JP2953106B2 - 蒸気発生装置 - Google Patents

蒸気発生装置

Info

Publication number
JP2953106B2
JP2953106B2 JP3137489A JP13748991A JP2953106B2 JP 2953106 B2 JP2953106 B2 JP 2953106B2 JP 3137489 A JP3137489 A JP 3137489A JP 13748991 A JP13748991 A JP 13748991A JP 2953106 B2 JP2953106 B2 JP 2953106B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
steam
discharge pipe
steam discharge
scale
hose
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP3137489A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH04363506A (ja
Inventor
和則 曽根高
豊 上村
隆夫 西山
昌知 吉村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP3137489A priority Critical patent/JP2953106B2/ja
Publication of JPH04363506A publication Critical patent/JPH04363506A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2953106B2 publication Critical patent/JP2953106B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、スチーム入浴、加湿空
調、湿式乾燥、蒸し器などに利用する蒸気発生装置の構
成に係るものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の水を沸騰させて、蒸気を
発生させる蒸気発生装置の構成の主要部を図5の
(a)、(b)に示す。従来例を説明する前に、蒸気1
6中に微量のスケール成分が含まれる要因と、スケール
付着のメカニズニについて、説明する。
【0003】一般的に蒸留器では、蒸気中にはスケール
成分(カルシウム、マグネシウム、ケイ素などの不溶性
成分)が存在しない。なぜなら、蒸留水の製造は、前記
蒸気を冷却して得られる。この時、沸騰水面と蒸気排出
部との距離は大きいため、気水分離が充分行なわれるた
めである。
【0004】一方、小型の蒸気発生装置では、沸騰水面
と蒸気排出部との距離lを充分取ることができにくいた
め、どうしても気水分離が悪くなる。このため、沸騰水
と蒸気16の界面をミクロ的に観ると、沸騰水の界面で
蒸気16が発生すると、沸騰水の界面はスケール成分濃
度が高くなり、微細なスケールが生成する。この微細な
スケールが沸騰水の飛散により蒸気16中に含まれ、蒸
気吐出管12の蒸気吐出口12aの近傍にスケール15
が付着、堆積しやすくなる。
【0005】図5の(a)は、缶体11に蒸気吐出管1
2が直接接合されたもので、蒸気吐出管12は、缶体1
1との分離可能な接続部を有していない。このため、蒸
気吐出管12内にスケール15の堆積は少ないものの、
缶体11の蒸気吐出口12aにスケール15が堆積し、
スケール15詰まりを生じると、缶体11全体を交換し
なければならない。一方、図5の(b)は、缶体11に
蒸気吐出管12が溶接され、この蒸気吐出管12と、器
外まで蒸気を送る蒸気排出管13はに分割し、蒸気吐出
管12と蒸気排出管13は、ホース14で接続してい
る。このため缶体11の蒸気吐出口12aにスケール1
5が堆積し、スケール15詰まりを生じてもホース14
を取り外して蒸気排出管13を蒸気吐出管12より分離
し、蒸気吐出管12の開口部からスケール15を剥離す
ることができる。しかしながら、図5の(b)に示すよ
うに、前記のスケール除去作業後において蒸気吐出管1
2と蒸気排出管13をホース14で接続する場合、ホー
ス14が軟質材(シリコンなどの耐熱ホース)であるた
め、微妙なズレが図のように生じると、蒸気排出管13
の入口部13aで蒸気の流れに乱流を生じ、入口部13
aでスケール15が著しく堆積するものであった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
蒸気吐出管12のみの場合および蒸気吐出管12と蒸気
排出管13の間をホース14で接続する構成では、前者
がメンテナンスができないため、スケール堆積時は缶体
11の交換をしなければならなく、後者は入口部13a
のスケール15詰まりによりメンテナンス回数が多くな
るなどの問題点を有していた。
【0007】そこで本発明は、蒸気吐出管、蒸気排出管
のスケール詰まりを低減し、耐久性に優れた蒸気発生装
置の提供を目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明による蒸気発生装置は蒸気吐出管に形成した
蒸気通路の断面形状を下流に向けて内径をしだいに小さ
くした円錐状に形成し、かつ蒸気出口で急に拡大して段
差を有したものである。
【0009】
【作用】上記手段により、本発明の蒸気発生装置は、蒸
気吐出管と蒸気排出管での蒸気の流れが層流になり、ス
ケールの堆積が蒸気通路の円錐状の拡大部(入口側)と
段差(出口側)と分かれ、スケール詰まりによるメンテ
ナンスを抑制して耐久性の優れたものになる。
【0010】
【実施例】以下本発明による蒸気発生装置の実施例につ
いて、図面を参照しながら説明する。
【0011】第4図は本発明の一実施例を示し、水を加
熱して蒸気を発生する缶体1の上方に溶接して設けられ
た蒸気吐出管2の外周面に、蒸気排出管3の入口部3a
に形成した拡大嵌合部3bを直接に着脱可能に嵌合し、
さらにホース4(シリコンホース)で前記両者を固定す
るように接続した構成である。さらに詳述すると、缶体
1内で沸騰水1aから発生した蒸気Pは、缶体1の上方
空間に設けた蒸気吐出管2より排出する。排出した蒸気
Pは、蒸気排出管3の入口部3aを通過する。この時、
入口部3aでの蒸気Pの流れは、抵抗なしにスムーズで
ある。すなわち蒸気Pの流れは、層流となるため蒸気P
中に極微量含まれているスケール成分の推積を著しく低
減し、スケール9詰まりもなく耐久性が向上できる。そ
して、もし蒸気吐出管2にスケール9がつまった場合
は、ホース4とともに蒸気排出管3を蒸気吐出管2から
はずしてスケール9を強制的に剥離除去すればよく、ま
たその後の、蒸気吐出管2への蒸気排出管3の接続は拡
大嵌合部3bが直接嵌合なので、従来技術の図5a
(b)のような通路がまがるようなことはない。
【0012】図1、図2、図3、は本発明の他の実施例
をそれぞれ示し、図2は、蒸気吐出管2の蒸気通路10
を蒸気入口2aから蒸気出口5に向けて内径がしだいに
小さくした円錐形状に形成し蒸気排出管3を直管形状と
し、ホース4で接続する構成にしたもので、特に蒸気吐
出管2の蒸気入口2aでのスケール9の付着、堆積を考
慮し、缶体1内に突出させたものである。図3は、蒸気
吐出管2を直管形状に形成し、これに外嵌合した蒸気排
出管3はホース4で接続する構成にしたもので、特に蒸
気排出管3は蒸気吐出管2の蒸気出口5を、すぎた部分
から、急に内径を拡大して拡張部3cを形成し、スケー
ル成分の落下によるスケール9詰まりを蒸気入口2aに
及ぼさない考慮をしたものである。図1は、蒸気吐出管
2を切削加工して蒸気通路10の断面形状を、蒸気入口
2aから蒸気出口5に向けて内径をしだいに小さくした
円錐形状に形成し、一方、蒸気排出管3の先端部にフレ
ア加工部3dを形成し、0リング6を介し、フレア加工
部3dを押え金具7とビス8で接続する構成にしたもの
である。図2と同様に蒸気入口2aに向けて蒸気通路1
0の内径がしだいに拡大されているため、長時間蒸気通
路10の開口が維持できるよう考慮したものである。ま
た、蒸気排出管3は、かならず蒸気吐出管2の蒸気出口
5に、段差5aを設けることにより、内径を大とするこ
とが重要である。その結果、スケール9の付着は段差5
aの処、蒸気通路10の蒸気入口2a側に集中すること
になる。もちろん、スケール9の除去はビス8、押え金
具7をはずして蒸気排出管3を蒸気吐出管2からはずし
て行うものである。
【0013】
【発明の効果】以上の説明により明らかなように、本発
明の蒸気発生装置は、缶体より蒸発した蒸気を蒸気吐出
管と蒸気排出管の接合部でスケール堆積を効果的に抑制
することができ、耐久性の優れたものにできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明蒸気発生装置の一実施例を示す要部断面
【図2】本発明の他の実施例をそれぞれ示す要部断面図
【図3】本発明の他の実施例をそれぞれ示す要部断面図
【図4】本発明の他の実施例をそれぞれ示す要部断面図
【図5】(a)は従来の蒸気発生装置の主要部を示す断
面図 (b)は同装置の要部拡大断面図
【符号の説明】
1 缶体 2 蒸気吐出管 2a 蒸気入口 5 蒸気出口 10 蒸気通路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 吉村 昌知 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 器産業株式会社内 (56)参考文献 特開 平1−163505(JP,A) 実開 平2−128038(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F22B 5/00

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】周囲を閉塞して蒸気を発生する缶体に蒸気
    吐出管を設け、この蒸気吐出管の蒸気通路の断面形状
    を、蒸気入口から蒸気出口に向けて、しだいに内径を小
    さくした円錐状に縮小し、蒸気出口に段差を有して拡大
    するように構成した蒸気発生装置。
JP3137489A 1991-06-10 1991-06-10 蒸気発生装置 Expired - Lifetime JP2953106B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3137489A JP2953106B2 (ja) 1991-06-10 1991-06-10 蒸気発生装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3137489A JP2953106B2 (ja) 1991-06-10 1991-06-10 蒸気発生装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH04363506A JPH04363506A (ja) 1992-12-16
JP2953106B2 true JP2953106B2 (ja) 1999-09-27

Family

ID=15199846

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3137489A Expired - Lifetime JP2953106B2 (ja) 1991-06-10 1991-06-10 蒸気発生装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2953106B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2712611B1 (fr) * 1993-11-19 1996-02-02 Seb Sa Générateur de vapeur pour fer à repasser .
CN108589227B (zh) * 2018-06-14 2021-01-26 广东美的环境电器制造有限公司 挂烫机
CN113440065B (zh) * 2021-06-30 2022-06-03 添可智能科技有限公司 一种清洗机、地刷及喷气组件

Also Published As

Publication number Publication date
JPH04363506A (ja) 1992-12-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US3828930A (en) Filter screen installation
JP2953106B2 (ja) 蒸気発生装置
US5398548A (en) Karman vortex flow meter
US927449A (en) Nozzle for bluing steel sheets.
US12038023B2 (en) Rotational flow generator, piping system, semiconductor manufacturing apparatus, and heat exchanger
ATE162095T1 (de) Filtereinrichtung
JP3111245B2 (ja) 衛生機器のスプレーダ取付け構造
JP3558401B2 (ja) 熱湯用蛇口
JP6595832B2 (ja) 粒子除去装置及び半導体製造装置
US2923482A (en) Shower head
JPH09145006A (ja) ボイラ管
JPH0626462A (ja) 固形分補集用トラップ
JP3990994B2 (ja) 浴槽湯口装置
JP2574421B2 (ja) スチーム入浴室のスチーム吐出口装置
GB1374292A (en) Device for the separation of solids from liquids in a pipeline
JPH0526139Y2 (ja)
JP2973683B2 (ja) 蒸気発生装置
JPS6016813Y2 (ja) オリフイス
JP3208536U (ja) エアゾールを用いた簡易集塵装置
WO1997019286A3 (de) Rohrkrümmer für förderleitungen zur förderung von gegebenenfalls feststoffbefrachteten flüssigkeiten oder gasen
JPS5520903A (en) Hot water valve
EP0425746A1 (en) Fluid jet nozzle structure
Ikeda et al. One-dimensional unsteady separable flow theory taking into account flow reattachment
JPH10238709A (ja) 点検ニップル
JPH0468518B2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20070716

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080716

Year of fee payment: 9

S801 Written request for registration of abandonment of right

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R311801

ABAN Cancellation of abandonment
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080716

Year of fee payment: 9

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350