JP2945636B2 - スパイクシューズのスパイク金具取付構造 - Google Patents

スパイクシューズのスパイク金具取付構造

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JP2945636B2
JP2945636B2 JP12920697A JP12920697A JP2945636B2 JP 2945636 B2 JP2945636 B2 JP 2945636B2 JP 12920697 A JP12920697 A JP 12920697A JP 12920697 A JP12920697 A JP 12920697A JP 2945636 B2 JP2945636 B2 JP 2945636B2
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Japan
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spike
spike fitting
fitting
mounting structure
shoe
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、主として野球用
のスパイクシューズにおける、スパイク金具の取付構造
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種のスパイク金具1は、図3に示す
ように、靴底Sに当接する基板部1aと、滑り止め用の
爪部1bとを設けた構成とされており、その取付構造と
して、靴の内側から外側に向けて靴底Sを貫通するリベ
ット2の軸部2aを、スパイク金具1に形成された軸挿
通孔1cに挿し通し、この軸部2aを、図4に示すよう
に金槌等で叩いて折り曲げるようにしたものがある。軸
部2aの余分な長さは、適当な長さに切断した上で使用
に供される。
【0003】このような取付構造では、折り曲げたリベ
ット2の軸部2aでのみスパイク金具1を押さえている
ため、スパイク金具1がゆるみやすいという問題や、前
記切断したリベット2の切り口が鋭利となるため、怪我
をするおそれがあるという問題があった。このため、図
5に示すように、前記靴底Sから突き出したリベット2
の軸部2aを、その先端からスパイク金具1に対して軸
方向に押しつぶし、かしめ部3を設けることによってス
パイク金具1を固定する取付構造が提案されている。こ
の取付構造によると、かしめ部3とスパイク金具1とが
隙間なく密着するので、スパイク金具1の取付精度が向
上するだけでなく、リベット2で怪我をするおそれもな
く安全である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、こうしたス
パイク金具は、その使用に伴い、前記爪部が磨耗してく
るので、靴底から適宜取り外して交換する必要がある
が、こうした場合、前記かしめ部をリベットから切除し
なければ、スパイク金具を靴底から取り外すことができ
ない。
【0005】しかしながら、前述のようにかしめ部とス
パイク金具とが隙間なく密着していると、図5に示すよ
うに、食切りなどでは刃先がかしめ部に引っかからず、
グラインダなどで削り取らなければならないため、取り
換えや修理に手間がかかって不便であるという問題があ
った。
【0006】そこで、この発明の課題は、取付精度や安
全性を損なわず、しかも、スパイク金具の取り換えや修
理がしやすい取付構造を得ることにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】こうした課題を解決する
ため、この発明では、前記かしめ部とスパイク金具との
間に、食切りで切断可能な材質からなる座部を設けたの
である。
【0008】このようなスパイク金具の取付構造におい
ては、前記座部の肉厚分だけかしめ部とスパイク金具と
の間に高低差が生じるので、食切りの刃先でも座部を側
方から容易にはさむことができ、この刃先に力を加える
ことにより、座部ごとかしめ部を切除することができる
ので、スパイク金具の取り換えや修理に手間がかからな
い。
【0009】
【発明の実施の形態】図1および図2に示すスパイク金
具1は、靴底Sを貫通するリベット2により、靴底Sに
対して固定されている。このスパイク金具1は、靴底S
に当接する基板部1aと、滑り止め用の爪部1bとを設
けた構成とされており、基板部1aには、前記リベット
2の軸部2aが挿し通される軸挿通孔1cが設けられて
いる。
【0010】リベット2は、図示のように、靴底Sに設
けられた取付孔S1に対し、靴の内側から外側に向けて
挿し入れられており、靴底Sの底面側に突き出した軸部
2aをスパイク金具1の前記軸挿通孔1cに嵌め入れた
後、その先端からスパイク金具1に対し軸方向に押しつ
ぶしてかしめ部3を形成することにより、スパイク金具
1を固定している。また、リベット2の軸部2aには、
軟鉄製のワッシャからなる座部4が嵌め入れられてお
り、かしめ部3とスパイク金具1との間に適度な肉厚を
保持している。
【0011】このようなスパイク金具の取付構造におい
ては、前記座部4の肉厚により、かしめ部3とスパイク
金具1との間に高低差が生じるので、図示のように食切
りCの刃先で座部4を側方から容易にはさむことがで
き、この刃先に力を加えることにより、かしめ部3を座
部4ごと切除することができる。したがって、靴底Sか
らスパイク金具1を簡単に取り外すことができ、スパイ
ク金具1の取り換えや修理に手間がかからない。
【0012】なお、座部4を構成する材質には、軟鉄以
外に、アルミニウムや樹脂などであってもよい。
【0013】
【発明の効果】以上説明したように、この発明に係るス
パイク金具の取付構造においては、リベットに形成され
たかしめ部を座部ごと簡単に切除することができるの
で、靴底からスパイク金具を簡単に取り外すことがで
き、一般の小売店でもスパイク金具の交換を容易に行う
ことができる。また、工場での修理においても手間がか
からないので、作業性の向上に大きく寄与することとな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係るスパイク金具取付構造を示す一
部破断斜視図
【図2】図1に示すII−II線に沿った断面図
【図3】従来のスパイク金具取付構造を示す一部破断斜
視図
【図4】図3に示すIV−IV線に沿った断面図
【図5】従来の他のスパイク金具取付構造を示す断面図
【符号の説明】
1 スパイク金具 1a 基板部 1b 爪部 1c 軸挿通孔 2 リベット 2a 軸部 3 かしめ部 4 座部 C 食切り S 靴底 S1 取付孔

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 靴の内側から外側に向けて靴底を貫通す
    るリベットの軸部を、スパイク金具に形成された軸挿通
    孔に挿し通し、前記リベットの軸部を、その先端からス
    パイク金具に対し軸方向に押しつぶしてかしめ部を形成
    し、このかしめ部によりスパイク金具を靴底に固定した
    スパイクシューズのスパイク金具取付構造において、前
    記かしめ部とスパイク金具との間に、食切りで切断可能
    な材質からなる座部を設けたことを特徴とするスパイク
    シューズのスパイク金具取付構造。
JP12920697A 1997-05-20 1997-05-20 スパイクシューズのスパイク金具取付構造 Expired - Lifetime JP2945636B2 (ja)

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TW87219181U TW411787U (en) 1997-05-20 1998-11-19 Structure for mounting metallic accessory of shoe nails for track shoes

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JPH10313904A JPH10313904A (ja) 1998-12-02
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JP4625556B2 (ja) * 2000-03-10 2011-02-02 株式会社エスエスケイ 野球用スパイクシューズのクリ−ツ及びその固定方法

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TW411787U (en) 2000-11-11
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