料噴射弁を空燃比制御装置で定められ
た時間開弁することにより内燃機関に燃料を供給する。
【0003】従って燃料噴射弁の正常な開弁あるいは閉
弁ができなければ正確に空燃比を制御することはできな
いばかりでなく、状況によっては内燃機関に損傷を与え
るおそれがある。この問題点を解決するために、燃料噴
射弁に供給される燃料圧力(以下燃圧という)を監視す
ることによって燃料漏洩を検出し内燃機関を非常停止す
るものが提案されている(実開昭61−160247公
報参照)。
【0004】この装置は車両停車中の燃圧が所定範囲か
ら逸脱したことをもって異常状態を判別している。しか
しながら例えば燃料噴射弁の閉弁状態異常のような漏洩
量が少量である場合は燃圧の変化は少なく異常の検出は
できない。そこで燃料を各燃料噴射弁に供給するデリバ
リパイプの燃圧の変動を監視することにより燃料噴射弁
の異常を検出するものが提案されている(特昭62−
153564公報参照)。
【0005】この装置は燃料噴射弁の開弁によりデリバ
リパイプの燃圧が変動することを利用するものであり、
逆に開弁しても燃圧の変動が所定幅以内である燃料噴射
弁の異常を検出するものである。しかし燃料噴射弁の異
常といっても開弁状態が異常である場合と閉弁状態が異
常である場合とがあり、いずれの状態の異常かによって
影響が異なることに注目する必要がある。
【0006】即ち例えば6気筒の内燃機関にあっては1
つの気筒の燃料噴射弁の開弁状態が異常であっても内燃
機関の運転は継続することができる。反対に1つの気筒
の燃料噴射弁の閉弁状態が異常の場合には、内燃機関停
止中に燃料が気筒内に漏洩し、再起動時、気筒内に溜っ
た燃料により内燃機関がロック・損傷するおそれがあ
る。
【0007】また燃圧によらずに異常を検出するものも
提案されている(特平1−110857)。この装置
にあっては空燃比センサの出力が所定時間内に所定回数
以上反転した場合に燃料供給系統に異常が発生したもの
と判別する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この装
置にあっては異常となったのが燃料噴射弁であるのか、
燃圧レギュレータであるのかという異常の部位を特定す
ることはできず、さらに異常が燃料漏洩を引き起こすよ
うなものであるか否かを判別することは不可能である。
【0009】本発明かかかる問題点に鑑みなされたもの
であって、燃料噴射弁に異常が発生したこと、および異
常が少量の燃料漏洩を引き起こす閉弁状態異常であるこ
とを精度よく検出することのできる内燃機関の異常検出
装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】図1は本発明に係る内燃
機関の異常診断装置の基本構成図であって第1の発明
は、内燃機関の負荷を検出する負荷検出手段101と、
内燃機関の排気通路に設置された空燃比検出手段102
と、負荷検出手段101により検出された負荷に基づい
て決定される基本燃料噴射量を空燃比検出手段102の
検出値に基づいて補正することにより燃料噴射量を決定
する空燃比制御手段103と、空燃比制御手段103で
決定された燃料噴射量を内燃機関に供給するための燃料
噴射手段104と、燃料噴射手段104に供給される燃
料圧力を測定する燃圧検出手段105と、空燃比制御手
段103において空燃比検出手段102の検出値に基づ
いて決定される補正量が所定の範囲外であることを判別
する空燃比制御異常検出手段106と、燃圧検出手段1
05で検出された燃料圧力が内燃機関停止後所定時間経
過後に所定圧力以下となったことを判別する燃圧異常検
出手段107と、空燃比制御異常検出手段106により
補正量が所定範囲外であると判別されかつ燃圧異常検出
手段107により所定時間経過後に所定圧力以下となっ
たと判別された場合に燃料噴射手段104の閉状態が異
常であると判別する燃料噴射手段閉状態異常検出手段1
08と、燃料噴射手段閉状態異常検出手段108により
燃料噴射手段104の閉状態が異常であると判別された
時に異常であることを報知する異常報知手段109と、
を具備する。
【0011】第2の発明にあっては、噴射手段閉状態異
常検出手段108により燃料噴射手段102の閉状態が
異常であると判別された時にスタータモータへの給電を
遮断するスタータモータ給電遮断手段110を具備す
る。
【0012】
【作用】第1の発明においては空燃比センサの検出信号
に基づく燃料供給量補正値が所定範囲から逸脱し、内燃
機関停止後所定時間経過後の燃圧が所定圧力以下に低下
した場合は燃料噴射弁の閉弁状態異常であると判断して
警報を出力する。従って異常が発生した部位と異常の状
況を正確に認識することが可能である。
【0013】第2の発明にあっては、燃料漏洩の可能性
のある異常が検出された場合に、スタータモータへの給
電を遮断して内燃機関の再起動を禁止することにより内
燃機関の損傷を未然に防止する。
【0014】
【実施例】図2は本発明に係る内燃機関の異常診断装置
の実施例の構成図である。内燃機関201はピストン2
02、点火プラグ203、排気マニホールド204を有
している。排気マニホールド204には排気ガス中の残
存酸素濃度を検出する空燃比センサ205が設置されて
いる。
【0015】燃料タンク241中の燃料は燃料ポンプ2
40によって加圧されフィルタ242を介して燃料配管
243に供給される。燃料配管中の燃圧はプレッシャレ
ギュレータ244により調整され、余剰燃料は戻り配管
245によって燃料タンク241に戻される。燃料配管
243には燃圧センサ249が設置され、燃圧に比例し
た出力電圧を出力する。
【0016】燃料は吸気マニホールド207によって供
給される吸気中に燃料噴射弁206によって噴射され
る。なお吸気の温度は吸気マニホールド207に設置さ
れた吸気温センサ208によって、吸気圧力はサージタ
ンク214に設置された吸気圧センサ215によってそ
れぞれ測定される。
【0017】また吸気量は吸気マニホールドの中間に設
置されたスロットル弁210によって調節され、その開
度はスロットルセンサ211によって検出される。気筒
周囲に設けられたウォータジャケット中の冷却水温度T
HWは水温センサ209によって検出される。イグナイ
タ216において発生された高電圧はクランク軸(図示
せず)に連動して回転するディストリビュータ217に
よって各気筒に設置された点火プラグ203に分配され
る。
【0018】ディストリビュータ217にはクランク軸
の2回転即ちディストリビュータ217の1回転毎に2
4個のパルスを発生する第1の回転角センサ218と、
ディストリビュータ217の1回転毎に1個のパルスを
発生する第2の回転角センサ219が設置されている。
制御回路220はバッテリ222によって駆動される
が、給電はメインリレイ248によって制御される。
【0019】即ち運転席に設置されたキースイッチ22
1がオンされるとメインリレイ248は接続状態となり
制御回路220に電力が供給される。車速は変速機22
4に設置された車速センサ226によって検出される。
また制御回路で検出された異常はインジケーパネルに設
置されるランプおよび/あるいはスピーカである異常報
知器228によって運転者に通報される。
【0020】制御回路は例えばマイクロコンピュータシ
ステムとして構成することができ、バス2207を中心
として、演算を実行するCPU2201、制御プログラ
ムが記憶されているROM2202、各検出値および中
間データを格納するRAM2203、一定時間毎に割り
込み信号を発生するタイマ2204、制御回路220に
各検出値を取り込む入力ポート2205および制御回路
で演算された制御信号を出力する出力ポート2206か
ら構成される。
【0021】入力ポート2205にはアナログ信号であ
る空燃比センサ205、吸気温センサ208、吸気圧セ
ンサ215、スロットルセンサ211および水温センサ
209の出力が供給されるとともに、パルス信号である
第1、第2の回転角センサ218、219の出力および
スロットルセンサ211から出力されるスロットル弁全
閉信号が供給される。
【0022】出力ポート2206からは燃料噴射弁20
6に対する開弁指令信号が出力される。以下制御回路2
20で実行される異常診断の詳細をフローチャートに基
づいて説明する。図3は制御回路220で実行される初
期化ルーチンのフローチャートであってキースイッチ2
21がオンとなると1回だけ実行される。
【0023】ステップ301においてCPU2201中
のレジスタ等をクリアし、ステップ302において制御
演算に使用するデータに初期値をセットするとともに内
燃機関の運転状態を示すフラグをリセットしてこのルー
チンを終了する。図4はメインルーチンのフローチャー
トであって、所定のクランク角毎に割り込み処理として
実行される。
【0024】ステップ401 キースイッチ221がオ
フであるか否かを判定する。キースイッチ221 オン
であればステップ401で否定判定されてステップ40
2に進み、空燃比センサ205、吸気温センサ208、
吸気圧センサ215、スロットルセンサ211および水
温センサ209の出力を読み込む。ステップ402にお
いて各センサ出力の読み込み値に基づいて、空燃比制御
に使用する内燃機関の運転状態を表す諸量例えば内燃機
関負荷、内燃機関回転数等を算出する。
【0025】ステップ404において点火時期制御演算
を行ったのち、ステップ405に進み、空燃比のフィー
ドバック制御が許容される状態であるか否かが判定され
る。フィードバック条件が成立している場合はステップ
406に進み、後述する空燃比学習制御で燃料噴射量が
決定され、ステップ408に進む。
【0026】例えば内燃機関始動直後で空燃比センサ2
05の暖機が完了していない場合のようにフィードバッ
ク条件が成立していない場合はステップ407に進み、
内燃機関の運転状態に応じて予め定められたプログラム
に基き燃料噴射量を決定するオープン制御が実行され、
ステップ408に進む。ステップ408において、燃料
噴射量に応じて燃料噴射弁206に対し開弁指令が出力
され燃料が気筒内に噴射され、このルーチンを終了す
る。
【0027】ステップ401においてキースイッチ22
1がオフであり肯定判定された場合はステップ409に
進みタイマ2204に起動指令を与え例えば2秒である
所定時間が経過したか否かをステップ410で監視す
る。所定時間経過するとステップ410で肯定判定さ
れ、ステップ411において後述される異常診断を実行
する。
【0028】そしてステップ412においてメインリレ
イ248をオフとしてこのルーチンの実行を終了する。
図5はメインルーチンのステップ406で実行される空
燃比学習制御ルーチンのフローチャートを示す。ステッ
プ406aで空燃比センサ205の出力がリーン状態を
示しているか否かが判定され、リーン状態にあれば肯定
判定されステップ406bで空燃比フラグFRの状態が
判定される。
【0029】空燃比フラグFRが“0”即ち空燃比のリ
ーン状態が継続している場合はステップ406cに進
み、空燃比フィードバック補正係数FAFを所定量α1
増量してこのルーチンを終了する。空燃比フラグFRが
“1”即ち空燃比がリッチ状態からリーン状態に反転し
た場合にはステップ406dに進み空燃比フラグFRを
リセットする。
【0030】ステップ406eで空燃比フィードバック
補正係数FAFをスキップ的にSKP1増量してこのル
ーチンの実行を終了する。空燃比センサ205の出力が
リッチ状態を示している場合はステップ406aで否定
判定されステップ406fに進み空燃比フラグFRの状
態が判定される。空燃比フラグFRが“1”即ち空燃比
のリッチ状態が継続している場合はステップ406gに
進み、空燃比フィードバック補正係数FAFを所定量α
2減量してこのルーチンを終了する。
【0031】空燃比フラグFRが“0”即ち空燃比がリ
ーン状態からリッチ状態に反転した場合にはステップ4
06hに進み空燃比フラグFRを“1”にセットする。
そしてステップ406jで空燃比フィードバック補正係
数FAFをスキップ的にSKP2減量し、ステップ40
6kにおいて学習値KGを算出してこのルーチンの実行
を終了する。
【0032】図6は空燃比学習制御による空燃比制御の
タイミング図であって、横軸は時間を表す。 (イ)は空燃比センサ205の出力を表したグラフであ
って、いわゆるストイキに相当する基準電圧を中心とし
てリーン側とリッチ側を変動している。 (ロ)は空燃比センサ205の出力に基づいて判定され
た空燃比フラグFRである。
【0033】(ハ)は空燃比学習制御の結果算出された
空燃比フィードバック補正係数FAFであって、リッチ
状態からリーン状態にあるいは逆にリーン状態からリッ
チ状態に反転した場合はスキップ状に増量あるいは減量
され、リーン状態あるいはリッチ状態が継続している場
合は積分状に変化する。空燃比学習制御ルーチンによっ
て算出された空燃比フィードバック補正係数FAFの4
つのピーク値をA、B、CおよびDとする。
【0034】図7はステップ406kで実行される学習
値KGの演算ルーチンのフローチャートである。即ちス
テップ406k1で次式に基づき空燃比フィードバック
補正係数FAFの相加平均FAFAVが算出される。 FAFAV ={(A+B)/2}・{(B+C)/2} ・{()/2}・・・・・ ステップ406k2において相加平均が所定上限値(例
えば1.02)以上であるか否かが判定され、肯定判定
された場合は学習値KGは所定値ΔK増量される。
【0035】ステップ406k2で否定判定された場合
はステップ406k3において相加平均が所定下限値
(例えば0.98)以下であるか否かが判定され、肯定
判定された場合はステップ406k5で学習値KGは所
定値ΔK減量される。ステップ406k4で否定判定さ
れた場合即ち学習値KGが所定上限値と所定下限値の間
にある場合は学習値KGは修正されない。
【0036】なお学習値KGは吸気圧力をパラメータと
する2以上の値であってもよく、この場合は吸気圧力に
基づき修正するべき学習値を予め選択しておく。図8は
メインルーチンのステップ408で実行される燃料噴射
ルーチンのフローチャートである。ステップ408aに
おいて、内燃機関の負荷を表す吸気圧力に基づいて基本
燃料噴射量TPを算出する。
【0037】ステップ408bにおいて、基本燃料噴射
量TPを空燃比フィードバック補正係数FAFおよび学
習値KGによって補正して燃料噴射量TAUを算出す
る。 TAU=TP・FAF・KG・(1+α) ただしαは定数 図9は空燃比制御異常診断ルーチンのフローチャートで
あって、上記の空燃比学習制御ルーチンと同時に一定時
間間隔毎に実行される。
【0038】ステップ901において、上記空燃比制御
ルーチンで算出された空燃比フィードバック補正係数F
AFおよび学習値KGが取り込む。ステップ902にお
いて空燃比フィードバック補正係数FAFと学習値KG
とが乗算され、補正量EMGが算出される。この補正量
EMGは基本燃料噴射量TPに対する補正の量を表して
いる。
【0039】次にステップ903において補正量EMG
が予め定められた最小値MINより小であるか否かが判
定される。ステップ903で否定判定された場合はステ
ップ904に進み、空燃比制御異常フラグXAFFをリ
セットする。ステップ903で肯定判定された場合はス
テップ905に進み、空燃比制御異常フラグXAFFを
“1”にセットする。
【0040】図10はメインルーチンのステップ411
で実行される第1の発明の燃料噴射弁異常診断ルーチン
のフローチャートであって、キースイッチ221がオフ
後2秒経過後に実行される。ステップ1001において
燃圧センサ249によって燃料配管中の燃圧を読み取
る。
【0041】ステップ1002で燃圧が所定閾値(例え
ば0.5kg/cm2 )以下であるか否かが判定され
る。ステップ1002で否定判定された場合は直ちにこ
のルーチンを終了する。逆にステップ1002で肯定判
定された場合は、燃料配管243に充満されている燃料
が漏洩しているものと判断してステップ1003に進
み、上記の空燃比制御異常診断ルーチンで決定された空
燃比制御異常フラグXAFFが“1”であるか否かが判
定される。
【0042】ステップ1003で否定判定された場合は
直ちにこのルーチンを終了する。逆にステップ1003
で肯定判定された場合はステップ1004に進み、異常
発生信号を出力する。この異常発生信号は異常報知器2
28に送られランプを点灯し、あるいはスピーカから警
報音を発生する。
【0043】即ち第1の発明にあっては、燃料噴射量の
空燃比センサで検出された空燃比に基づく補正量が所定
範囲を逸脱し、かつ内燃機関停止後燃圧が所定の閾値以
下となり燃料が漏洩していると判断された場合は燃料噴
射弁の閉状態が異常である即ち完全に閉弁していないと
いう警報を発生する。第2の発明においては、燃料噴射
弁の閉状態が異常であると判定された場合は警報を発生
すると共に、スタータモータへの給電が遮断される。
【0044】即ち第2の発明においては、図2に示す実
施例構成図においてスタータモータ246への給電を制
御する遮断リレイ247が追設され、この遮断リレイ2
47のオンオフは制御回路220によって制御される。
図11は第2の発明において制御回路220で実行され
る第2の発明の燃料噴射弁異常診断ルーチンのフローチ
ャートであって、図10に示すルーチンのステップ10
04がステップ1104に変更される。
【0045】即ち内燃機関停止後2秒後の燃圧が所定の
閾値以下となり空燃比制御異常フラグが“1”である場
合は、ステップ1104においては異常発生信号ととも
にスタータモータ給電遮断指令が出力され遮断リレイ2
47がオフとされる。即ち燃料遮断弁206が漏洩して
いると判断された場合はスタータモータへの給電が遮断
されて再起動が禁止され、気筒内に漏洩した燃料による
内燃機関のロック・損傷が防止される。
【0046】
【発明の効果】以上説明したように第1の発明によれ
ば、内燃機関において異常が発生した場合にその異常発
生場所が燃料噴射弁であることおよびその異常が弁閉止
が完全でないことが特定され、この情報が報知される。
さらに第2の発明によれば、異常が検出された場合はス
タータモータへの給電を遮断することによって再起動を
禁止し、再起動時の内燃機関のロック・損傷が防止でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明に係る異常診断装置の基本構成図
である。
【図2】図2は本発明に係る異常診断装置の実施例の構
成図である。
【図3】図3は初期化ルーチンのフローチャートであ
る。
【図4】図4はメインルーチンのフローチャートであ
る。
【図5】図5は空燃比学習制御ルーチンのフローチャー
トである。
【図6】図6は空燃比学習制御のタイミング図である。
【図7】図7は学習値演算ルーチンのフローチャートで
ある。
【図8】図8は燃料噴射ルーチンのフローチャートであ
る。
【図9】図9は空燃比制御異常診断ルーチンのフローチ
ャートである。
【図10】図10は第1の発明の燃料噴射弁異常診断ル
ーチンノフローチャートである。
【図11】図11は第2の発明の燃料噴射弁異常診断ル
ーチンノフローチャートである。
【符号の説明】
101…負荷検出手段 102…空燃比検出手段 103…空燃比制御手段 104…燃料噴射手段 105…燃圧検出手段 106…空燃比制御異常検出手段 107…燃圧異常検出手段 108…燃料噴射手段閉状態異常検出手段 109…異常報知手段 110…スタータモータ給電遮断手段

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内燃機関の負荷を検出する負荷検出手段
    と、 内燃機関の排気通路に設置された空燃比検出手段と、 該負荷検出手段により検出された負荷に基づいて決定さ
    れる基本燃料噴射量を該空燃比検出手段の検出値に基づ
    いて補正することにより燃料噴射量を決定する空燃比制
    御手段と、 該空燃比制御手段で決定された燃料噴射量を内燃機関に
    供給するための燃料噴射手段と、 該燃料噴射手段に供給される燃料圧力を測定する燃圧検
    出手段と、 該空燃比制御手段において該空燃比検出手段の検出値に
    基づいて決定される補正量が所定の範囲外であることを
    判別する空燃比制御異常検出手段と、 該燃圧検出手段で検出された燃料圧力が内燃機関停止後
    所定時間経過後に所定圧力以下となったことを判別する
    燃圧異常検出手段と、 該空燃比制御異常検出手段により補正量が所定範囲外で
    あると判別され、かつ該燃圧異常検出手段により所定時
    間経過後に所定圧力以下となったと判別された場合に該
    燃料噴射手段の閉状態が異常であると判別する燃料噴射
    手段閉状態異常検出手段と、 該燃料噴射手段閉状態異常検出手段により該燃料噴射手
    段の閉状態が異常であると判別された時に異常であるこ
    とを報知する異常報知手段と、を具備する内燃機関の異
    常診断装置。
  2. 【請求項2】 該燃料噴射手段閉状態異常検出手段によ
    り該燃料噴射手段の閉状態が異常であると判別された時
    にスタータモータへの給電を遮断するスタータモータ給
    電遮断手段を具備する請求項1に記載された内燃機関の
    異常診断装置。
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