JP2950684B2 - 画像縮小装置 - Google Patents

画像縮小装置

Info

Publication number
JP2950684B2
JP2950684B2 JP4210178A JP21017892A JP2950684B2 JP 2950684 B2 JP2950684 B2 JP 2950684B2 JP 4210178 A JP4210178 A JP 4210178A JP 21017892 A JP21017892 A JP 21017892A JP 2950684 B2 JP2950684 B2 JP 2950684B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pixel
pattern
pixels
block
image
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP4210178A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0662226A (ja
Inventor
俊幸 松原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Consejo Superior de Investigaciones Cientificas CSIC
Original Assignee
Consejo Superior de Investigaciones Cientificas CSIC
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Consejo Superior de Investigaciones Cientificas CSIC filed Critical Consejo Superior de Investigaciones Cientificas CSIC
Priority to JP4210178A priority Critical patent/JP2950684B2/ja
Publication of JPH0662226A publication Critical patent/JPH0662226A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2950684B2 publication Critical patent/JP2950684B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Controls And Circuits For Display Device (AREA)
  • Image Processing (AREA)
  • Editing Of Facsimile Originals (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、2値画像を任意の縮小
率で縮小する画像縮小装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年のソフトコピー通信の要求の高まり
に応じ、受信されたファクシミリ画像をそのまま印字す
るのではなく、ディスプレイにいったん表示することに
より内容を把握し、必要に応じて印字するというディス
プレイ機能付きのファクシミリが出現している。
【0003】このようなディスプレイ機能付きのファク
シミリにはスキャナによる原稿の読み取りまたは印字装
置による印字のための解像度とディスプレイに表示する
ための解像度に隔たりがあり、その解像度の差異を吸収
するために解像度の変換が必要になる。このような解像
度の変換は2値画像を所定の縮小率で縮小すことにより
行われる。2値画像の縮小には2値画像を任意の縮小率
で縮小する画像縮小装置が用いられている。
【0004】ファクシミリ以外にも、イメージスキャナ
等の2値画像を扱う装置には、上記の画像縮小装置が多
く用いられている。
【0005】2値画像を任意の縮小率で縮小する画像縮
小装置においては、縮小変換後の変換画像を元の大きさ
に拡大して原画像に重ねたとするときに変換画像を構成
する変換画素の近傍に位置する所定数の原画素を選び、
それらの間で所定の操作を行うことにより変換画素の値
を決めている。これらの方法には以下のものが知られて
いる。なお、画素の値は、黒画素を1、白画素を0とす
る。
【0006】(1)SPC法 図11は2値画像の画素を点で表し、主走査(X)方向
及び副走査(Y)方向における原画像の画素(原画素)
間の距離を1に正規化して表したものである。X方向及
びY方向に変換する倍率をそれぞれα、βとすると、原
画像に写像させた変換画像の画素(変換画素)間の距離
x、yは x=1/α、y=1/β となる。図においては原画素を○印で、変換画素を×印
で表している。
【0007】SPC法は図12のように、原画素4つで
囲まれた領域を4つの領域G1、G2、G3、G4に分
割する。変換画素の値は、これら4つの原画素に対する
位置に依存し、それぞれの領域に与えられた論理式によ
って決る。ここでP1、P2、P3、P4はそれぞれの
点での原画素の値である。各領域に与えられる論理式と
しては、最も単純なものとして各領域に対し4つの原画
素の各々をそのまま付与するものであり、この場合、S
PC法は変換画素にもっとも近い原画素の値を変換画素
の値とするものである。
【0008】(2)投影法 図13は原画素、変換画素とも矩形の領域で表したもの
である。X方向、Y方向の倍率をそれぞれα、βとする
と、原画素の一辺の長さを1としたときの変換画素のX
方向、Y方向の長さx、yは x=1/α、y=/β となる。
【0009】投影法は、変換画素Qの領域内(以下変換
画素ブロックと称す)に入る複数の原画素(もしくはそ
の一部)の面積をSi、画値をPiとすると、変換画素
Qの値は次式を閾値Tで2値化したものとする。
【0010】 I(Q)=ΣSiPi/ΣSi I(Q)≧Tのとき Q=1 I(Q)<Tのとき Q=0
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記S
PC法を例えば変換倍率1/3に適用すると図14のよ
うになり変換画素は原画素上にあり、その画素値が選ば
れることになる。従って図14の斜線丸部分のような線
幅1の細線が原画像に存在する場合、変換後には細線が
消失することになり、その結果文字やグラフィックパタ
ーン等の画像のヌケが生じることになる。
【0012】また、上記投影法を変換倍率例えば1/3
に適用すると変換画素ブロックに原画素9個が納まるよ
うにとることになり、それぞれの画素の面積はすべて1
で同じなので I(Q)=ΣPi となり、I(Q)は変換画素ブロック内に含まれる原画
素のうちの黒画素の数となる。
【0013】ここで閾値を変換画素ブロックの原画素の
総数の半分すなわち 4.5とすると図15の斜線部分のよ
うな線幅1の細線が存在した場合、 I(Q)=3 となり、変換画素は白となり、上記同様細線が消失す
る。
【0014】細線の消失を防止するために閾値を 2.5に
設定し、細線を保存した場合、図16の斜線部分のよう
な変換画素ブロック間に存在する線幅2の細線はそれぞ
れの変換画素ブロックにおいて黒と判定され、変換後極
めて太い線に変換されてしまう。
【0015】そこで本発明はファクシミリ画像のような
2値画像を縮小する際に生じる細線の消失、および細線
の増幅、を軽減することができ、それにより文字画像の
縮小時に発生する文字のツブレやヌケを防止し、識別可
能な変換画像を作成することが可能な画像縮小装置を提
供することを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明の画像縮小装置は
上述の目的を達成するために、2値画像を任意の縮小率
で縮小する画像縮小装置であって、変換画素からなる縮
小後の画像を元の大きさに拡大して原画素からなる原画
像に重ねたときに各変換画素の近傍に位置する所定数の
原画素のブロックを抽出するブロック抽出手段、該ブ
ロック内の縦方向または横方向に連続する黒画素の位置
を表す予め定義された複数のパターンコードで該ブロッ
クを分類するパターン分類手段、該パターンコードを
記憶するパターンコード記憶手段、該記憶手段から読
み出された着目画素のパターンコードの内容により、す
でに決定された隣接するブロックのパターンコードを参
照し、着目画素ブロックの画素値を決定する決定手段と
を備えたことを特徴とする。
【0017】
【作用】本発明の画像縮小装置においては、ブロック抽
出手段が、変換画素からなる縮小後の画像を元の大きさ
に拡大して原画像に重ねたときに各変換画素の近傍に位
置する所定数の原画素のブロック抽出すると、パター
ン分類手段は、ブロック内の縦方向または横方向に連
続する黒画素の位置を表す予め定義された複数のパター
ンコードで該ブロックを分類し、パターンコード記憶手
は、該パターンコードを記憶し、決定手段は、該記憶
手段から読み出された着目画素のパターンコードの内容
により、すでに決定された隣接するブロックのパターン
コードを参照し、着目画素ブロックの画素値を決定す
る。
【0018】
【実施例】図1は、本発明による画像縮小装置の一実施
例のブロック図を示したものである。図示の画像縮小装
置は図示しないイメージスキャナ等から入力された2値
の原画像データが蓄積されている原画像メモリ1を有し
ている。
【0019】該原画像メモリ1はブロック抽出部2に接
続しており、該ブロック抽出部2は、縮小率に応じ、原
画素メモリ1より変換画素にもっとも近い原画素および
その原画素を中心に8近傍の原画素を抽出する。
【0020】ブロック抽出部2にはパターンコード決定
部3が接続されており、該パターンコード決定部3はブ
ロック抽出部2により抽出された9画素に論理演算、も
しくはテーブル参照によりブロック内の画素パターンの
特徴を数種類のカテゴリーに分類し、コード化する。
【0021】パターンコード決定部3にはパターンコー
ド蓄積部4が接続されており、該パターンコード蓄積部
4はパターンコード決定部により決定された複数ビット
のコードを一時的に蓄積する。
【0022】パターンコード決定部3及びパターンコー
ド蓄積部4は画素決定部5に接続しており、該画素決定
部5はそれぞれの着目画素ブロックのパータンコードに
応じ、現着目画素ブロックパターン以外に現着目画素ブ
ロックパターンの上側及び左側の2つの画素ブロックパ
ターン、もしくは上記2つの画素ブロックパターンに下
側及び右側の画素ブロックパターンを加えた4つの画素
ブロックパターン、を参照し、着目画素ブロックの値を
決定する。
【0023】画素決定部5は変換画素メモリ6に接続
し、該変換画素メモリ6は画素決定部5により決定され
た変換画素値を蓄積する。
【0024】いま、縮小率1/3の場合の画像縮小を想
定する。なお黒画素データの値を1、白画素データの値
を0とする。
【0025】図2は原画像の画素位置と変換画素の画素
位置の関係を示した図である。同図において×印は原画
素の中心、○印は変換画素の中心、点線で囲まれた矩形
領域は原画素、実線で囲まれた矩形領域は変換画素ブロ
ックを示している。
【0026】ブロック抽出部2は原画像メモリ1より図
2の変換画素ブロック単位に原画素データを読み込む。
データの読み込みは左端から初めて左から右に、1ライ
ン分終了したら1ライン下がって左端に戻り再び左から
右に順次進めていく。
【0027】パターンコード決定部3はその9画素のデ
ータを黒画素の分布に応じて4ビットのパターンコード
を決定する。図3は3×3マトリクス内の9画素のデー
タを4ビットのパターンコードb4b3b2b1に変換
する論理式を示している。これは概念的には黒画素が変
換画素ブロックの4辺のうちどの辺に分布しているかを
示すパターンをコード化したものである。
【0028】9画素のデータを図3に示すようにa1か
らa9とすると、変換画素ブロックの上の辺に対応する
ビットb1は b1=(a1×a2×a3)+(a4×a5×a6) で表される。
【0029】同様に変換画素ブロックの左の辺に対応す
るビットb2は b2=(a1×a4×a7)+(a2×a5×a8) で表される。
【0030】同様に変換画素ブロックの右の辺に対応す
るビットb3は b3=(a3×a6×a9)+(a2×a5×a8) で表される。
【0031】同様に変換画素ブロックの下の辺に対応す
るビットb4は b4=(a7×a8×a9)+(a4×a5×a6) で表される。
【0032】上の式からわかるように、各ビットは縦方
向、または横方向に連続する3画素が黒画素のとき1と
なる。
【0033】図4は変換画素ブロック内の画素パターン
に対するパターンコードの一例を図示したものである。
同図の矩形内において斜線は黒画素、空白は白画素、を
示している。
【0034】(a)は一番上の横1列の3画素(a1、
a2、a3)が黒画素(データ値1)でそれ以外は白画
素(データ値0)の場合であり、変換画素ブロックの上
の辺に対応するビットb1のみが1となる。図示の他、
真ん中の横1列の3画素(a4、a5、a6)が黒画素
である場合もビットb1が1となる。但しこの場合は後
述するようにビットb4も1となる。
【0035】(b)は左側の縦1列の3画素(a1、a
4、a7)が黒画素(データ値1)でそれ以外は白画素
(データ値0)の場合であり、変換画素ブロックの左の
辺に対応するビットb2のみが1となる。図示の他、真
ん中の縦1列の3画素(a2、a5、a8)が黒画素で
ある場合もビットb2が1となる。但しこの場合は後述
するようにビットb3も1となる。
【0036】(c)は一番下の横1列の3画素(a7、
a8、a9)が黒画素(データ値1)でそれ以外は白画
素(データ値0)の場合であり、変換画素ブロックの下
の辺に対応するビットb4のみが1となる。図示の他、
真ん中の横1列の3画素(a4、a5、a6)が黒画素
である場合もビットb4が1となる。但しこの場合は前
述したようにビットb1も1となる。
【0037】(d)は右側の縦1列の3画素(a3、a
6、a9)が黒画素(データ値1)でそれ以外は白画素
(データ値0)の場合であり、変換画素ブロックの右の
辺に対応するビットb3のみが1となる。図示の他、真
ん中の縦1列の3画素(a2、a5、a8)が黒画素で
ある場合もビットb2が1となる。但しこの場合は前述
したようにビットb3も1となる。
【0038】図5は、4ビットで示されるパターンコー
ドの一覧を概念的に示している。パターン0は0000
(9画素のすべてが白画素)に、パターン1は0001
(連続する3画素としてa1、a2、a3が黒画素)
に、パターン2は0010(同様にa1、a4、a7が
黒画素)に、パターン3は0011(連続する3画素の
2組としてa1、a2、a3、a4、a7が黒画素)
に、パターン4は0100(連続する3画素としてa
3、a6、a9が黒画素)に、パターン5は0101
(連続する3画素の2組としてa1、a2、a3、a
6、a9が黒画素)にそれぞれ対応する。パターン6は
0110(連続する3画素としてa2、a5、a8が黒
画素または連続する3画素の2組としてa1、a4、a
7、a3、a6、a9の組か、a1、a4、a7、a
2、a5、a8の組か、もしくはa2、a5、a8、a
3、a6、a9の組が黒画素)に対応する。パターン7
は0111(連続する3画素の2組としてa1、a2、
a3、a5、a8が黒画素または連続する3画素の3組
としてa1、a2、a3、a4、a5、a7、a8の組
か、a1、a2、a3、a4、a6、a7、a9の組
か、もしくはa1a2a3a5a6a8a9の組が黒画
素)に、パターン8は1000(連続する3画素として
a7、a8、a9が黒画素)に、パターン9は1001
(連続する3画素としてa3、a5、a6が黒画素また
は連続する3画素の2組としてa1、a2、a3、a
4、a5、a6の組か、a1、a2、a3、a7、a
8、a9の組か、もしくはa4、a5、a6、a7、a
8、a9の組が黒画素)に対応している。パターン10
は1010(連続3画素の2組としてa1、a4、a
7、a8、a9が黒画素)に対応している。パターン1
1は1011(連続する3画素の2組としてa1、a
4、a7、a5、a6が黒画素または連続する3画素の
3組としてa1、a2、a3、a4、a7、a8、a9
の組か、a1、a2、a3、a4、a5、a6、a7の
組か、もしくはa2、a4、a5、a6、a7、a8、
a9の組が黒画素)に対応する。パターン12は110
0(連続する3画素の2組としてa3、a6、a7、a
8、a9が黒画素)に対応する。パターン13は110
1(連続する3画素の3組としてa1、a2、a3、a
6、a7、a8、a9の組か、a1、a2、a3、a
4、a5、a6、a9の組か、もしくはa3、a4、a
5、a6、a7、a8、a9の組が黒画素または連続す
る3画素の2組としてa3、a4、a5、a6、a9が
黒画素)に対応する。パターン14は1110(連続す
る3画素の3組としてa1、a4、a7、a8、a3、
a6、a9の組か、a1、a2、a4、a5、a7、a
8、a9の組か、もしくはa2、a3、a5、a6、a
7、a8、a9の組が黒画素または連続する3画素の2
組としてa2、a5、a8、a7、a9が黒画素)にパ
ターン15は1111(連続する3画素の2組としてa
2、a4、a5、a6、a8、または連続する3画素の
3組としてa1、a2、a3、a5、a7、a8、a9
の組か、a1、a2、a3、a4、a5、a6、a8の
組か、a2、a4、a5、a6、a7、a8、a9の組
か、a1、a4、a7、a5、a3、a6、a9の組
か、a1、a2、a4、a5、a6、a7、a8の組
か、もしくはa2、a3、a4、a5、a6、a8、a
9の組が黒画素、または連続する3画素の4組としてa
1、a2、a3、a4、a6、a7、a8、a9が黒画
素)にそれぞれ対応している。
【0039】パターンコード決定部3により生成された
パターンデータはパターンコード蓄積部4に一時的に蓄
積される。蓄積されるパターンコードデータのデータ量
は画素決定部5の処理タイミングに依存する。すなわち
ハードウェア規模の軽減を考慮して、パターンコード決
定部3と画素決定部5の処理を同時に行う場合は、2ラ
イン分のパターンコード蓄積部4が必要であり、その場
合、画素決定部5は着目画素ブロックのパターンコード
及び該パターンコードの上側及び左側に位置するパター
ンコードを参照する。
【0040】一方、より精度の高い細線の認識を行い、
より画質の向上を目指すために画素決定部5の処理をパ
ターンコード決定部より1段と1ブロックパターン遅ら
せて行う場合は、3ライン分のパターンコード蓄積部が
必要であり、その場合、画素決定部5は着目画素ブロッ
クのパターンコード及び該パターンコードの上側、左
側、右側、下側に位置するパターンコードを参照する。
【0041】結局画素決定部5は、着目画素ブロックに
対応した4ビットのパターン情報とその画素ブロックの
周辺に位置する画素ブロックのパターン情報により、着
目画素ブロック内、及び着目画素ブロックと周辺の画素
ブロック間に存在する細線を認識し、その細線の欠落を
防止し、またその細線に線幅に応じた、細線を保存する
ための処理を行う。
【0042】図6はパターンコード決定部3と画素決定
部5の処理を同時に行う場合、すなわち、着目画素ブロ
ックに対応するパターンコード、及びその画素ブロック
の上側、左側に位置する画素ブロックのパターンコード
を参照する場合、においてそれぞれのパターンコードに
対する着目画素ブロックの画素の位置関係を示してい
る。同図において11は着目画素ブロックにおけるパター
ンコード、12はすでに確定している上側のパターンコー
ド、13はすでに確定している左側のパターンコードを示
している。この3つのパターンコードにより、着目画素
の値を決定する。具体的にはそれぞれのビットの論理演
算、またはテーブル参照等が考えられる。
【0043】図7はそれぞれのパターンコードとそれに
より決定された画素値の一例を示している。
【0044】(a)は着目ブロックがパターン4、その
上と左のブロックがそれぞれパターン4、パターン0の
場合である。このような場合、着目ブロックは黒画素と
され値は1と決定される。これは例えば線幅1の縦細線
が2ブロック(6画素)にわたってブロックの境界に存
在する場合に対応する。
【0045】(b)は着目ブロックがパターン1、その
上と左のブロックがそれぞれパターン8、パターン0の
場合である。このような場合、着目ブロックは白画素と
され値は0と決定される。これは例えば上下の2ブロッ
クにかかる線幅2の1ブロック分(3画素)の横線分が
存在する場合に対応する。
【0046】(c)は着目ブロックがパターン2、その
上と左のブロックがそれぞれパターン0、パターン4の
場合である。このような場合、着目ブロックは白画素と
され値は0と決定される。これは例えば隣あう2ブロッ
クにかかる線幅2の1ブロック分(3画素)の縦線分が
存在する場合に対応する。
【0047】(d)は着目ブロックがパターン1、その
上と左のブロックがそれぞれパターン0、パターン1の
場合である。このような場合、着目ブロックは黒画素と
され値は1と決定される。これは例えば線幅1の横細線
が2ブロック(6画素)にわたってブロックの境界に存
在する場合に対応する。
【0048】これにより画素ブロックの境界に位置する
細線は、保存され、かつ線幅も縮小に応じたものとな
る。
【0049】図8は、画素決定部5の処理をパターンコ
ード決定部より1段と1ブロックパターン遅らせて行う
場合の、ある時点におけるパターンコード分類処理と画
素決定処理の位置を示している。同図に示しているよう
にパターンコード分類処理と画素決定処理をずらして処
理することにより、着目画素の画素値を決定する時、す
でに着目画素パターンの右側、及び下側の画素ブロック
のパターンコードが確定しているため、その画素ブロッ
クのパターンコードをも参照することができる。
【0050】図9はパターンコード決定部と画素決定部
の処理をずらして行う場合、すなわち、着目画素ブロッ
クに対応するパターンコード、及びその画素ブロックの
上側、左側、右側、下側に位置する画素ブロックのパタ
ーンコードを参照する場合、においてそれぞれのパター
ンコードに対する着目画素ブロックの画素の位置関係を
示している。同図において21は着目画素におけるパター
ンコード、22はすでに確定している上側のパターンコー
ド、23は左側のパターンコード、24は右側のパターンコ
ード、25は下側のパターンコードを示している。この5
つのパターンコードにより、着目画素の値を決定する。
具体的にはそれぞれのビットの論理演算、またはテーブ
ル参照等が考えられる。
【0051】図10はそれぞれのパターンコードとそれ
により決定された画素値の一例を示している。
【0052】(a)は着目ブロックがパターン1、その
上下左右のブロックがそれぞれパターン0、パターン
0、パターン1、パターン1の場合である。このような
場合、着目ブロックは黒画素とされ値は1と決定され
る。これは例えば線幅1の横細線が3ブロック(9画
素)にわたってブロックの境界に存在する場合に対応す
る。
【0053】(b)は着目ブロックがパターン3、その
上下左右のブロックがそれぞれパターン8、パターン
0、パターン4、パターン0の場合である。このような
場合、着目ブロックは白画素とされ値は0と決定され
る。これは例えば隣あう2ブロックにかかる線幅2の角
線分が存在する場合に対応する。
【0054】(c)は着目ブロックがパターン4、その
上下左右のブロックがそれぞれパターン4、パターン
4、パターン0、パターン2の場合である。このような
場合、着目ブロックは白画素とされ値は0と決定され
る。これは例えば隣あう2ブロックにかかる線幅2の線
分が存在する場合に対応する。
【0055】これにより上記同様画素ブロックの境界に
位置する細線は、保存され、かつ線幅も縮小に応じたも
のとなる。
【0056】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
ファクシミリ画像のような2値画像を縮小する際に生じ
る細線の消失、および細線の増幅、を軽減することがで
き、それにより文字画像の縮小時に発生する文字のツブ
レやヌケを防止し、識別可能な変換画像を作成すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用される2値画像処理装置のブロッ
ク図。
【図2】縮小率1/3に適用した場合の原画像の画素位
置と変換画素の画素位置の関係を示した図。
【図3】3×3マトリクス内の9画素のデータを4ビッ
トに変換する論理式。
【図4】パターンコードの一例。
【図5】パターンコードの一覧
【図6】パターンコード分類と画素値決定を同時に行う
場合において画素ブロックの位置関係を示した図。
【図7】パターンコードによる画素値の一例。
【図8】パターンコード分類と画素値決定をずらせて処
理する場合の各々の着目画素ブロックを示した図。
【図9】パターンコード分類と画素値決定をずらせて処
理する場合においての画素ブロックの位置関係を示した
図。
【図10】パターンコードによる画素値の一例である。
【図11】原画素と変換画素の位置関係を示した図。
【図12】SPC法の原理を示した図。
【図13】原画素と変換画素を面で表した図。
【図14】SPC法において細線が消失すること示した
図。
【図15】投影法において細線が消失することを示した
図。
【図16】投影法において細線が太くなることを示した
図。
【符号の説明】
1 原画像メモリ 2 ブロック抽出部 3 パターンコード決定部 4 パターンコード蓄積部 5 画素決定部 6 変換画素メモリ

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 2値画像を任意の縮小率で縮小する画像
    縮小装置であって、変換画素からなる縮小後の画像を元
    の大きさに拡大して原画素からなる原画像に重ねたとき
    に各変換画素の近傍に位置する所定数の原画素のブロッ
    クを抽出するブロック抽出手段と、 該ブロック内の縦方向または横方向に連続する黒画素の
    位置を表す予め定義された複数のパターンコードで該ブ
    ロックを分類するパターン分類手段と、 該パターンコードを記憶するパターンコード記憶手段
    と、 該記憶手段から読み出された着目画素のパターンコード
    の内容により、すでに決定された隣接するブロックのパ
    ターンコードを参照し、着目画素ブロックの画素値を決
    定する決定手段とを備えたことを特徴とした画像縮小装
    置。
JP4210178A 1992-08-06 1992-08-06 画像縮小装置 Expired - Fee Related JP2950684B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4210178A JP2950684B2 (ja) 1992-08-06 1992-08-06 画像縮小装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4210178A JP2950684B2 (ja) 1992-08-06 1992-08-06 画像縮小装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0662226A JPH0662226A (ja) 1994-03-04
JP2950684B2 true JP2950684B2 (ja) 1999-09-20

Family

ID=16585074

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4210178A Expired - Fee Related JP2950684B2 (ja) 1992-08-06 1992-08-06 画像縮小装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2950684B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6219157B1 (en) * 1992-06-18 2001-04-17 Canon Kabushiki Kaisha Image coding apparatus

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0662226A (ja) 1994-03-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5526476A (en) Method and apparatus for generating character patterns expressed by coordinates of a coordinate system
US5604605A (en) Method and device for intralinearly halftoning digitized grey value images
JPH04227584A (ja) ビットマップイメージの解像度変換方法
JPH0683357B2 (ja) 画像処理方法
EP0940975A2 (en) Printing of hybrid images, including halftoning
US5195175A (en) Image synthesizing system
JP3980983B2 (ja) 透かし情報埋め込み方法,透かし情報検出方法,透かし情報埋め込み装置,及び,透かし情報検出装置
US4947158A (en) Method and apparatus for filling in an inner region of a pattern
US5926582A (en) Method and system for converting multi-gradated image data into binary image data
EP0454088B1 (en) Image processing apparatus
JP3045008B2 (ja) ハーフトーン画像の圧縮方式
JP2950684B2 (ja) 画像縮小装置
US7259891B2 (en) Image compression method, decompression method thereof and program therefor
JP4156194B2 (ja) 第1の解像度のラスタのデジタルデータを第2の解像度のデジタルデータに変換する方法
JP2547716B2 (ja) デ−タ処理システム
JPH04186486A (ja) 画像処理装置
JPH05342340A (ja) 画像処理方法及びその装置
JP3092194B2 (ja) 画像合成装置
JP2878695B2 (ja) 画像処理装置および多値画像推定方法
JP2614319B2 (ja) 画素数変換方式
JP3014257B2 (ja) 文書読み取り装置
JPH064658A (ja) 画像処理方法及びその装置
JP2885890B2 (ja) 記録制御装置
JP2007081939A (ja) データ平滑化回路
JP3313463B2 (ja) 画像処理装置

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees