JP2952452B2 - 放射線画像読取処理条件決定方法 - Google Patents

放射線画像読取処理条件決定方法

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JP2952452B2
JP2952452B2 JP4280058A JP28005892A JP2952452B2 JP 2952452 B2 JP2952452 B2 JP 2952452B2 JP 4280058 A JP4280058 A JP 4280058A JP 28005892 A JP28005892 A JP 28005892A JP 2952452 B2 JP2952452 B2 JP 2952452B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、放射線画像を表わす画
像信号のヒストグラムに基づいて、画像信号を得る際の
読取条件,画像信号に画像処理を施す際の画像処理条件
を求める放射線画像読取処理条件決定方法に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】記録された放射線画像を読み取って画像
信号を得、この画像信号に適切な画像処理を施した後、
画像を再生記録することは種々の分野で行われている。
たとえば、後の画像処理に適合するように設計されたガ
ンマ値の低いX線フィルムを用いてX線画像を記録し、
このX線画像が記録されたフィルムからX線画像を読み
取って電気信号に変換し、この電気信号(画像信号)に
画像処理を施した後コピー写真等に可視像として再生す
ることにより、コントラスト,シャープネス,粒状性等
の画質性能の良好な再生画像を得ることが行われている
(特公昭61-5193号公報参照)。
【0003】また本願出願人により、放射線(X線,α
線,β線,γ線,電子線,紫外線等)を照射するとこの
放射線エネルギーの一部が蓄積され、その後可視光等の
励起光を照射すると蓄積されたエネルギーに応じて輝尽
発光を示す蓄積性蛍光体(輝尽性蛍光体)を利用して、
人体等の被写体の放射線画像情報を一旦シート状の蓄積
性蛍光体に記録し、この蓄積性蛍光体シートをレーザー
光等の励起光で走査して輝尽発光光を生ぜしめ、得られ
た輝尽発光光を光電的に読み取って画像信号を得、この
画像データに基づき被写体の放射線画像を写真感光材料
等の記録材料、CRT等に可視像として出力させる放射
線画像記録再生システムがすでに提案されている(特開
昭55-12429号,同56-11395号,同55-163472 号,同56-1
04645 号,同55- 116340号等)。
【0004】このシステムは、従来の銀塩写真を用いる
放射線写真システムと比較して極めて広い放射線露出域
にわたって画像を記録しうるという実用的な利点を有し
ている。すなわち、蓄積性蛍光体においては、放射線露
光量に対して蓄積後に励起によって輝尽発光する発光光
の光量が極めて広い範囲にわたって比例することが認め
られており、従って種々の撮影条件により放射線露光量
がかなり大幅に変動しても、蓄積性蛍光体シートより放
射される輝尽発光光の光量を読取ゲインを適当な値に設
定して光電変換手段により読み取って電気信号に変換
し、この電気信号を用いて写真感光材料等の記録材料、
CRT等の表示装置に放射線画像を可視像として出力さ
せることによって、放射線露光量の変動に影響されない
放射線画像を得ることができる。
【0005】上記システムにおいて、蓄積性蛍光体シー
トに照射された放射線の線量等に応じて最適な読取条件
で読み取って画像信号を得る前に、予め低レベルの光ビ
ームにより蓄積性蛍光体シートを走査してこのシートに
記録された放射線画像の概略を読み取る先読みを行い、
この先読みにより得られた先読画像信号を分析し、その
後上記シートに高レベルの光ビームを照射して走査し、
この放射線画像に最適な読取条件で読み取って画像信号
を得る本読みを行うように構成されたシステムもある。
【0006】ここで読取条件とは、読取りにおける輝尽
発光光の光量と読取装置の出力との関係に影響を与える
各種の条件を総称するものであり、例えば入出力の関係
を定める読取ゲイン,スケールファクタあるいは、読取
りにおける励起光のパワー等を意味するものである。
【0007】また、光ビームの高レベル/低レベルと
は、それぞれ、上記シートの単位面積当りに照射される
光ビームのエネルギーの大/小、もしくは上記シートか
ら発せられる輝尽発光光のエネルギーが上記光ビームの
波長に依存する(波長感度分布を有する)場合は、上記
シートの単位面積当りに照射される光ビームのエネルギ
ーを上記波長感度で重みづけした後の重みづけエネルギ
ーの大/小をいい、光ビームのレベルを変える方法とし
ては、異なる波長の光ビームを用いる方法、レーザ光源
等から発せられる光ビームの強度そのものを変える方
法、光ビームの光路上にNDフィルター等を挿入,除去
することにより光ビームの強度を変える方法、光ビーム
のビーム径を変えて走査密度を変える方法、走査速度を
変える方法等、公知の種々の方法を用いることができ
る。
【0008】また、この先読みを行うシステムか先読み
を行わないシステムかによらず、得られた画像信号(先
読画像信号を含む)を分析し、画像信号に画像処理を施
す際の最適な画像処理条件を決定するようにしたシステ
ムもある。ここで画像処理条件とは、画像信号に基づく
再生画像の階調や感度等に影響を及ぼす処理を該画像信
号に施す際の各種の条件を総称するものである。この画
像信号に基づいて最適な画像処理条件を決定する方法
は、蓄積性蛍光体シートを用いるシステムに限られず、
たとえば従来のX線フィルム等の記録シートに記録され
た放射線画像から画像信号を得るシステムにも適用され
ている。
【0009】上記画像信号(先読画像信号を含む)に基
づいて読取条件および/または画像処理条件(以下、読
取条件等と呼ぶ。)を求める演算は、あらかじめ多数の
放射線画像を統計的に処理した結果からそのアルゴリズ
ムが定められている(たとえば、特開昭60-185944 号公
報,特開昭61-280163 号公報参照)。
【0010】この従来採用されているアルゴリズムのひ
とつとして、画像信号のヒストグラムを求め、このヒス
トグラムに基づいて読取条件等を求める方法が知られて
いる。このヒストグラムに基づいて読取条件等を求める
方法に関し、これを細分すると、画像信号のヒストグラ
ムから画像情報として必要な範囲の最大値と最小値の両
者を求め、この最大値と最小値とに挾まれた範囲内の画
像情報が例えば本読みにおいて精度良く読み取られるよ
うに読取条件等を求める方法(特開昭60-156055 号公報
参照)、上記ヒストグラムから最大値のみを求め、その
最大値から所定値を引いた値を最小値とし、この最大値
と最小値とに挾まれた範囲を必要な画像情報の範囲とす
る方法(特開昭60-185944 号公報参照)、ヒストグラム
から最小値のみを求め、その最小値に所定値を足した値
を最大値とし、この最小値と最大値とに挾まれた範囲を
必要な画像情報の範囲とする方法(特開昭61-280163 号
公報参照)、その他差分ヒストグラムを用いる方法(特
開昭63-233658 号参照)、累積ヒストグラムを用いる方
法(特開昭61-170730 号公報参照)、ヒストグラムを判
別基準により複数の小領域に分割する方法(特開昭63-2
62141 号参照)等、多数の方法を用いて必要な画像情報
の範囲を求めてこれにより読取条件等を定める方法が知
られている。
【0011】このヒストグラムにより読取条件等を求め
る際には上述したようにヒストグラムの最大値と最小値
を設定する必要がある。例えば、上述した方法において
最大値を設定する場合、あるしきい値を設定し、ヒスト
グラムの最も低い画像信号値側からみて、はじめてヒス
トグラムの頻度がしきい値を越えた点の画像信号値を最
大値とする方法、最小値を設定する場合はヒストグラム
の最も高い画像信号値からみて、はじめてヒストグラム
の頻度がしきい値を越えた点の画像信号を最小値とする
方法、画像信号の累積ヒストグラムを求め、この累積ヒ
ストグラムにおいて累積頻度があるしきい値を越えた点
あるいは累積頻度の全体に対する割合があるしきい値を
越えた点の画像信号レベルを最大値もしくは最小値とす
る方法等により、最大値、最小値を設定している。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、例えば
読取条件等を決定するための画像信号に担持された画像
情報の中には必要とされる画像情報のみでなく種々の不
要な画像情報が含まれており、その不要画像情報の存在
によって所望とする画像情報範囲の最大値、最小値を適
切に求められない場合が生じ得る。そして、もしその場
合のように求められた最大値、最小値が適切な値でない
ときは、それらに基づいて決定された読取条件や画像処
理条件も不適当なものとなり、結局、観察読影適性の優
れた可視像を再生することが困難となる。
【0013】そのような場合の一例として、マーゲン画
像の場合を挙げることができる。すなわち、マーゲン
(胃)の検査のための放射線画像を得る際に、バリウム
等の造影剤によりマーゲン部分を造影して撮影を行うも
のであるが、この造影剤により造影された部分は、造影
されていない部分と比べてかなり低い濃度となってい
る。このマーゲン画像のヒストグラムの一例を図7(a)
に示す。図7(a) に示すヒストグラム1′においては3
つの山が現れるが、山Aは造影剤部分に対応する低濃度
領域であり、山Bは所望とする被写体の濃度に対応する
領域であり、山Cは直接放射線が照射されたすぬけ部に
対応する領域である。このヒストグラム1′から所望と
する被写体の濃度に対応する領域の最大値、最小値を求
め、これらから前述した方法により読取条件等を決定す
る場合、本来ヒストグラム1′の山Bにおける画像信号
値Smax が最大値、画像信号値Smin が最小値とされる
のが望ましい。
【0014】しかしながら、上述したヒストグラムの最
大値、最小値を求める方法は一義的であるため、造影剤
部分の面積やすぬけ部の面積が変動することにより山
A、山Cの高さ、面積が変動すると最大値、最小値を正
確に求めることができない。このような値をヒストグラ
ムの最大値、最小値としてしまうと、所望とする画像情
報範囲が広すぎたり狭すぎたりするものとなり、診断に
必要な部分の画像の濃度を正確に表現することができ
ず、その結果満足な診断が困難となる。これは、マーゲ
ン画像の場合に限らず、人工骨、金属を含む画像、照射
野絞りをかけて撮影を行った画像のように低濃度領域を
有する画像についても同様である。
【0015】また、被写体の濃度にムラがある画像の場
合、ヒストグラムは図7(b) に示すように、所望とする
被写体に対応する山D、ムラに対応する山E、すぬけ部
に対応する山Fを有するものとなり、図7(b) のヒスト
グラム2′の山Dにおける画像信号値Smax 、Smin が
それぞれ前述した最大値、最小値とされるのが望まし
い。しかしながら、前述したようにヒストグラムの最大
値の決め方は一義的であるため、ムラに対応する山E、
すぬけ部に対応する山Fの面積が変動することにより、
最大値、最小値を正確に求めることができない。この場
合も、画像の濃度を正確に表現することができず、満足
な診断が困難となる。
【0016】すなわち、ヒストグラムにおける必要とさ
れる画像情報の範囲が広すぎたり狭すぎたりすると、最
適な読取条件等を決定することは困難であり、その結果
観察読影適正に優れた可視像を得ることが困難となる。
【0017】したがって、上記方法により画像信号に基
づいて読取条件や画像処理条件を決定しようとする場合
には、常に適切な画像情報の必要とされる範囲の最大
値、最小値を求め、その最大値、最小値に基づいてそれ
らの条件を決定することが望ましい。
【0018】なお、上記の問題は放射線画像情報を記録
する記録媒体の種類を問わず、つまり記録媒体が蓄積性
蛍光体シートであるか否かを問わず生じ得るものであ
る。
【0019】本発明の目的は、上記事情に鑑み、画像信
号のヒストグラムに画像情報としては不要な低濃度領
域、高濃度領域が含まれていてもそれに影響されること
なく適切な所望画像情報範囲の最大値、最小値を求め、
その最大値、最小値に基づいて適切な読取条件や画像処
理条件を決定することのできる放射線画像情報の読取処
理条件決定方法を提供することにある。
【0020】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の放射線画
像読取処理条件決定方法は、放射線画像を担持する画像
信号のヒストグラムを求め、該ヒストグラムから前記画
像信号の前記放射線画像の画像情報として必要な範囲に
おける最大値と最小値とを求め、該最大値と最小値とに
基づいて前記放射線画像の読取処理条件を決定する方法
において、前記ヒストグラムにおける最大画像信号の側
から見て最も近い、所定の幅W1以上の幅を有する山を
検出し、該山における前記ヒストグラムの頻度の値が前
記最大画像信号値の方から見て初めて所定のしきい値T
1 を超えた点の画像信号値S1 を求め、前記ヒストグ
ラムにおける最小画像信号値の側から見て最も近い所定
の幅W2以上の幅を有する山を検出し、該山における前
記ヒストグラムの頻度の値が前記最大画像信号値の方か
ら見て初めて所定のしきい値Th2 を超えた点の画像信
号値S2 を求め、前記画像信号値S1 と前記画像信号値
2 とが略等しい場合は、該画像信号値S1 とS2 のい
ずれか一方を前記最大値として検出し、前記画像信号値
1 と前記画像信号値S2 とが異なる場合は、前記最小
画像信号値と前記画像信号値S2 との間にある前記ヒス
トグラムのピークP1 および前記画像信号値S2 と前記
画像信号値S1 との間にある前記ヒストグラムのピーク
2 を検出し、前記ヒストグラムにおける前記ピークP
1 を有する山の幅a1 および前記ピークP2 を有する山
の幅a2 を求め、前記幅a1 が前記幅a2 より大きい場
合は、前記画像信号値S2 を前記最大値として検出し、
前記幅a1 が前記幅a2 より小さい場合は、前記画像信
号値S1 を前記最大値として検出することを特徴とする
ものである。
【0021】
【作用】放射線画像を担持する画像信号のヒストグラム
には、前述したように、放射線画像として必要な情報に
対応する山(メインヒストグラム)のほか、すぬけ部等
の高濃度領域に対応する山、造影剤等の低濃度領域に対
応する山、散乱線に対応する山等の放射線画像としては
不要な情報に対応する山を有するものである。本発明に
よる放射線画像読取処理条件は、ヒストグラムの最大画
像信号値の側からみて最も近い所定幅W1 以上の幅を有
する山、すなわち、すぬけ部等の高濃度領域に対応する
山を越えた山を検出し、この検出された山におけるヒス
トグラムから、画像信号値S1 を求めるようにした。次
いでヒストグラムの最小画像信号値の側からみて最も近
い所定幅W2 以上の幅を有する山、すなわち、低濃度側
にある山を越えた山を検出し、この検出された山におけ
るヒストグラムから画像信号値S2 を求めるようにし
た。
【0022】そしてこの画像信号値S1 と画像信号値S
2 とが等しい場合は、画像信号値S1 ,S2 のいずれか
一方を放射線画像の画像情報として必要な範囲における
最大値とするものである。さらに、画像信号値S1 とS
2 とが異なる場合は、最小画像信号値S1 と画像信号値
2 との間におけるヒストグラムのピークP1 と、画像
信号値S1 とS2 との間にあるヒストグラムのピークP
2 とを求め、このピークP1 とP2 とを有する山の幅a
1 ,a2 を比較し、幅a1 ,a2 の大きい方の山をメイ
ンヒストグラムであるという前提のもとに、幅の大きい
方の山の最大画像信号値側にある画像信号値を最大値と
して検出するようにしたものである。
【0023】このようにして検出された最大値は、ヒス
トグラムにおける不要な画像情報に対応する部分を除い
た領域の最大値であるため、この最大値に基づいて最小
値を求めて読取条件等を求めれば、そのヒストグラムに
対応する画像に最適な読取条件等を求めることができ
る。
【0024】
【実施例】以下、図面を参照しながら本発明の実施例に
ついて詳細に説明する。
【0025】以下に説明する実施例は、前述の蓄積性蛍
光体シートを利用した放射線画像情報記録再生システム
において本発明を適用したものである。
【0026】まず最初に条件決定用の画像信号である先
読画像信号に基づいて本読みの際の読取条件を決定する
実施例について説明する。
【0027】まず、被写体の放射線画像情報が記録され
た蓄積性蛍光体シートから前述のした先読みによって先
読画像信号が読み取られる。
【0028】次に、この読み取られた先読画像信号は、
コンピュータシステムに入力され、このコンピュータシ
ステム内でこの画像信号のヒストグラムを作成される。
このヒストグラムの一例を図1に示す。このヒストグラ
ム1は3つの山を有するものであり、山Aはマーゲンを
造影するためのバリウム等の造影剤等に対応した低濃度
領域に対応し、山Bは必要とされる画像情報を担持する
領域に対応し、山Cは、直接放射線が照射されたすぬけ
部に対応する。
【0029】まず、図1に示すように、ヒストグラム1
における最大画像信号値Smax0の側からみて最も近い、
所定の幅W1 以上の幅を有する山が検出される。ここ
で、すぬけ部は非常に高濃度であるため、これに対応す
る山Cは、幅が幅W1 より狭いものとなっている。した
がって、山Cは検出されることなく、幅W1 以上の幅を
有する山Bが検出される。山Bが検出されると、この山
Bにおいて、ヒストグラム1の頻度の値が最大画像信号
値Smax0の方からみて初めて所定のしきい値Th1 を越
えた点の画像信号値S1 が求められる。
【0030】一方で、ヒストグラム1における最小画像
信号値Smin0の側からみて最も近い、所定の幅W2 以上
の幅を有する山が検出される。ここで、低濃度領域にあ
る山Aは、幅W2 以上の幅を有しているため、山Aが検
出される。山Aが検出されると、この山Aにおいて、ヒ
ストグラム1の頻度の値が最大画像信号値Smax0の方か
らみて初めて所定のしきい値Th2 を越えた点の画像信
号値S2 が求められる。
【0031】画像信号値S1 ,S2 が求められると、画
像信号値S1 と画像信号値S2 とが略同一であるか否か
が判定される。本実施例においては、画像信号値S1
画像信号値S2 とは異なるとの判定がなされる。
【0032】この判定がなされると、最小画像信号値S
min0と画像信号値S2 との間にあるヒストグラム1のピ
ークP1 および画像信号値S2 と画像信号値S1 の間に
あるヒストグラム1のピークP2 が検出される。ここ
で、ピークP1 は山Aのピークであり、ピークP2 は山
Bのピークである。次いで、ピークP1 ,P2 を有する
山A,Bの幅が求められる。この幅は、ピークP1 ,P
2 における頻度の値の略半分の値における山の幅、すな
わち半値全幅を求めるものである。この幅a1 ,a2
求められると、幅a1 と幅a2 との大きさの比較がなさ
れる。本発明は、幅a1 が幅a2 より大きい場合は画像
信号値S2 を、幅a1 が幅a2 より小さい場合は画像信
号値S1 を、画像情報として必要な範囲における最大値
として検出するものである。したがって、本実施例にお
いては、幅a1 は幅a2 より小さいため画像信号値S2
が最大値Smax として検出される。
【0033】このようにして最大値Smax が求められる
と、画像情報として必要な範囲における画像信号値の最
小値Smin が求められる。本実施例においては、図1に
示すように画像信号値S2 をそのままSmin としてもよ
く、また、所定のしきい値Thを設定し、頻度がそのし
きい値を越えた点の画像信号レベルを最小値Smin とす
る方法や、さらには差分ヒストグラムについての累積ヒ
ストグラムを作成し、この累積ヒストグラムにおいて累
積頻度があるしきい値Thを越えた点あるいは累積頻度
の全体に対する割合があるしきい値Thを越えた点の画
像信号レベルを最小値Smin とする方法あるいは、ヒス
トグラムにおける最も低い画像信号値を最小値Smin と
する方法等を採用しても良い。
【0034】次いで、本発明の第2実施例について説明
する。本発明の第2実施例は、図2に示すようなヒスト
グラム2から画像情報として必要な範囲における最大値
を求めるものである。
【0035】図2に示すように、ヒストグラム2は3つ
の山を有するものであり、山Dは必要とされる画像情報
を担持する領域に対応し、山Dは被写体の軟部組織によ
るムラに対応し、さらに山Fは直接放射線が照射された
すぬけ部に対応するものである。
【0036】まず、図2に示すように、ヒストグラム2
における最大画像信号値Smax0の側からみて最も近い、
所定の幅W1 以上の幅を有する山が検出される。ここ
で、すぬけ部は非常に高濃度であるため、これに対応す
る山Fは、幅が幅W1 より狭いものとなっている。した
がって、山Fは検出されることなく、幅W1 以上の幅を
有する山Eが検出される。山Eが検出されると、この山
Eにおいて、ヒストグラム2の頻度の値が最大画像信号
値Smax0の方からみて初めて所定のしきい値Th1 を越
えた点の画像信号値S1 が求められる。
【0037】一方で、ヒストグラム2における最小画像
信号値Smin0の側からみて最も近い、所定の幅W2 以上
の幅を有する山が検出される。ここで、必要とされる画
像情報を担持する領域に対応する山Dは、幅W2 以上の
幅を有しているため、山Dが検出される。山Dが検出さ
れると、この山Dにおいて、ヒストグラム2の頻度の値
が最大画像信号値Smax0の方からみて初めて所定のしき
い値Th2 を越えた点の画像信号値S2 が求められる。
【0038】画像信号値S1 ,S2 が求められると、画
像信号値S1 と画像信号値S2 とが略同一であるか否か
が判定される。本実施例においては、画像信号値S1
画像信号値S2 とは異なるとの判定がなされる。
【0039】この判定がなされると、最小画像信号値S
min0と画像信号値S2 との間にあるヒストグラム2のピ
ークP1 および画像信号値S2 と画像信号値S1 の間に
あるヒストグラム2のピークP2 が検出される。ここ
で、ピークP1 は山Dのピークであり、ピークP2 は山
Eのピークである。次いで、ピークP1 ,P2 を有する
山D,Eの幅が求められる。この幅は、前述した本発明
の第1実施例と同様にピークP1 ,P2 における頻度の
値の略半分の値における山の幅、すなわち半値全幅を求
めるものである。この幅a1 ,a2 が求められると、幅
1 と幅a2 との大きさの比較がなされる。本実施例に
おいては、幅a1 は幅a2 より小さいため画像信号値S
2 が最大値Smax として検出される。
【0040】最大値Smax が求められると、前述した本
発明の第1実施例と同様にして最小値Smin が求められ
る。
【0041】次いで、本発明の第3実施例について説明
する。本発明の第3実施例は、図3に示すようなヒスト
グラム3から画像情報として必要な範囲における最大値
を求めるものであり、山Gは、前述した低濃度領域に対
応し、山Hは必要とされる画像情報を担持する領域に対
応する。
【0042】まず、図3に示すように、ヒストグラム3
における最大画像信号値Smax0の側からみて最も近い、
所定の幅W1 以上の幅を有する山Hが検出される。山H
が検出されると、この山Hにおいて、ヒストグラム3の
頻度の値が最大画像信号値Smax0の方からみて初めて所
定のしきい値Th1 を越えた点の画像信号値S1 が求め
られる。
【0043】一方で、ヒストグラム3における最小画像
信号値Smin0の側からみて最も近い、所定の幅W2 以上
の幅を有する山が検出される。ここで、低濃度領域にあ
る山Gは、幅W2 以上の幅を有しているため、山Gが検
出される。山Gが検出されると、この山Gにおいて、ヒ
ストグラム3の頻度の値が最大画像信号値Smax0の方か
らみて初めて所定のしきい値Th2 を越えた点の画像信
号値S2 が求められる。
【0044】画像信号値S1 ,S2 が求められると、画
像信号値S1 と画像信号値S2 とが略同一であるか否か
が判定される。本実施例においては、画像信号値S1
画像信号値S2 とは異なるとの判定がなされる。
【0045】この判定がなされると、最小画像信号値S
min0と画像信号値S2 との間にあるヒストグラム3のピ
ークP1 および画像信号値S2 と画像信号値S1 の間に
あるヒストグラム3のピークP2 が検出される。ここ
で、ピークP1 は山Gのピークであり、ピークP2 は山
Hのピークである。次いで、ピークP1 ,P2 を有する
山G,Hの幅が求められる。この幅は、前述した本発明
による第1,第2実施例と同様に半値全幅を求めるもの
である。この幅a1 ,a2 が求められると、幅a 1 と幅
2 との大きさの比較がなされる。本実施例において
は、幅a1 は幅a2より小さいため画像信号値S2 が最
大値Smax として検出される。
【0046】最大値Smax が求められると、前述した本
発明の第1,第2実施例と同様にして最小値Smin が求
められる。
【0047】次いで、本発明の第4実施例について説明
する。本発明の第4実施例は、図4に示すようなヒスト
グラム4から画像情報として必要な範囲における最大値
を求めるものであり、山Iは必要とされる画像情報を担
持する領域に対応し、山Iは、すぬけ部に対応するもの
である。
【0048】図4に示すように、ヒストグラム4におけ
る最大画像信号値Smax0の側からみて最も近い、所定の
幅W1 以上の幅を有する山が検出される。ここで、すぬ
け部は非常に高濃度であるため、これに対応する山J
は、幅が幅W1 より狭いものとなっている。したがっ
て、山Jは検出されることなく、幅W1 以上の幅を有す
る山Iが検出される。山Iが検出されると、この山Iに
おいて、ヒストグラム4の頻度の値が最大画像信号値S
max0の方からみて初めて所定のしきい値Th1 を越えた
点の画像信号S1 が求められる。
【0049】一方で、ヒストグラム4における最小画像
信号値Smin0の側からみて最も近い、所定の幅W2 以上
の幅を有する山が検出される。ここで、山Iは、幅W2
以上の幅を有しているため、山Iが検出される。山Iが
検出されると、この山Iにおいて、ヒストグラム4の頻
度の値が最大画像信号値Smax0の方からみて初めて所定
のしきい値Th2 を越えた点の画像信号値S2 が求めら
れる。
【0050】画像信号値S1 ,S2 が求められると、画
像信号値S1 と画像信号値S2 とが略同一であるか否か
が判定される。本実施例においては、画像信号値S1
2とは非常に近接しているため画像信号値S1 と画像
信号値S2 とは略同一であるとの判定がなされる。ここ
で、画像信号値S1 とS2 とが略同一となるとは、画像
信号値S1 とS2 とが画像信号値として4カンタムレベ
ル以内にあるような場合をいう。
【0051】このように、画像信号値S1 と画像信号値
2 とが略同一であるとの判定がなされた場合は、画像
信号値S1 とS2 とのいずれか一方が画像情報として必
要な範囲における最大値Smax として検出され、前述し
た実施例と同様に最小値Smin が検出される。
【0052】次いで、本発明の第5実施例について説明
する。本発明の第5実施例は、図5に示すような1つの
山Kのみを有するヒストグラム5から画像情報として必
要な範囲における最大値を求めるものである。
【0053】まず、図5に示すように、ヒストグラム5
における最大画像信号値Smax0からみて最も近い、所定
の幅W1 以上の幅を有する山が検出されるが、ヒストグ
ラムは山Kを有するのみであるため、山Kが検出され
る。山Kが検出されると、この山Kにおいて、ヒストグ
ラム5の頻度の値が最大画像信号値Smax0の方からみて
初めて所定のしきい値Th1 を越えた点の画像信号値S
1 が求められる。
【0054】一方で、ヒストグラム5における最小画像
信号値Smin0の側からみて最も近い、所定の幅W2 以上
の幅を有する山が検出されるがヒストグラム5は山Kを
有するのみであるため、山Kが検出される。山Kが検出
されると、この山Kにおいて、ヒストグラム5の頻度の
値が最大画像信号値Smax0の方からみて初めて所定のし
きい値Th2 を越えた点の画像信号値S2 が求められ
る。
【0055】画像信号値S1 ,S2 が求められると、画
像信号値S1 と画像信号値S2 とが略同一であるか否か
が判定される。本実施例においては、画像信号値S1
画像信号値S2 とは略同一であるとの判定がなされる。
【0056】このように、画像信号値S1 と画像信号値
2 とが略同一であるとの判定がなされた場合は、画像
信号値S1 とS2 とのいずれか一方が画像情報として必
要な範囲における最大値Smax として検出され、前述し
た実施例と同様に最小値Smin も検出される。
【0057】上述のようにして所望画像情報範囲の最大
値Smax 、最小値Smin が求められると、その最大値S
max 、最小値Smin に基づいて本読みの際の読取条件が
決定される。この最大値Smax 、最小値Smin に基づい
て読取条件を決定する具体的手法も種々のものを使用す
ることが可能であるが、その一例を図6を参照しながら
説明すると以下の通りである。
【0058】すなわち、放射線画像情報記録再生システ
ムにおいては、通常前述のようにして光電読取手段によ
り読取条件に従って輝尽発光光から電気的画像信号を
得、この信号に対して画像処理手段により定められる階
調処理条件に従った階調処理を施し、この信号を画像再
生手段により写真感光材料等に可視出力画像として再生
記録する。この出力画像においては観察読影に適した濃
度範囲が存在し、一般にこの適正濃度範囲(Dmax 〜D
min )は予め定められており、かつ画像再生手段におけ
る再生条件(再生手段への入力と該手段からの出力との
関係を定める条件)もどの様な画像再生手段を用いるか
によって予め定められるので、最適濃度範囲(Dmax 〜
Dmin )に対応する画像再生手段への入力信号レベル
(Rmax 〜Rmin )はこの画像再生条件によって一義的
に定まる。さらに、画像処理手段における階調処理条件
も撮影条件等によって予め定められるので、画像再生手
段への入力信号レベル(Rmax 〜Rmin )に対応する画
像処理手段への入力信号レベル(Qmax 〜Qmin )はこ
の階調処理条件によって一義的に定められる。従って、
適正濃度範囲(Dmax 〜Dmin )に対応する画像処理手
段への入力信号レベル範囲(Qmax 〜Qmin )は、予め
定められる階調処理条件および画像再生条件に従って一
義的に定まる。そこで、上記の如くして求めた最大値S
max および最小値Smin が、上記の如くして決定された
Qmax およびQmin に対応するように読取条件を設定す
る。
【0059】なお、最大値Smax 、最小値Smin がQma
x 、Qmin に対応するように読取条件を設定するとは、
先読みにおける画像信号レベル(Smax 〜Smin )の範
囲が本読みにおいては画像信号レベル(Qmax 〜Qmin
)として読み取られるように読取条件を設定するとい
う意味であり、例えば先読みの際に使用した読取条件
を、先読みと本読みの励起光エネルギの違い等を考慮し
た上で、図6に示す様にシフトさせたりk点を中心とし
て回転させたりして最大値Smax 、最小値Smin がQma
x 、Qmin に対応するように本読みの読取条件を設定す
れば良い。なお、図示の如く読取条件をシフトさせると
は読取ゲインを変化させることであり、回転させるとは
収録スケールファクタを変化させることを意味する。ま
た、読取条件は図示の如き直線的なものに限らず、曲線
的なものであっても良い。
【0060】次に、上述したように決定された最大値S
max 、最小値Smin に基づいて画像処理条件の1つであ
る階調処理条件を決定する実施例について同じく図6を
参照しながら説明する。以下に説明する実施例は最大値
Smax 、最小値Smin に基づかないで適宜に決定した読
取条件に従って本読みを行った場合の本読画像信号を階
調処理する際の条件を決定するものである。
【0061】この場合においては、本読みの読取条件は
適宜に決定されているので、上述したように決定された
先読みにおける画像信号(最大値Smax 〜最小値Smin
)は本読みにおいて(最大値Smax ′〜最小値Smin
′)として読み取られ、これは必ずしも上記(Qmax
〜Qmin )には一致しないので、このままだと画像情報
の必要とされる範囲を適正濃度範囲(Dmax 〜Dmin )
に表示することができなくなる。
【0062】そこで、上述したようにして求められた先
読画像信号における画像情報の必要とされる範囲の最大
値Smax 、最小値Smin が画像再生手段における所望入
力信号範囲の最大信号レベルRmax 、最小信号レベルR
min に対応するように、つまり先読みと本読の読取条件
等を考慮して先読画像信号Smax 、Smin に対応する上
記本読画像信号Smax ′、Smin ′を求め、この(Sma
x ′〜Smin ′)が画像処理後(Rmax 〜Rmin )とし
て出力されるように階調処理条件を決定する。
【0063】階調処理は画像処理手段(階調処理手段)
に入力される各画像信号を一定の条件に従ってそのレベ
ルを変換した上で出力せしめる処理であり、その一定の
条件が階調処理条件と称され、通常は非線形な階調曲線
によって表わされる。
【0064】かかる階調処理は、頭部、胸部等の撮影部
位や単純、造影等の撮影方法等の撮影条件に応じて診断
目的に適した好ましい可視出力画像を得ることを目的と
するものであり、従って、一般的には、各撮影条件に対
して最も好ましいパターンを有する非線形な階調処理条
件の基本形を予め定めておき、各画像の階調処理の際に
はその画像の撮影条件に応じて適切な階調処理条件の基
本形を選出し、その基本形を用いて階調処理を行うのが
好ましい。
【0065】本実施例においても、この様にして画像の
撮影条件に応じて予め定められている階調処理条件の基
本形の中から適切なものを選出し、それを修正して、つ
まりその基本形を、図6中に示されている様に、上下方
向にシフトさせたり、所定の中心点Kを中心として回転
させたりしてSmax ′、Smin ′がRmax 、Rmin とし
て出力されるように位置決めして使用すべき階調処理条
件が決定される。
【0066】なお、階調処理条件としては前述したよう
な非線形のものに限らず直線的なものが使用される場合
も考えられ、その場合は予め決められた1つの直線を上
記の場合と同様に回転もしくはシフトさせてSmax ′、
Smin ′がRmax 、Rmin として出力されるように位置
決めすることにより使用すべき階調処理条件が決定され
る。この方法による階調処理条件の決定は、撮影部位や
撮影方法には基づかないで、画像情報の必要とされる範
囲の最大値Smax 、最小値Smin のみ基づいて行うもの
である。
【0067】また、放射線画像情報記録再生システムの
一態様に上記先読みを行うことなく直ちに本読みを行う
ものがある。この場合には、予め設定された読取条件に
従って本読みを行い、この本読画像信号に基づいて階調
処理条件を決定することとなり、その際にも本発明は適
用可能であり、具体的な手法としては例えば上述の先読
画像信号に基づいて階調処理条件を決定する具体的手法
と同様にして、本読画像信号のヒストグラムを作成して
最大値Smax 、または最小値Smin を求め、この最大値
Smax 、最小値Smin がRmax 、Rmin に対応するよう
に階調処理条件を決定すれば良い。
【0068】なお、上記実施例においては、ヒストグラ
ムの山の幅を求めるのに山の半値全幅を求めているが、
これに限定されるものではなく、山の最も幅の広い部
分、あるいは山のピークの上から3分の1の頻度におけ
る幅等を求めるようにしてもよい。
【0069】また、上述した実施例において、しきい値
Th1 ,Th2 によって画像信号値S1 ,S2 を求める
際に、ヒストグラム全体の面積に応じてしきい値T
1 ,Th2 の値を変化させるようにすれば、より適切
な最大値となる画像信号値S1 ,S2 を求めることがで
きるため、より好ましい。
【0070】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
る放射線画像情報の読取処理条件決定方法は、画像情報
として必要な範囲の最大値を求めるものであるので、例
えば従来の普通の画像信号ヒストグラムに基づいて決定
する場合よりもより適正な所望画像情報範囲の最大値を
求めることができ、これにより適正な最小値を求めるこ
ともでき、より適正な読取条件や画像処理条件を決定す
ることができ、優れた観察読影適性を有する可視像を得
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例により、画像情報として必
要な範囲の最大値を求める方法を説明するための図
【図2】本発明の第2実施例により、画像情報として必
要な範囲の最大値を求める方法を説明するための図
【図3】本発明の第3実施例により、画像情報として必
要な範囲の最大値を求める方法を説明するための図
【図4】本発明の第4実施例により、画像情報として必
要な範囲の最大値を求める方法を説明するための図
【図5】本発明の第5実施例により、画像情報として必
要な範囲の最大値を求める方法を説明するための図
【図6】画像信号とする可視出力画像と濃度との関係を
表す図
【図7】ヒストグラムを表す図
【符号の説明】
1,1′,2,2′,3,4,5 ヒストグラム Smax 最大値 Smin 最小値 P1 ,P2 ピーク a1 ,a2 山の幅 Th1 ,Th2 しきい値

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 放射線画像を担持する画像信号のヒスト
    グラムを求め、該ヒストグラムから前記画像信号の前記
    放射線画像の画像情報として必要な範囲における最大値
    と最小値とを求め、該最大値と最小値とに基づいて前記
    放射線画像の読取処理条件を決定する方法において、 前記ヒストグラムにおける最大画像信号の側から見て最
    も近い、所定の幅W1以上の幅を有する山を検出し、該
    山における前記ヒストグラムの頻度の値が前記最大画像
    信号値の方から見て初めて所定のしきい値Th1 を超え
    た点の画像信号値S1 を求め、 前記ヒストグラムにおける最小画像信号値の側から見て
    最も近い所定の幅W2以上の幅を有する山を検出し、該
    山における前記ヒストグラムの頻度の値が前記最大画像
    信号値の方から見て初めて所定のしきい値Th2 を超え
    た点の画像信号値S2 を求め、 前記画像信号値S1 と前記画像信号値S2 とが略等しい
    場合は、該画像信号値S1 とS2 のいずれか一方を前記
    最大値として検出し、 前記画像信号値S1 と前記画像信号値S2 とが異なる場
    合は、前記最小画像信号値と前記画像信号値S2 との間
    にある前記ヒストグラムのピークP1 および前記画像信
    号値S2 と前記画像信号値S1 との間にある前記ヒスト
    グラムのピークP2 を検出し、 前記ヒストグラムにおける前記ピークP1 を有する山の
    幅a1 および前記ピークP2 を有する山の幅a2 を求
    め、 前記幅a1 が前記幅a2 より大きい場合は、前記画像信
    号値S2 を前記最大値として検出し、 前記幅a1 が前記幅a2 より小さい場合は、前記画像信
    号値S1 を前記最大値として検出することを特徴とする
    放射線画像読取処理条件決定方法。
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