JP2944579B2 - バーナタイルレスガスバーナ - Google Patents
バーナタイルレスガスバーナInfo
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- JP2944579B2 JP2944579B2 JP15842097A JP15842097A JP2944579B2 JP 2944579 B2 JP2944579 B2 JP 2944579B2 JP 15842097 A JP15842097 A JP 15842097A JP 15842097 A JP15842097 A JP 15842097A JP 2944579 B2 JP2944579 B2 JP 2944579B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- combustion air
- supply pipe
- burner
- gas
- air supply
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- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Pre-Mixing And Non-Premixing Gas Burner (AREA)
- Combustion Of Fluid Fuel (AREA)
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明はバーナタイルレスガ
スバーナ、すなわちバーナタイルを使用しないガスバー
ナに関するものである。
スバーナ、すなわちバーナタイルを使用しないガスバー
ナに関するものである。
【０００２】
【従来の技術と発明が解決しようとする課題】従来、ガ
スバーナは、燃焼の安定化を維持する目的でバーナタイ
ルを有している。しかしながら、前記バーナタイルは耐
火物構造であるため重く、バーナの炉壁への取り付け、
破損時の取り外し等メンテナンスに時間がかかるばかり
か取扱いに注意を必要としていた。また、燃焼時、バー
ナタイルの温度が高くなり、伝熱によりバーナ廻りが高
温となって放熱ロスが大きくなるばかりか、作業員が火
傷する危険性を有する。さらに、従来のバーナにおい
て、燃焼用空気を螺旋回転させて供給するには旋回羽根
を燃焼用空気供給管に取り付けて旋回流を形成させてい
たが、この旋回羽根の取り付けは非常に面倒で生産性が
悪いという問題点を有する。さらにまた、ガスバーナは
使用目的に応じて火炎噴流速度が、高速、中速、低速の
ものが要求されるが、従来のガスバーナにあっては各種
のガスバーナを用意する必要がありコストアップの原因
になるとともに、ターンダウン時に火炎が吹き消えしや
すいという問題を有していた。
スバーナは、燃焼の安定化を維持する目的でバーナタイ
ルを有している。しかしながら、前記バーナタイルは耐
火物構造であるため重く、バーナの炉壁への取り付け、
破損時の取り外し等メンテナンスに時間がかかるばかり
か取扱いに注意を必要としていた。また、燃焼時、バー
ナタイルの温度が高くなり、伝熱によりバーナ廻りが高
温となって放熱ロスが大きくなるばかりか、作業員が火
傷する危険性を有する。さらに、従来のバーナにおい
て、燃焼用空気を螺旋回転させて供給するには旋回羽根
を燃焼用空気供給管に取り付けて旋回流を形成させてい
たが、この旋回羽根の取り付けは非常に面倒で生産性が
悪いという問題点を有する。さらにまた、ガスバーナは
使用目的に応じて火炎噴流速度が、高速、中速、低速の
ものが要求されるが、従来のガスバーナにあっては各種
のガスバーナを用意する必要がありコストアップの原因
になるとともに、ターンダウン時に火炎が吹き消えしや
すいという問題を有していた。
【０００３】したがって、本発明は、前記課題を解決す
るために、バーナタイルを使うことなく燃焼の安定化を
確保し、また、旋回羽根を使用することなく旋回流を形
成し、さらに部品を取り換えることにより高速、中速、
低速のガスバーナとすることのできるとともに、ターン
ダウンによりガス供給量を減少させても安定した保炎効
果を有するバーナタイルレスガスバーナを提供すること
を目的とする。
るために、バーナタイルを使うことなく燃焼の安定化を
確保し、また、旋回羽根を使用することなく旋回流を形
成し、さらに部品を取り換えることにより高速、中速、
低速のガスバーナとすることのできるとともに、ターン
ダウンによりガス供給量を減少させても安定した保炎効
果を有するバーナタイルレスガスバーナを提供すること
を目的とする。
【０００４】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記目的を達
成するために、燃焼用空気を接線方向に供給する燃焼用
空気供給口を後部に備えた内面円形の燃焼用空気供給管
と、該燃焼用空気供給管の中心に配設し、先端に直進用
ガス噴出孔および先端近傍の外周面に放射状ガス噴出孔
をそれぞれ複数個有する燃料ガス供給管と、該燃料ガス
供給管に直角に取り付けられる第１フランジ部と該フラ
ンジ部の外周部から前記燃料ガス供給管と所定間隔をも
って前方に突出する筒部と該筒部先端に直角に設けた第
２フランジ部とからなり、前記第１，第２フランジ部に
は燃焼用空気供給管と平行な複数の貫通孔を有し、前記
第２フランジ部が前記放射状ガス噴出孔とほぼ同一レベ
ルに位置するように取り付けられるスタビライザと、該
スタビライザの前方に突出して設けた点火プラグと、前
記燃焼用空気供給管の先端部に交換可能に取り付けられ
前記スタビライザの径より大なる内径のコンバスタと、
から構成したものである。
成するために、燃焼用空気を接線方向に供給する燃焼用
空気供給口を後部に備えた内面円形の燃焼用空気供給管
と、該燃焼用空気供給管の中心に配設し、先端に直進用
ガス噴出孔および先端近傍の外周面に放射状ガス噴出孔
をそれぞれ複数個有する燃料ガス供給管と、該燃料ガス
供給管に直角に取り付けられる第１フランジ部と該フラ
ンジ部の外周部から前記燃料ガス供給管と所定間隔をも
って前方に突出する筒部と該筒部先端に直角に設けた第
２フランジ部とからなり、前記第１，第２フランジ部に
は燃焼用空気供給管と平行な複数の貫通孔を有し、前記
第２フランジ部が前記放射状ガス噴出孔とほぼ同一レベ
ルに位置するように取り付けられるスタビライザと、該
スタビライザの前方に突出して設けた点火プラグと、前
記燃焼用空気供給管の先端部に交換可能に取り付けられ
前記スタビライザの径より大なる内径のコンバスタと、
から構成したものである。
【０００５】
【発明の実施の形態】つぎに、本発明の実施の形態を図
にしたがって説明する。本発明にかかるバーナタイルレ
スガスバーナＡは、大略、燃焼用空気供給管１と、該燃
焼用空気供給管１内に配設される燃料ガス供給管５と、
スタビライザ（保炎板）１０と、点火プラグ１２と、前
記燃焼用空気供給管１の先端に交換可能に取り付けられ
るコンバスタ（燃焼筒）１５とから構成される。
にしたがって説明する。本発明にかかるバーナタイルレ
スガスバーナＡは、大略、燃焼用空気供給管１と、該燃
焼用空気供給管１内に配設される燃料ガス供給管５と、
スタビライザ（保炎板）１０と、点火プラグ１２と、前
記燃焼用空気供給管１の先端に交換可能に取り付けられ
るコンバスタ（燃焼筒）１５とから構成される。
【０００６】前記燃焼用空気供給管１は内面が円形の供
給路２を有し、後端部をフェイスプレート１ａにより閉
鎖され、かつ、図２に示すように供給路２の接線方向に
開口する燃焼用空気供給口３を有する。
給路２を有し、後端部をフェイスプレート１ａにより閉
鎖され、かつ、図２に示すように供給路２の接線方向に
開口する燃焼用空気供給口３を有する。
【０００７】前記燃料ガス供給管５は前記燃焼用空気供
給管１の中心に配設されたもので、図３，図４に示すよ
うに、先端面には直進用ガス噴出孔６が同一円周上に複
数個設けてあり、また、この直進用ガス噴出孔６より若
干後方（炉外側）の外周面には複数の放射状ガス噴出孔
７が設けられている。なお、燃料ガス供給管５の後端
は、リミッティングオリフィス８を介して前記フェイス
プレート１ａに設けた燃料ガス供給口９に接続してい
る。
給管１の中心に配設されたもので、図３，図４に示すよ
うに、先端面には直進用ガス噴出孔６が同一円周上に複
数個設けてあり、また、この直進用ガス噴出孔６より若
干後方（炉外側）の外周面には複数の放射状ガス噴出孔
７が設けられている。なお、燃料ガス供給管５の後端
は、リミッティングオリフィス８を介して前記フェイス
プレート１ａに設けた燃料ガス供給口９に接続してい
る。
【０００８】前記スタビライザ１０は、図３，図４に示
すように、前記燃料ガス供給管５に直角に取り付けられ
る第１フランジ部１０ａと、該フランジ部１０ａの外周
部から前記燃料ガス供給管５と所定間隔をもって前方に
突出する筒部１０ｂと、該筒部１０ｂの先端に直角に設
けた第２フランジ部１０ｃとからなり、第１，第２フラ
ンジ部１０ａ，１０ｂには前記燃焼用空気供給管１と平
行な複数の貫通孔１１が設けられている。そして、前記
第２フランジ部１０ｃが前記放射状ガス噴出孔７とほぼ
同一レベルに位置するように燃料ガス供給管５に取り付
けられ、燃料ガス供給管５と第１フランジ部１０ａと筒
部１０ｂとで空洞部Ｒを構成する。
すように、前記燃料ガス供給管５に直角に取り付けられ
る第１フランジ部１０ａと、該フランジ部１０ａの外周
部から前記燃料ガス供給管５と所定間隔をもって前方に
突出する筒部１０ｂと、該筒部１０ｂの先端に直角に設
けた第２フランジ部１０ｃとからなり、第１，第２フラ
ンジ部１０ａ，１０ｂには前記燃焼用空気供給管１と平
行な複数の貫通孔１１が設けられている。そして、前記
第２フランジ部１０ｃが前記放射状ガス噴出孔７とほぼ
同一レベルに位置するように燃料ガス供給管５に取り付
けられ、燃料ガス供給管５と第１フランジ部１０ａと筒
部１０ｂとで空洞部Ｒを構成する。
【０００９】前記点火プラグ１２は、後端を前記フェイ
スプレート１ａから外方に貫通し、先端を前記スタビラ
イザ１０で保持取り付けたもので、プラグ先端部１３は
スタビライザ１０の前方（炉内側）に若干突出してい
る。
スプレート１ａから外方に貫通し、先端を前記スタビラ
イザ１０で保持取り付けたもので、プラグ先端部１３は
スタビライザ１０の前方（炉内側）に若干突出してい
る。
【００１０】前記コンバスタ１５は、前記燃焼用空気供
給管１の先端に図示しないパッキングを介してチャック
ナット１７により交換可能に取り付けたものである。な
お、このコンバスタ１５の形状は、図１に示すように、
先端の噴出口１６の絞り度の大きな高速用、やや絞り度
の少ない中速用（図５）あるいは絞り度の少ない低速用
（図６）等のように必要とする火炎噴流速度に応じて選
択し、また、その材質も低炉温（炉温８５０℃まで）に
は耐熱金属製、高炉温（炉温８５０〜１２５０℃まで）
にはセラミック製を使用するようになっている。そし
て、コンバスタ１５の内周面と前記スタビライザ１０の
外周との間には、後述する燃焼用空気の旋回流が通過す
る間隔αを有する。
給管１の先端に図示しないパッキングを介してチャック
ナット１７により交換可能に取り付けたものである。な
お、このコンバスタ１５の形状は、図１に示すように、
先端の噴出口１６の絞り度の大きな高速用、やや絞り度
の少ない中速用（図５）あるいは絞り度の少ない低速用
（図６）等のように必要とする火炎噴流速度に応じて選
択し、また、その材質も低炉温（炉温８５０℃まで）に
は耐熱金属製、高炉温（炉温８５０〜１２５０℃まで）
にはセラミック製を使用するようになっている。そし
て、コンバスタ１５の内周面と前記スタビライザ１０の
外周との間には、後述する燃焼用空気の旋回流が通過す
る間隔αを有する。
【００１１】前記構成からなるガスバーナは、たとえば
高速用コンバスタ１５を燃焼用空気供給管１の先端にチ
ャックナット１７により取り付け、このバーナを炉壁Ｔ
に設けたバーナ取付用貫通口Ｂ内に挿入し、フランジ部
４を炉壁Ｔに図示しない取付ボルト等で取り付ける。そ
して、燃焼用空気を燃焼用空気供給口３から供給する
と、燃焼用空気は供給路２に対し接線方向に供給される
ため、図１に示すように、供給路２内で旋回流となって
前進し、この燃焼用空気の一部はスタビライザ１０の外
方（間隔α）を通過して旋回流状態で前進し、他はスタ
ビライザ１０の第１，第２フランジ部１０ａ，１０ｃで
一旦阻止され複数の貫通孔１１を通過して直進する。し
たがって、スタビライザ１０の第２フランジ部１０ｃ前
方（炉内側）および空洞部Ｒには渦流が発生して負圧部
が形成される。
高速用コンバスタ１５を燃焼用空気供給管１の先端にチ
ャックナット１７により取り付け、このバーナを炉壁Ｔ
に設けたバーナ取付用貫通口Ｂ内に挿入し、フランジ部
４を炉壁Ｔに図示しない取付ボルト等で取り付ける。そ
して、燃焼用空気を燃焼用空気供給口３から供給する
と、燃焼用空気は供給路２に対し接線方向に供給される
ため、図１に示すように、供給路２内で旋回流となって
前進し、この燃焼用空気の一部はスタビライザ１０の外
方（間隔α）を通過して旋回流状態で前進し、他はスタ
ビライザ１０の第１，第２フランジ部１０ａ，１０ｃで
一旦阻止され複数の貫通孔１１を通過して直進する。し
たがって、スタビライザ１０の第２フランジ部１０ｃ前
方（炉内側）および空洞部Ｒには渦流が発生して負圧部
が形成される。
【００１２】一方、燃料ガス供給口９から供給された燃
料ガスは、リミッティングオリフィス８で圧力調整され
たのち、その一部は燃料ガス供給管５の先端面に設けた
直進用ガス噴出孔６からコンバスタ１５内へ直進的に噴
出し、他は放射状ガス噴出孔７からスタビライザ１０の
前記負圧部へ噴出する。この放射状ガス噴出孔７から噴
出した燃料ガスは、前述した前記スタビライザ１０の負
圧部に生じた渦流によって燃焼用空気と十分混合され
る。また、直進用ガス噴出孔６から噴出した燃料ガス
は、前記燃焼用空気の旋回流と直進流とによりコンバス
タ１５内部で十分混合される。この状態において、点火
プラグ１２を操作することによりプラグ先端部１３に火
種を形成することによりバーナを点火する。そして、コ
ンバスタ１５の内部で燃焼した火炎は噴出孔１６から炉
内へ高速で噴出される。このとき、前記コンバスタ１５
は前述の燃焼火炎により加熱されるが、コンバスタ１５
の内周面には前記燃焼用空気の旋回流が存在するため温
度を低く抑えることができる。
料ガスは、リミッティングオリフィス８で圧力調整され
たのち、その一部は燃料ガス供給管５の先端面に設けた
直進用ガス噴出孔６からコンバスタ１５内へ直進的に噴
出し、他は放射状ガス噴出孔７からスタビライザ１０の
前記負圧部へ噴出する。この放射状ガス噴出孔７から噴
出した燃料ガスは、前述した前記スタビライザ１０の負
圧部に生じた渦流によって燃焼用空気と十分混合され
る。また、直進用ガス噴出孔６から噴出した燃料ガス
は、前記燃焼用空気の旋回流と直進流とによりコンバス
タ１５内部で十分混合される。この状態において、点火
プラグ１２を操作することによりプラグ先端部１３に火
種を形成することによりバーナを点火する。そして、コ
ンバスタ１５の内部で燃焼した火炎は噴出孔１６から炉
内へ高速で噴出される。このとき、前記コンバスタ１５
は前述の燃焼火炎により加熱されるが、コンバスタ１５
の内周面には前記燃焼用空気の旋回流が存在するため温
度を低く抑えることができる。
【００１３】さらに、前記スタビライザ１０の第１フラ
ンジ部１０ａの前面部近傍および空洞部Ｒには貫通孔１
１からの燃焼用空気によって常に負圧部が形成されるた
め、放射状噴出孔７からの燃料ガスによりパイロット火
炎が確実に形成されることとなる。そして、いま、ター
ンダウンにより燃料ガス供給量が減少すると（燃焼用空
気供給量は一定）、放射状ガス噴出孔７からの噴出圧が
小さくなるが、放射状ガス噴出孔７は負圧部となった空
洞部Ｒに近接しているため、放射状ガス噴出孔７からの
燃料ガスはこの空洞部Ｒに吸引されて混合ガスとなるた
め吹消えることなく保炎されることとなる。なお、前記
実施の形態においては、コンバスタ１５は噴出孔１６の
絞り量が大きい高速用としたが、この場合には、火炎の
高速噴流により炉内排ガスを巻き込み低ＮＯｘ燃焼とす
ることができる。
ンジ部１０ａの前面部近傍および空洞部Ｒには貫通孔１
１からの燃焼用空気によって常に負圧部が形成されるた
め、放射状噴出孔７からの燃料ガスによりパイロット火
炎が確実に形成されることとなる。そして、いま、ター
ンダウンにより燃料ガス供給量が減少すると（燃焼用空
気供給量は一定）、放射状ガス噴出孔７からの噴出圧が
小さくなるが、放射状ガス噴出孔７は負圧部となった空
洞部Ｒに近接しているため、放射状ガス噴出孔７からの
燃料ガスはこの空洞部Ｒに吸引されて混合ガスとなるた
め吹消えることなく保炎されることとなる。なお、前記
実施の形態においては、コンバスタ１５は噴出孔１６の
絞り量が大きい高速用としたが、この場合には、火炎の
高速噴流により炉内排ガスを巻き込み低ＮＯｘ燃焼とす
ることができる。
【００１４】そして、高速用バーナから中速用あるいは
低速用バーナへの切換えは、前記コンバスタ１５を取替
えることにより行なうものである。また、還元燃焼から
過剰空気燃焼への変更は、還元燃焼では燃焼用空気と燃
料ガスとを急速混合させることが必要であることから、
燃料ガスの供給を一定とした状態で燃焼用空気の供給を
減少させ、一方、過剰空気燃焼では、燃焼用空気と燃料
ガスとを緩慢混合させることが必要であることから、燃
焼用空気の供給を一定とした状態で燃料ガスの供給を減
少させることによって行なうものである。
低速用バーナへの切換えは、前記コンバスタ１５を取替
えることにより行なうものである。また、還元燃焼から
過剰空気燃焼への変更は、還元燃焼では燃焼用空気と燃
料ガスとを急速混合させることが必要であることから、
燃料ガスの供給を一定とした状態で燃焼用空気の供給を
減少させ、一方、過剰空気燃焼では、燃焼用空気と燃料
ガスとを緩慢混合させることが必要であることから、燃
焼用空気の供給を一定とした状態で燃料ガスの供給を減
少させることによって行なうものである。
【００１５】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、本発明に
かかるガスバーナによれば、燃焼用空気を旋回流と直進
流にするとともに燃料ガスを放射状と直進状とするた
め、ターンダウンしてもスタビライザの空洞部で保炎機
能が確実に確保できるとともに、コンバスタを使用する
ため、構造が簡単で軽量であり、しかも、炉壁への取り
付け、取り外しが容易である。また、燃焼用空気を旋回
流とするために、従来の旋回羽根に代えて空気供給口の
位置を変更することにより行なうため構造がさらに簡単
である。さらに、コンバスタは交換可能であるため、必
要に応じて火炎速度を変更することができ、火炎速度に
対応したバーナを用意する必要がないため安価である。
しかも、コンバスタの内周面は燃焼用空気の旋回流に接
して冷却されるため、その寿命を長くすることができ
る。さらにまた、前述のように、コンバスタの温度が低
く抑えられるとともに、バーナノズル部が炉内側にあ
り、炉内側で燃焼が行なわれるため、バーナ本体の温度
が低温となり、バーナ本体からの放熱ロスが少なく、省
エネルギー、作業環境の改善を図ることができるという
効果を奏する。
かかるガスバーナによれば、燃焼用空気を旋回流と直進
流にするとともに燃料ガスを放射状と直進状とするた
め、ターンダウンしてもスタビライザの空洞部で保炎機
能が確実に確保できるとともに、コンバスタを使用する
ため、構造が簡単で軽量であり、しかも、炉壁への取り
付け、取り外しが容易である。また、燃焼用空気を旋回
流とするために、従来の旋回羽根に代えて空気供給口の
位置を変更することにより行なうため構造がさらに簡単
である。さらに、コンバスタは交換可能であるため、必
要に応じて火炎速度を変更することができ、火炎速度に
対応したバーナを用意する必要がないため安価である。
しかも、コンバスタの内周面は燃焼用空気の旋回流に接
して冷却されるため、その寿命を長くすることができ
る。さらにまた、前述のように、コンバスタの温度が低
く抑えられるとともに、バーナノズル部が炉内側にあ
り、炉内側で燃焼が行なわれるため、バーナ本体の温度
が低温となり、バーナ本体からの放熱ロスが少なく、省
エネルギー、作業環境の改善を図ることができるという
効果を奏する。
【図１】 本発明にかかるバーナタイルレスガスバーナ
の断面図。
の断面図。
【図２】 図１の要部のみのII−II線断面図。
【図３】 図１の要部に関する拡大断面図。
【図４】 図３のIV−IV線断面図。
【図５】 中速用コンバスタの断面図。
【図６】 低速用コンバスタの断面図。
Ａ…バーナタイルレスガスバーナ、Ｂ…バーナ取付孔、
Ｒ…空洞部、Ｔ…炉壁、１…燃焼用空気供給管、２…供
給路、３…供給口、５…燃料ガス供給管、６，７…ガス
噴出孔、１０…スタビライザ、１０ａ…第１フランジ
部、１０ｂ…筒部、１０ｃ…第２フランジ部、１１…貫
通孔、１２…点火プラグ、１５…コンバスタ、１６…噴
出口、１７…チャックナット。
Ｒ…空洞部、Ｔ…炉壁、１…燃焼用空気供給管、２…供
給路、３…供給口、５…燃料ガス供給管、６，７…ガス
噴出孔、１０…スタビライザ、１０ａ…第１フランジ
部、１０ｂ…筒部、１０ｃ…第２フランジ部、１１…貫
通孔、１２…点火プラグ、１５…コンバスタ、１６…噴
出口、１７…チャックナット。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平10−185127（ＪＰ，Ａ) 特開 平９−310819（ＪＰ，Ａ) 特開 平７−19427（ＪＰ，Ａ) (58)調査した分野(Int.Cl.6，ＤＢ名) F23D 14/24 F23C 7/02 301 F23D 14/22
Claims (1)
- 【請求項１】 燃焼用空気を接線方向に供給する燃焼用
空気供給口を後部に備えた内面円形の燃焼用空気供給管
と、該燃焼用空気供給管の中心に配設し、先端に直進用
ガス噴出孔および先端近傍の外周面に放射状ガス噴出孔
をそれぞれ複数個有する燃料ガス供給管と、該燃料ガス
供給管に直角に取り付けられる第１フランジ部と該フラ
ンジ部の外周部から前記燃料ガス供給管と所定間隔をも
って前方に突出する筒部と該筒部先端に直角に設けた第
２フランジ部とからなり、前記第１，第２フランジ部に
は燃焼用空気供給管と平行な複数の貫通孔を有し、前記
第２フランジ部が前記放射状ガス噴出孔とほぼ同一レベ
ルに位置するように取り付けられるスタビライザと、該
スタビライザの前方に突出して設けた点火プラグと、前
記燃焼用空気供給管の先端部に交換可能に取り付けられ
前記スタビライザの径より大なる内径のコンバスタと、
から構成したことを特徴とするバーナタイルレスガスバ
ーナ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15842097A JP2944579B2 (ja) | 1997-06-16 | 1997-06-16 | バーナタイルレスガスバーナ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15842097A JP2944579B2 (ja) | 1997-06-16 | 1997-06-16 | バーナタイルレスガスバーナ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH116606A JPH116606A (ja) | 1999-01-12 |
| JP2944579B2 true JP2944579B2 (ja) | 1999-09-06 |
Family
ID=15671375
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP15842097A Expired - Lifetime JP2944579B2 (ja) | 1997-06-16 | 1997-06-16 | バーナタイルレスガスバーナ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2944579B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR20230169254A (ko) | 2021-08-26 | 2023-12-15 | 쥬가이로 고교 가부시키가이샤 | 연료가스노즐 및 이것을 구비한 가스 버너 |
Families Citing this family (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP4511895B2 (ja) * | 2004-07-30 | 2010-07-28 | パロマ工業株式会社 | 温度センサ付きガスコンロ |
| JP5442986B2 (ja) * | 2008-12-04 | 2014-03-19 | ▲ふく▼楊 久慶 | 水素・酸素混合ガス燃焼バーナ |
| CN103015358B (zh) * | 2011-09-23 | 2016-05-04 | 金朝晖 | 用于除冰雪的燃气发生器和相应的除冰雪设备 |
| WO2017056318A1 (ja) * | 2015-10-02 | 2017-04-06 | 大阪瓦斯株式会社 | 蓄熱式バーナ及び金属加熱炉 |
| CN107781814A (zh) * | 2016-08-30 | 2018-03-09 | 天津征鑫热能设备制造有限公司 | 新型节能的烧嘴 |
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1997
- 1997-06-16 JP JP15842097A patent/JP2944579B2/ja not_active Expired - Lifetime
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