JP2954465B2 - ポリエステル‐カーボネートまたはポリアリーレートとポリイミド樹脂からなる延性のブレンド - Google Patents

ポリエステル‐カーボネートまたはポリアリーレートとポリイミド樹脂からなる延性のブレンド

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、熱可塑性の成形用組成
物に係り、特に、ポリエステル‐カーボネート樹脂とポ
リエーテルイミド樹脂とのブレンドである成形用組成物
に係る。
【0002】
【従来の技術】ポリエステル‐カーボネート(コポリエ
ステル‐ポリカーボネートともいわれる)は、その製造
と共によく知られている一群の熱可塑性樹脂である。た
とえば、米国特許第3,169,121号および第4,
487,896号の記載を参照されたい。
【0003】ポリエステル‐カーボネート(PPC)樹
脂は、ある種の物理的性質を有する特定の物品を成形す
るための熱可塑性成形用樹脂ブレンドの成分として有用
である。たとえば、1984年2月7日付で発行された
クィン(Quinn) の米国特許第4,430,484号に
は、ポリエステル‐カーボネートとポリエーテルイミド
のブレンドが、荷重下での熱変形温度が改良された、す
なわち高くなった物品を成形するのに有用であると記載
されている。しかし、例示されているブレンドから成形
した物品をノッチ付きアイゾット衝撃強さの試験にかけ
るといくらか脆性を示す。
【0004】1991年6月18日付で出願され本出願
の譲受人に譲渡されている同時係属中の米国特許出願第
716,940号には、ポリエーテルイミドと、シロキ
サンポリエーテルイミドコポリマーと、ポリカーボネー
ト樹脂(ポリエステル‐カーボネート樹脂を含む)との
三元ブレンドが熱可塑的に成形することができて、エン
ジニアリング熱可塑性プラスチックに有用な難燃特性と
強度特性が改良された延性の物品を得ることができると
一般的に記載されている。しかし、その明細書には、ポ
リエステル‐カーボネート樹脂を含有する特定のブレン
ド調合品の関連する物理的性質を特徴付けるデータを伴
った実際の例は開示されていない。現実には、ポリエス
テル‐カーボネート樹脂とポリエーテルイミドおよびシ
ロキサンポリエーテルイミドコポリマーとのブレンドは
多く(全部ではない)が、熱可塑的に成形すると脆性の
(延性ではない)物品となる。本発明者はこの不可解な
状況について研究し、ポリエステル‐カーボネート樹脂
/ポリエーテルイミドまたはポリアリーレート/ポリエ
ーテルイミド樹脂ブレンドから得られる物品の延性が以
前には認識されていなかった複数の要因に依存している
ことを発見した。
【0005】まず第一に、本発明者は、ポリエーテルイ
ミド単独またはシロキサン‐ポリエーテルイミドと組み
合わせたポリエーテルイミドとブレンドしたポリエステ
ル‐カーボネート樹脂またはポリアリーレート樹脂から
成形した物品において延性を達成するには、全ブレンド
組成の平均エステル含量が極めて重要であることを発見
した。
【0006】次に、本発明者は、シロキサン‐ポリエー
テルイミドコポリマーを含むかまたは含まないポリエス
テル‐カーボネート樹脂とポリエーテルイミド樹脂のブ
レンドから熱可塑的に成形した物品は、ポリエステル‐
カーボネート樹脂成分を特別な連鎖構造を特徴とする特
定種類の樹脂の中から選択すると、延性と荷重下での高
い熱変形温度との両方を示すことができるということを
発見した。この(延性に関して)改良された物品は、た
とえば自動車、航空機などの乗り物の内部ボディー部品
として有用である。荷重下での高い熱変形温度の値は積
層パネルの熱成形に特に有用である。
【0007】
【発明の概要】本発明は延性の物品を成形するための熱
可塑性成形用組成物からなる。本発明の組成物は、
(a)式(I)
【0008】
【化19】
【0009】[式中、Dは当該樹脂の製造に使用した二
価フェノールに由来する二価の芳香族残基である]の繰
返しポリカーボネート連鎖単位と、式(II) −O−R−O−D− (II) [式中、Dは前記した意味をもっており、Rは式(III
)または(IV)
【0010】
【化20】
【0011】の残基の中から選択される二価の残基であ
る]の反復または繰返しカルボキシレート連鎖単位とを
含有するポリエステル‐カーボネート樹脂約0〜95
(好ましくは75〜90)重量部と、(b)式(V)
【0012】
【化21】
【0013】[式中、fは約10から約500までの整
数であり、R2 は2〜約12個の炭素原子を含有する二
価の脂肪族炭化水素基、6〜20個の炭素原子を有する
二価の芳香族炭化水素基、6〜18個の炭素原子を含有
するハロゲン化された炭化水素基、または3〜約10個
の炭素原子を含有する二価の環式脂肪族炭化水素基を表
わし、R1 は6〜30個の炭素原子を有する二価の芳香
族有機基である]の繰返し連鎖単位を有するポリエーテ
ルイミド樹脂約5〜25重量部と、(c)前記式(II)
の繰返し連鎖単位を有する熱可塑性芳香族ポリアリーレ
ート樹脂約0〜95重量部(好ましくは30〜70重量
部)とのブレンドを含み、前記組成物が式(III )と
(IV)を合わせてエステル単位を平均して約20〜80
重量%、好ましくは40〜80重量%有しており、前記
ブレンド中の前記分子部分(III )と(IV)は約50:
50から約0:100までの範囲内の重量比である。
【0014】R1 に包含される基としては、たとえば、
芳香族炭化水素基およびハロゲン化された芳香族炭化水
素基(たとえばフェニレン、トリレン、クロロフェニレ
ン、ナフタレン)、ならびに式(VI) −R3 −(G)g −R3 − (VI) [式中、R3 は炭化水素基およびハロゲン化された炭化
水素基の中から選択される6〜13個の炭素原子を有す
る二価の基であり、gは0〜1の整数であり、Gは式
【0015】
【化22】
【0016】(式中、zは1から5までの整数であり、
4 は一価のアルキル基、アリール基、アルカリール基
またはアラルキル基であり、好ましくはメチルおよびフ
ェニルの中から選択される)の基の中から選択される二
価の基である]の基がある。本明細書中で使用する「ブ
レンド」という用語は規定したポリマー成分の物理的混
合物またはアロイを意味するものとする。
【0017】本発明の組成物は構造用パネルなどのよう
な物品を熱可塑的に成形するのに有用である。
【0018】
【発明の好ましい態様の詳細な説明】本発明のブレンド
中で成分(a)として使用するポリエステル‐カーボネ
ートは、当業者にはよく知られている界面重合法によっ
て製造できる。たとえば、米国特許第3,169,12
1号および第4,487,896号(引用により本明細
書中に含まれるものとする)を参照されたい。
【0019】一般に、界面重合法は、ジカルボン酸(エ
ステル前駆体)の存在下で二価フェノールをハロゲン化
カルボニル(カーボネート前駆体)と反応させることか
らなる。この製造プロセスの反応条件は変更可能である
が、いくつかの好ましいプロセスでは通常、ジフェノー
ル反応体を苛性水溶液に溶解または分散させ、得られた
混合物を適切な水不混和性の溶媒媒質に添加し、これら
の反応体を適切な触媒の存在下でpH条件を調節しなが
らホスゲンのようなカーボネート前駆体と接触させる。
最も普通に使われる水不混和性の溶媒としてはメチレン
クロライド、1,2‐ジクロロエタン、クロロベンゼ
ン、トルエンなどがある。
【0020】反応混合物に触媒を添加して反応を促進す
るのが有利である。用いる触媒は二価フェノール反応体
とカーボネート前駆体の重合速度を高める。代表的な触
媒としてはトリエチルアミンのような第三級アミン、第
四級ホスホニウム化合物、第四級アンモニウム化合物な
どがあるがこれらに限られることはない。ポリカーボネ
ート樹脂の好ましい製造プロセスはホスゲン化反応から
なる。ホスゲン化反応が進行する温度は0℃以下から1
00℃以上まで変わり得る。ホスゲン化反応は室温(2
5℃)付近から50℃までの温度で好ましく進行する。
この反応は発熱であるので、反応温度を制御するのにホ
スゲンの添加速度を利用することができる。ホスゲンの
必要量は通常二価フェノール反応体の添加量によって左
右される。
【0021】使用する二価フェノールは公知であり、そ
の反応基は2個のフェノール性ヒドロキシル基である。
これらの二価フェノールの中には、次の一般式(VII )
で表わされるものがある。
【0022】
【化23】
【0023】ここで、Aは1〜約15個の炭素原子を含
有する二価の炭化水素基、1〜約15個の炭素原子とハ
ロゲンのような置換基を含有する二価の置換炭化水素
基、−S−、−SS−、−S(O)−、−S(O)
2 −、−O−、または−C(O)−であり、各Xはそれ
ぞれ独立して水素、ハロゲン、および一価の炭化水素
基、たとえば炭素原子1〜約8個のアルキル基、炭素原
子6〜18個のアリール基、炭素原子7〜約14個のア
ラルキル基、炭素原子7〜約14個のアルカリール基、
炭素原子1〜約8個のアルコキシ基、または炭素原子6
〜18個のアリールオキシ基より成る群の中から選択さ
れ、mは0か1であり、nは0から5までの整数であ
る。
【0024】使用する二価フェノールの典型例をいくつ
か挙げると、(4‐ヒドロキシ‐フェニル)メタン、
2,2‐ビス(4‐ヒドロキシフェニル)プロパン[ビ
スフェノール‐Aともいう]、2,2‐ビス(4‐ヒド
ロキシ‐3,5‐ジブロモフェニル)プロパンのような
ビスフェノール類、ビス(4‐ヒドロキシフェニル)エ
ーテル、ビス(3,5‐ジクロロ‐4‐ヒドロキシフェ
ニル)エーテルのような二価フェノールエーテル類、
p,p′‐ジヒドロキシジフェニル、3,3′‐ジクロ
ロ‐4,4′‐ジヒドロキシジフェニルのようなジヒド
ロキシジフェニル類、ビス(4‐ヒドロキシフェニル)
スルホン、ビス(3,5‐ジメチル‐4‐ヒドロキシフ
ェニル)スルホンのようなジヒドロキシアリールスルホ
ン類、レゾルシノール、ヒドロキノンのようなジヒドロ
キシベンゼン類、1,4‐ジヒドロキシ‐2,5‐ジク
ロロベンゼン、1,4‐ジヒドロキシ‐3‐メチルベン
ゼンのようなハロ置換およびアルキル置換ジヒドロキシ
ベンゼン類、ならびに、ビス(4‐ヒドロキシフェニ
ル)スルフィド、ビス(4‐ヒドロキシフェニル)スル
ホキシドおよびビス(3,5‐ジブロモ‐4‐ヒドロキ
シフェニル)スルホキシドのようなジヒドロキシジフェ
ニルスルフィド類およびジヒドロキシジフェニルスルホ
キシド類がある。他の各種二価フェノールも利用でき、
それらは米国特許第2,999,835号、第3,02
8,365号および第3,153,008号(いずれも
引用により本明細書に含まれているものとする)に開示
されている。もちろん、2種以上の異なる二価フェノー
ルを使用したり二価フェノールとグリコール類との組み
合わせを使用したりすることも可能である。
【0025】カーボネート前駆体はハロゲン化カルボニ
ル、ジアリールカーボネート、またはビスハロホルメー
トのいずれかとすることができる。ハロゲン化カルボニ
ルとしては臭化カルボニル、塩化カルボニルおよびこれ
らの混合物がある。ビスハロホルメートとしては、二価
フェノール類のビスハロホルメート、たとえば2,2‐
ビス(4‐ヒドロキシフェニル)プロパン、2,2‐ビ
ス(4‐ヒドロキシ‐3,5‐ジクロロフェニル)プロ
パン、ヒドロキノンなどのビスクロロホルメート、また
はグリコール類のビスハロホルメート、たとえばエチレ
ングリコールなどのビスハロホルメートがある。上記の
カーボネート前駆体はすべて有用であるが、ホスゲンと
もいう塩化カルボニルが好ましい。
【0026】一般に、線状ポリエステルの製造に従来か
ら使われているジカルボン酸はいずれもポリエステル‐
カーボネート樹脂の製造に利用することができる。しか
し、本発明で使用するポリエステル‐カーボネート樹脂
は、芳香族ジカルボン酸、特にテレフタル酸またはこれ
とイソフタル酸との混合物(ただし、テレフタル酸とイ
ソフタル酸の重量比は約100:1から約50:50ま
での範囲である)を用いて製造される。
【0027】ジカルボン酸自身を使用する代わりに、そ
の酸の反応性誘導体を使用することが可能であり、時に
は好ましいことさえある。これらの反応性誘導体の例は
酸ハロゲン化物である。好ましい酸ハロゲン化物は酸二
塩化物と酸二臭化物である。したがって、たとえば、テ
レフタル酸またはこれとイソフタル酸との混合物を使用
する代わりに、テレフタロイルジクロライドやこれとイ
ソフタロイルジクロライドとの混合物を使用することが
可能である。
【0028】ポリカーボネートやポリアリーレートを製
造する従来の界面重合法では、通常、カーボネート前駆
体および/またはエステル前駆体と接触させる前かまた
はその接触中反応混合物に分子量調節剤(連鎖停止剤)
を添加する。有用な分子量調節剤としては、フェノー
ル、クロマン‐I、p‐tert‐ブチルフェノール、
p‐クミルフェノールなどのような一価のフェノールが
あるがこれらに限られることはない。分子量の調節法は
よく知られており、本発明のブレンドに使用する樹脂の
分子量を調節するのに使われる。
【0029】ポリエステル‐カーボネート樹脂を製造す
るのに使用する反応体の割合はこの生成物樹脂を含有す
る本発明のブレンドの目的用途に応じて変化する。通
常、式(III )と(IV)のエステル単位の量はカーボネ
ート単位に対して約20〜約80重量%でよく、好まし
くは40〜80重量%である。本発明のブレンド中の成
分(a)として使用するのに好ましいポリエステル‐カ
ーボネートは、ビスフェノール‐Aとホスゲンの反応か
ら誘導され、約0.5〜約0.65デシリットル/グラ
ムの固有粘度(25℃の温度のメチレンクロライド中で
測定)を有するものである。
【0030】本発明のブレンド中の成分(b)を構成す
るポリイミド樹脂もまた、製造と性質が当業者にはよく
知られている公知の化合物である。本発明の目的からし
て好ましいポリイミドはポリエーテルイミドである。こ
のような好ましいポリエーテルイミドは米国特許第3,
803,085号および第3,905,942号(どち
らも引用により本明細書に含まれているものとする)に
記載されている。これらのポリエーテルイミドは前記一
般式(V)で表わされる。
【0031】式(V)の範囲内に入る特に好ましいポリ
エーテルイミドの代表例は、R2 がフェニレンで、R1
が次式(VIII)の二価の残基であるものである。
【0032】
【化24】
【0033】一般に、前記式(V)のポリエーテルイミ
ドは、次式(IX)
【0034】
【化25】
【0035】(式中、R1 は上記定義の通りである)の
芳香族ビス(エーテル無水物)と、次式(X) H2 N−R2 −NH2 (X) (式中、R2 は前記定義の通りである)の有機ジアミン
との反応によって製造できる。
【0036】上記式(IX)の芳香族ビス(エーテル無水
物)としては、たとえば、2,2‐ビス[4‐(2,3
‐ジカルボキシフェノキシ)フェニル]プロパン二無水
物、4,4′‐ビス(2,3‐ジカルボキシフェノキ
シ)ジフェニルエーテル二無水物、1,3‐ビス(2,
3‐ジカルボキシフェノキシ)ベンゼン二無水物、4,
4′‐ビス(2,3‐ジカルボキシフェノキシ)ジフェ
ニルスルフィド二無水物、1,4‐ビス(2,3‐ジカ
ルボキシフェノキシ)ベンゼン二無水物、4,4′‐ビ
ス(2,3‐ジカルボキシフェノキシ)ベンゾフェノン
二無水物、4,4′‐ビス(2,3‐ジカルボキシフェ
ノキシ)ジフェニルスルホン二無水物、2,2‐ビス
[4‐(3,4‐ジカルボキシフェノキシ)フェニル]
プロパン二無水物、4,4′‐ビス(3,4‐ジカルボ
キシフェノキシ)ジフェニルエーテル二無水物、4,
4′‐ビス(3,4‐ジカルボキシフェノキシ)ジフェ
ニルスルフィド二無水物、1,3‐ビス(3,4‐ジカ
ルボキシフェノキシ)ベンゼン二無水物、1,4‐ビス
(3,4‐ジカルボキシフェノキシ)ベンゼン二無水
物、4,4′‐ビス(3,4‐ジカルボキシフェノキ
シ)ベンゾフェノン二無水物、4‐(2,3‐ジカルボ
キシフェノキシ)‐4′‐(3,4‐ジカルボキシフェ
ノキシ)ジフェニル‐2,2‐プロパン二無水物、およ
びこのような二無水物の混合物がある。
【0037】式(X)の有機ジアミンとしては、たとえ
ば、m‐フェニレンジアミン、p‐フェニレンジアミ
ン、4,4′‐ジアミノジフェニルプロパン、4,4′
‐ジアミノジフェニルメタン、ベンジジン、4,4′‐
ジアミノジフェニルスルフィド、4,4′‐ジアミノジ
フェニルスルホン、4,4′‐ジアミノジフェニルエー
テル、1,5‐ジアミノナフタレン、3,3′‐ジメチ
ルベンジジン、3,3′‐ジメトキシベンジジン、2,
4‐ビス(β‐アミノ‐t‐ブチル)トルエン、ビス
(p‐β‐アミノ‐t‐ブチルフェニル)エーテル、ビ
ス(p‐β‐メチル‐o‐アミノフェニル)ベンゼン、
1,3‐ジアミノ‐4‐イソプロピルベンゼン、1,2
‐ビス(3‐アミノプロポキシ)エタン、m‐キシリレ
ンジアミン、p‐キシリレンジアミン、2,4‐ジアミ
ノトルエン、2,6‐ジアミノトルエン、ビス(4‐ア
ミノシクロヘキシル)メタン、3‐メチルヘプタメチレ
ンジアミン、4,4‐ジメチルヘプタメチレンジアミ
ン、2,11‐ドデカンジアミン、2,2‐ジメチルプ
ロピレンジアミン、オクタメチレンジアミン、3‐メト
キシヘキサメチレンジアミン、2,5‐ジメチルヘキサ
メチレンジアミン、2,5‐ジメチルヘプタメチレンジ
アミン、3‐メチルヘプタメチレンジアミン、5‐メチ
ルノナメチレンジアミン、1,4‐シクロヘキサンジア
ミン、1,12‐オクタデカンジアミン、ビス(3‐ア
ミノプロピル)スルフィド、N‐メチル‐ビス(3‐ア
ミノプロピル)アミン、ヘキサメチレンジアミン、ヘプ
タメチレンジアミン、ノナメチレンジアミン、デカメチ
レンジアミン、ビス(3‐アミノプロピル)テトラメチ
ルジシロキサン、ビス(4‐アミノブチル)テトラメチ
ルジシロキサンなどがある。
【0038】一般にこの反応は、有利なことに、周知の
溶媒(たとえばo‐ジクロロベンゼン、m‐クレゾール
/トルエンなど)を使用し、約100〜約250℃の温
度で実施してビス(エーテル無水物)(IX)とジアミン
(X)との間の相互作用を生起させることができる。ま
た、ポリエーテルイミドは、前記二無水物(IX)化合物
のいずれかと前記ジアミン(X)化合物のいずれかと
を、その成分の混合物を高温に加熱・攪拌しながら溶融
重合させることによっても製造することができる。通
常、溶融重合温度は約200〜400℃、好ましくは2
30〜300℃を使用することができる。普通の溶融重
合に使用する連鎖停止剤を任意の順序で添加することが
できる。
【0039】反応の条件と成分の割合は、所望の分子
量、固有粘度および耐溶剤性に応じて広範囲に変えるこ
とができる。一般に、高分子量のポリエーテルイミドを
得るには、ジアミン(X)と二無水物(IX)を等モル量
で使用する。しかし、場合によっては、ジアミン(X)
を多少モル過剰(約1〜5モル%)に用いて末端にアミ
ン基を有するポリエーテルイミドを製造することができ
る。
【0040】通常、有用なポリエーテルイミドの固有粘
度[η]は25℃のm‐クレゾール中で測定して0.2
デシリットル/グラムより大きく、好ましくは0.35
〜0.60、または0.7デシリットル/グラムであ
る。ポリエーテルイミドの多くの製法の中には、米国特
許第3,847,867号、第3,847,869号、
第3,850,885号、第3,852,242号およ
び第3,855,178号に開示されているものが含ま
れる。これらの特許の開示内容は、本発明のブレンド中
に使用するポリエーテルイミドの一般的方法と特定の方
法を実例によって教示する目的で、引用により本明細書
中に含まれているものとする。
【0041】本発明のブレンド組成物はプラスチックコ
ンパウンディング業界で従来から使用されている他の添
加剤を加えることによって改良することができる。ただ
し、そのような添加剤はこのブレンドから成形される物
品の延性を損なうことがあってはならない。このような
添加剤としては、充填材(たとえば、粘土またはタル
ク)、補助艶消し剤、強化材(たとえば、ガラス繊
維)、耐衝撃性改良剤、帯電防止剤、可塑剤、流動促進
剤その他の加工助剤、安定剤、着色剤、離型剤、紫外線
遮断剤、滴下防止剤(たとえば、ポリテトラフルオロエ
チレンPTFE)、補助難燃剤、相乗難燃剤、などを挙
げることができる。
【0042】本発明の好ましいブレンド組成物は難燃化
割合のシリコーン‐ポリイミドコポリマー樹脂を含む。
この特定の難燃性添加剤は前記したポリエステルカーボ
ネートとポリイミドのブレンドに対する相溶性が特に良
好であるので、そのブレンドから成形される物品の他の
望ましい物理的性質(たとえば熱変形温度、ノッチ付き
アイゾット強さなど)に対して生じ得る悪影響を低減す
る。
【0043】本発明の好ましい組成物中で難燃性添加剤
として使用するシリコーン‐ポリイミドコポリマーを例
示すると、前記式(V)の反復または繰返し連鎖単位が
次式(XI)のポリシロキサン単位によって中断されてい
るような樹脂がある。
【0044】
【化26】
【0045】ここで、各R5 は1〜14個の炭素原子を
有する二価の炭化水素基を表わし、各R6 はそれぞれ独
立して1〜14個の炭素原子を有する一価の炭化水素基
の中から選択され、dは4から40までの整数である。
上記のシリコーン‐ポリイミド樹脂は広くよく知られた
化合物であり、いくつかの公知方法によって製造でき
る。たとえば、米国特許第4,690,997号および
第4,808,686号(引用により本明細書中に含ま
れるものとする)に記載の方法を参照されたい。一般に
その製造法は、次式(XII )で示されるアミノ末端を有
するポリジオルガノシロキサン、
【0046】
【化27】
【0047】(R5 、R6 、dは前記と同じ意味)、お
よび前記式(X)の有機ジアミンと、ほぼ等モル割合の
前記式(IX)の芳香族二無水物との間の反応による。こ
のアミン末端を有するポリジオルガノシロキサン(XII
)もまたよく知られている化合物であり、プローバー
(Prober)の米国特許第3,185,719号(引用によ
り本明細書中に含まれているものとする)に記載されて
いる方法によって製造できる。
【0048】本発明の好ましいブレンド中に使用するシ
リコーン‐ポリイミドの難燃化割合はかなり少量、すな
わち、ブレンド組成物全体の約5重量部未満である。難
燃化割合は約1〜3重量部の範囲内が好ましく、約2重
量部が最も好ましい。本発明で使用するのに好ましいシ
リコーン‐ポリイミド樹脂は、前記式(XI)のシロキサ
ン単位を約20〜60重量%含有する。
【0049】本発明の別の態様は、少ない割合(50重
量%未満)のポリカーボネートホモポリマーを含有する
熱可塑性成形用組成物を包含する。ポリカーボネートホ
モポリマー樹脂および界面重合によるその製法はよく知
られている。たとえば、米国特許第3,028,365
号、第3,334,154号、第3,275,601
号、第3,915,926号、第3,030,331
号、第3,169,121号、第3,027,814号
および第4,188,314号(すべて引用により本明
細書中に含まれているものとする)に述べられている詳
細を参照されたい。一般にこの方法はポリエステル‐カ
ーボネートの製造に関して前記した通りであるが、エス
テル前駆体は存在しない。
【0050】さらにまた、本発明のブレンドの範囲内に
は、高分子量でランダムに分枝した熱可塑性のポリカー
ボネート、ポリエステル‐カーボネートおよび/または
ポリアリーレートが添加剤として少ない割合で存在する
ものも包含される。これらのランダムに分枝したポリマ
ーは、前述の二価フェノール、カーボネート前駆体およ
び/またはエステル前駆体と共に多官能性の有機化合物
を反応させることによって製造される。この分枝したポ
リカーボネートを製造するのに有用な多官能性有機化合
物は米国特許第3,635,895号および第4,00
1,184号(引用により本明細書に含まれているもの
とする)に開示されている。これらの多官能性化合物は
一般に芳香族性であり、カルボキシル、カルボン酸無水
物、フェノール、ハロホルミルまたはこれらの組み合わ
せのような官能基を少なくとも3個含有している。これ
らの多官能性芳香族化合物の非限定例をいくつか挙げる
と、1,1,1‐トリ(4‐ヒドロキシフェニル)エタ
ン、1,3,5‐トリヒドロキシベンゼン、トリメリト
酸無水物、トリメリト酸、トリメリチルトリクロライ
ド、4‐クロロホルミルフタル酸無水物、ピロメリト
酸、ピロメリト酸二無水物、メリト酸、メリト酸無水
物、トリメシン酸、ベンゾフェノンテトラカルボン酸、
ベンゾフェノンテトラカルボン酸二無水物などがある。
好ましい多官能性芳香族化合物は1,1,1‐トリ(4
‐ヒドロキシフェニル)エタン、トリメリト酸無水物、
もしくはトリメリト酸またはこれらのハロホルミル誘導
体である。また、線状ポリカーボネートと分枝ポリカー
ボネートとのブレンドも本発明に包含される。
【0051】すでに記載したように、本発明のブレンド
はある割合のポリアリーレート樹脂(c)を一成分とし
て含有していてもよい。この割合は、ポリエステル‐カ
ーボネートとポリアリーレートを合わせたとき、ブレン
ド組成物の(カーボネート単位に対する)エステル単位
が約20〜約80重量%となるような割合が好ましい。
【0052】さらに、ポリエステル‐カーボネート
(a)とポリアリーレート樹脂成分(c)を合わせたと
き、前記式(III )と(IV)の分子部分の重量%比は5
0:50から0:100の範囲内である。ポリアリーレ
ートは前記式(II)に示した繰返しカルボキシレート連
鎖単位で構成される周知の樹脂である。これらのポリア
リーレートポリマーは、通常、芳香族二官能性カルボン
酸またはそのエステル形成性誘導体を二価フェノールと
反応させることで製造される。もちろんポリアリーレー
トは、カルボン酸/ヒドロキシ官能性モノマーを頭‐尾
配列で重合させることができる。このポリアリーレート
樹脂の製造には、ポリエステル‐カーボネートの製造に
関して前記した芳香族ジカルボン酸と二価フェノールを
使用することができる。
【0053】好ましいポリアリーレートでは、二官能性
カルボン酸残基部分がテレフタル酸またはテレフタル酸
とイソフタル酸の混合物の残基を含有する。このような
ポリアリーレートは、約30〜約70モル%のテレフタ
ル酸と約70〜約30モル%のイソフタル酸との混合物
からなる残基を含有している方が好ましい。テレフタル
酸50モル%とイソフタル酸50モル%の混合物からな
る残基を含有するポリアリーレートが一般的である。通
常、これらや他の適切なポリアリーレートは49℃のp
‐クロロフェノール中で測定した還元粘度が約0.4〜
約1.0g/100mlである。本発明で使用するポリ
アリーレートは、よく知られている従来のポリエステル
生成反応、たとえば芳香族ジカルボン酸の酸塩化物と二
価フェノールの反応、芳香族ジカルボン酸のジアリール
エステルと二価フェノールの反応、および芳香族二酸と
二価フェノールのジエステル誘導体との反応などのいず
れによっても製造することができる。これらのプロセス
は、たとえば、米国特許第3,317,464号、第
3,948,856号、第3,780,148号、第
3,824,213号、第3,133,898号および
第4,477,647号(これらはいずれも引用により
本明細書中に含まれているものとする)に記載されてい
る。
【0054】本発明のブレンド組成物は、熱可塑性材料
のブレンディング用として知られているブレンディング
操作のいずれかによって、たとえばバンバリーミキサー
またはエクストルーダーのような混練機でブレンディン
グすることで製造する。添加順序は重要ではないが、す
べての成分を互いに充分に混和しなければならない。ブ
レンディングは連続的でもバッチ式でも行なうことがで
きる。メルトブレンディング(溶融混和)も好ましい。
【0055】
【実施例の記載】本発明は以下の製造例および実施例を
参照するとさらに充分に理解できる。以下の製造例およ
び実施例は限定ではなく例示の目的で挙げるものであ
り、本発明を実施する上で最も良いと思われる態様を示
している。以下で使用する「イソ/テレ」という用語
は、前記式(III )のイソフタル酸残基と前記式(IV)
のテレフタル酸残基の重量比を意味している。
【0056】以下で言及する試験の手順は次の通りであ
る。成形サンプルの荷重下での熱変形温度(DTUL)
はASTM D−648にしたがって決定した。厚さ1
25ミルおよび250ミルの成形サンプルに対するノッ
チ付きアイゾット(NI)衝撃はASTM D−256
にしたがって決定した。
【0057】曲げ降伏(FY)および曲げ弾性率(F
M)はASTM D−790にしたがって決定した。固有粘度(I.V.) 固有粘度はメチレンクロライド中25℃の温度で測定し
た値をデシリットル/グラム(dl/g)で表わす。分子量(Mw) 重量平均分子量(Mw)は、ゲルパーミエーションクロ
マトグラフィー(GPC)により、254nmのUVデ
テクターを用いて、メチレンクロライド中でポリカーボ
ネート標準に対して決定する。
【0058】特に断らない限り部とあるのはすべて重量
による。製造例1 この製造例は芳香族ポリエステル‐カーボネート樹脂に
関する。この製造例は本発明に有用なポリエステル‐カ
ーボネートに関するものではないが、米国特許第4,4
30,484号(実施例1)の教示に従った比較目的の
ものである。
【0059】38リットルの反応容器に、メチレンクロ
ライド8リットル、水6リットル、ビスフェノールA
1,906グラム(8.36モル)、トリエチルアミン
20ミリリットル、グルコン酸ナトリウム4グラム、お
よび分子量調節剤としてp‐tert‐ブチルフェノー
ル65グラムを加える。約9〜10.5のpHで、イソ
フタロイルジクロライド85重量%とテレフタロイルジ
クロライド15重量%をメチレンクロライド2リットル
中に含む混合物1,089.6グラム(5.37モル)
を、35%苛性水溶液でpHを約9〜10.5に調節し
ながら10分かけて加える。二酸塩化物混合物を添加し
た後ホスゲンを36グラム/分の速度で、35%苛性水
溶液でpHを約10〜11に調節しながら12分間加え
る。ポリマー混合物をメチレンクロライド5リットルで
希釈し、塩水相を遠心して分離する。得られたポリマー
相を酸水溶液および水で洗った後、高圧の水蒸気で沈殿
させて回収して25℃のメチレンクロライド中で0.5
dl/gの固有粘度を有する白色の粉末を得る。この樹
脂粉末に、ホスファイト色安定剤とエポキシ安定剤を含
有する安定剤混合物を少量(樹脂100重量部当たり約
0.1重量部)加える。次に、この樹脂産物を約316
℃の温度で作動するエクストルーダーに供給して樹脂を
ストランドに押出し、押出されたストランドを切断して
ペレットとした。その後ペレットを約340℃で射出成
形して6.35cm×1.27cm×0.317cmの
寸法のテストサンプルにする。
【0060】この試験の結果を下記表に示す。製造例2〜6 上記製造例1の一般的手順を数回繰返す。ただし、使用
するイソフタロイルジクロライドとテレフタロイルジク
ロライドの割合を変えた。使用した割合および観察され
た試験結果を下記表に示す。実施例1〜6 一連の実験で、上記製造例1〜6に従って製造したポリ
エステル‐カーボネート樹脂の各々を、ブレンドの0.
1重量%の酸化防止剤[イルガホス(Irgafos)(登録商
標)168、チバ−ガイギ社(Ciba-Geigy Corp.)]、二
酸化チタン2.0重量%、およびいろいろな割合のポリ
エーテルイミド[ウルテム(Ultem) (登録商標)100
0グレードのポリエーテルイミド。米国マサチューセッ
ツ州ピッツフィールド(Pittsfield)のゼネラル・エレク
トリック社(General Electric Co.)]、ならびに、1当
量の2,2‐ビス[4‐(3,4‐ジカルボキシフェノ
キシ)フェニル]プロパン二無水物と0.65当量のm
‐フェニレンジアミンおよび0.35当量のビス‐γ‐
アミノプロピルポリジメチルシロキサン[前記式(XII
)でdが平均して10であるポリマー]との重合によ
って製造したシロキサン‐ポリエーテルイミドコポリマ
ー[シルテム(Siltem)(登録商標)。米国マサチュー
セッツ州ピッツフィールド(Pittsfield)のゼネラル・エ
レクトリック社(General Electric Co.)]とブレンドし
た。得られたブレンドを、約340℃の温 度のエクス
トルーダーに供給してブレンドをストランドに押し出し
た。これらのストランドを切断してペレットとし、射出
成形して6.35cm×1.27cm×0.317cm
の寸法のテストサンプルとした。これらのサンプルの物
理的性質を試験した。各ブレンドの組成と試験結果を下
記表Iに示す。
【0061】
【表1】 表 I ブレンド組成物 ポリエステル‐カーボネート ノッチ付き DTUL (重量%) (PPC)組成物 アイゾット (℃) ウル シル エステル イソ/ 破壊 18Kg/ テム * テム ** PPC 重量% テレ比 I.V. J/m の型 cm 2 50 0 50 72 85/15 0.5 107 脆性 171 21.5 2.4 74 80 93/7 0.478 133 脆性 165 21.5 2.4 74 40 50/50 0.56 539 延性 21.5 2.4 74 44 0/100 0.649 694 延性 21.5 2.4 74 43 0/100 592 延性 160 21.5 2.4 74 48 0/100 539 延性 162* 登録商標** 登録商標実施例7〜11 反応体であるイソフタロイルとテレフタロイルの重量比
が延性とノッチ付きアイゾット衝撃強さに及ぼす影響を
調べるために、これら2種の芳香族ジクロライドの割合
(重量比)をいろいろに変え、上記製造例1〜5の一般
手順に従って2種のポリエステル‐カーボネート樹脂を
製造した。これら2種のポリエステル‐カーボネート樹
脂(PPC樹脂AおよびPPC樹脂Bと呼ぶ)のエステ
ル単位は80重量%であった。次に、2種の樹脂PPC
−AとPPC−Bを互いにいろいろな割合で、そして前
記ポリエーテルイミド[ウルテム(Ultem) (登録商標)
1000、前記]23重量部および前記酸化防止剤イル
ガホス(Irgafos) (登録商標)0.01重量部とブレン
ドした。このブレンドを、前記製造例1に記載のよう
に、押し出してストランドとし、切断してペレットと
し、射出成形してテストサンプルとした。実施例7〜9
はイソ/テレ重量比が本発明の範囲外であるので本発明
の実施例ではない。実施例10〜11が本発明の実施例
である。各サンプルのイソフタル/テレフタルの重量比
(イソ/テレ)と物理的試験結果を下記表IIに示す。
【0062】
【表2】 表 II ブレンドに対するイソ/テレ比の影響 実施例 10 11 (対照) (対照) (対照) (対照) 組 成 PPC(A) 76.99 57.66 38.50 19.25 0.00 PPC(B) 0.00 19.25 38.50 57.66 76.99 ウルテム* 1000 23.00 23.00 23.00 23.00 23.00 イルガホス**168 0.01 0.01 0.01 0.01 0.01 ブレンド中の イソ/テレ重量比 93/7 82/18 72/28 61/39 50/50 試験した性質 ノッチ付きアイゾットJ/m 125ミル 101 149 187 294 363 250ミル 91 107 123 149 188 PPC(A)=イソ/テレ重量比93/7、エステル単
位80重量%。
【0063】PPC(B)=イソ/テレ重量比50/5
0、エステル単位80重量%。* ULTEM 、登録商標** Irgafos 、登録商標 上記表IIから分かるように、イソ/テレ重量比が低くな
ると(実施例10〜11)、実施例7〜9で使用した高
い重量比の場合と比べて延性が高くなる。実施例12〜13 前記実施例7〜11で使用したPPC樹脂AとPPC樹
脂Bを前記ポリエーテルイミド[ウルテム(Ultem) (登
録商標)1000]および0.08重量部の酸化防止剤
イルガホス(Irgafos) (登録商標)168とブレンドし
た。このブレンドに、ポリカーボネート[ビスフェノー
ル‐Aのホスゲン化反応生成物。レキサン(Lexan) (登
録商標)105。米国インジアナ州マウントバーノン(M
ount Vernon)のゼネラル・エレクトリック社(General E
lectric Co.)]19.36重量部も添加した。前記実施
例1に記載のようにして押し出し、切断、ペレット化お
よび射出成形したテストサンプルの物理的性質を試験し
た。試験結果を、実施例7で得られた結果(対照)およ
び実施例11で得られた結果(本発明)と比較して下記
表III に示す。実施例12はイソ/テレ重量比が本発明
の範囲外であり、本発明の実施例ではないが、本発明の
実施例である実施例13と比較するために挙げてある。
【0064】
【表3】 表 III ブレンド組成物 7−対照 11−本発明 12−対照 13−対照 PPC* (A) 76.99 58.06 PPC* (B) 76.99 58.06 LX105** 19.36 19.36 前記ウルテム1000 23 23 22.5 22.5 前記イルガホス168 0.01 0.01 0.08 0.08 平均エステル含量(重量%) 80 80 60 60 PPC中イソ/テレ重量比 93/7 50/50 93/7 50/50 試験結果 ノッチ付きアイゾット(J/m) 125ミル 101 363 160 427 250ミル 91 188 107 213 PPC(A)=エステル80%でイソ/テレ比93/
7。PPC(B)=エステル80%でイソ/テレ比50
/50。
【0065】* PPC=ポリエステル‐カーボネート。** LX105=ビスフェノール‐Aのホスゲン化によっ
て製造したポリカーボネートホモポリマー。Mw 30,
300。米国インジアナ州マウント・バーノン(Mt. Ver
non)のゼネラル・エレクトリック社(General Electric
Co.)。 上記表III に示されているように、イソ/テレ重量比が
低い(50/50)ポリエステル‐カーボネートを含有
するブレンドは最も良好な延性を示す(実施例13)。
これらのブレンドの延性は(ポリカーボネート濃度を増
やすことにより)エステル含量を低下させることによっ
て増大させることができる(実施例13と実施例1
1)。イソ/テレ重量比の高い(93/7)ポリエステ
ル‐カーボネートを含有するブレンドは延性が最も悪い
(実施例7と12)。これらのブレンドの延性もエステ
ル結合含量を減らすことによって増大させることができ
るが、それでもそのブレンドはかなり脆性である(実施
例12と実施例7)。実施例14〜17 いろいろな割合のポリアリーレート樹脂を、ポリカーボ
ネートホモポリマー樹脂、22.4部のポリエーテルイ
ミド[前記ウルテム(Ultem) (登録商標)1000]お
よび0.1部の前記酸化防止剤イルガホス(Irgafos)
(登録商標)168とブレンドした。このブレンドを、
前記製造例1に記載のようにして、押し出し、ペレット
化し、射出成形した。実施例14はエステル結合が10
0重量%であり、本発明の実施例ではないが比較のため
にのみ挙げてある。実施例15〜17は本発明の例示で
ある。試験した結果は下記表IVに示す。
【0066】
【表4】 表 IV ポリカーボネート/ポリアリーレート/ポリエーテルイミドブレンド 実施例 14−対照 15−対照 16−対照 17−対照 組 成 アーデルD170(a) 77.5 62.0 46.5 31.0 レキサン130(b) 0.0 15.5 31.0 46.5 前記ウルテム1000 22.4 22.4 22.4 22.4 前記イルガホス168 0.1 0.1 0.1 0.1 エステル含量(重量%) 100 80 60 40 試験した性質 ノッチ付きアイゾット (J/m) 125ミル 112 160 176 188 250ミル 16 37 112 117(a) アーデル(Ardel) (登録商標)D170。ポリアリ
ーレート[エステル100%。イソ/テレ重量比=50
/50]。ビスフェノール‐Aとテレフタル酸およびイ
ソフタル酸との反応生成物。Mw =25,500。米国
イリノイ州シカゴのアモコ・ケミカル社(Amoco Chemica
l Corp.)]。
【0067】(b) レキサン(Lexan) (登録商標)13
0。ポリカーボネート。ビスフェノール‐のホスゲン化
生成物。Mw =36,300。米国インジアナ州マウン
ト・バーノン(Mount Vernon)のゼネラル・エレクトリッ
ク社(General Electric Co.)。表IVは、ポリエステル‐
カーボネート相のエステル含量が低下するとブレンド全
体としての延性が増大することを示している。
【0068】したがって、本発明において、ポリエステ
ル‐カーボネート相は、純粋なコポリマー、または、ポ
リエステル‐カーボネートのブレンド、ポリカーボネー
トとポリエステル‐カーボネートのブレンド、ポリアリ
ーレートのブレンド、もしくは、ポリエステル‐カーボ
ネートとポリアリーレートのブレンドから導くことがで
きる平均のエステル含量と平均のイソ/テレ比を有する
組成物と説明することができる。
フロントページの続き (72)発明者 レイモンド・ハンス・グラサー アメリカ合衆国、インディアナ州、マウ ント・バーノン、フォード・ロード、 4701番 (56)参考文献 特開 昭62−124147(JP,A) 特開 平1−113462(JP,A) 特開 平1−121358(JP,A) 特開 平1−245051(JP,A) 特開 昭61−162548(JP,A) 特開 昭61−162552(JP,A) 特開 平6−200128(JP,A) 特公 平7−91460(JP,B2) 特表 昭60−501413(JP,A)

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 延性の物品を成形するための熱可塑性成
    形用組成物であって、 (a)式(I) 【化1】 [式中、Dは当該樹脂の製造に使用した二価フェノール
    に由来する二価の芳香族基である]の繰返しポリカーボ
    ネート連鎖単位と、式(II) −O−R−O−D− (II) [式中、Dは前記した意味をもっており、Rは式(III
    )または(IV) 【化2】 の残基の中から選択される二価の残基である]の反復ま
    たは繰返しカルボキシレート連鎖単位とを含有するポリ
    エステル‐カーボネート樹脂75−95重量部および
    (b)式(V) 【化3】 [式中、fは10から500までの整数であり、R2
    2〜12個の炭素原子を含有する二価の脂肪族炭化水素
    基、炭素原子6〜20個の二価の芳香族炭化水素、6〜
    18個の炭素原子を含有するハロゲン化された炭化水素
    基、または3〜10個の炭素原子を含有する二価の環式
    脂肪族炭化水素基を表わし、R1 は6〜30個の炭素原
    子を有する二価の芳香族有機基である]の繰返し連鎖単
    位を有するポリエーテルイミド樹脂5〜25重量部(但
    し、(a)および(b)の量は(a)+(b)の合計重
    量に基づく)並びに、随意に(c)50重量%未満の芳
    香族ポリカーボネートホモポリマー(但し、(c)の量
    は(a)+(b)+(c)の合計重量に基づく)および
    /または(d)難燃化に有効な量の難燃剤の延性ブレン
    ドから本質的になり、前記(a)+(b)のブレンド
    式III とIVを合わせたエステル単位を平均して20〜8
    重量%有しており、前記ブレンド中の前記分子部分
    (III )と(IV)は50:50から0:100までの範
    囲内の重量比であり、前記ブレンドの延性は125ミル
    厚で少なくとも363J/mのノッチ付きアイゾット衝
    撃強さを示すに十分である、組成物。
  2. 【請求項2】 R1 が、芳香族炭化水素基、ハロゲン化
    された芳香族炭化水素基、および式 −R3 −(G)g −R3 − [式中、R3 は炭化水素基およびハロゲン化された炭化
    水素基の中から選択される6〜13個の炭素原子を有す
    る二価の基であり、gは0または1であり、Gは式 【化4】 (式中、zは1から5までの整数であり、R4 は一価の
    アルキル基、アリール基、アルカリール基またはアラル
    キル基である)の基の中から選択される二価の基であ
    る]の基より成る群の中から選択され、特に式 【化5】 の二価の残基である、請求項1記載の組成物。
  3. 【請求項3】 芳香族ポリエステル‐カーボネートがビ
    スフェノールAとテレフタロイルジクロライドおよびホ
    スゲンの縮合の結果得られるコポリマーである、請求項
    記載の組成物。
  4. 【請求項4】 難燃剤が、式(V) 【化6】 [式中、fは10から500までの整数であり、R2
    2〜12個の炭素原子を含有する二価の脂肪族炭化水素
    基、炭素原子6〜20個の二価の芳香族炭化水素、6〜
    18個の炭素原子を含有するハロゲン化された炭化水素
    基、または3〜10個の炭素原子を含有する二価の環式
    脂肪族炭化水素基を表わし、R1 は6〜30個の炭素原
    子を有する二価の芳香族基である]の反復または繰返し
    連鎖単位が式(XI) 【化7】 [式中、各R5 は1〜14個の炭素原子を有する二価の
    炭化水素基を表わし、各R6 はそれぞれ独立して1〜1
    4個の炭素原子を有する一価の炭化水素基の中から選択
    され、dは4から40までの整数である]のポリシロキ
    サン単位によって中断されているシリコーン‐ポリエー
    テルイミドコポリマーである、請求項1記載の組成物。
JP5262846A 1992-10-23 1993-10-21 ポリエステル‐カーボネートまたはポリアリーレートとポリイミド樹脂からなる延性のブレンド Expired - Lifetime JP2954465B2 (ja)

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