JP2948696B2 - クラッチ制御装置 - Google Patents

クラッチ制御装置

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JP2948696B2
JP2948696B2 JP4052184A JP5218492A JP2948696B2 JP 2948696 B2 JP2948696 B2 JP 2948696B2 JP 4052184 A JP4052184 A JP 4052184A JP 5218492 A JP5218492 A JP 5218492A JP 2948696 B2 JP2948696 B2 JP 2948696B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、自動車などの車両用
の自動発進のクラッチ制御装置に関するものである。特
に、滑り易い路面での発進操作を容易にするためのクラ
ッチ制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】自動車等の車両においては、内燃機関
(エンジン)と駆動輪との間に発進クラッチを介在させ
て、内燃機関と駆動輪との力学的結合度を連続的に、ま
たは不連続的に変えることにより、発進や停止時の連続
的な加速や減速、また内燃機関の最低運転回転数に対応
する車速以下の微速度走行を行う。また、発進クラッチ
は、内燃機関に対し過負荷による機関の不調や停止を避
ける役割を担い、内燃機関の性能を十分に発揮させるも
のである。
【0003】この発進クラッチの機能が自動的に行われ
る自動発進クラッチには、流体クラッチや、制御装置で
制御される板クラッチや電磁クラッチ等がある。
【0004】例えば、特開昭64−44338号公報に
示されているように、自動発進クラッチには、運転者が
アクセルペダルを踏んでない状態でシフトレバーを走行
レンジにした場合、自動発進クラッチが伝達するトルク
により車両が動く、又は動こうとする機能、いわゆるク
リープ機能がある。
【0005】ところで、従来の自動発進クラッチでのク
リープ制御においては、エンジン回転数に対応する目標
クラッチ伝達トルクにするように、クラッチ伝達トルク
を制御している。このクリープ制御では、エンジン回転
数が高いほど、強いクリープとなるように制御されてい
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述したような従来の
クラッチ制御装置では、クリープの強さ(以下、「クリ
ープ量」という。)が運転状況に関係なく一義的に決ま
るためクリープの目標機能を十分満足していない。例え
ば、滑り易い路面では、運転者のアクセルペダル操作に
より発進する場合、駆動輪のスリップを起こし易いが、
クリープを利用するとスリップすることなく容易にスム
ースな発進ができる。ところが、クリープ量が小さいと
発進が遅すぎるし、また雪道では動き出さないことがあ
る。一方、クリープ量が大きいと通常使用する微速移動
には速すぎるという問題点があった。
【0007】この発明は、前述した問題点を解決するた
めになされたもので、運転状況によりクリープ量の強さ
を選択でき、クリープの利用範囲を拡大することができ
るクラッチ制御装置を得ることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明に係るクラッチ
制御装置は、内燃機関と駆動輪の間の駆動力を接断する
クラッチの伝達トルクを制御する伝達トルク制御手段
と、路面状況に合った制御モードを選択するためのスノ
ーモードスイッチと、クラッチ制御がホールドモードの
場合に、前記スノーモードスイッチがオフのときは通常
クリープ用マップを選択し現在のエンジン回転数に対応
する目標クラッチ圧を求め、前記スノーモードスイッチ
がオンのときには前記通常クリープ用マップよりもクリ
ープ量が強い高クリープ用マップを選択し現在のエンジ
ン回転数に対応する目標クラッチ圧を求め、前記いずれ
かの目標クラッチ圧に基づいて前記伝達トルク制御手段
を制御してクリープ量を制御するクリープ制御手段とを
備えたものである
【0009】
【作用】この発明においては、伝達トルク制御手段によ
って、内燃機関と駆動輪の間の駆動力を接断するクラッ
チの伝達トルクが制御される。また、スノーモードスイ
ッチによって、路面状況に合った制御モードが選択され
。そして、クリープ制御手段によって、クラッチ制御
がホールドモードの場合に、前記スノーモードスイッチ
がオフのときは通常クリープ用マップを選択し現在のエ
ンジン回転数に対応する目標クラッチ圧を求め、前記ス
ノーモードスイッチがオンのときには前記通常クリープ
用マップよりもクリープ量が強い高クリープ用マップを
選択し現在のエンジン回転数に対応する目標クラッチ圧
を求め、前記いずれかの目標クラッチ圧に基づいて前記
伝達トルク制御手段が制御されてクリープ量が制御され
る。
【0010】
【実施例】
実施例1.この発明の実施例1の構成を図1を参照しな
がら説明する。図1は、この発明の実施例1の構成を示
す図である。なお、各図中、同一符号は同一又は相当部
分を示す。
【0011】図1において、2はベルト駆動式の無段変
速機、2Aはベルト、4は駆動側プーリ、6は駆動側固
定プーリ部片、8は駆動側可動部片、10は被駆動側プ
ーリ、12は被駆動側固定プーリ部片、14は被駆動側
可動プーリ部片である。
【0012】駆動側プーリ4は、入力軸である回転軸1
6に固定された駆動側固定プーリ部片6と、回転軸16
の軸方向に移動可能かつ回転不可能に回転軸16に装着
された駆動側可動プーリ部片8とを有する。また、被駆
動側プーリ10も、駆動側プーリ4と同様に、出力軸で
ある回転軸17に固定された被駆動側固定プーリ部片1
2と、被駆動側可動プーリ部片14とを有する。
【0013】駆動側可動プーリ部片8と被駆動側可動プ
ーリ部片14には、ハウジング18、20が各々装着さ
れ、油圧室22、24が各々形成される。油圧室22の
駆動側可動プーリ部片8の油圧受圧面積は、油圧室24
の被駆動側可動プーリ部片14の油圧受圧面積よりも大
きく設定してある。これにより、油圧室22に作用する
油圧を制御することで変速比であるベルトレシオを変化
させる。
【0014】また、油圧室24内には、被駆動側固定プ
ーリ部片12と被駆動側可動プーリ部片14との間の溝
幅を減少する方向に被駆動側可動プーリ部片14を付勢
するばね等からなる付勢手段26を設ける。この付勢手
段26は、始動時のように油圧が低い場合に、フルロー
側の大きな変速比とし、かつベルト2Aの保持力を維持
して滑りを防止するものである。
【0015】回転軸16に設けられたオイルポンプ28
は、オイルパン100内に還流した作動油をストレーナ
102を介して吸い込み油路32に圧送する。この油路
32は油圧室24と連通すると共に、三方電磁弁42で
油路40を通じて制御される変速制御弁であるプライマ
リ圧制御弁34と油路30を介して油圧室22と連通す
る。
【0016】また、油路32は、三方電磁弁58で油路
56を通じて制御されるクラッチ圧制御弁52を介して
油路64と連通する。油路32の油圧であるライン圧
は、三方電磁弁50で油路48を通じて制御されるライ
ン圧制御弁44で、例えば6〜25Kgf/cm2に調
圧される。
【0017】前記ライン圧を減圧する調圧弁38によっ
て、油路60は制御用に一定圧、例えば4.2Kgf/
cm2に調圧され、各制御弁34、44、52と各三方
電磁弁42、50、58に導かれる。
【0018】油路64の油圧であるクラッチ圧は、この
油路64に接続されている油圧センサ68により検出さ
れる。また、油路64はクラッチ油圧室72に連通して
いる。発進クラッチである油圧クラッチ62は、回転軸
17に取り付けられた入力側ケーシング70と、この入
力側ケーシング70内に設けたクラッチ油圧室72と、
この油圧室72の油圧で押されるピストン74と、この
ピストン74を引き戻す方向に付勢する円環状スプリン
グ76と、ピストン74の押進力と円環状スプリング7
6の付勢力とにより進退動可能に設けた圧力板78と、
出力側の摩擦板80と、ケーシング70に固設した圧力
板82とから構成される。
【0019】油圧クラッチ62は、クラッチ油圧室72
に作用させるクラッチ圧を高めると、ピストン74は押
進して圧力板78と圧力板82とを摩擦板80に圧着さ
せ、いわゆる結合状態になる。一方、クラッチ圧を低く
すると、円環状スプリング76の付勢力によりピストン
74は引き戻されて圧力板78と圧力板82とを摩擦板
80から離間させ、いわゆるクラッチ切れの状態にな
る。この油圧クラッチ62の接離により、無段変速機2
の出力する駆動力を断続する。
【0020】ハウジング18の外側に入力軸回転検出歯
車84及び回転検出器86を設ける。また、ハウジング
20の外側に出力軸回転検出歯車88及び回転検出器9
0を設ける。この実施例1では、回転検出器86で検出
される入力軸回転数N1はエンジン回転数Neに等しい
ので、入力軸回転数N1と回転検出器90で検出される
出力軸回転数N2から電子制御部98により変速比Rc
=N1/N2が算出される。
【0021】油圧クラッチ62には、前進用歯車92F
と後進用歯車92Rから構成される出力伝達用歯車92
が設けられている。また、後進用歯車92Rの近傍に最
終出力軸94の回転数を検出する回転検出器96が設け
られている。最終出力軸94は、図示しない終減速歯
車、差動機構、駆動軸、そして駆動輪へとつながってい
る。従って、回転検出器96の検出する回転数N3から
車速が算出できる。さらに、油圧クラッチ62の入出力
回転数差=|N1−N2|、すなわちクラッチスリップ
量も算出できる。
【0022】圧力センサ68、各回転検出器86、9
0、96及びオイルパン100の油温を検出する油温セ
ンサ66からの各種信号に併せて、スロットル開度、ア
クセルスイッチ信号、ブレーキ信号、パワーモードオプ
ション信号、シフトレバー位置信号等の各種信号を入力
して制御を行う電子制御部98が設けられている。この
電子制御部98は、運転状態検出のためのこれらの入力
信号により各種制御モードの決定を行い、ライン圧や変
速比やクラッチ断続状態を制御するように、ライン圧制
御用の三方電磁弁50、変速制御用の三方電磁弁42、
クラッチ圧制御用の三方電磁弁58を操作する。
【0023】電子制御部98に入力される入力信号の機
能について説明する。 (1)シフトレバー位置の検出信号 P、R、N、D、L等の各レンジ信号により各レンジに
要求されるライン圧や変速比、クラッチの制御に資す
る。 (2)スロットル開度の検出信号 予めプログラムに入力されたデータからエンジントルク
を検知し、目標変速比、あるいは目標エンジン回転数の
決定に資する。 (3)アクセルスイッチ信号 アクセルペダルの踏み込み状態によって運転者の意志を
検知し、走行時あるいは発進時の制御方法の決定に資す
る。
【0024】(4)ブレーキ信号 ブレーキペダルの踏み込み動作の有無を検知し、クラッ
チの切り離し等の制御方法の決定に資する。 (5)パワーモードオプション信号 車両の性能をスポーツ性あるいはエコノミー性とするた
めのオプションとして使用する。 (6)スノーモード信号 雪道や滑り易い路面等の場合に、運転者が路面状況に合
った制御モードを選択する。
【0025】三方電磁弁42で制御される変速制御用の
プライマリ圧制御弁34は、油路30を通じて油圧室2
2の油圧をライン圧側又は大気側に導通させることによ
り、変速比をオーバードライブ側又はフルロー側に移行
させる。
【0026】三方電磁弁58で制御されるクラッチ制御
用のクラッチ圧制御弁52は、油路64を通じてクラッ
チ油圧室72の油圧をライン圧側又は大気側に導通させ
ることにより、ライン圧から大気圧(油圧=0)までの
油圧を実現する。
【0027】このクラッチ制御には、4つの基本モード
がある。以下、基本モードを説明する。 (1)ニュートラルモード シフトレバー位置がN又はPでクラッチを完全に切り離
し、クラッチ圧は最低値(=零)である。 (2)ホールドモード シフトレバー位置がD又はL、Rでアクセルペダルの踏
み込みがない場合で、発進の保留又は走行中に減速しエ
ンジントルクを切りたい状況で、クラッチ圧はクラッチ
板が接触する程度の低い値である。クリープ制御はこの
モードに属する。 (3)スタートモード ほぼ停止状態からの発進(ノーマルスタート)あるいは
走行中でのクラッチ再結合(スペシャルスタート)の場
合で、クラッチ圧はエンジンの吹き上がりを防止すると
共に、車両をスムースに動作できるような伝達トルクに
応じた適切な値である。 (4)ドライブモード 走行状態でクラッチは完全に結合した状態で、クラッチ
圧はエンジントルクを十分伝達できる値である。
【0028】ところで、この発明の伝達トルク制御手段
は、前述したこの発明の実施例1では油圧クラッチ62
及び油路64から構成され、この発明のクリープ制御手
段は、実施例1ではクラッチ圧制御弁52、三方電磁弁
58、圧力センサ68及び電子制御部98から構成され
ている。
【0029】つぎに、前述した実施例1の動作を図2、
図3、図4及び図5を参照しながら説明する。図2はこ
の発明の実施例1のクリープ制御を示すブロック図、図
3はこの発明の実施例1の制御デューティとクラッチ圧
の関係を示す特性図、図4はこの発明の実施例1のクラ
ッチ圧とクラッチ伝達トルクの関係を示す特性図、図5
はこの発明の実施例1の動作を示すフローチャートであ
る。
【0030】図2において、駆動力の流れは、エンジン
1→変速機(CVT)2→油圧クラッチ62→前後進切
換装置92→減速機・差動装置93→駆動輪91とな
る。
【0031】図4は、油圧クラッチ62のクラッチ圧に
対するクラッチ伝達トルク特性の例を示す。図4におい
て、円環状スプリング76がピストン74を引き戻そう
とする力と、クラッチ圧がピストン74を押す力とほぼ
等しくなったときのクラッチ圧をタッチオフ圧といい、
クラッチ伝達トルクの立ち上がり点となる。
【0032】図2において、油路64の油圧であるクラ
ッチ圧は、三方電磁弁58の出力圧で制御されるクラッ
チ圧制御弁52でライン圧を調圧して作られ、油圧セン
サ68で電子制御部98内のクラッチ圧202としてフ
ィードバックされる。目標クラッチ圧201とクラッチ
圧202から偏差204が出力される。この偏差204
はクラッチ圧制御則205に入力され、操作量である指
令デューティ(duty)206に演算される。このク
ラッチ圧制御則205は、例えばPID制御である。デ
ューティ駆動手段207は、この指令デューティ206
に基づいたデューティで三方電磁弁58を駆動する。
【0033】この駆動デューティとクラッチ圧制御弁5
2の出力であるクラッチ圧の関係の例を図3に示す。図
3の縦軸は、クラッチ圧制御弁52の入力であるライン
圧で正規化されている。
【0034】図5は、電子制御部98により目標クラッ
チ圧を決定する動作を示すフローチャートを示す。決定
処理がスタート(ステップ300)すると、制御モード
の判断、つまりホールドモードか否かが判定され、ホー
ルドモードでない場合は他の目標クラッチ圧の演算が実
行され(ステップ310)、目標クラッチ圧がセットさ
れて(ステップ312)処理は終了する(ステップ31
4)。
【0035】前記の判定処理(ステップ302)でホー
ルドモードである場合には、スノーモード・スイッチが
オンかオフかが判定され(ステップ304)、オンの場
合は高クリープ用マップが選択され、現在のエンジン回
転数に対応する目標クラッチ圧が求められ(ステップ3
06)、ステップ312以降の処理に移行する。前記の
判定処理(ステップ304)でオフの場合には通常クリ
ープ用マップが選択されオンの場合と同様にして目標ク
ラッチ圧が決定される。
【0036】この実施例1では、エンジン、変速機(C
VT)、発進クラッチの順で制御しているが、エンジ
ン、発進クラッチ、変速機の順でも同様であることはい
うまでもない。また、発進クラッチは湿式油圧クラッチ
で説明しているが、クラッチ伝達トルクが電子制御でき
るクラッチであればよく、乾式クラッチや電磁クラッチ
等でもよい。さらに、クリープ制御を行うクラッチは、
この実施例1では発進クラッチとしているが、クリープ
制御時はクラッチ容量は比較的小さくてもよいからエン
ジンから駆動輪までに介在する他のクラッチ、例えば変
速用の切り換えクラッチとか、前後進切り換え用のクラ
ッチでも、同様のクリープ制御を行うことも含まれる。
【0037】この発明の実施例1は、前述したように、
伝達トルクを制御できる油圧クラッチ62で、運転者が
複数の目標伝達トルクから一つを選ぶスイッチを設け、
このスイッチからのスノーモード信号に基づいて電子制
御部98により選ばれた目標伝達トルクに制御するよう
にしたものである。そして、この目標伝達トルクは少な
くともエンジン回転数の関数とするものである。すなわ
ち、雪道や滑り易い路面での発進操作を容易にするため
に通常より強いクリープを選択できるスノーモード・ス
イッチを設け、運転者が路面状況に応じてクリープの強
さを選択できるようにしたものである。従って、エンジ
ンアイドル状態で走行レンジにしたとき、クリープがあ
る自動発進クラッチの車両において、運転者が運転状況
に応じてクリープの強さを選べるので、滑り易い路面や
雪道などでの発進操作を容易することができるという効
果を奏する。
【0038】また、クリープ量の強さを選択できるよう
にしたので、通常のクリープを選択すれば、ほぼ平地で
の通常の微速移動もできる。強いクリープを選択すれ
ば、前述したように、滑り易い路面や雪道でのスムース
な発進もでき、また登坂路での発進時の後ずさりを防止
することもでき、クリープの利用範囲を増加することが
できるという効果を奏する。
【0039】
【発明の効果】この発明は、以上説明したとおり、内燃
機関と駆動輪の間の駆動力を接断するクラッチの伝達ト
ルクを制御する伝達トルク制御手段と、路面状況に合っ
た制御モードを選択するためのスノーモードスイッチ
と、クラッチ制御がホールドモードの場合に、前記スノ
ーモードスイッチがオフのときは通常クリープ用マップ
を選択し現在のエンジン回転数に対応する目標クラッチ
圧を求め、前記スノーモードスイッチがオンのときには
前記通常クリープ用マップよりもクリープ量が強い高ク
リープ用マップを選択し現在のエンジン回転数に対応す
る目標クラッチ圧を求め、前記いずれかの目標クラッチ
に基づいて前記伝達トルク制御手段を制御してクリー
プ量を制御するクリープ制御手段とを備えたので、運転
状況によりクリープ量の強さを選択でき、クリープの利
用範囲を拡大することができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例1の構成を示す図である。
【図2】この発明の実施例1のクリープ制御を示すブロ
ック図である。
【図3】この発明の実施例1のデューティとクラッチ圧
の関係を示す特性図である。
【図4】この発明の実施例1のクラッチ圧とクラッチ伝
達トルクの関係を示す特性図である。
【図5】この発明の実施例1の動作を示すフローチャー
トである。
【符号の説明】
2 変速機(CVT) 62 油圧クラッチ 52 クラッチ圧制御弁 58 三方電磁弁 64 油路 68 圧力センサ 98 電子制御部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−150554(JP,A) 特開 平2−80822(JP,A) 特開 昭63−116939(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F16D 25/14 F16H 61/00

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内燃機関と駆動輪の間の駆動力を接断す
    るクラッチの伝達トルクを制御する伝達トルク制御手段
    路面状況に合った制御モードを選択するためのスノーモ
    ードスイッチとクラッチ制御がホールドモードの場合に、前記スノーモ
    ードスイッチがオフのときは通常クリープ用マップを選
    択し現在のエンジン回転数に対応する目標クラッチ圧を
    求め、前記スノーモードスイッチがオンのときには前記
    通常クリープ用マップよりもクリープ量が強い高クリー
    プ用マップを選択し現在のエンジン回転数に対応する目
    標クラッチ圧を求め、前記いずれかの目標クラッチ圧
    基づいて前記伝達トルク制御手段を制御してクリープ量
    を制御するクリープ制御手段を備えたことを特徴とす
    るクラッチ制御装置。
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DE102005007132A1 (de) 2005-02-17 2006-08-31 Zf Friedrichshafen Ag Verfahren zur Steuerung einer automatisierten Fahrkupplung
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