JP2947913B2 - 高温蒸気タービン用ロータシャフト及びその製造法 - Google Patents

高温蒸気タービン用ロータシャフト及びその製造法

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JP2947913B2 JP2272270A JP27227090A JP2947913B2 JP 2947913 B2 JP2947913 B2 JP 2947913B2 JP 2272270 A JP2272270 A JP 2272270A JP 27227090 A JP27227090 A JP 27227090A JP 2947913 B2 JP2947913 B2 JP 2947913B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は超々臨界圧火力プラントの高強度高温蒸気タ
ービン用ロータシヤフト及びその製造法に関するもので
ある。
〔従来の技術〕
近年、火力発電プラントは効率向上の観点から高温高
圧化が目視されており、蒸気タービンの蒸気温度は現在
最高の566℃から、600℃さらに究極的には650℃が目標
となつている。蒸気温度を高めるためには、従来使われ
ているフエライト系耐熱鋼より高温強度の優れた耐熱材
料が必要である。オーステナイト系耐熱合金の中には耐
温強度の優れたものがあるが、熱膨張係数が大きいため
に熱疲労強度が劣ること、高価であることなどの点から
実用化には問題がある。
このため、近年高温強度を改良した新しいフエライト
系耐熱鋼が多数提案されている。その例としては本発明
者のうちの一人が発明に関与した特開昭62−103345号,
特開昭62−60845号,特開昭60−165360号,特開昭60−1
65359号,特開昭60−165358号,特開昭63−89644号,特
開昭62−297436号,特開昭62−297435号,特開昭61−23
1139号,特開昭61−69948号などがある。このうち、特
に特開昭62−103345号の鋼が最も強度が高いと見なされ
る。
また、本発明が改良の対象とした他の耐熱鋼には、特
開昭57−207161号や特公昭57−25629号がある。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、650℃という究極の蒸気温度を達成す
るためには、これらの提案された合金では未だ不十分で
あり、さらに高温強度の高いフエライト系耐熱鋼が利用
できることが望まれていた。
本発明の目的は、従来のものよりさらに高温強度及び
低温靭性の優れた高温蒸気タービン用ロータシャフト及
びその製造法を提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
本発明者らは、従来の合金の見直しを行ない、さらに
高強度化をはかるために各元素の最適添加量を研究し
た。その結果、Coを従来の同系統の合金に比べて比較的
多く、積極的に添加すること、MoとWを同時に添加する
が、Moに比べてWを重視し、従来よりも多量のWを添加
すること、およびその結果としてWとCoの相乗効果によ
り高温強度を一段と高められることを新規に見出し本発
明に至つたものである。
すなわち本発明は、重量%でC0.05〜0.20%,Mn0.05〜
1.5%,Ni0.05〜1.0%,Cr9.0〜13.0%,Mo0.05〜0.50%未
満,W2.0〜3.5%,V0.05〜0.30%,Nb0.01〜0.20%,Co2.1
〜10.0%,N0.01〜0.1%を含み、残部が実質的にFeおよ
び不可避の不純物よりなり、特にSiを不純物として0.15
%以下に制限したことを特徴とする高温強度の優れたフ
エライト系耐熱鋼からなる高温蒸気タービン用ロータシ
ヤフトであり、更に、Feの一部をB0.001〜0.030%で置
換する高温強度の優れたフエライト系耐熱鋼からなるロ
ータシヤフトである。また、、本発明の好ましい組成と
して、第3の発明は、重量%で、C0.09〜0.13%,Mn0.3
〜0.7%,Ni0.3〜0.7%,Cr9.0〜13.0%,Mo0.1〜0.2%,W
2.4〜3.0%,V0.15〜0.25%,Nb0.05〜0.13%,Co2.1〜4.0
%,N0.02〜0.04%を含み、残部が実質的にFeおよび不可
避の不純物よりなり、特にSiを不純物として0.15%以下
に制限したことを特徴とする高温強度の優れたフエライ
ト系耐熱鋼からなるロータシヤフトであり、第4の発明
は、第3の発明のFeの一部をB0.001〜0.030%で置換す
る高温強度の優れたフエライト系耐熱鋼からなるロータ
シヤフトである。また第5の発明は、重量%で、C0.10
〜0.12%,Mn0.35〜0.65%,Ni0.4〜0.6%,Cr10.8〜11.2
%,Mo0.1〜0.2%,W2.5〜2.7%,V0.15〜0.25%,Nb0.05〜
0.11%,Co2.7〜3.1%,N0.02〜0.03%,B0.01〜0.02%を
含み、残部が実質的にFeおよび不可避の不純物よりな
り、特にSiを不純物として0.10%以下に制限したことを
特徴とする高温強度の優れたフエライト系耐熱鋼からな
るロータシヤフトである。
また、本発明は前述の鋼を焼入れ後、所望の温度で一
次焼戻し処理を施し、次いで該一次焼戻し処理温度より
高い温度で二次焼戻し処理を施すことを特徴とする高温
蒸気タービン用ロータシヤフトの製造法にある。
特開昭62−103345号ないし特開昭61−69948号に開示
される10種類の合金はいずれもCoを含まないか、Coを含
んでも1%以下である。従来Coはシヤルピー衝撃値を低
下させるため、特に延性が低下しがちなW含有鋼におい
ては、Coの多量添加は不適当と考えらえていたからであ
る。ところが、本発明者等の研究によれば実施例で述べ
るように、Coを2.1%以上添加してもこのような悪い傾
向は認められず、むしろCoを2.1%以上、望ましくは2.7
%以上を添加すると高温強度の向上には著しい効果があ
ることがわかつた。そこで、本発明においてはCoを2.1
%以上含有させることによつて、高温強度の一段の向上
を達成することができるのである。
特開昭57−207161号の合金は、Mo0.5〜2.0%,W1.0〜
2.5%,Co0.3〜2.0%であり、MoとWを同等の重要性とみ
て利用し、Coを低く抑えている。これに対し、本発明合
金は、この合金の範囲外の低いMoとし、むしろWを重視
し、いずれも高い含有量のWとCoの相乗効果によつて高
温強度を一段と高めたものである。
また、特公昭57−25629号に開示される材料は、内燃
機関の燃焼室材料を対象にし、特に耐熱疲労性を重視し
た鋳造材である。そのためSiは、脱酸元素として有用で
あるほか、鋳込時の湯流性,高温酸化性の改善効果を目
的として0.2〜3.0%の範囲で積極的に添加するものであ
り、本発明合金とは、その組成および用途を異にする。
すなわち、本発明合金では、Siは延性を低下させる有害
元素であり、0.15%以下に制限する必要がある点で大き
く異なる。
また、特公昭57−25629号では、Mo,W,Nb,V,Tiの効果
を同等としているので、各元素は1種だけでもよいのに
対し、本発明は、Mo,W,Nb,Vは後述するようにそれぞれ
別別の役割を担つているので、すべて同時に含有するこ
とが必要であり、この点で全く技術思想が異なつてい
る。このような合金組成の相異から特性においては、特
公昭57−25629号は、700℃−100時間のクリープ破断強
度が最大12.5kgf/mm2であるのに対し、本発明合金のそ
れは後掲の第1表からわかるように、すべて15kgf/mm2
以上となり、格段の強度の向上がはかれることが可能と
なつたものである。
〔作用〕
以下、各元素の量の限定理由について述べる。
Cは焼入性を確保し、また焼もどし過程でM23C6型炭
化物を析出させて高温強度を高めるために不可欠の元素
であり、最低0.05%を必要とするが、0.20%を越えると
M23C6型炭化物を過度に析出させ、マトリツクスの強度
を低めてかえつて長時間側の高温強度を損なうので、0.
05〜0.20%に限定する。望ましくは、0.09〜0.13%であ
る。さらに望ましくは、0.10〜0.12%である。
Mnは、δフエライトの生成を抑制し、M23C6型炭化物
の析出を促進する元素として最低0.05%は必要である
が、1.5%を越えると耐酸化性を劣化させるので、0.05
〜1.5%に限定する。望ましくは、0.3〜0.7%である。
さらに望ましくは、0.35〜0.65%である。
Niはδフエライトの生成を抑制し、靭性を付与する元
素であり、最低0.05%必要であるが、1.0%を越えると
クリープ破断強度を低下させるので、0.05〜1.0%に限
定する。望ましくは、0.3〜0.7%である。さらに望まし
くは、0.4〜0.6%である。
Crは耐酸化性を付与し、M23C6型炭化物を析出させて
高温強度を高めるために不可欠の元素であり、最低9%
必要であるが、13%を越えるとδフエライトを生成し、
高温強度および靭性を低下させるので9.0〜13.0%に限
定する。望ましくは、10.8〜11.8%である。
MoはM23C6型炭化物の微細析出を促進し、凝集を妨げ
る作用があり、このため高温強度を長時間保持するのに
有効で、最低0.05%必要であるが、0.50%以上になると
δフエライトを生成し易くするので0.05〜0.50%未満に
限定する。望ましくは、0.45%以下で、より好ましくは
0.1〜0.2%である。
WはMo以上にM23C6型炭化物の凝集粗大化を抑制する
作用が強く、またマトリツクスを固溶強化するので高温
強度の向上に有効であり、最低2.0%必要であるが、3.5
%を越えるとδフエライトやラーベス相を生成しやすく
なり、逆に高温強度を低下させるので2.0〜3.5%に限定
する。望ましくは、2.4〜3.0%である。さらに望ましく
は、2.5〜2.7%である。
Vは、Vの炭窒化物を析出して高温強度を高めるのに
有効であり、最低0.05%を必要とするが、0.3%を越え
ると炭素を過度に固定し、M23C6型炭化物の析出量を減
じて逆に高温強度を低下させるので0.05〜0.3%に限定
する。望ましくは、0.15〜0.25%である。
Nbは、NbCを生成して結晶粒の微細化に役立ち、また
一部は焼入れの際固溶して焼もどし過程でNbCを析出
し、高温強度を高める作用があり、最低0.01%必要であ
るが、0.20%を越えるとVと同様炭素を過度に固定して
M23C6型炭化物の析出量を減少し、高温強度の低下を招
くので0.01〜0.20%に限定する。望ましくは、0.05〜0.
13%である。さらに望ましくは、0.05〜0.11%である。
Coは本発明を従来の発明から区別して特徴ずける重要
な元素である。本発明においてはCoの添加により高温強
度が著しく改善される。これはおそらく、Wとの相互作
用によるものと考えられ、Wを2%以上含む本発明合金
において特徴的な現象である。このようなCoの効果を明
態に実現するために、本発明合金におけるCoの下限は2.
1%とするが、一方Coを過度に添加すると延性が低下
し、またコストが上昇するので、上限は10%に限定す
る。望ましくは、2.1〜4.0%である。さらに望ましく
は、2.7〜3.1%である。
NはVの窒化物を析出したり、また固溶した状態でMo
やWと共同でIS効果(侵入型固溶元素と置換型固溶元素
の相互作用)により高温強度を高める作用があり、最低
0.01%は必要であるが、0.1%を越えると延性を低下さ
せるので、0.01〜0.1%に限定する。望ましくは、0.02
〜0.04%である。さらに望ましくは、0.02〜0.03%であ
る。
Siはラーベス相の生成を促し、また粒界偏析等により
延性を低下させるので、有害元素として0.15%以下に制
限する。望ましくは、0.10%以下である。Siは脱酸剤と
して加えるが、真空脱酸する場合には無添加であり、そ
のときの含有量は0.01%以下である。
Bは粒界強化作用とM23C6中に固溶し、M23C6型炭化物
の凝集粗大化を妨げる作用により高温強度を高める効果
があり、最低0.001%添加すると有効であるが、0.030%
を越えると溶接性や鋳造性を害するので、0.001〜0.030
%に限定する。望ましくは、0.01〜0.02%である。
次式によつて求められるクロム当量は4〜10.5が好ま
しく、特に6.5〜9.5が好ましい。
クロム当量=−40×C%−30×N% −2×Mn%−4×Ni% +Cr%+6×Si%+4 ×Mo%+11×V%+5×Nb% −2×Co% 本発明のロータシヤフトはインゴツトを真空溶解,真
空C脱酸,ESR溶解によつて鋳造し、鍛層を行つた後、90
0〜1150℃で加熱し、中心孔で50〜600℃/h冷却による焼
入れし、次いで500〜620℃で一次焼戻し及びそれより高
い温度の600〜750℃2次焼戻しを施すのが好ましい。
〔実施例〕 実施例1 第1表に示す組成の合金を真空誘導溶解によつて、10
kgのインゴツトに鋳造し、30mm角の棒に鍛造後、大型蒸
気タービンロータの中心部を模擬して1050℃×5時間10
0℃/h冷却の焼入れ、570℃×20時間の1次焼もどしと69
0℃×20時間の2次焼もどしを行なつて、700℃−15kgf/
mm2でクリープ破断試験を実施した。結果を第1表に合
わせて示す。
第1表からNo.1〜No.12の本発明合金は、No.13〜No.2
0の比較合金、No.21,22(両者とも特開昭62−103345号
に相当する合金)の従来合金に比べて格段にクリープ破
断寿命が長いことがわかる。
なお比較合金のうち、No.13,14,18,19は本発明合金か
らCoを除去した合金であり、またNo.20は本発明合金に
比べてCo含有量が低い合金である。さらにNo.15はNiが
高く、Coを含まない合金、No.16はNが低く、BとCoを
含まない合金、No.17はNが低く、Coを含まない合金で
ある。このうちNo.13は従来合金より高いクリープ破断
強度を示すので、以下の比較はNo.13を基準に行なつ
た。
実施例2 実施例1で述べた合金のうち、本発明合金であるNo.2
と比較合金のうちの最強の合金であるNo.13を選び、60
0,650,700℃において、種々の応力下でクリープ破断試
験を行ない、得られたデータから650℃,104時間クリー
プ破断強度を推定した。結果を第1表に合わせて示す
が、本発明合金No.2は比較合金No.13に比べて約2割程
度104時間クリープ破断強度が高く、従来合金と比べて
大幅にクリープ破断強度が向上していることがわかる。
実際、特開昭62−103345号によれば、当該特許合金の65
℃−104時間のクリープ破断強度は、最高でも14.0kgf/m
m2であり、本発明合金の18kgf/mm2という強度はこれよ
り約1.3倍高い。
実施例3 実施例2で述べた2合金No.2とNo.13につき、室温か
ら700℃の温度範囲で引張試験を行ない、室温(20℃)
におけるかたさ測定と2mmVノツチシヤルピー試験を行な
つた。結果を第2表に示すが、本発明合金No.2はCoを含
まない比較合金No.13に比べて延性,靭性はほとんで劣
化していないことがわかる。
実施例4 第3表に示す組成の本発明の3合金を真空誘導溶解に
よつて溶解後、真空下で10kgのインゴツトに鋳造し、こ
れから30mm角の棒に鍛造した。得られた棒は大型蒸気タ
ービンロータの中心部を模擬して、1050℃×5時間の焼
入、570℃×20時間の1次焼もどしと690℃×20時間の2
次焼もどしを施した後、700℃でクリープ破断試験を行
なつて、700℃−1000時間のクリープ破断強度を求め
た。これらの結果を第3表にあわせて示す。
第3表から、本発明合金はいずれも700℃−1000時間
のクリープ破断強度が10kgf/mm2以上であることがわか
る。Nの含有量が多いNo.31は、Nの含有量が0.025%の
No.2およびNo.32合金に比べ、相対的に700℃−1000時間
のクリープ破断強度が低い。
第1図は本発明に係る650℃で使用される蒸気タービ
ンロータシヤフトの斜視図である。本構造のロータシヤ
フトはNo.2の合金によつて製造した。
ロータシヤフトの最大径は約900mm,長さ6500mmで、鍛
造後荒加工を施し、実施例1と同じ条件で熱処理を行つ
た。
〔発明の効果〕
本発明によるロータを超々臨界圧蒸気タービンに適用
すれば、蒸気タービンの蒸気温度を650℃程度まで高め
ることも可能になり、火力発電の効率向上に著効があ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る蒸気タービン用ロータシヤフトの
斜視図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 福井 寛 茨城県日立市久慈町4026番地 株式会社 日立製作所日立研究所内 (72)発明者 高橋 慎太郎 茨城県日立市久慈町4026番地 株式会社 日立製作所日立研究所内 (72)発明者 藤田 利夫 東京都千代田区神田駿河台4丁目6番地 株式会社日立製作所内 (72)発明者 渡辺 力蔵 島根県安来市安来町2107番地の2 日立 金属株式会社安来工場内 (56)参考文献 特開 平2−290950(JP,A) 特開 平3−53047(JP,A) 特開 平3−274223(JP,A)

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】重量で、C0.05〜0.20%,Si0.15%以下,Mn
    0.05〜1.5%,Ni0.05〜1.0%,Cr9.0〜13.0%,Mo0.05%以
    上0.5%未満,W2.0〜3.5%,V0.05〜0.30%,Nb0.01〜0.20
    %,Co2.1〜10.0%,N0.01〜0.1%を含み、残部が実質的
    にFeよりなることを特徴とする高温蒸気タービン用ロー
    タシヤフト。
  2. 【請求項2】重量で、C0.05〜0.20%,Si0.15%以下,Mn
    0.05〜1.5%,Ni0.05〜1.0%,Cr9.0〜13.0%,Mo0.05%以
    上0.50%未満,W2.0〜3.5%,V0.05〜0.30%,Nb0.01〜0.2
    0%,Co2.1〜10.0%,N0.01〜0.1%,B0.001〜0.030%を含
    み、残部が実質的にFeよりなることを特徴とする高温蒸
    気タービン用ロータシヤフト。
  3. 【請求項3】重量で、C0.05〜0.20%,Si0.15%以下,Mn
    0.05〜1.5%,Ni0.05〜1.0%,Cr9.0〜13.0%,Mo0.05%以
    上0.50%未満,W2.0〜3.5%,V0.05〜0.30%,Nb0.01〜0.2
    0%,Co2.1〜10.0%,N0.01〜0.1%を含み、残部が実質的
    にFeよりなり、焼入れ後所望の温度で一次焼戻し処理を
    施し、次いで該一次焼戻し処理温度より高い温度で二次
    焼戻し処理を施すことを特徴とする高温蒸気タービン用
    ロータシヤフトの製造法。
  4. 【請求項4】重量で、C0.05〜0.20%,Si0.15%以下,Mn
    0.05〜1.5%,Ni0.05〜1.0%,Cr9.0〜13.0%,Mo0.05%以
    上0.50%未満,W2.0〜3.5%,V0.05〜0.30%,Nb0.01〜0.2
    0%,Co2.1〜10.0%,N0.01〜0.1%,B0.001〜0.030%を含
    み、残部が実質的にFeよりなり、焼入れ後所望の温度で
    一次焼戻し処理を施し、次いで該一次焼戻し処理温度よ
    り高い温度で二次焼戻し処理を施すことを特徴とする高
    温蒸気タービン用ロータシヤフトの製造法。
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