JP2949069B2 - 金型等の曲面研磨具 - Google Patents

金型等の曲面研磨具

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JP2949069B2
JP2949069B2 JP7663696A JP7663696A JP2949069B2 JP 2949069 B2 JP2949069 B2 JP 2949069B2 JP 7663696 A JP7663696 A JP 7663696A JP 7663696 A JP7663696 A JP 7663696A JP 2949069 B2 JP2949069 B2 JP 2949069B2
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伸男 神農
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  • Finish Polishing, Edge Sharpening, And Grinding By Specific Grinding Devices (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、プラスチック
型、ブロー型、プレス型等の切削加工以上の面仕上に使
用される金属表面の曲面研磨具に関するものである。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】金型における曲面の研
磨は人手による仕上が主であった。また専用機も販売さ
れているが、高価で作動プログラムの作成にも専用装置
が必要とされ、研磨対象も比較的大型のもので起伏の少
ない曲面に制限されるとのことから、プラスチック型や
ブロー型のように研磨対象となるキャビティの型面が小
さく、また起伏の多いものには使用しにくいものであっ
た。
【0003】この発明は上記従来の課題を解決するため
に考えられたものであって、その目的は、研磨材を保持
するコア部材を可変自在にケーシングに内装することに
より、市販の研磨材及び数値制御加工機を使用して、作
動プログラムにより研磨曲面と研磨材の間隔を一定に保
ち、かつ一定の接触圧により型面を研磨することができ
る新たな曲面研磨具を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的によるこの発明
は、弾性の研磨材を先端に有する研磨棒と、上端の中心
軸上に回動支点となる球節を突設し、その球節と同心の
凸曲面に下端面を形成するとともに、下端の中心軸上に
上記研磨棒のチャック受部を突設したコア部材と、内部
に形成したコア収容部の内底面を上記コア部材の下端面
と適合する凹曲面に形成して中央に上記チャック受部の
貫通孔を穿設し、コア収容部の上部に上記球節と回動自
在に嵌合する凹曲面を下面に有する受座をバネ部材によ
り下方に弾圧して設けたケーシングと、ケーシング側部
から収容部内にバネ部材により弾圧してコア部材の中心
軸に対し直角に設けた多数の支持部材とからなり、上記
コア部材を上記受座のバネ部材により弾圧して下端面を
上記内底面に当接し、かつ側面を上記支持部材により弾
力的に支持して上記ケーシング内に収容してなる、とい
うものである。
【0005】上記研磨部材としては、砥粒をゴム等の弾
性材に混入した円柱形、先端面を半球形などに形成した
ものを金属のシャンクの先端に取付けた市販の研磨材を
そのまま使用することができる。
【0006】また研磨装置としては数値制御加工機を使
用し、作動プログラムの作成もその加工機を動作させ
て、研磨曲面と研磨材の間隔を一定に保ち、かつ一定の
接触圧(押し代)を保つように作成される。また作動プ
ログラムによる接触圧は被研磨面の形状や研磨中の研磨
材の摩耗による外形変化に対応できるように、研磨材の
弾性以上に設定されるが、この際の過大な接触圧は上記
コア部材の上下移動及び傾斜により吸収される。
【0007】
【発明の実施の形態】図中1は砥粒をゴムに練り込んだ
弾性の研磨材2を先端に有する研磨棒で、ケーシング3
の内部に回動かつ上下自在に収容したコア部材4に、チ
ャック部材5をもって取付けてある。
【0008】上記コア部材4の上端の中心軸上には回動
支点となる球節6を突設してあり、下端面は球節6と同
心の円弧を描く凸曲面に形成してある。また下端の中心
軸上には内周壁にねじを部分的に形成した中空軸による
チャック受部7が突設してあり、このチャック受部7を
底部8の中央に穿設した貫通孔9より下方へ突出させ
て、ケーシング内のコア収容部10に可動自在に収容し
てある。
【0009】上記コア収容部10の内底面は、上記コア
部材4の下端面と適合する凹曲面に形成してあり、上部
には上記球節6と回動自在に嵌合する凹曲面を下面に有
する受座11が、バネ部材12により下方に弾圧して設
けてある。これによりコア部材4は下端面を上記内底面
に当接して底部8に受け止められている。
【0010】またケーシング3の側部には、5個の支持
部材13,13がバネ部材14,14により弾圧してコ
ア部材4の中心軸に対し直角に、ケーシング側部から収
容部内に向けて放射状に設けてあり、これにより各支持
部材13,13の先端部がコア部材4の側部の凹所1
5,15に収まって、コア部材4を先端により垂直に弾
撥支持するとともに、ケーシング3とコア部材4とを円
周方向に対して一体的に連結している。
【0011】なお16は中央部に装着軸17を突設した
ケーシング3の蓋板部材、18は蓋部材16とケーシン
グ上下を一体的に縫着している止めねじである。
【0012】上記曲面研磨具では、上記装着軸17を図
では省略したが、数値制御加工機の下端に突出した回動
軸に装着して使用することができる。回転はケーシング
3からコア部材4に支持部材13,13を介して伝達さ
れ、ケーシング3と共にコア部材4が円周方向に回転す
る。この回転によりチャック部材5をもってコア部材4
に取付けた上記研磨材2も同一方向に回転して、半球面
状に形成した先端面により型面などを研磨する。
【0013】上記コア部材4は放射状に存する側部の多
数の支持部材13,13により常に垂直に支えられてい
る。またコア部材4に対しては、研磨中の研磨材2の摩
耗による外形変化に対応できるように、研磨材2の弾性
よりも大きな押圧力が加えられて、押し代を一定にして
いる。
【0014】研磨面の凹凸による押圧力の強弱は、コア
部材4の上下移動よる上記バネ部材12の伸縮により自
動的に調整されるが、研磨材2の回転に大きな負荷を与
えるほどの過大な接触圧のときには、コア部材4の球節
6の部分に応力が集中し、これによりコア部材4の下端
面が内底面上を滑って、研磨棒1と共に図3に示すよう
に傾斜する。この傾斜により過大な接触圧は吸収されて
押し代が一定に保たれる。
【0015】またコア部材4と受座11との嵌合を球節
6により行っているので、傾斜方向は無制限となり、そ
の傾斜も常に5方向から弾圧支持する支持部材13,1
3の圧縮されたバネ部材14が、直ちに元に押し戻すの
ように作用するので即答性があり、コア部材4はあらゆ
る方向に即座に反応して過大な接触圧に対処する。この
結果、起伏の大小を問わず曲面の研磨がスムーズに行わ
れることになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明に係る金型等の曲面研磨具の一実施
形態の縦断正面図。
【図2】 同上の平断面図である。
【図3】 コア部材の傾斜の一例を示す縦断正面図であ
る。
【符号の説明】
1 研磨棒 2 研磨材 3 ケーシング 4 コア部材 5 チャック部材 6 球節 7 チャック受部 8 ケーシングの底部 9 貫通孔 10 コア収容部 11 受座 12 バネ部材 13 支持部材 14 バネ部材 15 凹所

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 弾性の研磨材を先端に有する研磨棒と、
    上端の中心軸上に回動支点となる球節を突設し、その球
    節と同心の凸曲面に下端面を形成するとともに、下端の
    中心軸上に上記研磨棒のチャック受部を突設したコア部
    材と、内部に形成したコア収容部の内底面を上記コア部
    材の下端面と適合する凹曲面に形成して中央に上記チャ
    ック受部の貫通孔を穿設し、コア収容部の上部に上記球
    節と回動自在に嵌合する凹曲面を下面に有する受座をバ
    ネ部材により下方に弾圧して設けたケーシングと、ケー
    シング側部から収容部内にバネ部材により弾圧してコア
    部材の中心軸に対し直角に設けた多数の支持部材とから
    なり、 上記コア部材を上記受座のバネ部材により弾圧して下端
    面を上記内底面に当接し、かつ側面を上記支持部材によ
    り弾力的に支持して上記ケーシング内に収容してなるこ
    とを特徴とする金型等の曲面研磨具。
JP7663696A 1996-03-29 1996-03-29 金型等の曲面研磨具 Expired - Fee Related JP2949069B2 (ja)

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