JP2955470B2 - 等速ユニバーサルジョイント - Google Patents

等速ユニバーサルジョイント

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JP2955470B2
JP2955470B2 JP6166267A JP16626794A JP2955470B2 JP 2955470 B2 JP2955470 B2 JP 2955470B2 JP 6166267 A JP6166267 A JP 6166267A JP 16626794 A JP16626794 A JP 16626794A JP 2955470 B2 JP2955470 B2 JP 2955470B2
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velocity universal
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隆 梶原
寛一 隅田
宗宏 森田
頌三 井戸本
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Koyo Seiko Co Ltd
Toyota Motor Corp
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Koyo Seiko Co Ltd
Toyota Motor Corp
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16DCOUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
    • F16D3/00Yielding couplings, i.e. with means permitting movement between the connected parts during the drive
    • F16D3/16Universal joints in which flexibility is produced by means of pivots or sliding or rolling connecting parts
    • F16D3/26Hooke's joints or other joints with an equivalent intermediate member to which each coupling part is pivotally or slidably connected
    • F16D3/30Hooke's joints or other joints with an equivalent intermediate member to which each coupling part is pivotally or slidably connected in which the coupling is specially adapted to constant velocity-ratio
    • F16D3/32Hooke's joints or other joints with an equivalent intermediate member to which each coupling part is pivotally or slidably connected in which the coupling is specially adapted to constant velocity-ratio by the provision of two intermediate members each having two relatively perpendicular trunnions or bearings
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16DCOUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
    • F16D2300/00Special features for couplings or clutches
    • F16D2300/22Vibration damping

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Steering Controls (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ダブルカルダン式の
等速ユニバーサルジョイントに関し、さらに詳細には、
自動車等のステアリング装置におけるアッパシャフトと
ロアシャフトのように、所定範囲内の大きな交差角をも
って屈曲する二つの回転軸の連結部に好適に使用される
等速ユニバーサルジョイントに関する。
【0002】
【従来の技術】二つの回転軸をそれらの軸線が大きな交
差角をなすよう駆動連結する広角度等速ユニバーサルジ
ョイントとして、例えば図14に示されるような構造の
ものが既に公知である(実開昭60−133231号公
報参照)。
【0003】このユニバーサルジョイントは、接続すべ
き二つの回転軸(図示省略)にそれぞれ一体的かつ同軸
状に連結される一対のピンヨークa,bと、フランジ部
c,cを介して相互に一体的に連結された一対のフラン
ジヨークd,eと、これらピンヨークa,bおよびフラ
ンジヨークd,eのヨーク部f,g同士を枢動連結する
一対のクロスピースh,iとからなるいわゆるダブルカ
ルダン式のものであって、上記フランジヨークd,eの
環状案内溝j内に、心出しディスクkがリングディスク
l,lを介して摺動可能に保持されるとともに、この心
出しディスクkのソケット部mに、上記両ピンヨーク
a,bのピン部の球状突起n,nが受支されてなる。
【0004】そして、上記両回転軸つまりピンヨーク
a,bの軸線Xa ,Xb の交差角θ(または屈曲角α)
のいかんにかかわらず、その球状突起m,mは、上記心
出しディスクkによって交差角θの2等分線Y上を案内
され、これにより、上記両ピンヨークa,b間において
回転トルクが等速性を維持された状態で伝達されるよう
に構成されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記両回転
軸が、例えば自動車のステアリング装置におけるアッパ
シャフトとロアシャフトのように、一旦取り付けられる
とその屈曲角α(つまり交差角θ)が所定の角度に保持
されて変化しない箇所への用途もある。このような用途
においては、回転軸の取付け誤差つまり取付け相手側と
のミスアライメントを吸収するため、組付け時の作業性
の容易さを確保するため、および操舵時における操作性
を確保するためのわずかな余裕角度があれば、それ以上
の屈曲角の余裕を考慮する必要がない。
【0006】反面、自動車のステアリング装置において
は、回転軸が導管の役割を果たして、路面からの衝撃や
振動がステアリングホイール等へ伝わりやすい、あるい
はステアリングホイールの操作により回転軸が一方向だ
けでなく左右両方向へ頻繁に回転する等の特性を有し、
ここに使用されるユニバーサルジョイントの構造も、操
舵系として要求される操舵安定性、操舵トルクおよび音
の抑制、あるいは高強度などを満足させる必要がある。
【0007】しかしながら、図14に示すような等速ユ
ニバーサルジョイントにおいては、以下に述べるような
問題点があって、上記のような特性または機能を要求さ
れる特殊用途に際しては、さらなる改良が要望されてい
た。
【0008】すなわち、図13の構造においては、二つ
の回転軸の屈曲角度αが例えば0°〜±60°の広い範
囲で変化する場合などにも適用可能な汎用構造とされて
いる。つまり、ピンヨークa,bの球状突起n,nを受
けるソケット部mが、心出しディスクkの中央部に設け
られているため、上記両回転軸の屈曲角αが小さい状態
にある場合にも、心出しディスクkは上記フランジ部
c,cに対し比較的大きく偏心した状態にあり、その偏
心量は上記屈曲角αが大きくなるにつれてさらに大きく
なる。
【0009】したがって、心出しディスクkの外周縁が
上記フランジ部c,c間に形成される環状案内溝jの溝
底つまり最外径部に干渉しやすく、上記屈曲角αを大き
くするには、上記フランジ部c,cの外径を大きくする
必要がある。
【0010】ところが、自動車のステアリング装置のよ
うにその設置空間に制約があって、上記フランジ部c,
cの外径をあまり大きくとれない場合には、アッパシャ
フトとロアシャフトの屈曲角αを大きくすることができ
ず、実質的に等速ユニバーサルジョイントを組み込むこ
とができないという事態も生じる。
【0011】また、心出しディスクkは、一対のリング
ディスクl,lを介してフランジヨークd,eのフラン
ジ部c,cにより支持されるようになっているので、こ
れら各部品の加工から生じる公差ばらつきや、組付け誤
差などに起因して、回転軸のがたつき、回転トルク(操
舵トルク)の変動あるいは異音などが生じ易く、操舵フ
ィーリングが悪化し易い。
【0012】本発明はかかる従来の問題点に鑑みてなさ
れたものであって、その目的とするところは、自動車の
ステアンリング装置等の操舵系に最適に使用され、しか
も、操舵安定性、操舵性、操舵トルク、音の抑制、高強
度あるいは低コスト化など操舵系として必要な条件を満
足することができる等速ユニバーサルジョイントの提供
にある。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の等速ユニバーサルジョイントは、所定範囲
内の大きな交差角をもって屈曲する二つの回転軸を駆動
連結するものであって、ヨーク部およびピン部を有し、
上記両回転軸にそれぞれ一体的かつ同軸状に連結される
一対のピンヨークと、ヨーク部およびフランジ部を有
し、このフランジ部を介して相互に一体的に連結された
一対のフランジヨークと、これらピンヨークおよびフラ
ンジヨークのヨーク部を相互にそれぞれ枢動連結する一
対のクロスピースと、上記フランジヨークのフランジ部
間に形成された環状案内溝に摺動可能に設けられるとと
もに、上記両ピンヨークのピン部を受支して、上記両回
転軸の交点を上記交差角の2等分線上に案内する心出し
ディスクとから構成され、この心出しディスクは、上記
環状案内溝内で摺動案内される大径のガイドプレート
と、このガイドプレートの両側に同心状に設けられ、上
記フランジヨークのフランジ部の内径部に係脱可能に係
合する小径の位置決め円筒部と、この円筒部に偏心して
設けられ、上記両ピンヨークのピン部の球状突起を枢支
するソケット部とを備えてなることを特徴とする。
【0014】より好ましくは、上記心出しディスクは合
成樹脂製の一体成型品で、上記環状案内溝内で摺動案内
される大径のガイドプレートと、このガイドプレートの
両側に同心状に設けられ、上記フランジヨークのフラン
ジ部の内径部に係脱可能に係合する小径の位置決め円筒
部と、この円筒部に偏心して設けられ、上記両ピンヨー
クの球状突起を枢支するソケット部とを備えてなり、こ
のソケット部は、上記心出しディスクの両側に貫通して
設けられた貫通穴と、この貫通穴内に一体的に嵌合され
て、上記両ピンヨークの球状突起を摺動可能に嵌装する
金属製円筒部材とから構成され、上記ソケット部に、上
記両球状突起を弾発的に受支する弾性部材が設けられて
いる。
【0015】
【作用】本発明の心出しディスクにおいては、ピンヨー
クの球状突起を枢支するソケット部が、心出しディスク
の中心より偏心した位置に設けられているので、上述の
従来の等速ジョイントの場合に比して、コンパクトな構
造でフランジヨークのフランジ部に対する心出しディス
クの偏心量を大きくして、屈曲角を大きくとることが可
能となる。
【0016】また、上記のようにピンヨークの球状突起
が、心出しディスクの偏心位置に設けられたソケット部
により枢支される構造では、例えば、ステアリング装置
のステアリングホイールを回転操作する場合、その初期
段階で、心出しディスクはフランジ部に対し、上記ソケ
ット部を中心に揺動してフランジ部に干渉した後、心出
しディスクが静止した状態でフランジ部が回転すること
となる。つまり、ステアリングホイールの回転操作時に
おいては、心出しディスクとフランジ部は上記干渉部分
において常時摩擦摺動して、すべり摩擦状態が生じてい
る。
【0017】これに関連して、心出しディスクの大径の
ガイドプレートが、フランジヨークのフランジ部の環状
案内溝内で摺動案内されるとともに、小径の位置決め円
筒部が、フランジヨークのフランジ部の内径部に係脱可
能に係合(干渉)するように構成されている。これによ
り、上記心出しディスクの揺動時の作用半径、つまり上
記ソケット部の揺動中心から心出しディスクとフランジ
部の内径部との係合部位までの距離が小さく、この結
果、心出しディスクの揺動時に生じる作用モーメントが
小さく抑えられて、上記干渉時に生ずる衝突音も、また
上記すべり摩擦による回転抵抗力(回転トルク)も比較
的小さい。
【0018】ガイドプレートが、フランジヨークのフラ
ンジ部に実質的に密に摺接案内される状態にあるので、
上述の従来の等速ジョイントに組み込まれているリング
ディスクは不要で、これら各部品の加工から生じる公差
ばらつきや、組付け誤差などが低減される。
【0019】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳細
に説明する。
【0020】実施例1 本発明に係る等速ユニバーサルジョイントを図1ないし
図4に示し、図1および図2は最小の屈曲角にある状
態、ならびに図3および図4は最大の屈曲角にある状態
で示されている。
【0021】このユニバーサルジョイントJは、図13
に示される自動車のステアリング装置に組み込まれるも
のであって、このステアリング装置において、ステアリ
ングギヤボックス100は車体固定部101に固定的に
支持されて、図示しないステアリングリンケージを介し
て、フロントホイールに連係されるとともに、そのピニ
オンギヤシャフト102が、ステアリングシャフト10
3を介してステアリングホイール104に連係されてい
る。
【0022】このステアリングシャフト103は、上記
ステアリングホイール104を担持するアッパシャフト
(回転軸)103Aと、上記ピニオンギヤシャフト10
2と連結されるロアシャフト(回転軸)103Bとから
なる。上記アッパシャフト103Aは、車体側固定部1
05に固定的に支持されたステアリングポスト106
に、軸線XA の周りに回転可能に軸支されている。一
方、上記ロアシャフト103Bは、ピニオンギヤシャフ
ト102に同軸状に連結され、軸線XB の周りに回転可
能とされている。これらアッパシャフト103Aとロア
シャフト103Bは、その軸線XA とXB が所定範囲内
の大きな屈曲角α(例えば60°)をもって交差すると
ともに、本発明の等速ユニバーサルジョイントJによ
り、トルク伝達可能に駆動連結されている。
【0023】この等速ユニバーサルジョイントJは、一
対のピンヨーク1A,1Bと、一体的に連結された一対
のフランジヨーク2A,2Bと、これらピンヨーク1
A,1Bおよびフランジヨーク2A,2Bを相互に枢動
連結する一対のクロスピース3A,3Bと、上記両ピン
ヨーク1A,1Bの心出しを行う心出しディスク4を主
要部として構成されたいわゆるダブルカルダン式のもの
である。
【0024】ピンヨーク1Aおよび1Bは同一構造を備
え、連結部5、一対のヨーク部6,6およびピン部7か
ら構成されている。連結部5は軸線X1 に沿って延在す
る連結孔5aを有する。一対のヨーク部6,6は、上記
連結部5から軸線X1 を中心として両側に平行に延びて
設けられ、これらヨーク部6,6に、軸受孔6aが互い
に整合してそれぞれ設けられている。これら両軸受孔6
a,6aの共通軸線X6 は、上記ピンヨーク1A,1B
の軸線X1 に直交状に交差している。また、ピン部7
は、上記両ヨーク部6,6の先端から軸線X1 に沿って
延びて設けられており、その先端部分7aが球状突起と
されている。
【0025】そして、図13に示されるように、一方の
ピンヨーク1Aは、連結部5の連結孔5aに嵌挿固定さ
れる連結部材108を介して、上記アッパシャフト10
3Aに一体的かつ同軸状に連結されるとともに、他方の
ピンヨーク1Bは、連結部5の連結孔5aに上記ロアシ
ャフト103Bが直接的に嵌挿固定されて、一体的かつ
同軸状に連結されている。
【0026】一対のフランジヨーク2A,2Bはほぼ同
一の構造を備え、フランジ部8および一対のヨーク部
9,9から構成されている。フランジ部8は、軸線X2
に対して垂直に延在する実質的に円環板状とされてい
る。一対のヨーク部9,9は、上記フランジ部8から軸
線X2 を中心として両側に平行に延びて設けられ、これ
らヨーク部9,9に、軸受孔9aが互いに整合してそれ
ぞれ設けられている。これら両軸受孔9a,9aの共通
軸線X9 は、上記フランジヨーク2A,2Bの軸線X2
に直交状に交差している。
【0027】そして、上記フランジヨーク2Aおよび2
Bは、上記両フランジ部8,8の接合部8a,8b同士
が印籠結合されるとともに、複数の締付ボルト10,1
0,…により締付け固定されて、相互に一体的に連結さ
れている。この場合、フランジヨーク2Aおよび2Bの
軸線X2 同士が同軸状に整合されるとともに、一対のヨ
ーク部9,9同士が上記軸線X2 の周りに互いに90°
ずれた状態で一体的に連結されている。
【0028】上記両フランジ部8,8同士は互いに共働
して、その接合部8a,8bに、心出しディスク4を摺
動可能に保持する幅狭の環状案内溝15を形成してい
る。この環状案内溝15は、フランジヨークの軸線X2
の周りに円環状に延在しており、その両壁面15a,1
5bが上記軸線X2 に垂直な平面に形成された摺接面と
されるとともに、その径方向内方へ向けて開口されてな
る。この環状案内溝15内には、後述する心出しディス
ク4のガイドプレート25の外周部分が摺動案内可能に
保持されている。
【0029】一対のクロスピース3A,3Bは同様な基
本構造を備え、互いに直交する2本の軸部20,21が
一体形成されなる実質的に十字形状のものである。
【0030】クロスピース3Aは、一方の軸部20が上
記フランジヨーク2Aのヨーク部9,9の軸受孔9a,
9aに相対回転可能に軸支されるとともに、他方の軸部
21が上記ピンヨーク1Aのヨーク部6,6の軸受孔6
a,6aに相対回転可能に軸支されている。なお、図示
しないが、これら軸部20,21と軸受孔9a,6aと
の間にはニードル軸受が介装されている。これにより、
フランジヨーク2Aとピンヨーク1Aは、クロスピース
3Aの中心OA 、つまり上記両共通軸線X6 およびX9
の交点を枢点として互いに枢動連結されている。
【0031】一方、クロスピース3Bは、一方の軸部2
0が上記フランジヨーク2Bのヨーク部9,9の軸受孔
9a,9aに相対回転可能に軸支されるとともに、他方
の軸部21が上記ピンヨーク1Bのヨーク部6,6の軸
受孔6a,6aに相対回転可能に軸支されている。これ
により、フランジヨーク2Bとピンヨーク1Bは、上記
と同様、クロスピース3Bの中心OB を枢点として互い
に枢動連結されている。
【0032】心出しディスク4は合成樹脂製の一体成型
品で、ガイドプレート25、位置決め円筒部26,26
およびソケット部27から構成されている。
【0033】ガイドプレート25は実質的に大径の円板
状とされ、その外周部分が上記環状案内溝15内に摺動
案内可能に保持されるとともに、その両側面25a,2
5bは、上記環状案内溝15の摺接面15a,15bと
実質的に密に摺接する平面に形成された摺接面とされて
いる。
【0034】上記ガイドプレート25の外周縁部には、
図5および図6に示すように、弾発部材として波形板ば
ね30が配されており、これにより、ガイドプレート2
5が上記環状案内溝15の摺接面15aに対して弾発的
に付勢されている。この波形板ばね30は、図示の実施
例においてはガイドプレート25の片面にのみ設けられ
ているが、両面にそれぞれ設ける構造も採用しうる。
【0035】位置決め円筒部26,26は、上記ガイド
プレート25の両側に同心状に設けられている。この位
置決め円筒部26の外周面26aは、上記フランジヨー
ク2A,2Bのフランジ部8の円筒内径部8cに係脱可
能に係合する円筒面に形成されている。
【0036】位置決め円筒部26の外周面26aの外径
寸法は、上記フランジ部8の円筒内径部8cおよびガイ
ドプレート25との関係を考慮して設定される。つま
り、位置決め円筒部26の外周面26aの外径寸法は、
上記円筒内径部8cとの間に所定間隔の余裕空間が確保
されるとともに、図2および図4に示されるように、こ
の外周面26aが上記円筒内径部8cに当接した状態に
おいて、ガイドプレート25の外周縁が環状案内溝15
の溝底15cと非接触状態にあるようにされている。こ
れに関連して、上記位置決め円筒部26が干渉する上記
円筒内径部8cはゴムコーティング等による緩衝用弾性
材で形成され、これら両者26,8cの干渉時における
異音の発生防止ないしは低減化が図られている。
【0037】また、上記位置決め円筒部26は中実の円
筒ブロック形状とされて、ソケット部27の補強用ボス
部としての機能を兼備している。これに関連して、位置
決め円筒部26の両側一部には、図5に示すように、後
述する両ピンヨーク1A,1Bの高屈曲角α(αmin
αmax ) を許容するための凹部31がそれぞれ設けられ
ている。
【0038】ソケット部27は上記両ピンヨーク1A,
1Bの球状突起7a,7aを枢支するもので、上記位置
決め円筒部26の偏心位置に設けられている。このソケ
ット部27は、上記位置決め円筒部26の両側に貫通し
て設けられた貫通穴内に、金属製円筒部材36が一体的
に嵌合されてなり、この円筒部材36の内径部に、上記
両ピンヨーク1A,1Bの球状突起7a,7aが心出し
ディスク4の両側から摺動可能に嵌装されている。
【0039】この円筒部材36は、実際には、上記心出
しディスク4の成形時に一体的に組み込まれ、その外周
部には、抜け止め部として抜け止め突起36aが設けら
れている。このように、心出しディスク4の成形時に円
筒部材36の組込みと同時に、抜け止め構造の形成を行
うことにより、円筒部材36の抜けに対する製造コスト
の低減化対応が可能となる。
【0040】なお、上記抜け止め突起36aに代えて、
抜け止めフランジやローレット加工が施されてもよく、
あるいは、図9に示されるような孔36bが設けられ
て、この孔36b内に心出しディスク4の成形樹脂が充
填されて、抜け止め突起が形成されるようにしてもよ
い。
【0041】上記円筒部材36つまりソケット部27の
軸線X27は、フランジヨーク2A,2Bの軸線X2 と平
行に延びるとともに、図1および図2に示されているよ
うに、等速ユニバーサルジョイントJが最小屈曲角α
min の状態にある場合にも、この軸線X2 から偏心した
位置にあるよう設定されている。これにより、両球状突
起7a,7aの中心PA ,PB は、上記軸線X2 から等
距離の位置に位置決めされている。
【0042】また、円筒部材36の長さ寸法は、図3お
よび図4に示されているように、等速ジョイントJが最
大屈曲角αmax の状態にある場合にも、上記中心PA
Bが円筒部材36の両端より内側に位置するように設
定されている。
【0043】さらに、上記両共通軸線X6 およびX9
交点つまりクロスピース3Aの中心OA は、フランジヨ
ーク2A,2Bの軸方向中心における軸線X2 に垂直な
平面40、つまり、ピンヨーク1A,1Bの軸線X
1 (=軸線XA )および軸線X2(=軸線XB )の交差
角θの2等分線Yから等距離に位置している。また球状
突起7a,7aの中心PA ,PB も上記2等分線Yから
等距離に位置している。
【0044】したがって、屈曲角αが図1に示されるご
とく最小値αmin であるとき、図3に示されるごとく最
大値αmax であるとき、およびこれら最小値αmin と最
大値αmax の間の値であるときのいずれの場合において
も、上記両軸線X1 ,X2 のと交点Pは常に上記2等分
線Y上に位置するようにされている。
【0045】しかして、図13において、ステアリング
ホイール104が転舵されることにより、アッパシャフ
ト103Aが軸線XA の周りに回転されると、この回転
が連結部材108を介して、軸線XA の周りの回転とし
てピンヨーク1Aへ伝達される。このピンヨーク1Aの
回転は、クロスピース3Aを介して、軸線X2 の周りの
回転としてフランジヨーク2Aへ伝達され、これにより
フランジヨーク2A,2Bが軸線X2 の周りに回転され
る。
【0046】フランジヨーク2Bの回転は、クロスピー
ス3Bを介して、軸線XB の周りの回転としてピンヨー
ク1Bさらにはロアシャフト103Bへと伝達され、こ
れにより弾性ジョイント107を介して、ピニオンギヤ
シャフト102が軸線XB の周りに回転される。
【0047】またピニオンギヤシャフト102の軸線X
B の周りの回転は、上述とは逆の態様にてステアリング
ホイール104へ伝達される。
【0048】この場合、上記両シャフト103A,10
3Bつまりピンヨーク1A,1Bの軸線XA ,XB の屈
曲角α(または交差角θ)のいかんにかかわらず、その
球状突起7a,7aの中心PA ,PB とクロスピース3
A,3Bの中心OA , OB は、上記2等分線Yから等距
離の位置に維持されて、上記両軸線XA ,XB の交点P
が上記2等分線Y上に案内される結果、ピンヨーク1A
と1Bとの間には、等速性が維持された状態にて回転ト
ルクが伝達される。
【0049】かくして、図示の実施例によれば、球状突
起7a,7aを受けるソケット部27は、中心より偏心
した位置にて心出しディスク4に設けられているので、
屈曲角αを40°〜70°のごとく比較的高い範囲に設
定することができ、これにより、狭い設置空間への装置
も可能であるとともに、車室内空間を大きくとることが
できる。
【0050】また、図示の実施例によれば、心出しディ
スク4の外周部は常に環状案内溝15の摺接面15a,
15bと実質的に密に摺接した状態にあり、上述の従来
の等速ジョイントの場合のごとく、薄い円環板状のリン
グディスクを介してフランジヨークのフランジ部より支
持された状態にある訳けではないので、従来に比して等
速ユニバーサルジョイントJにより互いに連結されるシ
ャフト103A,103Bのがたつきや回転トルク(操
舵トルク)の変動を低減することができ、これにより操
舵フィーリングを向上させることができる。
【0051】さらに、上記のようにピンヨーク1A,1
Bの球状突起7a,7bが、心出しディスク4の偏心位
置に設けられたソケット部27により枢支される構造で
は、ステアリングホイール104を回転操作する場合、
その初期段階において、心出しディスク4はフランジ部
8,8に対し、上記ソケット部27を中心に揺動してフ
ランジ部8,8に干渉(衝突)した後、心出しディスク
4が静止した状態でフランジ部8,8が回転することと
なる。つまり、ステアリングホイールの回転操作時にお
いては、心出しディスク4とフランジ部8,8は上記干
渉部分において常時摩擦摺動して、すべり摩擦状態が生
じている。
【0052】これに関連して、心出しディスク4の大径
のガイドプレート25が、フランジ部8,8の環状案内
溝15内で摺動案内されるとともに、小径の位置決め円
筒部26が、フランジ部8,8の円筒内径部8c,8c
に係脱可能に係合するように構成されている。したがっ
て、上記心出しディスク4の揺動時の作用半径は、つま
り上記ソケット部27の揺動中心から心出しディスク4
と上記円筒内径部8c,8cとの干渉部分までの距離は
小さく、この結果、心出しディスク4の揺動時に生じる
作用モーメントが小さく抑えられて、上記干渉時に生ず
る衝突音も、また上記すべり摩擦による回転抵抗力(回
転トルク)も比較的小さい。
【0053】ところで、自動車のステアリング装置にお
いては、走行路面は凹凸を有して平坦面ではなく、常に
路面からの衝撃や振動がステアリングシャフト103
(103A,103B)へ伝わるため、ここに組み込ま
れる等速ユニバーサルジョイントJは非常に過酷な条件
下で使用されることとなる。また、ステアリングホイー
ル104の操作により、上記ステアリングシャフト10
3が一方向だけでなく左右両方向へ頻繁に回転する等の
特性を有する。よって、ここに使用されるユニバーサル
ジョイントJの構造も、操舵系として要求される操舵安
定性、操舵トルクおよび異音の抑制、あるいは高強度な
どを満足させる必要があり、これに関連して、本実施例
においては上述した構造に加えて、さらに以下に述べる
ような種々の特徴的構造も備えている。
【0054】(1) 上記ソケット部27の円筒部材36内
部には、弾性部材として弾性ゴムブッシュ50が内装さ
れており、この弾性ゴムブッシュ50により上記球状突
起7a,7aが弾発的に受支されている。これにより、
球状突起7a,7aは常時両側外方向へ弾発付勢され
て、円筒部材36との衝突音等の異音発生が抑制され
る。
【0055】上記弾性ゴムブッシュ50には、貫通穴5
0aが偏心して設けられている。この貫通穴50aが設
けられるのは以下の理由による。
【0056】すなわち、路面からの衝撃や振動により、
ユニバーサルジョイントJにおける屈曲角αが常に変動
する。それに伴って、ピン部7,7の球状突起7a,7
a間の距離寸法も、狭くなったり広くなったりする結
果、弾性ゴムブッシュ50も圧縮されたり伸ばされたり
する動作が繰り返される。
【0057】ここで、弾性ゴムブッシュ50が無垢材で
形成されていると、その弾性変形量(伸縮量)が小さ
い。このため、上記球状突起7a,7aとの間に強い摺
動摩擦力が生じて、弾性ゴムブッシュ50の磨耗が促進
され、比較的短期間で弾発付勢機能を失ってしまう。そ
こで、上記貫通穴50aを設けることにより、弾性ゴム
ブッシュ50の伸縮量特に軸方向圧縮変形が比較的大き
く許容される構造とされている。
【0058】また、上記弾性ゴムブッシュ50の軸心か
ら外れた偏心位置に上記貫通穴50aが設けられている
と、次のとおり耐磨耗向上に大きく寄与する。すなわ
ち、図10(a) に示されるように、球状突起7aを受け
る弾性ゴムブッシュ50の片側(図中上側)の部位50
uが薄肉状で、その弾性変形量は比較的小さい。その結
果、ユニバーサルジョイントJの動作時の挙動は、球状
突起7a,7a、弾性ゴムブッシュ50および心出しデ
ィスク4の三者がほぼ一体的な動きをして、弾性ゴムブ
ッシュ50の磨耗が少ない。一方、弾性ゴムブッシュ5
0の上記と反対側(図中下側)の部位50dにおいて
は、厚肉状でその弾性変形量が大きく、しかも球状突起
7aとの接触面勾配βも小さく、その結果、上記球状突
起7a,7aに対する弾性ゴムブッシュ50の弾発付勢
力は常に安定している。なお、上記弾性部材としては弾
性ゴムブッシュ50に限られるものではなく、樹脂製の
ものでもよい。
【0059】ちなみに、図10(b)に示すように、上記
貫通穴50aが弾性ゴムブッシュ50と同心状に設けら
れていると、球状突起7aの両側が弾性ゴムブッシュ5
0に均等な弾発力をもって保持されるため、球状突起7
a,7aはフロート状態で保持されることとなる。した
がって、ユニバーサルジョイントJの動作時の挙動は、
球状突起7a,7aが弾性ゴムブッシュ50を介して心
出しディスク4と相対的な動きをしてしまい、その結
果、弾性ゴムブッシュ50の磨耗が促進されて、上記球
状突起7a,7aに対する弾性ゴムブッシュ50の弾発
付勢力は比較的早期に消失してしまう。
【0060】なお、上記貫通穴50aは潤滑グリース
(潤滑剤)の油溜まりとしても機能し得る。
【0061】(2) 上記位置決め円筒部26の外周には、
上記フランジヨーク2A,2Bのフランジ部の内径部に
当接係合可能な一対の係合突起55,55が設けられて
いる。
【0062】これは、上記のようにピンヨーク1A,1
Bの球状突起7a,7aが、心出しディスク4の偏心位
置に設けられたソケット部27により枢支される構造に
おいて、ユニバーサルジョイントJが回転する時の特有
の挙動、つまり、静止状態から回転を始めるとき、まず
心出しディスク4が振り子の動きをして、位置決め円筒
部26がフランジ8,8の円筒内径部8c,8cに干渉
してから、周回運動をするということを考慮したもので
ある。
【0063】すなわち、前述したように、本実施例にお
いて、ステアリングホイール104を回転操作する場
合、その初期段階において、心出しディスク4はフラン
ジ部8,8に対し、上記ソケット部27の軸線X27を中
心に揺動して(振り子運動)、その位置決め円筒部26
がフランジ部8,8の円筒内径部8cに干渉(衝突)
し、この後、心出しディスク4が静止した状態でフラン
ジ部8,8が相対的に回転することとなる。そして、こ
の挙動は、ステアリングホイール104を一方向へ回転
操作するたびに生じ、上記干渉が異音(干渉音)の発生
の要因となるとともに、この干渉部分およびガイドプレ
ート25と環状案内溝15の摺接面において常時摩擦摺
動して、回転トルクを増大するすべり摩擦状態が生じて
いる。
【0064】この点に関して、上記ソケット部27の軸
線X27を中心とした作用半径の小さな部位で干渉させる
ことで、異音の発生を抑えることができ、この抑制効果
は干渉部の動き量(振り子運動量)を小さくすればする
ほど大きい。そして、この目的のため、位置決め円筒部
26の外周に、一対の係合突起55,55が設けられて
いる。
【0065】これら係合突起55,55の配設位置は、
上記軸線X27を揺動中心とする心出しディスク4の振り
子角βが可及的に小さくなる位置、つまり図7および図
8に示すように、上記軸線X27と心出しディスク4の軸
線X4 を通る直径線D0 に対してほぼ垂直な直径線D1
方向位置とされている。また、図示の実施例において
は、係合突起55の干渉面が円筒面とされている。
【0066】しかして、これら係合突起55,55の存
在により、位置決め円筒部26とフランジ部8,8の円
筒内径部8cとの初期隙間、さらには振り子角βが小さ
くなり、干渉音の発生が抑制される。
【0067】しかも、このように振り子角βが小さくな
ると、上記位置決め円筒部26と円筒内径部8cとの干
渉位置(接触位置)を確実に確保できることとなり、こ
の結果、ガイドプレート25の外径寸法さらには環状案
内溝15の内径寸法も小さくすることが可能となり、装
置全体のコンパクト設計にも大きく寄与する。
【0068】さらに、ガイドプレート25の外径寸法が
小さくなることにより、環状案内溝15との摺接面積も
小さくなり、かつ位置決め円筒部26と円筒内径部8c
との摺接面積(点接触)も小さく、回転トルクが低減さ
れる。
【0069】(3) 前述したように、ガイドプレート25
の外周縁部には、弾発部材として波形板ばね30が配さ
れているが、この波形バネ30を受支する環状凹部31
の環状受支面31aは、図6に示すように、軸方向へ勾
配をもった傾斜平面とされている。
【0070】すなわち、異音の発生の他の要因として、
ガイドプレート25の摺接面25a,25bが環状案内
溝15の摺接面15a,15bに接触することが挙げら
れる。これは環状案内溝15およびガイドプレート25
の加工公差により、上記摺接面15a,25aおよび1
5b,25b間には必然的に隙間があり、ステアリング
ホイール104の回転操作時、あるいは走行路面から伝
わってくる衝撃や振動等により、上記ガイドプレート2
5が環状案内溝15に対し叩かれて、異音発生につなが
る。そして、この異音発生の抑制の目的から、上記波形
板ばね30により、ガイドプレート25が環状案内溝1
5の摺接面15aに対し弾発的に付勢される構造とされ
ている。
【0071】ここで、上記波形ばね30はガイドプレー
ト25の外径に対応した円環状のもので、全周にわたり
均一な弾発特性を有するところ、試験等により音の発生
する挙動を詳しく調べてみると、ピンヨーク1A,1B
の球状突起7a,7aを受支するソケット27が、心出
しディスク4の偏心位置に設けられているため、ガイド
プレート25の振動は全周にわたって均一ではない。
【0072】この点に関して、波形ばね30のばね力
(弾発力)を、ガイドプレート25における振動の最も
激しい部位に対応して強くすることも考えられるが、反
面、波形ばね30のばね力が過度に強くなると、操舵ト
ルク、つまりガイドプレート25と環状案内溝15との
摺動抵抗が大きくなり、運転の操安、操舵性は著しく低
下することとなる。
【0073】そこで、波形ばね30を受ける環状受支面
31aに勾配を付けて、上記ガイドプレート25の振動
の激しい部位において、環状受支面31aと上記環状案
内溝15の摺接面15bとの間隔が狭くなるように設定
している。これにより、作用半径の大きな部位のバネ圧
を強く、小さな部位は弱くして、波形ばね30の弾発力
による振動抑制効果が心出しディスク4の全周にわたっ
て均一に働くことになる。また、このような構造を採用
することにより、波形ばね30も一般市販のものが使用
可能で、コスト低減化が図れる。
【0074】本実施例が適用されるステアリング装置に
おいては、上記ソケット部27の軸線X27の位置からの
作用半径の違いにより生じるモーメント力の違いによ
り、ソケット部27から最も離れた部分つまりガイドプ
レート25の下端外周縁において、上記両面31a,1
5bの間隔が最も狭くなるように設定されている。これ
により、波形板ばね30の弾発力は、ガイドプレート2
5の振動の激しい部位つまり下端外周縁において強く作
用するとともに、振動の少ない部位つまり上端外周縁に
おいて弱く作用して、ガイドプレート25の振動のバラ
ンスがとられることとなる。
【0075】(4) 上記ガイドプレート25の摺接面25
bには、図7に示すように、複数本(図示の実施例にお
いては8本)の溝60,60,…が径方向へ延びて設け
られており、上記環状案内溝15の摺接面15bとの接
触面積が小さくなるようにされている。また、上記溝6
0,60,…は潤滑グリースの油溜めとしても機能し
て、上記摺接面25b,15b間への潤滑グリースを促
進する。
【0076】そして、上記接触面積の縮小化と潤滑グリ
ースの潤滑との共働作用により、ガイドプレート25の
両摺接面25a,25bと環状案内溝15の摺接面15
a,15bとの密着力が弱まり、回転トルク(操舵トル
ク)の低減化が図られている。なお、上記溝60の配設
構成、例えば配設本数は目的に応じて適宜設定され、ま
た両摺接面25a,25bに配される構成も採りうる。
【0077】(5) また、上述したガイドプレート25の
振動作用に関連して、図8に示すように、ガイドプレー
ト25における振動で環状案内溝15の摺接面15aと
一点集中的に打ち合う個所、つまり、摺接面25aの下
側外周部分にぬすみ部65(図中斜線部分)が設けられ
ている。このようなぬすみ部65が形成されることによ
り、上記ガイドプレート25が振動しても、上記環状案
内溝15の摺接面15aを打つ点が分散化されて、発生
する異音も響きの低いものとなり、あるいは異音の発生
が低減される。
【0078】また、上記ぬすみ部65に加えて、ジョイ
ント作動時の負荷に影響がない部分、つまり摺接面25
aの上側外周部分にもぬすみ部66(図中斜線部分)が
設けられている。これにより、ガイドプレート25の必
要部位の板厚の精度が全面にわたって必要とせず、板厚
の管理範囲がほぼ半減されて、厚み寸法精度のバラツキ
が低減される。
【0079】しかして、以上のように構成された等速ユ
ニバーサルジョイントJは、非常に過酷な条件下での使
用となる自動車のステアリング装置に組み込まれても、
操舵系として要求される操安性、操舵トルクおよび異音
の抑制、あるいは高強度などを十分に満足させ得る。
【0080】実施例2 本実施例は図11に示され、実施例1における弾性ゴム
ブッシュ50に代えて、弾性部材として弾性ゴム製のO
リング70が採用されている。
【0081】このOリング70は、両ピンヨーク1A,
1Bのピン部7のネック部分、つまり球状突起7aの根
元部分にそれぞれ嵌着されている。そして、ソケット2
7の円筒部材36の内径部に、上記球状突起7aが嵌装
された状態において、この球状突起7aと円筒部材36
の端縁部との間に、上記Oリング70の一部70aが介
在するように配置されている。
【0082】しかして、以上のような構成においては、
Oリング70の弾発力により、上記両球状突起7a,7
aが常時両側外方向へ弾発付勢されて、これら球状突起
7a,7aと円筒部材36の相対な動きが規制され、両
者の衝突等による異音発生が有効に抑制される。
【0083】ちなみに、実施例1の弾性ゴムブッシュ5
0を備える構造においては、等速ユニバーサルジョイン
トJの構成部品の加工公差や組付け誤差等に起因して、
構成各部に寸法や角度のばらつきが生じた場合には、上
記球状突起7a,7a間の寸法設定に大きく影響して、
寸法のばらつきが大きくなるため、ここに介装される弾
性ゴムブッシュ50の形状寸法(特に軸方向長さ)にも
比較的高い精度が要求される。
【0084】これに対して、上記Oリング70の介装部
分においては、上記構成各部の寸法や角度のばらつきに
起因する相対変位が少なく、この結果、Oリング70に
要求される寸法精度もそれほど高くなく、ジョイント作
動角の許容値が大きくとれる。
【0085】さらに、Oリング70の断面積さらには体
積も弾性ゴムブッシュ50に比較して小さくて済み、そ
の体積の小さい分だけ、Oリング70の圧縮代の変化量
(体積変化率)も少なくなって、耐久性の点でも有利に
作用することとなる。その他の構成および作用は実施例
1と同様である。
【0086】実施例3 本実施例は図12に示され、実施例1における波形板ば
ね30に代えて、弾発部材として弾性ゴム製のOリング
80が採用されている。
【0087】このOリング80は、心出しディスク4の
ガイドプレート25の外周縁部81に受支されており、
このOリング80の弾性力により、ガイドプレート25
が上記環状案内溝15の摺接面15aに対して弾発的に
付勢されている。この目的のため、上記外周縁部81の
環状受支面81aは、上記摺接面15aと反対側の摺接
面15bへ向けて内径側へ傾斜したテーパ面とされてい
る。
【0088】これにより、上記Oリング80は、上記摺
接面15bと環状受支面81aにより形成されるくさび
状断面部分に弾発的に介在されて、ガイドプレート25
を常時摺接面15a側へ付勢している。
【0089】ちなみに、実施例1のように、波形板ばね
30を備えて金属接触の部分を有する構造に比較して、
Oリング80はそれ自体が振動を吸収する働きがあると
ともに、異音の発生源とならず、また心出しディスク4
の滑らかな摺接摩擦をも発揮し得る。
【0090】なお、このOリング80は、図示の実施例
においてはガイドプレート25の片面側にのみ設けられ
ているが、両面側にそれぞれ設ける構造も採用しうるこ
とは実施例1と同様である。
【0091】上述した実施例1〜3はあくまでも本発明
の好適な実施態様を示すものであって、本発明はこれに
限定されることなく、その範囲内において種々設計変更
可能であり、例えば、各構成部材や要素の具体的構成は
図示例と同様な機能を有する限り、他の構成を採用する
ことができる。
【0092】例えば、クロスピース3A,3Bの中心O
A , OB と、フランジヨーク2A,2Bの軸方向中心に
おける軸線X2 に垂直な平面40(=交差角θの2等分
線Y)との距離、心出しディスク4の各部分の形状寸法
などを適宜設定することにより、屈曲角αは接続すべき
回転軸の設定屈曲角に適宜対応させることができる。
【0093】また、図示の実施例においては、心出しデ
ィスク4の位置決め円筒部26の外周に、係合突起5
5,55が設けられているが、これを省略することも可
能である。
【0094】さらに、図示の実施例においては、心出し
ディスク4が合成樹脂製の一体成型品とされるととも
に、そのソケット部27に金属製円筒部材36が一体的
に嵌合される構造としてコスト低減化が図られている
が、心出しディスク4全体を金属製の一体物とすること
ももちろん可能である。
【0095】さらに、以下のような変更も可能である。
心出しディスク4の位置決め円筒部26は円筒形状に限
られるものではなく、筒形状、心出しディスク4の周上
に間隔をおいて配置された突起でもよい。また、心出し
ディスク4の片面のみに位置決め円筒部26を設けても
よい。ピン部7の球状突起7aは球状に限られるもので
はなく、多角形の柱状のものでもよい。心出しディスク
4は合成樹脂製の一体成型品に限られるものではなく、
金属製でもよく、また、別体の部品を組付けたものでも
よい。上記円筒部材36は金属製に限られるものではな
く、樹脂製でもよい。Oリング70,80は樹脂製でも
良い。弾発部材は円環状の波形板ばね30に限られるも
のではなく、材質が樹脂ばね、ゴムばねでもよく、形状
が多角の環状でも良い。ガイドプレート25の溝60は
一本でもあれば良い。
【0096】また、図示の実施例においては、自動車の
ステアリング装置に組み込まれる場合について説明した
が、その他の同様な構造を備える箇所、つまり、二つの
回転軸が一旦取り付けられると、その屈曲角が所定の角
度に保持されて変化しない他の箇所へにも採用可能であ
ることはもちろんである。
【0097】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば以
下のような種々の特有の効果が発揮されて、例えば自動
車のステアンリング装置等の操舵系に好適に使用され得
るとともに、このような操舵系に要求される、操安性、
操舵性、操舵トルク、音の抑制、高強度あるいは低コス
トなどの必要条件をも十分に満足することができる。
【0098】(1) ピンヨークの球状突起を枢支するソケ
ット部が、心出しディスクの中心より偏心した位置に設
けられているので、従来の等速ユニバーサルジョイント
に比して、コンパクトな構造でフランジヨークのフラン
ジ部に対する心出しディスクの偏心量を大きくすること
が可能で、連結すべき付帯の回転軸の屈曲角を大きくと
ることが可能である。
【0099】したがって、例えば自動車のステアリング
装置のように、一旦取り付けられるとその屈曲角が所定
の角度に保持されて変化せず、またその設置空間に制約
があって、上記フランジ部の外径をあまり大きくとれな
い場合にも、本発明の等速ユニバーサルジョイントを組
み込むことが可能である。またこの等速ユニバーサルジ
ョイントの組み込みにより、ステアリングホイールを担
持するアッパシャフトの軸線とステアリングギヤボック
スのピニオンギヤシャフトの軸線とのなす角度を大きく
して、車室内空間を大きくすることも可能となる。
【0100】(2) ピンヨークの球状突起が心出しディス
クの偏心位置に設けられたソケット部により枢支される
ことから、例えば、ステアリング装置のステアリングホ
イールを回転操作する場合、心出しディスクが振子運動
をした後、心出しディスクとフランジ部が相対的に摺動
回転するという構造的特性を有するところ、心出しディ
スクの大径のガイドプレートが、フランジヨークのフラ
ンジ部の環状案内溝内で摺動案内されるとともに、小径
の位置決め円筒部が、フランジヨークのフランジ部の内
径部に係脱可能に係合(干渉)するように構成されてい
るから、その干渉時に生ずる衝突音や上記摺動回転によ
る回転トルクも小さく抑えることが可能である。
【0101】(3) ガイドプレートが、フランジヨークの
フランジ部に実質的に密に摺接案内される状態にあるの
で、従来の等速ユニバーサルジョイントに組み込まれて
いるリングディスクは不要であるため、構成部品点数が
低減されるとともに、これら各構成部品の加工から生じ
る公差ばらつきや、組付け誤差などが低減されるととも
に、摩擦摺動する部位の数も低減される。
【0102】したがって、構成部品の磨耗や組付け誤差
等に起因するシャフトのがたつき、回転トルクの変動あ
るいは異音の発生が低減されて、操舵フィーリングが向
上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る実施例1である等速ユニバーサル
ジョイントを、その最小の屈曲角にある状態で示す正面
断面図である。
【図2】同等速ユニバーサルジョイントの要部を図1の
II-II 線に沿って示す一部断面側面図である。
【図3】同等速ユニバーサルジョイントを、その最大の
屈曲角にある状態で示す正面断面図である。
【図4】同等速ユニバーサルジョイントの要部を図3の
IV-IV 線に沿って示す一部断面側面図である。
【図5】同等速ユニバーサルジョイントの要部を示す拡
大正面断面図である。
【図6】同じく同等速ユニバーサルジョイントの要部を
一部断面で示す拡大正面断面図である。
【図7】同等速ユニバーサルジョイントの心出しディス
クの正面側を示す正面図である。
【図8】同じく同心出しディスクの裏面側を示す裏面図
である。
【図9】同心出しディスクにおけるソケット部の改変例
を示す側面断面図である。
【図10】同心出しディスクにおける弾性ゴムブッシュ
の機能説明をするための図で、図(a) は貫通穴が弾性ゴ
ムブッシュの偏心位置に設けられている状態、図10
(b)は貫通穴が弾性ゴムブッシュと同心状に設けられて
いる状態がそれぞれ示されている。
【図11】本発明に係る実施例2である等速ユニバーサ
ルジョイントの要部を示す、図5に対応した拡大正面断
面図である。
【図12】本発明に係る実施例3である等速ユニバーサ
ルジョイントの要部を示す、図5に対応した拡大正面断
面図である。
【図13】本発明に係る等速ユニバーサルジョイントが
組み込まれる自動車のステアリング装置を示す概略構成
図である。
【図14】従来の等速ユニバーサルジョイントを示す正
面断面図である。
【符号の説明】
J 等速ユニバーサルジョイント 1A,1B ピンヨーク 2A,2B フランジヨーク 3A,3B クロスピース 4 心出しディスク 5 ピンヨークの連結部 6 ピンヨークのヨーク部 7 ピンヨークのピン部 7a ピン部の球状突起 8 フランジヨークのフランジ部 8c フランジ部の円筒内径部 9 フランジヨークのヨーク部 15 フランジ部の環状案内溝 15a,15b 環状案内溝の摺接面 25 心出しディスクのガイドプレート 25a,25b ガイドプレートの摺接面 26 心出しディスクの位置決め円筒部 27 心出しディスクのソケット部 30 波形板ばね(弾発部材) 31 環状凹部 31a 環状凹部の環状受支面 36 金属製円筒部材 50 弾性ゴムブッシュ(弾性部材) 50a 弾性ゴムブッシュの貫通穴 55 位置決め円筒部の係合突起 60 ガイドプレートの溝 65,66 ガイドプレートのぬすみ部 70 Oリング(弾性部材) 80 Oリング(弾発部材) 81a 環状受支面 103A アッパシャフト(回転軸) 103B ロアシャフト(回転軸) XA,B 回転軸の軸線 α 回転軸の屈曲角 θ 回転軸の交差角
フロントページの続き (72)発明者 隅田 寛一 大阪府八尾市南植松町2丁目34番地 光 洋機械工業株式会社内 (72)発明者 森田 宗宏 大阪府八尾市南植松町2丁目34番地 光 洋機械工業株式会社内 (72)発明者 井戸本 頌三 大阪府八尾市南植松町2丁目34番地 光 洋機械工業株式会社内 (56)参考文献 特開 昭63−111319(JP,A) 特開 平6−185536(JP,A) 特開 平6−185535(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F16D 3/32

Claims (13)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定範囲内の大きな交差角をもって屈曲
    する二つの回転軸を駆動連結する等速ユニバーサルジョ
    イントであって、 ヨーク部およびピン部を有し、上記両回転軸にそれぞれ
    一体的かつ同軸状に連結される一対のピンヨークと、ヨ
    ーク部およびフランジ部を有し、このフランジ部を介し
    て相互に一体的に連結された一対のフランジヨークと、
    これらピンヨークおよびフランジヨークのヨーク部を相
    互にそれぞれ枢動連結する一対のクロスピースと、上記
    フランジヨークのフランジ部間に形成された環状案内溝
    に摺動可能に設けられるとともに、上記両ピンヨークの
    ピン部を受支して、上記両回転軸の交点を上記交差角の
    2等分線上に案内する心出しディスクとから構成され、 この心出しディスクは、上記環状案内溝内で摺動案内さ
    れる大径のガイドプレートと、このガイドプレートの両
    側に同心状に設けられ、上記フランジヨークのフランジ
    部の内径部に係脱可能に係合する小径の位置決め円筒部
    と、この円筒部に偏心して設けられ、上記両ピンヨーク
    のピン部の球状突起を枢支するソケット部とを備えてな
    ることを特徴とする等速ユニバーサルジョイント。
  2. 【請求項2】 上記心出しディスクは合成樹脂製の一体
    成型品で、上記環状案内溝内で摺動案内される大径のガ
    イドプレートと、このガイドプレートの両側に同心状に
    設けられ、上記フランジヨークのフランジ部の内径部に
    係脱可能に係合する小径の位置決め円筒部と、この円筒
    部に偏心して設けられ、上記両ピンヨークの球状突起を
    枢支するソケット部とを備えてなり、 このソケット部は、上記心出しディスクの両側に貫通し
    て設けられた貫通穴と、この貫通穴内に一体的に嵌合さ
    れて、上記両ピンヨークの球状突起を摺動可能に嵌装す
    る金属製円筒部材とから構成され、 上記ソケット部に、上記両球状突起を弾発的に受支する
    弾性部材が設けられている請求項1に記載の等速ユニバ
    ーサルジョイント。
  3. 【請求項3】 上記弾性部材は、上記金属製円筒部材内
    に配された弾性ゴムブッシュの形態とされ、その偏心位
    置に、上記両球状突起による軸方向圧縮変形を許容する
    ための貫通穴が設けられている請求項2に記載の等速ユ
    ニバーサルジョイント。
  4. 【請求項4】 上記弾性部材は、上記ピン部のネック部
    分に嵌着された弾性ゴム製Oリングの形態とされている
    請求項2に記載の等速ユニバーサルジョイント。
  5. 【請求項5】 上記フランジヨークのフランジ部の内径
    部が、緩衝用弾性材で形成されている請求項1に記載の
    等速ユニバーサルジョイント。
  6. 【請求項6】 上記位置決め円筒部の外周に、上記フラ
    ンジヨークのフランジ部の内径部に当接係合可能な係合
    突起が設けられ、 この係合突起の配設位置は、上記ソケット部の軸心を揺
    動中心とする上記心出しディスクの振り子角が可及的に
    小さくなる位置に設定されている請求項1に記載の等速
    ユニバーサルジョイント。
  7. 【請求項7】 上記ガイドプレートの外周部に、このガ
    イドプレートを上記フランジ部の環状案内溝の摺接面に
    対して弾発的に付勢する弾発部材が配されている請求項
    1に記載の等速ユニバーサルジョイント。
  8. 【請求項8】 上記弾発部材は円環状の波形板ばねの形
    態とされるとともに、この波形板ばねを受支する上記ガ
    イドプレート外周部の環状受支面が、軸方向へ勾配をも
    った傾斜平面とされ、 この傾斜平面の勾配は、上記ガイドプレートの振動の激
    しい部位において、このガイドプレートの摺接面と上記
    フランジ部の環状案内溝の摺接面との間隔が狭くなるよ
    うに設定されている請求項7に記載の等速ユニバーサル
    ジョイント。
  9. 【請求項9】 上記弾発部材は弾性ゴム製のOリングの
    形態とされるとともに、このOリングを受支する上記ガ
    イドプレート外周部の環状受支面がテーパ面とされてい
    る請求項7に記載の等速ユニバーサルジョイント。
  10. 【請求項10】 上記心出しディスクのガイドプレート
    において、その振動の激しい部位にぬすみ部が設けられ
    ている請求項1に記載の等速ユニバーサルジョイント。
  11. 【請求項11】 上記心出しディスクのガイドプレート
    において、その摺接面に、複数本の溝が径方向へ延びて
    設けられている請求項1に記載の等速ユニバーサルジョ
    イント。
  12. 【請求項12】 上記心出しディスクの位置決め円筒部
    が中実の円筒ブロック形状とされて、上記ソケット部の
    補強作用をなす請求項1に記載の等速ユニバーサルジョ
    イント。
  13. 【請求項13】 上記ソケット部の金属製円筒部材に、
    上記貫通穴からの抜け止め部が設けられている請求項2
    に記載の等速ユニバーサルジョイント。
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