JP2946806B2 - ２層成形品用成形装置 - Google Patents
２層成形品用成形装置Info
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- JP2946806B2 JP2946806B2 JP8332791A JP8332791A JP2946806B2 JP 2946806 B2 JP2946806 B2 JP 2946806B2 JP 8332791 A JP8332791 A JP 8332791A JP 8332791 A JP8332791 A JP 8332791A JP 2946806 B2 JP2946806 B2 JP 2946806B2
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- molding
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- shut
- pin
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29C—SHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
- B29C45/00—Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
- B29C45/16—Making multilayered or multicoloured articles
- B29C45/1603—Multi-way nozzles specially adapted therefor
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Manufacturing & Machinery (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は，スキン層とコア層とよ
りなる２層成形品を成形するための成形装置に関する。
りなる２層成形品を成形するための成形装置に関する。
【０００２】
【従来技術】いわゆるサンドイッチ成形品などの２層成
形品を成形するに当たっては，キャビティ内にスキン層
を形成する合成樹脂を射出し，次いで該合成樹脂内にコ
ア層を形成する合成樹脂を注入する。上記２層成形品を
成形するための成形装置においては，スキン層成形用の
射出装置と，コア層成形用の射出装置と，両射出装置よ
りキャビティ内へ軟化状態の合成樹脂を射出するための
共有のノズル孔と，コア層成形用の射出装置とノズル孔
との間のコア流路内に進退可能に挿入されて該コア流路
の開閉を行うためのシャットオフピンとを有する。
形品を成形するに当たっては，キャビティ内にスキン層
を形成する合成樹脂を射出し，次いで該合成樹脂内にコ
ア層を形成する合成樹脂を注入する。上記２層成形品を
成形するための成形装置においては，スキン層成形用の
射出装置と，コア層成形用の射出装置と，両射出装置よ
りキャビティ内へ軟化状態の合成樹脂を射出するための
共有のノズル孔と，コア層成形用の射出装置とノズル孔
との間のコア流路内に進退可能に挿入されて該コア流路
の開閉を行うためのシャットオフピンとを有する。
【０００３】上記シャットオフピンは，図５に示すごと
く，シリンダ９１により進退操作を行う。図示省略して
あるが，該シリンダ９１のピストンロッド９１０の先端
には，シャットオフピンが接続されている（図１参
照）。該シリンダ９１には，油圧回路９３を接続し，該
油圧回路９３上に設けた切換弁９２によりシリンダ９１
の前後進切り換え操作を行うようにしている。上記シリ
ンダ９１は，ピストンロッド９１０を前方へ押圧してお
くための押圧室９１２と，ピストンロッド９１０を後方
へ戻すための戻し室９１３とを有する。そして，上記押
圧室９１２には油圧回路９３のパイプ９３２を，戻し室
９１３にはパイプ９３３を接続してある。なお，図５に
おいて，９４は油圧ポンプ，９５はオイルタンクを示
す。
く，シリンダ９１により進退操作を行う。図示省略して
あるが，該シリンダ９１のピストンロッド９１０の先端
には，シャットオフピンが接続されている（図１参
照）。該シリンダ９１には，油圧回路９３を接続し，該
油圧回路９３上に設けた切換弁９２によりシリンダ９１
の前後進切り換え操作を行うようにしている。上記シリ
ンダ９１は，ピストンロッド９１０を前方へ押圧してお
くための押圧室９１２と，ピストンロッド９１０を後方
へ戻すための戻し室９１３とを有する。そして，上記押
圧室９１２には油圧回路９３のパイプ９３２を，戻し室
９１３にはパイプ９３３を接続してある。なお，図５に
おいて，９４は油圧ポンプ，９５はオイルタンクを示
す。
【０００４】
【解決しようとする課題】しかしながら，従来の２層成
形品用成形装置においては，成形品の表面にヘジテーシ
ョンマークが出てしまう。そのため，従来の２層成形品
は，外観性に劣っていた。この点について，詳しく説明
する。２層成形品の成形に当たっては，スキン層成形用
の射出装置よりスキン層用の合成樹脂を一部分射出し，
次いで併行してシャットオフピンを後退させてコア流路
を開き，コア層用の合成樹脂を射出する。この際，シャ
ットオフピン操作用のシリンダが一気に後退するため，
シャットオフピンがフリーの状態となる。
形品用成形装置においては，成形品の表面にヘジテーシ
ョンマークが出てしまう。そのため，従来の２層成形品
は，外観性に劣っていた。この点について，詳しく説明
する。２層成形品の成形に当たっては，スキン層成形用
の射出装置よりスキン層用の合成樹脂を一部分射出し，
次いで併行してシャットオフピンを後退させてコア流路
を開き，コア層用の合成樹脂を射出する。この際，シャ
ットオフピン操作用のシリンダが一気に後退するため，
シャットオフピンがフリーの状態となる。
【０００５】このフリー状態においては，圧力のかかっ
ているスキン層用合成樹脂が，シャットオフピンを押し
てコア流路内へ流れ込む。そのため，キャビティ内への
射出速度が一時停止して，キャビティ内のスキン層用合
成樹脂の表面が部分的に冷えて固まる。そして，シャッ
トオフピンが後退限付近の位置まで移動したとき，コア
層用合成樹脂の圧力が上がり，該合成樹脂がキャビティ
内へ流れ込む。その後，シャフトオフピンを閉じて，キ
ャビティ内へスキン層用合成樹脂を射出する。これによ
り，２層成形品が成形される。
ているスキン層用合成樹脂が，シャットオフピンを押し
てコア流路内へ流れ込む。そのため，キャビティ内への
射出速度が一時停止して，キャビティ内のスキン層用合
成樹脂の表面が部分的に冷えて固まる。そして，シャッ
トオフピンが後退限付近の位置まで移動したとき，コア
層用合成樹脂の圧力が上がり，該合成樹脂がキャビティ
内へ流れ込む。その後，シャフトオフピンを閉じて，キ
ャビティ内へスキン層用合成樹脂を射出する。これによ
り，２層成形品が成形される。
【０００６】しかしながら，上記の冷え固まった部分
は，線状模様のヘジテーションマークとなって成形品の
表面に残ってしまう。そのため，成形品の外観性が劣
る。本発明は，かかる従来の問題点に鑑み，ヘジテーシ
ョンマークの発生を防止して外観性に優れた２層成形品
を成形することができる，２層成形品用成形装置を提供
しようとするものである。
は，線状模様のヘジテーションマークとなって成形品の
表面に残ってしまう。そのため，成形品の外観性が劣
る。本発明は，かかる従来の問題点に鑑み，ヘジテーシ
ョンマークの発生を防止して外観性に優れた２層成形品
を成形することができる，２層成形品用成形装置を提供
しようとするものである。
【０００７】
【課題の解決手段】本発明は，スキン層成形用の射出装
置と，コア層成形用の射出装置と，両射出装置よりキャ
ビティ内へ軟化状態の合成樹脂を射出するための共有の
ノズル孔と，上記コア層成形用の射出装置とノズル孔と
の間のコア流路内に進退可能に挿入されて該コア流路の
開閉を行うためのシャットオフピンと，該シャットオフ
ピンの進退操作を行うためのシリンダと，該シリンダに
接続した油圧回路とよりなり，上記油圧回路上には，絞
り弁を設けたことを特徴とする２層成形品用成形装置に
ある。
置と，コア層成形用の射出装置と，両射出装置よりキャ
ビティ内へ軟化状態の合成樹脂を射出するための共有の
ノズル孔と，上記コア層成形用の射出装置とノズル孔と
の間のコア流路内に進退可能に挿入されて該コア流路の
開閉を行うためのシャットオフピンと，該シャットオフ
ピンの進退操作を行うためのシリンダと，該シリンダに
接続した油圧回路とよりなり，上記油圧回路上には，絞
り弁を設けたことを特徴とする２層成形品用成形装置に
ある。
【０００８】本発明において最も注目すべきことは，シ
ャットオフピンをゆっくりと後退させるための絞り弁を
油圧回路上に設けたことにある。上記絞り弁は，切換弁
よりも前方の油圧回路上のＰポートに設ける場合（図２
参照），切換弁よりも後方のＡ，Ｂポートに設ける場合
（図３及び図４参照）などがある。後者の場合，絞り弁
は逆止弁付き絞り弁とすることが望ましい。この場合，
シャットオフピンが，開くときはゆっくりと作動し，閉
じるときは早く作動する。これにより，シャットオフピ
ン閉止時におけるコア流路へのスキン層用合成樹脂の逆
流を防止することが可能となる。
ャットオフピンをゆっくりと後退させるための絞り弁を
油圧回路上に設けたことにある。上記絞り弁は，切換弁
よりも前方の油圧回路上のＰポートに設ける場合（図２
参照），切換弁よりも後方のＡ，Ｂポートに設ける場合
（図３及び図４参照）などがある。後者の場合，絞り弁
は逆止弁付き絞り弁とすることが望ましい。この場合，
シャットオフピンが，開くときはゆっくりと作動し，閉
じるときは早く作動する。これにより，シャットオフピ
ン閉止時におけるコア流路へのスキン層用合成樹脂の逆
流を防止することが可能となる。
【０００９】
【作用及び効果】本発明においては，２層成形品の成形
に当たって，まずスキン層成形用の射出装置よりノズル
孔を介してキャビティ内へスキン層用の合成樹脂を射出
する。次いで，これと併行してシャットオフピンを後退
させてコア流路を開き，コア層成形用合成樹脂をキャビ
ティ内へ射出する。
に当たって，まずスキン層成形用の射出装置よりノズル
孔を介してキャビティ内へスキン層用の合成樹脂を射出
する。次いで，これと併行してシャットオフピンを後退
させてコア流路を開き，コア層成形用合成樹脂をキャビ
ティ内へ射出する。
【００１０】このとき，油圧回路上には絞り弁を設けて
あるため，シャットオフピン操作用のシリンダがゆっく
りと作動する。即ち，シャットオフピンがゆっくりと後
退して，コア流路を徐々に開く。そのため，シャットオ
フピン方向へ逆流するスキン層成形用合成樹脂の量が微
量となる。これにより，キャビティ内における合成樹脂
射出速度の変動が小さくなり，ヘジテーションマークが
発生しなくなる。それ故，本発明によれば，ヘジテーシ
ョンマークの発生を防止して外観性に優れた２層成形品
を成形することが可能な，２層成形品用成形装置を提供
することができる。
あるため，シャットオフピン操作用のシリンダがゆっく
りと作動する。即ち，シャットオフピンがゆっくりと後
退して，コア流路を徐々に開く。そのため，シャットオ
フピン方向へ逆流するスキン層成形用合成樹脂の量が微
量となる。これにより，キャビティ内における合成樹脂
射出速度の変動が小さくなり，ヘジテーションマークが
発生しなくなる。それ故，本発明によれば，ヘジテーシ
ョンマークの発生を防止して外観性に優れた２層成形品
を成形することが可能な，２層成形品用成形装置を提供
することができる。
【００１１】
【実施例】実施例１ 本発明の実施例１につき，図１及び図２を用いて説明す
る。本例装置は，図１に示すごとく，スキン層成形用の
射出装置１１と，コア層成形用の射出装置１２と，両射
出装置１１，１２よりキャビティ８内へ軟化状態の合成
樹脂を射出するための共有のノズル孔１３０と，コア層
成形用射出装置１２とノズル孔１３０との間のコア流路
１２０内に進退可能に挿入されて該コア流路１２０の開
閉を行うためのシャットオフピン１４と，該シャットオ
フピン１４の進退操作を行うためのシリンダ１５と，該
シリンダ１５に接続した油圧回路１６とよりなる。そし
て，該油圧回路１６上には，絞り弁１６２を設けてあ
る。
る。本例装置は，図１に示すごとく，スキン層成形用の
射出装置１１と，コア層成形用の射出装置１２と，両射
出装置１１，１２よりキャビティ８内へ軟化状態の合成
樹脂を射出するための共有のノズル孔１３０と，コア層
成形用射出装置１２とノズル孔１３０との間のコア流路
１２０内に進退可能に挿入されて該コア流路１２０の開
閉を行うためのシャットオフピン１４と，該シャットオ
フピン１４の進退操作を行うためのシリンダ１５と，該
シリンダ１５に接続した油圧回路１６とよりなる。そし
て，該油圧回路１６上には，絞り弁１６２を設けてあ
る。
【００１２】上記ノズル孔１３０は，ノズルボデー１３
の先端部に設けてある。そして，該ノズルボデー１３内
には，ノズル孔１３０に連通させて，スキン流路１１０
とコア流路１２０を設けてある。該スキン流路１１０
は，ノズル孔１３０と上記射出装置１１との間を連通さ
せるための流路である。また，コア流路１２０は，ノズ
ル孔１３０と上記射出装置１２との間を連通させるため
の流路である。両流路１１０，１２０は，ノズル孔１３
０において合流している。
の先端部に設けてある。そして，該ノズルボデー１３内
には，ノズル孔１３０に連通させて，スキン流路１１０
とコア流路１２０を設けてある。該スキン流路１１０
は，ノズル孔１３０と上記射出装置１１との間を連通さ
せるための流路である。また，コア流路１２０は，ノズ
ル孔１３０と上記射出装置１２との間を連通させるため
の流路である。両流路１１０，１２０は，ノズル孔１３
０において合流している。
【００１３】上記シリンダ１５は，シリンダチューブ１
５１と，ピストンロッド１５２とよりなり，該ピストン
ロッド１５２の先端は上記シャットオフピン１４に接続
している。該シリンダチューブ１５１内には，押圧室１
５３と戻し室１５４とを形成している。そして，押圧室
１５３は前進側ポート１５３０により，また戻し室１５
４は後進側ポート１５４０により，それぞれ油圧回路１
６と接続している。上記油圧回路１６は，油圧制御部１
６１と，該油圧制御部１６１のＰポートの絞りを行うた
めの絞り弁１６２とを有する。該油圧制御部１６１は，
図２に示すごとく，切換弁１６３と，パイロット操作逆
止弁１６４とよりなる。
５１と，ピストンロッド１５２とよりなり，該ピストン
ロッド１５２の先端は上記シャットオフピン１４に接続
している。該シリンダチューブ１５１内には，押圧室１
５３と戻し室１５４とを形成している。そして，押圧室
１５３は前進側ポート１５３０により，また戻し室１５
４は後進側ポート１５４０により，それぞれ油圧回路１
６と接続している。上記油圧回路１６は，油圧制御部１
６１と，該油圧制御部１６１のＰポートの絞りを行うた
めの絞り弁１６２とを有する。該油圧制御部１６１は，
図２に示すごとく，切換弁１６３と，パイロット操作逆
止弁１６４とよりなる。
【００１４】本例装置は，上記のように構成されている
ので，次の作用効果を呈する。即ち，２層成形品の成形
に当たっては，まずスキン層成形用射出装置１１より軟
化状態のスキン層成形用合成樹脂を一部分射出する。射
出された合成樹脂は，スキン流路１１０を通ってノズル
孔１３０よりキャビティ８内へ射出される。次いで，こ
れと併行して，油圧制御部１６１の操作により，油圧ポ
ンプ９４からシリンダ１５の戻し室１５４へ作動油を送
り込むと同時に，押圧室１５３からオイルタンク９５へ
作動油を戻す。これにより，シャットオフピン１４を後
退させてコア流路１２０を開く。そして，コア層成形用
射出装置１２より軟化状態のコア層成形用合成樹脂を射
出する。射出された合成樹脂は，コア流路１２０を通っ
てノズル孔１３０よりキャビティ８内におけるスキン層
成形用合成樹脂中へ注入される。
ので，次の作用効果を呈する。即ち，２層成形品の成形
に当たっては，まずスキン層成形用射出装置１１より軟
化状態のスキン層成形用合成樹脂を一部分射出する。射
出された合成樹脂は，スキン流路１１０を通ってノズル
孔１３０よりキャビティ８内へ射出される。次いで，こ
れと併行して，油圧制御部１６１の操作により，油圧ポ
ンプ９４からシリンダ１５の戻し室１５４へ作動油を送
り込むと同時に，押圧室１５３からオイルタンク９５へ
作動油を戻す。これにより，シャットオフピン１４を後
退させてコア流路１２０を開く。そして，コア層成形用
射出装置１２より軟化状態のコア層成形用合成樹脂を射
出する。射出された合成樹脂は，コア流路１２０を通っ
てノズル孔１３０よりキャビティ８内におけるスキン層
成形用合成樹脂中へ注入される。
【００１５】このようにシャットオフピン１４を後退さ
せるとき，絞り弁１６２が働いて，シリンダ１５へ供給
される作動油の流量を制限する。そのため，該シリンダ
１５がゆっくりと後退する。即ち，シャットオフピン１
４がゆっくりと後退して，コア流路１２０を徐々に開
く。それ故，シャットオフピン１４の方向へ逆流するス
キン層成形用合成樹脂の量が微量となる。これにより，
キャビティ８内における合成樹脂射出速度の変動が小さ
くなり，ヘジテーションマークが発生しなくなる。な
お，シャフトオフピン１４を閉じるときにも，絞り弁１
６２が働いて，該シャフトオフピン１４がゆっくりと前
進する。それ故，本例によれば，ヘジテーションマーク
の発生を防止して外観性に優れた２層成形品を成形する
ことができる。
せるとき，絞り弁１６２が働いて，シリンダ１５へ供給
される作動油の流量を制限する。そのため，該シリンダ
１５がゆっくりと後退する。即ち，シャットオフピン１
４がゆっくりと後退して，コア流路１２０を徐々に開
く。それ故，シャットオフピン１４の方向へ逆流するス
キン層成形用合成樹脂の量が微量となる。これにより，
キャビティ８内における合成樹脂射出速度の変動が小さ
くなり，ヘジテーションマークが発生しなくなる。な
お，シャフトオフピン１４を閉じるときにも，絞り弁１
６２が働いて，該シャフトオフピン１４がゆっくりと前
進する。それ故，本例によれば，ヘジテーションマーク
の発生を防止して外観性に優れた２層成形品を成形する
ことができる。
【００１６】実施例２ 本例の２層成形品用成形装置につき，図３を用いて説明
する。本例においては，前記実施例１に示した油圧回路
１６に代えて，油圧回路２をシリンダ１５に接続してい
る。前記実施例１に示した絞り弁１６２に代えて，逆止
弁付き絞り弁２０を用いたものである。該逆止弁付き絞
り弁２０は，切換弁１６３のＢポートとシリンダ１５の
前進側ポート１５３０との間の油圧回路上に設けてあ
る。その他は，前記実施例１と同様である。
する。本例においては，前記実施例１に示した油圧回路
１６に代えて，油圧回路２をシリンダ１５に接続してい
る。前記実施例１に示した絞り弁１６２に代えて，逆止
弁付き絞り弁２０を用いたものである。該逆止弁付き絞
り弁２０は，切換弁１６３のＢポートとシリンダ１５の
前進側ポート１５３０との間の油圧回路上に設けてあ
る。その他は，前記実施例１と同様である。
【００１７】本例装置は，上記のように構成されている
ので，次の作用効果を呈する。即ち，前記実施例１にお
いて説明したように，キャビティ内のスキン層成形用合
成樹脂中にコア層成形用合成樹脂を注入する。その後，
シャットオフピンを閉じて，ノズル孔よりキャビティ内
へ多量のスキン層成形用合成樹脂を射出する。このと
き，スキン層成形用合成樹脂がコア流路側へ流れ込もう
とする。
ので，次の作用効果を呈する。即ち，前記実施例１にお
いて説明したように，キャビティ内のスキン層成形用合
成樹脂中にコア層成形用合成樹脂を注入する。その後，
シャットオフピンを閉じて，ノズル孔よりキャビティ内
へ多量のスキン層成形用合成樹脂を射出する。このと
き，スキン層成形用合成樹脂がコア流路側へ流れ込もう
とする。
【００１８】しかしながら，本例においては，図３に示
すごとく，シリンダ１５の前進側ポート１５３０に逆止
弁付き絞り弁２０を接続してある。そのため，シリンダ
１５の前進側ポート１５３０へ作動油を送るときには，
作動油が逆止弁付き絞り弁２０をスムーズに流れる。こ
れにより，シリンダ１５のピストンロッド１５２を早く
前進させることができる。即ち，シャットオフピンを早
く閉じることができる。それ故，本例によれば，上記ス
キン層成形用合成樹脂のコア流路への逆流を防止するこ
とができる。したがって，成形品のバラツキが少なくな
る。
すごとく，シリンダ１５の前進側ポート１５３０に逆止
弁付き絞り弁２０を接続してある。そのため，シリンダ
１５の前進側ポート１５３０へ作動油を送るときには，
作動油が逆止弁付き絞り弁２０をスムーズに流れる。こ
れにより，シリンダ１５のピストンロッド１５２を早く
前進させることができる。即ち，シャットオフピンを早
く閉じることができる。それ故，本例によれば，上記ス
キン層成形用合成樹脂のコア流路への逆流を防止するこ
とができる。したがって，成形品のバラツキが少なくな
る。
【００１９】一方，シリンダ１５の後退側ポート１５４
０へ作動油を送り，前進側ポート１５３０より作動油を
戻すときには，逆止弁付き絞り弁２０により流量が絞ら
れる。そのため，ピストンロッド１５２がゆっくりと後
退する。即ち，シャットオフピンがゆっくりと後退し，
コア層流路１２０を徐々に開く。それ故，前記実施例１
と同様に，ヘジテーションマークの発生を防止すること
ができる。このように，本例によれば，外観性に優れた
２層成形品を安定して成形することができる。
０へ作動油を送り，前進側ポート１５３０より作動油を
戻すときには，逆止弁付き絞り弁２０により流量が絞ら
れる。そのため，ピストンロッド１５２がゆっくりと後
退する。即ち，シャットオフピンがゆっくりと後退し，
コア層流路１２０を徐々に開く。それ故，前記実施例１
と同様に，ヘジテーションマークの発生を防止すること
ができる。このように，本例によれば，外観性に優れた
２層成形品を安定して成形することができる。
【００２０】実施例３ 本例の２層成形品用成形装置につき，図４を用いて説明
する。本例においては，前記実施例２に示した油圧回路
２に代えて，油圧回路３をシリンダ１５に接続してい
る。該油圧回路３は，前記実施例２に示した逆止弁付き
絞り弁２０に代えて，逆止弁付き絞り弁３０を用いたも
のである。該逆止弁付き絞り弁３０は，いわゆるバネ付
きタイプのものであり，シリンダ１５の後退側ポート１
５４０と切換弁１６３のＡポートとの間の油圧回路上に
設けてある。その他は，前記実施例２と同様である。
する。本例においては，前記実施例２に示した油圧回路
２に代えて，油圧回路３をシリンダ１５に接続してい
る。該油圧回路３は，前記実施例２に示した逆止弁付き
絞り弁２０に代えて，逆止弁付き絞り弁３０を用いたも
のである。該逆止弁付き絞り弁３０は，いわゆるバネ付
きタイプのものであり，シリンダ１５の後退側ポート１
５４０と切換弁１６３のＡポートとの間の油圧回路上に
設けてある。その他は，前記実施例２と同様である。
【００２１】本例装置は，上記のように構成されている
ので，次の作用効果を呈する。即ち，ピストンロッド１
５２を前進させるときには，後退側ポート１５４０から
の戻り油が，逆止弁付き絞り弁３０をスムーズに流れ
る。そのため，該ピストンロッド１５２が早く前進す
る。これにより，シャットオフピンを早く閉じることが
できる。一方，ピストンロッド１５２を後退させるとき
には，後退側ポート１５４０への送油の流量が，逆止弁
付き絞り弁３０により絞られる。そのため，該ピストン
ロッド１５２がゆっくりと後退する。これにより，シャ
ットオフピンをゆっくりと開くことができる。それ故，
本例においても，前記実施例２と同様の作用効果を得る
ことができる。
ので，次の作用効果を呈する。即ち，ピストンロッド１
５２を前進させるときには，後退側ポート１５４０から
の戻り油が，逆止弁付き絞り弁３０をスムーズに流れ
る。そのため，該ピストンロッド１５２が早く前進す
る。これにより，シャットオフピンを早く閉じることが
できる。一方，ピストンロッド１５２を後退させるとき
には，後退側ポート１５４０への送油の流量が，逆止弁
付き絞り弁３０により絞られる。そのため，該ピストン
ロッド１５２がゆっくりと後退する。これにより，シャ
ットオフピンをゆっくりと開くことができる。それ故，
本例においても，前記実施例２と同様の作用効果を得る
ことができる。
【図１】実施例１にかかる２層成形品用成形装置の側面
断面図。
断面図。
【図２】実施例１の油圧回路の説明図。
【図３】実施例２の油圧回路の説明図。
【図４】実施例３の油圧回路の説明図。
【図５】従来の２層成形品用成形装置の油圧回路の説明
図。
図。
１１．．．スキン層成形用射出装置， １１０．．．スキン流路， １２．．．コア層成形用射出装置， １２０．．．コア流路， １３０．．．ノズル孔， １４．．．シャットオフピン， １５．．．シリンダ， １６．．．油圧回路， １６２．．．絞り弁， ２．．．油圧回路， ２０．．．逆止弁付き絞り弁， ３．．．油圧回路， ３０．．．逆止弁付き絞り弁，
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平４−84654（ＪＰ，Ａ) 特開 昭52−72762（ＪＰ，Ａ) 特開 平２−143817（ＪＰ，Ａ) 特開 昭64−47522（ＪＰ，Ａ) 特開 昭58−179632（ＪＰ，Ａ) 特開 昭49−88964（ＪＰ，Ａ) 実開 昭63−161811（ＪＰ，Ｕ) (58)調査した分野(Int.Cl.6，ＤＢ名) B29C 45/00 - 45/84
Claims (2)
- 【請求項１】 スキン層成形用の射出装置と，コア層成
形用の射出装置と，両射出装置よりキャビティ内へ軟化
状態の合成樹脂を射出するための共有のノズル孔と，上
記コア層成形用の射出装置とノズル孔との間のコア流路
内に進退可能に挿入されて該コア流路の開閉を行うため
のシャットオフピンと，該シャットオフピンの進退操作
を行うためのシリンダと，該シリンダに接続した油圧回
路とよりなり，上記油圧回路上には，絞り弁を設けたこ
とを特徴とする２層成形品用成形装置。 - 【請求項２】 請求項１において，上記絞り弁は，上記
油圧回路上に設けた切換弁と上記シリンダとの間の油圧
回路上に設け，かつ該絞り弁は逆止弁付き絞り弁とし，
上記シャットオフピンが，開くときはゆっくりと作動
し，閉じるときは早く作動するように構成したことを特
徴とする２層成形品用成形装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8332791A JP2946806B2 (ja) | 1991-03-23 | 1991-03-23 | ２層成形品用成形装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8332791A JP2946806B2 (ja) | 1991-03-23 | 1991-03-23 | ２層成形品用成形装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04294114A JPH04294114A (ja) | 1992-10-19 |
| JP2946806B2 true JP2946806B2 (ja) | 1999-09-06 |
Family
ID=13799336
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8332791A Expired - Lifetime JP2946806B2 (ja) | 1991-03-23 | 1991-03-23 | ２層成形品用成形装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2946806B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2014031826A2 (en) * | 2012-08-24 | 2014-02-27 | Synventive Molding Solutions, Inc. | Injection molding flow control apparatus and method |
| JP6278411B2 (ja) * | 2015-07-07 | 2018-02-14 | 株式会社日本製鋼所 | サンドイッチ成形用の射出ノズル |
-
1991
- 1991-03-23 JP JP8332791A patent/JP2946806B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH04294114A (ja) | 1992-10-19 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
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