JP2949548B2 - おはぎの製造方法 - Google Patents
おはぎの製造方法Info
- Publication number
- JP2949548B2 JP2949548B2 JP5089074A JP8907493A JP2949548B2 JP 2949548 B2 JP2949548 B2 JP 2949548B2 JP 5089074 A JP5089074 A JP 5089074A JP 8907493 A JP8907493 A JP 8907493A JP 2949548 B2 JP2949548 B2 JP 2949548B2
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- JP
- Japan
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- rice
- glutinous rice
- grains
- rice balls
- make rice
- Prior art date
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- Cereal-Derived Products (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、作りたての柔らかさ
を、長期間保持する様にした、おはぎの製造方法に関す
るものである。
を、長期間保持する様にした、おはぎの製造方法に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来、おはぎは作ってから時間が経過す
ると、素材のもち米の水分が発散するので、廻りのあん
この水分を吸収しおはぎは硬くなり、本来のおはぎの柔
らかさが失われ、おいしさに欠けるため作ってから短時
間のうちに食べることが一般的あった。
ると、素材のもち米の水分が発散するので、廻りのあん
この水分を吸収しおはぎは硬くなり、本来のおはぎの柔
らかさが失われ、おいしさに欠けるため作ってから短時
間のうちに食べることが一般的あった。
【0003】
【発明が解決しょうとする課題】この様に、作りたての
状態のまま、おいしく食べれる時間が短いため、保存し
て置くことが出来ない。また、店頭での販売も冷えると
共に硬くなり商品価値が下がっていた。そのため、多量
の注文に応じる場合、短時間に製造しなければならない
ことから、一時的に人手を多く必要としていた。これら
のことから、冷凍保存しても解凍後、作り立ての状態の
まま、おいしく食べられるおはぎが望まれている。その
ためには、米粒に硬化防止剤の成分を浸透させ粘膜で米
の組織を覆うことであるが、もち米をつぶして素材とし
ている大福餅の場合は、もち米をつぶす時に硬化防止剤
を混入して、素材全体にまんべんなく混入させることが
出来るので効果があるが、おはぎの素材の場合は、米粒
状のまま保持しなければならないため、硬化防止剤の成
分を安定した状態で、米粒に浸透させることは困難とさ
れていた。
状態のまま、おいしく食べれる時間が短いため、保存し
て置くことが出来ない。また、店頭での販売も冷えると
共に硬くなり商品価値が下がっていた。そのため、多量
の注文に応じる場合、短時間に製造しなければならない
ことから、一時的に人手を多く必要としていた。これら
のことから、冷凍保存しても解凍後、作り立ての状態の
まま、おいしく食べられるおはぎが望まれている。その
ためには、米粒に硬化防止剤の成分を浸透させ粘膜で米
の組織を覆うことであるが、もち米をつぶして素材とし
ている大福餅の場合は、もち米をつぶす時に硬化防止剤
を混入して、素材全体にまんべんなく混入させることが
出来るので効果があるが、おはぎの素材の場合は、米粒
状のまま保持しなければならないため、硬化防止剤の成
分を安定した状態で、米粒に浸透させることは困難とさ
れていた。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、米粒の中に硬
化防止剤の成分である粘り気のある物質を浸透させ、米
粒から水分の発散を抑制する事に成功したものである。
その方法は、おはぎの素材であるもち米を、蒸し上がっ
た後適温に保持し、硬化防止剤を溶解した溶解液の中
に、もち米を浸漬けし、保温箱で75℃程度に保持し、
40分程度蒸し、もち米の粒に硬化防止剤の成分を浸透
させ、ひと粒ひとつぶを粘膜で覆ったことを特徴とした
おはぎの製造方法である。
化防止剤の成分である粘り気のある物質を浸透させ、米
粒から水分の発散を抑制する事に成功したものである。
その方法は、おはぎの素材であるもち米を、蒸し上がっ
た後適温に保持し、硬化防止剤を溶解した溶解液の中
に、もち米を浸漬けし、保温箱で75℃程度に保持し、
40分程度蒸し、もち米の粒に硬化防止剤の成分を浸透
させ、ひと粒ひとつぶを粘膜で覆ったことを特徴とした
おはぎの製造方法である。
【0005】
【作 用】このような工程で、もち米を処理すること
により、米粒の中に硬化防止剤の成分である、粘り気の
ある物質が米の組織の中に入り込み、米粒ひとつひとつ
が粘膜で覆われることにより、米粒からの水分の発散が
抑制されると共に、廻りをくるんでいる、あんこの水分
も、米粒に吸収されにくくなるため、お互いに水分のバ
ランスが保たれ、いつまでも作りたてのやわらかさが保
持される。
により、米粒の中に硬化防止剤の成分である、粘り気の
ある物質が米の組織の中に入り込み、米粒ひとつひとつ
が粘膜で覆われることにより、米粒からの水分の発散が
抑制されると共に、廻りをくるんでいる、あんこの水分
も、米粒に吸収されにくくなるため、お互いに水分のバ
ランスが保たれ、いつまでも作りたてのやわらかさが保
持される。
【0006】
【実施例】以下、本発明の実施例について説明する。な
お、もち米を蒸し上げるまでの工程と、本発明のもち米
の処理が終わった後のおはぎを作る工程は、従来と同様
のため省略する。蒸し上がったもち米を適温に保持し
て、食品添加物硬化防止剤を温水で溶解し、その溶解液
の中にもち米を浸漬けして、もち米と溶解液がまんべん
なく浸透するよう混ぜ合わせ、保温箱で75℃程度に保
ち40分程度蒸す。この様に適温、適時間を要して蒸し
上がったもち米には、硬化防止剤の成分である、粘り気
のある物質が米粒の組織に入り込み、ひと粒ひとつぶが
粘膜で包み込まれ、米粒の水分発散を抑制する働きをす
るので、もち米の粒は長期間柔らかさを保ち、冷凍保存
しても、解凍後は、柔らかさを保持する。本発明の工程
により処理したもち米は、粒のまま素材として使用する
全ての加工食品に応用出来るもので、例えば少し硬目に
蒸して赤飯などにも使用することができ、おはぎと同様
の効果がある。
お、もち米を蒸し上げるまでの工程と、本発明のもち米
の処理が終わった後のおはぎを作る工程は、従来と同様
のため省略する。蒸し上がったもち米を適温に保持し
て、食品添加物硬化防止剤を温水で溶解し、その溶解液
の中にもち米を浸漬けして、もち米と溶解液がまんべん
なく浸透するよう混ぜ合わせ、保温箱で75℃程度に保
ち40分程度蒸す。この様に適温、適時間を要して蒸し
上がったもち米には、硬化防止剤の成分である、粘り気
のある物質が米粒の組織に入り込み、ひと粒ひとつぶが
粘膜で包み込まれ、米粒の水分発散を抑制する働きをす
るので、もち米の粒は長期間柔らかさを保ち、冷凍保存
しても、解凍後は、柔らかさを保持する。本発明の工程
により処理したもち米は、粒のまま素材として使用する
全ての加工食品に応用出来るもので、例えば少し硬目に
蒸して赤飯などにも使用することができ、おはぎと同様
の効果がある。
【0007】
【発明の効果】本発明の工程で、もち米を処理すると、
おはぎは、いつまでも作りたての柔らかさを保持し、長
期間冷凍保存しても解凍後は、作りたてのままの状態が
保持される。また、大量に製造し冷凍保存しておくこと
により、注文に応じた出荷が可能となり、製造コストが
安定し、冷凍ケースで販売することも出来るため、いつ
までも新鮮のまま保持でき商品価値か高まる。また、冷
凍流通により、国内をはじめ国外にも輸出が可能になり
販路の拡大が出来る。
おはぎは、いつまでも作りたての柔らかさを保持し、長
期間冷凍保存しても解凍後は、作りたてのままの状態が
保持される。また、大量に製造し冷凍保存しておくこと
により、注文に応じた出荷が可能となり、製造コストが
安定し、冷凍ケースで販売することも出来るため、いつ
までも新鮮のまま保持でき商品価値か高まる。また、冷
凍流通により、国内をはじめ国外にも輸出が可能になり
販路の拡大が出来る。
Claims (1)
- 【請求項1】 おはぎの素材であるもち米を蒸し上げ、
適温に保持し、硬化防止剤を溶解し、この溶解液にもち
米を浸漬けし、保温箱で75℃程度に保持し40分程度
蒸したことを特徴とするおはぎの製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5089074A JP2949548B2 (ja) | 1993-03-09 | 1993-03-09 | おはぎの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5089074A JP2949548B2 (ja) | 1993-03-09 | 1993-03-09 | おはぎの製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06253742A JPH06253742A (ja) | 1994-09-13 |
JP2949548B2 true JP2949548B2 (ja) | 1999-09-13 |
Family
ID=13960715
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5089074A Expired - Fee Related JP2949548B2 (ja) | 1993-03-09 | 1993-03-09 | おはぎの製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2949548B2 (ja) |
-
1993
- 1993-03-09 JP JP5089074A patent/JP2949548B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH06253742A (ja) | 1994-09-13 |
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Legal Events
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
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