JP2949773B2 - 鉛蓄電池 - Google Patents

鉛蓄電池

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JP2949773B2
JP2949773B2 JP2116237A JP11623790A JP2949773B2 JP 2949773 B2 JP2949773 B2 JP 2949773B2 JP 2116237 A JP2116237 A JP 2116237A JP 11623790 A JP11623790 A JP 11623790A JP 2949773 B2 JP2949773 B2 JP 2949773B2
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  • Battery Electrode And Active Subsutance (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、鉛蓄電池の正極活物質の利用率の向上に関
するものである。
従来の技術 鉛蓄電池は二次電池として比較的安価で安定な性能を
有し、電子機器の電源や電動車の電源に広く用いられて
いる。しかし、他の蓄電池系と比較して、エネルギー密
度(Wh/kg)が劣るという欠点がある。これは活物質、
特に正極活物質の利用率が約40%〜50%と悪いためであ
り、活物質の利用率を向上することが望まれる。
鉛蓄電池の正極および、負極の活物質は、原料となる
鉛粉をそれぞれの添加物と共に、希硫酸またはその他の
練液と混合し、攪拌しながらペーストを作り、このペー
ストを格子中に充填し、所定の乾燥、化成の工程を経て
作製される。
正極活物質は二酸化鉛、負極活物質は鉛であり、放
電,充電の反応は、下記の反応式で示すように起こる。
放電反応が進行すると、硫酸鉛の結晶が成長し、極板
の表面を覆うようになる。硫酸鉛は、鉛や二酸化鉛より
も電導度が小さいので、放電反応の進行と共に極板の電
気抵抗が増大し、電圧の降下が起こり、放電の終了とな
る。このとき、極板内部には、未反応の活物質が残存し
ているため、極板全体の活物質の利用率が低くなる。こ
のことが鉛蓄電池のエネルギー密度(Wh/kg)を低下さ
せる原因の一つであると考えられる。
この利用率に大きく影響するのが反応面積であり、活
物質の表面積を大きくすることが放電反応の進行を良く
することとなる。このため従来から負極活物質には硫酸
バリウムなどを添加して活物質の1次粒子の成長を押さ
え微粒子化することが行われてきた。しかし正極に関し
ては微粒子化するのに有効な活物質への添加剤は見つけ
られていない。
発明が解決しようとする課題 上記のように鉛蓄電池では、放電反応生成物の硫酸鉛
が、正、負極板を覆うため反応面積が小さくなっていき
放電の終了となり、極板の内部に未反応の活物質が残る
ために、エネルギー密度(Wh/kg)が低くなっていた。
本発明は上記の課題を解決するもので極板の反応面積
を増大し、活物質の利用率を向上させ、エネルギー密度
(Wh/kg)を向上させた鉛蓄電池を提供することを目的
とするものである。
課題を解決するための手段 上記の課題を解決するため本発明の鉛蓄電池は、ベリ
リウムまたはマグネシウムの化合物を正極活物質間に添
加した極板を用いたものである。
作用 上記の構成のように、正極活物質間にベリリウムまた
はマグネシウムの化合物を添加することにより、正極活
物質粒子を微細化して表面積を大きくすることができ
る。このため極板の反応面積が増大して活物質の利用率
が高められる。すなわち、電池のエネルギー密度(Wh/k
g)が向上することになる。
実施例 本発明の実施例を図面を参照しながら説明する。
実施例1 鉛粉1000gに、鉛粉中の鉛のモル数に対してベリリウ
ムのモル数が1%となるように硫酸ベリリウムを添加し
攪拌した。これに、200gの水を加えてよく練った。さら
に、60gの50%硫酸を徐々に滴下しつつ加え練合した。
これによって得られたペーストをペーストAとする。ペ
ーストAを鉛−カルシウム系合金の鋳造格子に充填し、
乾燥、化成の工程を経て本発明による正極板Aを得た。
同様に従来のペーストとして、鉛粉1000gに、200gの
水を加えよく練った。これに、60gの50%硫酸を徐々に
滴下しつつ加え練合し続けた。これによって得られたペ
ーストをペーストHとする。ペーストHを鉛−カルシウ
ム系合金の鋳造格子に充填し、乾燥、化成の工程を経て
従来の正極板Hを得た。この正極板Hと負極板を2枚/3
枚で配設し、その間にガラス繊維からなるマット状セパ
レータを介在させて組合せ、電解液として希硫酸を含浸
させ、2Ah(10時間率)の従来の密閉型鉛蓄電池Hを得
た。
正極板Aも負極板と2枚/3枚で配設し、その間にガラ
ス繊維からなるマット状セパレータを介在させて組合
せ、電解液として希硫酸を含浸させ従来の密閉型鉛蓄電
池Hと同体積、同重量である本発明密閉型鉛蓄電池Aを
得た。これらの電池AおよびHについて充電200mA,放電
600mAの定電流充放電でサイクル試験を行った。なお放
電の終止電圧は1.75Vに設定し、充電の電気量は容量の1
20%とした。
第1図に放電容量の比較図を示す。従来電池Hの容量
が1850mAhであるのに対して、本発明電池Aは1950mAhで
あり、5.4%の増加となった。放電終了後、これらの電
池AおよびHを正極板に取り出して、洗浄,乾燥した
後、走査電子顕微鏡で活物質の粒子の大きさを観察し
た。その結果、従来の電池Hの活物質の粒子径が約0.2
〜0.3μmであるのに比べて、ベリリウムを添加した本
発明の電池Aの活物質の粒子径は約0.2〜0.3μmの粒子
に加えて約0.05μmの粒子の2種類からなっていた。さ
らにこれらの活物質の比表面積をN2吸着によるBET法で
測定した。この結果、電池Hの活物質の比表面積は5.4m
2/gであったのが電池Aの比表面積は7.8m2/gと増加して
いるのが確認できた。これらのことから活物質中に硫酸
ベリリウムを添加したことによって、活物質粒子が微細
化し表面積が大きくなって、極板の反応面積が増加した
ことが確認できた。その結果、正極活物質の利用率が向
上したと考えられる。
第2図にサイクル試験の寿命カーブを示す。容量が10
00mAhを切ったところをサイクル寿命とした。活物質の
利用率が大きくなったにも係わらず、本発明の電池Aも
従来電池Hも350サイクルとほとんど同じサイクル数で
あった。
実施例2 硫酸ベリリウムの添加量を変えてその特性の比較を行
った。
鉛粉1000gに、鉛粉中の鉛のモル数に対してベリリウ
ムのモル数が第1表に先の電池Aとともに示す各々の割
合となるように硫酸ベリリウムを添加し攪拌した。これ
に、200gの水を加えてよく練った。さらに、60gの50%
硫酸を徐々に滴下しつつ加え、練合し続けた。これによ
って得られたペーストをペーストB〜Gとする。ペース
トB〜Gを鉛−カルシウム系合金の鋳造格子に充填し、
乾燥、化成の工程を経て試験用正極板B〜Gを得た。こ
れらの正極板B〜Gを負極板と2枚/3枚で配設し、その
間にガラス繊維からなるマット状セパレータを介在させ
て組合せ、電解液として希硫酸を含浸させ従来の密閉型
鉛蓄電池Hと同体積、同重量である密閉型鉛蓄電池B〜
Gを得た。これらの試験電池B〜Gについて充電200mA,
放電600mAの定電流充放電でサイクル試験を行った。な
お放電の終止電圧は、1.75Vに設定し、充電電気量は放
電容量の120%とした。
硫酸ベリリウムの添加量に対する放電容量を第3図に
示した。硫酸ベリリウムの添加量が増加するに従い、放
電容量も増加する。しかし添加量0.001%では従来電池
Hとの容量の差はなくなった。
第4図に硫酸ベリリウムの添加量とサイクル寿命との
関係を示した。添加量5%まで従来の電池Hとの差は見
られないが、添加量が7%になるとサイクル寿命は330
サイクルとなり従来電池Hより寿命が多少短くなった。
これらの結果より硫酸ベリリウムの添加量が多くなる
につれて容量は増加する傾向を示すが、添加するベリリ
ウムの量が5%を越えると寿命が短くなってしまう。こ
のため、容量とサイクル寿命の両面から見ると添加する
ベリリウムの量は0.01%〜5%の範囲にせねばならな
い。
なお、上記2つの実施例においては、添加物として硫
酸ベリリウムを用いたが、この他りん酸ベリリウム,ほ
う酸ベリリウム,硫酸マグネシウム,りん酸マジネシウ
ム,ほう酸マグネシウム、でも同様の効果が見られた。
ただし、添加したアルカリ土類金属のモル数が正極活物
質中の鉛のモル数に対して0.01%〜5%でなくてはなら
ない。
発明の効果 以上のように本発明によれば、正極活物質間にベリリ
ウムまたはマグネシウムの化合物を添加することによ
り、活物質粒子を微細化して表面積を大きくすることが
できた。このため極板の反応面積が増大し活物質の利用
率が高められ、電池のエネルギー密度(Wh/kg)を向上
させるという効果が得られた。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による密閉型鉛蓄電池および従来品の放
電容量の比較を示す図、第2図はサイクル試験の寿命の
比較を示す図、第3図はベリリウムの添加量に対する放
電容量を示す図、第4図はベリリウムの添加量に対する
サイクル寿命を示す図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H01M 4/14 - 4/23 H01M 4/56 - 4/57 H01M 4/62 H01M 10/06 - 10/12

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ベリリウムまたはマグネシウムの化合物を
    正極活物質ペーストに添加したことを特徴とする鉛蓄電
    池。
  2. 【請求項2】添加したベリリウムまたはマグネシウムの
    モル数が正極活物質中の鉛のモル数に対して0.01%〜5
    %である特許請求の範囲第1項記載の鉛蓄電池。
  3. 【請求項3】添加したベリリウムまたはマグネシウムの
    化合物が硫酸塩、りん酸塩、ほう酸塩または酸化物のい
    ずれかである特許請求の範囲第1項記載の鉛蓄電池。
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