JP2952311B2 - 回転スリーブを備えるローラ - Google Patents

回転スリーブを備えるローラ

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JP2952311B2
JP2952311B2 JP62140720A JP14072087A JP2952311B2 JP 2952311 B2 JP2952311 B2 JP 2952311B2 JP 62140720 A JP62140720 A JP 62140720A JP 14072087 A JP14072087 A JP 14072087A JP 2952311 B2 JP2952311 B2 JP 2952311B2
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    • B21BROLLING OF METAL
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    • B21B27/02Shape or construction of rolls
    • B21B27/03Sleeved rolls
    • B21B27/05Sleeved rolls with deflectable sleeves
    • B21B27/055Sleeved rolls with deflectable sleeves with sleeves radially deflectable on a stationary beam by means of hydraulic supports
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16CSHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
    • F16C13/00Rolls, drums, discs, or the like; Bearings or mountings therefor
    • F16C13/02Bearings
    • F16C13/022Bearings supporting a hollow roll mantle rotating with respect to a yoke or axle
    • F16C13/024Bearings supporting a hollow roll mantle rotating with respect to a yoke or axle adjustable for positioning, e.g. radial movable bearings for controlling the deflection along the length of the roll mantle
    • F16C13/026Bearings supporting a hollow roll mantle rotating with respect to a yoke or axle adjustable for positioning, e.g. radial movable bearings for controlling the deflection along the length of the roll mantle by fluid pressure
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は平らな製品をプレス・圧延するために用いら
れる回転スリーブを備えたローラに関するものであり、
特に大きな押圧力を加えて金属製品を圧延する圧延機に
関するものである。 従来の技術 回転スリーブを備えたローラは先ず最初に製紙業で用
いられ、最近では金属の圧延機で用いられている。この
回転スリーブは細長いビームの形をした固定シャフトを
備え、この固定シャフトの周りには管状スリーブが回転
自在に装着されている。管状スリーブは回転軸線を規定
する圧延方向に対して直角な軸受に支持され、さらに固
定シャフトの長手方向に沿って並んで配置された複数の
支持手段を介して固定シャフトに支持されて、圧延ロー
ルの圧延力伝達面に対応する軸線方向の軸受け面内で心
出しされている。管状スリーブは相対的に薄くて変形で
きるので、各支持手段を選択的に膨らませることによっ
てローラの外側形状を変えてシャフトのたわみを補正
し、圧延中に生じた製品表面の平滑性および厚さの欠陥
を修正することができる(例えば4連または6連圧延機
の場合)。 管状スリーブの各支持手段はシューで構成され、各シ
ューは管状スリーブと固定シャフトとの間に配置され、
ほぼ軸受面内に心出しされており、ほぼ圧下面に向かっ
て放射方向に摺動自在な状態で固定シャフトに取付けら
れている。各シューの片側はそれとほぼ直径が等しい円
筒状支持面を介して管状スリーブの内壁面に当接し、反
対側は調節自在なスラスト手段(一般に油圧ジャッキ)
を介して固定シャフトに当接しており、各シューを放射
方向に駆動することによって管状スリーブに所望の外形
を与えることができる。管状スリーブは各シューの支持
面上を回転するので、シューの支持面と管状スリーブの
内壁面との間に潤滑膜を形成するための油圧流体を連続
的に導入する必要がある。 一般に、各シューは静圧軸受とほぼ同様な役目をし、
その支持面側には外側に向かって開いた凹部からなる油
圧室が設けられていて、潤滑流体がシューの支持面と管
状スリーブとの間の隙間に分配されるようになってい
る。 本出願人の1984年10月31日のフランス国特許出願第84
/16,654号では、シューと管状スリーブとの間の隙間と
管状スリーブの回転方向とに潤滑流体を循環させる手段
を各シューと連結させることによってシューが動圧油軸
受とほぼ同様を作用をさせている。 米国特許第3,131,625号には、各シューの管状スリー
ブへの支持圧力を小さくするために管状スリーブの内壁
上のシューの支持面を大きくし、この支持面が実質的に
四分円より大きい角度のほぼ180゜の扇形部分を被うよ
うにすることを提案している。これによって管状スリー
ブは流体のクッションを介して固定シャフトに支持さ
れ、各シューの中心はほぼ圧縮面内に維持される。この
構造は製紙用のものであり、従って相対的に小さい圧力
のためのものであり、管状スリーブの一端に心出し軸受
を配置し、シューを介して管状スリーブを固定シャフト
で支持するだけでシュー上で管状スリーブを心出しする
ことができる。 しかし、冶金で使用される圧延ロールの場合にはロー
ラが製品またはワークローラにかなりの押圧力を加え
る。従って、シュー上に浮くように取付けられている管
状スリーブは捩られ、製品またはワークローラの回転に
よって引っ張られる。そのため、各端部が管状スリーブ
一体な外側リングと固定シャフトと一体な内側リングと
で構成される心出し軸受によって管状スリーブを保持し
なければならない。しかし、圧延ロールの場合には大き
な押圧力が加わるため、心出し軸受が負荷の一部を吸収
し、管状スリーブの捩の制御が乱れ、局部的に負荷が加
わることになる。 発明が解決しようとする課題 本発明の目的は変形可能な管状スリーブを有するロー
ラの機能を改良して、大きな荷重が加わった場合でも乱
れを起こさずに管状スリーブをシュー上の最適位置に確
実に心出しできるようにすることにある。 課題を解決するための手段 本発明では、管状スリーブの回転方向で上流側にある
支持面の一部分で圧下面に対して上流側に傾いた放射方
向に管状スリーブの内壁面に対して各シューを十分な圧
力で横向きに押す補助手段を有し、この補助手段は運転
中にくさび効果によって各シューを周方向にわずかに移
動させてシュー対して管状スリーブを相対的に心出しで
きるようになっている。 作用 本発明は圧延機、特に4連または6連の圧延機すなわ
ち圧延機のハウジング内で押圧力が加わる2つの鉛直支
柱内に取付けられた支持チョックによって両端が支持さ
れた変形可能な管状スリーブを備え、この管状スリーブ
は両端部に配置された2つの心出し用の軸受に支持され
ている形式の固定シャフトの周りにローラを回転自在に
支持した圧延機に適用するのが特に好ましい。 本発明では、管状スリーブの各心出し用軸受の内側リ
ングが対応する支持チョックに軸線方向に押圧され且つ
ピンによって支持チョックに対して回転しないように固
定されていて、管状スリーブはこのピンとシューとによ
って心出しされる。各シューは少なくとも四分円の角度
の扇形広がっている。管状スリーブの内壁面を放射方向
へ押出す補助手段は圧下面に対して上流側へ傾いた放射
方向へ管状スリーブの内壁面に対して各シューを十分な
圧力で横向きに押し、運転中にくさび効果によって各シ
ューを周方向にわずかに移動させてシューに対して管状
スリーブを相対的に心出しするようになっている。 各シューを横へ押す手段はシューの支持面の上流側に
形成された管状スリーブの内壁面へ向かって開いた少な
くとも1つの側部静圧室と、シューと管状スリーブとの
間の隙間に存在する潤滑流体の少なくとも1部を成す高
圧の潤滑流体をこの側部静圧室へ供給する回路とで構成
されている。 本発明の別の実施例では、側部静圧室をシューと管状
スリーブとの間で潤滑流体を循環させる手段に連結する
(動圧軸受の場合)か、支持面内の側部静圧室に連結す
る(静圧軸受の場合)。静圧軸受の場合には側部静圧室
内の圧力を圧下用静圧室内の圧力より小さくし、例えば
圧下用静圧室内の圧力の3分の1から半分の間にする。 側部静圧室が圧下用静圧室に連結されている場合に
は、管状スリーブの回転方向へ潤滑流体の循環が起るよ
うな流速で潤滑流体が2つの静圧室へ供給され、従っ
て、シューの下流端のくさび効果によって管状スリーブ
が心出しされる。この場合は静圧および動圧で心出しさ
れる。 シューを動作で心出しする場合には、シューの下流端
の油くさびによって本発明の速部静圧室による心出し効
果を制御することができる。 本発明による変形可能なスリーブを備えるローラを有
する圧延機では、固定シャフトの各端部が対応する支持
チョックに固定された円筒部材に遊びなしに差し込ま
れ、回転しないように固定されている。また、各管状ス
リーブを心出しする軸受の内側リングは摩擦リングを介
して対応する支持チョックの円筒部材に摩擦のみで固定
され、摩擦リングは円筒部材の外周に配置された一連の
油圧押圧手段によって内側リングの正面に押圧されてい
るのが好ましい。 各管状スリーブを心出しする軸受の内側リングと固定
シャフトの対応端部とは1本のピンによって相対回転し
ないように止められている。このピンは円筒部材、内側
リングおよび固定シャフトに形成された溝に嵌め込まれ
ている。この溝は圧下面に沿った直線上にある。ピンが
嵌込まれた内側リングの溝の底面はピンから十分な隙間
をあけて離れていて、使用中に内側リングが摩擦リング
上を摺動して管状スリーブを支持チョックに対して位置
決めできるようになっているのが好ましい。 本発明の上記およびその他の特徴および利点は添付図
面を参照した以下の実施例の説明からより明らかになろ
う。 実施例 第1図は、圧延機の2つのワークロール11に連結され
たベアリングロールの概念的な横断面図で、被圧延製品
12はこの2つのワークロール11の間を通過する。 ベアリングロールは固定シャフト2に回転自在に装着
された管状スリーブ1で構成されている。固定シャフト
2は管状スリーブ1の内部に回転方向に対して直角に延
び、ワークロール11の軸線を通る圧下面P内にある圧延
機の回転軸線を規定している。 管状スリーブ1は複数のシュー3を介して固定シャフ
ト2に支持されている。各シュー3は固定シャフト2長
さ全体に沿って圧延機の円筒形内壁面13と固定シャフト
2の下面21との間に配置されている。 各シュー3の片側は管状スリーブ1の内壁面の直径よ
りわずかに小さい直径の円筒形支持面31を介して管状ス
リーブに押圧され、その反対側は圧下面P内に中心があ
る油圧ジャッキ30を介して固定シャフト2に押圧されて
いる。油圧ジャッキ30はシューの本体の内部に凹んだ室
33を有し、この室33内を固定シャフト2に結合されたピ
ストン22が滑動する。後で説明するようにこの油圧ジャ
ッキ30は単に固定シャフトに支持されているだけであ
る。油圧ジャッキ30の室33には油圧タンク4から油供給
回路41を介して油が供給される。この油供給回路41は、
例えば固定シャフト2の中央孔23を通り、固定シャフト
2とピストン22とを通って室33内に通じている。従っ
て、各シュー3は別個の回路41に接続されている。各回
路の流量と圧力の割合は圧延製品12の表面の平坦度を制
御する装置43によって伝達されたデータを用いて制御装
置42によって制御される。この制御装置は公知の任意の
形式のものでよい。この種の装置は既に多数考案されて
おり、公開された文献に記載されている。従って、この
型の装置を詳細に説明する必要はない。ここでは平坦制
御装置43によって与えられたデータによって、制御装置
42が各シュー3のジャッキ30の圧力を調節し、その結
果、管状スリーブは特に加えられた荷重の作用下で固定
シャフト2のゆがみを補整することのできる外側輪郭形
状が与えられるということのみを指摘しておく。 ジャッキ30の押圧力を管状スリーブ1に伝達するため
には潤滑流体膜がシュー3の支持面31と管状スリーブの
内壁面13との間に配置されなければならない。そのため
には種々の装置を使用することができる。 例えば、シュー3の中央部に静圧室5を設けることが
できる。この静圧室5は外側に開いた支持面31内の凹部
を有し、この凹部を油供給回路51を介して油タンク4に
連結する。この油供給回路によってジャッキ30の押圧力
に対応する圧力下で潤滑流体が静圧室5に導入される。
この油供給回路の漏れ量は固定シャフト2の内壁面13と
シュー3の支持面31との間に油が分配されて連続した油
膜52を形成するのに十分な量である。この油膜によって
介してスリーブ1はシュー3に支持された状態で回転す
ることができる。 シュー3の静圧室5への供給圧力は全てのシューにつ
いて同じである。各シューは全てのシューに供給するた
めに固定シャフト2に沿って延びた分配管54に連結され
静圧室5から出た導管53を備えており、油タンク4から
圧力を制御する装置44を介して油供給回路51によって供
給される。 また、本出願人の前記フランス特許出願第84/16,654
号(特願昭59−206974号、特許されている)に記載のよ
うに、シュー3をこのシューと管状スリーブとの間の空
間内の油を循環させるための装置に連結することができ
る。この装置は圧延機の回転方向に対してシュー3の上
流側単部34に循環流体を導する供給回路55を有し、従っ
て、注入された流体は管状スリーブ1の回転によってシ
ュー3の下流端35の方へ移動する。この下流端には油を
集める装置があり、集めた油を油帰還回路56を介して油
タンク4に送る。上記特許では動圧リフト効果を静圧室
5の静圧効果に加えることができる。なお、動圧作用の
みを使用することもできる。 本発明の主たる特徴は、回転方向に対して上流側のシ
ューの支持面の一部36に心出し用の側部静圧室6を設け
ることにある。この側部静圧室6には油タンク4から全
てのシューに共通な油供給回路61を介して油が補給され
る。この油供給回路61は各シューに設けられた導管63を
介して各側部静圧室6に連結された分配管62に通じてい
る。側部静圧室6の油供給回路61は油の流量と圧力を制
御するための手段45を備えている。 従って、圧下面Pに対して傾斜したD方向に充分な圧
力下で側部静圧室6に油を供給すると、シュー3を固定
シャフト2に対し第2図に示す矢印65の方向すなわちシ
ューに対して下流の方向へわずかに周方向へ移動させる
ことができる。この時、シューの下流端35と管状スリー
ブの内壁面13との間の間隔e1はシュー3の上流端34での
間隔e2が大きくなるにつれて小さくなる。従って、シュ
ー3の下流端に油くさびが作られ、これによって油圧ジ
ャッキ30を介して固定シャフト2に支持されたシュー3
に対して管状スリーブ1は自動的に心出しされる。 最小の間隔e0を例えば50ミクロンと定義し、最小の間
隔の関数として圧下用静圧室5および側部静圧室6内の
圧力を決定し、一般に予め決定されている管状スリーブ
の回転速度、温度の上昇、管状スリーブに伝えられる負
荷と、一般に間隔を自動調節によって所望の値に維持す
るための油の循環に作用するパラメータとを決定するこ
とができる。すなわち、シューの支持面31に沿った圧力
の分布を示す第3図の概念図に示すように、各キャビテ
ィの位置を考慮して側部静圧室6内の圧力P2を圧下用静
圧室5内の圧力P1に対応するように決定してシューの中
心面Pに加えられる圧力の間に均衡をとることができ
る。間隔e2が小さくなると下流の圧力が増大し、シュー
3が中央位置へ押し戻され、間隔e2が大きくなると、下
流の圧力が小さくなり、シューは下流方向へ押される。 従って、本発明による側部静圧室6では、流体ベアリ
ングの場合のようにシューの支持面を油くさびを形成す
るのに必要な外形にしなくてもシューの動圧による心出
し用に必要な油くさびを形成することができる。これは
管状スリーブとシューの相対スピードが遅い時でも起こ
る。 図に示すように圧下用静圧室5は正確には圧下面Pの
中心にはなく、好ましくはわずかに下流方向に移動して
いる。その結果、管状スリーブに対する各シューの心出
しは2つの静圧室を組合せた効果を考慮していることが
分かるだろう。 油は、これらの静圧室5、6に一定の割合で導入され
る。従って、各静圧室内の圧力は支持シューの位置の関
数で変る。その結果、油が漏れてシューと管状スリーブ
との間を循環する油に混ざる。全ての油は油帰還回路56
によって回収される。 ピストン22は密封パッキン24を介してジャッキ30の室
33の側面壁に押圧されている。この密封パッキン24はピ
ストン22に対して圧延機の軸線に平行な軸線の周りにシ
ュー3をわずかに回転させることができる軸受の役目を
する。また、ピストンは滑動できるように固定シャフト
2の下面21に支持されている。なお、固定シャフト2の
下面21は圧下面Pに直角な滑らかな平面である。 圧力を加える前はシュー3は圧下面Pに対して平行
で、パッキング25を備えた案内面に沿って滑動して適当
な位置に維持されている。パッキング25によってピスト
ン22とシュー3と管状スリーブの相対位置を決める所定
の間隔、例えば1mmを与えることができる。従って、圧
延機が始動すると各構成要素は自由に位置決めされる。
また、圧力が低くても各シューのピストン22は固定シャ
フト2の滑らかな下面21をわずかに滑動することができ
る。一方、油圧ジャッキ30の圧力が大きくなるとすぐに
ピストン22は固定シャフト2に対して摩擦によって動か
なくなり、シュー3の固定された側面の軸受となる。し
かし、シュー3は支持面31に沿って管状スリーブ1に加
えられた圧力の関数として軸のまりをわずかに回転する
ことができる。 このような配置にすることによって装置が始動した時
に管状スリーブおよび全てのシューは加わっている負荷
の関数で相対的に位置決めされ、ジャッキに圧力が加え
られると、管状スリーブ1およびシューは自動的に心出
しされる。油膜内の負荷の合力F2と油圧室33内の負荷の
合力F1とが等しく、反対向きである時に各シューは安定
した位置をとる。 しかし、作動中の負荷の全部の合力が必ずしもシャフ
トの中心を通過るわけではなく、シャフトにはそれを回
転させようとするトルクが加っており、一方、管状スリ
ーブ1はシューの反対側で押圧面内に支持点を必要とす
る。 このため、第4図、第5図に示した特に好ましい配置
では、管状スリーブの心出し用の軸受8は支持チョック
に対して心出しピン72を介して案内されている。この心
出しピン72は軸受8が固定シャフト2と一緒に回転する
ようロックする役目もする。 第4図に詳細に示すように、固定シャフト2の各端部
20は、間隔無しに支持チョック7に固定された円筒部材
71に嵌め込まれている。この支持チョック7は圧延機の
対応する柱部材76の窓部75内に圧下方向に滑動可能な状
態で装着されている。 管状スリーブ1の各端部には心出し用の軸受8が設け
られている。この軸受8は内側リング81と外側リング82
とを備え、これらのリング81,82の間には円錐形のロー
ラベアリングが配置されている。この円錐形ローラベア
リングによって軸受8は圧延機に加えられた軸方向押圧
力を支持するスラスト軸受として働く。 外側リング82は管状スリーブと一緒に回転するが、こ
の時、内側リングは、加わる負荷によって固定シャフト
2に対して管状スリーブ1を自由に位置決めできるだけ
の間隔を介して固定シャフト2の端部20を取り囲んでい
る。この間隔は圧延製品の厚さも考慮して決める。実際
には内側リング81は摩擦リング73を介して支持チョック
7の円筒部材71に直接支持されている。この摩擦リング
73は円筒部材71の全周に等間隔に配置された一連の油圧
押圧装置74によって内側リング81の前面84に押圧されて
いる。各油圧押圧装置74は加圧油が供給されるジャッキ
からなる。 従って、管状スリーブ1および固定シャフト2の各端
部は、心出しピン72によって規定される2つの中心点の
周りで、互いに独立して変形することができる。この心
出しピン72は圧下面P内でシュー3の反対側に位置し且
つ一直線上に並んだ3つの溝すなわち円筒部材71、固定
シャフト2の端部20及びベアリング8の内側リング81に
各々形成された溝の中に挿入されている。 内側リング81は摩擦リング73を介した摩擦のみで円筒
部材71と一体化されているので、固定シャフト2が押圧
作用で撓んだ時には、固定シャフト2の端部20の軸線に
対応する円筒部材71の軸線が押圧力に対して直角になら
なくなり、その固定シャフトの端部20が隙間無しに挿入
されている支持チョック7は柱部材76の2つの案内面の
間で変位する。一方、管状スリーブ1は負荷や温度変化
の作用でわずかに変形し、ベアリング8の前面84は締付
け方向に移動する、。この移動は固定シャフト2の撓み
によって起こる円筒部材71の上記軸線移動とは独立して
いる。内側リング81の円筒面85と固定シャフト2の端部
20の壁面との間には隙間があるので、これら2つの変形
は互いに独立している。同じ隙間77はピ72と円筒部材71
の対応溝78の底面との間にもある。ベアリング8の反対
にある摩擦リング73と円筒部材71の端部との間の周方向
移動は油圧押圧装置74によって吸収される。 同様に、圧延機が始動すると内側リング81は摩擦リン
グ73上をわずかに滑動して管状スリーブ1を位置決めす
る。その後は油圧押圧装置74による摩擦によってベアリ
ング8は固定される。 上記構造によって各構成要素は各々独立して位置決め
され、また、左右2本の心出しピン72によってチョック
7に固定基準点を直接設けることによって圧延中に油膜
内およびスラストジャッキのチェンバ内の圧力がバラン
スし、支持シューに対して管状スリーブ1が自動的に心
出しされる。従って、安定した流体作動装置が得られ、
各シューは油膜の上記自動調節機構によって自由に位置
決めされる。 本発明は単に実施例として示した上記実施態様の細部
に限定されるものではなく、特許請求の範囲内で変更は
可能である。 特に、静圧および動圧の支持手段を使用するシューを
用いるローラについて記載したが、本発明による側部静
圧室に静圧または動圧のどちらか1つだけを使用するシ
ューを使用することもできる。 既に述べたように、シューが動圧効果のみでスリーブ
を支持する場合には、本発明の心出し用側部静圧室を用
いることによってシューの支持面31を特殊な形状にする
ことなしにシューは自動的に心出しされる。また、シュ
ー3が静圧の静圧室のみを備えている場合には、側部静
圧室6を使用することによって下流端のくさび効果で自
動的に心出しが行われる。この時、シューとローラミル
との間の隙間の油の循環は油供給回路55がなくても圧下
用静圧室5と側部静圧室6との漏れ流れによって確実に
行われる。 以上、本発明を圧延機で使用するベアリングローラで
説明したが、この構造は固定シャフトの長さ方向に沿っ
て配列されたシューを介して固定シャフトに支持された
回転スリーブを備えた他の用途のローラにも適用するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】 第1図は本発明による心出し手段を有する回転ローラを
備えたローラの概念図。 第2図は本発明によるシューの拡大断面図。 第3図は本発明のシューに加わる圧力を示すグラフ。 第4図は圧延機用の変形可能なローラの端部拡大図。 第5図の右側は第4図の線A−A′による断面図であ
り、左側は線B−Aによる断面図である。 (主な参照番号) 1……管状スリーブ、2……固定シャフト 3……シュー、4……油タンク 5……圧下用静圧室、6……側部静圧室 7……支持チョック、11……ワークロール 12……圧延製品、13……内壁面 21,31……支持面、30……油圧ジャッキ 41,51,55……油供給回路、56……油帰還回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭58−54095(JP,A) 特開 昭57−33215(JP,A) 特開 昭57−9320(JP,A) 特表 昭57−501037(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B21B 27/00 - 27/10 F16C 13/00

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 1.1) 細長いビームの形をした固定シャフト(2)
    と、 2) 軸線の周りを回転自在な状態で固定シャフト
    (2)を取り囲んだ管状スリーブ(1)と、 3) 圧下面(P)内で固定シャフト(2)の長手方向
    に沿って互いに並んで配置された、管状スリーブ(1)
    を支持する複数の支持手段と, を有し、 4) 各支持手段は、管状スリーブ(1)と固定シャフ
    ト(2)との間に並んで配置され且つ圧下面(P)内を
    放射方向に摺動自在な状態で支持手段に支持されたシュ
    ー(3)と、シュー(3)を管状スリーブ(1)に向か
    って押圧する液圧ジャッキ(30)とで構成され、 5) 各シュー(3)は基本的には圧下面(P)内に心
    出しされ且つ管状スリーブ(1)の内面(13)の半径に
    ほぼ等しい半径を有する円筒状支持面(31)を有し、 さらに、 6) 各シュー(3)のスラスト力を調節する手段(4
    2)を備えた、少なくとも一つのシュー(3)の液圧ジ
    ャッキ(30)に加圧液体を供給する独立した第1の回路
    (41)と、 7) 円筒状支持面(31)と管状スリーブの内面(13)
    との間の隙間(52)に潤滑流体の膜を形成する手段と、 を有する回転ロールを有する金属の圧延機において、 8) 各シュー(3)は管状スリーブ(1)の回転方向
    に対してシュー(3)の上流端(34)に潤滑流体を供給
    する、上記回路とは別体の第2の回路(55)を有し、こ
    の潤滑流体はシュー(3)の下流端(35)で回収され、 9) 各シュー(3)は上記2つの回路とは別体の第3
    の回路(61)を有し、この第3の回路(61)は管状スリ
    ーブ(1)の回転方向に対して上流側を向いたシュー
    (3)の支持面(31)の側壁(36)に形成され且つ管状
    スリーブ(1)の内面(13)に向かって開口した側部静
    圧室(6)へ加圧流体を供給して、管状スリーブ(1)
    の内面(13)に圧下面(P)に対して上流側に傾いた放
    射方向(D)の横向きスラスト力を与え、 10) 第3の回路(61)はシュー(3)の下流端(35)
    と管状スリーブ(1)の内面(13)との間の遊び(e1)
    を減少させ且つ上流端(34)での遊び(e2)を増加さ
    せ、それによって生じるくさび効果によってシュー
    (3)に対して管状スリーブ(1)が動圧で自動的に心
    出しできるようになっている、 ことを特徴とする圧延機。 2.固定シャフト(2)の両端部(20)が圧延機のハウ
    ジングの両端部の柱(76)に装着され支持チョック
    (7)に支持され、管状スリーブ(1)の各端部には管
    状スリーブと一緒に回転する外側リング(82)と回転し
    ない内側リング(81)とを有する心出し用の軸受(8)
    が設けられ、この軸受(8)の内側リング(81)は軸線
    方向で対応する支持チョック(7)に当接し且つ圧下面
    (P)内に中心がある心出し用のピン(72)によって支
    持チョック(7)に対して回転しないように固定されて
    おり、管状スリーブはこのピン(72)および各シューに
    よって圧下面内に心出しされている、請求項1に記載の
    圧延機。
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