JP2949570B2 - TNF−α産生抑制剤 - Google Patents

TNF−α産生抑制剤

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JP2949570B2
JP2949570B2 JP8001151A JP115196A JP2949570B2 JP 2949570 B2 JP2949570 B2 JP 2949570B2 JP 8001151 A JP8001151 A JP 8001151A JP 115196 A JP115196 A JP 115196A JP 2949570 B2 JP2949570 B2 JP 2949570B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、TNF−α産生抑
制剤に関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】生体の免疫応答、炎症
反応、造血反応等の生体機能の発現を抑制する蛋白因子
として数多くのサイトカインが発見され、その構造や作
用が解明されるにつれて、該サイトカインの作用が免疫
系に限らず、生体の様々な機能に影響を及ぼし、生体の
発生、分化、恒常性維持や病態生理とも関連深いことが
明らかにされつつある。
【0003】上記サイトカインの内でTNF(Tumor Ne
crosis Factor:腫瘍壊死因子)は、抗腫瘍性のサイトカ
インとして発見され、抗癌剤として期待されたが、その
後、悪液質誘発因子であるカケクチンと同一であること
が判り、IL−1等の他のサイトカインの産生刺激作用
や、線維芽細胞に対する増殖作用、エンドトキシンショ
ック誘発作用、内皮細胞の白血球付着蛋白であるICA
M−1、ICAM−2(Intercellular adhesion molec
ulas)、ELAM(Endothelial Leukocyte adhesion m
olecule-1 )等を増加させて白血球が内皮細胞に付着す
るのを促進する作用、骨吸収の作用、軟骨破壊作用等の
関節炎の成因作用等が報告されている〔Beutler,B., et
al., Nature, 316, 552-554(1985) : Peetre,C., et a
l., J.Clin.Invest., 78, 1694-1700(1986) : Kurt-Jon
es,E.A., et al., J.Immunol., 139, 2317-2324(1987)
: Bevilacqua,M.P., et al., Science, 241, 1160-116
5(1989) : Akatu,K. & Suda,T., Medical Practice, 8
(9) 1393-1396(1991)〕。
【0004】更に、細菌や寄生虫の感染症では、血液中
や髄液中のTNFの濃度が上昇すると報告されている
〔Mituyama,M.,医学のあゆみ, 159 (8) 467-470(1991)
: Nakao,M., 医学のあゆみ, 159 (8) 471-474(1991)
〕。
【0005】また、慢性関節リウマチ(Rheumatoid Art
hritis; RA)でも、関節液中や血清中にTNF活性が認
められ、この活性はTNF−α活性であると報告されて
いる〔Saxne,T., et al., Arthritis Rheum., 31, 1041
(1988) : Chu,C.Q., et al.,Arthritis Rheum.,34, 112
5-1132(1991) : Macnaul,K.L., et al., J.Immunol., 1
45, 4154-4166(1990) : Brennan,F.M., et al., J.Immu
nol.,22, 1907-1912(1992) : Brennan,F.M., et al., B
ri.J.Rheum., 31, 293-298(1992) 〕。
【0006】また、重篤な呼吸器疾患であるARDS
(Adult Respiratory Distress Syndrom: 成人呼吸窮迫
症候群)患者の喀痰中でもTNF濃度が上昇しているこ
とが報告され〔Millar,A.B., et al., Nature, 324, 73
(1986)〕、ウィルス性肝炎の劇症化にもTNFが関与す
るとされている〔Muto,Y., et al., Lancet, ii, 72-74
(1986)〕。
【0007】また、急性心筋梗塞のような心筋虚血時に
血液中のTNF−αの濃度が高くなっていることが報告
されており〔Latini,R.,et.al.,J.Cardiovasc.Pharmaco
l.,23,1-6(1994)〕、このような病態におけるTNF−
αの関与が示唆されている〔Lefer,A.M.,et.al.,Scienc
e,249 ,61-64(1990)〕。更に最近、TNF−αが心筋収
縮力を抑制することが報告されている〔Finkel,M.S.,e
t.al.,Science, 257 ,387-389(1992);Pagani,D.F.,et.a
l.,J.Clin.Invest., 90,389-398(1992)〕。
【0008】しかるに、現在、上記慢性関節リウマチ、
エンドトキシンショックやARDS等の各疾患に対して
満足できる結果を奏する化学療法剤は、尚開発されてお
らず、ステロイド剤や抗炎症剤、血小板凝集抑制剤、抗
生物質等が対症療法的に適用されているに過ぎない。ま
た、上記の通り、之等各疾患と、TNF−αの濃度上昇
や活性上昇とが、深い関連を持つことが示唆されるに至
り、最近TNF−α抗体等の之等の疾患治療への適用も
試みられつつあるが、之等も尚、満足な結果を得られる
には至っておらず、かかる各疾患の治療のための、殊に
TNF−αの過剰産生を抑制できる新しい作用機序によ
る薬剤の開発が当業界で要望される現状にある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の目的は、上記当
業界の要望に合致するTNF−αの異常産生を抑制し
て、前記各種疾患の治療を行ない得る新しいTNF−α
の産生抑制剤を提供する点にある。
【0010】本発明者らは、上記目的より鋭意研究を重
ねた結果、本発明者らが強心剤有効成分として先に開発
した下記一般式(1)で表わされるカルボスチリル誘導
体及びその塩が、上記目的に合致する新しい作用機序に
よるTNF−α産生抑制剤として有効であるという事実
を見い出し、ここに本発明を完成するに至った。
【0011】即ち、本発明によれば下記一般式(1)で
表わされるカルボスチリル誘導体及びその塩からなる群
から選ばれた少なくとも1種を有効成分とするTNF−
α産生抑制剤が提供される。
【0012】
【化2】
【0013】〔式中R1は水素原子又は低級アルキル基
を示す。R2はフェニル環上に置換基として低級アルコ
キシ基を1〜3個有することのあるフェニル低級アルキ
ル基を示す。〕 また本発明によれば、特に上記カルボスチリル誘導体が
6−〔3−(3,4−ジメトキシベンジル)アミノ−2
−ヒドロキシプロポキシ〕カルボスチリル及び/又はそ
の塩である上記TNF−α産生抑制剤が提供される。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明抑制剤において、有効成分
とする一般式(1)で表わされるカルボスチリル誘導体
及びその塩並びに之等の製法については、例えばEP特
許公開第355583号明細書に記載されており、該カ
ルボスチリル誘導体が強心剤として有用であることも公
知である。しかるに、本発明に係わるTNF−αの産生
抑制効果は、上記カルボスチリル誘導体の強心作用とは
関連がなく、勿論、該強心作用からは予測できるもので
はない。
【0015】本発明のTNF−α産生抑制剤は、TNF
−α産生異常に伴う各種疾患、特に慢性関節リウマチ、
エンドトキシンショック、ARDS、熱傷、喘息等の各
疾患、心筋虚血の病態である心筋梗塞、ウィルス性心筋
炎の急性期、特発性拡張型心筋症、虚血性心筋症等の慢
性心不全等の予防乃至治療剤として、また冠動脈バイパ
ス手術(CABG)時や人工心肺使用時に、好適に使用
され得る。
【0016】上記一般式(1)に示される各基はより具
体的にはそれぞれ次の通りである。
【0017】低級アルキル基としては、例えばメチル、
エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、tert−ブチ
ル、ペンチル、ヘキシル基等の炭素数1〜6の直鎖又は
分枝鎖状アルキル基を挙げることができる。
【0018】低級アルコキシ基としては、例えばメトキ
シ、エトキシ、プロポキシ、イソプロポキシ、ブトキ
シ、tert−ブトキシ、ペンチルオキシ、ヘキシルオキシ
等の炭素数1〜6の直鎖又は分枝鎖状のアルコキシ基を
挙げることができる。
【0019】フェニル環上に置換基として低級アルコキ
シ基を1〜3個有することのあるフェニル低級アルキル
基としては、例えばベンジル、2−フェニルエチル、1
−フェニルエチル、3−フェニルプロピル、4−フェニ
ルブチル、1,1−ジメチル−2−フェニルエチル、5
−フェニルペンチル、6−フェニルヘキシル、2−メチ
ル−3−フェニルプロピル、2−(3−メトキシフェニ
ル)エチル、1−(4−メトキシフェニル)エチル、2
−メトキシベンジル、3−(2−エトキシフェニル)プ
ロピル、4−(3−エトキシフェニル)ブチル、1,1
−ジメチル−2−(4−エトキシフェニル)エチル、5
−(4−イソプロポキシフェニル)ペンチル、6−(4
−ヘキシルオキシフェニル)ヘキシル、3,4−ジメト
キシベンジル、3,4,5−トリメトキシベンジル、
2,5−ジメトキシベンジル基等のアルキル部分の炭素
数が1〜6の直鎖又は分枝鎖状アルキル基であり且つフ
ェニル環上に炭素数1〜6の直鎖又は分枝鎖状アルコキ
シ基を1〜3個有することのあるフェニルアルキル基を
挙げることができる。
【0020】本発明の化合物には、R1が水素原子、R2
がフェニル環上に置換基として低級アルコキシ基を1〜
3個有することのあるフェニル低級アルキル基である化
合物;R1が低級アルキル基、R2がフェニル環上に置換
基として低級アルコキシ基を1〜3個有することのある
フェニル低級アルキル基である化合物が包含される。
【0021】本発明の一般式(1)で表わされるカルボ
スチリル誘導体のうち塩基性基を有する化合物は、通常
の薬理的に許容される酸と容易に塩を形成し得る。斯か
る酸としては、例えば硫酸、硝酸、塩酸、リン酸、臭化
水素酸等の無機酸、酢酸、p−トルエンスルホン酸、エ
タンスルホン酸、シユウ酸、マレイン酸、フマル酸、リ
ンゴ酸、酒石酸、クエン酸、コハク酸、安息香酸等の有
機酸を例示できる。
【0022】また本発明の一般式(1)で表わされるカ
ルボスチリル誘導体のうち酸性基を有する化合物は、医
薬的に許容される塩基性化合物を作用させることにより
容易に塩を形成させることができる。該塩基性化合物と
しては例えば水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸
化カルシウム、炭酸ナトリウム、炭酸水素カリウム等を
挙げることができる。
【0023】尚、本発明は光学異性体も当然に包含する
ものである。
【0024】一般式(1)の化合物は通常、一般的な医
薬製剤の形態で用いられる。製剤は通常使用される充填
剤、増量剤、結合剤、付湿剤、崩壊剤、表面活性剤、滑
沢剤等の希釈剤あるいは賦形剤を用いて調製される。こ
の医薬製剤としては各種の形態が治療目的に応じて選択
でき、その代表的なものとして錠剤、丸剤、散剤、液
剤、懸濁剤、乳剤、顆粒剤、カプセル剤、坐剤、注射剤
(液剤、懸濁剤等)等が挙げられる。錠剤の形態に成形
するに際しては、担体としてこの分野で従来よりよく知
られている各種のものを広く使用することができる。そ
の例としては、例えば乳糖、白糖、塩化ナトリウム、ブ
ドウ糖、尿素、デンプン、炭酸カルシウム、カオリン、
結晶セルロース、ケイ酸等の賦形剤、水、エタノール、
プロパノール、単シロップ、ブドウ糖液、デンプン液、
ゼラチン溶液、カルボキシメチルセルロース、セラッ
ク、メチルセルロース、リン酸カリウム、ポリビニルピ
ロリドン等の結合剤、乾燥、デンプン、アルギン酸ナト
リウム、カンテン末、ラミナラン末、炭酸水素ナトリウ
ム、炭酸カルシウム、ポリオキシエチレンソルビタン脂
肪酸エステル類、ラウリル硫酸ナトリウム、ステアリン
酸モノグリセリド、デンプン、乳糖等の崩壊剤、白糖、
ステアリン、カカオバター、水素添加油等の崩壊抑制
剤、第4級アンモニウム塩基、ラウリル硫酸ナトリウム
等の吸収促進剤、グリセリン、デンプン等の保湿剤、デ
ンプン、乳糖、カオリン、ベントナイト、コロイド状ケ
イ酸等の吸着剤、精製タルク、ステアリン酸塩、ホウ酸
末、ポリエチレングリコール等の滑沢剤等を使用でき
る。さらに錠剤は必要に応じ通常の剤皮を施した錠剤、
例えば糖衣錠、ゼラチン被包錠、腸溶被錠、フィルムコ
ーティング錠あるいは二重錠、多層錠とすることができ
る。丸剤の形態に成形するに際しては、担体としてこの
分野で従来公知のものを広く使用できる。その例として
は、例えばブドウ糖、乳糖、デンプン、カカオ脂、硬化
植物油、カオリン、タルク等の賦形剤、アラビアゴム
末、トラガント末、ゼラチン、エタノール等の結合剤、
ラミナラン、カンテン等の崩壊剤等を使用できる。坐剤
の形態に成形するに際しては、担体として従来公知のも
のを広く使用できる。その例としては、例えばポリエチ
レングリコール、カカオ脂、高級アルコール、高級アル
コールのエステル類、ゼラチン、半合成グリセライド等
を挙げることができる。カプセル剤は常法に従い通常有
効成分化合物を上記で例示した各種の担体と混合して硬
質ゼラチンカプセル、軟質カプセル等に充填して調製さ
れる。注射剤として調製される場合、液剤、乳剤及び懸
濁剤は殺菌され、且つ血液と等張であるのが好ましく、
これらの形態に成形するに際しては、希釈剤としてこの
分野において慣用されているものをすべて使用でき、例
えば水、エチルアルコール、マクロゴール、プロピレン
グリコール、エトキシ化イソステアリルアルコール、ポ
リオキシ化イソステアリルアルコール、ポリオキシエチ
レンソルビタン脂肪酸エステル類等を使用できる。な
お、この場合等張性の溶液を調製するに充分な量の食
塩、ブドウ糖あるいはグリセリンを医薬製剤中に含有せ
しめてもよく、また通常の溶解補助剤、緩衝剤、無痛化
剤等を添加してもよい。更に必要に応じて着色剤、保存
剤、香料、風味剤、甘味剤等や他の医薬品を医薬製剤中
に含有させることもできる。
【0025】本発明の医薬製剤中に含有されるべき有効
成分化合物の量としては、特に限定されず広範囲から適
宜選択されるが、通常製剤組成物中に約1〜70重量
%、好ましくは約1〜30重量%とするのがよい。
【0026】本発明の医薬製剤の投与方法は特に制限は
なく、各種製剤形態、患者の年齢、性別その他の条件、
疾患の程度等に応じた方法で投与される。例えば錠剤、
丸剤、液剤、懸濁剤、乳剤、顆粒剤及びカプセル剤の場
合には、経口投与される。また注射剤の場合には単独で
又はブドウ糖、アミノ酸等の通常の補液と混合して静脈
内投与され、更に必要に応じて単独で筋肉内、皮内、皮
下もしくは腹腔内投与される。坐剤の場合には直腸内投
与される。
【0027】本発明の医薬製剤の投与量は、用法、患者
の年齢、性別その他の条件、疾患の程度等により適宜選
択されるが、通常有効成分化合物の量が、一日当り体重
1kg当り、約0.1〜10mg程度とするのがよい。
また投与単位形態の製剤中には有効成分化合物が約1〜
200mgの範囲で含有されるのが望ましい。
【0028】
【実施例】以下に薬理試験結果及び製剤例を掲げる。
【0029】薬理試験 試験化合物として6−〔3−(3,4−ジメトキシベン
ジル)アミノ−2−ヒドロキシプロポキシ〕カルボスチ
リル(以下「化合物1」という)を用いて次の試験を行
なった。
【0030】RPMI−1640培地(ペニシリン10
0単位/ml、ストレプトマイシン0.1μg/mlを
含む)に、10%健常人末梢血(ヘパリン添加)、試験
化合物(30μg/ml)及びリポポリサッカライド
(LPS、3.3μg/ml)を加えて、5%CO2
ンキュベーター内で、37℃、18〜24時間培養し、
この培養上清を遠心操作にて回収し、これを培養上清サ
ンプル(Sup)とした。
【0031】TNF−αの測定は、酵素免疫測定法(E
IA)を用いた。TNF−αの標準曲線より、サンプル
中のTNF−α量を求めた。測定検出限界は20pg/
mlであった。
【0032】
【表1】
【0033】 製剤例1 6−〔3−(3,4−ジメトキシベンジル)アミノ−2− ヒドロキシプロポキシ〕カルボスチリル 5mg デンプン 132mg マグネシウムステアレート 18mg 乳糖 45mg 計 200mg 常法により、1錠中に上記組成を含有する錠剤を製造し
た。
【0034】 製剤例2 6−〔3−(3,4−ジメトキシベンジル)アミノ−2− ヒドロキシプロポキシ〕カルボスチリル 500mg ポリエチレングリコール(分子量:4000) 0.3g 塩化ナトリウム 0.9g ポリオキシエチレンソルビタンモノオレート 0.4g メタ重亜硫酸ナトリウム 0.1g メチル−パラベン 0.18g プロピル−パラベン 0.02g 注射用蒸留水 100ml 上記パラペン類、メタ重亜硫酸ナトリウム及び塩化ナト
リウムを撹拌しながら80℃で上記の蒸留水に溶解し
た。得られた溶液を40℃まで冷却し、本発明化合物、
ポリエチレングリコール及びポリオキシエチレンソルビ
タンモノオレートを順次溶解させ、次にその溶液に注射
蒸留水を加えて最終の容量に調整し、適当なフィルター
ペーパーを用いて滅菌濾過して1mlずつアンプルに分
注し、注射剤を調製した。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) A61K 31/47 CAPLUS(STN) REGISTRY(STN)

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一般式 【化1】 〔式中R1は水素原子又は低級アルキル基を示す。R2
    フェニル環上に置換基として低級アルコキシ基を1〜3
    個有することのあるフェニル低級アルキル基を示す。〕
    で表わされるカルボスチリル誘導体及びその塩からなる
    群から選ばれた少なくとも1種を含有するTNF−α産
    生抑制剤。
  2. 【請求項2】 カルボスチリル誘導体が6−〔3−
    (3,4−ジメトキシベンジル)アミノ−2−ヒドロキ
    シプロポキシ〕カルボスチリルである請求項1に記載の
    TNF−α産生抑制剤。
  3. 【請求項3】 慢性関節リウマチ、エンドトキシンショ
    ック、成人呼吸窮迫症候群、熱傷又は喘息の予防及び/
    又は治療に使用される請求項1又は請求項2に記載のT
    NF−α産生抑制剤。
  4. 【請求項4】 心筋梗塞の予防及び/又は治療、或いは
    ウィルス性心筋炎の急性期に使用される請求項1又は請
    求項2に記載のTNF−α産生抑制剤。
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