JP2946722B2 - 衣類乾燥機 - Google Patents

衣類乾燥機

Info

Publication number
JP2946722B2
JP2946722B2 JP27836490A JP27836490A JP2946722B2 JP 2946722 B2 JP2946722 B2 JP 2946722B2 JP 27836490 A JP27836490 A JP 27836490A JP 27836490 A JP27836490 A JP 27836490A JP 2946722 B2 JP2946722 B2 JP 2946722B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
layer
filter device
dust
dry air
clothes dryer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP27836490A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH04152992A (ja
Inventor
裕幸 藤井
悦三 濱川
正光 三原
昇 成尾
康之 貫名
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Family has litigation
First worldwide family litigation filed litigation Critical https://patents.darts-ip.com/?family=17596315&utm_source=google_patent&utm_medium=platform_link&utm_campaign=public_patent_search&patent=JP2946722(B2) "Global patent litigation dataset” by Darts-ip is licensed under a Creative Commons Attribution 4.0 International License.
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP27836490A priority Critical patent/JP2946722B2/ja
Publication of JPH04152992A publication Critical patent/JPH04152992A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2946722B2 publication Critical patent/JP2946722B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Detail Structures Of Washing Machines And Dryers (AREA)
  • Electrostatic Separation (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は衣類乾燥機のフィルター装置に関する。
従来の技術 近年、衣類乾燥機においては、被乾燥物に付着してい
る糸くずや綿ほこりなどのリントは、フィルター装置を
使って回収されている。そこで従来のフィルター装置に
ついて第6図を参考に説明する。1は回転ドラムで、本
体2内後壁部のドラムホルダー3に固定されたシャフト
4に対してメタル5を介して回転自在に設けている。6
は乾燥空気を回転ドラム1内に送風する送風ファンで、
ベルト7を介してモータ8により駆動される。送風ファ
ン6により送風された乾燥空気は、乾燥空気循環経路9
を経由して加熱手段10に至り、ここで加熱されて回転ド
ラム1内に送風される。11は回転ドラム1に設けた通気
部1aの全面を覆うように配したナイロンメッシュ等の素
材からなるフィルター装置で、矢印A方向に循環する乾
燥空気中のリント等を捕集する。12は、メタル5に脱着
自在に設けたフィルターカバーで、フィルター装置11に
付着したリント等が回転ドラム1内で回転する被乾燥物
に再付着するのを防止する。
発明が解決しようとする課題 上記構成において被乾燥物を乾燥した場合、発生した
リント等がフィルター装置11の風上側表面に捕集されて
いくことになるが、フィルター装置11はナイロンメッシ
ュ等の素材からなる1層構造なので、比較的大きなリン
ト等は容易に捕集されるが、毛布に生息するダニの死骸
や衣類に付着する花粉等のように数ミクロンから数十ミ
クロンと非常に細かい塵埃はメッシュの隙間を通過して
しまい十分に捕集できないとい4う問題点があった。
また、メッシュ数を多くし隙間を細かくして捕集でき
るようにしたとしても、この場合は端に表面で捕集して
いるだけであって、例えば、フィルター装置の掃除を目
的として装着しているメタル等から取り外す際に、振動
が加わった場合、捕集されている細かいリントやダニの
死骸,花粉といった塵埃がフィルター装置より容易に離
脱し、回転ドラム内に拡散して被乾燥物を再汚染してし
まうなどの問題があった。
また、ダニの死骸や花粉等の塵埃の場合は非常に細か
いため、フィルター装置11に加わる振動によって直接人
体にまで飛散してアレルギー疾患の要因の一つとなるな
どの問題があった。また、フィルター装置11のメッシュ
数を多くして隙間を細かくした場合、この部分での圧力
損失が大きくなり、被乾燥物を乾燥するための乾燥空気
の供給が充分行えず乾燥時間が長くなる、あるいは被乾
燥物に乾燥ムラができるといった問題点が発生すること
もあった。
本発明は、細かいリントや塵埃等を高効率に捕集する
とともに、一度捕集したこれらのリントや塵埃を再び容
易に脱離させないフィルター装置を提供することを目的
としている。
課題を解決するための手段 上記目的を達成するために、本発明は、乾燥庫に乾燥
後の乾燥空気を通す通気部を設け、この通気部の風上側
の全面をフィルターで覆い、前記フィルターは、ダニの
死骸や花粉といった塵埃を捕集する目の細かい第1の層
と、それより目が粗く前記塵埃を通過させる第2の層か
らなり、前記第2の層を風上に位置させるとともに前記
第1の層と前記第2の層とが相互間に前記塵埃を収納す
る収納部を構成するように一体とするものである 作用 上記手段によれば、捕集を目的とする細かいリントや
塵埃は目の粗い第2の層を容易に通過して目の細かい第
1の層の表面および内部に捕集される。そして、一度捕
集された細かいリントや塵埃等は、外力が加わったとし
ても第2層目が第1層目により風上側にありカバー材と
して働くため、塵埃等が容易にフィルター装置より離脱
することがなくなる。
実施例 以下、本発明の一実施例について、回転ドラム式の衣
類乾燥機を例として、第1図,第2図を用いて説明す
る。第1図において、1は回転ドラムで、本体2内後壁
部のドラムホルダー3に固定されたシャフト4にメタル
5を介して回転自在に設けている。6は乾燥空気を回転
ドラム1内に送風する送風ファンでベルト7を介してモ
ータ8により駆動される。送風ファン6により送風され
た乾燥空気は乾燥空気循環経路9を経由して加熱手段10
に至り、ここで加熱されて回転ドラム1内に送風され
る。13は回転ドラム1に設けた通気部1aの全面を覆うよ
うに配した本発明のフィルター装置で、矢印A方向に循
環する乾燥空気中のリントや塵埃等を捕集する。12は、
メタル5に脱着自在に設けたフィルターカバーで、フィ
ルター装置13に付着したリント等が回転ドラム1内で回
転する被乾燥物に再付着するのを防止する。なお、本実
施例では、フィルター装置13は、フィルターカバー12に
対して脱着自在の構成のものを示している。第2図は、
本発明のフィルター装置13の一実施例の構成を示した断
面図である。第2図において、13aはフィルター装置13
を構成する第1の層である。この層13aでは、従来のフ
ィルター装置では充分に捕集することができなかったダ
ニの死骸や花粉などの塵埃等を高効率で捕集することを
目的としている。そのためフィルターを構成する素材と
しては、例えばポリプロピレン繊維等からなる不織布を
用いる。また、この第1の層13aの目的であるダニの死
骸や花粉等ミクロンオーダーの塵埃を高効率で捕集する
ために、繊維径は数ミクロンオーダーのものからなり、
目付け量は約50g/m2以上からなる不織布を用いることが
好適であることを確認している。13bは第1の層13aの風
上側の全面を覆うように配した第2の層である。第2の
層13bの素材としては第1の層13aと同様、ポリプロピレ
ン繊維等からなる不織布を用いる。但し、本発明のフィ
ルター装置13では、第1の層13aと第2の層13bとの間に
ダニの死骸や花粉等の塵埃を取り込むことを目的として
いるため、第2の層13bは、回転ドラム1内部で乾燥空
気が循環しているとき、上記の塵埃を比較的容易に通過
させる目の粗い構成のものでなくてはならない。そのた
めに、第2の層13bを構成する不織布の目付け量として
は約40g/m2以下のものを用いることが好適であることを
確認している。第2図では、第1の層13aと第2の層13b
の外周部及び内周部を樹脂によって一体成形した構成の
ものを示しているが、このような構成のフィルター装置
13を衣類乾燥機に装着する場合は、第2図に示すように
目の粗い第2の層13bが風上側になるように装着する。
以下、本発明のフィルター装置13の働きについて説明
する。毛布あるいは衣類等の被乾燥物を回転ドラム1内
に投入し、運転を開始することにより回転ドラム1が回
転し投入された被乾燥物に機械力が作用して、これらに
付着しているリントやダニの死骸,花粉等の塵埃が脱離
しはじめてくる。そして、回転ドラム1の回転と同時に
送風ファン6が回転し、これによって送風される乾燥空
気より毛布あるいは衣類から脱離した上記の塵埃がフィ
ルター装置13の第2の層13bに進入してくる。第2の層1
3bは、前述のように乾燥空気が循環しているとき、上記
の塵埃が比較的容易に通過できる構成のものを選定して
いるため、第2の層13bを通過して第1の層13aへと進入
していく。第1の層13aは、前述のように第2の層13bを
通過した塵埃を高効率で捕集する構成となっているため
第1の層13aの風上側表面、もしくは内部に物理的に捕
集される。一度、第1の層13aに捕集された塵埃は、フ
ィルター装置13に外力が加わり振動したとしても第2の
層13bがカバー材として働くため、容易には脱離するこ
とはない。つまり、本発明のフィルター装置13の構成で
あれば、人体に対してアレルギー疾患などの悪影響を及
ぼす可能性のあるダニの死骸や花粉等の塵埃を2層構造
のフィルター装置13の内部に閉じこめた形で捕集し、容
易に外部へ放出することがないので、衛生的なフィルタ
ー装置を供給することができるのである。
また、第1の層13aの素材として、前述のように不織
布を用いる場合、目付け量の大きなものを使用すればす
るほど密な構成にすることができる。そして、密な構成
になればなるほどミクロンオーダーの塵埃であっても、
これらをより高い効率で捕集することができるようにな
るわけであるが、同時にフィルター装置13での圧力損失
も高くなる。フィルター装置13での圧力損失が高くなる
と、衣類乾燥のための乾燥空気の供給が充分に行えなく
なり、乾燥時間が長くなったり被乾燥物に乾燥むらが発
生するといった悪影響を生じることがある。
第3図は上記のような問題を解決する本発明の他の一
実施例を示したものである。第3図のようにフィルター
装置14の構成を放射状にほぼ波型形状にすれば、単に平
面の構成のものに比べ、フィルター装置14の表面積を大
きくすることができる。第3図の構成であれば、目付け
量の大きな不織布を用いて密な構成のフィルター装置と
した場合でも、圧力損失による乾燥空気の風量の低下を
表面積の増大によって防止することができる。
また、圧力損失を招かずに塵埃を高い効率で捕集する
他の手段として電気的吸着力を利用する方法がある。一
例としては、第1の層11aを構成する素材として静電気
を帯電させた不織布を用いる。第4図に静電気フィルタ
ーの原理を従来のフィルターと比較してモデル的に示し
た。この図に示すように、従来のフィルター装置11が物
理的に塵埃15を捕集するのに対し、静電気を帯電させた
フィルター装置16では、塵埃15を電気的に吸着するた
め、比較的粗な構成であっても高い効率で塵埃15を捕集
することができる。この構成であれば圧力損失は高くな
らず乾燥時間に対して悪影響を与えることもなくなるの
である。
以上、本実施例では回転ドラム式の衣類乾燥機につい
て説明してきたが、第5図に示すようにつり下げ式の衣
類乾燥機の場合でも本発明のフィルター装置を用いるこ
とができる。第5図に示したつり下げ式の衣類乾燥機の
構成について説明すると、17は本体18内に設けられたつ
り下げ棒で、図に示すように乾燥する衣類をつり下げる
ために使用する。19は送風手段で、本体18に設けられた
吸気口部18aより吸気した空気を加熱手段20で加熱し、
本体内に乾燥空気を送風するのに用いる。18bは本体18
に設けられた通気部で、この部分より本体外に湿った乾
燥空気を排出する。本発明のフィルター装置21は回転ド
ラム式の衣類乾燥機の場合と同様に通気部18bの風上側
全面を覆うように配する構成とする。
発明の効果 以上のように本発明のフィルター装置は、目の細かさ
が異なる2つの層が一体となったものであるため、被乾
燥物に付着するダニの死骸や花粉のように、人体に悪影
響を及ぼす可能性のあるミクロンオーダーレベルの細か
い塵埃等を2つの層の間に取り込んで、容易には外部へ
と放出することのない衛生効果の高いフィルター装置を
提供することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明のフィルター装置の一実施例を装着した
回転ドラム式の衣類乾燥機の縦断面図、第2図は同フィ
ルター装置の拡大断面図、第3図は他の実施例を示すフ
ィルター装置の外観斜視図、第4図は他の実施例を示す
フィルター装置と従来のフィルター装置との原理を示す
図、第5図は本発明のフィルター装置の一実施例を装着
したつり下げ式の衣類乾燥機の断面図、第6図は従来の
フィルター装置を装着した回転ドラム式の衣類乾燥機の
縦断面図である。 1……ドラム、13,14……フィルター装置、13a……第1
の層、13b……第2の層。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 成尾 昇 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 器産業株式会社内 (72)発明者 貫名 康之 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 器産業株式会社内 (56)参考文献 特開 昭57−49500(JP,A) 特開 昭63−317198(JP,A) 実開 平4−7095(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) D06F 58/02 D06F 58/22 B01D 39/08 B01D 39/14

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】乾燥庫に乾燥後の乾燥空気を通す通気部を
    設け、この通気部の風上側の全面をフィルターで覆い、
    前記フィルターは、ダニの死骸や花粉といった塵埃を捕
    集する目の細かい第1の層と、それより目が粗く前記塵
    埃を通過させる第2の層からなり、前記第2の層を風上
    に位置させるとともに前記第1の層と前記第2の層とが
    相互間に前記塵埃を収納する収納部を構成するように一
    体とする衣類乾燥機。
JP27836490A 1990-10-16 1990-10-16 衣類乾燥機 Expired - Lifetime JP2946722B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP27836490A JP2946722B2 (ja) 1990-10-16 1990-10-16 衣類乾燥機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP27836490A JP2946722B2 (ja) 1990-10-16 1990-10-16 衣類乾燥機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH04152992A JPH04152992A (ja) 1992-05-26
JP2946722B2 true JP2946722B2 (ja) 1999-09-06

Family

ID=17596315

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP27836490A Expired - Lifetime JP2946722B2 (ja) 1990-10-16 1990-10-16 衣類乾燥機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2946722B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6922913B2 (en) 2003-08-18 2005-08-02 Maytag Corporation Volatilizable media holder for a laundry dryer
AU2007324279B2 (en) 2006-11-24 2012-04-05 Garrett Thermal Systems Limited Filter arrangement
CN110607673A (zh) * 2019-09-06 2019-12-24 青岛海尔滚筒洗衣机有限公司 干衣设备的除螨方法

Also Published As

Publication number Publication date
JPH04152992A (ja) 1992-05-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH09502626A (ja) 衣類乾燥機用リント収集装置
US20080235978A1 (en) Self-cleaning lint collector
JP3002062B2 (ja) フィルタークリーナ付衣類乾燥機
JPH07694A (ja) 衣類乾燥機
US5181945A (en) High-temperature fabric filter media
JP2946722B2 (ja) 衣類乾燥機
US20040093756A1 (en) Filter device for a hair dryer
JPS6053199A (ja) 衣類乾燥機
JP3260359B2 (ja) 乾燥機等のフィルター装置
JPH08240385A (ja) 乾燥機
JPH04222611A (ja) フィルター装置
JPH0515697A (ja) 衣類乾燥機
KR100626472B1 (ko) 세탁 건조기
JPH0240943Y2 (ja)
JP3259474B2 (ja) 衣類乾燥機の糸屑捕集装置
JP2657122B2 (ja) 衣類乾燥機のフィルター装置
KR102423090B1 (ko) 우산 빗물 제거장치
JP3262656B2 (ja) 衣類乾燥機
JPH04220299A (ja) 衣類乾燥機
JP2744079B2 (ja) 衣類乾燥機
JPH0214795Y2 (ja)
JPS63222800A (ja) 乾燥機
JPH0326299A (ja) 衣類乾燥機
JPH08224414A (ja) エアフィルタ及びこのエアフィルを備えた空気調和機
JPS6314887Y2 (ja)