JP2947187B2 - 車両用座席 - Google Patents
車両用座席Info
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- JP2947187B2 JP2947187B2 JP8284679A JP28467996A JP2947187B2 JP 2947187 B2 JP2947187 B2 JP 2947187B2 JP 8284679 A JP8284679 A JP 8284679A JP 28467996 A JP28467996 A JP 28467996A JP 2947187 B2 JP2947187 B2 JP 2947187B2
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は車両用座席に関する
ものである。
ものである。
【0002】
【従来の技術】近年では、エアコンディショナが取り付
けられた自動車が一般に普及している。エアコンディシ
ョナは、外気温に応じて車室内に冷気または暖気をエア
吹出し口から供給し、室内を適切な温度に保持するよう
にしている。また、車室内に設けられ座り部と背もたれ
部とからなる座席は、成型されたウレタンフォーム等の
弾力性を有するクッション部材の表面を、皮革あるいは
布等のシート状部材により覆って形成される。車両に設
けられたエアコンディショナは、エンジンを動力源とし
て動作するようになっているので、動作開始から室内を
適温とするまでには、エアコンディショナの能力、外気
温との温度差、室内の空間の大小、乗車人数等に左右さ
れはするものの、しばらく時間がかかる。このため、夏
などに炎天下で太陽熱により熱せられた自動車に乗り込
むと、座席自体が蓄熱されて高温となっており、座席の
熱が身体に伝わったり、身体のうち座席に触れる部分が
汗でベとついたりして不快感を催すことがある。このた
め、従来、夏にはヤシあるいは麻等の天然の素材を網目
状に編んで形成したクッションを座席に取り付けて座席
と身体の間に空気の層を形成し、身体から発散する湿気
を吸収したり、逃がしたりするようにしたものが知られ
ている。また、熱を吸収しやすい多数の球体を面状に繋
ぎ合わせて、座席に取り付けるようにしたものも知られ
ている。一方、冬などには、座席に座布団を敷き、乗車
時、冷えた座席に体温を奪われる不快感を除くようにし
ている。また、座席内にヒータを設け、このヒータの熱
により座席を暖めるようにしたものも知られている。
けられた自動車が一般に普及している。エアコンディシ
ョナは、外気温に応じて車室内に冷気または暖気をエア
吹出し口から供給し、室内を適切な温度に保持するよう
にしている。また、車室内に設けられ座り部と背もたれ
部とからなる座席は、成型されたウレタンフォーム等の
弾力性を有するクッション部材の表面を、皮革あるいは
布等のシート状部材により覆って形成される。車両に設
けられたエアコンディショナは、エンジンを動力源とし
て動作するようになっているので、動作開始から室内を
適温とするまでには、エアコンディショナの能力、外気
温との温度差、室内の空間の大小、乗車人数等に左右さ
れはするものの、しばらく時間がかかる。このため、夏
などに炎天下で太陽熱により熱せられた自動車に乗り込
むと、座席自体が蓄熱されて高温となっており、座席の
熱が身体に伝わったり、身体のうち座席に触れる部分が
汗でベとついたりして不快感を催すことがある。このた
め、従来、夏にはヤシあるいは麻等の天然の素材を網目
状に編んで形成したクッションを座席に取り付けて座席
と身体の間に空気の層を形成し、身体から発散する湿気
を吸収したり、逃がしたりするようにしたものが知られ
ている。また、熱を吸収しやすい多数の球体を面状に繋
ぎ合わせて、座席に取り付けるようにしたものも知られ
ている。一方、冬などには、座席に座布団を敷き、乗車
時、冷えた座席に体温を奪われる不快感を除くようにし
ている。また、座席内にヒータを設け、このヒータの熱
により座席を暖めるようにしたものも知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、かかる
従来のエアコンディショナによる冷暖房では、動作開始
から適温となるまでに時間がかかる。このため、室内が
適温となるまでの間、窓を閉め切った室内で我慢を強い
られるという問題がある。また、乗用車などでは、エア
コンディショナのエア吹出し口は前方の座席側に設けら
れることが多く、前後の座席で温度差が生じ、一方の座
席に座る利用者には適温となっても他方では不十分であ
ったり度が過ぎてしまうという問題がある。さらに、夏
などには、例え、エアコンディショナにより車室内が冷
房されて適温に保持されている走行中であっても、体温
により座席自体に熱がこもって不快感を招くことがあ
る。また、温寒の感覚は個人差があるため、乗車人数が
増えると適切な温度の設定が難しいという問題がある。
さらに、座席にヒータを組み込んでも、冬しか使用でき
ず、しかも、ヒータにより座席が暖まるまで時間がかか
るという問題がある。また、座席ごとにヒータを設ける
とコストアップにつながるという問題がある。
従来のエアコンディショナによる冷暖房では、動作開始
から適温となるまでに時間がかかる。このため、室内が
適温となるまでの間、窓を閉め切った室内で我慢を強い
られるという問題がある。また、乗用車などでは、エア
コンディショナのエア吹出し口は前方の座席側に設けら
れることが多く、前後の座席で温度差が生じ、一方の座
席に座る利用者には適温となっても他方では不十分であ
ったり度が過ぎてしまうという問題がある。さらに、夏
などには、例え、エアコンディショナにより車室内が冷
房されて適温に保持されている走行中であっても、体温
により座席自体に熱がこもって不快感を招くことがあ
る。また、温寒の感覚は個人差があるため、乗車人数が
増えると適切な温度の設定が難しいという問題がある。
さらに、座席にヒータを組み込んでも、冬しか使用でき
ず、しかも、ヒータにより座席が暖まるまで時間がかか
るという問題がある。また、座席ごとにヒータを設ける
とコストアップにつながるという問題がある。
【0004】本発明は上記問題点を除くためになされた
もので、エアコンディショナの動作開始後、直ちに快適
な座り心地を提供することができ、しかも、車室内の温
度および座席の位置に左右されることなく、個々の利用
者の温寒の感覚差に応じた快適な座り心地を提供するこ
とができ、さらに、簡素な構成により安価に製造するこ
とができ、かつ、冷暖房コストの低減を図ることができ
る車両用座席を提供することを目的とするものである。
もので、エアコンディショナの動作開始後、直ちに快適
な座り心地を提供することができ、しかも、車室内の温
度および座席の位置に左右されることなく、個々の利用
者の温寒の感覚差に応じた快適な座り心地を提供するこ
とができ、さらに、簡素な構成により安価に製造するこ
とができ、かつ、冷暖房コストの低減を図ることができ
る車両用座席を提供することを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明に係る車両用座席
は、エア吹き出し機構を備えた車両の座席の表面側に、
非通気性部材からなる下層と、この下層上面に取り付け
られ内部にエアが流通可能な空隙が形成され所定の厚さ
を有するエア流通部材からなる通気層と、この通気層の
上面を覆って取り付けられ上記通気層を外部と連通させ
る通気部が形成された上層とからなる各層を形成すると
ともに、上記通気層とエア吹き出し機構のエア吹出し口
とを接続しエア吹き出し機構から送出されるエアの一部
を通気層に導入する導入通路を設け、上記通気部を、利
用者が座席に着座した際に接触する部位よりわずかに狭
く形成し、上記下層と上層とを接続する周縁部を非通気
性部材により構成するとともに、上記周縁部のうち、上
記導入通路の出口側端部と接続される通気層のエア導入
口から最も離れ座席利用時に塞がれることのない部位
に、通気層内に導入されたエアを外部に逃がすエア排出
部を形成するとともに、各層は、座席の座り部と背もた
れ部との両方に連続して形成されるとともに、上層と下
層とには、座席の座り部と背もたれ部との間に沿って所
定の長さを有する非通気部がそれぞれ形成された車両用
座席において、座席の座り部と背もたれ部との間に沿っ
て形成された上層の非通気部と下層の非通気部との間に
は、ほぼ中央に非通気性の填隙部材を挟み入れて非通気
層を形成し、この非通気層両側には、座り部側通気層と
背もたれ部側通気層との間を連通する連通路を形成した
ものである。
は、エア吹き出し機構を備えた車両の座席の表面側に、
非通気性部材からなる下層と、この下層上面に取り付け
られ内部にエアが流通可能な空隙が形成され所定の厚さ
を有するエア流通部材からなる通気層と、この通気層の
上面を覆って取り付けられ上記通気層を外部と連通させ
る通気部が形成された上層とからなる各層を形成すると
ともに、上記通気層とエア吹き出し機構のエア吹出し口
とを接続しエア吹き出し機構から送出されるエアの一部
を通気層に導入する導入通路を設け、上記通気部を、利
用者が座席に着座した際に接触する部位よりわずかに狭
く形成し、上記下層と上層とを接続する周縁部を非通気
性部材により構成するとともに、上記周縁部のうち、上
記導入通路の出口側端部と接続される通気層のエア導入
口から最も離れ座席利用時に塞がれることのない部位
に、通気層内に導入されたエアを外部に逃がすエア排出
部を形成するとともに、各層は、座席の座り部と背もた
れ部との両方に連続して形成されるとともに、上層と下
層とには、座席の座り部と背もたれ部との間に沿って所
定の長さを有する非通気部がそれぞれ形成された車両用
座席において、座席の座り部と背もたれ部との間に沿っ
て形成された上層の非通気部と下層の非通気部との間に
は、ほぼ中央に非通気性の填隙部材を挟み入れて非通気
層を形成し、この非通気層両側には、座り部側通気層と
背もたれ部側通気層との間を連通する連通路を形成した
ものである。
【0006】本発明に係る車両用座席は、座席の座り部
と背もたれ部との間に沿って形成された上層の非通気部
と下層の非通気部との間には、ほぼ中央に非通気性の填
隙部材を挟み入れて非通気層を形成し、この非通気層両
側には、座り部側通気層と背もたれ部側通気層との間を
連通する連通路を形成したことにより、座席に利用者が
座り、エア吹き出し機構から導入通路を介して所定の温
度のエアが通気層内に導入されると、利用者に接触した
通気部と下層とに挟まれた通気層には、エアの流路が形
成され、利用者と非接触のエア排出部から仕事を終えた
エアが外部に排出される。このため、利用者に接触した
通気部では、導入された所定温度のエアが利用者の身体
に直接触れて流れるので、導入されるエアの温度に応じ
て利用者の身体を冷やしたり暖めたりすることができ
る。しかも、腰部に対応する部分に非通気層が形成され
ているので、冷房時、腰部に冷気が当たることがなく、
腰部への健康上の悪影響を抑えることができる。
と背もたれ部との間に沿って形成された上層の非通気部
と下層の非通気部との間には、ほぼ中央に非通気性の填
隙部材を挟み入れて非通気層を形成し、この非通気層両
側には、座り部側通気層と背もたれ部側通気層との間を
連通する連通路を形成したことにより、座席に利用者が
座り、エア吹き出し機構から導入通路を介して所定の温
度のエアが通気層内に導入されると、利用者に接触した
通気部と下層とに挟まれた通気層には、エアの流路が形
成され、利用者と非接触のエア排出部から仕事を終えた
エアが外部に排出される。このため、利用者に接触した
通気部では、導入された所定温度のエアが利用者の身体
に直接触れて流れるので、導入されるエアの温度に応じ
て利用者の身体を冷やしたり暖めたりすることができ
る。しかも、腰部に対応する部分に非通気層が形成され
ているので、冷房時、腰部に冷気が当たることがなく、
腰部への健康上の悪影響を抑えることができる。
【0007】
【0008】
【0009】
【発明の実施の形態】以下、図面に基いて本発明の実施
の形態について説明する。図1は本発明の第1の実施例
に係る車両用座席の一部破断斜視図、図2は図1の車両
用座席の縦断面図、図3は図1の車両用座席の背もたれ
部を倒した状態を示す説明図である。本発明に係る車両
用座席2は、図1に示すように、エアコンディショナ
(エア吹き出し機構)3を備えた自動車に設けられる。
車両用座席2は、シートクッションフレーム4に座り部
側のシートパッド(座り部)6が、シートバックフレー
ム5に背もたれ部側のシートパッド(背もたれ部)7が
それぞれ取り付けられる。
の形態について説明する。図1は本発明の第1の実施例
に係る車両用座席の一部破断斜視図、図2は図1の車両
用座席の縦断面図、図3は図1の車両用座席の背もたれ
部を倒した状態を示す説明図である。本発明に係る車両
用座席2は、図1に示すように、エアコンディショナ
(エア吹き出し機構)3を備えた自動車に設けられる。
車両用座席2は、シートクッションフレーム4に座り部
側のシートパッド(座り部)6が、シートバックフレー
ム5に背もたれ部側のシートパッド(背もたれ部)7が
それぞれ取り付けられる。
【0010】ところで、車両用座席2の表面側には、図
2に示すように、塩化ビニール、レザー等の非通気性の
シート状部材(非通気性部材)からなる下層10と、こ
の下層10上面に取り付けられ内部にエアが流通可能な
空隙が形成されたクッション材(エア流通部材)からな
る通気層11と、この通気層11の上面に取り付けられ
非通気部13と通気部14とがそれぞれ所定の部位に形
成された上層12とが一体に連続して形成される(図4
参照)。上層12の通気部14は、通気性を有する繊維
布、または、メッシュ状の布からなり、利用者が着座し
て接触する部位C1(太腿部、臀部)、C2(背中部)
(図3参照)にほぼ応じて形成される。本実施例では、
接触する部位C1、C2よりわずかに狭い範囲に形成さ
れている(通気部14は、図1および図3の斜線部分で
示す。)。非通気部13は、断熱性を有するシート状部
材からなり、利用者が着座した際、腰部に対応する部位
に、すなわち、車両用座席2の座り部6と背もたれ部7
との間に沿って所定の長さを有して形成される。これら
各層10、11、12により車両用座席2の表面側に通
気構造が形成される。クッション材11は、弾力性を備
え所定の厚さを有するもので、図4に示すように、ダブ
ルパイル織編機によりプラスチック・モノフィラメント
糸条をパイル糸のように織り又は編み込んでハニカム構
造に形成される。
2に示すように、塩化ビニール、レザー等の非通気性の
シート状部材(非通気性部材)からなる下層10と、こ
の下層10上面に取り付けられ内部にエアが流通可能な
空隙が形成されたクッション材(エア流通部材)からな
る通気層11と、この通気層11の上面に取り付けられ
非通気部13と通気部14とがそれぞれ所定の部位に形
成された上層12とが一体に連続して形成される(図4
参照)。上層12の通気部14は、通気性を有する繊維
布、または、メッシュ状の布からなり、利用者が着座し
て接触する部位C1(太腿部、臀部)、C2(背中部)
(図3参照)にほぼ応じて形成される。本実施例では、
接触する部位C1、C2よりわずかに狭い範囲に形成さ
れている(通気部14は、図1および図3の斜線部分で
示す。)。非通気部13は、断熱性を有するシート状部
材からなり、利用者が着座した際、腰部に対応する部位
に、すなわち、車両用座席2の座り部6と背もたれ部7
との間に沿って所定の長さを有して形成される。これら
各層10、11、12により車両用座席2の表面側に通
気構造が形成される。クッション材11は、弾力性を備
え所定の厚さを有するもので、図4に示すように、ダブ
ルパイル織編機によりプラスチック・モノフィラメント
糸条をパイル糸のように織り又は編み込んでハニカム構
造に形成される。
【0011】この通気構造10、11、12のうち、座
り部6後部および背もたれ部7下部には、図2に示すよ
うに、通気層11にエアを導入するエア導入口15が形
成される。エア導入口15には、通気層11とエアコン
ディショナ3のエア吹出し口3Aとを連通しエアコンデ
ィショナ3から送出される所定温度のエアの一部を通気
層11に導入するホース(導入通路)20が接続され
る。ホース20は、合成樹脂を蛇腹状に成形した伸縮可
能な可撓性を有するもので、図1に示すように、入口側
端部に取り付けられたアダプタ21がエアコンディショ
ナ3のエア吹出し口3Aに、出口側端部に取り付けられ
たコネクタ22がエア導入口15にそれぞれ接続される
ようになっている。また、ホース20には、内部のエア
通路を調整可能に絞るとともにこのエア通路を遮断して
外部にエアを放出するエア調整弁23が設けられる。こ
のため、エアコンディショナ3のエア吹出し口3Aから
送り出される所定の温度のエア(冷気または暖気)は、
エア調整弁23により送出量が調整されて通気層11に
送り込まれるようになっている。アダプタ21は、エア
吹出し口3Aの形状に合わせて成形された発泡スチロー
ル等の発泡成形品、ウレタン等の弾性変形可能な成形品
あるいはジョイント部材から構成される。
り部6後部および背もたれ部7下部には、図2に示すよ
うに、通気層11にエアを導入するエア導入口15が形
成される。エア導入口15には、通気層11とエアコン
ディショナ3のエア吹出し口3Aとを連通しエアコンデ
ィショナ3から送出される所定温度のエアの一部を通気
層11に導入するホース(導入通路)20が接続され
る。ホース20は、合成樹脂を蛇腹状に成形した伸縮可
能な可撓性を有するもので、図1に示すように、入口側
端部に取り付けられたアダプタ21がエアコンディショ
ナ3のエア吹出し口3Aに、出口側端部に取り付けられ
たコネクタ22がエア導入口15にそれぞれ接続される
ようになっている。また、ホース20には、内部のエア
通路を調整可能に絞るとともにこのエア通路を遮断して
外部にエアを放出するエア調整弁23が設けられる。こ
のため、エアコンディショナ3のエア吹出し口3Aから
送り出される所定の温度のエア(冷気または暖気)は、
エア調整弁23により送出量が調整されて通気層11に
送り込まれるようになっている。アダプタ21は、エア
吹出し口3Aの形状に合わせて成形された発泡スチロー
ル等の発泡成形品、ウレタン等の弾性変形可能な成形品
あるいはジョイント部材から構成される。
【0012】通気層11外縁のうち、座り部6側前端に
隙間(エア排出部)11Aが、背もたれ部7側上端に隙
間(エア排出部)11Bがそれぞれ形成され、これら隙
間11A、11Bは、利用者が車両用座席2に着座して
も接触あるいは閉塞されることがなく、通気層11の内
部と外部とを連通するようになっている。これら隙間1
1A、11Bはエア導入口15から最も離れた場所に位
置している。このため、通気層11に外部からエアが導
入された際、上層12の通気部14の全面が塞がれてし
まうと、導入されたエアは隙間11A、11Bから外部
に逃げるようになっている。
隙間(エア排出部)11Aが、背もたれ部7側上端に隙
間(エア排出部)11Bがそれぞれ形成され、これら隙
間11A、11Bは、利用者が車両用座席2に着座して
も接触あるいは閉塞されることがなく、通気層11の内
部と外部とを連通するようになっている。これら隙間1
1A、11Bはエア導入口15から最も離れた場所に位
置している。このため、通気層11に外部からエアが導
入された際、上層12の通気部14の全面が塞がれてし
まうと、導入されたエアは隙間11A、11Bから外部
に逃げるようになっている。
【0013】次に、車両用座席2の作用について説明す
る。まず、図3に示すように、エア導入口15とエアコ
ンディショナ3のエア吹出し口3Aとをホース20によ
り接続する。そして、車両用座席2に利用者が座り、エ
ンジンを始動しエアコンディショナ3を動作させると、
エア吹出し口3Aから所定温度のエア(冷気または暖
気)がホース20を介して通気層11に導入される。通
気層11に導入されたエアは、図2に示すように、非通
気部13と下層10とに挟まれたクッション材11の内
部に形成された空隙を通過し、座り部6側と背もたれ部
7側の両方に分岐して流れてゆく。各通気部14、14
のうち、利用者に接触する部分では、これら接触部分と
下層10とに挟まれたクッション材11の内部にエアの
流路が形成され、導入されたエアは座り部6と背もたれ
部7とのそれぞれの接触部分で身体の一部(太腿部、臀
部および背中部)に触れて流れ、隙間部11A、11B
から外部に排出される。このため、エアコンディショナ
3の動作後直ちに、身体の一部(太腿部、臀部および背
中部)を導入されたエアによって冷やしたり暖めたりす
ることができ、所定温度のエア導入と同時に快適な座り
心地を実現することができる。つまり、暑い季節にエア
コンディショナ3から冷気を導入する際には身体を冷や
し、寒い季節に暖気を導入する際には身体を暖めるよう
になっている。このように、利用者に接触した通気部1
4、14では、導入された所定温度のエアが利用者の身
体に直接触れて流れるので、汗ばんだり座席側の熱が利
用者側に伝わることがなく、快適な座り心地を実現する
ことができる。しかも、ホース20には、エア調整弁2
3が設けられているので、導入されるエアの量を調整し
て利用者の温寒の感覚に応じた快適さを得ることができ
る。さらに、導入された所定温度のエアが利用者の身体
に直接触れることにより、体温に対するエア温度の温度
差をあまり大きくする必要がなく、従来のように、エア
コンディショナにより室内の温度を上下させこの室内の
空気の温度を介して快適度を確保する場合に比較して、
冷暖房費のコストを低減させることができる。特に、自
動車の走行中では、エアコンディショナの動力消費を抑
え、燃費を低減させることができる。さらに、座り部6
と背もたれ部7との間には、断熱性を有する非通気部1
3が形成されているので、利用者の腰部にエアの温度が
影響することはない。
る。まず、図3に示すように、エア導入口15とエアコ
ンディショナ3のエア吹出し口3Aとをホース20によ
り接続する。そして、車両用座席2に利用者が座り、エ
ンジンを始動しエアコンディショナ3を動作させると、
エア吹出し口3Aから所定温度のエア(冷気または暖
気)がホース20を介して通気層11に導入される。通
気層11に導入されたエアは、図2に示すように、非通
気部13と下層10とに挟まれたクッション材11の内
部に形成された空隙を通過し、座り部6側と背もたれ部
7側の両方に分岐して流れてゆく。各通気部14、14
のうち、利用者に接触する部分では、これら接触部分と
下層10とに挟まれたクッション材11の内部にエアの
流路が形成され、導入されたエアは座り部6と背もたれ
部7とのそれぞれの接触部分で身体の一部(太腿部、臀
部および背中部)に触れて流れ、隙間部11A、11B
から外部に排出される。このため、エアコンディショナ
3の動作後直ちに、身体の一部(太腿部、臀部および背
中部)を導入されたエアによって冷やしたり暖めたりす
ることができ、所定温度のエア導入と同時に快適な座り
心地を実現することができる。つまり、暑い季節にエア
コンディショナ3から冷気を導入する際には身体を冷や
し、寒い季節に暖気を導入する際には身体を暖めるよう
になっている。このように、利用者に接触した通気部1
4、14では、導入された所定温度のエアが利用者の身
体に直接触れて流れるので、汗ばんだり座席側の熱が利
用者側に伝わることがなく、快適な座り心地を実現する
ことができる。しかも、ホース20には、エア調整弁2
3が設けられているので、導入されるエアの量を調整し
て利用者の温寒の感覚に応じた快適さを得ることができ
る。さらに、導入された所定温度のエアが利用者の身体
に直接触れることにより、体温に対するエア温度の温度
差をあまり大きくする必要がなく、従来のように、エア
コンディショナにより室内の温度を上下させこの室内の
空気の温度を介して快適度を確保する場合に比較して、
冷暖房費のコストを低減させることができる。特に、自
動車の走行中では、エアコンディショナの動力消費を抑
え、燃費を低減させることができる。さらに、座り部6
と背もたれ部7との間には、断熱性を有する非通気部1
3が形成されているので、利用者の腰部にエアの温度が
影響することはない。
【0014】次に、上記第1の実施例の変形例に係る車
両用座席32、42について、図5および図6を参照し
て説明する。上記実施例と同一符号は同一または相当部
分を示す。図5に示す車両用座席32は、上層12の非
通気部13のほぼ中央には、下層10との間に通気性の
クッション材11の代わりに、非通気性のクッション部
材(填隙部材)33を挟み入れて非通気層を形成し、こ
の非通気層33両側には、座り部6側の通気層11と背
もたれ部7側の通気層11との間を連通する連通路3
4、35を形成している。連通路34、35の裏側に
は、エア導入口15A、15Bが形成され、ホース20
の分岐コネクタ22Aに接続されるようになっている。
このため、車両用座席32の非通気層33には、エアが
流れることがないので、上記第1の実施例の車両用座席
2のように断熱性を有するシート部材で非通気部を構成
するのに比べて、腰部への導入エアの温度上の影響を完
全に排除することができる。図6に示す車両用座席42
は、エア導入口15Cを座席42の座り部6前方側に形
成し、このエア導入口15C近傍の上層12には非通気
部43を形成して、通気部14側への通路を形成してい
る。
両用座席32、42について、図5および図6を参照し
て説明する。上記実施例と同一符号は同一または相当部
分を示す。図5に示す車両用座席32は、上層12の非
通気部13のほぼ中央には、下層10との間に通気性の
クッション材11の代わりに、非通気性のクッション部
材(填隙部材)33を挟み入れて非通気層を形成し、こ
の非通気層33両側には、座り部6側の通気層11と背
もたれ部7側の通気層11との間を連通する連通路3
4、35を形成している。連通路34、35の裏側に
は、エア導入口15A、15Bが形成され、ホース20
の分岐コネクタ22Aに接続されるようになっている。
このため、車両用座席32の非通気層33には、エアが
流れることがないので、上記第1の実施例の車両用座席
2のように断熱性を有するシート部材で非通気部を構成
するのに比べて、腰部への導入エアの温度上の影響を完
全に排除することができる。図6に示す車両用座席42
は、エア導入口15Cを座席42の座り部6前方側に形
成し、このエア導入口15C近傍の上層12には非通気
部43を形成して、通気部14側への通路を形成してい
る。
【0015】図7は、本発明の第2の実施例に係る車両
用座席52を示すもので、座席52の表面側には、塩化
ビニール、レザー等の非通気性のシート状部材からなる
下層10と、この下層10上面に取り付けられ内部にエ
アが流通可能な空隙が形成された通気性のクッション材
からなる通気層11と、この通気層11の上面を覆って
取り付けられたシート状の非通気性部材62、62から
構成され外縁の所定部分には、通気層11と外部とを連
通する隙間(エア排出部)63A、63Bが形成された
上層64とが一体に連続して形成される。座席52の座
り部56と背もたれ部57との間には、断熱性を有する
シート状部材により非通気性の断熱部65が形成され
る。これら各層10、11、64により座席52の表面
側に通気構造が形成されるようになっている。車両用座
席52の裏面側には、この通気構造10、11、64に
連通しエアコンディショナ3から所定の温度のエアを通
気層11に導入するホース20が接続される。車両用座
席52はこのように構成されているため、座席52に利
用者が座り、ホース20から所定の温度のエアが通気層
11内に導入されると、座り部56側と背もたれ部57
側とに分岐して流れ、上層64と下層10との間に挟ま
れた通気層11の内部には、エアの流路が形成され、仕
事を終えたエアは、通路63A、63Bから外部に排出
される。導入された所定温度のエアは利用者に接触した
非通気性部材62、62裏面に触れて流れるので、導入
されるエアの温度に応じて利用者の身体を冷やしたり暖
めたりすることができる。しかも、導入されたエアは直
接利用者に触れることがないので、例え、強い冷気や暖
気が導入されてもその温度が緩和されて利用者に伝わ
り、快適な座り心地を得ることができる。
用座席52を示すもので、座席52の表面側には、塩化
ビニール、レザー等の非通気性のシート状部材からなる
下層10と、この下層10上面に取り付けられ内部にエ
アが流通可能な空隙が形成された通気性のクッション材
からなる通気層11と、この通気層11の上面を覆って
取り付けられたシート状の非通気性部材62、62から
構成され外縁の所定部分には、通気層11と外部とを連
通する隙間(エア排出部)63A、63Bが形成された
上層64とが一体に連続して形成される。座席52の座
り部56と背もたれ部57との間には、断熱性を有する
シート状部材により非通気性の断熱部65が形成され
る。これら各層10、11、64により座席52の表面
側に通気構造が形成されるようになっている。車両用座
席52の裏面側には、この通気構造10、11、64に
連通しエアコンディショナ3から所定の温度のエアを通
気層11に導入するホース20が接続される。車両用座
席52はこのように構成されているため、座席52に利
用者が座り、ホース20から所定の温度のエアが通気層
11内に導入されると、座り部56側と背もたれ部57
側とに分岐して流れ、上層64と下層10との間に挟ま
れた通気層11の内部には、エアの流路が形成され、仕
事を終えたエアは、通路63A、63Bから外部に排出
される。導入された所定温度のエアは利用者に接触した
非通気性部材62、62裏面に触れて流れるので、導入
されるエアの温度に応じて利用者の身体を冷やしたり暖
めたりすることができる。しかも、導入されたエアは直
接利用者に触れることがないので、例え、強い冷気や暖
気が導入されてもその温度が緩和されて利用者に伝わ
り、快適な座り心地を得ることができる。
【0016】なお、上各実施例および変形例では、自動
車等の車両について述べたが、これに限られるものでは
なく、航空機、船舶等の乗り物にも適用可能であること
はいうまでもない。また、上記各実施例および変形例で
は、エアコンディショナに接続して、冷気または暖気を
座席内に導入するようにしているがこれに限られるもの
ではなく、送風機あるいは乾燥機に接続して常温のエア
または乾燥したエアを導入して快適度を向上させるよう
にしてもよい。さらに、上記各実施例および変形例で
は、座席ごとにホースを接続するようにしているが、ホ
ースを分岐させ、複数の座席と接続するようにしてもよ
い。また、上記各実施例では、エア調整弁23を設けて
いるが、エア調整弁23の代わりにエアコンディショナ
3の風量を調整するようにすれば、エア調整弁23を設
けなくともよい。また、ホース20の一部を車両用座席
2の内部に組み込み、ホース20の露出部分を少なくす
るようにしてもよい。
車等の車両について述べたが、これに限られるものでは
なく、航空機、船舶等の乗り物にも適用可能であること
はいうまでもない。また、上記各実施例および変形例で
は、エアコンディショナに接続して、冷気または暖気を
座席内に導入するようにしているがこれに限られるもの
ではなく、送風機あるいは乾燥機に接続して常温のエア
または乾燥したエアを導入して快適度を向上させるよう
にしてもよい。さらに、上記各実施例および変形例で
は、座席ごとにホースを接続するようにしているが、ホ
ースを分岐させ、複数の座席と接続するようにしてもよ
い。また、上記各実施例では、エア調整弁23を設けて
いるが、エア調整弁23の代わりにエアコンディショナ
3の風量を調整するようにすれば、エア調整弁23を設
けなくともよい。また、ホース20の一部を車両用座席
2の内部に組み込み、ホース20の露出部分を少なくす
るようにしてもよい。
【0017】
【発明の効果】以上述べたように本発明に係る車両用座
席によれば、座席の座り部と背もたれ部との間に沿って
形成された上層の非通気部と下層の非通気部との間に
は、ほぼ中央に非通気性の填隙部材を挟み入れて非通気
層を形成し、この非通気層両側には、座り部側通気層と
背もたれ部側通気層との間を連通する連通路を形成した
ことにより、座席にエア吹き出し機構から所定温度のエ
アが導入されると、たとえ通気部が利用者により塞がれ
ても通気層内に外部に逃げるエア通路が形成され直ちに
利用者の身体を冷やしたり暖めたりすることができるの
で、エアの導入と同時に快適な座り心地を提供すること
ができる効果がある。しかも、腰部には導入されたエア
が当たることがないので、温度による健康上の悪影響を
防ぐことができる。また、通気構造は座席ごとに設けら
れるので、車室内の温度および座席の位置に左右される
ことなく、個々の利用者ごとに快適な座り心地を得るこ
とができる効果がある。また、エア吹き出し機構からの
エアを利用者の身体の一部に直接触れさせるようにして
いるので、従来のようにエアコンディショナにより車室
内の空気の温度を調整するのに比べて、導入されるエア
の温度を体温との相対的な温度差に応じて調整すればよ
く、冷暖房消費を抑えることができ、冷暖房コストの低
減を図ることができる効果がある。さらに、簡素な構造
とすることにより安価に製造することができる効果があ
る。また、座席内部に通気構造が設けられているので、
従来のように座席にエアクッションを取り付けるものに
比べ、車室内の空間を広くすることができ、居住性を向
上させることができる効果がある。
席によれば、座席の座り部と背もたれ部との間に沿って
形成された上層の非通気部と下層の非通気部との間に
は、ほぼ中央に非通気性の填隙部材を挟み入れて非通気
層を形成し、この非通気層両側には、座り部側通気層と
背もたれ部側通気層との間を連通する連通路を形成した
ことにより、座席にエア吹き出し機構から所定温度のエ
アが導入されると、たとえ通気部が利用者により塞がれ
ても通気層内に外部に逃げるエア通路が形成され直ちに
利用者の身体を冷やしたり暖めたりすることができるの
で、エアの導入と同時に快適な座り心地を提供すること
ができる効果がある。しかも、腰部には導入されたエア
が当たることがないので、温度による健康上の悪影響を
防ぐことができる。また、通気構造は座席ごとに設けら
れるので、車室内の温度および座席の位置に左右される
ことなく、個々の利用者ごとに快適な座り心地を得るこ
とができる効果がある。また、エア吹き出し機構からの
エアを利用者の身体の一部に直接触れさせるようにして
いるので、従来のようにエアコンディショナにより車室
内の空気の温度を調整するのに比べて、導入されるエア
の温度を体温との相対的な温度差に応じて調整すればよ
く、冷暖房消費を抑えることができ、冷暖房コストの低
減を図ることができる効果がある。さらに、簡素な構造
とすることにより安価に製造することができる効果があ
る。また、座席内部に通気構造が設けられているので、
従来のように座席にエアクッションを取り付けるものに
比べ、車室内の空間を広くすることができ、居住性を向
上させることができる効果がある。
【0018】
【図1】本発明の第1の実施例に係る車両用座席の一部
破断斜視図である。
破断斜視図である。
【図2】図1の車両用座席の縦断面図である。
【図3】図1の車両用座席の背もたれ部を倒した状態を
示す説明図である。
示す説明図である。
【図4】図1の車両用座席の通気構造を示す説明図であ
る。
る。
【図5】変形例に係る車両用座席を示す説明図である。
【図6】変形例に係る車両用座席を示す説明図である。
【図7】本発明の第2の実施例に係る車両用座席の一部
破断説明図である。
破断説明図である。
2 座席 3 エアコンディショナ(エア吹き出し機構) 3A エア吹出し口 10 下層(非通気性部材) 11 通気層(エア流通部材) 12 上層 14 通気部 20 ホース(導入通路)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) A47C 7/74 B60N 2/24 - 2/54 A47C 27/00
Claims (2)
- 【請求項1】 エア吹き出し機構を備えた車両の座席の
表面側に、非通気性部材からなる下層と、この下層上面
に取り付けられ内部にエアが流通可能な空隙が形成され
所定の厚さを有するエア流通部材からなる通気層と、こ
の通気層の上面を覆って取り付けられ上記通気層を外部
と連通させる通気部が形成された上層とからなる各層を
形成するとともに、上記通気層とエア吹き出し機構のエ
ア吹出し口とを接続しエア吹き出し機構から送出される
エアの一部を通気層に導入する導入通路を設け、上記通
気部を、利用者が座席に着座した際に接触する部位より
わずかに狭く形成し、上記下層と上層とを接続する周縁
部を非通気性部材により構成するとともに、上記周縁部
のうち、上記導入通路の出口側端部と接続される通気層
のエア導入口から最も離れ座席利用時に塞がれることの
ない部位に、通気層内に導入されたエアを外部に逃がす
エア排出部を形成するとともに、各層は、座席の座り部
と背もたれ部との両方に連続して形成されるとともに、
上層と下層とには、座席の座り部と背もたれ部との間に
沿って所定の長さを有する非通気部がそれぞれ形成され
た車両用座席において、 座席の座り部と背もたれ部との間に沿って形成された上
層の非通気部と下層の非通気部との間には、ほぼ中央に
非通気性の填隙部材を挟み入れて非通気層を形成し、こ
の非通気層両側には、座り部側通気層と背もたれ部側通
気層との間を連通する連通路を形成したことを特徴とす
る車両用座席。 - 【請求項2】 導入通路は、伸縮可能な可撓性ホース
と、このホースの入口側端部に取り付けられ外部のエア
吹出し口に接続されるアダプタと、上記ホースの出口側
端部に取り付けられ座席に形成されたエア導入口に接続
されるコネクタとを備えて構成されることを特徴とする
請求項1に記載の車両用座席。
Priority Applications (8)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8284679A JP2947187B2 (ja) | 1996-10-07 | 1996-10-07 | 車両用座席 |
BR9702937A BR9702937A (pt) | 1996-10-07 | 1997-10-03 | Banco de veículo |
AU39913/97A AU702397B2 (en) | 1996-10-07 | 1997-10-03 | Vehicle seat |
TW087215953U TW429902U (en) | 1996-10-07 | 1997-10-04 | Vehicle setat |
US08/944,886 US5918930A (en) | 1996-10-07 | 1997-10-06 | Vehicle seat |
EP97117325A EP0834421A1 (en) | 1996-10-07 | 1997-10-07 | Vehicle seat |
KR1019970051472A KR100305600B1 (ko) | 1996-10-07 | 1997-10-07 | 차량용좌석 |
CN97118958A CN1079750C (zh) | 1996-10-07 | 1997-10-07 | 机动车座 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8284679A JP2947187B2 (ja) | 1996-10-07 | 1996-10-07 | 車両用座席 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10108758A JPH10108758A (ja) | 1998-04-28 |
JP2947187B2 true JP2947187B2 (ja) | 1999-09-13 |
Family
ID=17681584
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8284679A Expired - Fee Related JP2947187B2 (ja) | 1996-10-07 | 1996-10-07 | 車両用座席 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2947187B2 (ja) |
BR (1) | BR9702937A (ja) |
Family Cites Families (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS54178609U (ja) * | 1978-06-05 | 1979-12-17 | ||
JPS60142660U (ja) * | 1984-03-01 | 1985-09-21 | 富士重工業株式会社 | 自動車用シ−ト |
JPS6134948U (ja) * | 1984-08-07 | 1986-03-04 | 幸雄 今野 | ベツト |
JPS63106358U (ja) * | 1986-12-27 | 1988-07-09 | ||
JP3051048U (ja) * | 1998-01-30 | 1998-08-11 | 有限会社トーモト | 衛生マットレス |
-
1996
- 1996-10-07 JP JP8284679A patent/JP2947187B2/ja not_active Expired - Fee Related
-
1997
- 1997-10-03 BR BR9702937A patent/BR9702937A/pt not_active IP Right Cessation
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
BR9702937A (pt) | 1998-11-03 |
JPH10108758A (ja) | 1998-04-28 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |