JP2945275B2 - 衛星信号受信アンテナ方向調整用測定装置 - Google Patents

衛星信号受信アンテナ方向調整用測定装置

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JP2945275B2
JP2945275B2 JP6177649A JP17764994A JP2945275B2 JP 2945275 B2 JP2945275 B2 JP 2945275B2 JP 6177649 A JP6177649 A JP 6177649A JP 17764994 A JP17764994 A JP 17764994A JP 2945275 B2 JP2945275 B2 JP 2945275B2
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satellite signal
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太田  実
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    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01QANTENNAS, i.e. RADIO AERIALS
    • H01Q1/00Details of, or arrangements associated with, antennas
    • H01Q1/12Supports; Mounting means
    • H01Q1/125Means for positioning
    • H01Q1/1257Means for positioning using the received signal strength

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  • Circuits Of Receivers In General (AREA)
  • Radio Relay Systems (AREA)
  • Variable-Direction Aerials And Aerial Arrays (AREA)
  • Input Circuits Of Receivers And Coupling Of Receivers And Audio Equipment (AREA)
  • Monitoring And Testing Of Transmission In General (AREA)
  • Testing Electric Properties And Detecting Electric Faults (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば放送衛星や通信
衛星のような静止衛星から送信されている信号の到来方
向に衛星信号受信アンテナを向ける際に使用する衛星信
号受信アンテナ方向調整用測定装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、上記のような衛星信号受信アンテ
ナ方向調整用装置には、例えば実開昭60−52706
号公報に開示されているようなものがある。これは、図
10に示すように衛星信号受信アンテナ2に付属するコ
ンバータ4からの中間周波信号を、方向性結合器6に入
力し、これから取り出した中間周波信号の大部分を衛星
放送受信チューナ8に入力して、テレビジョン受像機1
0によって視聴可能とする。一方、方向結合器6によっ
て取り出した残りの中間周波信号を減衰器12a、12
bで減衰した後、増幅器14で所望のレベルに増幅し、
検波器16で検波した後、直流増幅回路18で増幅し、
指示器20に供給するものである。そして、この指示器
20での指示値が最大になるように、衛星信号受信アン
テナ2の方位角及び仰角を調整する。なお、22は、直
流増幅回路18の利得を調整して、指示器20での感度
を調整するための感度調整器である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記のような
衛星信号受信アンテナ方向調整用装置では、コンバータ
4からの中間周波信号を方向性結合器6によって分岐
し、この分岐した信号を検波している。そのため、分岐
された中間周波信号のレベルが小さく、増幅器14によ
って増幅した後に、検波器16で検波している。従っ
て、検波器16に供給された中間周波信号は、増幅器1
4によって歪を受けたり、ノイズが混入している可能性
があり、正確に中間周波信号のレベルを表すことができ
ず、増幅器を設ける分だけコストアップとなるという問
題点があった。
【0004】本発明は、正確に中間周波信号のレベルを
表すことのできる、かつコストの低減を図れる衛星信号
受信アンテナ方向調整用装置を提供することを目的とす
る。
【0005】また、このような衛星信号受信アンテナ方
向調整用装置では、その入力側、出力側及び分岐側にお
いて、それぞれインピーダンス整合をとる必要がある
が、入力側、出力側及び分岐側それぞれに整合回路を設
けるのが一般的である。このような場合、多数の整合回
路が必要であり、製造が面倒であるばかりでなく、製造
コストも上昇するという問題点がある。本発明は、上記
のような問題点を解決することも目的とする。
【0006】さらに、このような衛星信号受信アンテナ
方向調整用装置では、入力される中間周波信号の周波数
は1GHz帯の超高周波である。従って、このような衛
星信号受信アンテナ方向調整用装置から超高周波の信号
が放射されるのを防止するために、確実にシールドする
必要がある。本発明は、こののような問題点を解決する
ことも目的とする。
【0007】また、このような衛星信号受信アンテナ方
向調整用装置は、衛星信号受信パラボラアンテナの近傍
に配置し、衛星信号受信アンテナ2の仰角及び方位角を
調整する作業員が直接に指示器22の指示値を読み取っ
て調整作業を行うのが効率的である。そのため、小型で
あることが望ましく、さらに手持ちできることが望まし
い。本発明は、このように手持ちした場合にも、手から
離脱しにくい衛星信号受信アンテナ方向調整用装置を提
供することも目的とする。
【0008】他の本発明の目的は、下記の実施例より明
らかになる。
【0009】
【課題を解決するための手段】本第1の発明は、衛星信
号受信アンテナに付属するコンバータと衛星信号受信チ
ューナとの間に介在し、上記衛星信号受信アンテナを衛
星からの信号の到来方向に調整する際に使用するもので
あって、上記衛星からの信号を周波数変換した中間周波
信号が上記コンバータから供給される入力端子と、この
入力端子から上記中間周波信号を受けて2分配する分配
手段と、この分配手段の一方の分配出力が供給され、上
記チューナに接続される出力端子と、上記分配手段の他
方の分配出力が直接に供給されるレベル検出手段と、こ
のレベル検出手段の出力を基準信号と比較する比較手段
と、この比較手段における比較結果に応じて発光状態が
変化する発光素子とを、具備するものである。
【0010】本第2の発明は、第1の発明において、上
記分配手段が、上記入力端子に一端が接続された2つの
マイクロストリップラインを、具備し、これらマイクロ
ストリップラインの相互接続点とアース点との間に、イ
ンピーダンス整合用のコンデンサを設けたものである。
【0011】本第3の発明は、本第1の発明において、
上記分配手段、レベル検出手段及び比較手段が、一方の
面がほぼアース面とされたプリント基板上の他方の面側
に形成され、一方の面が開口したシールドケースの上記
開口に、上記プリント基板が、上記アース面を外方側に
位置させて、上記開口を被蓋する状態に配置され、上記
入力端子、上記出力端子及び上記発光素子と共に上記シ
ールドケースが、絶縁性ケース内に収容されているもの
である。
【0012】本第4の発明は、衛星信号受信アンテナに
付属するコンバータと衛星信号受信チューナとの間に介
在し、上記衛星信号受信アンテナを衛星からの信号の到
来方向に調整する際に使用するものであって、上記衛星
からの信号を周波数変換した中間周波信号が上記コンバ
ータから供給される入力端子と、この入力端子からの中
間周波信号のレベルを測定するレベル測定手段と、この
レベル測定手段におけるレベル測定結果を表示する表示
手段と、上記中間周波信号を上記チューナに供給する出
力端子と、上記入力端子、上記レベル測定手段、上記表
示手段及び上記出力端子が収容されているケースとを、
具備し、該ケースは、概略円柱状に形成され、その長さ
方向に沿って転がり防止用の平面が形成され、この平面
に上記長さ方向に沿って凹凸が形成されているものであ
る。
【0013】
【作用】本第1の発明によれば、コンバータからの中間
周波信号は、分配手段によって2分配され、その一方の
分配出力が、増幅器等を介さずに直接に、レベル検出手
段に供給されている。従って、歪やノイズの影響を受け
ない。
【0014】本第2の発明によれば、分配手段が2つの
マイクロストリップラインで構成されており、その入力
側でのインピーダンスを測定すると誘導性となってい
る。そこで、コンデンサを用いてインピーダンス整合を
とっているが、両マイクロストリップラインの相互接続
点とアース点との間に、コンデンサを設けると、両分配
出力側及び入力側でそれぞれ整合がとれた。
【0015】本第3の発明によれば、分配手段、レベル
検出手段及び比較手段は、一方の面がほぼアース面とさ
れたプリント基板上の他方の面側に形成され、一方の面
が開口したシールドケースの開口に、プリント基板が、
上記アース面を外方側に位置させて、上記開口を被蓋す
る状態に配置してあるので、シールド効果が高い。さら
に、入力端子、出力端子及び発光素子と共にシールドケ
ースが、絶縁性ケース内に収容されているので、益々外
部への超高周波信号の放射が防止できる。
【0016】本第4の発明によれば、入力端子、レベル
測定手段、表示手段及び出力端子がケース内に収容さ
れ、該ケースを、概略円柱状に形成し、その長さ方向に
沿って転がり防止用の平面が形成されているので、転が
りにくく、さらに、この平面に長さ方向に沿って凹凸が
形成されているので、手持ちの状態でも、落下しにくく
なる。
【0017】
【実施例】この実施例の衛星信号受信アンテナ方向調整
用測定装置は、図1に示すように入力端子24を有し、
この入力端子24には、衛星放送または衛星通信受信用
のアンテナ26によって受信された衛星放送または衛星
通信信号を、このアンテナ26に付属するコンバータ2
8によって1GHz帯に周波数変換した中間周波信号が
供給されている。
【0018】この入力端子24は、プリント基板上にマ
イクロストリップラインで形成された2分配器30の入
力側に接続されており、上記中間周波信号は2分配さ
れ、その一方の分配出力は、出力端子31を介して例え
ば衛星放送または衛星通信受信用チューナ32に供給さ
れ、ここで受信復調が行われ、テレビジョン受像機34
に供給される。
【0019】また、他方の分配出力は、直流阻止コンデ
ンサ36、抵抗器38を介してダイオード40a、40
bからなるレベル検出手段40に供給され、レベル検出
が行われる。42は、平滑用のコンデンサである。
【0020】このレベル検出出力は、IC44内に設け
られている比較器44aの反転入力端子に供給されてい
る。46は、レベル検出出力に応じて、比較器44aの
反転入力端子に電圧を発生させるための抵抗器である。
この比較器44aの非反転入力端子には、後述するよう
にして基準電圧が供給されており、比較器44aは、反
転入力端子の電圧(レベル検出出力に比例した電圧)が
基準電圧よりも小さいとき、Hレベルの出力信号を発生
し、反転入力端子の電圧が基準電圧よりも大きいとき、
Lレベルの出力信号を発生する。
【0021】この比較器44aの出力信号は、電流制限
用の並列に接続された抵抗器48a、48b、48cを
介して発光素子、例えばLED50のアノードに接続さ
れており、このLED50のカソードは接地されてい
る。従って、LED50は、比較器44aの反転入力端
子の電圧が基準電圧よりも小さいとき発光し、比較器4
4aの反転入力端子の電圧が基準電圧よりも大きいとき
消灯する。
【0022】上述したチューナ32は、コンバータ28
及び比較器44aを動作させるための直流電圧を同軸ケ
ーブルを介して出力端子31に供給している。出力端子
31に供給された直流電圧は、後述するようにマイクロ
ストリップラインによって構成された2分配器30を介
して入力端子24に供給され、ここからコンバータ28
に供給される。即ち、2分配器30は、直流電源をその
まま直接に入力側へ導通させる通電型として機能する。
【0023】また、出力端子31に供給された直流電圧
は、超高周波阻止用のコイル52を経てIC44の電源
端子に供給されている。さらに、この直流電圧は、抵抗
器54、コンデンサ56、58からなる平滑回路によっ
て平滑された後、一端が接地された可変抵抗器60の他
端に供給されている。この可変抵抗器60の腕から取り
出された直流電圧が抵抗器62、64によって更に分圧
されて、基準電圧として比較器44aの非反転入力端子
に供給されている。従って、可変抵抗器60の腕の位置
を変更することによって基準電圧の値を変化させること
ができ、これによって、この衛星信号受信アンテナ方向
調整用測定装置の感度を調整することができる。なお、
66、68、70、72、74はバイパスコンデンサで
ある。
【0024】このように、この衛星信号受信アンテナ方
向調整用測定装置では、分岐器や方向性結合器を使用せ
ずに、2分配器30を使用している。従って、損失が分
岐器や方向性結合器よりも小さく、大きなレベルの中間
周波信号が各分配出力として得られるので、分配出力を
増幅しないで直接にレベル検出手段40に供給でき、歪
やノイズの影響を受けない。
【0025】図1に示したような回路構成の衛星信号受
信アンテナ方向調整用測定装置における入力端子24及
び出力端子31以外の部分は、図2(a)、(b)に示
すようなプリント基板76上に形成されている。図2
(b)に示すように、プリント基板76の一方の面は、
多くの部分がアース面78とされ、一部にLED50
と、可変抵抗器60が設けられている。残りの電子部品
は、図2(a)に示すように他方の面側に設けられてい
る。
【0026】特に、2分配器30は、プリント基板76
上にパターン30a、30bを形成することによって、
マイクロストリップラインとして構成されている。これ
らパターン30a、30bは、小型化するために、それ
ぞれクランク状とされており、それぞれの長さはλ(入
力端子24に供給される中間周波信号の中心周波数の伝
送波長)/4とされている。これらパターン30a、3
0bの一端は、相互接続され、入力端子24に接続され
る。
【0027】これらパターン30a、30bは、上述し
たように小型化のため、クランク状としているので、そ
の入力側から見たインピーダンスは誘導性となってい
る。この誘導成分を打ち消すためにインピーダンス整合
用コンデンサ80をアースとの間に接続するが、その接
続位置として種々の位置を試した結果、両パターン30
a、30bの相互接続点とアースとの間に接続した場合
が、入力側及び両分配側のいずれにおいても、最もイン
ピーダンスの整合がとれた。なお、コンデンサ80とし
ては、例えば1pFの容量のものを使用した。また、8
2はアイソレーション用の抵抗器である。
【0028】図3は、この衛星信号受信アンテナ方向調
整用測定装置における分配器30の入力リターンロスを
表したもので、コンバータ28から供給される衛星放送
の中間周波信号の周波数帯における最小入力リターンロ
スは約15dBとなり、最大入力リターンロスは約25
dBとなる。これにより入力VSWRは1.5以下とな
る。また、図4は、同じく分配器30の分配出力リター
ンロスを表したもので、衛星放送の中間周波信号の周波
数帯における最小出力リターンロスは約12dBとな
り、最大出力リターンロスは約26dBとなる。これに
より出力VSWRは1.7以下となる。なお、通信衛星
放送の中間周波信号の伝送機器に要求されるVSWRの
望ましい値は1.8以下であり、これから明らかなよう
に、入力インピーダンス及び出力インピーダンス共に、
実用上、問題のない値となっていることが判り、入力側
及び出力側のインピーダンス整合がとれている。
【0029】プリント基板76上に形成された上記の回
路は、図5に示すようにシールドケース84に収容され
ている。このシールドケース84は、その外面形状が倒
立させた概略蒲鉾型のもので、その上面が開口している
ものである。このシールドケースの一方の端面には、入
力端子24が取り付けられ、他方の側面には、出力端子
31が取り付けられている。また、シールドケース84
の両側壁には、プリント基板76を受けるための4つの
突部86が形成されている。
【0030】プリント基板76は、その裏面側の大部分
がアース面である側の面を上方にして、各部品が取り付
けられている回路面側が下方(シールドケース内側)に
なるように、シールドケース84の上部開口から挿入さ
れ、各突部86によって支持される。そして、符号88
で示すプリント基板76の4隅以上のアース部分をシー
ルドケース84に半田付けする。また、入力端子24及
び出力端子31をそれぞれプリント基板76の所定の位
置に半田付けする。
【0031】このように上部の開口しているシールドケ
ース84の開口部にプリント基板76を嵌め、しかもプ
リント基板76の大部分がアース面である面側が外側に
位置するように設け、そのアース面をシールドケース8
4に半田付けしているので、シールド効果が大きくな
る。しかも、アース面側に露出している部品は、LED
50や可変抵抗器60のように、高周波信号ではなく、
直流信号を処理するものであるので、これらが露出して
いても、高周波的には影響がなく、シールド効果にはな
んら問題はない。
【0032】このように各部品が取り付けられたシール
ドケース84は、図6に示すような、絶縁性、例えば合
成樹脂性の外部ケース90内に収容されている。この外
部ケース90は、側面形状が半円状の部分92と、側面
形状が半円の上部をカットした形状の部分94と、これ
ら部分92、94間を、その長さ方向に沿って結合して
いるヒンジ96とを有している。なお、図7に示す98
a、98bは、入力端子24の取付孔、100a、10
0bは、出力端子31の取付孔である。
【0033】そして、シールドケース84の上部が部分
92内に位置するように、かつ、シールドケース84の
下部が部分94内に位置するように、外部ケース90内
にシールドケース84が収容される。
【0034】部分92側には、外部からLED50の点
灯状態を確認できるようにLED位置決め孔102が穿
設されており、さらに部分92側には、外部から可変抵
抗器60を操作できるように、操作孔104が穿設され
ている。図7に示すように、これらの孔102、104
に連ねて、LED50や可変抵抗器60を保護するため
のスリーブ106、108がそれぞれ部分92内に設け
られ、これらの孔102、104にそれぞれLED50
及び可変抵抗器60が挿入されている。
【0035】また、シールドケース84を内部に収容し
た状態で、部分92、94を結合するために、図6及び
図8に示すように、部分94におけるヒンジ96が形成
されている縁部とは反対側の縁部には、その長さ方向に
沿って間隔をおいて爪110が3つ設けられている。こ
れら爪110は、それぞれ部分94とは反対側に突出し
ており、かつ外方を向いている。
【0036】また、図8に示すように、部分92におけ
るヒンジ96とは反対側の縁部よりも内側には、各爪1
10とそれぞれ対応する位置に、これら爪110と係合
する係合孔112が設けられている。
【0037】従って、図6に示すようにシールドケース
84の上部を部分92内に挿入した状態で、矢印で示す
ように部分94を回転させると、各爪110が各係合孔
112にそれぞれ係合し、両部分92、94が結合され
る。この結合状態では、爪110や係合孔112は、部
分92、94の外部には表れていないので、不用意に部
分92、94の結合が外れることはない。また、部分9
2、94を結合した状態では、偏平な面94aを有する
概略円柱状のものに外部ケース90がなる。
【0038】なお、部分92内にシールドケース84の
上部を挿入した際に、部分92からシールドケース84
が離脱しないようにして、組立を容易にするために、図
6に示すように、シールドケース84の両側面には、そ
れぞれ矩形の切欠114、114を形成し、これら切欠
114、114に対応させて、図9に示すように部分9
2の内面には爪116、116が形成されている。従っ
て、シールドケース84の上部を部分92の内部に挿入
したとき、両切欠114、114に爪116、116が
係合し、部分92にシールドケース84を固定できる。
【0039】また、図6に示すように、部分94の偏平
な面94aには、その長さ方向に沿って凹部118が所
定間隔ごとに4つ設けられている。このように部分94
が偏平な面94aを持つものであるので、部分92、9
4を結合した状態において、例えば平面上に外部ケース
90をおいても転がりにくく、また手で持ちやすい。さ
らに、偏平な面94aに凹部118を設けたことによ
り、偏平な面94aには凹凸が形成されているので、手
で持った際に、滑り止めとなる。
【0040】このように構成された衛星信号受信アンテ
ナ方向調整用測定装置を使用する際、衛星信号受信アン
テナ26の近傍に、この衛星信号受信アンテナ方向調整
用測定装置を配置接続し、入力端子24を衛星信号受信
アンテナ26のコンバータ28の出力側に接続し、出力
端子31を同軸ケーブルを介してチューナ32に接続す
る。この状態では、チューナ32からの直流電圧によっ
て比較器44a等が動作し、LED50が発光する。こ
れによって、正しく通電が行われていることがわかる。
また、この直流電圧は入力端子24からコンバータ28
に供給され、コンバータ28を動作させる。
【0041】この状態において、可変抵抗器60を操作
して、感度を上げておき、受信信号レベルが高くなるよ
うにLED50が消灯するように衛星信号受信アンテナ
26の方位角及び仰角を調整する。これによって、大ま
かに衛星信号受信アンテナ26を例えば放送衛星の方向
に向けることができる。そして、可変抵抗器60を操作
して、感度を下げて、再びLED50を発光させ、この
状態から再びLED50が消灯するように衛星信号受信
アンテナ26の方位角及び仰角を微調整し、正しい受信
信号となる最良の状態で受信できるようにする。
【0042】このような作業を行っている際、衛星信号
受信アンテナ方向調整用測定装置を一時的に屋上等にお
いても、偏平な面94aの作用により、衛星信号受信ア
ンテナ方向調整用測定装置が勝手に転がることはない。
また、このような作業を行う際に、衛星信号受信アンテ
ナ方向調整用測定装置を手で持っていても、偏平な面9
4aに設けた凹凸が滑り止めとなり、衛星信号受信アン
テナ方向調整用測定装置が手から抜け落ちることはな
い。調整が終了すると、衛星信号受信アンテナ方向調整
用測定装置を取り除き、同軸ケーブルを介してコンバー
タ28をチューナ32に直接に接続する。
【0043】上記の実施例では、分配器30を使用した
が、分岐器を使用することもできる。その場合、分岐出
力がレベル検出手段40に供給され、通常の出力が出力
端子30に供給される。また、レベル検出手段40と比
較器44aとでレベル測定手段を構成しているが、レベ
ル検出手段40のレベル検出出力を増幅器で増幅するよ
うな構成としてもよい。その場合、表示手段としてLE
D50を使用することもできるし、或いはメーターを使
用することもできる。
【0044】
【発明の効果】以上のように、請求項1記載の発明によ
れば、コンバータからの中間周波信号を、分配手段によ
って2分配し、その一方の分配出力を増幅器等を介さず
に直接にレベル検出手段に供給している。従って、分配
出力は、分岐出力よりも損失が少ないので、充分なレベ
ルを有しており、増幅器等で増幅せずにレベル検出手段
に供給しても、レベル検出手段は、衛星信号受信アンテ
ナの方向調整に充分なレベルを有するものとなる。この
ように増幅器等を介さずにレベル検出手段に2分配手段
の分配出力を供給しているので、レベル検出手段の検出
出力は、歪やノイズの影響を受けず、正確なレベル測定
が行える。また、増幅器等が不要であるので、コストを
削減できる。
【0045】請求項2記載の発明によれば、分配手段が
2つのマイクロストリップラインで構成されており、そ
の入力側でのインピーダンスを測定すると誘導性となっ
ている。そこで、コンデンサを用いてインピーダンス整
合をとっているが、両マイクロストリップラインの相互
接続点とアース点との間に、コンデンサを設けると、両
分配出力側及び入力側でそれぞれ整合がとれた。従っ
て、1つのコンデンサのみで入力側及び両分配側でそれ
ぞれインピーダンス整合をとることができるので、回路
構成を簡略化することができ、益々製造コストを低減さ
せることができる。
【0046】請求項3記載の発明によれば、分配手段、
レベル検出手段及び比較手段は、一方の面がほぼアース
面とされたプリント基板の他方の面側に形成され、一方
の面が開口したシールドケースの開口に、プリント基板
が、アース面を外方側に位置させて、開口を被蓋する状
態に配置してある。従って、プリント基板のアース面も
シールドケースと協働してシールドするので、シールド
効果が高い。さらに、入力端子、出力端子及び発光素子
と共にシールドケースが、絶縁性ケース内に収容されて
いるので、絶縁性ケースから超高周波信号である中間周
波信号が放射されるのを、益々防止することができる。
【0047】請求項4記載の発明によれば、入力端子、
レベル測定手段、表示手段及び出力端子をケース内に収
容し、該ケースを、概略円柱状に形成し、その長さ方向
に沿って転がり防止用の平面を形成しているので、ころ
がりにくく、さらに、この平面に長さ方向に沿って凹凸
が形成されているので、手持ちの状態でも、落下しにく
くなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による衛星信号受信アンテナ方向調整用
測定装置の1実施例の回路図である。
【図2】同実施例の回路が構成されているプリント基板
の表面及び裏面を示す図である。
【図3】同実施例の入力リターンロス対周波数特性図で
ある。
【図4】同実施例の出力リターンロス対周波数特性図で
ある。
【図5】同実施例におけるプリント基板のシールドケー
スへの組立状態を示す図である。
【図6】同実施例におけるシールドケースの外部ケース
への組立状態を示す図である。
【図7】同実施例における外部ケースを開いた状態を示
す図である。
【図8】図7のA−A線に沿う断面図である。
【図9】図7のB−B線に沿う断面図である。
【図10】従来の衛星信号受信アンテナ方向調整用測定
装置の回路図である。
【符号の説明】
24 入力端子 26 衛星信号受信アンテナ 28 コンバータ 30 分配手段 30a 30b マイクロストリップライン 31 出力端子 40 レベル検出手段(レベル測定手段) 44a 比較器(比較手段 レベル測定手段) 50 LED(発光素子 表示手段) 76 プリント基板 78 アース面 84 シールドケース 90 外部ケース(ケース) 118 凹部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H04B 1/06 G01R 29/08 H01P 5/19 H01Q 3/02 H04B 7/155

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 衛星信号受信アンテナに付属するコンバ
    ータと衛星信号受信チューナとの間に介在し、上記衛星
    信号受信アンテナを衛星からの信号の到来方向に調整す
    る際に使用するものであって、 上記衛星からの信号を周波数変換した中間周波信号が上
    記コンバータから供給される入力端子と、 この入力端子から上記中間周波信号を受けて2分配する
    分配手段と、 この分配手段の一方の分配出力が供給され、上記チュー
    ナに接続されかつ上記チューナから直流電圧が供給され
    る出力端子と、 上記分配手段の他方の分配出力が直接に供給され、レベ
    ル検出出力を生成するレベル検出手段と、 上記出力端子に供給された直流電圧によって動作し、上
    記レベル検出手段のレベル検出出力に比例した電圧を、
    変化可能な基準電圧と比較する比較手段と、 この比較手段における比較結果に応じて発光状態が変化
    する1つの発光素子とを、 具備する衛星信号受信アンテナ方向調整用測定装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の衛星信号受信アンテナ方
    向調整用測定装置において、上記分配手段が、上記入力
    端子に一端がそれぞれ接続された2つのマイクロストリ
    ップラインを、具備し、これらマイクロストリップライ
    ンの相互接続点とアース点との間に、インピーダンス整
    合用のコンデンサを設けた衛星信号受信アンテナ方向調
    整用測定装置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の衛星信号受信アンテナ方
    向調整用測定装置において、上記分配手段、レベル検出
    手段及び比較手段が、一方の面がほぼアース面とされた
    プリント基板上の他方の面側に形成され、一方の面が開
    口したシールドケースの上記開口に、上記プリント基板
    が、上記アース面を外方側に位置させて、上記開口を被
    蓋する状態に配置され、上記入力端子、上記出力端子及
    び上記発光素子と共に上記シールドケースが、絶縁性ケ
    ース内に収容されている衛星信号受信アンテナ方向調整
    用測定装置。
  4. 【請求項4】 衛星信号受信アンテナに付属するコンバ
    ータと衛星信号受信チューナとの間に介在し、上記衛星
    信号受信アンテナを衛星からの信号の到来方向に調整す
    る際に使用するものであって、 上記衛星からの信号を周波数変換した中間周波信号が上
    記コンバータから供給される入力端子と、 この入力端子からの中間周波信号のレベルを測定するレ
    ベル測定手段と、 このレベル測定手段におけるレベル測定結果を表示する
    表示手段と、 上記中間周波信号を上記チューナに供給する出力端子
    と、 上記入力端子、上記レベル測定手段、上記表示手段及び
    上記出力端子が収容されているケースとを、具備し、該
    ケースは、概略円柱状に形成され、その長さ方向に沿っ
    て転がり防止用の平面が形成され、この平面に上記長さ
    方向に沿って凹凸が形成されていることを特徴とする衛
    星信号受信アンテナ方向調整用測定装置。
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